新規アジュバント
本発明は、ポリヌクレオチドワクチンのための新規アジュバントを提供し、具体的には、本発明は、免疫応答を誘導することができる抗原をコードするポリヌクレオチドと、免疫刺激量のジェミニ界面活性剤、またはその誘導体を含むアジュバントとを含む免疫原性組成物を提供する。本発明はさらに、ジェミニ界面活性剤化合物を含む組成物を含むか、またはそれと共に投与されるポリヌクレオチドワクチンを含む。本発明のポリヌクレオチドワクチンは、免疫応答を生じることが望ましい抗原をコードするワクチンであり、具体的には、このポリヌクレオチドワクチンはDNAワクチンであってよい。また、本発明は、前記ポリヌクレオチドワクチンによりコードされる特定の抗原に対する免疫応答を増強するためのポリヌクレオチドワクチン組成物の製造における、ジェミニ界面活性剤の使用である。ワクチン組成物、別々の投与または同時的投与のための別々のポリヌクレオチド組成物およびアジュバント組成物を含むキット、ワクチンおよびキットの製造方法、ならびに本発明の免疫原性組成物およびワクチンを用いた個体の治療方法も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
免疫応答を誘導することができる抗原をコードするポリヌクレオチドと、免疫刺激量のジェミニ界面活性剤、またはその誘導体を含むアジュバントとを含む免疫原性組成物。
【請求項2】
前記アジュバントが、スペルミンに基づく親水性頭部基に連結された2個の炭化水素鎖を含むもの;スペルミジンに基づく親水性頭部基に連結された2個の炭化水素鎖を含むもの;ペンタミンに基づく親水性頭部基に連結された2もしくは3個の炭化水素鎖を含むもの、および親水性頭部基にエステル結合により連結された2個の炭化水素鎖を含むものから選択されるジェミニ界面活性剤である、請求項1に記載の免疫原性組成物。
【請求項3】
前記アジュバントが、親水性頭部基に連結された2個の炭化水素鎖を含むジェミニ界面活性剤である、請求項1または2に記載の免疫原性組成物。
【請求項4】
前記アジュバントが、エステル結合により親水性頭部基に連結された2個の炭化水素鎖を含むジェミニ界面活性剤である、請求項1、2または3に記載の免疫原性組成物。
【請求項5】
前記アジュバントが、GS092AおよびGS543Aから選択されるジェミニ界面活性剤である、請求項1、2または3に記載の免疫原性組成物。
【請求項6】
前記ポリヌクレオチドが、Nef、Gag、RT、Pol、Envまたはその免疫原性誘導体もしくは断片から選択される抗原をコードする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の免疫原性組成物。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を哺乳動物被験体に投与することを含む、該個体における免疫応答を誘導する方法。
【請求項8】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を含むワクチン。
【請求項9】
(a)抗原をコードするポリヌクレオチドを含む組成物、および(b)免疫刺激量のジェミニ界面活性剤、またはその誘導体を含むアジュバントを含むキットであって、必要に応じて、2つの組成物を同時に、または別々に投与するための説明書をさらに含む、前記キット。
【請求項10】
HIVの軽減または治療のための医薬の製造における、請求項1〜6のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の使用。
【請求項11】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を、HIVに感染した個体に投与することを含む、該個体を治療する方法。
【請求項1】
免疫応答を誘導することができる抗原をコードするポリヌクレオチドと、免疫刺激量のジェミニ界面活性剤、またはその誘導体を含むアジュバントとを含む免疫原性組成物。
【請求項2】
前記アジュバントが、スペルミンに基づく親水性頭部基に連結された2個の炭化水素鎖を含むもの;スペルミジンに基づく親水性頭部基に連結された2個の炭化水素鎖を含むもの;ペンタミンに基づく親水性頭部基に連結された2もしくは3個の炭化水素鎖を含むもの、および親水性頭部基にエステル結合により連結された2個の炭化水素鎖を含むものから選択されるジェミニ界面活性剤である、請求項1に記載の免疫原性組成物。
【請求項3】
前記アジュバントが、親水性頭部基に連結された2個の炭化水素鎖を含むジェミニ界面活性剤である、請求項1または2に記載の免疫原性組成物。
【請求項4】
前記アジュバントが、エステル結合により親水性頭部基に連結された2個の炭化水素鎖を含むジェミニ界面活性剤である、請求項1、2または3に記載の免疫原性組成物。
【請求項5】
前記アジュバントが、GS092AおよびGS543Aから選択されるジェミニ界面活性剤である、請求項1、2または3に記載の免疫原性組成物。
【請求項6】
前記ポリヌクレオチドが、Nef、Gag、RT、Pol、Envまたはその免疫原性誘導体もしくは断片から選択される抗原をコードする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の免疫原性組成物。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を哺乳動物被験体に投与することを含む、該個体における免疫応答を誘導する方法。
【請求項8】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を含むワクチン。
【請求項9】
(a)抗原をコードするポリヌクレオチドを含む組成物、および(b)免疫刺激量のジェミニ界面活性剤、またはその誘導体を含むアジュバントを含むキットであって、必要に応じて、2つの組成物を同時に、または別々に投与するための説明書をさらに含む、前記キット。
【請求項10】
HIVの軽減または治療のための医薬の製造における、請求項1〜6のいずれか1項に記載の免疫原性組成物の使用。
【請求項11】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の免疫原性組成物を、HIVに感染した個体に投与することを含む、該個体を治療する方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25a】
【図25b】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51−1】
【図51−2】
【図52】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25a】
【図25b】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51−1】
【図51−2】
【図52】
【公表番号】特表2008−546733(P2008−546733A)
【公表日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−517438(P2008−517438)
【出願日】平成18年6月20日(2006.6.20)
【国際出願番号】PCT/EP2006/006264
【国際公開番号】WO2006/136460
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年6月20日(2006.6.20)
【国際出願番号】PCT/EP2006/006264
【国際公開番号】WO2006/136460
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】
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