説明

書画装置およびプロジェクタならびにこれらからなる投影システム

【課題】低消費電力化のためにワイヤレス伝送部の電源を停止すると、書画装置とプロジェクタを単一のリモコンで確実に制御できる手段を提供する。
【解決手段】書画装置および投影装置は、リモコンからの電源状態制御コマンドを受信した場合は、電源状態切換えを行うとともに、それぞれ投影装置および書画装置に対して自らの電源切換後の状態と同じ状態に移行するよう命令する制御コマンドを送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿等を書画装置により撮影した書画をワイヤレスでプロジェクタに伝送してスクリーンに表示する投影システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
原稿等を撮影手段により撮影した書画を投影手段に伝送してスクリーンに表示する書画装置は実用に共されている。図5は特許文献1の図1に記されている書画装置の構成例である、CCDカメラにより書類等の被写体を撮像する書画カメラ201と、撮像して得た被写体の映像をスクリーンに投影(表示)する液晶プロジェクタ209(映像表示装置)と、書画カメラ201及び液晶プロジェクタ209間を接続するケーブル208とで構成される。書画カメラ201は、内蔵したCCDカメラにより被写体を撮像するカメラヘッド202と、被写体を載置する原稿台206と、この原稿台206に載置された被写体とカメラヘッド202との距離を調整するアーム203と、被写体を照明する照明装置204,205とを備える。
【0003】
また、図6は特許文献2の図1に記されている液晶プロジェクタのワイヤレス化の例である。本例では、PCからの表示先を液晶プロジェクタとした例である。システム全体の構成は、PC1と、ワイヤレスユニット2と、表示装置の液晶プロジェクタ4とからなる。ワイヤレスユニットは、識別装置のRFIDユニット3とLAN無線部11とこれらを制御する制御部12とアンテナ10からなり、ワイヤレスユニット2は、PC1に接続して用いる。液晶プロジェクタ4は、映像信号を表示する表示部と識別装置のRFIDユニット5とLAN無線部24とアンテナ25からなる。
【0004】
書画装置のワイヤレス化は、図6のPC1の代わりに図5の書画カメラ201の出力をLAN無線部24の入力として用いることにより実現できる。LAN無線部24には、例えば2.4GHz帯のIEEE802.11b/gや5GHz帯のIEEE802.11aや最近ではIEEE802.11nの無線LAN規格が用いられる。
【0005】
ところで、近年、書画装置の書画カメラの出力は高精細化が進みつつあり、それに伴って信号の伝送速度も増加傾向にある。例えばHDMI(High-Definition Multimedia Interface)のインタフェースでは、1080i /60fで1.5Gbpsの伝送速度が必要である。しかし、無線化に対してはIEEE802.11nの規格を用いても、最大のPHY速度は600Mb psしか得られないため、画像信号圧縮の手段が用いられるが、圧縮・伸張の遅延が大きく書画装置のカメラで写す書画と液晶プロジェクタによる投射映像の間に時間差が生じ、プレゼンテーションとして使い勝手が悪いという欠点があった。
【0006】
圧縮・伸張の遅延を避けるために、HDMI信号を非圧縮でミリ波無線伝送する方法が注目されている。ミリ波伝送は高価な機器が必要であったが、CMOS技術の進歩ともに半導体でミリ波の処理が可能となり、高周波デバイスとベースバンド処理の2チップでミリ波の送受信回路が構成できる。また異なる映像伝送方式として、無線LANと同じ5GHz帯を用いてHDMI信号を伝送する方法も開発・製品化が進んでいる。これらの伝送方式の例が非特許文献1において開示されている。
【0007】
書画装置と液晶プロジェクタ間をワイヤレス化した場合、いずれのワイヤレス規格を用いても、画像信号だけでなく制御信号を送受信する方法が規格内に取り入れられている。したがって、画像信号のワイヤレス接続が正常に確立している場合は、これらの制御信号の送受信を行うことにより、単一の制御手段、例えば一般的な赤外線利用のリモコンを用いて、書画装置から液晶プロジェクタを制御したり、逆に液晶プロジェクタから書画装置を制御することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2002−281349号公報
【特許文献2】特開2003−229865号公報
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】日経エレクトロニクス編、「次世代インタフェース2010−−USB3.0からHDMI1.4,TransferJet,Bluetooth3.0まで−−」、日経BP社発行 、2009年9月10日発行、pp.128−137、pp.150−156
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
近年は省エネルギーの観点から、書画装置および投影手段ともスタンバイ状態の消費電力はできる限り低下させることが、規制上および市場から要求されている。
【0011】
しかしながら、画像信号を伝送できるワイヤレス規格は、高速な伝送速度を確保することが前提のシステムであるため、画像信号を伝送せず制御信号のみを伝送することで消費電力を低減させた動作モードであっても、要求される極めて低い消費電力を実現することは困難であることが多い。そのため低消費電力化の要求を満足させるためには、ワイヤレス伝送部への電源供給を停止することが必要となってくる。一方、ワイヤレス伝送部の電源供給を停止すると、当然ながら制御信号の伝送はできないため、書画装置から投影手段を制御したり逆に投影手段から書画装置を制御することは不可能となってしまう。
【0012】
本発明は、上記問題点を鑑みて考案されたもので、スタンバイ状態の消費電力を極力小さくしながら、ユーザは単一のリモコンのみを用いて書画装置と液晶プロジェクタの双方を確実に制御できる手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために、例えば、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、書画装置およびプロジェクタの電源ON−OFF動作を単一のリモコンで確実に行うことができる。
【0015】
また、スタンバイ状態においてはワイヤレス画像送信部および受信部への電源供給を停止することにより、消費電力を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の制御シーケンスを示したフローチャートである。
【図3】本発明の制御シーケンスを示したフローチャートである。
【図4】本発明の制御シーケンスを示したフローチャートである。
【図5】書画装置の従来例を示した説明図である。
【図6】ワイヤレス液晶プロジェクタの従来例を示した説明図である。
【図7】書画装置とプロジェクタの電源状態、受信状態を示した表である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の第一の実施例を図面によって説明する。
【実施例1】
【0018】
図1は、本発明の第一の実施例であって、書画装置1とプロジェクタ2およびリモコン3からから構成される。
【0019】
書画装置1は撮像部10と、画像信号処理部11と、画像送信部13と、主制御部12と、電源部17と、制御受信部15と、制御送信部14と、副制御部16から構成され、プロジェクタ2は、画像受信部20と、画像信号処理部21と、投影部23と、主制御部22と、電源部27と、制御受信部25と、制御送信部24と、副制御部26から構成される。
【0020】
まず書画装置1の動作について説明する。撮像部10は所望の対象物を撮影し、撮影した画像信号は画像信号処理部11に出力する。画像信号処理部11は入力された画像信号の明るさやコントラスト調整、画素数変換などの画像処理を行い、画像送信部13に出力する。画像送信部13は画像信号を変調し、プロジェクタ2に対しワイヤレス画像信号47として送信する。本発明において、画像送信部13と画像受信部20間の画像伝送に用いられるワイヤレス伝送方式は、使用周波数、伝送レート、画像圧縮の有無や伝送規格によって特に制限されるものではなく、任意の伝送方式を用いてよい。さらにワイヤレス画像信号47に付属して、画像送信部13と画像受信部20との間で制御信号46が双方向に通信される。主制御部12はこれらの撮影、画像信号処理および画像送信に際して必要な制御を行う。
【0021】
副制御部16は、電源部17、制御送信部14および制御受信部15の制御を行う。電源部17は撮像部10、画像信号処理部11、画像送信部13および主制御部12に対して電源を供給しており、電源の供給・停止状態は副制御部16の命令により制御される。制御受信部15はリモコン3から送信されたリモコンコマンド41またはプロジェクタ2の制御送信部24から送信されたリモコンコマンド43を受信し副制御部16に対し出力する。一方、制御送信部14は、副制御部16から指示されたコマンドをリモコンコマンド44として送信する。副制御部16は主制御部12とも通信を行っており、制御受信部15で受信したリモコンコマンド41のうち、主制御部12の制御に使用されるコマンドについては主制御部12に通知する。
【0022】
なお、図示していないが、副制御部16、制御送信部14、制御受信部15は独立した電源部を有しており、リモコン3の送信するリモコンコマンドに関わらず、電源供給が停止することなく常に動作状態にある。
【0023】
続いてプロジェクタ2の動作について説明する。
【0024】
画像送信部13から送信されたワイヤレス画像信号47は画像受信部20で受信および復調処理がなされ、画像信号処理部21に出力される。画像信号処理部21は画像の拡大や台形歪の調節、メニュー画面の重畳等の画像処理を行い、投影部23に出力する。投影部23は光源、投射デバイスおよびレンズ等により構成されており、画像信号処理部23から入力された画像をスクリーン上に投影する。主制御部22はこれらの画像受信、画像信号処理および投影に際して必要な制御を行う。以上の動作により、撮像部10で撮影された所望の対象物が最終的に投影される。
【0025】
副制御部26は、電源部27、制御送信部24および制御受信部25の制御を行う。電源部27は画像受信部20、画像信号処理部21、投影部23および主制御部22に電源を供給しており、電源の供給・停止状態は副制御部26の命令により制御される。制御受信部25はリモコン3から送信されたリモコンコマンド42または制御送信部14から送信されたリモコンコマンド44を受信し副制御部26に対し出力する。一方、制御送信部24は、副制御部24から指示されたコマンドをリモコンコマンド43として送信する。副制御部26は主制御部22とも通信を行っており、制御受信部25で受信したリモコンコマンド42のうち、主制御部22の制御に使用されるコマンドについては主制御部22に通知する。
【0026】
なお、図示していないが、副制御部26、制御送信部24、制御受信部25は独立した電源部を有しており、リモコン3の送信するリモコンコマンドに関わらず、電源供給が停止することなく常に動作状態にある。
【0027】
書画装置1およびプロジェクタ2が電源ON状態、すなわち電源17および27が電源供給を行っている状態では、画像信号47がワイヤレス伝送されており、かつ、制御信号46が通信されている。書画装置1がプロジェクタ2の制御を行いたい場合、またはプロジェクタ2が書画装置1の制御を行いたい場合は、制御信号46により確実に制御を行うことができる。一方スタンバイ状態においては、消費電力を抑えるために電源17および27の電源供給は停止される。したがって映像信号47はもちろん制御信号46の通信は不可能であり、リモコン3のみによって書画装置1とプロジェクタ2の電源状態制御を行う必要がある。単一のリモコン3で確実に電源状態を制御する制御シーケンスについて、図2を用いて説明する。
【0028】
図2は書画装置1の副制御部16における制御を示したフローチャートである。まずステップ31において、電源部17の電源供給状態により、電源供給されていればステップ300に、電源供給を停止していればステップ301に分岐する。
【0029】
電源供給状態のステップ300では、制御受信部15でリモコンコマンド41もしくは43を受信するまで待ち状態となる。何らかのリモコンコマンドを受信すると、ステップ32に進み、コマンド種別を判定する。
【0030】
本発明においては、コマンド種類として、リモコン上の電源ボタンを押した場合に発行されるPowerコマンド、電源ONすなわち撮影と画像伝送の開始を命令するPower_Onコマンド、電源Offすなわちスタンバイ状態への移行を命令するPower_Offコマンド、および書画装置へのその他種々の命令を出すコマンド群が定義される。通常リモコン上の電源ボタンは1個のみ存在し、リモコン単体では電源Onと電源Offのどちらを命令すべきかは判別できない。これに対し本発明においては、上記Power_OnコマンドとPower_Offコマンドをさらに追加して定義しておく。リモコンからはPowerコマンドのみがリモコンコマンド41および42として送信され、Power_OnコマンドおよびPower_Offコマンドは制御送信部14および24から送信される。
【0031】
ここで、ステップ32の制御に戻ると、受信したコマンドがPower_Onの場合は、現在状態が電源部17より電源供給がなされている電源ON状態であるので、何も処理を行わずステップ300に戻る。受信コマンドがPower_Offの場合は、ステップ34に進み電源部17に対し電源供給停止するように制御を行い、電源Off状態のステップ301に移行する。受信コマンドがPowerの場合は、ステップ35に進み電源部17に対し電源供給停止するように制御を行い、ステップ36に進む。ステップ36において、Power_Offコマンドを送信するように制御送信部14に対し制御を行い、制御送信部14はPower_Offコマンドをリモコンコマンド44として送信し、Power_Offコマンドを送信した後は電源Off状態のステップ301に移行する。受信コマンドがPower_On、Power_OffおよびPower以外のコマンドであった場合は、ステップ33に進み受信コマンドを主制御部12に通知し、主制御部12はコマンド種別に応じた処理を実行し、ステップ300に戻る。
【0032】
次に、電源供給停止状態の制御を述べる。ステップ301においても制御受信部15でリモコンコマンド41もしくは43を受信するまで待ち状態となる。何らかのリモコンコマンドを受信すると、ステップ39に進み、コマンド種別を判定する。受信したコマンドがPower_Offの場合は、現在状態が電源Off状態であるので、何も処理を行わずステップ301に戻る。受信コマンドがPower_Onの場合は、ステップ38に進み電源部17に対し電源供給開始するように制御を行い、電源On状態のステップ300に移行する。受信コマンドがPowerの場合は、ステップ37に進み電源部17に電源供給開始するように制御を行い、ステップ30に移行する。ステップ30において、Power_ONコマンドを送信するように制御送信部14に対し制御を行い、制御送信部14はPower_ONコマンドをリモコンコマンド44として送信し、Power_ONコマンドを送信した後はステップ300に移行する。受信コマンドがPower_On、Power_OffおよびPower以外のコマンドであった場合は、現在状態がスタンバイのため電源関係以外のコマンドは無視し、ステップ301に戻る。
【0033】
以上説明したように、リモコン3から電源状態を変更するPowerコマンドを受信した場合は、電源状態を変更する制御を行うとともに、プロジェクタ2に対して現在の電源状態に応じてPower_OnまたはPower_Offコマンドをリモコンコマンド44として制御送信部14から送信する。リモコン3はユーザによって自由な方向に向けて使用されるために、書画装置1はリモコンコマンド41を受信したにも関わらず、プロジェクタ2はリモコンコマンド42を受信できない状況が発生することが予想される。本発明においては、電源制御コマンドを追加して定義し、プロジェクタ2に対して書画装置1の電源状態と同じ状態になるようにコマンド44を送信することによって、リモコン3からのコマンド42がプロジェクタ2に届いていない場合があったとしても、書画装置1とプロジェクタ2の電源状態を同一にすることができる。
【0034】
また、スタンバイ状態においては、撮像部10、画像信号処理部11、画像送信部13および主制御部12に対する電源部17からの電源供給が停止されているため、消費電力を極力低下させることができる。
【0035】
さらに、リモコン3には従来通り単一の電源ボタンが存在しているだけで、書画装置1とプロジェクタ2の電源をそれぞれ制御する必要は無く、ユーザにとっては直感的な操作が維持されつつ、確実な電源制御が行われるという利点がある。
【0036】
以上、書画装置1の制御シーケンスについて説明したが、プロジェクタ2も書画装置1と同様に図2のフローチャートに沿って制御される。すなわち、電源部17を電源部27に、副制御部16を副制御部26に、制御送信部14を制御送信部24に、制御受信部15を制御受信部25に、リモコンコマンド41をリモコンコマンド42に、リモコンコマンド44をリモコンコマンド43に置き換えて説明される。
【0037】
なお、リモコン上の電源ボタンを押した場合に発行されるPowerコマンドは、書画装置1に対するコマンドとプロジェクタ2に対するコマンドとで同一としておくことで、単一リモコンの一回のボタン押下で電源状態制御を行うことができる。またプロジェクタ2に対するPower_Onコマンドは電源ONすなわちワイヤレス画送受信と投影の開始を命令するコマンドとして、書画装置1とは異なるコマンドとして定義しておくことで、自分自身が送信したコマンドを受信してしまう誤動作を防ぐことができる。同様に、またプロジェクタ2に対するPower_Offコマンドは電源OFFすなわちスタンバイへの移行を命令するコマンドとして、書画装置1とは異なるコマンドとして定義しておく。
【0038】
以上のように、リモコンコマンドの種類を定義しておけば、書画装置1の場合と同様の動作を行うことができる。すなわち、書画装置1の場合と同様に、リモコン3から電源状態を変更するPowerコマンドを受信した場合は電源27の電源状態を変更する制御を行う。また書画装置1に対して現在の電源状態に応じてPower_OnまたはPower_Offコマンドをリモコンコマンド43として制御送信部24から送信する。
【0039】
従って、プロジェクタ2がリモコンコマンド42を受信したにも関わらず、書画装置1がリモコンコマンド41を受信できない状況が発生しても、書画装置1に対してプロジェクタ2の電源状態と同じ状態になるようにコマンド43を送信することによって、プロジェクタ2と書画装置1の電源状態を同一にすることができる。
【0040】
また、スタンバイ状態においては画像送信部20、画像信号処理部21、投影部23および主制御部22に対する電源部27からの電源供給が停止されているため、消費電力を極力低下させることができる。
【実施例2】
【0041】
第一の実施例は、書画装置1とプロジェクタ2の電源状態が一致していることを前提としているが、実際には何らかの要因で書画装置1とプロジェクタ2の電源状態が一致しないことがありうる。そのような場合には、例えば書画装置1本体に電源ボタンをつけておき、リモコン3でなく書画装置1の電源ボタンを直接操作することで電源状態を一致させればよいが、手間がかかる。そこで、第二の実施例では、書画装置1とプロジェクタ2の電源状態が一致していない場合にも、書画装置1やプロジェクタ2本体の電源ボタンの直接操作を必要とせず、リモコン操作のみで対応できるような制御を行う。本発明における書画装置1の第二の実施例の制御シーケンスを図3を用いて説明する。図2と同様の動作を行うステップには同一の符号を記し、動作の説明は省略する。なお、プロジェクタ2は図2の制御シーケンスに従って動作するものとする。
【0042】
第一の実施例と異なり、ステップ32において受信コマンドをPower_Offと判定した場合は、ステップ34を経て新たなステップ400においてPower_Offコマンドをプロジェクタ2に対し送信し、電源Off状態のステップ301に移行する。またステップ32で受信コマンドをPowerと判定した場合は、新たなステップ401に進み、制御受信部15でリモコンコマンド43のコマンド受信待ち状態となる。
【0043】
ここでプロジェクタ2の状態として、リモコン3からのPowerコマンドがリモコンコマンド42として受信できていた場合を想定する。プロジェクタ2内部において図2に示した制御が実施されていれば、ステップ30においてPower_Onがリモコンコマンド43として書画装置1に対して送信されるか、もしくはステップ36においてPower_Offコマンドが同様に送信される筈である。プロジェクタ2内部におけるステップ30および36までの実行時間を経過しも、書画装置1のステップ401において一定時間何のコマンドも受信しない場合は、プロジェクタ2がリモコン3からのリモコンコマンド42を受信していないと判断し、書画装置1とプロジェクタ2の両方をスタンバイ状態に移行させるように制御を行う。すなわち、ステップ35に進み電源供給を停止し、ステップ36でプロジェクタ2に対しPower_Offコマンドを送信する。
【0044】
一方、ステップ401でコマンド43を受信した場合は、ステップ402に進みコマンド種別の判定を行う。受信したコマンドがPower_Onの場合は、現在状態が電源部17より電源供給がなされている電源ON状態であるので、何も処理を行わずステップ300に戻る。受信コマンドがPower_Offの場合は、ステップ35に進み電源部17に対し電源供給停止するように制御を行い、ステップ36に進む。ステップ36においてPower_Offコマンドをリモコンコマンド44としてプロジェクタ2に対し送信し、Power_Offコマンドを送信した後は電源Off状態のステップ301に移行する。なお前述したように、ステップ401はPowerコマンド受信に伴って送信されるプロジェクタ2からのリモコンコマンド43の受信を待っているので、Power_OnおよびPower_Off以外のコマンドは受信しない。
【0045】
図3の制御シーケンスによって制御された書画装置1とプロジェクタ2の状態遷移について、図7を用いてさらに詳細に説明する。図7は書画装置1とプロジェクタ2の電源状態、リモコン3からのリモコンコマンド41もしくは42の受信状況、リモコンコマンド受信後の状態遷移および最終的な電源状態を示した表である。電源状態のONは電源部17および27から電源が供給されている状態で、OFFは電源供給が停止されている状態を表している。また書画装置は図3に示した制御シーケンスを、プロジェクタ2は図2に示した制御シーケンスを実装されているものとする。初期の電源状態とリモコン受信状況の組合せにより、No.1から12の状態が想定される。なお、図7内ではPower_OnコマンドをP_ON、Power_OffコマンドはP_OFFと表記している。
【0046】
まず、No.1は書画装置1とプロジェクタ2の両方が電源ONかつ両方がリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はステップ300、32を経てステップ401のコマンド受信待ち状態に入る。一方プロジェクタ2はステップ300、32を経てステップ35で電源供給を停止しステップ36でPower_off信号を送信しステップ301に移行する。書画装置1はこのPower_Off信号を受信し、ステップ402を経てステップ35で電源供給を停止し、ステップ36を経てステップ301に移行する。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにOFFである。
【0047】
No.2は書画装置1とプロジェクタ2の両方が電源ONで書画装置1のみがリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はステップ300、32を経てステップ401のコマンド受信待ち状態に入る。一方プロジェクタ2はリモコンコマンドを受信できていないのでステップ300でコマンド受信待ち状態である。書画装置1は一定時間後にもコマンドを受信しないため、ステップ35に進み電源供給を停止し、ステップ36でPower_offコマンドを送信、ステップ301に移行する。プロジェクタ2はこのPower_Offコマンドを受信し、ステップ32を経てステップ34で電源供給を停止する。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにOFFである。
【0048】
No.3は書画装置1とプロジェクタ2の両方が電源ONでプロジェクタ2のみがリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はリモコン受信できていないのでステップ300でコマンド受信待ち状態である。一方プロジェクタ2はステップ300、32を経てステップ35で電源供給を停止し、ステップ36でPower_off信号を送信しステップ301に移行する。書画装置1はこのPower_Offコマンドを受信し、ステップ32を経てステップ34で電源供給を停止する。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにOFFである。
【0049】
No.4は書画装置1とプロジェクタ2の両方が電源OFFでかつ両方がリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はステップ301、37を経てステップ39で電源供給を開始し、ステップ30でPower_Onコマンドを送信してステップ300に移行する。一方プロジェクタ2も同様にステップ301、37を経てステップ39で電源供給を開始し、ステップ30でPower_Onコマンドを送信してステップ300に移行する。書画装置1およびプロジェクタ2は電源On状態に移行した後に共にPower_On信号を受信するがステップ32を経て再びステップ300に戻る。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにONである。
【0050】
No.5は書画装置1とプロジェクタ2の両方電源OFFで書画装置1のみがリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はステップ301、37を経てステップ39で電源供給を開始し、ステップ30でPower_Onコマンドを送信してステップ300に移行する。一方プロジェクタ2はリモコン受信できていないのでステップ301でコマンド受信待ち状態である。プロジェクタ2は上記Power_Onコマンドを受信し、ステップ37を経てステップ38で電源供給を開始する。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにONである。
【0051】
No.6は書画装置1とプロジェクタ2の両方電源OFFでプロジェクタ2のみがリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はリモコン受信できていないのでステップ301でコマンド受信待ち状態である。一方プロジェクタ2はステップ301、37を経てステップ39で電源供給を開始し、ステップ30でPower_Onコマンドを送信してステップ300に移行する。書画装置1はこのPower_On信号を受信し、ステップ37を経てステップ38で電源供給を開始しステップ300に移行する。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにONである。
【0052】
No.7は書画装置1が電源ON、プロジェクタ2がOFFでかつ両方がリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はステップ300、32を経てステップ401のコマンド受信待ち状態に入る。一方プロジェクタ2はステップ301、37を経てステップ39で電源供給を開始し、ステップ30でPower_Onコマンドを送信してステップ300に移行する。書画装置1はこのPower_On信号を受信し、ステップ402を経てステップ300に戻る。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにONである。
【0053】
No.8は書画装置1が電源ON、プロジェクタ2がOFFで書画装置1のみがリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はステップ300、32を経てステップ401のコマンド受信待ち状態に入る。一方プロジェクタ2はリモコン受信できていないのでステップ301でコマンド受信待ち状態である。書画装置1は一定時間後にもコマンドを受信しないため、ステップ35で電源供給を停止し、ステップ36でPower_offコマンドを送信、ステップ301に移行する。プロジェクタ2はこのPower_Offコマンドを受信するがステップ37を経てステップ301に戻る。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにOFFである。
【0054】
No.9は書画装置1が電源ON、プロジェクタ2がOFFでプロジェクタ2のみがリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はリモコン受信できていないのでステップ300でコマンド受信待ち状態である。一方プロジェクタ2はステップ301、37を経てテップ39で電源供給を開始し、ステップ30でPower_Onコマンドを送信してステップ300に移行する。書画装置1はこのPower_Onコマンドを受信し、ステップ32を経てステップ300に戻る。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにONである。
【0055】
No.10は書画装置1が電源OFF、プロジェクタ2がONでかつ両方がリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はステップ301、37を経てステップ39で電源供給を開始し、ステップ30でPower_Onコマンドを送信してステップ300に移行する。一方プロジェクタ2はステップ300、32を経てステップ35で電源供給を停止しステップ36でPower_offコマンドを送信しステップ301に移行する。プロジェクタ2は電源Off状態に移行した後にPower_Onコマンドを受信し、ステップ300、32を経て再びステップ300に戻る。書画装置1は電源On状態に移行した後にPower_Offコマンドを受信し、ステップ300,32を経てステップ34で電源供給を停止しステップ400でPower_Offコマンドを送信する。プロジェクタ2は再びこのPower_Offコマンドを受信し、ステップ300,32を経てステップ34で電源供給を停止する。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにOFFである。
【0056】
No.11は書画装置1が電源OFF、プロジェクタ2がONで書画装置1のみがリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はステップ301、37を経てステップ39で電源供給を開始し、ステップ30でPower_Onコマンドを送信してステップ300に移行する。一方プロジェクタ2はリモコン受信できていないのでステップ300でコマンド受信待ち状態である。プロジェクタ2は上記Power_Onコマンドを受信し、ステップ32を経てステップ300に戻る。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにONである。
【0057】
No.12は書画装置1が電源OFF、プロジェクタ2がONでプロジェクタ2のみがリモコンコマンドを受信した場合である。書画装置1はリモコン受信できていないのでステップ301でコマンド受信待ち状態である。一方プロジェクタ2はステップ300、32を経てステップ35で電源供給を停止し、ステップ36でPower_off信号を送信しステップ301に移行する。書画装置1はこのPower_Offコマンドを受信し、ステップ32を経てステップ34で電源供給を停止する。したがって書画装置1とプロジェクタ2の最終電源状態はともにOFFである。
【0058】
以上説明したように、このようにPowerコマンド受信時にプロジェクタ2から送信されるコマンドを受信するステップ401を追加することにより、書画装置1とプロジェクタ2の電源状態が一致してなかった場合において、書画装置1もしくはプロジェクタ2がリモコン3の送信するコマンド41もしくは42を受信できなかったとしても、最終的に書画装置1とプロジェクタ2の電源状態を一致させることができる。
【0059】
また、上記説明では、書画装置1が図3に示した制御シーケンスを、プロジェクタ2は図2に示した制御シーケンスに沿って制御されているが、適用する制御シーケンスを入れ替えることも可能である。すなわち、書画装置1が図2に示した制御シーケンスを行い、プロジェクタ2が図3に示した制御シーケンスで制御した場合も、最終的に書画装置1とプロジェクタ2の電源状態を一致させることができる。
【実施例3】
【0060】
上記実施例では、電源状態制御について説明した。これは既に述べたように、スタンバイ状態では電源17および27からの電源供給がなされていないために、制御信号46を用いた確実な通信が出来ないためである。通常は、電源ON状態では制御信号46の通信は可能であるが、それは画像送信部13と画像受信部20の認証処理が完了していることが前提となっている。しかし、例えば書画装置1およびプロジェクタ2を設営したり、機器を交換・追加する場合は、画像送信部13と画像受信部20の認証処理を行わなければならない。認証処理が完了するまでは制御信号46の通信は行えないため、書画装置1およびプロジェクタ2に対し個別に認証処理を行うための命令を指示する必要がある。
【0061】
図4は画像送信部13と画像受信部20の認証処理を考慮した制御シーケンスを示している。まず図1のリモコン3には認証処理開始を指示するボタンを追加し、認証処理開始コマンド“Registration”を定義する。
【0062】
図4に戻り、電源On状態でコマンド“Registration”を制御受信部14で受信した場合は、ステップ32からステップ500に進み、認証処理開始を指示するリモコンコマンド“Registration”を リモコンコマンド44として制御送信部14からプロジェクタ2に対し送信する。続いてステップ501で副制御部16から主制御部12を経由して画像送信部13に対し認証処理を開始するよう制御を行う。プロジェクタ2はリモコン3からの“Registration”コマンド42もしくは書画装置1からのコマンド44を受信することにより、同様にステップ32およびステップ500を経て、ステップ501において副制御部26から主制御部22を経由して画像受信部20に対し認証処理を開始するよう制御を行う。画像送信部13と画像受信部20がそれぞれ認証処理を実施することで、画像信号47および制御信号46の伝送が可能となる。
【0063】
プロジェクタ2も同様の制御を行うことにより、制御信号46の通信が行えない状態においても、リモコン3からのコマンド41および42が届く範囲に存在する書画装置1とプロジェクタ2の認証開始コマンドを送信でき、画像送信部13と画像受信部20の認証処理を単一のリモコン、単一のボタン押下で確実に開始することができる。
【符号の説明】
【0064】
1・・・書画装置1
2・・・プロジェクタ
3・・・リモコン
10・・・撮像部
11・・・画像信号処理部
12・・・主制御部
13・・・画像送信部
14・・・制御送信部
15・・・制御受信部
16・・・副制御部
17・・・電源部
20・・・画像受信部
21・・・画像信号処理部
22・・・主制御部
23・・・投影部
24・・・制御送信部
25・・・制御受信部
26・・・副制御部
27・・・電源部
41・・・リモコンコマンド
42・・・リモコンコマンド
43・・・リモコンコマンド
44・・・リモコンコマンド
46・・・制御信号
47・・・画像信号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を撮像する撮像部と、該撮像部で撮像した画像をワイヤレスで送信する画像送信部を有する書画装置であって、
リモコンあるいは外部の装置から送信されるコマンドを受信する制御受信部と、
コマンドを送信する制御送信部とを備え、
前記制御受信部で受信したコマンドに応じて所定の制御を行うとともに、受信したコマンドがリモコンからの電源ONあるいは電源OFFに関するコマンドである場合に、制御送信部から当該コマンドを外部の装置に送信することを特徴とする書画装置。
【請求項2】
前記制御受信部で受信したコマンドがリモコンからの電源OFFに関するコマンドである場合であって、外部の装置からのコマンドの受信を待ち、受信がない、あるいは、外部の装置からのコマンドが電源OFFに関するコマンドであった場合に、電源をOFFにするとともに、電源OFFに関するコマンドを外部の装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の書画装置。
【請求項3】
前記制御受信部で受信したコマンドがリモコンからの装置の認証処理に関するコマンドである場合に、装置の認証処理を行うとともに、装置の認証処理に関するコマンドを外部の装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の書画装置。
【請求項4】
外部の装置からワイヤレスで送信された画像を受信する画像受信部と、該画像受信部で受信した画像を投影する投影部を有するプロジェクタであって、
リモコンあるいは外部の装置から送信されるコマンドを受信する制御受信部と、
コマンドを送信する制御送信部とを備え、
前記制御受信部で受信したコマンドに応じて所定の制御を行うとともに、受信したコマンドがリモコンからの電源ONあるいは電源OFFに関するコマンドである場合に、制御送信部から当該コマンドを外部の装置に送信することを特徴とするプロジェクタ。
【請求項5】
前記制御受信部で受信したコマンドがリモコンからの電源OFFに関するコマンドである場合であって、外部の装置からのコマンドの受信を待ち、受信がない、あるいは、外部の装置からのコマンドが電源OFFに関するコマンドであった場合に、電源をOFFにするとともに、電源OFFに関するコマンドを外部の装置に送信することを特徴とする請求項4に記載のプロジェクタ。
【請求項6】
前記制御受信部で受信したコマンドがリモコンからの装置の認証処理に関するコマンドである場合に、装置の認証処理を行うとともに、装置の認証処理に関するコマンドを外部の装置に送信することを特徴とする請求項4に記載のプロジェクタ。
【請求項7】
画像を撮像する撮像部と、該撮像部で撮像した画像をワイヤレスで送信する画像送信部を有する書画装置と、該書画装置からワイヤレスで送信された画像を受信する画像受信部と、該画像受信部で受信した画像を投影する投影部を有するプロジェクタからなる投影システムであって、
前記書画装置は、
リモコンあるいはプロジェクタから送信されるコマンドを受信する制御受信部と、
コマンドを送信する制御送信部とを備え、
前記制御受信部で受信したコマンドに応じて所定の制御を行うとともに、受信したコマンドがリモコンからの電源ONあるいは電源OFFに関するコマンドである場合に、制御送信部から当該コマンドをプロジェクタに送信し、
前記プロジェクタは、
リモコンあるいは書画装置から送信されるコマンドを受信する制御受信部と、
コマンドを送信する制御送信部とを備え、
前記制御受信部で受信したコマンドに応じて所定の制御を行うとともに、受信したコマンドがリモコンからの電源ONあるいは電源OFFに関するコマンドである場合に、制御送信部から当該コマンドを書画装置に送信することを特徴とする投影システム。
【請求項8】
前記書画装置は、前記制御受信部で受信したコマンドがリモコンからの電源OFFに関するコマンドである場合であって、プロジェクタからのコマンドの受信を待ち、受信がない、あるいは、外部の装置からのコマンドが電源OFFに関するコマンドであった場合に、電源をOFFにするとともに、電源OFFに関するコマンドをプロジェクタに送信するか
あるいは、
前記プロジェクタは、前記制御受信部で受信したコマンドがリモコンからの電源OFFに関するコマンドである場合であって、書画装置からのコマンドの受信を待ち、受信がない、あるいは、書画装置からのコマンドが電源OFFに関するコマンドであった場合に、電源をOFFにするとともに、電源OFFに関するコマンドを書画装置に送信することを特徴とする請求項7に記載の投影システム。
【請求項9】
前記書画装置は、前記制御受信部で受信したコマンドがリモコンからの装置の認証処理に関するコマンドである場合に、装置の認証処理を行うとともに、装置の認証処理に関するコマンドをプロジェクタに送信し、
前記プロジェクタは、前記制御受信部で受信したコマンドがリモコンからの装置の認証処理に関するコマンドである場合に、装置の認証処理を行うとともに、装置の認証処理に関するコマンドを書画装置に送信することを特徴とする請求項7に記載の投影システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−90073(P2012−90073A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−235064(P2010−235064)
【出願日】平成22年10月20日(2010.10.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(509189444)日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (998)
【Fターム(参考)】