説明

映像アルバム自動作成システム及びコンピュータプログラム

【課題】蓄積保存された映像情報から所望の映像情報をダウンロードしてつなぎ合わせ、任意の映像アルバムを作成できるシステムを提供する。
【解決手段】映像情報収集配信装置2に映像入力装置1で撮影した映像情報を、撮影条件情報および映像関連情報と関連づけて蓄積する。蓄積された映像情報から所望の条件に適合する映像情報を検索する条件を情報端末3から入力して、検索結果の画像を情報端末3に表示する。検索結果画像からダウンロードする映像を選択し、映像情報収集配信装置2では、選択された映像をつなぎ合わせて情報端末3にダウンロードする。また、撮影時刻および撮像部の位置などの撮影条件情報を自動的に修正して入力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は映像アルバムを作成するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ビデオ映像を保存するためには、対象となる事象が発生する前に、ビデオ映像を撮るための準備をしなければ、ビデオ映像を入手/保存できない。たとえば、運動会などのイベントのビデオ映像を記録するためには、そのイベント会場に撮影機材を持って出向いて、自分で撮影することにより、映像を取得・保存しなければならない。そして、イベント終了後には、映像を入手する手段がない。また、ビデオカメラなどの機器取得の問題や記録媒体(テープなど)/バッテリーなどの機器条件の制限によって、所望のビデオ映像を撮影できない問題があった。なお、ビデオ映像の撮影を業者に委託する場合であっても、事前に委託しないと撮影されない問題があった。
【0003】
従来、監視カメラの映像に日時などの付加情報をつけて記録装置に記録する方法(特許文献1参照)、ユーザが検索できる画像データベース(特許文献2参照)、またはインターネットを介して蓄積保存された画像情報を取り出せるシステム(特許文献3参照)がある。しかし、これらのシステムでは、撮影条件情報や映像関連情報が限られるので、画像データをさまざまな条件で検索したり、映像情報を編集することが簡単には行なえなかった。また、映像の一部がほしい場合でも全体をダウンロードする必要があり、複数の映像のそれぞれ一部のみをほしい場合などには、複数の映像を個別に全てダウンロードする必要があった。同一のイベントに係る映像であっても個別にダウンロードする必要があった。
【特許文献1】特開2001−111959号公報
【特許文献2】特開2001−268657号公報
【特許文献3】特開2002−56079号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
映像情報を収集して蓄積保存し、蓄積保存された映像情報を適宜検索可能とし、所望の映像情報をダウンロードして任意の映像アルバムを作成できるシステムを提供することを目的とする。
また、この発明は、蓄積保存された映像情報から所望の映像情報を適宜合成して、任意の映像アルバムを作成できるシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の観点に係る映像アルバム自動作成システムは、映像入力装置と、該映像入力装置に通信を介して接続され、該映像入力装置で入力した映像を蓄積して映像アルバムを生成し、蓄積している映像を情報端末に送信する映像情報収集配信装置と、を備える映像アルバム自動作成システムであって、
前記映像入力装置は、撮像手段と、該撮像手段による撮像の撮影条件情報を収集する撮影条件情報収集手段と、前記撮像手段から出力された映像情報を前記撮影条件情報収集手段で収集された撮影条件情報と共に前記映像情報収集配信装置に送信する手段と、から構成され、
前記映像情報収集配信装置は、前記映像入力装置から送信された映像情報および撮影条件情報を通信ネットワークを介して受信する受信手段と、映像関連情報を入力する関連情報入力手段と、前記受信手段で受信した映像情報と撮影条件情報および前記関連情報入力手段から入力された映像関連情報を対応付けて記憶する記憶手段と、情報端末から通信を介して映像検索条件を受信する映像検索条件受信手段と、前記記憶手段に記憶されている情報を検索し、前記映像検索条件受信手段で受信した映像検索条件にあてはまる撮影条件情報もしくは該映像関連情報に関連づけられた映像情報を抽出して前記情報端末に配信する映像情報配信手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0006】
また、前記撮影条件情報は、撮影時刻を示す時刻情報を含み、前記撮影条件情報収集手段は、撮影時刻情報を供給する計時手段を備え、該計時手段は、計時時間情報を補正する電波時計又はネットワークを介して標準時刻にアクセスする手段を備える、ことを特徴とする 。
【0007】
前記撮影条件情報は映像入力装置の位置情報を含み、前記撮影条件情報入力手段は、全地球測位システム衛星信号受信装置を備え、前記位置情報が前記全地球測位システム衛星信号から得られるように構成することが好ましい。
【0008】
前記撮影条件情報は撮影したときの気温、湿度および天候のうちの少なくとも1つを含み、前記撮影条件情報収集手段が気温センサ、湿度センサおよび天候センサのうちの少なくとも1つを備え、前記撮影したときの気温、湿度および天候がそれぞれ前記気温センサ、湿度センサおよび天候センサから得られることが好ましい。
【0009】
また、前記映像情報配信手段は、例えば、
前記情報端末から受信した映像検索条件にあてはまる1つ又は複数の撮影条件情報もしくは映像関連情報に関連づけられたそれぞれの映像情報のうちの、それぞれ少なくとも1つの画像フレームを前記情報端末に送信するサンプルフレーム送信手段と、
前記情報端末から、前記サンプルフレーム送信手段が送信した前記1つ又は複数の画像フレームに対応する映像情報について、そのダウンロードの要求を受け付ける受付手段と、受け付けたダウンロード要求に従って、前記情報端末により選択されたそれぞれの画像フレームを含む1つ又は複数の映像情報を1つにまとめて、前記情報端末に配信する手段と、から構成される。
【0010】
さらに、前記情報端末が、過去の検索結果画像フレームおよび選択された画像フレームを記憶する手段と、前記過去の検索結果画像フレームおよび選択された画像フレームを表示する手段と、前記過去の検索結果画像フレームから新たに選択されたそれぞれの画像フレームを含む映像情報をダウンロードするダウンロード要求信号を送信する手段とを備え、
前記映像情報収集配信装置が、前記情報端末から映像情報ダウンロード要求を受信した場合に、前記選択されたそれぞれの画像フレームを含む映像情報を1つにまとめて、前記情報端末に配信する、ことを特徴とする。
【0011】
なお、前記映像情報配信手段は、前記情報端末から合成条件を受信し、前記検索により抽出した複数の映像を合成条件に従って合成して1つの映像を生成して配信する手段を備えることが好ましい。
【0012】
本発明の第2の観点に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、
映像入力装置から送信された映像情報および撮影条件情報を通信ネットワークを介して受信する受信手段と、
映像関連情報を入力する関連情報入力手段と、
前記受信手段で受信した映像情報と撮影条件情報および前記関連情報入力手段から入力された映像関連情報を対応付けて記憶する記憶手段と、
情報端末から通信を介して映像検索条件を受信する映像検索条件受信手段と、
前記記憶手段に記憶されている情報を検索し、前記映像検索条件受信手段で受信した映像検索条件にあてはまる撮影条件情報もしくは該映像関連情報に関連づけられた映像情報を抽出して前記情報端末に配信する映像情報配信手段と、
として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
イベントに参加する際、事前にビデオ撮影を委託することなく、また、顧客はビデオカメラを持たず、撮影をしない状態でイベントのビデオ映像を検索して入手できる効果がある。また、ネットワークを経由して選択した映像情報を入手することができるので、時間や場所の制限を受けず入手できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態に係る映像アルバム自動作成システムを、図面を参照して説明する。
【0015】
本実施の形態に係る映像アルバム自動作成システム100は、図1に示すように、1つ又は複数のネットワーク4を介して通信により相互に接続された複数の映像入力装置1と、映像情報収集配信装置2と、複数の情報端末3と、から構成されている。図1では、映像入力装置1、映像情報収集配信装置2および情報端末3が1つのネットワーク4に接続されるように記載されているが、映像入力装置1と映像情報収集配信装置2、映像情報収集配信装置2と情報端末3がそれぞれネットワークで接続されていればよい。
【0016】
映像入力装置1は、図2に示すように、制御部11、主記憶部12、外部記憶部13、計時部14、送受信部15、センサ入力部16、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)受信部17、撮像制御部18、撮像部19から構成される。主記憶部12、外部記憶部13、計時部14、送受信部15、センサ入力部16、GPS受信部17、撮像制御部18、撮像部19はいずれも内部バス10を介して制御部11に接続されている。センサ入力部16にはセンサ16aが接続されている。
【0017】
制御部11はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部13に記憶されているプログラムに従って、後述する処理を実行する。
【0018】
主記憶部12はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、制御部11の作業領域として用いられる。
【0019】
外部記憶部13は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc Rewritable)等の不揮発性メモリから構成され、後述する処理を制御部11に行わせるためのプログラムを予め記憶し、また、制御部11の指示に従って、このプログラムやそのほか映像入力装置1が記憶するデータを制御部11に供給したり、制御部11から供給されたデータを記憶したりする。また、撮影した映像情報及び撮影時の条件情報を記憶する。
【0020】
撮像部19は、CCD(Charge Coupled Devices)などのイメージセンサとレンズなどの光学系から構成されている。撮像部19は、制御部11の指示に従って、視野内の映像を撮像し、撮像した映像を表す映像信号を生成して、制御部11に供給する。
撮像制御部18は、制御部11の指令に従って、撮像部19の角度(向き;視野の方向)、ズームを制御する。撮像部19の角度を変更するには、撮像部19を雲台に取り付け、モーターとギアによって基準方向からの角度を調整することによって行う。映像入力装置1が移動体に取り付けられている場合は、ジャイロコンパスまたは磁石コンパスおよび水準器を用いて、映像入力装置1の向きを検出し、撮像部19が所望の方向を向くように角度を制御する。
【0021】
センサ入力部16は、センサ入力部16に接続されている気温センサ、湿度センサおよび/または天候センサ等の複数の撮影条件取得センサ16aから撮影時の条件である気温、湿度および/または天候等の撮影条件情報を入力して、制御部11に供給する。天候センサとしては、照度計、雨滴感知センサなどを用いることができる。
【0022】
GPS受信部17は、GPSの衛星信号を受信して、位置情報を制御部11に供給する。GPS受信部17で得られる位置情報は、映像入力装置1が移動しうる場合に有効である。映像入力装置1が移動しうる場合として、例えばマラソン中継などのために車両に取り付けられる場合、水泳、ボート、陸上競技、あらゆる球技などの撮影のためにレール上を移動する場合、ヘリコプターや飛行船などに取り付けられる場合などがある。
【0023】
計時部14は制御部11からの指令で、その時の時刻を制御部11に供給する。計時部14は電波時計を内蔵し、標準電波を受信して、随時時間情報を補正している。制御部11に供給された時刻情報は撮影時刻情報として映像情報に付加される。
【0024】
送受信部15は映像入力装置1をネットワーク4に接続する。送受信部15は後述する映像情報収集配信装置2からの撮像装置制御情報を受信して、制御部11に供給する。送受信部15はまた、映像情報と撮影条件情報を映像情報収集配信装置2に送信する。
【0025】
図1に示す映像情報収集配信装置2は図3に示すように、制御部21、主記憶部22、外部記憶部23、計時部24、送受信部25、入力部26、表示部27から構成される。主記憶部22、外部記憶部23、計時部24、送受信部25、入力部26、表示部27、映像記憶部28はいずれも内部バス20を介して制御部21に接続されている。
【0026】
制御部21はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部23に記憶されているプログラムに従って、後述する処理を実行する。
【0027】
主記憶部22はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、制御部21の作業領域として用いられる。
【0028】
外部記憶部23は、フラッシュメモリ、ハードディスク装置、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc Rewritable)、大容量光ディスク装置等の不揮発性メモリから構成され、後述する処理を制御部21に行わせるための前記プログラムを予め記憶し、また、制御部21の指示に従って、このプログラムやそのほか映像入力装置1が記憶するデータを制御部21に供給したり、制御部21から供給されたデータを記憶したりする。また、外部記憶装置23は、映像入力装置1から受信した映像情報及び撮影時の条件情報を、例えば、後述する図6に示す態様で記憶する。
【0029】
入力部26は、映像関連情報および映像入力装置1に指令する撮像部19の位置、方向、ズームなどの設定情報を入力する。
【0030】
表示部27は、入力部26から入力された映像関連情報及び撮像部19の設定情報を表示する。また、表示部27は映像入力装置1から受信した映像情報及び撮影条件情報を表示する。
【0031】
計時部24は制御部21からの指令で、その時の時刻を制御部21に供給する。計時部24は電波時計を内蔵し、標準電波を受信して、随時時間情報を補正している。制御部21に供給された時刻情報は撮影時刻情報として映像情報に付加される。映像情報収集配信装置2の計時部24の時刻情報は、映像入力装置1から撮影時刻情報が送られない場合、またはリアルタイムに撮影した映像情報が送られる場合に、映像情報に撮影時刻情報を付加するために用いられる。
【0032】
送受信部25は映像情報収集配信装置2をネットワーク4に接続する。送受信部25は撮像装置制御情報を映像入力装置1に送信する。送受信部25は、映像入力装置1から映像情報及び撮影条件情報を受信する。送受信部25はまた、後述する情報端末3からの映像検索条件又はダウンロード要求を受信して制御部21に供給する。そして送受信部25は、映像情報と撮影条件情報を情報端末3に送信する。
【0033】
図1に示す情報端末3は図4に示すように、制御部31、主記憶部32、外部記憶部33、送受信部35、入力部36、表示部37から構成される。主記憶部32、外部記憶部33、送受信部35、入力部36、表示部37はいずれも内部バス30を介して制御部31に接続されている。
【0034】
制御部31はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部33に記憶されているプログラムに従って、後述する処理を実行する。
【0035】
主記憶部32はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、制御部31の作業領域として用いられる。
【0036】
外部記憶部33は、フラッシュメモリ、ハードディスク装置、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc Rewritable)等の不揮発性メモリから構成され、後述する処理を制御部31に行わせるための前記プログラムを予め記憶し、また、制御部31の指示に従って、このプログラムやそのほか入力部36から入力した検索条件を制御部31に供給したり、制御部31から供給されたデータを記憶したりする。また、映像情報収集配信装置2から受信した映像情報、撮影時条件情報及び映像関連情報を記憶する。
【0037】
入力部36は、映像を検索するための撮影条件情報及び映像関情報を入力する。
表示部37は、入力部36から入力された映像検索条件の設定情報を表示する。また、表示部37は映像収集配信装置2から受信した検索結果画像、ダウンロードした映像情報、撮影条件情報及び映像関連情報を表示する。
【0038】
次に、図1に示す映像アルバム自動作成システムの動作を、図5〜7を参照して説明する。図5は、映像入力装置1で撮影した映像情報を、映像情報収集配信装置2に取り込んで蓄積する処理のフローチャートである。図6は、映像情報収集配信装置2における映像情報と撮影条件および映像関連情報とを関連づけるための情報の例を示す図である。図7は、映像情報収集配信装置2に蓄積されている映像情報を、情報端末3から検索して映像アルバムを作成するための動作を示すフローチャートである。
【0039】
映像情報収集配信装置2の計時部24は現在時刻を計時しており、内蔵する電波時計で標準電波を受信してその計時時刻情報を修正・較正する(ステップS50)。計時部24は、ネットワークタイムプロトコルによって、タイムサーバ(図示せず)から標準時刻情報を受信して、自己の計時時刻を較正してもよい。
【0040】
次に、映像情報収集配信装置2の入力オペレータは、必要に応じて映像関連情報を入力部26を操作して入力する(ステップS51)。映像関連情報は、例えばある学校で行われる運動会、駅前広場で行われる集会やレセプション、大通りで行われるフェスティバルなどの、イベント名称、イベントの行われる場所、開始および終了時刻などである。時刻の修正と映像関連情報入力は、理解を容易にするため、図5のフローの中に記載しているが、映像情報の受信とは非同期に行われてよい。必要に応じて、映像入力装置1内の撮像部19の位置、方向、ズーム設定などの撮影条件となる制御情報(撮像装置制御情報)を、対象となる映像入力装置1を指定して入力する(ステップS52)。入力された映像関連情報および撮像装置制御情報は表示部27に表示されて、入力オペレータが確認することができる。
【0041】
入力された撮像部19の位置、方向、ズーム設定などの制御情報は、制御部21により、送受信部25を介して指定された映像入力装置1に送信される(ステップS53)。映像入力装置1の制御部11は、送受信部15を撮像装置制御情報を受信し、指示された制御情報に従って撮像制御部18を介して撮像部19の位置、向きおよびズーム設定を制御し(ステップS54)、映像を撮影する(ステップS55)。
【0042】
制御部11は撮影したときの条件を、センサ入力部16に接続されている各種センサ16aから入力する(ステップS56)。撮影条件としては、前述した気温、湿度、天候のほかに、撮像部19の位置と方向、ズーム設定などがある。また、制御部11は、GPS電波をGPS受信部17で受信し、映像入力装置1の位置を検出する。撮像部19の向きが可変である場合には、撮像部19の向きを撮影条件情報として入力する。映像入力装置1が建築物に固定されている場合は、取り付けられた基準方向から撮像部19の向きを角度センサで測定することができる。映像入力装置1が移動体に取り付けられている場合には、ジャイロコンパスまたは磁石コンパスおよび水準器によって得られる基準方位に対して、撮像部19の向きを角度センサで測定することができる。
【0043】
映像入力装置1の制御部11は、撮影した映像情報とそのときの撮影条件とを送受信部15を介して映像情報収集配信装置2に送信する(ステップS57)。映像情報は常時リアルタイムに映像情報収集配信装置2に送信してもよいし、一定時間ごとに蓄積して送信してもよい。また、映像入力装置1と映像情報収集配信装置2との間の通信回線が常時接続できないような場合に、映像情報を映像入力装置1の外部記憶部13に蓄積しておいて、あとで送信してもよい。さらに、映像情報を記憶した外部記憶部13の媒体ごと送付されてもよい。映像情報をリアルタイムに送信しない場合には、撮影時刻情報を映像入力装置1で撮影条件として付加する。撮影時刻情報を映像入力装置1で付加するために、図2の映像入力装置1は計時部14を備えている。映像入力装置1の計時部14は、電波時計を内蔵しており、標準電波を受信して、時刻を自動的に修正することができる。時刻の修正は、ネットワークタイムプロトコルによって、タイムサーバ(図示せず)から標準時刻を受信することによって行ってもよい。
【0044】
映像情報は、そのまま送信されてもよいし、圧縮符号化して送信してもよい。通常は、記憶媒体の容量および通信回線の伝送容量を節約するために、映像情報を圧縮符号化する。映像情報を圧縮符号化する方式はとくに制限されないが、例えばMPEG−1(Moving Pictures Experts Group:国際標準化機構委員会が制定する動画データを圧縮・伸張するための国際標準化規格の1つ)乃至MPEG−4を用いることができる。
【0045】
映像情報収集配信装置2の制御部21は、映像情報および撮影条件情報を映像入力装置1から送受信部25を介して受信する(ステップS58)。制御部21は、受信した映像情報および撮影条件情報に前記映像関連情報を関連づけて外部記憶部23に蓄積する(ステップS59)。制御部21は、例えば図6に示すような表形式で映像情報と撮影条件および映像関連情報とを関連づけて外部記憶部23に記憶する。図6では、1つの映像情報(例えば30分を単位とする映像情報)に識別子である映像IDをつけ、その映像情報のイベントID、撮影場所、撮影装置番号(カメラ番号)、撮影装置の位置、方向およびズーム設定、撮影時の天候、気温、湿度、撮影開始時刻および終了時刻を映像IDに関連させている(図6の(a))。映像情報とイベントはイベントIDで関連づけられている。それぞれのイベントに対して固有のイベントIDが付与され、イベント名称、主催者、場所、開始日時および終了日時などの情報と関連づけて記憶されている(図6の(b))。1つのイベントに対して、異なる撮像部19によって撮影された映像があり、同じ撮像部19の映像でも異なる時間帯の映像など複数の映像が対応しうる。
【0046】
そして、制御部21は、蓄積した映像情報と映像IDとを、例えば図6の(c)の表で映像IDに対して映像情報が記憶されている外部記憶部23のロケーションとして対応付ける。外部記憶部23のロケーションとは、例えば映像情報が記憶される先頭のブロック番号と連続するブロック数である。映像情報ごとに撮影時間が異なる場合にも対応しうるように、映像IDに対して撮影時間も関連づけて記憶されてもよい。また、同じ撮影時間であっても映像によって圧縮されたデータ容量が異なるので、データ容量を関連づけて記憶してもよい。
【0047】
次に、映像情報収集配信装置2に蓄積された映像情報を、情報端末3から検索して映像アルバムを作成する動作について図7を参照して説明する。
【0048】
まず、ユーザは、所望の映像情報を特定するための撮影条件情報および/または映像関連情報を、検索条件として情報端末3の入力部36から入力する(ステップS70)。制御部31は、入力された検索条件を表示部37に表示させ、ユーザに提示して、入力内容を確認させる。情報端末3の制御部31は入力された検索条件を、送受信部35を介して映像情報収集配信装置2に送信する(ステップS71)。検索条件としては、例えば、イベント名称、場所および日時である。そのほか、場所、期間および天候などであってもよい。検索条件としては、AND条件またはOR条件、否定形式、範囲指定が可能であることが好ましい。
【0049】
映像情報収集配信装置2の制御部21は送受信部25を介して検索条件を受信して(ステップS72)、外部記憶部23にアクセスし、図6に示す表から検索条件に適合する撮影条件情報または映像関連情報を有する映像IDを検索する(ステップS73)。制御部21は、検索条件に適合する映像IDがあった場合、その映像IDに対応する映像情報を取り出し、その映像情報のうちの1つの画像フレームを情報端末3に送信する(ステップS74)。検索条件に適合する映像IDが複数の場合は、それぞれの映像IDに対応する映像情報から、それぞれ1つの画像フレームを選択して、送受信部25を介して情報端末3に送信する。画像フレームを選択する方法としては、映像情報の先頭画像フレーム、任意の中間時点の画像フレームまたは最終の画像フレームとすることができる。検索条件に適合する映像情報がない場合は、該当する映像情報がないことを情報端末3に送信する。
【0050】
検索結果画像を受信(ステップS75)した情報端末3の制御部31は、検索結果画像の有無を判別する(ステップS76)。検索条件に適合する映像情報がない場合は(ステップS76;No)、表示部37の表示を検索条件入力に戻して、検索をやり直す旨を報知する。検索条件に適合する映像情報がある場合は(ステップS76;Yes)、検索結果画像を検索条件とともに外部記憶部33に記憶し、同時に表示部37に検索結果画像を表示する(ステップS77)。検索結果画像がある場合、ユーザによる表示された検索結果画像のうちダウンロードする映像の画像の選択を入力部36を介して受け付ける(ステップS78)。情報端末3の制御部31は検索結果画像のうち、入力部36を介してユーザにより選択された画像に対する映像をダウンロードする要求信号を、映像情報収集配信装置2に送受信部25を介して送信する(ステップS79)。
【0051】
ダウンロード要求信号を受信(ステップS7a)した映像情報収集配信装置2の制御部21は、検索結果の映像IDの中から、選択された映像IDに対応する映像情報を外部記憶部23から読み出し、送受信部25を介して情報端末3に送信する(ステップS7b)。選択された映像情報が複数の場合、その複数の映像情報を連続して1つにまとめて情報端末3に送信する。情報端末3は、ダウンロードした映像情報を外部記憶部33に記憶するとともに、表示部37に表示する(ステップS7c)。
【0052】
以上述べたように、本発明の実施の形態に係る映像アルバム自動作成システムによれば、映像情報収集配信装置2に映像入力装置1で撮影した映像情報を、撮影条件情報および映像関連情報と関連づけて蓄積し、蓄積された映像情報から所望の条件に適合する映像情報を検索して、つなぎ合わせてダウンロードすることができるので、簡単に映像アルバムを作成することができる。
【0053】
本発明では、検索結果の画像からダウンロードする映像を選択する方法は限定されるものではないが、次のような方法を採用することができる。例えば、検索結果の画像フレームに1からNまでの番号を一時的に付与し、その一時的な番号のうちダウンロードする映像に対応する番号を並べて入力する。その場合、映像をつなげる順序に選択した番号を並べることができる。情報端末3は、選択された番号に対応した映像IDを、入力された順序にしたがって並べて、ダウンロード要求信号とする。映像情報収集配信装置2は、ダウンロード要求信号のなかの映像IDの順序にしたがって、映像情報を連結して情報端末3に送信する。このようにすると、映像情報の再生される順序も指定することができるので、映像アルバムとして所望の効果を得ることができる。
【0054】
また、検索結果を表示する画面に、画像フレームに対応してチェックボックスを表示して、チェックマークを入れるようにしたり、チェックマークの代わりにダウンロードする順序番号を入力するようにしてもよい。
【0055】
本実施の形態では、検索された映像情報からそれぞれ1つの画像フレームを情報端末3に送信するように構成したが、1つの映像情報から複数の画像フレームを選択して送信するようにしてもよい。例えば、5分の映像情報から1分ごとに5つの画像フレームを選択して、情報端末3に送信する。情報端末3では、1つの検索結果について5つの画像フレームを適当な時間間隔で順に表示する。このようにすると、検索結果の映像ごとに望みのものかどうかをより的確に判断することができる。
【0056】
次に、図8を参照して、映像情報を検索した過去の検索結果を利用して、映像情報をダウンロードする動作について説明する。
過去の検索結果を利用するために、各情報端末3の制御部31は、1度映像情報を検索したときに、その検索結果を検索条件とともに例えば、外部記憶部33に記憶しておく(図7のステップS77参照)。
【0057】
情報端末3の制御部31は、入力部36を介したユーザの指示に応答して、過去の検索履歴を表示部37に表示する(ステップS80)。過去の検索履歴は例えば検索した日時、および検索条件のなかのイベント名称や場所などの1つの条件のリストである。例えば、ユーザが表示されたリストのうち、1つの検索結果を入力部36を操作して指定すると、制御部31はその指示に応答して、その検索結果画像を表示部37に表示させ(ステップS81)、表示された検索結果画像のうちダウンロードする映像の画像の選択をユーザに促す(ステップS82)。ユーザが入力部36から画像を選択すると、制御部31は、これに応答して、選択された画像に対する映像をダウンロードする要求信号を、映像情報収集配信装置2に送受信部35を介して送信する(ステップS83)。
【0058】
ダウンロード要求信号を受信(ステップS84)した映像情報収集配信装置2の制御部21は、ダウンロード要求信号の中の映像IDに対応する映像情報を外部記憶部23から取り出し、送受信部25を介して情報端末3に送信する(ステップS85)。選択された映像情報が複数の場合、その複数の映像情報を連続して1つにまとめて情報端末3に送信する。情報端末3は、ダウンロードした映像情報を外部記憶部33に記憶するとともに、表示部37に表示する(ステップS86)。前述したように、ダウンロードする映像をつなげる順序を指定できるようにすることが好ましい。
【0059】
このようにして、一度ダウンロードした映像を再生して見てから、さらに望みの映像を追加したり、不要な映像を削除したり、映像をつなげる順序を変更して映像をダウンロードすることができるので、映像IDが付与される映像情報を単位として、映像アルバムを編集することができる。
【0060】
次に、複数の映像を合成して、ダウンロードを可能とする手法について図9、図10を参照して説明する。
例えば、検索により、複数の映像が抽出された場合に、ユーザは必要に応じて合成条件を指定する。この合成条件は、例えば、図10(a)に示すように、複数の映像I1〜I3が検索された場合に、(b)に示すように、各映像を抽出すべき時間を指定するもの、即ち、時間軸上で合成するものでもよく、或いは、(c)に示すように、複数の画像を画面上の任意の位置に配置するための位置やサイズを特定する情報であってもよい。
【0061】
情報端末3の制御部31は、入力された合成条件を送受信部35を介して映像情報収集配信装置2に送信する(図9;ステップS91)。
映像情報収集配信装置2の制御部21は、送信された合成条件を送受信部15を介して受信し(ステップS92)、先に検索した画像情報を、合成条件に従って合成する(ステップS93)。映像情報収集配信装置2の制御部21は、合成した映像情報を送受信部15を介して送信する(ステップS94)。情報端末3の制御部31は、送信された合成済映像情報を送受信部35を介して受信し、表示する(ステップS95)。
このような構成によれば、各情報端末3が映像を合成する能力のないものであっても、合成した画像を得ることができる。
【0062】
なお、この発明は前記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、前記実施の形態では、情報端末3で映像を参照したが、映像を参照したり、検索要求を送信する装置の構成は任意である。
その他、前記のハードウエア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。
【0063】
本発明に係る映像アルバム自動作成システム100や、映像情報収集配信装置2は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行するサーバ装置およびクライアント装置を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することでサーバ装置及びクライアント装置を構成してもよい。
【0064】
また、映像アルバム自動作成システム100の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
【0065】
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の実施の形態に係る映像アルバム自動作成システムを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る映像アルバム自動作成システムの映像入力装置のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る映像アルバム自動作成システムの映像情報収集配信装置のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る映像アルバム自動作成システムの情報端末のブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る映像情報収集動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係る映像情報収集配信装置における、映像情報と撮影条件情報および映像関連情報との関連づけの一例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る映像情報検索およびダウンロードの動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係る映像情報検索履歴を利用した映像情報検索及びダウンロードの動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態において、画像を合成してダウンロードする動作を示すフローチャートである。
【図10】画像情報を合成する例を示す図であり、(a)は3つのオリジナル画像I1〜I3を示す図、(b)はオリジナル画像I1〜I3を時間軸上で合成する例を示す図、(c)は、オリジナル画像I1〜I3を画面上で合成する例を説明する図である。
【符号の説明】
【0067】
1 映像入力装置
2 映像情報収集配信装置
3 情報端末
4 ネットワーク
11,21,31 制御部
12,22、32 主記憶部
13、23、33 外部記憶部
14、24 計時部
15、25、35 送受信部
16 センサ入力部
16a センサ
26、36 入力部
17 GPS受信部
27、37 表示部
18 撮像制御部
19 撮像部
100 映像アルバム自動作成システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像入力装置と、該映像入力装置に通信を介して接続され、該映像入力装置で入力した映像を蓄積して映像アルバムを生成し、蓄積している映像を情報端末に送信する映像情報収集配信装置と、を備える映像アルバム自動作成システムであって、
前記映像入力装置は、撮像手段と、該撮像手段による撮像の撮影条件情報を収集する撮影条件情報収集手段と、前記撮像手段から出力された映像情報を前記撮影条件情報収集手段で収集された撮影条件情報と共に前記映像情報収集配信装置に送信する手段と、から構成され、
前記映像情報収集配信装置は、
前記映像入力装置から送信された映像情報および撮影条件情報を通信ネットワークを介して受信する受信手段と、映像関連情報を入力する関連情報入力手段と、前記受信手段で受信した映像情報と撮影条件情報および前記関連情報入力手段から入力された映像関連情報を対応付けて記憶する記憶手段と、
情報端末から通信を介して映像検索条件を受信する映像検索条件受信手段と、前記記憶手段に記憶されている情報を検索し、前記映像検索条件受信手段で受信した映像検索条件にあてはまる撮影条件情報もしくは該映像関連情報に関連づけられた映像情報を抽出して前記情報端末に配信する映像情報配信手段と、を備える、
ことを特徴とする映像アルバム自動作成システム。
【請求項2】
前記撮影条件情報は、撮影時刻を示す時刻情報を含み、
前記撮影条件情報収集手段は、撮影時刻情報を供給する計時手段を備え、該計時手段は、計時時間情報を補正する電波時計又はネットワークを介して標準時刻にアクセスする手段を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の映像アルバム自動作成システム。
【請求項3】
前記撮影条件情報は映像入力装置の位置情報を含み、
前記撮影条件情報入力手段は、全地球測位システム衛星信号受信装置を備え、前記位置情報が前記全地球測位システム衛星信号から得られることを特徴とする請求項1又は2に記載の映像アルバム自動作成システム。
【請求項4】
前記撮影条件情報は撮影したときの気温、湿度および天候のうちの少なくとも1つを含み、前記撮影条件情報収集手段が気温センサ、湿度センサおよび天候センサのうちの少なくとも1つを備え、
前記撮影したときの気温、湿度および天候がそれぞれ前記気温センサ、湿度センサおよび天候センサから得られることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の映像アルバム自動作成システム。
【請求項5】
前記映像情報配信手段は、
前記情報端末から受信した映像検索条件にあてはまる1つ又は複数の撮影条件情報もしくは映像関連情報に関連づけられたそれぞれの映像情報のうちの、それぞれ少なくとも1つの画像フレームを前記情報端末に送信するサンプルフレーム送信手段と、
前記情報端末から、前記サンプルフレーム送信手段が送信した前記1つ又は複数の画像フレームに対応する映像情報について、そのダウンロードの要求を受け付ける受付手段と、受け付けたダウンロード要求に従って、前記情報端末により選択されたそれぞれの画像フレームを含む1つ又は複数の映像情報を1つにまとめて、前記情報端末に配信する手段と、を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の映像アルバム自動作成システム。
【請求項6】
前記情報端末が、過去の検索結果画像フレームおよび選択された画像フレームを記憶する手段と、前記過去の検索結果画像フレームおよび選択された画像フレームを表示する手段と、前記過去の検索結果画像フレームから新たに選択されたそれぞれの画像フレームを含む映像情報をダウンロードするダウンロード要求信号を送信する手段とを備え、
前記映像情報収集配信装置が、前記情報端末から映像情報ダウンロード要求を受信した場合に、前記選択されたそれぞれの画像フレームを含む映像情報を1つにまとめて、前記情報端末に配信する、
ことを特徴とする請求項5に記載の映像アルバム自動作成システム。
【請求項7】
前記映像情報配信手段は、
前記情報端末から合成条件を受信し、前記検索により抽出した複数の映像を合成条件に従って合成して1つの映像を生成して配信する手段を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の映像アルバム自動作成システム。
【請求項8】
コンピュータを、
映像入力装置から送信された映像情報および撮影条件情報を通信ネットワークを介して受信する受信手段と、
映像関連情報を入力する関連情報入力手段と、
前記受信手段で受信した映像情報と撮影条件情報および前記関連情報入力手段から入力された映像関連情報を対応付けて記憶する記憶手段と、
情報端末から通信を介して映像検索条件を受信する映像検索条件受信手段と、
前記記憶手段に記憶されている情報を検索し、前記映像検索条件受信手段で受信した映像検索条件にあてはまる撮影条件情報もしくは該映像関連情報に関連づけられた映像情報を抽出して前記情報端末に配信する映像情報配信手段と、
として機能させるコンピュータプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate