施錠装置および施錠方法
【課題】傘などの安価な物品の置き引き防止のために、容易に取り扱いができ、部品交換が可能な施錠装置を提供する。
【解決手段】錠本体100と、錠本体100に支持される軸部材300と、軸部材300を回転軸とする複数のダイヤルリング200と、複数のダイヤルリング200で直接係止される長尺状の係止部材400とを備え、錠本体100は、外部から軸部材が挿入される本体軸孔102a、102b、102cを有し、本体軸孔102a、102b、102cは、少なくとも一部の内径が軸部材300の少なくとも一部の外径よりも小さくなっており、そのためダイヤルリング200が開錠位置にあり、係止部材400が軸部材300および錠本体100から抜き出ている場合は、軸頭部とは反対側の方向のみ抜き出し可能となっている。
【解決手段】錠本体100と、錠本体100に支持される軸部材300と、軸部材300を回転軸とする複数のダイヤルリング200と、複数のダイヤルリング200で直接係止される長尺状の係止部材400とを備え、錠本体100は、外部から軸部材が挿入される本体軸孔102a、102b、102cを有し、本体軸孔102a、102b、102cは、少なくとも一部の内径が軸部材300の少なくとも一部の外径よりも小さくなっており、そのためダイヤルリング200が開錠位置にあり、係止部材400が軸部材300および錠本体100から抜き出ている場合は、軸頭部とは反対側の方向のみ抜き出し可能となっている。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
錠本体と、前記錠本体に支持される少なくとも1つ以上の軸部材と、前記軸部材を回転軸とする複数のダイヤルリングと、前記複数のダイヤルリングで直接係止される係止部材とを備える施錠装置であって、
前記錠本体は、外部から前記軸部材が挿入される本体軸孔または本体軸穴と、前記ダイヤルリングの、前記錠本体に対する前記軸部材の挿抜方向への移動を制限する壁と、前記錠本体への前記軸部材の挿入方向とは逆方向に軸頭部を押すことにより前記軸部材を押し出し可能とする孔とを有し、
前記孔は軸頭部側に位置し、更に錠本体外面に開口し、
前記軸部材は、前記前記係止部材が挿入される軸側溝または軸側孔を有し、
前記本体軸孔または前記本体軸穴は、少なくとも一部の内径が、前記軸部材の少なくとも一部の外径よりも小さくなっている、または、前記本体軸穴が前記錠本体を貫通していないことにより、前記軸部材は、前記ダイヤルリングが開錠位置にあり、かつ、前記係止部材が前記軸部材および前記錠本体から抜き出されている場合、軸頭部とは反対側の方向にのみ抜き出し可能である
ことを特徴とする施錠装置。
【請求項2】
前記軸側溝または前記軸側孔は、前記軸部材を貫通し、
前記錠本体はさらに、前記係止部材が貫通可能な本体側溝または本体側孔を有し、
前記係止部材は、その長手方向に凹凸が繰り返し形成された凹凸部を有し、
前記複数のダイヤルリングは、開錠位置である回転位置において前記係止部材を挿抜自在にするとともに、前記開錠位置以外の回転位置において前記係止部材の前記凹凸部の任意の凸部と当接するように周方向の一部に設けられた切欠部を有する
ことを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
【請求項3】
前記軸側溝、前記軸側孔、前記本体側溝または前記本体側孔が形成する前記係止部材の通路が、前記錠本体外部から前記通路を介しては、前記ダイヤルリングが視認不可能なほどに湾曲または屈曲している
ことを特徴とする請求項2記載の施錠装置。
【請求項4】
前記係止部材は、直線部分に前記凹凸が形成されたU字型の棒体であるU字棒であり、
前記ダイヤルリングは、前記係止部材を係止するための係止用リングと、前記係止用リングと噛み合って回転する位置合わせ用リングとから構成され、前記位置合わせ用リングが所定の回転位置になると、前記係止用リングの回転位置は開錠位置となり、
前記係止用リングは、前記開錠位置以外の回転位置になると、前記U字棒の凹凸部の任意の凸部と当接することで前記U字棒を係止状態ににし、前記開錠位置となる回転位置になると前記U字棒を係止状態から開放するように外周の一部に設けられた切欠を有し、
前記錠本体はさらに、前記U字棒の直線部分が挿入される棒用孔または棒用穴を有し、
前記軸部材は、前記位置合わせ用リングの回転軸であり、前記本体軸孔の場合には、
少なくとも一部の外径は、前記本体軸孔の一部の内径よりも大きいために、または前記本体軸穴の場合には、前記軸穴が前記錠本体を貫通していないために、
前記本体軸孔または前記本体軸穴に前記軸部材が挿入される方向とは逆方向にのみ抜き出し可能であり、
前記錠本体に対する前記回転軸の抜き出し方向は、前記U字棒が前記係止状態から解放された場合に、前記U字棒が引き出される方向と同じであり、
前記本体軸孔または前記本体軸穴は、前記錠本体において、前記U字棒が前記係止状態にある場合、前記U字棒が妨げとなり前記錠本体から抜き出せない位置に存在する
ことを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
【請求項5】
前記ダイヤルリングは、前記切欠部を有する内部材と、前記内部材以外の部分である外部材とが着脱可能に嵌合することにより構成されており、
前記内部材は変形用切欠部を軸方向と垂直な側面に有し、前記変形用切欠部が狭まりながら前記外部材に挿入され、前記変形用切欠部の復元力により前記外部材と嵌合する
ことを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
【請求項6】
前記錠本体は、前記係止部材の一端を係止するための端部係止孔または端部係止溝を有し、
前記係止部材は少なくとも一部が湾曲または屈曲が可能な部材であり、一端にのみ前記端部係止孔または前記端部係止溝を通り抜けることができない大きさの尾部を有し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の入口側の少なくとも一部は前記尾部より狭く、
前記尾部は、弾性を有し、前記端部係止孔または前記端部係止溝に挿入可能な大きさに変形することで前記端部係止孔または前記端部係止溝に挿入され、挿入後には前記弾性により前記端部係止孔または前記端部係止溝の内部の形状に応じた形状に復元し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の出口側の少なくとも一部は前記尾部が変形しても、前記尾部が通過不可能な狭さである
ことを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
【請求項7】
前記錠本体は、前記係止部材の一端を係止するための端部係止孔または端部係止溝を有し、
前記係止部材は少なくとも一部が湾曲または屈曲が可能な部材であり、一端にのみ前記端部係止孔または前記端部係止溝を通り抜けることができない大きさの尾部を有し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の入口側の少なくとも一部は前記尾部より狭い狭窄部を形成し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の前記狭窄部は、弾性を有し、前記尾部を挿入可能な大きさに前記狭窄部の形状が変形することにより、前記尾部が挿入され、挿入後には前記弾性により前記狭窄部の形状は前記尾部の形状に応じた形状に復元する
ことを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
【請求項1】
錠本体と、前記錠本体に支持される少なくとも1つ以上の軸部材と、前記軸部材を回転軸とする複数のダイヤルリングと、前記複数のダイヤルリングで直接係止される係止部材とを備える施錠装置であって、
前記錠本体は、外部から前記軸部材が挿入される本体軸孔または本体軸穴と、前記ダイヤルリングの、前記錠本体に対する前記軸部材の挿抜方向への移動を制限する壁と、前記錠本体への前記軸部材の挿入方向とは逆方向に軸頭部を押すことにより前記軸部材を押し出し可能とする孔とを有し、
前記孔は軸頭部側に位置し、更に錠本体外面に開口し、
前記軸部材は、前記前記係止部材が挿入される軸側溝または軸側孔を有し、
前記本体軸孔または前記本体軸穴は、少なくとも一部の内径が、前記軸部材の少なくとも一部の外径よりも小さくなっている、または、前記本体軸穴が前記錠本体を貫通していないことにより、前記軸部材は、前記ダイヤルリングが開錠位置にあり、かつ、前記係止部材が前記軸部材および前記錠本体から抜き出されている場合、軸頭部とは反対側の方向にのみ抜き出し可能である
ことを特徴とする施錠装置。
【請求項2】
前記軸側溝または前記軸側孔は、前記軸部材を貫通し、
前記錠本体はさらに、前記係止部材が貫通可能な本体側溝または本体側孔を有し、
前記係止部材は、その長手方向に凹凸が繰り返し形成された凹凸部を有し、
前記複数のダイヤルリングは、開錠位置である回転位置において前記係止部材を挿抜自在にするとともに、前記開錠位置以外の回転位置において前記係止部材の前記凹凸部の任意の凸部と当接するように周方向の一部に設けられた切欠部を有する
ことを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
【請求項3】
前記軸側溝、前記軸側孔、前記本体側溝または前記本体側孔が形成する前記係止部材の通路が、前記錠本体外部から前記通路を介しては、前記ダイヤルリングが視認不可能なほどに湾曲または屈曲している
ことを特徴とする請求項2記載の施錠装置。
【請求項4】
前記係止部材は、直線部分に前記凹凸が形成されたU字型の棒体であるU字棒であり、
前記ダイヤルリングは、前記係止部材を係止するための係止用リングと、前記係止用リングと噛み合って回転する位置合わせ用リングとから構成され、前記位置合わせ用リングが所定の回転位置になると、前記係止用リングの回転位置は開錠位置となり、
前記係止用リングは、前記開錠位置以外の回転位置になると、前記U字棒の凹凸部の任意の凸部と当接することで前記U字棒を係止状態ににし、前記開錠位置となる回転位置になると前記U字棒を係止状態から開放するように外周の一部に設けられた切欠を有し、
前記錠本体はさらに、前記U字棒の直線部分が挿入される棒用孔または棒用穴を有し、
前記軸部材は、前記位置合わせ用リングの回転軸であり、前記本体軸孔の場合には、
少なくとも一部の外径は、前記本体軸孔の一部の内径よりも大きいために、または前記本体軸穴の場合には、前記軸穴が前記錠本体を貫通していないために、
前記本体軸孔または前記本体軸穴に前記軸部材が挿入される方向とは逆方向にのみ抜き出し可能であり、
前記錠本体に対する前記回転軸の抜き出し方向は、前記U字棒が前記係止状態から解放された場合に、前記U字棒が引き出される方向と同じであり、
前記本体軸孔または前記本体軸穴は、前記錠本体において、前記U字棒が前記係止状態にある場合、前記U字棒が妨げとなり前記錠本体から抜き出せない位置に存在する
ことを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
【請求項5】
前記ダイヤルリングは、前記切欠部を有する内部材と、前記内部材以外の部分である外部材とが着脱可能に嵌合することにより構成されており、
前記内部材は変形用切欠部を軸方向と垂直な側面に有し、前記変形用切欠部が狭まりながら前記外部材に挿入され、前記変形用切欠部の復元力により前記外部材と嵌合する
ことを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
【請求項6】
前記錠本体は、前記係止部材の一端を係止するための端部係止孔または端部係止溝を有し、
前記係止部材は少なくとも一部が湾曲または屈曲が可能な部材であり、一端にのみ前記端部係止孔または前記端部係止溝を通り抜けることができない大きさの尾部を有し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の入口側の少なくとも一部は前記尾部より狭く、
前記尾部は、弾性を有し、前記端部係止孔または前記端部係止溝に挿入可能な大きさに変形することで前記端部係止孔または前記端部係止溝に挿入され、挿入後には前記弾性により前記端部係止孔または前記端部係止溝の内部の形状に応じた形状に復元し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の出口側の少なくとも一部は前記尾部が変形しても、前記尾部が通過不可能な狭さである
ことを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
【請求項7】
前記錠本体は、前記係止部材の一端を係止するための端部係止孔または端部係止溝を有し、
前記係止部材は少なくとも一部が湾曲または屈曲が可能な部材であり、一端にのみ前記端部係止孔または前記端部係止溝を通り抜けることができない大きさの尾部を有し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の入口側の少なくとも一部は前記尾部より狭い狭窄部を形成し、
前記端部係止孔または前記端部係止溝の前記狭窄部は、弾性を有し、前記尾部を挿入可能な大きさに前記狭窄部の形状が変形することにより、前記尾部が挿入され、挿入後には前記弾性により前記狭窄部の形状は前記尾部の形状に応じた形状に復元する
ことを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27A】
【図27B】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46A】
【図46B】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61A】
【図61B】
【図61C】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85A】
【図85B】
【図85C】
【図85D】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27A】
【図27B】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46A】
【図46B】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61A】
【図61B】
【図61C】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85A】
【図85B】
【図85C】
【図85D】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【公開番号】特開2008−274751(P2008−274751A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−139002(P2008−139002)
【出願日】平成20年5月28日(2008.5.28)
【分割の表示】特願2006−219724(P2006−219724)の分割
【原出願日】平成17年11月2日(2005.11.2)
【出願人】(304027280)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月28日(2008.5.28)
【分割の表示】特願2006−219724(P2006−219724)の分割
【原出願日】平成17年11月2日(2005.11.2)
【出願人】(304027280)
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