説明

映像配信システム

【課題】様々なアーティストのライブの生中継映像を容易に視聴することができる映像配信システムを提供することを課題とする。
【解決手段】配信サーバ20は、ライブハウス1aに関する情報、ライブのスケジュール、及びライブを行うアーティストが登録されたデータベース22を有している。カメラ11aは、ライブハウス1aで行われるライブを撮影して映像データをリアルタイムに配信サーバ20へ送信する。配信サーバ20は、ユーザ端末3により指定された検索条件を満たすアーティストを抽出し、抽出されたアーティストがライブ中であるか否かを示す配信情報を送信する。これにより、ユーザ会員は、ライブ中のアーティストを知ることができる。配信サーバ20は、ライブ中のアーティストのライブ映像の視聴をユーザ端末3から要求された場合、カメラ11aから継続的に受信している映像データをユーザ端末3に配信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネットを用いて映像を配信する映像配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、野球場や、コンサートホールなどにカメラを設置し、カメラが撮影した映像をリアルタイム配信(ライブ配信)することが行われている。リアルタイム配信とは、カメラが撮影した映像データを、リアルタイムに視聴者のPC(パーソナルコンピュータ)などにストリーミング配信することをいう。リアルタイム配信の利用により、通常のテレビ放送に頼ることなく、プロ野球の試合や、全国的に有名なメジャーアーティストのライブなどを生中継することが可能となっている。
【0003】
下記特許文献1には、サッカー競技場などに設置された複数のカメラの中から、モニタに表示されるカメラの映像を視聴者が自由に選択することができる映像配信システムが開示されている。下記特許文献1では、各カメラが撮影したストリームデータが合成されることにより、合成ストリームデータが生成される。合成ストリームデータは、ネットワークを介して配信される。視聴者は、合成ストリームデータに含まれるストリームデータを選択することにより、サッカー競技場内の様々な視点からサッカーの試合を観戦することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−018583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
メジャーアーティストやプロ野球チームなどは、全国的に有名である。メジャーアーティストのライブや、プロ野球の試合のリアルタイム配信が行われていることを、視聴者は、インターネットの検索サービスを用いて容易に知ることができる。つまり、リアルタイム配信されるメジャーアーティストのライブや、プロ野球の試合を視聴することは、視聴者にとって容易である。
【0006】
メジャーアーティストの他に、インディーズアーティストや、インディーズバンドなどのアーティストが存在する(以下、これらのアーティストやバンドを総称して、「インディーズアーティスト」と呼ぶ)。インディーズアーティストは、収容人数が数百人以下の小規模なライブハウスでライブを行うことが多い。また、インディーズアーティストが製作するCD(Compact Disc)が、全国規模で販売されるケースは少ない。このため、インディーズアーティストの知名度は、メジャーアーティストの知名度に比べて非常に低い。
【0007】
たとえば、視聴者の好みに合うインディーズアーティストが活動しており、このインディーズアーティストが行うライブの情報がインターネットに公開されていたとする。しかし、視聴者は、そのインディーズアーティストの存在を知らなければ、そのインディーズアーティストが行うライブの情報を入手することができない。
【0008】
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、様々なアーティストのライブの生中継映像を容易に視聴することができる映像配信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、映像配信システムであって、ライブハウスに設置され、前記ライブハウスで行われているアーティストのライブを撮影して映像データを生成するカメラと、ネットワークを介して前記映像データをリアルタイムに受信し、受信した前記映像データを生中継データとしてリアルタイムに配信する配信サーバと、を備え、前記配信サーバは、前記ライブハウスを特定する情報と、前記ライブハウスで行われるライブのスケジュールと、前記ライブを行うアーティストに関する情報とを対応付けたデータベースと、ユーザ端末により指定された検索条件を満たすアーティストを前記データベースから抽出し、抽出されたアーティストのライブを生中継しているか否かを示す配信情報を前記データベースに基づいて生成する検索部と、前記抽出されたアーティストと、前記配信情報とを対応付けた検索結果を前記ユーザ端末に送信する送信部と、前記ユーザ端末が前記抽出されたアーティストの生中継データの配信を要求した場合、配信を要求された生中継データの前記ユーザ端末への配信を開始する映像配信部と、を含むことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の映像配信システムにおいて、前記映像配信部は、前記抽出されたアーティストの生中継データの配信先数を取得する配信先管理部、を含み、前記送信部は、前記抽出されたアーティストと、前記配信情報と、前記配信先数とを対応付けた検索結果を送信することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の映像配信システムにおいて、前記データベースは、前記ライブハウスを特定する情報と、ライブハウスの規模とが対応付けられたライブハウスデータベース、を含み、前記検索部は、前記検索条件としてライブハウスの規模が指定された場合、指定された規模のライブハウスでライブ中のアーティストと、前記指定された規模のライブハウスでライブを行ったアーティストとを抽出することを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、映像配信システムであって、ライブハウスに設置され、前記ライブハウスで行われているライブを撮影して映像データを生成するカメラと、ネットワークを介して前記映像データをリアルタイムに受信し、受信した前記映像データを生中継データとしてリアルタイムに配信する配信サーバと、を備え、前記配信サーバは、前記ライブハウスを特定する情報と、前記ライブハウスで行われるライブのスケジュールとを対応付けたデータベースと、ユーザ端末により指定された検索条件を満たすライブハウスを前記データベースから抽出し、抽出されたライブハウスで行われているライブを生中継しているか否かを示す配信情報を前記データベースに基づいて生成する検索部と、前記抽出されたライブハウスと、前記配信情報とを対応付けた検索結果を前記ユーザ端末に送信する送信部と、前記ユーザ端末が前記抽出されたライブハウスの生中継データの配信を要求した場合、配信を要求された生中継データの前記ユーザ端末への配信を開始する映像配信部と、を含むことを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の映像配信システムにおいて、前記映像配信部は、前記抽出されたライブハウスの生中継データの配信先数を取得する配信先管理部、を含み、前記送信部は、前記抽出されたライブハウスと、前記配信情報と、前記配信先数とを対応付けた検索結果を送信することを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の映像配信システムにおいて、前記ライブハウスに設置される前記カメラは複数であり、前記配信サーバは、前記ユーザ端末から生中継データの配信を要求された場合、中継元のライブハウスに設置された各カメラの位置を示すカメラ位置情報を前記ユーザ端末に送信する位置情報送信部、を含み、前記映像配信部は、前記カメラ位置情報に基づいて前記ユーザ端末が選択したカメラに対応する生中継データを、前記ユーザ端末に配信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明において、配信サーバは、ユーザ端末により指定された検索条件を満たすアーティストを抽出し、抽出されたアーティストと配信情報とを対応付けた検索結果をユーザ端末に送信する。配信情報が抽出されたアーティストのライブが生中継されているか否かを示す情報であるため、ユーザ端末を操作するユーザ会員は、アーティストの存在を知らなくても、検索条件を指定するだけでライブ中のアーティストを検索することができる。したがって、ユーザ会員は、様々なアーティストのライブの生中継データを視聴することが容易となる。
【0016】
配信サーバは、抽出されたアーティストと、生中継データの視聴者数とを対応付けた検索結果をユーザ端末に送信する。これにより、ユーザ会員は、生中継データの視聴者数に基づいて、抽出されたアーティストの人気がどの程度であるかを把握することができる。
【0017】
配信サーバは、検索条件としてライブハウスの規模が指定された場合、指定された規模のライブハウスでライブ中のアーティスト又はライブを行ったことのあるアーティストを抽出する。ユーザ会員は、観客動員数に基づいてアーティストを検索することにより、アーティストの人気の度合いに応じた検索が可能となる。
【0018】
本発明において、配信サーバは、ユーザ端末により指定された検索条件を満たすライブハウスを抽出し、抽出されたライブハウスと配信情報とを対応付けた検索結果を生成する。配信情報が、抽出されたライブハウスで行われているライブが生中継されているか否かを示す情報であるため、ユーザ会員は、ライブハウスを検索することでライブ中のアーティストを調べることができる。したがって、ユーザ会員は、様々なアーティストのライブの生中継データを視聴することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施の形態に係る映像配信システムの全体図である。
【図2】配信サーバの機能的構成を示すブロック図である。
【図3】ライブハウスDBを示す図である。
【図4】ライブ映像のリアルタイム配信の流れを示すシーケンス図である。
【図5】スケジュールデータベースを示す図である。
【図6】アーティスト検索用の検索ページを示す図である。
【図7】プルダウンメニューで指定することができる検索条件のリストを示す図である。
【図8】オプションリストを示す図である。
【図9】インディーズアーティストの紹介ページを示す図である。
【図10】ライブハウスで行われているライブの生中継ページを示す図である。
【図11】ライブハウスの検索ページを示す図である。
【図12】ライブハウスの検索結果ページを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。実施の形態では、ライブハウスで行われるライブの映像をリアルタイム配信する映像配信システムを説明する。
【0021】
{1.映像配信システムの構成}
図1は、実施の形態に係る映像配信システムの全体図である。映像配信システムは、登録装置10a、10bと、カメラ11a,11bと、配信サーバ20と、ユーザ端末3とがインターネット4に接続された構成である。
【0022】
登録装置10a及びカメラ11aは、ライブハウス1aに設置される。登録装置10b及びカメラ11bは、ライブハウス1bに設置される。ライブハウス1a,1bは、収容人数が数百人以下の小規模なホールである。各ライブハウスでは、インディーズアーティストのライブが行われる。
【0023】
ライブハウス1a、1bのオーナは、各ライブハウスで行われるライブの映像(以下、「ライブ映像」という)のリアルタイム配信を行うために、ライブ映像の配信契約を映像配信会社と締結する。ライブハウス1a,1bのオーナは、ライブを行う場合、ライブのスケジュールと、ライブを行うインディーズアーティストの情報を予め登録しておく。映像配信会社は、ユーザ会員の所有するユーザ端末3に対して、ライブハウス1a,1bで行われるライブ映像をリアルタイムに配信する。ユーザ会員は、インディーズアーティストのジャンルや、ライブの行われる日時などを指定するだけで、自身の好みに合ったインディーズアーティストのライブ映像を視聴することができる。
【0024】
登録装置10aは、ライブハウス1aに設置されるPCである。登録装置10aは、ライブハウス1aで行われるライブのスケジュールや、ライブをするインディーズアーティストの情報を登録する。カメラ11a,11a・・・は、ライブハウス1aに設置され、インディーズアーティストのライブを撮影して映像データを生成する。登録装置10b及びカメラ11b、11b・・・は、ライブハウス1bに設置され、登録装置10a及びカメラ11aと同様に動作する。
【0025】
以下、登録装置10a,10bに共通の説明をするときには、登録装置10a、10bを登録装置10と呼ぶ。カメラ11a、11bに共通の説明をするときには、カメラ11a、11bをカメラ11と呼ぶ。
【0026】
配信サーバ20は、映像配信会社が所有する配信センター2に設置される。配信サーバ20は、ライブ映像をカメラ11から受信し、ライブハウス1a、1bで撮影されるライブ映像をリアルタイムに配信する。配信サーバ20は、ライブハウスに関する情報、ライブに関するスケジュール情報、及びインディーズアーティストに関する情報を記憶しており、ユーザ端末3からのインディーズアーティスト又はライブハウスの検索要求に対して応答する。
【0027】
ユーザ端末3,3は、ユーザ会員が所有するPCである。ユーザ端末3,3は、PCに限られず、携帯電話などであってもよい。
【0028】
図2は、配信サーバ20の機能的構成を示すブロック図である。配信サーバ20は、制御部21と、データベース22と、デーベース管理部23と、映像配信部24と、WEBサーバ部25と、ライブ映像記憶部26と、ネットワークインタフェース27とを備える。制御部21は、CPU及びRAMなどを備え、配信サーバ20の全体制御を行う。
【0029】
データベース22は、登録装置10に入力された各種情報を記録する。データベース22は、ライブハウスデータベース(DB)221と、スケジュールDB222と、アーティストDB223とを含む。ライブハウスDB221には、ライブハウスに関する情報が記録される。スケジュールDB222には、各ライブハウスで行われるライブのスケジュールが記録される。アーティストDB223には、各ライブハウスでライブを行うインディーズアーティストの情報が記録される。
【0030】
データベース管理部23は、ライブハウスDB221と、スケジュールDB222と、アーティストDB223に対する情報の登録や、検索などを行う。
【0031】
映像配信部24は、カメラ11が生成した映像データをリアルタイムに受信し、受信した映像データをライブ映像記憶部26に保存する。映像配信部24は、ユーザ端末3からライブ映像のリアルタイム配信が要求された場合に、受信した映像データをリアルタイムに配信する。
【0032】
WEBサーバ部25は、ユーザ端末3からの要求に応じて、検索ページやライブ映像の視聴ページなどのWEBページを生成し、ユーザ端末3に送信する。ライブ映像記憶部26は、受信した映像データを過去映像データ261として記憶する。ネットワークインタフェース27は、TCP/IPなどのプロトコルを用いて、インターネット4に接続された装置との間で通信を行う。
【0033】
{2.ライブ映像の配信の流れ}
以下、ライブ映像のリアルタイム配信の流れについて、ライブハウス1aで行われるライブを例にして説明する。
【0034】
{2.1.ライブハウスの登録}
まず、ライブハウス1aのオーナは、登録装置10aを操作して、ライブハウス1aに関する情報をライブハウスDB221に登録する。図3は、ライブハウスDB221を示す図である。ライブハウスDB221には、ID番号と、ライブハウスの名称と、地方と、都道府県と、市町村等と、収容人数と、カメラ配置と、アーティスト名とが対応付けて登録される。
【0035】
ID番号は、各ライブハウスに付与される固有の番号である。地方は、ライブハウスが設置されている地方の大まかな区分を示す。都道府県は、ライブハウスのある都道府県を示す。市町村等は、東京都、大阪府などの大都市圏にあるライブハウスが登録される際に用いられ、都道府県より下の行政区分(市町村など)を示す。収容人数は、各ライブハウスが収容できる観客の人数を示す。カメラ配置は、各ライブハウスに設置されたカメラの位置を示す情報である。図3では、カメラ配置に関する情報の表示を省略している。アーティスト名には、各ライブハウスでライブを行ったことのあるアーティスト又はライブを行う予定のアーティストの名称が登録される。この他、ライブハウスDB221には、各ライブハウスの交通アクセス情報や、住所、電話番号などの連絡先などが登録される。
【0036】
{2.2.ライブ情報の登録}
図4は、ライブ映像のリアルタイム配信の流れを示すシーケンス図である。まず、ライブハウス1aのオーナは、ライブのスケジュール情報や、ライブをするインディーズアーティストの情報を、登録装置10aに入力する。ライブハウス1aのオーナは、ライブを行うインディーズアーティストを既に登録している場合は、インディーズアーティストの情報の入力を省略することができる。
【0037】
登録装置10aは、スケジュール情報及びアーティストの情報を、登録情報として配信サーバ20に送信する(ステップS1)。配信サーバ20は、登録情報を受信すると、スケジュール情報をスケジュールDB222に登録し、インディーズアーティストの情報をアーティストDB223に登録する。
【0038】
図5は、スケジュールDB222の一例を示す図である。スケジュールDB222には、各ライブハウスで行われるライブに固有のID番号と、ライブ日と、開始時刻と、終了時刻と、会場名と、アーティストとが対応付けられて記録される。
【0039】
アーティストDB223には、インディーズアーティストに固有のID番号と、インディーズアーティストの名称と、フェイバリットと、ジャンルと、詳細説明と、インディーズアーティストの画像データとが対応付けられて記録される。フェイバリットには、インディーズアーティストが目標とするメジャーアーティストが登録される。詳細説明には、インディーズアーティストのメンバー情報やディスコグラフィなどが登録される。
【0040】
{2.3.映像データのストリーミング配信}
ライブハウス1aでは、ライブ開始時刻になると、ライブが開始される。ライブ開始とともに、カメラ11aは、ライブの撮影を開始する。カメラ11aの操作は、ライブハウス1aのスタッフが行ってもよいし、配信サーバ20がリモートで行ってもよい。カメラ11aは、ライブを撮影して生成した映像データの送信を開始する(ステップS2)。カメラ11aは、ステップS10において、映像データの送信終了通知を配信サーバ10に送信するまでの間、映像データを配信サーバ20にリアルタイムに送信する。
【0041】
配信サーバ20は、カメラ11a,11a・・・から継続的に受信する映像データを、過去映像データ261,261・・・としてライブ映像記憶部26に保存する。過去映像データ261には、ライブが行われたライブハウス、ライブの開始時刻、及び撮影したカメラ11aを特定することができる情報などが付与される。
【0042】
配信サーバ20は、カメラ11a,11a・・・から継続的に受信する映像データを、ユーザ端末3に対してリアルタイムに配信することができる。以下、ユーザ端末3にリアルタイムに配信することができる映像データを、生中継データと呼ぶ。
【0043】
ユーザ端末3は、ユーザ会員の操作に応じて、アーティストの検索ページの表示要求を配信サーバ20に送信する(ステップS3)。WEBサーバ部25は、検索ページの表示要求を受信した場合、検索ページをユーザ端末3に送信する(ステップS4)。ユーザ会員は、ユーザ端末3に表示された検索ページに検索条件を入力して、検索を指示する。検索要求が、ユーザ端末3から配信サーバ20に送信される(ステップS5)。
【0044】
配信サーバ20は、検索要求を受信すると、検索条件を満たすインディーズアーティストをデータベース22から抽出する。抽出されたインディーズアーティストの情報と、このアーティストがライブ中であるか否かを示す配信情報とが対応付けられた検索結果が生成され、ユーザ端末3に送信される(ステップS6)。ユーザ会員は、検索結果を参照することで、ライブ中のインディーズアーティストを知ることができる。
【0045】
映像配信部24は、ライブハウス1aで行われているライブの生中継データの配信要求をユーザ端末3から受け付けた場合(ステップS7)、ユーザ端末3に対して生中継データのストリーミング配信を開始する(ステップS8)。つまり、中継元であるライブハウス1aから送信される映像データが、そのまま生中継データとしてリアルタイムにユーザ端末3に配信される。これにより、ユーザ会員は、ライブハウス1aで行われているライブをリアルタイムに視聴することができる。
【0046】
ユーザ会員が生中継データの配信停止を指示した場合、配信停止要求がユーザ端末3から配信サーバ20に送信される(ステップS9)。映像配信部24は、ユーザ端末3への生中継データのストリーミング配信を停止する。映像配信部24は、ライブハウス1aのライブが終了した場合にも、生中継データの配信を停止する。
【0047】
実施の形態では、生中継データのリアルタイム配信について説明するが、映像配信部24は、過去映像データ261をユーザ端末3に配信してもよい。たとえば、ユーザ会員は、インディーズアーティストの過去のライブ一覧のページをユーザ端末3に表示させて、所望の過去映像データ261を視聴することができる。
【0048】
{2.4.アーティスト検索}
ここでは、検索条件としてアーティストに関する情報を指定するアーティスト検索について説明する。ユーザ会員は、アーティスト検索を用いて、ライブ中のアーティストを調べることができる。
【0049】
図6は、アーティスト検索用の検索ページ32を示す図である。検索ページ32は、ユーザ端末3が検索ページ32の表示要求を配信サーバ20に送信する(ステップS3、図4参照)ことにより、ユーザ端末3のモニタに表示される。
【0050】
ユーザ会員は、アーティストに関する検索条件を検索ページ32に入力する。検索ページ32には、検索条件を指定するユーザインタフェースとして、プルダウンメニュー32a,32b,32c,32dと、テキストボックス32e,32f,32gとが設けられる。検索結果表示欄32mには、指定された検索条件を満たすアーティストが表示される。ただし、検索ページ32が表示される時点では、検索結果表示欄32mは空欄である。
【0051】
ユーザ会員は、プルダウンメニュー32a〜32dに予め登録されているキーワードを指定することにより、検索条件を指定することができる。プルダウンメニュー32a,32b,32cの右側には、オプションボタン321a,321b,321cが設けられる。オプションボタン321a〜321cは、オプションリストを表示するためのボタンである。オプションリストは、プルダウンメニュー32a〜32cで指定する検索条件に対して、さらに詳細な検索条件を追加するために用いられる。
【0052】
図7は、プルダウンメニュー32a〜32dで指定することができる検索条件のリストを示す図である。図8は、オプションリストを示す図である。
【0053】
プルダウンメニュー32aは、検索条件として、インディーズアーティストの活動地域を指定する際に用いられる。図7に示す活動地域リストが、プルダウンメニュー32aに設定される。ユーザ会員は、プルダウンメニュー32aを用いて、日本全国や、北海道、東北、関東などの大まかな地域区分を指定することができる。
【0054】
オプションボタン321aがクリックされた場合、図8に示す都道府県名のリストがユーザ端末3に新たに表示される。これにより、ユーザ会員は、活動地域として都道府県を選択することができる。都道府県名のリストで、東京都、神奈川県、大阪府などの特定の都道府県が選択された場合、選択された都道府県の市区町村名のリストを新たに表示してもよい。たとえば、東京都を選択した場合、東京23区などのリストが表示される。大阪市を選択した場合、「大阪市北部」,「大阪市南部」,「その他」などのリストが表示される。これにより、大都市圏では、活動地域として都道府県単位より狭い市区町村を指定することができる。
【0055】
都道府県単位又は市区町村単位で活動地域を指定する場合、複数の都道府県、市区町村を指定してもよい。これにより、プルダウンメニュー32aで表示される地域区分を超えて、インディーズアーティストの活動地域を指定することができる。
【0056】
オプション選択リストにより指定された検索条件は、検索ページ32の右上側に設けられるオプション指定欄32hに表示される。図6に示すオプション指定欄32hには、大阪市北部、滋賀県、及び岐阜県が指定されている。オプション指定欄32hにおいて、活動地域名に付加される数値は、該当するインディーズアーティストの数を示す。
【0057】
活動地域が検索条件として指定された場合、ライブハウスDB221に基づく検索が行われる。具体的には、指定された活動地域に存在するライブハウスでライブをしたことのあるインディーズアーティストが、ライブハウスDB221に基づいて抽出される。
【0058】
プルダウンメニュー32bは、検索条件として、ライブハウスの規模を指定する際に用いられる。つまり、インディーズアーティストが動員することができる観客の数を、ライブハウスの規模で指定する。インディーズアーティストの観客動員数が大きければ、そのインディーズアーティストの人気は高いと考えられる。このため、ライブハウスの規模を指定することにより、人気の度合いに基づくインディーズアーティストの検索が可能となる。具体的には、活動を始めたばかりで知名度の低いインディーズアーティストや、全国的に有名になると予想されるインディーズアーティストを検索することができる。
【0059】
プルダウンメニュー32bには、図7に示す収容人数リストが設定される。ユーザ会員は、収容人数リストを用いて、ライブハウスの規模を指定する。ライブハウス規模が検索条件として指定された場合、指定された収容人員に対応するライブハウスでライブをしたことのあるインディーズアーティストが、ライブハウスDB221に基づいて抽出される。
【0060】
ライブハウスの規模の指定でも、オプション設定が可能である。たとえば、ユーザ会員が、プルダウンメニュー32bでライブハウス規模(101〜200人)を指定した上で、オプションボタン321bをクリックした場合を考える。この場合、ユーザ端末3には、指定された規模のライブハウスのリスト(図8参照)が新たに表示される。ライブハウスのリストは、オプションボタン321bのクリックに応じて、ユーザ端末3が配信サーバ20から取得する。ライブハウスのリストを用いることで、インディーズアーティストの絞り込み検索が容易となる。
【0061】
プルダウンメニュー32cは、検索条件として、インディーズアーティストのジャンルを指定する際に用いられる。図7に示すジャンルリストが、プルダウンメニュー32cに設定される。ユーザ会員は、プルダウンメニュー32cを用いて、大まかなジャンルを指定することができる。
【0062】
オプションボタン321cがクリックされた場合、図8に示す詳細ジャンルリストがユーザ端末3のモニタに新たに表示される。これにより、検索条件としてさらに細かい区分のジャンルを指定することができる。
【0063】
たとえば、ユーザ会員は、検索条件として「デスメタル」を指定したい場合、プルダウンメニュー32cで「メタル」を選択した上で、詳細ジャンルリストを表示させる。ユーザ会員は、詳細ジャンルリストで「デス」を指定する。これにより、ユーザ会員は、「デスメタル」を指定することができる。
【0064】
詳細ジャンルリストは、プルダウンメニュー32cに表示されるジャンルに区分することができないジャンルを含む。このようなジャンルを選択したい場合、ユーザ会員は、プルダウンメニュー32cで「全て」を選択した上で、詳細ジャンルリストを表示させればよい。詳細ジャンルリストを用いてジャンルを指定する場合、ユーザ会員は、複数のジャンルを指定してもよい。
【0065】
ジャンルが検索条件として指定された場合、データベース管理部23は、アーティストDB223に基づいて、指定されたジャンルに対応するインディーズアーティストを抽出する。
【0066】
プルダウンメニュー32dは、検索条件として、インディーズアーティストのライブ日を指定する際に用いられる。図7に示すライブ日の区分リストが、プルダウンメニュー32dに設定される。ユーザ会員は、プルダウンメニュー32dを用いて、ライブ中のアーティストや、過去の特定の時期にライブをしたインディーズアーティストを検索することができる。
【0067】
ユーザ会員は、ライブ中のインディーズアーティストを検索したい場合、プルダウンメニュー32dで「ライブ中」を指定する。ユーザ会員は、過去1週間以内にライブをしたインディーズアーティストを検索したい場合、プルダウンメニュー32cで「1週間以内」を選択する。
【0068】
ライブ日が検索条件として指定された場合、データベース管理部23は、スケジュールDB222に基づいてインディーズアーティストを抽出する。検索条件として「ライブ中」が指定された場合、データベース管理部23は、検索の指示があったタイミングにおける日付と時刻とに基づいて、ライブ中のインディーズアーティストを抽出する。
【0069】
テキストボックス32e〜32gには、検索キーワードが直接入力される。アーティストの名称又は名称の一部を検索条件として指定する場合、ユーザ会員は、テキストボックス32eに検索キーワードを入力する。
【0070】
ユーザ会員は、自分の好みのメジャーアーティストと傾向の近いインディーズアーティストを検索したいときには、テキストボックス32fにメジャーアーティストの名称を入力する。この場合、テキストボックス23eに入力されたキーワードと、アーティストDB223に記録された各インディーズアーティストのフェイバリットとに基づいて、インディーズアーティストが抽出される。
【0071】
ユーザ会員は、アーティスト名及びフェイバリット以外のキーワードに基づいてインディーズアーティストを検索したいときには、テキストボックス32gにキーワードを入力する。この場合、テキストボックス32gに入力されたキーワードに対応するインディーズアーティストが、ライブハウスDB221,スケジュールDB222,及びアーティストDBの中から抽出される。
【0072】
{2.5.検索結果の表示}
ユーザ会員は、検索ページ32に検索条件を入力して、検索開始ボタン32kをクリックする。これにより、検索要求が、ユーザ端末3から配信サーバ20に送信される(ステップS5,図4参照)。検索要求は、検索ページ32で指定された検索条件を含む。
【0073】
データベース管理部23は、ライブハウスDB221、スケジュールDB222、及びアーティストDB223から検索条件を満たすインディーズアーティストを抽出する。WEBサーバ部25は、検索結果データを生成してユーザ端末3に送信する(ステップS6)。検索結果データは、抽出されたインディーズアーティスト(以下、「抽出インディーズ」という)の名称、画像、配信情報、及び視聴者数情報などを含む。
【0074】
配信情報は、配信サーバ20が検索要求を受信した時点において、抽出インディーズがライブ中であるか否かを示す情報である。配信情報は、スケジュールDB222に基づいて、データベース管理部23により作成される。
【0075】
たとえば、配信サーバ20が検索要求を受信した時刻が2009年10月24日19時45分であり、インディーズアーティスト「Boiled Egg」及び「JOY JOY JOY」が抽出された場合を考える。図5に示すように、上記の時刻において、「Boiled Egg」は、ライブ中である。このため、「Boiled Egg」の配信情報には、「ライブ中」が設定される。一方、「JOY JOY JOY」は、ライブをしていない。このため、「JOY JOY JOY」の配信情報には、「ライブなし」が設定される。
【0076】
視聴者数情報とは、抽出インディーズがライブ中である場合に、抽出インディーズのライブ映像を視聴しているユーザ会員の数を示す情報である。映像配信部24は、生中継データをリアルタイム配信している。このため、抽出インディーズがライブ中であれば、WEBサーバ部25は、抽出インディーズのライブ映像の視聴者数を映像配信部24から取得することができる。
【0077】
再び、図6を参照する。ユーザ端末3は、受信した検索結果データに基づいて、抽出インディーズの名称及び画像を検索結果表示欄32mに表示する。ユーザ会員は、検索結果表示欄32mの左右の矢印をクリックすることにより、他の抽出インディーズの名称及び画像を表示させることができる。
【0078】
検索結果表示欄32mには、配信情報に基づいて、抽出インディーズのライブを生中継しているか否かが表示される。表示中の抽出インディーズのライブを生中継していれば、「現在ライブ中!!」のメッセージが、検索結果表示欄32mに表示される。これにより、ユーザ会員は、抽出インディーズのライブをリアルタイムに視聴できるか否かを容易に確認することができる。表示中の抽出インディーズのライブが生中継されている場合、ライブの視聴者数が表示される。これにより、ユーザ会員は、抽出インディーズのアーティストの人気がどの程度かを把握することができる。
【0079】
{2.6.ライブ映像の視聴}
図9は、インディーズアーティストの紹介ページ33を示す図である。ユーザ会員は、検索結果表示欄32mに表示されたインディーズアーティストの画像をクリックすることにより、紹介ページ33をユーザ端末3に表示させることができる。紹介ページ33は、紹介ページ33の表示要求を受信したWEBサーバ部25により生成され、ユーザ端末3に送信される。
【0080】
紹介ページ33の最上段には、インディーズアーティストの名称が表示される。詳細情報表示欄33aには、アーティストDB223の詳細情報に登録されているメンバー情報や、発売中のCDの情報などが表示される。スケジュール表示欄33bには、インディーズアーティストのライブスケジュールが表示される。
【0081】
生中継情報表示欄33c及び生中継開始ボタン33dは、紹介ページ33が生成されるタイミングでインディーズアーティストがライブをしている場合に表示される。生中継情報表示欄33cには、インディーズアーティストがライブをしているライブハウスの名称や、ライブ映像の視聴者数などが表示される。ユーザ会員は、生中継開始ボタン33dをクリックすることで、生中継されているライブ映像を視聴することができる。
【0082】
プレイヤ33eは、インディーズアーティストのプロモーションビデオや、楽曲データを再生する。プロモーションビデオや楽曲データを再生するためには、インディーズアーティストは、予めこれらのデータを配信サーバ20に登録しておく必要がある。
【0083】
図10は、ライブの生中継ページ34を示す図である。ユーザ会員は、生中継開始ボタン33d(図9参照)をクリックすることにより生中継ページ34をユーザ端末3に表示させることができる。生中継ページ34は、WEBサーバ部25により生成されて、ユーザ端末3に送信される。映像配信部24は、紹介ページ33に表示されているインディーズアーティストに対応する生中継データのストリーミング送信を開始する(ステップS8、図4参照)。
【0084】
生中継ページ34において、ライブ情報表示欄34aには、ライブハウス1aの名称及び視聴者数が表示される。視聴者数は、インディーズアーティストのライブ映像の視聴者数の変化に応じてリアルタイムに変化する。ライブ映像表示画面34bには、配信サーバ20から受信した生中継データに基づいて、インディーズアーティストのライブ映像が表示される。
【0085】
見取り図34cは、ライブハウス1aにおけるカメラ11の設置場所を示す図である。見取り図34cは、ライブハウスDB221に登録されたカメラ配置に基づいて表示される。図10では、ライブハウス1aに4台のカメラが設置されていることが分かる。4台のカメラ11aの名称を、カメラA、カメラB、カメラC、カメラDとする。
【0086】
カメラ指定ボタン341d〜344dは、ライブ映像表示画面34bに表示されるカメラの映像を指定するボタンであり、カメラA〜Dにそれぞれ対応する。たとえば、ユーザ会員は、カメラ指定ボタン341dをクリックすることで、カメラAに対応する生中継データをライブ映像表示画面34bに表示させることができる。このように、ライブ映像表示画面34bに表示されるカメラの映像を切り替えることで、ユーザ会員は、様々な位置から撮影されたライブ映像を視聴することができる。
【0087】
{2.7.ユーザによるライブハウス検索}
次に、検索条件としてライブハウスに関する情報を指定するライブハウス検索について説明する。ユーザ会員は、ライブハウス検索を用いて、ライブが行われているライブハウスを調べることができる。
【0088】
図11は、ライブハウス検索用の検索ページ35を示す図である。検索ページ35は、ユーザ端末3が検索ページ35の表示要求を配信サーバ20に送信する(ステップS4、図4参照)ことにより、ユーザ端末3に表示される。検索ページ35には、検索条件を指定するユーザインタフェースとして、プルダウンメニュー35a,35b,35cと、テキストボックス35dとが設けられる。
【0089】
プルダウンメニュー35aは、検索条件として、ライブハウスの所在地を指定するために用いられる。プルダウンメニュー35a及びオプションボタン351aの使用方法は、上述したインディーズアーティストの活動地域の指定と同様である。プルダウンメニュー35bは、検索条件として、ライブハウスの規模を指定する際に用いられる。プルダウンメニュー35cは、検索条件として、ライブの日付を指定する際に用いられる。プルダウンメニュー35b,35cに設定されるリストは、図7に示すリストと同様である。テキストボックス35dは、検索条件として、ライブハウスの名称を指定するために用いられる。
【0090】
検索開始35eボタンを押すことにより、検索条件を満たすライブハウスの一覧が表示される。図12は、ライブハウスの検索結果ページ36を示す図である。図12に示すように、検索対象地域として、大阪市北部及び滋賀県が指定されている。
【0091】
検索結果ページ36には、検索条件を満たすライブハウスのリスト36aが表示される。リスト36aでは、各ライブハウスの名称と、配信情報と、視聴者数とが対応付けられて表示される。リスト36に表示されたライブハウスの名称がクリックされた場合、ライブハウスの紹介ページが表示される。
【0092】
ライブハウスの紹介ページは、図9に示すインディーズアーティストの紹介ページ33と同様の構成である。ただし、ライブハウスの紹介ページの最上段には、ライブハウスの名称が表示される。詳細情報にはライブ中のインディーズアーティスト名と、視聴者数とが表示される。ユーザ会員は、ライブハウスの紹介ページに表示される生中継開始ボタンをクリックすることにより、検索結果ページ36で選択したライブハウスで行われているライブの生中継映像を視聴することができる。
【0093】
このように、ユーザ会員は、地域や規模を指定してライブハウスを検索することにより、ライブが生中継されているライブハウスを調べることができる。これにより、ユーザ会員は、インディーズアーティストのライブ映像をリアルタイムに視聴することができる。地域や規模を指定することで、ユーザ会員は、インディーズアーティストの活動地域や、インディーズアーティストの観客動員数を間接的に指定することができる。
【符号の説明】
【0094】
1a,1b ライブハウス
3 ユーザ端末
10,10a,10b 登録装置
11,11a,11b カメラ
20 配信サーバ
22 データベース
23 データベース管理部
24 映像配信部
25 WEBサーバ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライブハウスに設置され、前記ライブハウスで行われているアーティストのライブを撮影して映像データを生成するカメラと、
ネットワークを介して前記映像データをリアルタイムに受信し、受信した前記映像データを生中継データとしてリアルタイムに配信する配信サーバと、
を備え、
前記配信サーバは、
前記ライブハウスを特定する情報と、前記ライブハウスで行われるライブのスケジュールと、前記ライブを行うアーティストに関する情報とを対応付けたデータベースと、
ユーザ端末により指定された検索条件を満たすアーティストを前記データベースから抽出し、抽出されたアーティストのライブを生中継しているか否かを示す配信情報を前記データベースに基づいて生成する検索部と、
前記抽出されたアーティストと、前記配信情報とを対応付けた検索結果を前記ユーザ端末に送信する送信部と、
前記ユーザ端末が前記抽出されたアーティストの生中継データの配信を要求した場合、配信を要求された生中継データの前記ユーザ端末への配信を開始する映像配信部と、
を含むことを特徴とする映像配信システム。
【請求項2】
請求項1に記載の映像配信システムにおいて、
前記映像配信部は、
前記抽出されたアーティストの生中継データの配信先数を取得する配信先管理部、
を含み、
前記送信部は、前記抽出されたアーティストと、前記配信情報と、前記配信先数とを対応付けた検索結果を送信することを特徴とする映像配信システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の映像配信システムにおいて、
前記データベースは、
前記ライブハウスを特定する情報と、ライブハウスの規模とが対応付けられたライブハウスデータベース、
を含み、
前記検索部は、前記検索条件としてライブハウスの規模が指定された場合、指定された規模のライブハウスでライブ中のアーティストと、前記指定された規模のライブハウスでライブを行ったアーティストとを抽出することを特徴とする映像配信システム。
【請求項4】
ライブハウスに設置され、前記ライブハウスで行われているライブを撮影して映像データを生成するカメラと、
ネットワークを介して前記映像データをリアルタイムに受信し、受信した前記映像データを生中継データとしてリアルタイムに配信する配信サーバと、
を備え、
前記配信サーバは、
前記ライブハウスを特定する情報と、前記ライブハウスで行われるライブのスケジュールとを対応付けたデータベースと、
ユーザ端末により指定された検索条件を満たすライブハウスを前記データベースから抽出し、抽出されたライブハウスで行われているライブを生中継しているか否かを示す配信情報を前記データベースに基づいて生成する検索部と、
前記抽出されたライブハウスと、前記配信情報とを対応付けた検索結果を前記ユーザ端末に送信する送信部と、
前記ユーザ端末が前記抽出されたライブハウスの生中継データの配信を要求した場合、配信を要求された生中継データの前記ユーザ端末への配信を開始する映像配信部と、
を含むことを特徴とする映像配信システム。
【請求項5】
請求項4に記載の映像配信システムにおいて、
前記映像配信部は、
前記抽出されたライブハウスの生中継データの配信先数を取得する配信先管理部、
を含み、
前記送信部は、前記抽出されたライブハウスと、前記配信情報と、前記配信先数とを対応付けた検索結果を送信することを特徴とする映像配信システム。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の映像配信システムにおいて、
前記ライブハウスに設置される前記カメラは複数であり、
前記配信サーバは、
前記ユーザ端末から生中継データの配信を要求された場合、中継元のライブハウスに設置された各カメラの位置を示すカメラ位置情報を前記ユーザ端末に送信する位置情報送信部、
を含み、
前記映像配信部は、前記カメラ位置情報に基づいて前記ユーザ端末が選択したカメラに対応する生中継データを、前記ユーザ端末に配信することを特徴とする映像配信システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−103522(P2011−103522A)
【公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−256947(P2009−256947)
【出願日】平成21年11月10日(2009.11.10)
【出願人】(505044417)株式会社ライフイノベーション (3)
【Fターム(参考)】