施錠装置および施錠方法

【課題】分解および組み立てが容易で、解錠番号が変更でき、構成部材の交換が可能な施錠装置を提供する。
【解決手段】錠本体９７０と、施錠係止部位で係止される長尺状のバンドと、錠本体の後面を変形させるアダプタ９８０とを備える施錠装置であって、錠本体はアダプタ取付溝またはアダプタ装着孔と本体側孔９７０ａを有し、アダプタは、アダプタ取付溝またはアダプタ装着孔に取付けるための返し部と、バンドの尾部を係止するための係止孔９８０ａを有しており、本体側孔は、本体側孔と係止孔とにより１つの通路が形成される位置に存在している。係止孔からバンドが差し込まれると、バンドの頭部は本体側孔を貫通し錠本体の外部へ出される。さらにバンド頭部が錠本体の、バンドをロックするための位置に差し込まれ、ダイヤルリングによってバンドが係止される。

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【特許請求の範囲】
【請求項１】
錠本体と、施錠係止部位で係止される長尺状の係止部材と、前記錠本体の施錠対象物品に接する面を変形させるアダプタとを備える施錠装置であって、
前記錠本体は、施錠対象物品に接する面、前記面の上下または左右の面に、前記アダプタを取り付けるためのアダプタ取付溝、アダプタ取付孔またはアダプタ取付穴と、前記係止部材を貫通させるための本体側孔または本体側溝とを有し、
前記アダプタは、前記アダプタ取付溝、前記アダプタ取付孔または前記アダプタ取付穴に対応する形状の取付部と、前記係止部材を貫通させるためアダプタ側孔またはアダプタ側溝とを有し、
前記本体側孔または前期本体側溝は、前記本体側孔または前期本体側溝と前記アダプタ側孔または前記アダプタ側溝とにより１つの通路が形成される位置に存在し、
前記アダプタ側孔または前記アダプタ側溝と前記本体側孔または前期本体側溝とで形成される前記通路は、前記錠本体への前記アダプタの取り付けおよび取り外し方向とは異なる方向に形成されている
ことを特徴とする施錠装置。
【請求項２】
前記ダイヤルリングは、前記切欠部を有する内部材と、前記内部材以外の部分である外部材とが着脱可能に嵌合することにより構成されており、
前記内部材は変形用切欠部を軸方向と垂直な側面に有し、前記変形用切欠部が狭まりながら前記外部材に挿入され、前記変形用切欠部の復元力により前記外部材と嵌合する
ことを特徴とする請求項１記載の施錠装置。
【請求項３】
前記錠本体は、前記係止部材の一端を係止するための端部係止孔または端部係止溝を有し、
前記係止部材は少なくとも一部が湾曲または屈曲が可能な部材であり、一端にのみ前記端部係止孔または前記端部係止溝を通り抜けることができない大きさの尾部を有し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の入口側の少なくとも一部は前記尾部より狭く、
前記尾部は、弾性を有し、前記端部係止孔または前記端部係止溝に挿入可能な大きさに変形することで前記端部係止孔または前記端部係止溝に挿入され、挿入後には前記弾性により前記端部係止孔または前記端部係止溝の内部の形状に応じた形状に復元し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の出口側の少なくとも一部は前記尾部が変形しても、前記尾部が通過不可能な狭さである
ことを特徴とする請求項１記載の施錠装置。
【請求項４】
前記錠本体は、前記係止部材の一端を係止するための端部係止孔または端部係止溝を有し、
前記係止部材は少なくとも一部が湾曲または屈曲が可能な部材であり、一端にのみ前記端部係止孔または前記端部係止溝を通り抜けることができない大きさの尾部を有し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の入口側の少なくとも一部は前記尾部より狭い狭窄部を形成し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の前記狭窄部は、弾性を有し、前記尾部を挿入可能な大きさに前記狭窄部の形状が変形することにより、前記尾部が挿入され、挿入後には前記弾性により前記狭窄部の形状は前記尾部の形状に応じた形状に復元する
ことを特徴とする請求項１記載の施錠装置。

【図１】