説明

新規な構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛とその製造方法

【課題】マイクロチューブ構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛とその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明によれば、長さの平均値が0.1〜10μmの範囲にあり、外径の平均値が0.05〜0.5μmの範囲にあり、上記長さの平均値/上記外径の平均値にて規定されるアスペクト比が2以上であると共に、少なくとも一方の端面から長さ方向に少なくともある長さにわたって延びる空孔を有する構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛とその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ナノチューブ構造を有する材料としては、カーボンナノチューブが最もよく知られており、半導体、触媒等の分野において、新規な材料としての応用が広く研究されている。また、ナノチューブ構造を有する酸化チタンも知られている(特許文献1参照)。更に、マイクロチューブ構造を有するヒドロキシアパタイト(特許文献2参照)や塩基性炭酸マグネシウム(特許文献3参照)等も知られている。
【0003】
しかし、従来、金属石鹸の分野において、チューブ構造又はこれに近い構造を有するものは知られていない。金属石鹸は、これまでにも種々の技術分野において種々の機能性を有するものとして広く用いられてきており、従って、金属石鹸にマイクロチューブ構造やこれに近い構造を有せしめることによって、その機能性を一層、拡大し、発展させることができ、新たな用途への展開も期待される。
【特許文献1】特開2006−044992号公報
【特許文献2】特開平07−196314号公報
【特許文献3】特開2003−306325号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、金属石鹸における上述した事情に鑑みてなされたものであって、少なくとも一方の端面から長さ方向に少なくともある長さにわたって延びる空孔を有する構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、長さの平均値が0.1〜10μmの範囲にあり、外径の平均値が0.05〜0.5μmの範囲にあり、上記長さの平均値/上記外径の平均値にて規定されるアスペクト比が2以上であると共に、少なくとも一方の端面から長さ方向に少なくともある長さにわたって延びる空孔を有する構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛が提供される。
【0006】
このような12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、本発明に従って、12−ヒドロキシステアリン酸カリウムの0.1〜10重量%濃度の水溶液と0.1〜10重量%濃度の亜鉛塩水溶液とを45〜95℃の範囲の温度で混合し、反応させることによって得ることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、少なくとも一方の端面から長さ方向に少なくともある長さにわたって延びる空孔を有する構造を有するので、その空孔内に種々の機能性物質を担持させて、それら機能を発現させるための担体、種々の技術分野における充填剤や滑剤等として有用である。例えば、触媒、医薬、農薬、芳香剤等の担体や、また、種々の技術分野における充填剤、例えば、ゴム、塗料、インキ、繊維、フィルム等の充填剤として有用である。また、周囲環境からその空孔内に有害な物質を取り込んで、周囲環境から取り除く用途にも用いることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、少なくとも一方の端面から長さ方向に少なくともある長さにわたって延びる空孔を有し、電子顕微鏡写真によって測定した長さの平均値が0.1〜10μmの範囲であり、外径の平均値が0.05〜0.5μmの範囲にあり、内径の平均値が0.01〜0.3μmの範囲にあり、上記長さの平均値/上記外径の平均値にて規定されるアスペクト比が2以上であるという構造を有する。
【0009】
ここに、上記外径とは上記12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の端面における直径であり、上記内径とは上記12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の有する空孔の端面における直径である。また、上記アスペクト比は、通常、50以下であり、好ましくは、20以下である。本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、電子顕微鏡写真による観察から、このように、少なくとも一方の端面から長さ方向に少なくともある長さにわたって延びる空孔を有する構造を有している。
【0010】
即ち、本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、少なくとも一方の端面から長さ方向に少なくともある長さにわたって延びる空孔を有する構造を有しておればよく、従って、本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、空孔が一方の端面からのみ、長さ方向にある長さにわたって延びているものであってもよく、また、空孔が両方の端面から長さ方向にある長さにわたって延びているものであってもよく、そして、いずれの場合にも、その空孔は、貫通孔を形成していなくともよく、また、長さ方向に延びて、貫通孔を形成していてもよい。
【0011】
更に、本発明によるこのような構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、通常、25m2/g以上の比表面積(BET法)を有する。上述したような空孔内に揮発性芳香成分を保持させるための基材、空孔内に触媒を担持させる触媒担体等として利用する場合を考慮すれば、比表面積はより大きいことが望ましいが、本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、好ましい態様によれば、30m2/g以上であり、最も好ましい態様によれば、35m2/g以上である。その上限は、12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の製造方法や、得られる12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の寸法形状にもよるが、通常、50m2/gである。
【0012】
このような本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、それぞれ所定の濃度を有する12−ヒドロキシステアリン酸カリウム水溶液と亜鉛塩水溶液とを50〜95℃の範囲の温度で混合し、反応させることによって得ることができる。このようにして得られる12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は白色を有しており、有色を嫌う用途に好適に用いることができる。
【0013】
一般に、脂肪酸アルカリ石鹸の水溶液と金属塩水溶液を混合して、金属石鹸を製造する方法は、複分解法として、金属石鹸の製造方法としてよく知られた方法である。この複分解法においては、アルカリ源としては、通常、水酸化ナトリウムが用いられており、水酸化カリウムは、特殊な場合にのみ、用いられる。
【0014】
しかし、本発明による新規な構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、12−ヒドロキシステアリン酸を水中にて水酸化カリウムにてケン化し、得られた12−ヒドロキシステアリン酸カリウムの水溶液を亜鉛塩水溶液と所定の温度で混合し、反応させることによって得ることができる。12−ヒドロキシステアリン酸のケン化のために、上記水酸化カリウムに代えて、水酸化ナトリウムを用いても、本発明による構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛を得ることはできない。
【0015】
また、脂肪酸として、12−ヒドロキシステアリン酸に代えて、例えば、ラウリン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の直鎖飽和脂肪酸、オレイン酸等の不飽和脂肪酸、イソステアリン酸等の分枝脂肪酸を用いても、本発明による構造を有する金属石鹸を得ることはできない。同様に、亜鉛塩に代えて、リチウム塩、カルシウム塩、バリウム塩、アルミニウム塩、銅塩、鉄塩、鉛塩、コバルト塩、ニッケル塩やこれらの混合物を用いても、本発明による構造を有する金属石鹸を得ることはできない。本発明による構造を有する金属石鹸は、脂肪酸アルカリ石鹸として、12−ヒドロキシステアリン酸カリウムを用いることによって、特異的に得られるものである。
【0016】
本発明によれば、このような12−ヒドロキシステアリン酸カリウムの0.1〜10重量%濃度の水溶液と0.1〜10重量%濃度の亜鉛塩水溶液とを45〜95℃の範囲の温度で混合し、反応させることによって、目的とする構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛を得ることができる。
【0017】
12−ヒドロキシステアリン酸カリウム水溶液と亜鉛塩水溶液との反応は、実質的に定量的に進むので、亜鉛塩は、12−ヒドロキシステアリン酸カリウム1当量に対して、0.95〜1.20当量の範囲で用いればよい。12−ヒドロキシステアリン酸カリウム水溶液と亜鉛塩水溶液とを反応させる際に、亜鉛塩が12−ヒドロキシステアリン酸カリウム1当量に対して0.95当量よりも少ないときは、得られる反応混合物に残存する12−ヒドロキシステアリン酸カリウムの故に反応混合物を濾過し難く、また、目的とする12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の水洗のために徒に長時間を要する不都合を生じる。他方、亜鉛塩が12−ヒドロキシステアリン酸カリウム1当量に対して1.20当量よりも多いときは、本発明による前述したような構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の生成割合が低くなる不都合を生じる。
【0018】
更に、本発明によれば、12−ヒドロキシステアリン酸カリウム水溶液と亜鉛塩水溶液はいずれも、濃度が低い程、微細な亜鉛塩を得ることができるが、他方において、12−ヒドロキシステアリン酸カリウム水溶液と亜鉛塩水溶液の濃度が余りに小さいときは、得られる12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛のスラリー濃度も非常に希薄になるので、生産効率の低下を招いたり、また、場合によっては、得られた12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛が加水分解を起こすおそれがある。従って、12−ヒドロキシステアリン酸カリウム水溶液の濃度は、通常、0.1〜10重量%の範囲であり、好ましくは、0.1〜5重量%の範囲である。亜鉛塩水溶液の濃度は、通常、0.1〜20重量%の範囲であり、好ましくは、0.1〜10重量%の範囲である。
【0019】
更に、本発明によれば、このような12−ヒドロキシステアリン酸カリウム水溶液と亜鉛塩水溶液を混合し、反応させる際の温度は、通常、45〜95℃の範囲であり、好ましくは、50〜80℃の範囲である。反応温度が高くなるに従って、得られる12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛のアスペクト比が大きくなる傾向がみられるので、アスペクト比の大きい12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛を得る場合には、反応温度を高くして反応させればよいが、しかし、反応温度が95℃を超えるときは、得られる12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛が相互に凝集する傾向があるので好ましくない。他方、反応温度が45℃よりも低いときは、得られる12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛粒子の成長が進まず、本発明による構造が出現し難くなるので、同様に、好ましくない。
【0020】
即ち、本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、少なくとも一方の端面から長さ方向に少なくともある長さにわたって延びる空孔を内部に有する安定な化合物であり、見かけ上の比表面積が大きく、内部に種々の有用な物質を保持することが可能であり、従って、種々の用途に好適に用いることができる。
【実施例】
【0021】
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら限定されるものではない。以下において、得られた12−ヒドロキシステアリン酸金属石鹸の比表面積は、(株)島津製作所製マイクロメリティックス・ジェミニ2360を用いてBET法にて測定した。また、得られた12−ヒドロキシステアリン酸金属石鹸の寸法形状は、日本電子(株)製電子顕微鏡JEOL JSM−840Fを用いて20000倍の写真を撮影し、これに基づいて測定した。但し、実施例1における100000倍の電子顕微鏡写真は、日本電子(株)製電子顕微鏡写真JEOL JSM−7401Fを用いて撮影した。
【0022】
実施例1
80℃の温水90Lに12−ヒドロキシステアリン酸2.0kgを懸濁させ、これに560g/L濃度の水酸化カリウム水溶液680mLを加え、30分間攪拌して、12−ヒドロキシステアリン酸をケン化した。これに水40Lを加えて、温度を60℃に調整した。別に、60℃の温水30Lに硫酸亜鉛7水塩の結晶1Kgを加えて溶解させて、硫酸亜鉛水溶液を調製した。
【0023】
上記12−ヒドロキシステアリン酸カリウム石鹸の水溶液を温度60℃に保ちながら、これに上記硫酸亜鉛水溶液を15分かけて加えた後、温度60℃を保ちながら、更に、1時間攪拌して熟成を行なって、12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛のスラリーを得た。このスラリーを濾過し、濾液の導電率が300μS/cm以下になるまで得られた12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛塩を水洗した。次いで、得られた12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛塩のケーキを90℃の熱風乾燥器内で一晩乾燥させた後、粉砕して、12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の粉体を得た。
【0024】
この12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛を電子顕微鏡にて測定した結果、測定回数50回の平均値として(以下、同じ。)、長さ0.45μm、外径0.13μm、内径0.06μm、アスペクト比3.5を有するものであり、この12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛のBET法による比表面積は40.5m2/gであった。得られた12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の20000倍の電子顕微鏡写真を図1に示し、100000倍の電子顕微鏡写真を図2に示す。
【0025】
実施例2
80℃の温水110Lに12−ヒドロキシステアリン酸2.0kgを懸濁させ、これに560g/L濃度の水酸化カリウム水溶液680mLを加え、30分間攪拌して、12−ヒドロキシステアリン酸をケン化した。これに水20Lを加えて、温度を70℃に調整した。別に、70℃の温水30Lに硫酸亜鉛7水塩の結晶1Kgを加えて溶解させて、硫酸亜鉛水溶液を調製した。
【0026】
上記12−ヒドロキシステアリン酸カリウム石鹸の水溶液を温度70℃に保ちながら、これに上記硫酸亜鉛水溶液を15分かけて加えた後、温度70℃を保ちながら、更に、1時間攪拌して熟成を行なって、12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛のスラリーを得た。この後、実施例1におけると同様に処理して、12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の粉体を得た。
【0027】
この12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛は、長さ0.80μm、外径0.15μm、内径0.07μm、アスペクト比5.3を有するものであり、この12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛のBET法による比表面積は36.3m2/gであった。得られた12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の20000倍の電子顕微鏡写真を図3に示す。
【0028】
比較例1
80℃の温水90Lに12−ヒドロキシステアリン酸2.0kgを懸濁させ、これに400g/L濃度の水酸化ナトリウム水溶液680mLを加え、30分間攪拌して、12−ヒドロキシステアリン酸をケン化した。これに水40Lを加えて、温度を60℃に調整した。これ以外は、実施例1と同様にして、12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の粉体を得た。
【0029】
この12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛を電子顕微鏡にて観察したが、実施例1及び2で得られた12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛におけるように両端面から長さ方向に伸びる空孔を有することは確認されなかった。BET法による比表面積は18.5m2/gであった。得られた12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の20000倍の電子顕微鏡写真を図4に示す。
【0030】
比較例2
60℃の温水30Lに硫酸マグネシウム7水塩の結晶900gを溶解させて、硫酸マグネシウム水溶液を調製した。硫酸亜鉛水溶液に代えて、上記硫酸マグネシウム水溶液を用いた以外は、実施例1と同様にして、12−ヒドロキシステアリン酸マグネシウムの粉体を得た。
【0031】
この12−ヒドロキシステアリン酸マグネシウムを電子顕微鏡にて観察したが、実施例1及び2で得られた12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛におけるように両端面から長さ方向に伸びる空孔を有することは確認されなかった。BET法による比表面積は16.2m2/gであった。
【0032】
比較例3
60℃の温水30Lに300g/L濃度の塩化カルシウム水溶液1.3Lを加えて塩化カルシウム水溶液を調製した。硫酸亜鉛水溶液に代えて、上記塩化カルシウム水溶液を用いた以外は、実施例1と同様にして、12−ヒドロキシステアリン酸カルシウムの粉体を得た。
【0033】
この12−ヒドロキシステアリン酸カルシウムを電子顕微鏡にて観察したが、実施例1及び2で得られた12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛におけるように両端面から長さ方向に伸びる空孔を有することは確認されなかった。BET法による比表面積は19.7m2/gであった。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】実施例1において得られた本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の走査型電子顕微鏡写真(20000倍)である。
【図2】実施例1において得られた本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の走査型電子顕微鏡写真(100000倍)である。
【図3】実施例2において得られた本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の走査型電子顕微鏡写真(20000倍)である。
【図4】比較例1において得られた本発明による12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の走査型電子顕微鏡写真(20000倍)である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長さの平均値が0.1〜10μmの範囲にあり、外径の平均値が0.05〜0.5μmの範囲にあり、上記長さの平均値/上記外径の平均値にて規定されるアスペクト比が2以上であると共に、少なくとも一方の端面から長さ方向に少なくともある長さにわたって延びる空孔を有する構造を有する12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛。
【請求項2】
BET法による比表面積が25m2/g以上である請求項1に記載の12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛。
【請求項3】
12−ヒドロキシステアリン酸カリウムの0.1〜10重量%濃度の水溶液と0.1〜10重量%濃度の亜鉛塩水溶液とを45〜95℃の範囲の温度で混合し、反応させることを特徴とする請求項1に記載の12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の製造方法。
【請求項4】
12−ヒドロキシステアリン酸カリウム水溶液と亜鉛塩水溶液とを50〜80℃の範囲の温度で混合し、反応させる請求項3に記載の12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛の製造方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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