説明

施設混雑状況提供システム及び施設混雑状況提供方法

【課題】将来における混雑状況を予測可能な施設混雑情報を利用者に提供する。
【解決手段】少なくともID番号の情報を含むICチップと、ICチップに記憶された情報を読み取る読取手段を備えるリーダと、リーダから受信した情報を登録する登録手段を備える入退場時間管理サーバと、集計手段及び算出手段にて求められた結果及び施設情報を外部からネットワークを経由してアクセスが可能な状態にて公開する公開手段を有するネットワークサーバとを有する施設混雑状況提供システムにおいて、リーダは、施設の出入り口に設置され、読取手段にて読み取った情報と読み取った時間を関連付けて送信する送信手段を備え、入退場時間管理サーバは、入場後一定時間毎における入場者数を集計する集計手段と、過去のデータを基に平均滞在時間を算出する算出手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、施設利用者の混雑状況を情報サービスとして提供する施設混雑状況提供システム及びその提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、スキー場の食事時間帯などには、ゲレンデから食事施設へと利用客が一斉に押し寄せ、大変混雑してしまい席を見つけるのも困難になり順番待ちの状態となってしまう。
【0003】
また、スキー場においては、食事や休憩のために施設内へ移動するには一旦スキー板やスノーボードを着脱する必要があり、現地の混雑状況を見てからもう一度ゲレンデに戻ろうとすれば手間がかかる。そのため、混雑状況が現地まで行かずとも把握することが出来れば、ゲレンデでの時間を有効に活用でき、利用者の利便性を向上させることが可能である。
【0004】
そこで、例えば特許文献1では、施設入口及び出口ゲートに備えられたセンサを用いて、ICチップ付のリフト券を検知して入場者をカウントし、収集した待ち時間や待ち人数の情報を表示させ、利用者の分散させる発明について開示されている。
【0005】
また、例えば特許文献2による発明では、入場者数、退場者数及び平均滞留時間をカウントし、それに基づいて滞留者数の変動、平均滞留時間の推移を示すグラフを作成してプリンタ若しくは端末装置に出力し、滞留者数の変動を一目で把握できるようにしている。
【0006】
また、例えば特許文献3には、RFIDを監視するゲートを儲けることにより、利用情報を収集し、スキー場利用情報、混雑情報、イベント情報などを利用者の通信端末に送信する発明について開示されている。
【特許文献1】特開2002−239059号公報
【特許文献2】特開2003−305261号公報
【特許文献3】特開2006−172254号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記いずれの発明においても、センサなどを用いて入退場者をカウントして現状の入場者数を把握し、その時の混雑状況(人数)を知らせるための発明であり、上記発明による情報だけでは、その混雑状況がどのように推移し、いつ緩和されるか予測を立てることは困難である。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、将来における混雑状況を予測可能な施設混雑情報を利用者に提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明における施設混雑状況提供システムは、少なくともID番号の情報を含むICチップと、ICチップに記憶された情報を読み取る読取手段を備えるリーダと、リーダから受信した情報を登録する登録手段を備える入退場時間管理サーバと、集計手段及び算出手段にて求められた結果及び施設情報を外部からネットワークを経由してアクセスが可能な状態にて公開する公開手段を有するネットワークサーバとを有する施設混雑状況提供システムにおいて、リーダは、施設の出入り口に設置され、読取手段にて読み取った情報と読み取った時間を関連付けて送信する送信手段を備え、入退場時間管理サーバは、入場後一定時間毎における入場者数を集計する集計手段と、過去のデータを基に平均滞在時間を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
ネットワークサーバは、集計手段及び算出手段にて求められた結果及び施設情報を表及びグラフにて公開することを特徴とする。
【0011】
入退場時間管理サーバは、集計手段及び算出手段による結果から混雑緩和予測時間を算出し、ネットワークサーバは、混雑緩和予測時間を公開することを特徴とする。
【0012】
ICチップは、利用者の年齢情報を含み、集計手段は、各年代毎に集計することを特徴とする。
【0013】
算出手段は、過去の各季節におけるデータを参照して季節毎の平均滞在時間を算出することを特徴とする。
【0014】
算出手段は、過去の繁忙期のデータを参照して繁忙期における平均滞在時間を算出することを特徴とする。
【0015】
集計手段及び前記算出手段にて求められた結果及び施設情報を予め設定された時間にプリンタにて自動出力することを特徴とする。
【0016】
集計手段及び前記算出手段にて求められた結果及び施設情報を予め設定された時間に利用者の携帯端末に自動配信することを特徴とする。
【0017】
また、本発明における施設混雑状況提供方法は、施設の出入り口に設置されるリーダによる少なくともID番号の情報を含むICチップに記憶された情報を読み取る読取ステップと、読取ステップにて読み取った情報と読み取った時間を関連付けて送信する送信ステップと、入退場時間管理サーバによるリーダから送信された情報を登録する登録ステップと、入場後一定時間毎における入場者数を集計する集計ステップと、過去のデータを基に平均滞在時間を算出する算出ステップと、ネットワークサーバによる集計ステップ及び算出ステップにて求められた結果及び施設情報を外部からネットワークを経由してアクセスが可能な状態にて公開する公開ステップとを備えることを特徴とする。
【0018】
ネットワークサーバは、集計ステップ及び算出ステップにて求められた結果及び施設情報を表及びグラフにて公開することを特徴とする。
【0019】
入退場時間管理サーバは、集計ステップ及び算出ステップによる結果から混雑緩和予測時間を算出し、ネットワークサーバは、混雑緩和予測時間を公開することを特徴とする。
【0020】
ICチップは、利用者の年齢情報を含み、集計ステップは、各年代毎に集計することを特徴とする。
【0021】
算出ステップは、過去の各季節におけるデータを参照して季節毎の平均滞在時間を算出することを特徴とする。
【0022】
算出ステップは、過去の繁忙期のデータを参照して繁忙期における平均滞在時間を算出することを特徴とする。
【0023】
集計ステップ及び算出ステップにて求められた結果及び施設情報を予め設定された時間にプリンタにて自動出力することを特徴とする。
【0024】
集計ステップ及び算出ステップにて求められた結果及び施設情報を予め設定された時間に利用者の携帯端末に自動配信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
本発明により、入場後の一定時間ごとの人数を把握することができ、平均利用時間から将来の混雑状況を予測することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0027】
図1は、本発明の実施形態における施設混雑状況提供システムの構成図である。本システムは、入退場時間管理サーバ100と、ネットワークサーバ110と、ICチップ120と、入場リーダ130と、退場リーダ140から構成される。
【0028】
入退場時間管理サーバ100は、中央処理装置及びメモリを有するコンピュータから構成され、読み取ったICチップの入退場時間を記録する。また、記録されたデータの集計処理及びネットワークサーバ110との通信を行う。
【0029】
ネットワークサーバ110は入場時間管理サーバとの通信を行うとともに、ネットワークを経由した携帯端末への情報公開を行う。
【0030】
ICチップ120は、スキー場で利用されるリフト券などであり、ICチップが内蔵される。必ずしも内蔵である必要は無く、リフト券とは別にICチップを組み込んだ券等を用いても良い。このICチップには、個別キーとなるID番号が設定される。
【0031】
入場リーダ130及び退場リーダ140は、利用者が入場時あるいは退場時にかざしたICチップ120の読み取りを行い、読み取ったID番号、入退場先施設、その時の入退場時刻を入退場時間管理サーバ100へ送信する。
【0032】
入場時、入退場時間管理サーバ100で受け取られたこれらの情報は、サーバ上のデータベースに登録される。退場時には、退場リーダ140にリフト券に内蔵されたICチップ120がかざされた際、退場リーダから送信されてくるIDがすでにデータベースに登録されているか否かを検索し、該当IDのレコードに退場時刻を追記して登録する。
【0033】
記録されたデータベース上の情報は、施設毎に集計を行う。また、その施設の現時点での利用総人数や、過去の施設利用者のデータから平均滞在時間の集計を行うとともに、設定されたタイムスパンごとに区切り、各タイムスパンにおいて何人の利用者が該当するかを現在時刻と記録された入場時刻から算出し集計する。
【0034】
平均滞在時間の集計は、その日の平均としても良いし、例えば過去のデータから季節毎に集計して各季節における平均を求めても良い。また、ICチップに年齢などの情報を書き込んでおき、各年代における平均滞在時間を求めても良い。
【0035】
集計した情報は、入退場時間管理サーバ100、ネットワークサーバ110間をネットワークを経由して通信される。このネットワークサーバ110に情報閲覧者が携帯端末などを用いてアクセスすることで情報の閲覧が可能となる。
【0036】
また、例えば登録者に集計情報を予め指定した時間などに自動配信しても良いし、プリンタなどに自動出力する方法を用いても良い。
【0037】
図2は、入退場時間管理サーバにおけるデータベースにおいて集計された各施設における利用者数の一例を示す図である。また、図3は、その際のデータをグラフ化して表示したものである。総利用者数と座席数から、アクセス時点でその施設に空きがあるか否かを知ることが可能である。
【0038】
また、平均利用時間は、季節毎や繁忙期などの各時期における過去のデータを参照して平均値が算出される。
【0039】
このように算出された平均利用時間と入場後の各時間で分けられた人数分布から混雑が緩和される時間帯を予測することが可能となる。例えば、施設Cにおいては、平均利用時間が1.5Hであり、入場後45〜60分経過した利用者数が150人いるため、30分後には緩和されていることが想定される。
【0040】
このような想定を入退場時間管理サーバ上で行い、表やグラフとともに利用者に通知してもよい。
【0041】
次に、図4を用いて、本発明の実施形態における入場時のフローについて詳細に説明する。
【0042】
入場者は、施設入場時にINリーダにICチップ内蔵のリフト券をかざす(ステップS11)。INリーダは、入場者がかざしたICチップを読み取り、ICチップに記憶されているID、入場時刻などを入退場時間管理サーバへ送信する(ステップS12)。
【0043】
入退場時間管理サーバは、INリーダにて読み取った情報を受信して入退場時間管理サーバ内のデータベースに登録し(ステップS13)、データベース内の情報を集計・計算する(ステップS14)。集計後、ネットワークサーバへ集計した情報を送信する(ステップS15)。
【0044】
このとき、現時点でのその施設内にいる人数の総数、設定されたタイムスパンごとの人数、過去データの累積から平均滞在時間を集計する。また、各人数及び平均滞在時間は予めICチップに年齢、性別などの情報を記憶しておき、年代や性別ごとに分けて集計しても良い。また視覚的にわかりやすいようにこれらの集計結果のグラフ化も行う。
【0045】
ネットワークサーバは、各施設に設置された各入退場時間管理サーバから情報を受け取り、ネットワークを経由して配信可能にする(ステップS16)。利用者は、このネットワークサーバにアクセスすることで情報を得ることが可能となる。
【0046】
次に、図5を用いて、本発明の実施形態における退場時のフローについて詳細に説明する。
【0047】
退場者は、施設退場時にOUTリーダにICチップ内蔵のリフト券をかざす(ステップS21)。OUTリーダは、退場者がかざしたICチップを読み取り、ICチップに記憶されているID、退場時刻などを入退場時間管理サーバへ送信する(ステップS22)。
【0048】
入退場時間管理サーバは、OUTリーダにて読み取ったIDが入退場時間管理サーバ内のデータベースにすでに登録済みか否かを検索する(ステップS23)。検索したIDが登録済みであれば、すでにデータベースに記入されている同一IDの行に退場時刻を追記する(ステップS24)。一方、検索したIDが未登録であれば、データベースには登録せず、次のステップへ移行する。
【0049】
続いて、入退場時間管理サーバはデータベース内の情報を集計・計算する(ステップS25)。集計後、ネットワークサーバへ集計した情報を送信する(ステップS26)。
【0050】
このとき、現時点でのその施設内にいる人数の総数、設定されたタイムスパンごとの人数、過去データの累積から平均滞在時間を集計する。また、各人数及び平均滞在時間は予めICチップに年齢、性別などの情報を記憶しておき、年代や性別ごとに分けて集計しても良い。また視覚的にわかりやすいようにこれらの集計結果のグラフ化も行う。
【0051】
ネットワークサーバは、各施設に設置された各入退場時間管理サーバから情報を受け取り、ネットワークを経由して配信可能にする(ステップS27)。利用者は、このネットワークサーバにアクセスすることで情報を得ることが可能となる。また、図中には記載していないが、1日ごとにデータベース内の入場時刻のみ記載のあるデータに関しては営業時間終了時点で削除する。
【0052】
このようにスキー場などの施設において、ICチップを組み込んだ入場券を利用した入退場管理を行うことで、施設内の各地点における混雑状況を事前に確認することが可能となる。
【0053】
また、一定のタイムスパン毎における入退場者数及び過去のデータから平均滞在時間を割り出すことで、その情報を確認した情報閲覧者が将来を予測し混雑を回避するように行動することが可能となる。
【0054】
また、特にスキー場では利用客の大多数がリフト券を所有していると考えられる。そのため、リフト券にICチップを組み込み、それを利用した入退場管理を行うことで、より精度の高い情報を集めることが可能であり、既存の発明に比べより簡易な方法で混雑状況を表示するため、導入に当たってコストを抑えられる。
【0055】
また、ネットワークを経由した情報公開手法をとるため、多くの人が所有している携帯端末からのアクセスにより情報の閲覧が可能であり、情報閲覧に際し、情報閲覧者に新規の費用負担等が必要ない。
【0056】
さらに、ゲレンデ状況(積雪量・風向き・風の強さ)やゲレンデ内でのスキー場混雑状況をあわせて情報提供したり、また友人の位置を把握可能にするようなサービスも合わせて提供することにより、一層効果的な集客が可能となる。
【0057】
リフト券のICチップを利用するパターン以外にも携帯端末自身をリフト券とすることも可能である。また、電車の混雑状況など、入退場の際に何らかの形で情報を記録させることを可能とすれば、スキー場以外の各種施設の混雑状況を表示するといった用途に適用できる。さらには、倉庫内の物品管理といった用途にも適用可能である。
【0058】
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の実施形態に係る施設混雑状況提供システムの構成図である。
【図2】施設混雑状況の表示例である。
【図3】施設混雑状況の表示例である。
【図4】入場時におけるフローチャートである。
【図5】退場時におけるフローチャートである。
【符号の説明】
【0060】
100 入退場時間管理サーバ
110 ネットワークサーバ
120 ICチップ
130 INリーダ
140 OUTリーダ
150 携帯端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともID番号の情報を含むICチップと、
前記ICチップに記憶された情報を読み取る読取手段を備えるリーダと、
前記リーダから受信した情報を登録する登録手段を備える入退場時間管理サーバと、
前記集計手段及び前記算出手段にて求められた結果及び施設情報を外部からネットワークを経由してアクセスが可能な状態にて公開する公開手段を有するネットワークサーバとを有する施設混雑状況提供システムにおいて、
前記リーダは、施設の出入り口に設置され、前記読取手段にて読み取った情報と読み取った時間を関連付けて送信する送信手段を備え、
前記入退場時間管理サーバは、入場後一定時間毎における入場者数を集計する集計手段と、過去のデータを基に平均滞在時間を算出する算出手段とを備えることを特徴とする施設混雑状況提供システム。
【請求項2】
前記ネットワークサーバは、前記集計手段及び前記算出手段にて求められた結果及び施設情報を表及びグラフにて公開することを特徴とする請求項1記載の施設混雑状況提供システム。
【請求項3】
前記入退場時間管理サーバは、前記集計手段及び前記算出手段による結果から混雑緩和予測時間を算出し、
前記ネットワークサーバは、前記混雑緩和予測時間を公開することを特徴とする請求項1又は2記載の施設混雑状況提供システム。
【請求項4】
前記ICチップは、利用者の年齢情報を含み、
前記集計手段は、各年代毎に集計することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の施設混雑状況提供システム。
【請求項5】
前記算出手段は、過去の各季節におけるデータを参照して季節毎の平均滞在時間を算出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の施設混雑状況提供システム。
【請求項6】
前記算出手段は、過去の繁忙期のデータを参照して繁忙期における平均滞在時間を算出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の施設混雑状況提供システム。
【請求項7】
前記集計手段及び前記算出手段にて求められた結果及び施設情報を予め設定された時間にプリンタにて自動出力することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の施設混雑状況提供システム。
【請求項8】
前記集計手段及び前記算出手段にて求められた結果及び施設情報を予め設定された時間に利用者の携帯端末に自動配信することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の施設混雑状況提供システム。
【請求項9】
施設の出入り口に設置されるリーダによる少なくともID番号の情報を含むICチップに記憶された情報を読み取る読取ステップと、
前記読取ステップにて読み取った情報と読み取った時間を関連付けて送信する送信ステップと、
入退場時間管理サーバによる前記リーダから送信された情報を登録する登録ステップと、
入場後一定時間毎における入場者数を集計する集計ステップと、
過去のデータを基に平均滞在時間を算出する算出ステップと、
ネットワークサーバによる前記集計ステップ及び前記算出ステップにて求められた結果及び施設情報を外部からネットワークを経由してアクセスが可能な状態にて公開する公開ステップとを備えることを特徴とする施設混雑状況提供方法。
【請求項10】
前記ネットワークサーバは、前記集計ステップ及び前記算出ステップにて求められた結果及び施設情報を表及びグラフにて公開することを特徴とする請求項9記載の施設混雑状況提供方法。
【請求項11】
前記入退場時間管理サーバは、前記集計ステップ及び前記算出ステップによる結果から混雑緩和予測時間を算出し、
前記ネットワークサーバは、前記混雑緩和予測時間を公開することを特徴とする請求項9又は10記載の施設混雑状況提供方法。
【請求項12】
前記ICチップは、利用者の年齢情報を含み、
前記集計ステップは、各年代毎に集計することを特徴とする請求項9から11のいずれか1項記載の施設混雑状況提供方法。
【請求項13】
前記算出ステップは、過去の各季節におけるデータを参照して季節毎の平均滞在時間を算出することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の施設混雑状況提供方法。
【請求項14】
前記算出ステップは、過去の繁忙期のデータを参照して繁忙期における平均滞在時間を算出することを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載の施設混雑状況提供方法。
【請求項15】
前記集計ステップ及び前記算出ステップにて求められた結果及び施設情報を予め設定された時間にプリンタにて自動出力することを特徴とする請求項9から14のいずれか1項記載の施設混雑状況提供方法。
【請求項16】
前記集計ステップ及び前記算出ステップにて求められた結果及び施設情報を予め設定された時間に利用者の携帯端末に自動配信することを特徴とする請求項9から15のいずれか1項記載の施設混雑状況提供方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−282687(P2009−282687A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−133261(P2008−133261)
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】