説明

旅行も安心なペット給餌器

【課題】数日間、留守可能なペット用給餌器の提供。
【解決手段】タイマーに一つに「14プログラムの設定機能」をもち、また「1秒刻みのONOFFが可能」とし、一食目、二食目と分けて食べさせることとした。そのために給餌のための扉に設けた電磁石をONOFFさせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明は、留守時ペット給餌器。
【背景技術】
【0002】
この分野では現在、国内国外共に、当該発明と対比する給餌器は見聞きせず、対比する文献もない。
各家庭のニーズに応えた発明の商業的価値は無限大である。
【発明の表示】
図1 図3 図4 図5 図6 図9 図11 図12 図13 図14
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
給餌器の中でニーズが高い一つには、数日間留守可能なこと。
【0004】
以上と同時に、「室外」「室内」両用可能な給餌器。
【0005】
中型:大型ペット用の給餌器。
【0006】
餌盗り排除機能を兼備した給餌器。
【0007】
「故障のリスクが少なく」、且つ、「値が張らない手軽な製品」。
【課題を解決するための手段】
【0008】
電磁石、永久磁石それぞれの特性を最大限に生かす。
【0009】
ハプニングが起きたとしても、素人でもメンテナンスが可能なシステム。
【0010】
奇抜なアイデアの結集。
【発明の効果】
【0011】
ペット愛好家のニーズを満たし、親しまれる機器を実現。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
「ニーズの実態」と[特許請求の範囲]の考察。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】 本発明の実施形態を示す外観図
【図2】 一食目と2食目の餌箱の構造説明図
【図3】 図1の内部の説明用図
【図4】 使用電磁石の作成図
【図5】 2種類ある引き戸の説明用図
【図6】 第二の餌盗り防止システム図
【図7】 車輪及び車輪ガイドの説明図
【図8】 スイッチ説明図
【図9】 オブジェクト、ショット装置
【図10】 図9の補充説明図
【図11】 オブジェクトショット後の説明図
【図12】 給餌3食用の図
【図13】 下りスロープ式給餌器
【図14】 大型犬給餌器の概観図
【符号の説明】
【0014】
ローマ字 大文字「A」「B」「C」「D」「E」=電磁石
同 小文字「a」「b」「c」「d」「e」=永久磁石
他のローマ字
S=S極 N=N極 P=磁石同極反発ショット*例 扉開閉=CSPcS
Q=強磁性体ペンダント=ペット認識カード=QA1A2
F1=フットワーク F2=フットワークを誘う取っ手の類
M1=ペットの口と噛み歯 M2=M1を誘うオブジェクト
Y=直流+側から延びた配線コード X=直流−側から延びた配線コード
W=YとXをドッキング(2芯化)させたBOX、尚、2芯コードが落下しないよう施している。
Z=コードが餌箱と一緒に引出されるか、引き戻される時のコードガイド装置
V=引き戸の侵入口、また、侵入口の下辺を表している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(大型犬対応、及び、2食給餌システム)
それらを可能としたのは、図1に見る扉(3)のアップダウン開閉システムで、梃子力学応用(図1の2−T−J−3)と「電磁石」「永久磁石」のペアで成り立っている。
その給餌器には、扉の開放で食できる一食目と、餌箱を引出すことで食べ得る2食目とが備わる。
ペットが大型の場合、扉の頑丈さが要求されるが、図14は、1図の給餌器を一食用にしたものである。
一食用で事足りるケースでは、図3に見る装置の中で必要とするのは、タイマー、エミリネーター(30−31−32)、エクセルギー(2−T−J−3))と、永久磁石(図1のcS)の4点しかなく、台座も必要なしの家庭であれば、余りの低コストに驚かされる。
また扉には、絵を描くなどにより、楽しめることや、付加価値を高めることが出来る。
永久磁石は、扉の開閉の両方共に欠かせず、損壊対策に「18−8ステンレス」や「ラバーゴム」等にて二重に囲み込み保護する。
マグネットの吸着力は、市販の15Kg前後のもので間に合う。
エミリネーターと電磁石は一箇所に収納(図14の83)可能で、このポイントに受ける衝撃に対しても、鉄壁に備えておく。
【請求項2】
(扉方式の利点2)
2食給餌を可能にしたには、現在のタイマーが、1つに「14プログラムの設定機能」をもち、2に「1秒刻みのONOFFが可能」なことがある。
だが、その機能だけでは、一食目と2食目を2回に分けて食べさせることは出来ない。
そこで2食を同時に食させないシステムの発明が欠かせない。
この難題は、タイマー機能2と扉方式のペアで解決した。
タイマーONによりA1A2は、鉄の塊から磁石になるが、永久磁石はOFFの時には吸着し、扉を閉じる役目をしていた。
タイマーONで、P(同極反発)が起こり、扉が開放されてペットが駆け寄って来る。
このときA1A2に通電した侭とすると、2食目も引き出し食べること可能である。
だが、このアップダウン開閉式の扉であれば、瞬時に開くことで、一秒もせずPは無用である。
そのことから、タイマーONからOFFの間を一秒にセットすることで、2食目を食することは不可能となる。
【請求項3】
(ペンダントQ)
Q(強磁生体)の役目の一つは、引出し式餌箱の引っ張り出しを、ペットになさせるための道具である。
もう一つは、人間社会における本人確認のカードで、餌盗り対策である。
Qを吸着するのは、図1に見るA1A2の釣り針型電磁石である。
SN両極を、上部と前面2箇所に配置する訳にはペットの首の長さ等の相違への配慮がある。
Qが、吸着すると、ペットは異変に驚きバックする。
その動作の応用であるが、A1A2の配置スポットは、図5のVに侵入する際のQの予想通過点である。
そのスポットを的確にするには、予想通過点を狭める方策が必要である。
Vの間口(侵入口)が、ペットの頭や首のサイズと掛け離れていれば、通過点を逸れかねず、それにはVのサイズをペットと合わせておくことが欠かせない。
ペットが小さい内は、それをしておく事で、より大きな餌盗りの侵入防止にもなる。
ペットが、成長過程にある家庭では、Vが大きな引き戸を数用意しておくが、図1の9は、その引き戸の取替え口である。
(2食目を確実に食させる方策)
2食目の給餌時間がやって来ても、このとき一食目の餌皿は空になっている。
音声テープで、Vから呼びかけたにしても、首を突っ込むとは限らない。
より確実な方策が、2食目の餌の臭気をVから外に流すことで、その装置が、図1の11の送風機である。
念を入れたのが同図11の疑似餌である。
【請求項4】
(第二の餌盗り防止システム)
図5の42の引き戸では、餌盗り防止にならないので、同図の43のVなし引き戸と取替えて、引出すシステムである。
引出す仕事をするのは、食するペット自身(図3−M1)である。
M1はM2(図5)を、銜え引っ張る。
図6は、M2をPのショットで放出させる装置で、放出前の鎖は、切削等で凹みをつけた壁面に隠しておく。
大方が気になることは、この方策の信頼度であるが、もし口で引っ張り十分に引出せずとも、少し引き戸が開くだけで、餌の臭いが漂って来るので、空き腹のペットであれば、足や頭部を使って何が何でも押し開くこと本能で、少しでも練習させておくと心配無用。
それより心配は、引き戸の損壊である。
対策には、材質を軽くて硬い金属類とし、摩擦が起こる引き戸の角や底面に丸みをつけ、床面は滑り易く施工をしておく。
この装置を加えると、3個の磁石が必要であるが、それを低コストで作成したのが、図4である。
図5の45は、落下の防ぎと、警報ブザー(図1の8)のスイッチをONとする。、強烈な引っ張りに備えたもの。
【請求項5】
(延長コード処理システム)
餌箱の引出し式で避けて通れないのが、掃除機と同じくコードを延長させたり、巻き戻す装置が必要なことである。
給餌機器に、ゼンマイ等は不向きで、モーターは衝撃に難があり、コストもかかる。
難題を最善に解決させたのが、図3及び図12に示すY1X1である。
垂れた部分の長さは餌箱の長さに比例する。
引出しと、引き戻しの際には、コードに多少無理が掛かるので、掃除機と同種のコードを用いる。
残る課題は、スムーズな送り出しであるが、シャトルを備えた送線ガイド(図3のZ)を2箇所設けるだけで、スムーズに事を運びその様子は想像以上である。
(扉方式の利点3)
扉は人の手で閉めるが、閉めるときには、重り(2)とコードが一緒に上がって行き、閉めを終えたときには、コードは元の位置に引き戻っている。
これにも目を見張り、この扉方式しか成しえない業である。
(送電ストップ装置(図8)の必要性)
ペットが、餌を食べるとき、A1A2に通電した侭であれば、食する障害になるばかりか、強烈に引っ張る等して、餌箱を損壊させる危険がある。
図8が、スイッチを切る装置であるが、セット位置は餌箱のストップ位置と同位置で、切る仕組みは、餌箱の底に取り付けた永久磁石(a)が、スイッチボックス内部の強磁性体(57)を吸着する。
すると57と連結させた通電接触面(60)が、上昇することでOFFとなる。
【請求項6】
(引出し式餌箱、並列連結による給餌システム)
図9 図10 図11 図12
このシステムによる給餌は、三食以上が可能で、その場合、横幅が長くなり場所をとるが、、餌箱の奥行を深くすることで、横幅は短縮することが出来る。
このシステムでは、ペット自身(図3のF1)で引き出すが、そのフットワークを誘うのは、疑似餌風のオブジェクト(図11)である。
(オブジェクトに魚を選択した理由)
横に長く、二つの永久磁石を隠し、セットできること。
背びれ(F2)が、取っ手の代わりになり、フットワークを誘うにこれ以上の対象はないこと。
また、かわいいペットの器には、愉快さが似合っていること。
オブゼエクトの材質については、ジュラルミンなど考えられるが、ショット前のオブジェクトは、背面を半格納にしておくことで、背面の象りが可能な材質をも併せ持つ必要がある。
3食が、3匹用とすれば、並列するだけで完成となる。
一匹三食用となると、一食済ませる間に他のオブゼエクトは引っ込めておく必要がある。
それが不可能とすれば、一度に全部食べられ、餌盗りにも遭いかねない。
タイマーをOFFにすることで、マグネットの吸着力が引っ込めに働くが、その力は空気抵抗にて、P力よりはかなり低下する。
ガウス数2600G=吸着力20Kgを用いた小生の実験の結果では、ショット先が餌箱表面(図9の70)から30mmを超えていると、吸引力の低下は顕著となっている。
オブジェクトにフットワークさせる適度な距離は、Fのサイズによって異なるが、吸引力を補う必要があるケースでは、簡単な手段として、Pの装置を少し上向きに取り付け、更に滑り落ちる力を増すため、射出停止用球(図10の69)の重量を増しておく方法がある。
【請求項6】
(下りスロープ簡易システム) 図13
餌盗りの心配のない家庭では、図13のシステムで十分である。
また、ペットが複数の家庭向けには、その分だけ器を大きくすることでも対応可能だ。
尚、延長コード処理システムなど不要なことから、連結も容易である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−59309(P2013−59309A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−218216(P2011−218216)
【出願日】平成23年9月12日(2011.9.12)
【特許番号】特許第5115876号(P5115876)
【特許公報発行日】平成25年1月9日(2013.1.9)
【出願人】(511238457)
【Fターム(参考)】