説明

有害物質の収着手段を含む電解コンデンサー

【課題】動作中電解コンデンサーにより発生される有害物質を収着することができる手段を提供する。
【解決手段】気密ケーシング、電解液中に浸された電極、該電極に接続された電気接点及び有害物質の収着手段10を含む電解コンデンサーであって、有害物質の収着手段がポリマー製ハウジング11,12で構成され、しかもポリマー製ハウジングが該有害物質に対して透過性であるがしかし該電解液に対して不透過性であり且つ該有害物質の収着用の1種又はそれ以上のゲッター物質14を含有する電解コンデンサーが記載される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動作中電解コンデンサーにより発生される有害物質を収着する(sorb)ことができる手段を含有する電解コンデンサーに関する。
【背景技術】
【0002】
公知の電解コンデンサーたとえばEDLC(電気化学的二重層コンデンサー)スーパーコンデンサーは、本質的には、典型的には金属シートで形成された電極が配列され且つこれらの電極が特定の電解液中に浸されているところの気密ケーシングで構成される。ケーシングはまた、有害物質の収着(sorption)のためのゲッタリング作用を有する元素、及び電極をコンデンサーの外部と連通させる電気接点を含有する。
【0003】
電解液については、それらは、典型的には、溶媒及びイオン塩で形成される。たとえばEDLCの場合において、アセトニトリル及びプロピレンカーボネートがしばしば溶媒として用いられ、一方テトラフルオロホウ酸テトラエチルアンモニウムがしばしば塩として用いられる。
【0004】
コンデンサーの動作中、これらの溶液は、コンデンサーを損傷(修理不能な態様にてでさえ)し得る有害物質(しばしば気体形態で)を発生し得る。有害ガスの別のあり得る源は、コンデンサーの内部で用いられたいくつかの物質の脱着に因り得る。
【0005】
二酸化炭素、酸化炭素及び水素が最も有害な気体化学種のなかにあり、一方水(特に有害である別の化学種である)が典型的には電解液の内部に液体形態で存在する。
【0006】
コンデンサーの内部の有害化学種の収着の問題は、電解液中に混入される1種若しくはそれ以上の収着元素を添加することにより又は混入されない収着系により取り組まれ得る。電解液中に混入されるゲッタリング作用を備えた物質の使用は、液体収着剤により成し遂げられ得る。かかるタイプの解決策は、本出願人名義の特許出願PCT/IT2006/000349に開示されている。第2の具体的態様は、特開平3−292712号公報に記載されているように、電解液に添加される固体収着剤の使用を指示し、しかして白金、パラジウム又はそれらの合金の微粒子を含む添加剤がシート上に、これらのシートが電解液で含浸された後に施用される。しかしながら、これらのシートは非常に小さい厚さ(特に、10マイクロメートル(μm)未満)を有し得、しかして該微粒子中に含有された粒子によりそれらの比較的大きい直径に因りシートは損傷され得、コンデンサー内における偶発的短絡の危険性をもたらすことになる。
【0007】
コンデンサーの画定領域に置かれたガス収着体を用いる方式は、特開2003−197487号公報に記載されている。この場合において、収着物質は、収着物質を支持するところのポリプロピレンのようなポリマー物質で作られたシートの形態で用いられ、しかもかかるシートは電解液と直接的に接触されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
これらのタイプの解決策は、収着物質がコンデンサー内で生成された有害物質を収着する機能を有することに加えて、その収着性が損ねられるのを防ぐために電解液に対して適合性でなければならない(すなわち、収着物質は電解液に関して完全に不活性でなければならない)という事実により、さもなければ更に一層悪いことには、コンデンサーの正しい動作にとって有害な化学種が電解液との反応の結果として放出されるという事実により制限される。たとえば、ガス収着剤のあり得る分解は、電解液の導電率を変動し得る。かかる化学的適合性は、収着剤が有害化学種と結合することによりその機能を行った後でさえ、収着剤により確保されねばならない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1観点において、本発明は、先行技術に依然として存在する問題を克服することができる電解コンデンサーに関し、そして特に、電解液を含有する気密ケーシングを含む電解コンデンサーであって、電極が浸されており、電気接点が該電極に接続されており、しかも該ケーシング中に有害物質の収着手段が存在する電解コンデンサーにおいて、有害物質の収着手段が、該有害物質に対して透過性であるがしかし該電解液に対して不透過性である且つ該有害物質の収着用の1種又はそれ以上のゲッター物質を含有するポリマー製ハウジングで構成されている、ことを特徴とする電解コンデンサーに存する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本発明による電解コンデンサー中の有害物質の収着手段を断面にて示す。
【図2】図2は、本発明の電解コンデンサー中の有害物質の収着手段の別の具体的態様を示す。
【図3】図3は、ゲッター物質を含有する透過性のポリマー製ハウジングを含む電解コンデンサーの断面図を示す。
【図4】図4は、図3に示された電解コンデンサーの別の具体的態様を示す。
【図5】図5は、ゲッター物質を含有する透過性のポリマー製ハウジングを含むところの異なる幾何学的形を有する電解コンデンサーの断面図を示す。
【図6】図6は、図5に示された電解コンデンサーの好ましい具体的態様の断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図面に示された様々な要素のサイズ及びサイズ比率は正確でなく、これらの図面の理解を容易にするように変えられている。
【0012】
図1は有害物質の収着手段10を断面にて示し、該手段は2枚のポリマーシート11及び12を含み、しかもこれらのシートはそれらの周辺において互いに融着され、かくして1種又はそれ以上のゲッター物質の粉末14を含有する空洞13を画定する。ポリマーシート11及び12を形成する材料の少なくとも一方そして好ましくは両方は、有害物質に対して透過性であるがしかし電解液に対して不透過性であり、かくしてゲッター物質に関して保護作用を奏する。これにより、コンデンサーの内部で用いられる電解液のタイプに関係なくゲッター物質の自由選択が可能にされる。
【0013】
ポリマーシート11及び12の厚さは、本発明にとって非常に重要なパラメーターであり、何故なら有害物質の有効な透過を可能にするためにこれらのシートは薄いことが必要であるが、しかし同時にそれらは破壊及びその結果として起こるゲッター物質の漏出を回避するのに十分に厚くなければならないからである。これらの対立する要求の結果として、ポリマーシートの厚さは、適当には、2と50μmの間でそして好ましくは5と15μmの間で構成される、ということが分かった。好ましい具体的態様において、これらの2枚のポリマーシートは、同じ厚さを有する。
【0014】
無論、図1に関して記載されたものと等価の構造を備えた有害物質の収着手段もまた、ただ1枚のポリマーシートを用いて、このシートが一つのラインに沿ってそれ自体上に折られて該手段の一つの側面が形成されそしてその他の縁(一方又は両方の縁)に沿って融着されて空洞13に類似した閉鎖空洞が形成されることにより得られ得る。この装置もまた、シート11と12が同じ厚さ及び透過性の特性を有するという上記に記載された好ましい選択肢を満たす。
【0015】
ゲッターシステムが電解コンデンサーの内壁の一つに沿って設置される場合において、かかる壁と接触するシートについてより大きい厚さを用いることが可能であり、何故ならゲッターシステムとコンデンサー壁の間の接触表面に沿って有害物質の透過がないからである。
【0016】
ポリマー製ハウジング中に含有されたゲッター物質は、好ましくは、60μm未満で構成された粒度を有する粉末の形態にある。ゲッター物質が圧縮粉末のみで作られたピルの形態で用いられることも可能である。かかる解決策は、より多量のゲッター物質が電解コンデンサー中に導入されねばならない場合に有用である。
【0017】
図2は有害物質の収着システム20を示し、しかして2種の異なるゲッター物質22及び22′が、有害物質に対して透過性のポリマー物質で作られた円筒形ハウジング21中に封じ込められたピルの形態で導入されている。
【0018】
他の用途において及び他の分野において用いられる透過性のポリマー製ハウジング中のゲッター物質は知られており、そしてたとえば米国特許第4,830,643号明細書、米国特許第5,743,942号明細書及び米国特許第6,428,612号明細書に記載されている。
【0019】
透過性のポリマー製ハウジングを形成する物質については、本発明者は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)及びポリオレフィンが本発明の成就のために適した物質であることを見出した。ポリオレフィンについては、ポリエチレン特に低密度ポリエチレン(LDPE)が好ましい。
【0020】
本発明による手段に用いられるゲッター物質は様々な種類であり、しかしてこれらの種類はコンデンサーの内部から除去されるべき有害物質に依存し、そしてこれらの有害物質の特質は、ガスを除去する手段を備えない種々のタイプのコンデンサーによる動作中に発生したガスを分析するように行われる予備試験により、任意の種類のコンデンサーについて確認され得る。
【0021】
有害物質が水素である場合、非蒸発性ゲッター合金、特に米国特許第4,312,669号明細書に記載されたそして名称St 707下で本出願人により販売されているジルコニウム−バナジウム−鉄合金又は米国特許第5,961,750号明細書に記載されたそして名称St 787下で本出願人により販売されているジルコニウム−コバルト−希土類合金を用いることが可能である。不飽和有機化合物(おそらく、水素添加触媒と共に)、銀堆積物を備えたゼオライト、又はカーボンナノチューブを用いることも可能である。最後に、酸化パラジウム(PdO)又は酸化コバルト(II,III)(Co34)のような水素と反応して水を形成する物質をH2O収着剤と組み合わせて用いることが可能である。
【0022】
有害物質がH2Oである場合、ゲッター物質として、アルカリ土類金属酸化物(酸化カルシウムが好ましい)、酸化ホウ素又はゼオライトを用いることが可能である。
【0023】
有害物質が二酸化炭素すなわちCO2である場合、適当なゲッター物質は、水酸化リチウム、アルカリ土類金属水酸化物、又はLiXOy(ここで、Xはジルコニウム、鉄、ニッケル、チタン及びケイ素のなかから選ばれ、そしてyは2と4の間で構成される)のようなリチウム塩である。
【0024】
有害物質が一酸化炭素すなわちCOである場合、酸化コバルト(II,III)(Co34)、酸化銅(II)(CuO)又は過マンガン酸カリウム(KMnO4)を好ましくはCO2収着剤と共に用いることが可能である。
【0025】
本発明の電解コンデンサーに用いるための有害物質の収着手段はまた、コンデンサーから除去されることが必要される有害物質に依存して、1種より多いゲッター物質を含み得る。たとえば、溶媒がアセトニトリルであるコンデンサーにおいて、水素生成が主として起こり、しかしてかかるガス用のより多いゲッター物質を備えた組成物を用いることが得策であるのに対して、溶媒がプロピレンカーボネートである場合においてはCO及びCO2を収着するためのより多量の粉末が用いられねばならない。
【0026】
本発明の電解コンデンサーは、たとえば図3に示されているように、ゲッター物質を含有する透過性ハウジングを電解コンデンサーの一つの側面に沿って、電極を含まないところのコンデンサーの領域に置くことにより製造され得る。この場合において、電解コンデンサー30の構造体は、電解液(示されていない)中に浸された平行な金属板の形態の複数枚の平面電極(読みやすさを損ねないように、最も外側の2枚すなわち32及び32′のみが図面に示されている)を含む。有害ガスの収着用のゲッター物質を含有する透過性のポリマー製ハウジング33は、このコンデンサーの一つの側面に配置されている。電気接点34及び34′は、電極を電解コンデンサーの気密ケーシング31の外部と連通させる。
【0027】
図3は、電解コンデンサー30についての好ましい具体的態様を示す。代替の且つ完全に等価の具体的態様は、電解コンデンサーの気密ケーシングの内壁の複数の部分に沿って配置された1つ又はそれ以上の透過性のポリマー製ハウジングの使用を指示する。
【0028】
図4は、図3に関して記載されたものと同様な(図3と同じ数字を有する図4中の要素は、上記に記載されたのと同じである)、しかし有害物質の収着用のゲッター手段45を含有する目的で部分43がコンデンサー構造体に加えられている電解コンデンサー40を示す。実際には、該ゲッター手段を含有する部分43は、電解コンデンサーの要素(電極、接点)を含まないところの電解コンデンサーの気密ケーシングの部分を形成するが、しかし一つの側面に沿って電解コンデンサーの内部と連通する。透過性のポリマー製ハウジングが部分43の利用可能な容積の全部を占めない場合、この容積の一部は電解液で満たされる。
【0029】
代替的に、ゲッター物質を含有する透過性ハウジングは、たとえば図5に示されているように、電解コンデンサーの中心部分中に挿入され得る。この場合において、コンデンサー50は円筒形の幾何学的形を有し、そしてその軸方向の断面図が示されている。コンデンサーは、電解液(示されていない)中に浸されているところの螺旋(その断面図は、互いに近接した垂直な平行線により表されている)を形成するように巻かれた薄いシートの形態の電極52を含有する気密ケーシング51を含む。電気接点54,54′は、電極を気密ケーシングの外部と連通させる(図5において、明瞭さの理由のために、これらの接点は、電極に関して離れた要素として描かれている)。ゲッター物質を含有する透過性のポリマー製ハウジングに存する有害物質の収着手段55は、このコンデンサーの中心部分に置かれている。
【0030】
本発明の別の好ましい具体的態様は、図6に示されている。この場合において、電解コンデンサー60は、やはり円筒形の幾何学的形を有し且つ螺旋巻きの形態の電極62を含有する。気密ケーシング61は、有害物質の収着手段65(やはり、ゲッター物質を含有する透過性のポリマー製ハウジングの形態にある)を受容するように働く部分63をその下部に有する。かかる具体的態様は特に有利であり、何故なら電気接点に対して有害物質の収着手段が近いことに因る特別の幾何学的拘束がないからである。
【0031】
図4及び6に示された具体的態様において、電極が透過性のポリマー製ハウジングを損傷する(その中に含有されたゲッター物質の漏出の原因となり得る)のを防止するために、透過性のポリマー製ハウジングを受容する領域と電極との間に分離格子(示されていない)を加えることが得策である。かかる格子は電気絶縁性でなければならず、何故ならそれらの電極と接触している時に電極間の短絡をもたらすことになってはならないからである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
気密ケーシング(31,51,61)、電解液中に浸された電極(32、32′,52,62)、該電極に接続された電気接点(34、34′,54、54′)及び有害物質の収着手段(10,20,33,45,55,65)を含む電解コンデンサー(30,40,50,60)において、有害物質の収着手段が、該有害物質に対して透過性であるがしかし該電解液に対して不透過性である且つ該有害物質の収着用の1種又はそれ以上のゲッター物質(14,22、22′)を含有するポリマー製ハウジング(21)で構成されている、ことを特徴とする電解コンデンサー。
【請求項2】
透過性のポリマー製ハウジングが、2枚の融着されたポリマーシート(11、12)で構成されている、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項3】
透過性のポリマー製ハウジングが1枚のポリマーシートで構成され、そしてこのシートが一つのラインに沿ってそれ自体上に折られて前記収着手段の一つの側面が形成され且つその他の縁(一方又は両方の縁)に沿って融着されて閉鎖空洞が形成されている、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項4】
ポリマーシートの厚さが、2と50μmの間で構成されている、請求項2又は3に記載の電解コンデンサー。
【請求項5】
厚さが、5と15μmの間で構成されている、請求項4に記載の電解コンデンサー。
【請求項6】
ポリマーシートが、同じ厚さを有する、請求項2に記載の電解コンデンサー。
【請求項7】
ゲッター物質が、60μm未満の粒度を有する粉末の形態にある、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項8】
粉末が、ピルを形成するように圧縮されている、請求項7に記載の電解コンデンサー。
【請求項9】
ポリマー製ハウジング(21)が、円筒形の形状を有する、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項10】
透過性のポリマー製ハウジングが、ポリオレフィンで作られている、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項11】
ポリオレフィンが、低密度ポリエチレン(LDPE)である、請求項10に記載の電解コンデンサー。
【請求項12】
透過性のポリマー製ハウジングが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)で作られている、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項13】
有害物質が水素を含み、そしてゲッター物質が非蒸発性ゲッター合金を含む、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項14】
非蒸発性ゲッター合金が、ジルコニウム−バナジウム−鉄合金又はジルコニウム−コバルト−希土類合金を含む、請求項13に記載の電解コンデンサー。
【請求項15】
有害物質が水素を含み、そしてゲッター物質が不飽和有機化合物を含む、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項16】
更に水素添加触媒を含む、請求項15に記載の電解コンデンサー。
【請求項17】
有害物質が水素を含み、そしてゲッター物質がカーボンナノチューブ、又は銀堆積物を備えたゼオライトを含む、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項18】
有害物質が水素を含み、そしてゲッター物質が酸化パラジウム又は酸化コバルト(II,III)のなかの一つ又はそれ以上の化合物を含む、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項19】
ゲッター物質が、H2Oの除去用のゲッター物質と一緒に用いられている、請求項18に記載の電解コンデンサー。
【請求項20】
有害物質がH2Oを含み、そしてゲッター物質が次の化合物すなわちアルカリ土類金属酸化物、酸化ホウ素又はゼオライトのなかの一つ又はそれ以上を含む、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項21】
アルカリ土類金属酸化物が、酸化カルシウムである、請求項20に記載の電解コンデンサー。
【請求項22】
有害物質がCO2を含み、そしてゲッター物質が次の化合物すなわち水酸化リチウム、アルカリ土類金属水酸化物又は式LiXOy(ここで、Xはジルコニウム、鉄、ニッケル、チタン及びケイ素のなかから選ばれ、そしてyは2と4の間で構成される)のリチウム塩のなかの一つ又はそれ以上を含む、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項23】
有害物質がCOを含み、そしてゲッター物質が次の化合物すなわち酸化コバルト(II,III)、酸化銅(II)、過マンガン酸カリウムのなかの一つ又はそれ以上を含む、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項24】
ゲッター物質が、CO2の除去用のゲッター物質と一緒に用いられている、請求項23に記載の電解コンデンサー。
【請求項25】
ゲッター物質を含有するポリマー製ハウジングを1つ又はそれ以上含み、そしてこれらのポリマー製ハウジングが気密ケーシングの内壁の1つ又はそれ以上の部分に沿って配置されている、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項26】
気密ケーシングの一部が、ゲッター物質を含有するポリマー製ハウジングを受容するのに充てられている、請求項1に記載の電解コンデンサー。
【請求項27】
ゲッター物質を含有するポリマー製ハウジングを受容するための部分が、電気絶縁格子により電解コンデンサーの残余部分から分離されている、請求項26に記載の電解コンデンサー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−182469(P2012−182469A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−96981(P2012−96981)
【出願日】平成24年4月20日(2012.4.20)
【分割の表示】特願2008−549992(P2008−549992)の分割
【原出願日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【出願人】(500275854)サエス ゲッターズ ソチエタ ペル アツィオニ (54)