説明

映像再生装置およびその制御方法およびプログラム

【課題】 映像データを表示して再生するときに、ユーザが映像データを見逃すことのないように、映像データの再生を制御することを目的とする。
【解決手段】 映像再生装置は、再生中の映像データがウィンドウ内に表示されなくなると、映像データの再生を停止し、その後、ウィンドウ内に停止中の映像データが再び表示されると、停止中の映像データの再生を再開する。しかし、ウィンドウ内に停止中の映像データが再表示されたときに、他の映像データが再生されていれば、停止中の映像データの再生を再開しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動画データや音声データなどを含む映像データを再生する映像再生装置およびその制御方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザの通信機器がWebブラウザとプラグインを用いて画像データをWebサーバからダウンロードし、表示することが行われている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−197008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
映像データの再生中に、ユーザが操作して、通信機器がWebブラウザのウィンドウをリサイズしたり、スクロールしたりすると、ウィンドウ上での映像データの再生枠の表示状態が変化する。このとき、実際は映像データの再生枠がウィンドウに表示されていない状態であるにも関わらず、映像データの再生処理が実行され続けてしまう。したがって、ユーザが映像データを見られないにも関わらず、通信機器のリソースが無用に使用されたり、ウィンドウに表示されている内容とは関係のない音声が再生され続けてしまい、ユーザが混同するという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、映像データをウィンドウ内に表示して再生するときに、ユーザが映像データを見逃すことのないように、映像データの再生を制御することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本願に係る発明の1つは、映像データをウィンドウ内の再生枠で再生する再生手段と、前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新手段と、前記映像データの再生枠の表示されていない部分の面積の前記映像データの再生枠全体の面積に対する割合および所定の割合に基づいて、前記映像データの再生枠が表示されているか否かを判定する第1の判定手段と、前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データの再生枠が表示されていないと判定された場合、前記映像データの再生を停止する停止手段と、前記停止手段が前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶手段と、他の映像データが再生されているか否かを判定する第2の判定手段を備え、前記更新の結果、前記停止中の映像データの再生枠が表示されていると判定され、かつ前記他の映像データが再生されていないと判定された場合、前記再生手段は、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、映像データがウィンドウ内に表示されなくなったときだけでなく、映像データがウィンドウ内に再び表示されるようになったときも、ユーザが映像データを見逃すのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】映像再生システムの構成を示すブロック図である。
【図2】映像再生装置の構成を示すブロック図である。
【図3】映像再生装置の動作を示すフローチャート図である。
【図4】Webページの表示内容を示す図である。
【図5】映像装置の動作を示すフローチャート図である。
【図6】スクリプトの内容を示す図である。
【図7】映像再生装置の動作を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
(第1の実施例)
本実施例の映像再生システムの構成を図1のブロック図を参照して説明する。映像配信装置101と映像再生装置102とがネットワークを介して接続されている。
【0011】
本実施例の映像再生装置102を実現するコンピュータ装置200の構成を図2のブロック図を参照して説明する。CPU(Central Processing Unit)201は、コンピュータ装置200全体を制御する制御部である。RAM(Random Access Memory)202は外部装置などから供給されるプログラムやデータを一時記憶する。ROM(Read Only Memory)203は変更を必要としないプログラムやパラメータを格納する。ROM203に記憶されているプログラムは、コンピュータ装置200の起動時にRAM202に読み込まれ、CPU201によって実行される。記憶装置204は、各種プログラム、OS(Operating System)、ウェブブラウザプログラム、プラグインプログラムなどを記憶するハードディスク等である。記憶装置204に記憶されているプログラムは、ユーザ操作に応じて起動したときにRAM202に読み込まれ、CPU201によって実行される。通信インタフェース205は外部機器と通信を行うための接続部であり、USBポート等である。記録媒体インタフェース206は、メモリカードやDVDなどの外部記録媒体の読み書きを行うための挿入部である。ネットワークインタフェース207はネットワークケーブルを接続するための接続部である。操作部208は、ユーザがコンピュータ装置200に入力を行うためのキーボードやマウス等である。表示部209は画像やGUI画面(グラフィカルユーザインタフェース)を表示し、モニタ等である。バス210は各モジュール201〜209を互いに通信可能に接続する。
【0012】
本実施例の映像再生装置102は、映像データの再生中に、映像データの再生枠がウィンドウ上で非表示になったと検知したときに、映像データの再生を停止する。ユーザがWebブラウザのウィンドウのリサイズまたはスクロール等の操作を行うと、ウィンドウ内の表示内容が更新されて再生枠がウィンドウ上で非表示になる。本実施例の映像再生装置102の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の動作は、映像再生装置102のCPU201がOSやWebブラウザを起動し、これらにしたがって動作することで実現される。また、映像再生装置102は、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、デジタルカメラ等の通信機能と表示機能を備えた各種端末により実現される。
【0013】
まず、CPU201はWebブラウザのウィンドウに入力されたURLにしたがい、ネットワークインタフェース207を介して映像配信装置101へアクセスし、Webページをダウンロードする(S301)。CPU201は所定のプラグインが記憶装置204に記憶されているかどうか判定し(S302)、記憶されていなければ、映像配信装置101又は他のWebサーバ装置からダウンロードして記憶装置204に記憶する(S303)。CPU201は、ユーザの操作を検知する(S304)。検知の結果、操作内容が映像データの再生指示と判定されれば(S305でYes)、Webページに記述されているファイルパスにしたがって映像データを映像配信装置101からダウンロードし、記憶装置204に記憶する(S306)。そして、ダウンロード完了後、映像データを記憶装置204から読み出して再生枠上で再生する(S307)。その後、CPU201は映像データの再生が終了したかどうかを判定し(S308)、終了していなければ(S308でNo)、プラグインとOSにしたがって動作を実行し、再生枠の表示状態を検知する(S309)。そして、CPU201は再生枠がウィンドウの表示範囲に含まれなくなったかどうか判定する(S310)。
【0014】
ここで、例えば図4(a)に示すようなWebページの場合、表示状態は、Webブラウザのウィンドウの表示範囲に再生枠が、(b)全て含まれている、(c)一部含まれている、又は(d)含まれていないかのいずれかである。なお、401はWebページであり、402は再生枠であり、403は再生開始の指示を入力するためのボタン、404は再生停止の指示を入力するためのボタン、405は再生位置を示すバーである。
【0015】
CPU201が、再生枠がウィンドウの表示範囲に含まれなくなったと判定すると(S310でYes)、映像データの再生位置をRAM202に記憶し(S311)、映像データの再生を停止する(S312)。なお、ステップS308で映像データの再生が終了したと判定されれば、CPU201は本処理を終了する。また、ステップS310で再生枠が表示されていると判定されれば(S310でNo)、ステップS308に戻り以降の処理を繰り返す。
【0016】
そして、ユーザが再び操作を行い、再生停止中の映像データの再生枠がウィンドウ上に表示され、再生指示があると、CPU201は再生位置をRAM202から読み出し、その位置から映像データを再生する。
【0017】
次に、ステップS309で映像データの再生枠の表示状態の変化を検知する動作の詳細を、図5を参照して説明する。まず、CPU201は、Webブラウザのウィンドウの表示位置を示す座標(ウィンドウの左上端(L,L)および右下端(R,R))をOSより取得する(S501)。次にCPU201は再生枠の表示位置を示す座標(再生枠の左上端(l,l)および右下端(r,r))をOSより取得する(S502)。ここで、CPU201はプラグインが保持している、再生枠やWebブラウザのウィンドウのウィンドウハンドルを用いて、OSに問い合わせることによってウィンドウの表示位置を示す座標、サイズを取得することができる。次に、CPU201はウィンドウと再生枠の表示位置の座標を比較し(S503)、比較結果に応じて、再生枠がウィンドウの表示範囲に含まれているかどうかを判定する(S504)。ここで、l<L又はr>R又はl>L又はr<Rのうち少なくとも1つを満たすとき、CPU201は再生枠がウィンドウの表示範囲に含まれていないと判定する(ステップS504でNo)。そしてCPU201は、再生枠が非表示であることを示す情報をRAM202に格納する(S505)。一方、l<L又はr>R又はl>L又はr<Rのいずれも満たさないとき、CPU201は再生枠がウィンドウの表示範囲に含まれていると判定する(ステップS504でYes)。そして、再生枠が表示中であることを示す情報をRAM202に格納する(S506)。
【0018】
次に、本実施例のWebページのスクリプトの一例を図6(a)を参照して説明する。スクリプトは制御用プラグイン601と映像再生用プラグイン602を含む。CPU201は制御用プラグイン601を“Controller”という IDで識別し、映像再生用プラグイン602を“MoviePlayer”というIDで識別する。映像再生用プラグイン602は表示状態、再生状態、再生位置、音量、ミュートのON/OFFを保持する。再生枠がウィンドウの表示範囲に存在しなくなったとき、“OnExit”というイベントが発生し、CPU201は関数MoviePlayerA_OnExitが呼び出す。そして、制御用プラグインのメソッドSetPlayerExitを呼び出すと、映像データの再生を停止するイベント“OnStopPlayer”が発生し、CPU201は映像再生用プラグインの再生停止メソッドStopを呼び出す。
【0019】
なお、本実施例では、再生枠がウィンドウ上に表示されなくなった部分があるときに再生枠がウィンドウの表示範囲に含まれていないと判定し、映像データの再生を停止するようにした。しかし、これに限らず、再生枠の表示されなくなった部分の大きさに応じて、再生枠がウィンドウの表示範囲に含まれていないと判定し、映像データの再生を停止するようにしてもよい。この場合、ステップS310で再生枠のうちウィンドウに含まれなくなった部分の面積を検知し、その面積が再生枠全体の面積に対して所定の割合を超えれば、再生枠が表示されなくなったと判定する。そして、ステップS308で映像データの再生を停止するようにしてもよい。また、再生枠が全くウィンドウ上に表示されなくなったときに再生枠がウィンドウの表示範囲に含まれていないと判定し、映像データの再生を停止するようにしてもよい。この場合、r<L又はl>R又はr>L又はl<Rのうち少なくとも1つを満たすとき、CPU201は再生枠がウィンドウの表示範囲に含まれていないと判定する(ステップS504でNo)。
【0020】
また、本実施例では、ウィンドウのリサイズやスクロールによって映像データの再生枠がウィンドウ上に表示されなくなる場合について説明した。しかし、これらに限らず、タブの切換えによってウィンドウ上の表示対象が他のWebページへ変更になり、映像データの再生枠がウィンドウに表示されなくなることもある。そこで、CPU201はウィンドウ上でタブの切換えの指示を受けると、映像データは非表示になると判定し、映像データの再生を停止するようにしてもよい。
【0021】
また、スクリーンセーバーが自動的に起動することにより、ウィンドウそのものの表示状態が表示から非表示に変更になると、映像データの再生枠も非表示になる。そこで、CPU201は、スクリーンセーバーが起動したことを検知すると、映像データは非表示になると判定し、映像データの再生を停止するようにしてもよい。
【0022】
また、ウィンドウのリサイズは最小化を含み、ウィンドウが最小化されると、映像データの再生枠が非表示になる。そこで、CPU201はウィンドウに対する最小化の指示を受けると、映像データは非表示になると判定し、映像データの再生を停止するようにしてもよい。
【0023】
以上のように本実施例では、映像データがウィンドウ上に表示されなくなると、自動的に映像データの再生を停止する。これによって、ユーザが映像データを見られないにも関わらず、映像データの再生を続けて無駄なリソースを使用するのを防ぐことができる。また、映像データの再生が進んでしまい、ユーザが見逃してしまう部分が発生するのを防ぐことができる。
【0024】
次に、再生枠がウィンドウ上で非表示になったために映像データの再生が停止された後、再び、映像データの再生枠がウィンドウ上で表示されたと検知したときに、映像データの再生を開始する場合について説明する。ユーザが操作Webブラウザのウィンドウのリサイズまたはスクロール、タブの切換え、スクリーンセーバーの解除、ウィンドウの最小化の解除等の操作を行うことによって、映像データの再生枠が再びウィンドウ上に表示される。本実施例の映像再生装置102の動作を図7のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の動作は、映像再生装置102のCPU201がOSやWebブラウザを起動し、これらにしたがって動作することで実現される。
【0025】
ステップS312で映像データの再生を停止した後、CPU201は再生枠の表示状態を検知し(S701)、再生枠がウィンドウの表示範囲に含まれるようになったかどうか判定する(S702)。CPU201が、再生枠がウィンドウの表示範囲に含まれたと判定すると(S702でYes)、映像データの再生位置をRAM202から読み出す(S703)。そして、記憶装置204から映像データを取得し、ステップS703で読み出された再生位置から再生する(S704)。なお、ステップS701の動作はステップS309と同様である。
【0026】
なお、CPU201はさらに、ステップS703で読み出された再生位置が先頭であるか否かを判定し、先頭でなければステップS704で映像データの再生を開始し、先頭であれば映像データの再生を開始しないようにしてもよい。これにより、ユーザが未だ再生していなかった映像データや、再生が終了している映像データが自動的に再生されてしまうのを防ぐことができ、ユーザの利便性が向上する。
【0027】
また、CPU201はさらに、他の再生枠で再生中の映像データが存在するか否かを判定し、他の映像データが再生中でなければステップS704で映像データの再生を開始し、他の映像データが再生中であれば映像データの再生を開始しないようにしてもよい。そして、他の映像データの再生が終了すると、再生枠がウィンドウに再表示された映像データの再生を開始するようにしてもよい。これにより、ユーザが他の映像データを閲覧している場合に、重ねて再生をしてしまい、ユーザがいずれかの映像データを見逃したり、複数の映像データの音声が重なって聞き取りにくくなることを防ぐことができる。
【0028】
次に、本実施例のWebページのスクリプトの一例を図6(b)を参照して説明する。このスクリプトは図6(a)のスクリプトに追加して記述される。映像データの再生枠がウィンドウの表示範囲内に移動したとき、“OnEnter”というイベントが発生し、CPU201は関数 MoviePlayerB_OnEnterを呼び出す。そして、制御用プラグインのメソッド SetPlayerEntranceを呼び出すと、映像データの再生を開始するイベント“OnStartPlayer”が発生し、CPU201は映像再生用プラグインの再生開始メソッド Startを呼び出す。
【0029】
なお、本実施例では、Webページに1つの映像データとその再生枠が含まれる場合について説明したが複数であってもよい。この場合、複数の映像データの再生枠がウィンドウに再表示されたと検知すると、複数の映像データのうち、動画データは同時に再生を開始し、繰り返し再生を行い、音声データは映像データ毎に順に再生するようにしてもよい。これにより、ユーザは各映像データの音声を聞き取り易くなる。
【0030】
また、本実施例では、映像データのダウンロードが完了した後に、映像データの再生を開始する場合について説明したが、映像データをダウンロードしながら再生するようにしてもよい。
【0031】
例えば、映像配信装置101が映像データをストリーミングで映像再生装置102に送信し、再生する場合について説明する。CPU201はステップS301〜S305の処理を実行した後、映像配信装置101からストリーンミングサーバを経由して映像データの一部をダウンロードしてバッファに格納し、バッファに格納された映像データの一部を再生枠に再生する。そして、ステップS308〜S309の処理を実行し、再生枠が表示されていると判定されれば(S310でNo)、映像データの続きの一部をダウンロードして再生することを繰り返す。一方、再生枠が非表示であると判定されれば(S310でYes)、CPU201は映像データの再生位置を記憶し(S311)、映像データのダウンロードと再生を停止する。その後、CPU201はS701の処理を実行し、再生枠が再び表示されたと判定すれば(S702でYes)、映像データのうち、記憶装置204に記憶されている再生位置から一部を、映像配信装置101からダウンロードし(S306)、再生する(S307)。
【0032】
あるいは、例えば、映像配信装置101が映像データをプログレッシブダウンロードで映像再生装置102に送信し、再生する場合について説明する。プログレッシブダウンロードとは映像データをダウンロードしながら再生することである。CPU201はステップS301〜S305の処理を実行した後、映像配信装置101からHTTPサーバを経由して映像データの一部をダウンロードして、記憶装置204の一時フォルダに保存し、一時フォルダに保存された映像データの一部を再生枠に再生する。そして、S308〜S309の処理を実行し、再生枠が表示されていると判定されれば(S310でNo)、映像データの続きの一部をダウンロードして再生することを繰り返す。一方、再生枠が非表示であると判定されれば(S310でYes)、CPU201は映像データの再生位置を記憶し(S311)、映像データのダウンロードと再生を停止する(S812)。その後、CPU201はS701の処理を実行し、再生枠が再び表示されたと判定すれば(S702でYes)、映像データのうち、記憶装置204に記憶されている再生位置から一部を、映像配信装置101からダウンロードし(S306)、再生する(S307)。これにより、未だ再生されない映像データをダウンロードして保存することがないので、映像再生装置102の記憶容量への負荷を軽減することができる。
【0033】
なお、再生枠が非表示であると判定されれば(S310でYes)、CPU201は映像データの再生位置を記憶し(S311)、映像データの再生だけを停止し、ダウンロードは継続して映像データを一時フォルダに保存しておくようにしてもよい。そして、CPU201はS701の処理を実行し、再生枠が再び表示されたと判定すれば(S702でYes)、一時フォルダから映像データを取得し、記憶装置204に記憶されている再生位置から再生するようにしてもよい(S307)。これにより、未だ再生されていない映像データを予めダウンロードして保存しておくことで、ユーザは停止位置からだけではなく、それよりも先の映像データも直ちに再生することができるようになる。
【0034】
以上のように本実施例では、映像データの再生枠が再びウィンドウ上に表示されると、自動的に映像データの再生を開始する。これによって、ユーザは特別な操作を行うことなく、映像データの続きを見ることができる。
【0035】
なお、本実施例では、映像再生装置102が映像配信装置101から映像データをダウンロードし、Webブラウザのウィンドウの再生枠上で再生する場合について説明した。これと同様に、本実施例は、映像再生装置が記憶装置204から映像データを読み出し、他のアプリケーションのウィンドウの再生枠上で再生する場合にも適用できる。
【0036】
また、本実施例では、映像再生装置102のウィンドウ上で再生枠が表示されなくなると、必ず映像データの再生を停止する場合について説明したが、これに限らず、再生を停止するか否かを所定の設定に従って切り替えるようにしてもよい。例えば、映像データが非表示になっても停止しないことが記憶装置204に予め設定されていれば、CPU201はウィンドウ上の映像データが表示されなくなっても、映像データの再生を継続する。一方、非表示に成れば停止することが記憶装置204に予め設定されていれば、CPU201はウィンドウ上の映像データが表示されなくなると、映像データの再生を停止する。このように、ユーザは予め設定をしておくことで映像データの再生を制御することができる。
【0037】
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
【0038】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけではない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーションシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれる。さらに、以下のような処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。まず、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行う。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像データをウィンドウ内の再生枠で再生する再生手段と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新手段と、
前記映像データの再生枠の表示されていない部分の面積の前記映像データの再生枠全体の面積に対する割合および所定の割合に基づいて、前記映像データの再生枠が表示されているか否かを判定する第1の判定手段と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データの再生枠が表示されていないと判定された場合、前記映像データの再生を停止する停止手段と、
前記停止手段が前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶手段と、
他の映像データが再生されているか否かを判定する第2の判定手段を備え、
前記更新の結果、前記停止中の映像データの再生枠が表示されていると判定され、かつ前記他の映像データが再生されていないと判定された場合、前記再生手段は、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生することを特徴とする映像再生装置。
【請求項2】
映像データをウィンドウ内の再生枠で再生する再生手段と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新手段と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データの再生枠が表示されていない場合、前記映像データの再生を停止する停止手段と、
前記停止手段が前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶手段と、
他の映像データが再生されているか否かを判定する判定手段を備え、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データの再生枠が表示されていて、かつ前記他の映像データが再生されていないと判定された場合、前記再生手段は、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生することを特徴とする映像再生装置。
【請求項3】
映像データをウィンドウ内で表示して再生する再生手段と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新手段と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データが表示されていない場合、前記映像データの再生を停止する停止手段と、
前記停止手段が前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶手段と、
他の映像データが再生されているか否かを判定する判定手段を備え、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データが表示されていて、かつ前記他の映像データが再生されていないと判定された場合、前記再生手段は、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生することを特徴とする映像再生装置。
【請求項4】
映像データをウィンドウ内で表示して再生する再生手段と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新手段と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データが表示されていない場合、前記映像データの再生を停止する停止手段と、
前記停止手段が前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶手段と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データが表示されていて、かつ前記ウィンドウ内に表示されている他の映像データが再生されていない場合、前記再生手段は、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生することを特徴とする映像再生装置。
【請求項5】
前記映像データが表示されていない部分の前記映像データの全体に対する割合が所定の割合を超えている場合、前記停止手段は前記映像データの再生を停止することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の映像再生装置。
【請求項6】
前記映像データの表示位置および前記ウィンドウの表示位置の比較結果に基づいて、前記ウィンドウ内に、前記映像データの一部が表示されていない状態あるいは前記映像データが全く表示されていない状態であると判定される場合、前記停止手段は前記映像データの再生を停止することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の映像再生装置。
【請求項7】
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データが表示されていて、かつ前記ウィンドウ内に表示されている前記他の映像データの再生が終了した場合、前記再生手段は前記停止中の映像データを前記再生位置から再生することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の映像再生装置。
【請求項8】
前記停止手段による前記映像データの再生の停止を実行するか否かを予め設定する設定手段をさらに備え、
前記停止手段は、前記設定手段により前記停止手段による前記映像の再生の停止を実行しないと設定されていれば、前記映像の再生を停止しないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の映像再生装置。
【請求項9】
前記映像データの一部を外部装置からダウンロードするダウンロード手段と、
前記停止手段により前記映像データの再生が停止されるとき、前記ダウンロード手段による前記映像データの一部のダウンロードも停止するよう制御するダウンロード停止手段をさらに備え、
前記再生手段は、前記ダウンロード手段により映像データの一部がダウンロードされると、順に前記映像データの一部を再生することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の映像再生装置。
【請求項10】
前記映像データの一部を外部装置からダウンロードするダウンロード手段と、
前記再生手段は、前記ダウンロード手段により映像データの一部がダウンロードされると、順に前記映像データの一部を再生し、
前記ダウンロード手段は、前記停止手段により前記映像データの再生が停止されても、前記映像データの一部のダウンロードを継続することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の映像再生装置。
【請求項11】
映像を画面に表示して再生する再生手段と、
前記映像の表示状態を検知する検知手段と、
前記検知手段により前記映像の一部が表示されていない状態あるいは前記映像が全く表示されていない状態が検知されたとき、前記再生手段による前記映像の再生を停止する停止手段と、
前記停止手段による前記映像の再生の停止後、前記検知手段により前記停止中の映像の一部あるいは全体が表示されている状態が検知されたとき、前記再生手段は前記停止中の映像の再生を再開し、
前記再生手段は、前記停止手段による前記映像の再生の停止後、前記検知手段により前記停止中の映像の一部あるいは全体が表示されている状態が検知されたとき、前記再生手段により他の映像が再生されていれば、前記停止中の映像の再生を再開しないことを特徴とする映像再生装置。
【請求項12】
前記停止手段により前記映像の再生が停止された時の前記映像の再生位置を記憶する記憶手段をさらに備え、
前記再生手段は、前記停止中の映像の再生を前記再生位置から再開することを特徴とする請求項11に記載の映像再生装置。
【請求項13】
ユーザの操作に応答して、前記画面のリサイズ又はスクロールを行い、前記画面の表示内容を更新する更新手段をさらに備えたことを特徴とする請求項11又は12に記載の映像再生装置。
【請求項14】
前記停止手段による前記映像の再生の停止を実行するか否かを予め設定する設定手段をさらに備え、
前記停止手段は、前記設定手段により前記停止手段による前記映像の再生の停止を実行しないと設定されていれば、前記映像の再生を停止しないことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の映像再生装置。
【請求項15】
前記検知手段は、前記映像が表示されていない部分の前記映像の全体に対する割合が所定の割合を超えている場合、前記映像の一部が表示されていない状態あるいは前記映像が全く表示されていない状態であると検知することを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の映像再生装置。
【請求項16】
前記検知手段は、前記映像の表示位置および前記ウィンドウの表示位置の比較結果に基づいて、前記映像の一部が表示されていない状態あるいは前記映像が全く表示されていない状態であると検知することを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の映像再生装置。
【請求項17】
前記映像の一部を外部装置からダウンロードするダウンロード手段と、
前記停止手段により前記映像の再生が停止されるとき、前記ダウンロード手段による前記映像の一部のダウンロードも停止するよう制御するダウンロード停止手段をさらに備え、
前記再生手段は、前記ダウンロード手段により映像の一部がダウンロードされると、順に前記映像の一部を再生することを特徴とする請求項11乃至16のいずれか1項に記載の映像再生装置。
【請求項18】
前記映像の一部を外部装置からダウンロードするダウンロード手段と、
前記再生手段は、前記ダウンロード手段により映像の一部がダウンロードされると、順に前記映像の一部を再生し、
前記ダウンロード手段は、前記停止手段により前記映像の再生が停止されても、前記映像の一部のダウンロードを継続することを特徴とする請求項11乃至16のいずれか1項に記載の映像再生装置。
【請求項19】
映像データをウィンドウ内の再生枠で再生する第1の再生工程と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新工程と、
前記映像データの再生枠の表示されていない部分の面積の前記映像データの再生枠全体の面積に対する割合および所定の割合に基づいて、前記映像データの再生枠が表示されているか否かを判定する第1の判定工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データの再生枠が表示されていないと判定された場合、前記映像データの再生を停止する停止工程と、
前記停止工程において前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶工程と、
他の映像データが再生されているか否かを判定する第2の判定工程と、
前記更新の結果、前記停止中の映像データの再生枠が表示されていると判定され、かつ前記他の映像データが再生されていないと判定された場合、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生する第2の再生工程を備えたことを特徴とする映像再生装置の制御方法。
【請求項20】
映像データをウィンドウ内の再生枠で再生する第1の再生工程と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データの再生枠が表示されていない場合、前記映像データの再生を停止する停止工程と、
前記停止工程において前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶工程と、
他の映像データが再生されているか否かを判定する判定工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データの再生枠が表示されていて、かつ前記他の映像データが再生されていないと判定された場合、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生する第2の再生工程を備えたことを特徴とする映像再生装置の制御方法。
【請求項21】
映像データをウィンドウ内で表示して再生する第1の再生工程と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データが表示されていない場合、前記映像データの再生を停止する停止工程と、
前記停止工程において前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶工程と、
他の映像データが再生されているか否かを判定する判定工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データが表示されていて、かつ前記他の映像データが再生されていないと判定された場合、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生する第2の再生工程を備えたことを特徴とする制御方法。
【請求項22】
映像データをウィンドウ内で表示して再生する第1の再生工程と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データが表示されていない場合、前記映像データの再生を停止する停止工程と、
前記停止工程において前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データが表示されていて、かつ前記ウィンドウ内に表示されている他の映像データが再生されていない場合、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生する第2の再生工程を備えたことを特徴とする制御方法。
【請求項23】
前記映像データが表示されていない部分の前記映像データの全体に対する割合が所定の割合を超えている場合、前記停止工程において前記映像データの再生を停止することを特徴とする請求項20乃至22のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項24】
前記映像データの表示位置および前記ウィンドウの表示位置の比較結果に基づいて、前記ウィンドウ内に、前記映像データの一部が表示されていない状態あるいは前記映像データが全く表示されていない状態であると判定される場合、前記停止工程において前記映像データの再生を停止することを特徴とする請求項20乃至22のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項25】
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データが表示されていて、かつ前記ウィンドウ内に表示されている前記他の映像データの再生が終了した場合、前記第2の再生工程において前記停止中の映像データを前記再生位置から再生することを特徴とする請求項19乃至24のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項26】
前記停止工程における前記映像データの再生の停止を実行するか否かを予め設定する設定工程をさらに備え、
前記設定工程において前記停止工程における前記映像の再生の停止を実行しないと設定されていれば、前記停止工程において前記映像の再生を停止しないことを特徴とする請求項19乃至25のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項27】
前記映像データの一部を外部装置からダウンロードするダウンロード工程と、
前記停止工程において前記映像データの再生が停止されるとき、前記ダウンロード工程における前記映像データの一部のダウンロードも停止するよう制御するダウンロード停止工程をさらに備え、
前記ダウンロード工程において映像データの一部がダウンロードされると、前記第1の再生工程において、順に前記映像データの一部を再生することを特徴とする請求項19乃至26のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項28】
前記映像データの一部を外部装置からダウンロードするダウンロード工程と、
前記ダウンロード工程において映像データの一部がダウンロードされると、前記第1の再生工程において、順に前記映像データの一部を再生し、
前記停止工程において前記映像データの再生が停止されても、前記ダウンロード工程において、前記映像データの一部のダウンロードを継続することを特徴とする請求項19乃至26のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項29】
映像を画面に表示して再生する第1の再生工程と、
前記映像の表示状態を検知する検知工程と、
前記検知工程において前記映像の一部が表示されていない状態あるいは前記映像が全く表示されていない状態が検知されたとき、前記第1の再生工程における前記映像の再生を停止する停止工程と、
前記停止工程における前記映像の再生の停止後、前記検知工程において前記停止中の映像の一部あるいは全体が表示されている状態が検知されたとき、前記停止中の映像の再生を再開する第2の再生工程と、
前記停止工程における前記映像の再生の停止後、前記検知工程において前記停止中の映像の一部あるいは全体が表示されている状態が検知されたとき、他の映像が再生されていれば、前記第2の再生工程において前記停止中の映像の再生を再開しないことを特徴とする映像再生装置の制御方法。
【請求項30】
前記停止工程において前記映像の再生が停止された時の前記映像の再生位置を記憶する記憶工程をさらに備え、
前記第2の再生工程において、前記停止中の映像の再生を前記再生位置から再開することを特徴とする請求項29に記載の制御方法。
【請求項31】
ユーザの操作に応答して、前記画面のリサイズ又はスクロールを行い、前記画面の表示内容を更新する更新工程をさらに備えたことを特徴とする請求項29又は30に記載の制御方法。
【請求項32】
前記停止工程における前記映像の再生の停止を実行するか否かを予め設定する設定工程をさらに備え、
前記停止工程における前記映像の再生の停止を実行しないと前記設定工程において設定されていれば、前記停止工程において前記映像の再生を停止しないことを特徴とする請求項29乃至31のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項33】
前記検知工程において、前記映像が表示されていない部分の前記映像の全体に対する割合が所定の割合を超えている場合、前記映像の一部が表示されていない状態あるいは前記映像が全く表示されていない状態であると検知することを特徴とする請求項29乃至32のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項34】
前記検知工程において、前記映像の表示位置および前記ウィンドウの表示位置の比較結果に基づいて、前記映像の一部が表示されていない状態あるいは前記映像が全く表示されていない状態であると検知することを特徴とする請求項29乃至32のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項35】
前記映像の一部を外部装置からダウンロードするダウンロード工程と、
前記停止工程において前記映像の再生が停止されるとき、前記ダウンロード工程における前記映像の一部のダウンロードも停止するよう制御するダウンロード停止工程をさらに備え、
前記ダウンロード工程において映像の一部がダウンロードされると、前記第1の再生工程において、順に前記映像の一部を再生することを特徴とする請求項29乃至34のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項36】
前記映像の一部を外部装置からダウンロードするダウンロード工程と、
前記ダウンロード工程において映像の一部がダウンロードされると、前記第1の再生工程において、順に前記映像の一部を再生し、
前記停止工程において前記映像の再生が停止されても、前記ダウンロード工程において、前記映像の一部のダウンロードを継続することを特徴とする請求項29乃至34のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項37】
コンピュータに、
映像データをウィンドウ内の再生枠で再生する第1の再生工程と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新工程と、
前記映像データの再生枠の表示されていない部分の面積の前記映像データの再生枠全体の面積に対する割合および所定の割合に基づいて、前記映像データの再生枠が表示されているか否かを判定する第1の判定工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データの再生枠が表示されていないと判定された場合、前記映像データの再生を停止する停止工程と、
前記停止工程において前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶工程と、
他の映像データが再生されているか否かを判定する第2の判定工程と、
前記更新の結果、前記停止中の映像データの再生枠が表示されていると判定され、かつ前記他の映像データが再生されていないと判定された場合、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生する第2の再生工程を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項38】
コンピュータに、
映像データをウィンドウ内の再生枠で再生する第1の再生工程と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データの再生枠が表示されていない場合、前記映像データの再生を停止する停止工程と、
前記停止工程において前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶工程と、
他の映像データが再生されているか否かを判定する判定工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データの再生枠が表示されていて、かつ前記他の映像データが再生されていないと判定された場合、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生する第2の再生工程を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項39】
コンピュータに、
映像データをウィンドウ内で表示して再生する第1の再生工程と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データが表示されていない場合、前記映像データの再生を停止する停止工程と、
前記停止工程において前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶工程と、
他の映像データが再生されているか否かを判定する判定工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データが表示されていて、かつ前記他の映像データが再生されていないと判定された場合、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生する第2の再生工程を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項40】
コンピュータに、
映像データをウィンドウ内で表示して再生する第1の再生工程と、
前記ウィンドウがスクロールされることに応じて前記ウィンドウ内の表示内容を更新する更新工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記映像データが表示されていない場合、前記映像データの再生を停止する停止工程と、
前記停止工程において前記映像データの再生を停止した時の前記映像データの再生位置を記憶する記憶工程と、
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データが表示されていて、かつ前記ウィンドウ内に表示されている他の映像データが再生されていない場合、前記停止中の映像データを前記再生位置から再生する第2の再生工程を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項41】
前記映像データが表示されていない部分の前記映像データの全体に対する割合が所定の割合を超えている場合、前記停止工程において前記映像データの再生を停止することを特徴とする請求項38乃至40のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項42】
前記映像データの表示位置および前記ウィンドウの表示位置の比較結果に基づいて、前記ウィンドウ内に、前記映像データの一部が表示されていない状態あるいは前記映像データが全く表示されていない状態であると判定される場合、前記停止工程において前記映像データの再生を停止することを特徴とする請求項38乃至40のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項43】
前記更新の結果、前記ウィンドウ内に前記停止中の映像データが表示されていて、かつ前記ウィンドウ内に表示されている前記他の映像データの再生が終了した場合、前記第2の再生工程において前記停止中の映像データを前記再生位置から再生することを特徴とする請求項37乃至42のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項44】
前記停止工程における前記映像データの再生の停止を実行するか否かを予め設定する設定工程をさらに備え、
前記設定工程において前記停止工程における前記映像の再生の停止を実行しないと設定されていれば、前記停止工程において前記映像の再生を停止しないことを特徴とする請求項37乃至43のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項45】
前記映像データの一部を外部装置からダウンロードするダウンロード工程と、
前記停止工程において前記映像データの再生が停止されるとき、前記ダウンロード工程における前記映像データの一部のダウンロードも停止するよう制御するダウンロード停止工程をさらに備え、
前記ダウンロード工程において映像データの一部がダウンロードされると、前記第1の再生工程において、順に前記映像データの一部を再生することを特徴とする請求項37乃至44のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項46】
前記映像データの一部を外部装置からダウンロードするダウンロード工程と、
前記ダウンロード工程において映像データの一部がダウンロードされると、前記第1の再生工程において、順に前記映像データの一部を再生し、
前記停止工程において前記映像データの再生が停止されても、前記ダウンロード工程において、前記映像データの一部のダウンロードを継続することを特徴とする請求項37乃至44のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項47】
コンピュータに、
映像を画面に表示して再生する第1の再生工程と、
前記映像の表示状態を検知する検知工程と、
前記検知工程において前記映像の一部が表示されていない状態あるいは前記映像が全く表示されていない状態が検知されたとき、前記第1の再生工程における前記映像の再生を停止する停止工程と、
前記停止工程における前記映像の再生の停止後、前記検知工程において前記停止中の映像の一部あるいは全体が表示されている状態が検知されたとき、前記停止中の映像の再生を再開する第2の再生工程を実行させ、
前記停止工程における前記映像の再生の停止後、前記検知工程において前記停止中の映像の一部あるいは全体が表示されている状態が検知されたとき、他の映像が再生されていれば、前記第2の再生工程において前記停止中の映像の再生を再開させないことを特徴とするプログラム。
【請求項48】
前記停止工程において前記映像の再生が停止された時の前記映像の再生位置を記憶する記憶工程をさらに備え、
前記第2の再生工程において、前記停止中の映像の再生を前記再生位置から再開することを特徴とする請求項47に記載のプログラム。
【請求項49】
ユーザの操作に応答して、前記画面のリサイズ又はスクロールを行い、前記画面の表示内容を更新する更新工程をさらに備えたことを特徴とする請求項47又は48に記載のプログラム。
【請求項50】
前記停止工程における前記映像の再生の停止を実行するか否かを予め設定する設定工程をさらに備え、
前記停止工程における前記映像の再生の停止を実行しないと前記設定工程において設定されていれば、前記停止工程において前記映像の再生を停止しないことを特徴とする請求項47乃至49のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項51】
前記検知工程において、前記映像が表示されていない部分の前記映像の全体に対する割合が所定の割合を超えている場合、前記映像の一部が表示されていない状態あるいは前記映像が全く表示されていない状態であると検知することを特徴とする請求項47乃至50のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項52】
前記検知工程において、前記映像の表示位置および前記ウィンドウの表示位置の比較結果に基づいて、前記映像の一部が表示されていない状態あるいは前記映像が全く表示されていない状態であると検知することを特徴とする請求項47乃至50のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項53】
前記映像の一部を外部装置からダウンロードするダウンロード工程と、
前記停止工程において前記映像の再生が停止されるとき、前記ダウンロード工程における前記映像の一部のダウンロードも停止するよう制御するダウンロード停止工程をさらに備え、
前記ダウンロード工程において映像の一部がダウンロードされると、前記第1の再生工程において、順に前記映像の一部を再生することを特徴とする請求項47乃至52のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項54】
前記映像の一部を外部装置からダウンロードするダウンロード工程と、
前記ダウンロード工程において映像の一部がダウンロードされると、前記第1の再生工程において、順に前記映像の一部を再生し、
前記停止工程において前記映像の再生が停止されても、前記ダウンロード工程において、前記映像の一部のダウンロードを継続することを特徴とする請求項47乃至52のいずれか1項に記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−213226(P2012−213226A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−162357(P2012−162357)
【出願日】平成24年7月23日(2012.7.23)
【分割の表示】特願2011−101306(P2011−101306)の分割
【原出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】