説明

整流板を備えた船舶

【課題】推進性能を向上させる。
【解決手段】船尾ボス2近傍の左右各舷の船体外面でプロペラ6の回転中心位置からプロペラ半径長の凡そ0.7倍上方の位置に至るまでの高さ範囲内に、整流板7Aの、7Bの前寄り部b1、b2をキール7kと略平行に固定された船舶であって、プロペラ6の前進回転方向の反対方向の上昇側に対応した一側の舷の整流板7Bの後端部a2を凡そ30度〜40度程度の前後傾斜角θ2となる後上がり状に屈曲すると共に、前記反対方向の下降側に対応した他側の舷の整流板7Aの後端部a1を凡そ0度〜10度程度の前後傾斜角θ1となる後下がり状に屈曲したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は推進性能を向上させる整流板を備えた船舶に関する。
【背景技術】
【0002】
図5は特許文献1に開示されている従来の船舶の船尾部の側面図である。
この図中、1はスターンフレームであり、2は船尾ボスであってスターンフレーム1と同体状に形成され、これの前後向き孔に貫挿されたシャフト3を回転可能に支持している。
【0003】
4はスターンフレーム1の後側に形成された舵受け部で、舵板5を揺動可能に支持している。6はプロペラでシャフト3の後端に固定されている。
シャフト3の前端は図示しない主機と連結されている。
【0004】
船尾ボス2近傍の左右各舷の船体外面には一対の整流板7A、7Bが固定されている。
これら一対の整流板7A、7Bのそれぞれにおいて、後端部a1、a2を除いた前寄り部b1、b2は船の長さ方向および巾方向の何れもキールkと平行になされ左右対象に装着されている。
【0005】
そして、これら一対の整流板7A、7Bのそれぞれの後端部a1、a2はプロペラ6の前進回転方向の反対方向へ向けて屈曲されている。
即ち、右舷側の整流板7Bの後端部a2は後上がり状に屈曲され、左舷側の整流板7Aの後端部a1は後下がり状に屈曲されており、しかも、右舷側の整流板7Bの後端部a2の後上がり状の前後傾斜角θ2と、左舷側の整流板7Aの後端部a1の後下がり状の前後傾斜角θ1とは同一大きさとなされている。
【0006】
このように構成されているので、船内に設置された主機によりシャフト3が回されてプロペラ6が前進回転され、プロペラ6の発生する推力により船体が航走すると、船尾付近の水の流れは、非常に複雑となって船体の後方に流れていく。
【0007】
特に船尾ボス2近傍においては、上から下へ向かう水流8、下から上へ向かう水流9が合流している。ここに、水流8は船体外板の表面近傍に定常的に生成されるものであり、水流9は船体外板の表面から比較的大きく離れた位置に定常的に生成されるものである。左右の整流板7A、7Bはその合流域に設置されており、特に前寄り部b1、b2の整流作用により、合流による渦の発生が抑制され、船体の抵抗が減少し、推進性能が向上する。
【0008】
またプロペラ6が前進回転して船体が航走するとき、左右の整流板7A、7Bの後端部a1、a2が水を傾斜状に案内してプロペラ6の前進回転方向に対する反対方向の水回転流を生成させる。
この反対方向の水回転流はプロペラ6の前面に到達し、前進回転しているプロペラ6によりプロペラ6の前進回転方向と同一方向の回転力を付与されて、プロペラ6後方に生成されるプロペラ6前進回転方向の水回転流の勢力が減殺され、このプロペラ6後方の水回転流によるエネルギー損失が減少される。
この結果、プロペラ6に伝達されたエネルギーは、より有効に、プロペラ6の推力に変換され、推進性能が向上するのである。
【0009】
【特許文献1】実開昭58−63196号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記した特許文献1に示す技術において、各整流板7A、7Bの後端部a1、a2の作用を観察すると、右舷側では図5Aに示すように上から下へ向かう水流8と、そして左舷側では図5Bに示すように下から上へ向かう水流9と大きな迎え角で衝突することとなり、整流板7A、7Bに比較的大きな抗力が生じることによるエネルギー損失が発生し、これが推進性能の向上を阻む要因をなしていることが確認された。
【0011】
また、従来の整流板7A、7Bは船尾ボス2に溶接して固定されるが、溶接熱による船尾ボス2の歪影響が懸念される。
【0012】
本発明は、上記のような実情に鑑みて創案されたもので、従来の技術の利点を活かしながら整流板の各部の作用の総合により推進性能をさらに向上させ得るものとした、整流板を備えた船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するため、本発明は、請求項1に記載したように、船尾ボス近傍の左右各舷の船体外面でプロペラの回転中心位置からプロペラ半径長の凡そ0.7倍上方の位置に至るまでの高さ範囲内に、整流板の後端部を除いた前寄り部をキールと略平行に固定されている船舶であって、プロペラの前進回転方向の反対方向の上昇側に対応した一側の舷の整流板の後端部を凡そ30度〜40度程度の前後傾斜角となる後上がり状に屈曲すると共に、前記反対方向の下降側に対応した他側の舷の整流板の後端部を凡そ0度〜10度程度の前後傾斜角となる後下がり状に屈曲した構成を特徴とするものである。
【0014】
この発明は次のように具体化するのがよい。
即ち、
請求項2に記載したように、左右各側の整流板の後端部の内側縁と船体外面との間に隙間を形成した構成となす。
【0015】
また請求項3に記載したように、左右各側の整流板の少なくとも一方のものにおいて後端部の外縁と前寄り部の外縁とを前後方向の縦向き板で結合した構成となす。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
即ち、請求項1記載のものによれば、プロペラの前進回転方向の反対方向の上昇側に対応した一側の舷の整流板の後端部を凡そ30度〜40度程度の前後傾斜角となる後上がり状に屈曲すると共に、前記反対方向の下降側に対応した他側の舷の整流板の後端部を凡そ0度〜10度程度の前後傾斜角となる後下がり状に屈曲したことから、プロペラの後方に生成される水回転流の勢力が減殺されてエネルギー損失が従来同様に減少される。この際、一側の舷の整流板の後端部の後上がり状の前後傾斜角は特許文献1の図4〜図6に示す技術の場合よりも大きく、且つ、他側の舷の整流板の後端部の後下がり状の前後傾斜角は特許文献1の図4〜図6に示す技術の場合よりも小さいものとなり、したがってプロペラの後方に生成される水回転流によるエネルギー損失の減少程度は特許文献1の図4〜図6に示す技術の場合と殆ど変わりないものとなる。
【0017】
またプロペラの前進回転方向の反対方向の下降側に対応した他側の舷の整流板の後端部を凡そ0度〜10度程度の前後傾斜角となる後下がり状に屈曲したことから、この他側の舷において船体から比較的離れた領域の上向きの流れに対する当該整流板の後端部についての迎え角が特許文献1の図4〜図6に示す技術の場合に比べて小さくなって、左右の整流板の全体としての抗力が小さくなり、エネルギー損失を抑えることができる。
【0018】
また左右の整流板の前寄り部分が、従来同様に、合流による渦の発生を抑制し、船体の抵抗を減少させるものとなる。
上記した種々の効果の総合により、特許文献1の図4〜図6に示す従来の技術による場合に比べて推進性能を確実に向上させることができるのである。
【0019】
また次のような付加的効果が得られる。
即ち、船尾ボス近傍の左右各舷の船体外面でしかもプロペラの回転中心位置からプロペラ半径長の凡そ0.7倍上方の位置に至るまでの高さ範囲内に、整流板の前寄り部をキールと略平行に固定され、且つ、プロペラの前進回転方向の反対方向の上昇側に対応した一側の舷の整流板の後端部を凡そ30度〜40度程度の前後傾斜角となる後上がり状に屈曲すると共に、前記反対方向の下降側に対応した他側の舷の整流板の後端部を凡そ0度〜10度程度の前後傾斜角となる後下がり状に屈曲した構成であることから、特許文献1の図4〜図6に示す従来の技術に比べて、船尾ボス周りからプロペラ上部へ向かう上向きの流れの勢力が強くなり、プロペラ上部の遅い流れを加速させる作用が得られるのであり、この作用がプロペラの前進回転中のスラストやトルクの変動を低減させ、この変動に起因した船体振動を抑制するものとなる。
【0020】
請求項2記載のものによれば、整流板の後端部を船尾ボスに溶接する必要がなくなることから、船尾ボスの溶接熱の影響が軽減され、その品質を良好に維持できると共に、溶接などの手間を軽減させることができる。また船体表面の下向きの流れが整流板の後端部と船体表面との隙間を通過するようになすことで該下向きの流れによる整流板の抗力を低減させることができ、推進性能をさらに向上させることができる。
【0021】
請求項3記載のものによれば、縦向き板により整流板の剛性を高めることができるのであり、また整流板の外側縁からの3次元剥離を抑えることにより整流板の整流効果を高めることができ、推進性能をさらに向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施例である船舶の船尾部を示すものでAは右側面図でBは左側面図、図2は前記船尾部の平面図、図3は実験結果を示す図、図4は前記船尾部の変形例を示す斜視図である。
【0023】
図1及び図2に示すように、左右各側の整流板7A、7Bは従来同様に前寄り部b1、b2と後端部a1、a2とからなる単一状の平板部材からなっており、前寄り部(キールkと平行になされた水平部)b1、b2は船尾ボス2よりも前側の船体外面でしかも、プロペラ6の回転中心位置からプロペラ半径長の凡そ0.7倍上方の位置に至るまでの高さ範囲内に位置されると共に内側縁c1、c2を船体外面に溶接で固着されており、また後端部a1、a2は船尾ボス2の横側に配置されると共に内側縁d1、d2と船体との間に隙間eを形成され、前寄り部b1、b2を介して船体に結合され支持されている。
【0024】
この際、後端部a1、a2は船尾ボス2に対応した長さとなすのであって、例えば、前端を船尾ボス2の前端若しくはこれよりも前側に位置させ、後端を船尾ボス2の後端近傍に到達させる。
【0025】
プロペラ6の前進回転方向は、後方視時計回り方向となされており、図1Aに示すように、該前進回転方向に対する反対方向の上昇側に対応した一側の舷をなす右舷の整流板7Bの後端部a2は凡そ30度〜40度程度の前後傾斜角θ2をなす後上がり状に屈曲されている。
【0026】
したがって、プロペラ6が前進回転して船体が航走するとき、右舷側の整流板7Bの後端部a2は水を後上方へ案内してプロペラ前進回転方向に対する反対方向の水回転流を生成させる上で寄与する。この際、後上がり状の前後傾斜角θ2が凡そ30度〜40度程度であることがプロペラ前進回転方向に対する反対方向の水回転流を生成させる上で極めて効果的に作用する。
【0027】
そして、プロペラ6の前進回転方向の反対方向の下降側に対応した他側の舷をなす左舷の整流板7Aの後端部a1は凡そ0度〜10度程度の前後傾斜角θ1をなす後下がり状に屈曲されている。
【0028】
したがって、プロペラ6が前進回転して船体が航走するとき、左舷側の整流板7Aの後端部a1は水を水平後方へ或いは僅かに後下方へ案内してプロペラ前進回転方向に対する反対方向の水回転流を生成させる上で寄与する。
【0029】
この際、後下がり状の前後傾斜角θ1が凡そ0度〜10度程度であることは、これが30度〜40度程度である場合に較べると、プロペラ前進回転方向に対する反対方向の水回転流を生成させる効果を低下させるのであり、これによりプロペラ6の後方の水回転流の抑制によるエネルギー損失の減少効果は後下がり状の前後傾斜角θ1が例えば凡そ30度〜40度程度である場合よりも低下する。
【0030】
しかし、特許文献1の図4〜図6に示す従来の技術の場合に較べると、右舷側の整流板7Bの前後傾斜角θ2が従来の技術よりも大きくなされ、一方、左舷側の整流板7Aの前後傾斜角θ1が従来の技術よりも小さくなされていることから、プロペラ前進回転方向に対する反対方向の水回転流を生成させる効果は従来の技術の場合と余り変わらないものとなり、プロペラ6の後方の水回転流の抑制によるエネルギー損失の減少効果はほぼ同一となし得る。
【0031】
一方、後下がり状の前後傾斜角θ1が凡そ0度〜10度程度であることは、これが30度〜40度程度である場合に較べると、左舷側の整流板7Aの後端部a1が上から下へ向かう水流8と比較的小さな迎え角で衝突するものとなってこの水流による後端部a1の抗力を小さくする上で寄与する。
【0032】
このように後下がり状の前後傾斜角θ1が凡そ0度〜10度程度であることによって後端部a1の抗力が小さくなることは、たとえ、この前後傾斜角θ1が0度〜10度程度であることがプロペラ6の後方の水回転流の抑制によるエネルギー損失の減少効果を低下させたとしても、左右の整流板7A、7Bの各部の作用を総合したときの推進性能を向上させる上で寄与するものとなる。
【0033】
また左右の整流板7A、7Bの後端部a1、a2と船体外面との間に形成された隙間eは、船尾ボス2周りの左右各舷の船体外面近傍の上から下へ向かう水流8を、整流板7A、7Bの後端部a1、a2と衝突させることなく通過させるように流動させる上で寄与し、これにより左右の整流板7A、7Bの後端部a1、a2の水流による抗力が比較的小さくなり、推進性能がさらに向上する。
【0034】
また左右の整流板7A、7Bの特に前寄り部b1、b2は、特許文献1の図4〜図6に示す従来の技術と同様に、上から下へ向かう水流8、下から上へ向かう水流9の合流域に位置して、これら水流を後方へ案内するように整流して、渦の発生を抑制し、船体の抵抗を減少させるのである。
【0035】
上記した本実施例の左右一対の整流板7A、7Bは、上記した各部の作用の総合により、それぞれの整流板7A、7Bの後端部a1、a2をプロペラ前進回転方向の反対方向へ同一角度だけ屈曲した特許文献1の図4〜図6に示す従来の技術の場合に比べて、推進性能が確実に向上するものとなる。
【0036】
また左右一対の整流板7A、7Bはプロペラ6の回転中心位置からプロペラ半径長の凡そ0.7倍上方の位置に至るまでの高さ範囲内に位置されていること、及び、プロペラ6の前進回転方向の反対方向の上昇側に対応した一側の舷をなす右舷の整流板7Bの後端部a2を凡そ30度〜40度程度の前後傾斜角θ2となる後上がり状に屈曲すると共に、前記反対方向の下降側に対応した他側の舷をなす左舷の整流板7Aの後端部a1を凡そ0度〜10度程度の前後傾斜角θ1となる後下がり状に屈曲したことから、左右の整流板7A、7Bが船尾ボス2より下方に位置している特許文献1の図4〜図6に示す従来の技術の場合に比べて、プロペラ6上部へ向かう上向き流れの勢力が強くなる。
【0037】
一般に、プロペラ6の上部はその周りに比べて流れが遅く、その流れが遅い領域内でプロペラ6が回転駆動されると、プロペラ6のスラスト及びトルクの変動が大きくなり、これに起因した振動が船体に伝わり船体振動の原因となる場合がある。
【0038】
しかし上記のように左右の整流板7A、7Bによりプロペラ6上部へ向かう上向き流れの勢力が強くなることにより、プロペラ6上部の遅い流れが加速され、プロペラ6は速い流れの中で回転駆動され、そのスラスト及びトルクの変動が小さくなる。この結果、これらスラスト及びトルクに起因した船体振動の発生が抑制されるのである。
【0039】
さらに左右の整流板7A、7Bの後端部a1、a2は船尾ボス2に溶接する必要がないものとなり、船尾ボス2への溶接による熱影響や溶接の手間が軽減されるのである。
【0040】
図3は整流板を備えない船舶、特許文献1の図4〜図6に示す整流板を備えた船舶、及び、本発明に係る船舶のそれぞれについての模型船による実験結果を示している。
【0041】
図3Aは付加物効果について比較したもので、本発明に係る船舶の抵抗が他のもののそれに比べて2%〜3%程度、小さくなることを示している。
【0042】
図3Bは推進性能と比例関係にある船体効率について比較したもので、本発明に係る船舶の船体効率が特許文献1の図4〜図6に示す整流板を備えた船舶などのそれよりも確実に大きくなることを示している。
【0043】
図4は上記実施例の変形例を示している。右舷側の整流板7Bの後端部a2の外縁と前寄り部b2の外縁とを前後方向の縦向き板10で結合している。このようにすれば、整流板7Bの剛性が大きくなると共に、整流板7Bの外側縁からの3次元剥離が抑制され、前後方向の整流効果が向上して、整流板7Bの抗力が低下する。
【0044】
左舷側の整流板7Aについても、これの後端部a1を後下方へ屈曲するときは、右舷側の整流板7Bに準じて、整流板7Aの後端部a1の外側縁と前寄り部b1の外側縁とを前後方向の縦向き板で結合することも差し支えない。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施例である船舶の船尾部を示すものでAは右側面図でBは左側面図である。
【図2】前記船尾部の平面図である。
【図3】実験結果を示す図である。
【図4】前記船尾部の変形例を示す斜視図である。
【図5】従来例の船舶の船尾部を示すものでAは右側面図でBは左側面図である。
【符号の説明】
【0046】
2 船尾ボス
6 プロペラ
7A 整流板
7B 整流板
10 縦向き板
a1 後端部
a2 後端部
b1 前寄り部
b2 前寄り部
c1 内側縁
c2 内側縁
e 隙間
k キール
θ1 前後傾斜角
θ2 前後傾斜角

【特許請求の範囲】
【請求項1】
船尾ボス近傍の左右各舷の船体外面でプロペラの回転中心位置からプロペラ半径長の凡そ0.7倍上方の位置に至るまでの高さ範囲内に、整流板の後端部を除いた前寄り部をキールと略平行に固定されている船舶であって、プロペラの前進回転方向の反対方向の上昇側に対応した一側の舷の整流板の後端部を凡そ30度〜40度程度の前後傾斜角となる後上がり状に屈曲すると共に、前記反対方向の下降側に対応した他側の舷の整流板の後端部を凡そ0度〜10度程度の前後傾斜角となる後下がり状に屈曲したことを特徴とする整流板を備えた船舶。
【請求項2】
左右各側の整流板の後端部の内側縁と船体外面との間に隙間を形成したことを特徴とする請求項1記載の整流板を備えた船舶。
【請求項3】
左右各側の整流板の少なくとも一方のものにおいて後端部の外縁と前寄り部の外縁とを前後方向の縦向き板で結合したことを特徴とする請求項1又は2記載の整流板を備えた船舶。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−8207(P2007−8207A)
【公開日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−188262(P2005−188262)
【出願日】平成17年6月28日(2005.6.28)
【出願人】(591083118)常石造船株式会社 (18)