説明

施設見学管理システム

【課題】申込書の情報が格納されたデータベースの内容に基づいて、原子力発電所の施設を管理する部署毎に、施設毎に対応する基準の項目の必要情報毎の全ての帳票を作成する。
【解決手段】見学者、見学日時、見学時間、原子力発電所の複数の施設が組み合わされた複数の見学コースを含む情報が示された申込書1の情報が格納されるサーバ5と、申込書1の情報を登録して原子力発電所2の見学を受け付ける受付手段と、受付手段で登録された内容に応じ、サーバ5に格納された情報に基づいて、施設毎に対応する基準の項目の帳票を作成する帳票発行手段16とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、原子力発電所等の施設の見学を受け付ける際の管理を行う施設見学管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
多くの工場や研究所、発電所等では見学者を受け入れて地域社会と企業や自治体とのつながりを持つようにしている。このような施設を見学するためには、事前に予約が必要な場合が多いが、近年の情報処理技術の進歩によりコンピュータシステムを用いて予約を行うことが一般的となっている(特許文献1参照)。
【0003】
例えば、原子力発電所では、施設の外観を見学して発電所の様子を見学する見学者から、限られた作業員が立ち入ることができる発電設備の建屋内の機器を見学して視察や取材などをする見学者まで様々である。このため、見学の受付に際しては、見学者、見学日時、見学時間、見学場所等の情報を記載した申込書を提出するようになっている。発電所側では、提出された申込書に基づいて、見学のコースに応じた見学者に対する対応を複数の部署により行い、見学者に対する安全を確保して対応を円滑にしている。
【0004】
具体的には、原子力発電所の見学であっても、展示室だけを見学する見学者、敷地内には入るが建屋の外観を見学する見学者、管理棟等発電の中枢には拘わらない建屋だけに立ち入る見学者、発電の中枢を担う発電設備のある建屋にまで立ち入って技術的な内容まで見学する見学者等、様々である。
【0005】
このため、見学者の受付を行った後には、見学コースに応じて見学者の情報を記載した手続き書類(帳票)を作成し、帳票を関係部署に送ることが必要である。各部署で必要とされる帳票の記載内容は重複する項目もあるが、見学者に応対する部署や見学者の立入を管理する部署、建屋の保安・見学者の安全を管理する部署等、帳票が必要となる部署は様々である。従って、コンピュータシステムを用いて予約を受け付けることができる一方で、受け付けた後の帳票の作成には人手を要し時間と手間が掛かっているのが現状であった。
【0006】
【特許文献1】特開2003−44728号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、見学者の受付を行った際に各部署で必要となる帳票の全てを作成することができる施設見学管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明の第1の態様に係る施設見学管理システムは、見学者、見学日時、見学時間、見学場所を含む情報が示された申込書の情報を記憶する記憶手段と、申込書の情報を登録する受付手段と、受付手段で登録された内容に応じて記憶手段に記憶された情報から必要情報を複数種類抽出して必要情報毎の帳票を作成する帳票作成手段とを有することを特徴とする。
【0009】
第1の態様では、申込書の情報が記憶された記憶手段の内容に基づいて必要情報毎の全ての帳票を帳票作成手段で作成することができる。
【0010】
本発明の第2の態様に係る施設見学管理システムは、第1の態様に記載の施設見学管理システムにおいて、申込書には見学コースにより見学場所が設定され、受付手段で登録された見学コースに応じて必要な見学場所に見学者が立ち入るための必要情報が抽出され、見学場所を管理する必要部署に対応してそれぞれ帳票を作成することを特徴とする。
【0011】
第2の態様では、見学コースに応じて必要な見学場所に見学者が立ち入るための必要情報が示された帳票を全ての必要部署に対して作成することができる。
【0012】
本発明の第3の態様に係る施設見学管理システムは、第1もしくは第2の態様のいずれかに記載の施設見学管理システムにおいて、帳票作成手段で作成する帳票の必要情報は、必要情報毎に必要部署に送信されることを特徴とする。
【0013】
第3の態様では、必要部署に対して帳票作成手段で作成する帳票の必要情報を送信することができる。
【0014】
本発明の第4の態様に係る施設見学管理システムは、第1〜第3の態様のいずれかに記載の施設見学管理システムにおいて、見学場所は、原子力発電所の多数の施設であり、帳票作成手段で作成される複数種類の帳票は、施設毎に対応する基準の項目が設定されたものであることを特徴とする。
【0015】
第4の態様では、原子力発電所の複数の施設に対応した全ての帳票を必要部署に対して作成することができる。
【0016】
本発明の第5の態様に係る施設見学管理システムは、第1〜第4の態様のいずれかに記載の施設見学管理システムにおいて、記憶手段、受付手段及び帳票作成手段の情報は一つのサーバで一括管理され、一つのサーバには、見学者の施設への立入情報を管理する機能が備えられていることを特徴とする。
【0017】
第5の態様では、帳票作成手段の情報に基づいて施設毎に見学者の立入状態を管理することができる。
【0018】
上記目的を達成するための本発明の第6の態様に係る施設見学管理システムは、見学者、見学日時、見学時間、原子力発電所の複数の施設が組み合わされた複数の見学コースを含む情報が示された申込書の情報が格納されるデータベースと、申込書の情報を登録して原子力発電所の見学を受け付ける受付手段と、受付手段で登録された内容に応じ、データベースに格納された情報に基づいて、施設毎に対応する基準の項目の必要情報をそれぞれ抽出し、施設を管理する部署毎に必要とされる帳票を作成する帳票作成手段とを有することを特徴とする。
【0019】
第6の態様では、申込書の情報が格納されたデータベースの内容に基づいて、原子力発電所の施設を管理する部署毎に、施設毎に対応する基準の項目の必要情報毎の全ての帳票を作成することができる。
【0020】
本発明の第7の態様に係る施設見学管理システムは、第6の態様に記載の施設見学管理システムにおいて、受付手段で登録された見学コースに応じて必要な施設に見学者が立ち入るために必要な基準の項目の必要情報が抽出され、施設を管理する必要部署に対応してそれぞれ項目の必要情報が選択された帳票を作成することを特徴とする。
【0021】
第7の態様では、見学コースに応じて、見学者が立ち入るための必要情報を含めた必要な帳票を作成することができる。
【0022】
本発明の第8の態様に係る施設見学管理システムは、第6もしくは第7の態様のいずれかに記載の施設見学管理システムにおいて、帳票作成手段で作成する帳票の必要情報は、必要情報毎に必要部署に送信されることを特徴とする。
【0023】
第8の態様では、必要部署に対して帳票作成手段で作成する帳票の必要情報を送信することができる。
【0024】
本発明の第9の態様に係る施設見学管理システムは、第6〜第8の態様のいずれかに記載の施設見学管理システムにおいて、データベース及び受付手段及び帳票作成手段の情報は一つの見学管理者サーバで一括管理され、見学管理者サーバには、各時刻における見学者の施設への立入情報を管理する機能が備えられていることを特徴とする。
【0025】
第9の態様では、見学管理者サーバで各時刻における見学者の施設への立入情報を管理することができる。
【0026】
本発明の第10の態様に係る施設見学管理システムは、第9の態様に記載の施設見学管理システムにおいて、立入情報を管理する機能は、見学者の立入用のカードを発行するカード発行手段と、施設毎に備えられカード発行手段で発行されたカードの情報を読み取るカードリーダとからなることを特徴とする。
【0027】
第10の態様では、発行されたカードの情報をカードリーダで読み取ることにより、各時刻における見学者の施設への立入情報や見学者の所在情報を管理することができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明の施設見学管理システムは、見学者の受付を行った際に各部署で必要となる帳票の全てを作成することができる施設見学管理システムとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
本発明の施設見学管理システムは、原子力発電所を見学する場合を例に挙げて説明してある。例えば、展示室だけを見学するコース(以下Aコースと記す)、敷地内には入るが建屋の外観を見学するコース(以下Bコースと記す)、管理棟等発電の中枢には拘わらない建屋だけに立ち入る見学コース(以下Cコースと記す)、発電の中枢を担う発電設備のある建屋にまで立ち入って技術的な内容まで見学するコース(以下Dコースと記す)に分け、それぞれのコースで必要な帳票を作成すると共に見学者の立入情報や所在情報を管理するシステムを例に挙げて説明する。
【0030】
図1には本発明の一実施形態例に係る施設見学管理システムの全体を表すブロック構成、図2、図3には立入管理データベースに格納されるデータベースの一例、図4には所在データベースに格納されるデータベースの一例を示してある。
【0031】
図1に示すように、見学者の申し込みを受け付けるため、申込書1の情報を登録して原子力発電所2の見学を受け付ける受付手段としての管理者用PC3が備えられ、管理者用PC3は通信手段4を介してデータベースとしての管理者用のサーバ5と接続されている。また、管理者用PC3は通信手段4を介して原子力発電所2の各施設X、Y、Z、・・・と接続されている。更に、各施設X、Y、Z、・・・の立入に関して届けを必要とする場合の届出先6(例えば、消防や警察などの役所)が通信手段4を介して管理者用PC3に接続されている。
【0032】
申込書1には、見学者、見学日時、見学時間、原子力発電所2の施設X、Y、Z、・・・が組み合わされた複数の見学コース(Aコース、Bコース、Cコース、Dコース)を含む情報が記入されている。申込書1の情報は管理者用PC3に入力されて見学が受け付けられると共に、サーバ5のデータベースに格納される。受付手段で登録された内容に応じ管理者用PC3では、サーバ5のデータベースに格納された情報に基づいて、施設X、Y、Z、・・・毎に対応する基準の項目の必要情報(詳細は後述する)をそれぞれ抽出し、施設X、Y、Z、・・・を管理する部署毎に必要とされる帳票が作成される(帳票作成手段)。
【0033】
このため、申込書1の情報が格納されたデータベースの内容に基づいて、原子力発電所2の施設X、Y、Z、・・・を管理する部署毎に、施設X、Y、Z、・・・毎に対応する基準の項目の必要情報毎の全ての帳票を作成することができる。
【0034】
帳票作成手段は、各時刻における見学者の施設への立入情報を管理する機能を含み、管理者用PC3及びサーバ5の双方に備えられ、見学者の立入用のカードを発行するカード発行手段11と、施設X、Y、Z、・・・毎に備えられ、カード発行手段11で発行されたカードの情報を読み取るカードリーダ12を有している。また、帳票作成手段は、管理者用PC3及びサーバ5の双方に備えられる手段として、立入情報記録手段13、立入管理手段14、立入受付手段15、帳票発行手段16を有している。
【0035】
また、サーバ5は管理者データベース(管理者DB)21を有している。例えば、管理者DB21は「立入者情報」を備え、「立入者情報」には、図2に示すように、立入者自身の情報(氏名等)と、立入者が立ち入る情報(受付登録時刻、施設退室終了情報等)と、立入者に割り振られるIDが格納されている。また、例えば、管理者DB21は「施設情報」を備え、「施設情報」には、図3に示すように、各施設X、Y、Z、・・・に対して必要な帳票の情報と、施設自体の情報(届出省庁を含む施設内容)が格納されている。
【0036】
また、サーバ5は所在データベース(所在DB)22を有している。例えば、所在DB22は「所在情報」を備え、「所在情報」には、図4に示すように、見学者x、y、・・・の登録番号、固有情報(住所、電話番号、勤務先情報等)、立入時刻、場所、目的が格納されている。
【0037】
一方、届出先6は、各施設X、Y、Z、・・・の立入に関して必要となる届出の情報を受信する受信手段25及び受信した内容を表示する表示手段26を備えている。
【0038】
上述したブロック構成で構築される施設見学管理システムでは、申込書1の内容を入力することにより、申し込みが受け付けられると共に、申込書1の内容がサーバ5に情報として格納され、サーバ5に格納されたデータベースの内容に応じて必要な帳票が発行される。また、見学者に対して立入用のカードが発行され、見学者は各施設X、Y、Z、・・・のカードリーダ12でカードの情報を読み込ませることにより、見学者の立入状態を管理する。
【0039】
これにより、申込書1の情報に基づいて必要情報毎の全ての帳票を作成することができる。また、見学コースに応じて必要な見学場所に見学者が立ち入るための必要情報が示された帳票を全ての必要部署(総務、保安等の部署)に対して作成することができる。また、必要部署に対して帳票の必要情報を送信することができる。また、原子力発電所2の複数の施設X、Y、Z、・・・に対応した全ての帳票を必要部署に対して作成することができる。また、施設X、Y、Z、・・・毎に見学者の立入状態や所在情報を管理することができる。
【0040】
図5〜図14に基づいて原子力発電所の見学管理について具体的に説明する。
【0041】
図5には見学申込票、図6には見学者名簿、図7には申込書の受付画面、図8には見学コースの一覧、図9には見学受付連絡票、図10には発電所見学予定連絡票、図11には発電所視察・取材連絡票、図12には来客入域連絡票、図13には一時立入者承認申請書、図14には見学前チェックシートを示してある。
【0042】
図5の見学申込(受付)票は、見学日時、見学コース、見学団体、責任者希望事項などが記入されたものである。図6の原子力発電所見学者名簿は、見学する団体の見学者が記入されたものであり、見学申込(受付)票と同時、もしくは、見学の前までに提出される。図9の見学受付連絡票兼許可証は、受け付けた団体名や見学予定時間、応対者等が記入されたものであり、受け入れ側の部署の情報とされる。図10の発電所見学予定連絡票は、例えば、Bコースの見学者団体の見学予定時間や来訪手段等の情報が記載されたものである。図11の発電所(視察・取材)予定連絡票は、Cコース、Dコースの見学者団体の見学予定時間や来訪目的等の情報が記載されたものである。
【0043】
また、図12の来客入域連絡票は、Cコース、Dコースの見学者団体の所定区域の入域時間等の情報が記載されたものである。図13の一時立入者承認申請書は、Dコースの見学者団体の見学者が、関係者以外が立ち入らない場所に立ち入るための情報が記載されたものであり、見学者自身の安全のため等の情報が記載されたものである。図14の見学前チェックシートは、申込み内容の変更等の情報が記載されたものである。
【0044】
これらが、見学に関して必要関係部署で把握する必要がある内容が記載された帳票となっている。
【0045】
図5に示した見学申込み票(申込書1)に必要事項を記載すると共に、図6に示した見学者名簿を記載して申込みを行う。管理者用PC3(図1参照)で見学申込み票及び見学者名簿の内容を図7に示した入力画面から入力する。また、予め、図14に示した見学前チェックシートを提出するようになっている。入力画面で見学者の情報等を入力する際に、見学コースが選択される。見学コースは、例えば、Aコース、Bコース、Cコース、Dコースの4種類が設定され、見学コースに合わせて必要な帳票類が選択される。
【0046】
図8に示すように、例えば、展示室だけを見学するAコースの場合、必要書類は、図5に示した見学申込書と、図14に示した見学前チェックシートとなる。見学の手続書類は特に必要とされていない。
【0047】
また、例えば、敷地内には入るが建屋の外観を見学するBコースの場合、必要書類は、図5に示した見学申込書と、図6には見学者名簿と、図14に示した見学前チェックシートとなる。そして、見学手続書類として、図9に示した見学受付連絡票(見学者の情報)と、図10に示したBコース用の発電所見学予定連絡票が必要となる。見学手続書類は、サーバ5(図1参照)のデータベースに格納された情報に基づいて作成され、必要部署として、原子力発電所2(図1参照)の総務課に提出される(送信される)。
【0048】
また、例えば、管理棟等発電の中枢には拘わらない建屋だけに立ち入るCコースの場合、必要書類は、図5に示した見学申込書と、図6には見学者名簿と、図14に示した見学前チェックシートとなる。そして、見学手続書類として、図9に示した見学受付連絡票(見学者の情報)と、図12に示した来客入域連絡票と、図11に示した発電所視察・取材連絡票が必要となる。見学手続書類は、サーバ5(図1参照)のデータベースに格納された情報に基づいて作成され、必要部署として、原子力発電所2(図1参照)の総務課に提出される(送信される)。
【0049】
また、例えば、発電の中枢を担う発電設備のある建屋にまで立ち入って技術的な内容まで見学するDコースの場合、必要書類は、図5に示した見学申込書と、図13に示したDコース見学用で放射線に対する管理情報を確認するための一時立入承認申請書と、図14に示した見学前チェックシートとなる。そして、見学手続書類として、図9に示した見学受付連絡票(見学者の情報)と、図12に示した来客入域連絡票と、図13に示したDコース見学用で放射線に対する管理情報を確認するための一時立入承認申請書(見学前・見学後)と、図11に示した発電所視察・取材連絡票が必要となる。そして、一時立入承認申請書以外の見学手続書類は、必要部署として、原子力発電所2(図1参照)の総務課に提出される(送信される)。更に、見学手続書類として一時立入承認申請書は安全管理課に提出(送信)される。
【0050】
また、各施設X、Y、Z、・・・の立入に関して、例えば、消防や警察などの役所への届けを必要とする場合の届出先6(図1参照)がある場合、見学手続書類が適宜届出先6に提出(送信)される。
【0051】
これら帳票である見学手続書類が、サーバ5(図1参照)のデータベースに格納された情報に基づいて全て作成される。また、同時に、見学コース及び見学者の情報に応じてカードが発行され、見学者は見学時にカードを持参して各施設X、Y、Z、・・・に立ち入ったり退出する都度、カードリーダ12にカードの情報を読み込ませる。これにより、見学者の立入状態や所在情報が記録され、見学手続書類の内容等と照合されて管理される。これらの情報はデータベースに蓄積される。
【0052】
このようにして、申込書1の情報が格納されたデータベースの内容に基づいて、原子力発電所2の施設X、Y、Z、・・・を管理する総務課や安全管理課毎に、施設X、Y、Z、・・・毎に対応する基準の項目(見学手続書類の項目)の必要情報毎の全ての帳票を作成することができる。また、見学者の立入状態や所在情報を管理して原子力発電所2(図1参照)への不審者の侵入等と見学者との区分けを的確に行い、侵入者に対する安全を確保することができる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、例えば、原子力発電所等の施設の見学を受け付ける際の管理を行う施設見学管理システムの産業分野で利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の一実施形態例に係る施設見学管理システムの全体を表すブロック構成図である。
【図2】立入管理データベースに格納されるデータベースの一例を表す図である。
【図3】立入管理データベースに格納されるデータベースの一例を表す図である。
【図4】所在データベースに格納されるデータベースの一例を表す図である。
【図5】見学申込票を表す図である。
【図6】見学者名簿を表す図である。
【図7】申込書の受付画面を表す図である。
【図8】見学コースの一覧を表す図である。
【図9】見学受付連絡票を表す図である。
【図10】発電所見学予定連絡票を表す図である。
【図11】発電所視察・取材連絡票を表す図である。
【図12】来客入域連絡票を表す図である。
【図13】一時立入者承認申請書を表す図である。
【図14】見学前チェックシートを表す図である。
【符号の説明】
【0055】
1 申込書
2 原子力発電所
3 管理者用PC
4 通信手段
5 サーバ
6 届出先
11 カード発行手段
12 カードリーダ
13 立入情報記録手段
14 立入管理手段
15 立入受付手段
16 帳票発行手段
21 管理者データベース
22 所在データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
見学者、見学日時、見学時間、見学場所を含む情報が示された申込書の情報を記憶する記憶手段と、
申込書の情報を登録する受付手段と、
受付手段で登録された内容に応じて記憶手段に記憶された情報から必要情報を複数種類抽出して必要情報毎の帳票を作成する帳票作成手段と
を有することを特徴とする施設見学管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の施設見学管理システムにおいて、
申込書には見学コースにより見学場所が設定され、受付手段で登録された見学コースに応じて必要な見学場所に見学者が立ち入るための必要情報が抽出され、見学場所を管理する必要部署に対応してそれぞれ帳票を作成する
ことを特徴とする施設見学管理システム。
【請求項3】
請求項1もしくは請求項2に記載の施設見学管理システムにおいて、
帳票作成手段で作成する帳票の必要情報は、必要情報毎に必要部署に送信される
ことを特徴とする施設見学管理システム。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の施設見学管理システムにおいて、
見学場所は、原子力発電所の多数の施設であり、帳票作成手段で作成される複数種類の帳票は、施設毎に対応する基準の項目が設定されたものである
ことを特徴とする施設見学管理システム。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の施設見学管理システムにおいて、
記憶手段、受付手段及び帳票作成手段の情報は一つのサーバで一括管理され、一つのサーバには、見学者の施設への立入情報を管理する機能が備えられている
ことを特徴とする施設見学管理システム。
【請求項6】
見学者、見学日時、見学時間、原子力発電所の複数の施設が組み合わされた複数の見学コースを含む情報が示された申込書の情報が格納されるデータベースと、
申込書の情報を登録して原子力発電所の見学を受け付ける受付手段と、
受付手段で登録された内容に応じ、データベースに格納された情報に基づいて、施設毎に対応する基準の項目の必要情報をそれぞれ抽出し、施設を管理する部署毎に必要とされる帳票を作成する帳票作成手段と
を有することを特徴とする施設見学管理システム。
【請求項7】
請求項6に記載の施設見学管理システムにおいて、
受付手段で登録された見学コースに応じて必要な施設に見学者が立ち入るために必要な基準の項目の必要情報が抽出され、施設を管理する必要部署に対応してそれぞれ項目の必要情報が選択された帳票を作成する
ことを特徴とする施設見学管理システム。
【請求項8】
請求項6もしくは請求項7に記載の施設見学管理システムにおいて、
帳票作成手段で作成する帳票の必要情報は、必要情報毎に必要部署に送信される
ことを特徴とする施設見学管理システム。
【請求項9】
請求項6〜請求項8のいずれかに記載の施設見学管理システムにおいて、
データベース及び受付手段及び帳票作成手段の情報は一つの見学管理者サーバで一括管理され、見学管理者サーバには、各時刻における見学者の施設への立入情報を管理する機能が備えられている
ことを特徴とする施設見学管理システム。
【請求項10】
請求項9に記載の施設見学管理システムにおいて、
立入情報を管理する機能は、見学者の立入用のカードを発行するカード発行手段と、施設毎に備えられカード発行手段で発行されたカードを読み取るカードリーダとからなる
ことを特徴とする施設見学管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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