説明

枕兼用非常持出袋

【課題】就寝中の災害発生時に脱出に必要となる用具をすぐに取り出せて、持出物を迅速・安全に搬送することができる非常持出袋に、安眠を促す枕機能を兼ね備えること。
【解決手段】難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地を用いた背中に背負うことができ筒状の袋体の中を、クッション性を有し枕素材に適したキルティング地20a・20b・20cの3枚を、ふたつの収容口11c・11dから同容量の分別収納ができるように配置し、また袋体の反転利用も可能にした。これによって、非常時には脱出に必要な用具だけをすぐに取り出して、その他持出物が収容されたままの袋を背負うだけで、迅速・安全な建物避難ができる。また袋を反転させるとキルティング生地が袋全体を覆って、素材と形状が安眠できる枕に変化し、避難所生活の寝具としても役立つものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、災害時の安全な脱出と避難生活に役立つ非常持出袋に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、枕機能を兼用した袋は色々考えられていた。例えば、夜間に寝ているときの災害発生に備えて、難燃性の布を使用して、内側の下辺部にポケットをつけた防災頭巾と、そばがら入り袋を、チャックつきの入り口と両側に手さげ紐をつけた枕カバー内に収納した枕兼用の防災頭巾収納袋(特許文献1参照)や、チャックによって開閉する枕兼用の袋体の上端内側に一体型に形成した折り畳み頭巾を収容し、袋体の内壁面左右に肩掛けバンドを取り付け、肩部に非常持出物の収容部を設けて、枕そのものが防災頭巾と一体型になった非常持出袋に変化する枕兼用の防災頭巾収納袋(特許文献2参照)などがある。
【特許文献1】実開昭57−120374号公報
【特許文献2】実開昭53−68715号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以上に述べた従来の防災用具を収容した枕兼用袋では、就寝中の夜間災害発生時に、枕兼用袋からすぐに取り出して屋外へ脱出作業に使用する非常用具と、室内から持ち出すために枕兼用袋に収容しておく貴重品や避難生活での簡易寝具となる毛布、マットなどの持出物との、取り出し時期と使用目的が異なる収容物の明確な分別収納ができず、また、双方の収容物を十分に収納するためのスペースも確保されていなかった。
【0004】
また、災害発生時の屋外への困難な脱出作業において、袋を背負った際袋内の収容物から背中を保護する機能と、袋内収容物の破損を保護する機能もない。災害時の困難な屋外への脱出作業が予想される中で、迅速に安全な脱出行動を行うための十分な機能を果たせていなかった。さらに従来の発明では、火災・粉塵・雨水・太陽熱などから収納物を守る非常持出袋と寝具として肌触りやクッション性が求められる枕を同一素材によって兼用しているが、非常持出袋としての機能を最大限に発揮する生地では安眠をとる枕機能が不十分で、特にカバーとなるものがない避難生活での寝具としては、安眠を満たす構造になっていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで上記課題を解決するために本発明は、非常持出袋の中に少なくとも1つのクッション性を有する枕素材に適したキルティング地を入れて、収納機能と枕機能を有する袋を考えた。難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地を用いて2辺が開放する筒布体を構成し、外部には背中に背負える手段を設けると共に、クッション性を有する枕素材に適した内生地を筒布体内部に挿入し、筒布体と側面2辺は一体に、開放2辺は筒布体と隣接するいずれかの面とを、開放2辺が互い違いの面になるよう1辺を一体にして、それぞれの開放口を一連に設けたファスナーによって開閉自在にした枕兼用非常持出袋を考えた。
【0006】
また、難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地を用いて2辺が開放する筒布体を構成し、外部には背中に背負える手段を設けると共に、クッション性を有する枕素材に適した内生地2枚を筒布体内部に挿入し、1枚は隣接する筒布体面と4辺を一体にして、もう一枚は、筒布体と側面2辺は一体に、開放2辺は筒布体と隣接するいずれかの面とを開放2辺が互い違いの面になるよう1辺を一体にして、それぞれの開放口を一連に設けたファスナーによって開閉自在にした枕兼用非常持出袋を考えた。
【0007】
また、難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地を用いて2辺が開放する筒布体を構成し、外部には背中に背負える手段を設けると共に、クッション性を有する枕素材に適した内生地3枚を筒布体内部に挿入し、2枚は筒布体と隣接する面同士それぞれ4辺を一体にして、もう一枚は筒布体と側面2辺は一体に、開放2辺は筒布体いずれかの面とを開放2辺が互い違いの面になるよう1辺を一体にして、それぞれの開放口を一連に設けたファスナーによって開閉自在にした枕兼用非常持出袋を考えた。
【0008】
また、難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地を用いて2辺が開放する筒布体を構成し、外部には背中に背負える手段を設けると共に、クッション性を有する枕素材に適した内生地を筒布体内部に挿入し、隣接する筒布体面と4辺を一体にして、一方の開放口はすべてを合わせて閉塞し、もう一方の開放口には一連に設けたファスナーによって開閉自在にした枕兼用非常持出袋を考えた。
【0009】
また、難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地を用いて2辺が開放する筒布体を構成し、外部には背中に背負える手段を設けると共に、クッション性を有する枕素材に適した内生地2枚を筒布体内部に挿入し、2枚は筒布体と隣接する面同士それぞれ4辺を一体にして、一方の開放口はすべてを合わせて閉塞し、もう一方の開放口には一連に設けたファスナーによって開閉自在にした枕兼用非常持出袋を考えた。
【0010】
上記で記載した難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地とは、アルミックス・ローランド生地を用いる。またクッション性を有する枕素材に適した生地については、表面が綿を用いたキルティング生地や、2枚の綿生地で綿材となるものを挟み込んだ構成のものを指す。
【発明の効果】
【0011】
上述したように本発明の枕兼用非常持出袋は、袋の上部と底部にふたつの収納口を設けて、同容量での分類収納ができるスペースを設けたことで、災害に備えて収納しておく、取り出し時期の異なる脱出用具と持出用具を十分量、袋内で分別して収納しておくことができる。災害発生時には、脱出行動に必要となる用具だけをすぐに取り出して身に装着すると共に、避難生活用品などの持出物が納まったままの袋を背負うだけで、迅速な脱出行動ができる。
【0012】
また脱出時には、袋内側のクッション性を有するキルティング地によって、袋内の持出物32による圧迫から背中を保護しながらの行動ができ、同時に袋内の持出物を保護しながら搬出できる。また、難燃性・撥水性・断熱性を有する外袋とクッション性を有する内袋をリバーシブル構造にしたことで、災害脱出に必要な袋機能と、安眠性が求められる枕機能の両方に適した素材と形状を、ひとつの袋で使い分けることができる。
【0013】
災害脱出に適した袋機能としては上記で記載した効果を発揮し、枕機能としては、内袋を表面に反転させることによって、非常持出袋として機能する難燃性・撥水性・断熱性を有する外袋、ショルダー紐やバンド・ポケット・カバーなどが袋内部に収容され、貴重品や避難生活用具をクッション材となる防災頭巾で包み込んでから袋内に収容し、リバーシブルファスナーで収納口を閉塞することで、クッション性を有する内袋と防災頭巾によって、用具の破損を防止するとともに、頭部のクッション性も同時に高めて安眠がとれる機能を持たせている。
【0014】
また、外袋のまま枕カバーを装着して枕として使用する場合にでも、ショルダー紐やバンド・ポケット・カバーなどを床下面になるように配置した外袋は、クッション性を高めた防災頭巾によって寝心地を高め、頭部によって加重がかかる外袋内の各用具を、クッション性を持たせた内袋によって用具間と床下間への圧迫から保護し、用具の破損を防止ながら安眠できる避難まくらとしての利用ができる機能も持たせている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図2に基づいて説明する。まず図1において、実施形態のすべてに共通する袋体10について説明する。袋体10は表面に防炎・撥水・断熱・防傷性を有するアルミックス・ローランド生地を用いて筒状に縫合された長方形状の筒布体11からなるものである。この筒布体の天井に向いた面を11a面、床側に向いた面を11b面として説明する。筒布体11の収容口11c付近に、筒布体11と同素材の生地を用いたカバー12を設け、カバー12によって収容口11cを包んで保護できるようボタン13a・13bを設ける。また、そのカバーを取り付けた反対の面には筒布体11と同素材の生地を用いた布体14を配置してから三方を縫製し、開放口は一連に設けたファスナー15により開閉自在なポケットを構成する。
【0016】
そして、収容口11c付近の11a面・11b面には、両側方が開放するように設けた紐通路16a・16bに、2本の紐17a・17bで開放口11cを絞れるように通してから、収容口11d付近の両側面に各々設けた紐通路18a・18bに独立して結ぶ。上記の構成によって収容口11cを紐17a・17bで閉塞でき、筒布体11を背中に背負える手段を施した筒形状の袋体10である。
【0017】
袋体10に3枚のキルティング地20a・20b・20cを用いて構成した袋体について図2(A)に基づいて説明する。袋体10を11b面が上を向くように反転させて配置し、袋体10の中へ枕に適した素材を用いたクッション性を有するキルティング地を上から20c、20a、20bの順にして挿入し、両側辺は袋体10と一体にする。収容口11cは、11b面側の辺とキルティング地20c・20aを合わせて縫合し、11a面側の辺とキルティング地20bを合わせて縫合する。収容口11dは、11b面側の辺とキルティング地20cを合わせて縫合し、11a面側の辺とキルティング地20a、20bと合わせて縫合する。その収容口11cと11dには、各々一連のリバーシブルファスナー21a・21bを設ける。異なるふたつの収容口から同容量の分別収納ができ、袋体の反転利用を可能にした枕兼用非常持出袋である。
【0018】
そして次には図2(B)に基づいて説明する。上記の構成による袋体の収容口11cからは、毛布、敷マットなどの避難所寝具や避難生活用品など、災害時に屋外へ持ち出すことを目的とする持出物32を収容する。また、収容口11dからは、難燃布と難燃綿で構成されたクッション性を有する防災頭巾30を挿入し、その下部には、スリッパ、軍手、マスク、懐中電灯、救命ブザーなどの、災害発生時に屋外脱出行動に必要となる脱出用具31を収容する。また、綿生地を用いて3方が縫製された袋体の開放辺に、一連に設けたファスナー34によって開閉自在にした枕カバー33を、ファスナー34とファスナー21bが合一側になるよう袋体に被せる。
【0019】
上記は、日常から防災用具を枕元へ備えることを目的とした構成である。袋体内の防災頭巾30のクッション性によって頭部を保護し、安眠できる枕として利用ができ、その際に袋体が受ける頭部からの圧迫を、防災頭巾30・キルティング地20a・20b・20cによって包み込まれた脱出用具31と持出物32を保護できる。災害発生時には、枕カバー33のファスナー34を開放し、収容口11dから脱出時に必要となる防災頭巾30と脱出用具31を速やかに取り出して身体に装着し、枕カバー33から持出物32が収容されたままの袋体を取り出して背負う。脱出時には、袋内側のクッション性を有するキルティング地によって、袋内の持出物32による圧迫から背中を保護しながらの行動ができ、同時に袋内の持出物を保護しながら搬出できる。上記の構成によって、日常から迅速・安全な脱出行動が行える防災用具収容の非常持出袋を枕内に備えることができる。
【0020】
また、図2(C)は袋体を裏返して使用した際の構成を示すもので、災害時の避難所生活での寝具として利用する際の構成である。収容口11c・11dのいずれかより袋体の内側が表になるように裏返した際には、袋体のポケット、カバー、紐などが内部に収容されると同時に、キルティング地20aが外側面の一方に露出されることで、枕カバーがなくても袋体そのものを枕に適した素材と形状へ変化させることができる。そして防災頭巾30でその他用具を包んで収容口11cへ挿入することで、クッション性を兼ね備えた枕になり、頭部から受ける袋体内への圧迫から、防災頭巾とキルティング地によって収容物も保護できる。持出物32の敷マット・毛布との併用で、災害時の避難所生活でも安心な睡眠がとれる一式の寝具となる。防災用具収納枕、非常持出袋、避難所用枕として、すべての使用目的に対して十分な機能を発揮できる枕兼用非常持出袋である。
【実施例1】
【0021】
別の実施例を図3に基づいて説明する。袋体10を11b面が上を向くように反転させて配置し、袋体10の中へ枕に適した素材を用いたクッション性を有するキルティング地2枚を上から20a、20bの順にして挿入し、両側辺は袋体10と一体にする。収容口11cは、11b面側の辺とキルティング地20aを合わせて縫合し、11a面側の辺とキルティング地20bを合わせて縫合する。収容口11dは、11a面側の辺とキルティング地20a・20bを合わせて縫合する。その収容口11cと11dには、各々一連のリバーシブルファスナー21a・21bを設けることで、異なるふたつの収容口から同容量の分別収納ができ、袋体の反転利用を可能にした枕兼用非常持出袋である。図3(B)、図3(C)はそれの使用方法を断面図にて説明したものである。
【実施例2】
【0022】
別の実施例を図4に基づいて説明する。袋体10を11b面が上を向くように反転させて配置し、袋体10の中へ枕に適した素材を用いたクッション性を有するキルティング地20aを挿入し、両側辺は袋体10と一体にする。収容口11cは、11b面側の辺とキルティング地20aを合わせて縫合し、収容口11dは、11a面側の辺とキルティング地20aを合わせて縫合する。その収容口11cと11dには、各々一連のリバーシブルファスナー21a・21bを設けることで、異なるふたつの収容口から同容量の分別収納ができ、袋体の反転利用を可能にした枕兼用非常持出袋である。図4(B)、図4(C)はそれの使用方法を断面図にて説明したものである。
【実施例3】
【0023】
別の実施例を図5に基づいて説明する。袋体10を11b面が上を向くように反転させて配置し、袋体10の中へ枕に適した素材を用いたクッション性を有するキルティング地1枚を上から20a、20bの順にして挿入し、両側辺は袋体10と一体にする。収容口11cは、11b面側の辺とキルティング地20aを合わせて縫合し、11a面側の辺とキルティング地20bを合わせて縫合する。収容口11dは、すべてを合わせて縫合する。その収容口11cには、一連のリバーシブルファスナー21aを設けることで、袋体の反転利用を可能にした枕兼用非常持出袋である。図5(B)、図5(C)はそれの使用方法を断面図にて説明したものである。
【実施例4】
【0024】
別の実施例を図6に基づいて説明する。袋体10を11b面が上を向くように反転させて配置し、袋体10の中へ枕に適した素材を用いたクッション性を有するキルティング地20aを挿入し、両側辺は袋体10と一体にする。収容口11cは、11b面側の辺とキルティング地20aを合わせて縫合し、収容口11dは、すべてを合わせて縫合する。その収容口11cには、一連のリバーシブルファスナー21aを設けることで、袋体の反転利用を可能にした枕兼用非常持出袋である。
【0025】
上記のすべての実施形態についての説明において述べる。記載してあるキルティング地による構成は、独立した20a・20b・20cによる個別の布を合わせる方法を説明しているが、これら以外に1枚の布で2重、3重に折り返したもので構成してもよい。また、キルティング地を挿入した際の袋体の両側面との縫製は、キルティング地を重ねたもしくは折り重ねた状態で側面を縫製して筒状に構成してから挿入してもよい。また、肩に背負うための手段としては、紐6a・6b以外にショルダーベルトやバンドとなるものを構成してもよい。また収容口を閉塞するリバーシブルファスナーの代わりに、表裏両面からの開閉が自在となるマジックテープやボタンなどを用いてもよい。またキルティング地の代わりに、保護機能は失われるが、枕素材として適した綿などクッション性を持たないものを用いてもよい。また、袋体10内にキルティング時を挿入せずに、アルミックスもしくはローランド生地と枕に適した綿などの生地とでクッションとなる綿などを挟み込み、クション性を有する布筒体を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に共通する筒形状の袋体10の外観図
【図2】本発明の構成と使用形態を表した断面図
【図3】本発明の別実施例1を示した図
【図4】本発明の別実施例2を示した図
【図5】本発明の別実施例3を示した図
【図6】本発明の別実施例4を示した図
【符号の説明】
【0027】
10 袋体
11 筒布体
11a,11b 筒布体の面表示
11c,11d 筒布体の収容口
12 カバー
13a,13b ボタン
14 ポケット布
15 ファスナー
16a,b 紐通路
17a,b 紐
18a,b 紐通路
19c,11d 筒布体の収容口
20a,b,c キルティング地
21a,b リバーシブルファスナー
30 防災頭巾
31 脱出用具
32 持出物
33 枕カバー
34 ファスナー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地を用いて2辺が開放する筒布体を構成し、外部には背中に背負える手段を設けると共に、クッション性を有する枕素材に適した内生地を筒布体内部に挿入し、筒布体と側面2辺は一体に、開放2辺は隣接する片方の面とを、開放2辺が互い違いの面になるよう各1辺ずつ一体にして、それぞれの開放口を一連に設けたファスナーによって開閉自在にした枕兼用非常持出袋。
【請求項2】
難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地を用いて2辺が開放する筒布体を構成し、外部には背中に背負える手段を設けると共に、クッション性を有する枕素材に適した内生地2枚を筒布体内部に挿入し、1枚は隣接する筒布体面と4辺を一体にして、もう一枚は、筒布体と側面2辺は一体に、開放2辺は隣接する片方の面とを、開放2辺が互い違いの面になるよう各1辺ずつ一体にして、それぞれの開放口を一連に設けたファスナーによって開閉自在にした枕兼用非常持出袋。
【請求項3】
難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地を用いて2辺が開放する筒布体を構成し、外部には背中に背負える手段を設けると共に、クッション性を有する枕素材に適した内生地3枚を筒布体内部に挿入し、2枚は筒布体と隣接する面同士それぞれ4辺を一体にして、もう一枚は筒布体と側面2辺は一体に、開放2辺は隣接する片方の面とを、開放2辺が互い違いの面になるよう各1辺ずつ一体にして、それぞれの開放口を一連に設けたファスナーによって開閉自在にした枕兼用非常持出袋。
【請求項4】
難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地を用いて2辺が開放する筒布体を構成し、外部には背中に背負える手段を設けると共に、クッション性を有する枕素材に適した内生地を筒布体内部に挿入し、隣接する筒布体面と4辺を一体にして、一方の開放口はすべてを合わせて閉塞し、もう一方の開放口には一連に設けたファスナーによって開閉自在にした枕兼用非常持出袋。
【請求項5】
難燃性・撥水性・断熱性に優れた生地を用いて2辺が開放する筒布体を構成し、外部には背中に背負える手段を設けると共に、クッション性を有する枕素材に適した内生地2枚を筒布体内部に挿入し、2枚は筒布体と隣接する面同士それぞれ4辺を一体にして、一方の開放口はすべてを合わせて閉塞し、もう一方の開放口には一連に設けたファスナーによって開閉自在にした枕兼用非常持出袋。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−181506(P2007−181506A)
【公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−381359(P2005−381359)
【出願日】平成17年12月29日(2005.12.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(506035212)株式会社ウィライフ (1)
【Fターム(参考)】