説明

梱包方法、梱包装置及び梱包体

【課題】 梱包体を破ることなく、パック集合体を、梱包体を用いて梱包する。
【解決手段】 両端に開口部1iを有する筒状に形成された梱包体1の開口部1iを開口し、複数個の薄葉紙3が包装されたパック体4が複数個集合されてなるパック集合体2を、梱包体1の内部に、梱包体1の両側の開口部1iからそれぞれ所定の距離内側に離間させてパック集合体2の両端にそれぞれ折込領域1kを有するように、収納し、両側の折込領域1kを折り込んで梱包体の両側の開口部1iを密閉して、梱包体1を用いてパック集合体2を梱包する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数個の薄葉紙が包装されたパック体が複数個集合されてなるパック集合体を、クラフト紙や樹脂シート等からなり両端に開口部を有する筒状に形成された梱包体で梱包する梱包方法、梱包装置及び梱包体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、トイレットペーパロールなどの製品は、製造工場から出荷する際に、例えば、トイレットペーパロールがポリエチレンフィルム等の樹脂フィルムを用いて、12ロール、16ロール、18ロール或いは24ロールの単位でまとめてパック体に包装される。そして、トイレットペーパロールなどの製品が包装されたパック体は、パック集合体として、4個、6個或いは8個の単位でまとめて、ダンボール等に収納されて出荷される。
【0003】
しかしながら、ダンボールは嵩張ると共に、重量も増加し、さらに市場で製品を取り出した後のダンボールの処分が大変であり、ダンボールを使用することにより、その製品コストが増加するという問題がある。
【0004】
そこで、ダンボールの代わりに、軽量なクラフト紙等からなる有底袋を使用し、その中にパック集合体を収納することにより、製品の工場出荷時の梱包費用の削減と、その製品の市場での取り出し後の梱包体の後処理費用の削減等を図ることが考えられている(特許文献1参照。)。
【0005】
しかしながら、特許文献1のようなクラフト紙の有底袋を使用する場合には、その開口部からパック集合体を、有底袋内に押圧して収納する途中で、一旦押込みを停止させたり、減速させたりして、有底袋内の空気を排出した後や排出しながら収納しなければ、有底袋が収納中に破れてしまう虞がある。
【0006】
また、特許文献1のような有底袋を使用する場合には、有底袋が扁平に折り畳まれて積層されて保管されている際に、有底袋の底部が他の部位と折り重なるため、有底袋の底部と他の部位とで厚さが異なり、安定して積層することができない等の問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−212202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、梱包体が破れることなく、パック集合体を梱包体に収納することができる梱包方法、梱包装置及び梱包体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る梱包方法は、両端に開口部を有する筒状に形成された梱包体の開口部を開口し、複数個の薄葉紙が包装されたパック体が複数個集合されてなるパック集合体を、該梱包体の内部に、該梱包体の両側の開口部からそれぞれ所定の距離内側に離間させて該パック集合体の両端にそれぞれ折込領域を有するように、収納し、該両側の折込領域を折り込んで該梱包体の両側の開口部を密閉して、該梱包体を用いて該パック集合体を梱包する。
【0010】
また、本発明に係る梱包方法は、両端に開口部を有する筒状に形成された梱包体の開口部を開口し、複数個の薄葉紙が包装されたパック体が複数個集合されてなるパック集合体を、一方の開口部から該梱包体の内部に挿入される挿入プッシャーによって、他方の開口部から該梱包体の内部の所定の位置まで挿入された受け部材まで、投入して、該パック集合体を、該梱包体の内部に、該梱包体の両側の開口部からそれぞれ所定の距離内側に離間させて該パック集合体の両端にそれぞれ折込領域を有するように、収納し、該両側の折込領域を折り込んで該梱包体の両側の開口部を密閉して、該梱包体を用いて該パック集合体を梱包する。
【0011】
更に、本発明に係る梱包体は、上記梱包方法に用いられるものである。
【0012】
更に、本発明に係る梱包装置は、両端に開口部を有する筒状に形成された梱包体の開口部を開口し、複数個の薄葉紙が包装されたパック体が複数個集合されてなるパック集合体を、投入機構によって、収納し、該梱包体の両端の開口部の周辺を折り込んで該梱包体の両側の開口部を密閉して、該梱包体を用いて該パック集合体を梱包する梱包方法を用いる梱包装置において、上記投入機構は、上記梱包体の一方の開口部から挿入され、上記パック集合体を、上記梱包体の内部に投入する挿入プッシャーと、上記梱包体の他方の開口部から上記梱包体の内部の所定の位置まで挿入され、上記一方の開口部から投入される上記パック集合体を受ける受け部材とを備え、上記投入機構は、上記パック集合体を、上記一方の開口部から上記梱包体の内部に挿入された挿入プッシャーによって、上記他方の開口部から上記梱包体の内部の所定の位置まで挿入された受け部材まで、投入して、投入後、上記梱包体の内部から挿入プッシャー及び受け部材を抜きだし、上記パック集合体を、上記梱包体の内部に、上記梱包体の両側の開口部からそれぞれ所定の距離内側に離間させて上記パック集合体の両端にそれぞれ折込領域を有するように、収納し、上記梱包体を、該両側の折込領域を折り込んで該梱包体の両側の開口部を密閉可能な状態にする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、両端に開口部を有する筒状に形成された梱包体を用いてパック集合体を梱包することで、梱包体が破れることなく、パック集合体を梱包体に収納することができる。
【0014】
また、本発明によれば、両端に開口部を有する筒状に形成された梱包体を用いることで、梱包体が扁平に折り畳まれた際に均一な厚さとなり、安定して積層することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明が適用された梱包体及びパック集合体を示した斜視図である。
【図2】本発明が適用された梱包体を用いてパック集合体を梱包した様子を示した斜視図である。
【図3】本発明が適用された梱包方法を用いる梱包装置を示したブロック図である。
【図4】本発明が適用された梱包方法を用いる梱包装置のストック機構及び開袋機構により、梱包体が取り出され、開口される様子を示した斜視図である。
【図5】梱包体の扁平に折り畳まれる様子を示した断面図であり、(A)は、第1の折り目及び第3の折り目を用いて扁平に折り畳むものであり、(B)は、左側面及び右側面に、左側面及び右側面が幅方向の略中心線上でそれぞれ内側に折り曲げ、扁平に折り畳むものである。
【図6】本発明が適用された梱包方法を用いる梱包装置の製品投入機構により、梱包体にパック集合体が投入される様子を示した斜視図である。
【図7】本発明が適用された梱包方法を用いる梱包装置の製品投入機構により、梱包体にパック集合体が投入された際の様子を示した斜視図である。
【図8】本発明が適用された梱包体の内側に設けられるフィルム層の接合部の様子を示した平面図である。(A)は、梱包体の各面の長辺方向にストライプ状に接合部を設けて接合するものであり、(B)は、梱包体の各面の短辺方向にストライプ状に接合部を設けて接合するものであり、(C)は、梱包体の各面に格子状に接合部を設けて接合するものであり、(D)は、非接合部を有するとともに、梱包体の全面で接合するものであり、(E)は、非接合部を有するとともに、梱包体の各面の長辺方向にストライプ状に接合部を設けて接合するものであり、(F)は、非接合部を有するとともに、梱包体の各面の短辺方向にストライプ状に接合部を設けて接合するものであり、(G)は、非接合部を有するとともに、梱包体の各面に格子状に接合部を設けて接合するものであり、(H)は、梱包体内に収納されたパック集合体より開口部側で、梱包体の両側の開口部からそれぞれ所定の距離内側に離間した位置に、梱包体1の各面の短辺方向に延在する接合部だけで、接合するものである。
【図9】梱包体内に収納されたパック集合体より開口部側で、梱包体の両側の開口部からそれぞれ所定の距離内側に離間した位置に、梱包体1の各面の短辺方向に延在する接合部を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明が適用された梱包方法、梱包装置及び梱包体について、図面を参照して説明する。
【0017】
本発明が適用された梱包体1は、単層又は複層のクラフト紙からなり、長尺状のクラフト紙が折り畳まれて一方の端部と他方の端部とを接合することにより、図1に示すように、両端が開口された略矩形筒状に形成されている。具体的に、梱包体1は、相対する上面1a及び下面1bと、相対する左側面1c及び右側面1dとを有するように、上面1aと左側面1cとの間の第1の折り目1e、左側面1cと下面1bとの間の第2の折り目1f、下面1bと右側面1dとの間の第3の折り目1g、右側面1dと上面1aとの間の第4の折り目1hで折り曲げられる。
【0018】
そして、本発明が適用されたパック集合体の梱包方法は、図1及び図2に示すように、本発明が適用された梱包体1の両側の開口部1i,1iのうち一方の開口部1iから内部にパック集合体2を収納し、該梱包体1の両側の開口部1i,1iの周辺を折り込んでそれぞれ折込片1j,1jを形成し、該折込片1j,1jをそれぞれ粘着テープ等の密閉部材18で貼り付けることで、梱包体1の両側の開口部1i,1iを密閉し、本発明が適用された梱包体1を用いてパック集合体2を梱包する。
【0019】
ここで、パック集合体2とは、図1に示すように、トイレットペーパロール3を、ポリエチレンフィルムなどの樹脂フィルムを用いて、複数行複数列に並べた1段を複数段積層されてなる12ロール、16ロール、18ロール或いは24ロール等の単位でまとめてパック詰めしたパック体4を、4個、6個或いは8個集合させたものである。なお、パック体4は、トイレットペーパロール3を複数個の単位でまとめてパック詰めしたものに限定されるものではなく、薄葉紙であれば如何なるものでもよく、例えば、キッチンペーパ、ティッシュペーパ、インターホールド型トイレットペーパ、インターホールド型タオル等を複数個の単位でまとめてパック詰めしたものであってもよい。
【0020】
次に、本発明が適用された梱包体1を用いたパック集合体2の梱包方法について説明する。
【0021】
具体的に、本発明が適用された梱包体1は、本発明が適用された梱包方法を用いる梱包装置10により、パック集合体2を梱包する。そこで先ず、本発明が適用された梱包方法を用いる梱包装置10について説明する。
【0022】
梱包装置10は、図3に示すように、パック体4を配列してパック集合体2を設ける製品供給機構11と、扁平に折り畳まれた梱包体1が複数積層されるストック機構12と、梱包体1を開口する開袋機構13と、梱包体1の内部にパック集合体2を投入する製品投入機構14と、梱包体1の両側の開口部1i,1iの周辺を折り込む折込機構15と、梱包体1の両側の開口部1i,1iを密閉する密閉機構16と、これら開袋機構13、製品投入機構14、折込機構15及び密閉機構16に亘って、パック集合体2を搬送する搬送機構17とを備える。
【0023】
製品供給機構11は、複数個のパック体4を配列してパック集合体2を設ける配列部と、配列部によって設けられたパック集合体2を製品投入機構14へ搬送する供給部とを有する。配列部は、図1に示すように、トイレットペーパロール3が2行2列に配列された1段が3段積層された12ロールをまとめて樹脂フィルムを用いてパック詰めされたパック体4を、合計8個集合させて2行4列に配列し、パック集合体2を設ける。供給部は、ローラコンベヤ等であり、配列部によって設けられたパック集合体2を、製品投入機構14へ搬送する。
【0024】
なお、配列部は、パック体4を、8個集合させて2行4列に配列することに限定されるものではなく、配列する個数及び行列については、適宜変更可能である。また、配列部は、パック体4を、複数個が配列された一段を複数段積層させるようなものでもよい。更に、パック体4についても、トイレットペーパロール3が2行2列に配列された1段が3段積層された12ロールであることに限定されるものではなく、パック詰めする個数、行列及び積層数は適宜変更可能である。更にまた、供給部は、ローラコンベヤに限定されるものではなく、配列部によって設けられたパック集合体2を、製品投入機構14へ搬送することができるものであれば、如何なるものであってもよい。
【0025】
ストック機構12は、図4に示すように、扁平に折り畳まれた梱包体1が複数積層されているストック部12aと、ストック部12aから1枚の梱包体1を取り出す取出部とを有する。ストック部12aには、扁平に折り畳まれた梱包体1が複数積層されている。この際、梱包体1は、上面1aと右側面1dとで一主面を形成し、下面1bと左側面1cとでストック部12aと接する他主面を形成し、一主面と他主面ともに段差等がない均一な厚さとなるように第1の折り目1e及び第3の折り目1gで扁平に折り畳まれている。取出部は、吸着パッド等であり、上述のように扁平に折り畳まれた梱包体1が複数積層されているストック部12aから、最上部の1枚の梱包体1を吸着して取り出し、搬送機構17の後述する搬出用プレート17a上に配置する。
【0026】
なお、取出部は、吸着パッドに限定されるものではなく、複数積層されているストック部12aから、1枚の梱包体1を取り出し、搬送機構17の搬出用プレート17a上に配置するものであれば、如何なるものであってもよい。例えば、取出部は、上述したものの他に、ストック部12aの底部に、ローラ等が設けられ、このローラが回転することで、最下部の1枚の梱包体1を取り出し、搬送機構17の後述する搬出用プレート17a上に配置するようなものでもよい。
【0027】
また、梱包体1は、第1の折り目1e及び第3の折り目1gを用いて扁平に折り畳まれることに限定されるものではなく、左側面1c及び右側面1dに、左側面1c及び右側面1dが幅方向の略中心線上でそれぞれ内側に折れ曲がり、上面1aと下面1bとを当接させる折り目を設けるようにしてもよい。このような梱包体1であっても、一主面と他主面ともに段差等がない均一な厚さとなるように扁平に折り畳まれる。
【0028】
ここで、図5(A)に示すような、第1の折り目1e及び第3の折り目1gを用いて扁平に折り畳まれた梱包体1は、第1及び第3の折り目1e,1gは既に折り曲げられた状態であるが、第2及び第4の折り目1f,1hが折り曲げられた状態ではない。したがって、第1の折り目1e及び第3の折り目1gを用いて扁平に折り畳まれた梱包体1は、図5(A)に示すように、後述する開袋機構13によって開口され、全開状態に開口されたときに、第1及び第3の折り目1e,1gにはそれぞれ略垂直に折り曲げられた角部が形成されるが、開口された状態で積層されている第2及び第4の折り目1f,1hには、それぞれ略垂直に折り曲げられた角部が形成されない虞がある。更に、このような梱包体1は、扁平に折り畳まれた状態では、搬出用プレート17aの略中央に配置されているのに、全開状態では、図5(A)の点線で示すように、搬出用プレート17aの略中央からずれた位置に配置されてしまう。
【0029】
これに対し、図5(B)に示すような、左側面1c及び右側面1dで、左側面1c及び右側面1dが幅方向の略中心線上でそれぞれ内側に折れ曲げられ、上面1aと下面1bとを当接させる折り目が設けられた梱包体1は、第1乃至第4の折り目1e,1f,1g,1hが既に折り曲げられた状態で積層されるので、後述する開袋機構13によって開口され、全開状態に開口されたときに、第1乃至第4の折り目1e,1f,1g,1hがそれぞれ略垂直に折り曲げられた角部が形成される。更に、このような梱包体1は、扁平に折り畳まれた状態でも全開状態でも、図5(B)の点線で示すように、搬出用プレート17aの略中央に配置することができ、搬出用プレート17aの略中央の位置からずれる虞がない。
【0030】
また、ストック機構12は、所定の長さに設けられた梱包体1が、ストック部12aに扁平に折り畳まれて複数積層されていることに限定されるものではない。例えば、ストック機構12は、扁平に折り畳まれた複数個分の長さを有するリール状の梱包体1が、ストック部12aに保管され、このリール状の梱包体1から一端部が引き出され、ストック部12aで所定の長さに切断されて、取出部によって、所定の長さに切断された1枚の梱包体1を、搬送機構17の搬出用プレート17a上に配置するものでもよい。
【0031】
開袋機構13は、梱包体1の両側の開口部1i,1iを開口する開袋部を有する。開袋部は、吸着パッド等であり、図4に示すように、梱包体1の上面1aを吸着して、左側面1c及び右側面1dを下面1bに対して立ち上げて略垂直となるように、梱包体1の上面1aを持ち上げ、梱包体1の両側の開口部1i,1iを全開状態にする。なお、開袋部は、吸着パッドに限定されるものではなく、梱包体1の両側の開口部1i,1iを開口することができれば、如何なるものでもよい。
【0032】
製品投入機構14は、パック集合体2の投入をガイドするガイド部と、パック集合体2を梱包体の内部に投入する投入部とを有する。ガイド部は、例えばガイドプレート等であり、梱包体1の内部に差し込まれ、それぞれ梱包体1の上面1a、下面1b、左側面1c、右側面1dと内側で接し、梱包体1の両側の開口部1i,1iの全開状態を保持するとともに、パック集合体2が梱包体1の内部に投入される際に引っ掛からないようにする等、パック集合体2の投入をガイドする。投入部は、図6に示すように、梱包体1の一方の開口部1iから挿入され、製品供給機構11によって設けられたパック集合体2を梱包体1の内部に投入する挿入プッシャー14aと、他方の開口部1iから梱包体1の内部の所定の位置まで挿入され、一方の開口部1iから投入されるパック集合体2を受ける受け部材14bとを有する。受け部材14bは、一方の開口部1iから投入されるパック集合体2を受ける主面部14cに、挿入プッシャー14aによってパック集合体2を一方の開口部1iから梱包体1の内部に収納する際に発生する空気の流れを、他方の開口部1iから逃がす切欠き等の通気部14dが形成されている。
【0033】
投入部は、梱包体1の内部の所定の位置まで挿入された受け部材14bに突き当たるまで、挿入プッシャー14aによってパック集合体2を梱包体1の内部に投入することで、図7に示すように、パック集合体2を梱包体1の内部の所定の位置に収納する。具体的に、投入部は、折込機構15で両側の開口部1i,1iの周辺を折り込むことができる程度、梱包体1の両側の開口部1i,1iからそれぞれ所定の距離内側に離間させて、パック集合体2の両側に折込領域1k,1kを有するように、パック集合体2を梱包体1の内部に収納する。この際、通気部14dは、挿入プッシャー14aによってパック集合体2を一方の開口部1iから梱包体1の内部に収納する際に発生する空気の流れを、他方の開口部1iから逃がし、梱包体1が破れることを防止する。なお、通気部14dは、切欠きに限定されるものではなく、パック集合体2を一方の開口部1iから梱包体1の内部に収納する際に発生する空気の流れを、他方の開口部1iから逃がすことができるものであれば如何なるものでもよい。例えば、通気部14dは、挿通孔や挿通溝であってもよい。また、通気部14dを設けずに、受け部材14bの主面部14cを梱包体1の内側より小さく設けるようにしてもよい。
【0034】
折込機構15は、折込領域1k,1kを折り込む折込部を有する。折込部は、例えば折込チャックであり、パック集合体2の両側の折込領域1k,1kの開口部1i,1iの周辺を保持する。そして、折込部は、例えば先ず梱包体1の左側面1c及び右側面1dの両側の折込領域1k,1kを内側に折り込み、次に上面1a及び下面1bの両側の折込領域1k,1kを内側に折り込み、図2に示すように、梱包体1の両側に折込片1j,1jを形成し、梱包体1の両側の開口部1i,1iを閉塞する。この際、折込部は、パック集合体2の両側の折込領域1k,1kを同時に折り込むようにしてもよく、どちらか一方の折込領域1kを折り込んだ後に他方の折込領域1kを折り込むようにしてもよい。
【0035】
密閉機構16は、開口部1i,1iを粘着テープ等の密閉部材18で密閉する密閉部を有する。密閉部は、図2に示すように、梱包体1の両側の折込片1j,1jの外面に粘着テープ18を貼り、両側の開口部1i,1iを密閉する。なお、密閉部材は、粘着テープ18に限定されるものではなく、開口部1i,1iを密閉することができるものであれば如何なるものでもよい。また、密閉部は、梱包体1の両側の折込片1j,1jを熱融着し、両側の開口部1i,1iを密閉するものでもよい。
【0036】
搬送機構17は、パック集合体2を梱包装置10内の各機構に亘って搬送する搬送部と、梱包体1を用いて梱包されたパック集合体2を梱包装置10の外部に搬出する搬出部とを有する。搬送部は、例えば搬出用プレート17aであり、搬出用プレート17aを駆動部等で駆動することにより、開袋機構13、製品投入機構14、折込機構15及び密閉機構16に亘って、パック集合体2を搬送する。搬出部は、ローラコンベヤ等であり、梱包体1を用いて梱包されたパック集合体2を、梱包装置10の外部の倉庫や市場等へ搬出する。なお、搬送部は、搬出用プレート17aに限定されるものではなく、パック集合体2を各機構に亘って搬送することができるものであれば、如何なるものでもよい。また、搬出部は、ローラコンベヤに限定されるものではなく、梱包体1を用いて梱包されたパック集合体2を梱包装置外に搬出することができるものであれば、如何なるものでもよい。
【0037】
以上のような構成を有する梱包装置により、パック集合体2は、梱包体1によって梱包される。
【0038】
具体的に、製品供給機構11において、図1に示すように、トイレットペーパロール3が2行2列に配列された1段が3段積層された12ロールをまとめて樹脂フィルムを用いてパック詰めされたパック体4が、配列部によって、2行4列に配列され、パック集合体2として設けられる。そして、配列部によって配列されたパック集合体2は、供給部によって、製品投入機構14へ搬送される。
【0039】
次いで、ストック機構12において、図4に示すように、梱包体1は、上面1aと右側面1dとからなる一主面と、下面1bと左側面1cとからなるストック部12aと接する他主面とを有するように第1の折り目1e及び第3の折り目1gで扁平に折り畳まれ、ストック部12aに複数積層されている。ストック部12aに複数積層されている梱包体1は、取出部の吸着パッドによって、最上部の1枚の梱包体1が吸着されて取り出され、搬送機構17の搬出用プレート17a上に配置される。そして、搬出用プレート17a上に配置された梱包体1は、取出部の吸着パッドによる梱包体1の保持が解除された後に、搬出用プレート17aによって、ストック機構12から開袋機構13へ搬送される。
【0040】
次いで、開袋機構13において、図4に示すように、梱包体1は、開袋部の吸着パッドによって、上面1aが吸着されて、左側面1c及び右側面1dが下面1bに対して立ち上がり略垂直となるように、上面1aが持ち上げられ、両側の開口部1i,1iが全開状態とされる。そして、両側の開口部1i,1iが開口された梱包体1は、両側の開口部1i,1iが全開状態のまま、搬出用プレート17aによって、開袋機構13から製品投入機構14へ搬送される。
【0041】
次いで、製品投入機構14において、梱包体1は、ガイド部のガイドプレートが内部に差し込まれ、ガイド部のガイドプレートがそれぞれ上面1a、下面1b、左側面1c及び右側面1dと内側で接し、両側の開口部1i,1iの全開状態が保持される。そして、梱包体1は、図6に示すように、投入部の挿入プッシャー14aが一方の開口部1iから挿入され、投入部の挿入プッシャー14aによって、製品供給機構11によって設けられたパック集合体2が内部に投入されるとともに、他方の開口部1iから一方の開口部1iから投入されるパック集合体2を受ける投入部の受け部材14bが梱包体1の内部の所定の位置まで挿入される。そして、梱包体1は、挿入プッシャー14aによって、パック集合体2が梱包体1の内部の所定の位置まで挿入された受け部材14bに突き当たるまで投入されることで、図7に示すように、パック集合体2が内部の所定の位置に収納される。具体的に、梱包体1は、図7に示すように、両側の開口部1i,1iから、折込機構15で両側の開口部1i,1iの周辺を折り込むことができる程度、それぞれ所定の距離内側に離間させて、パック集合体2の両側に折込領域1k,1kを有するように、パック集合体2が内部に収納される。この際、梱包体1は、挿入プッシャー14aによってパック集合体2が一方の開口部1iから内部に収納される際に発生する空気の流れが、通気部14dによって、他方の開口部1iから逃がされることで、破れることが防止される。そして、パック集合体2が収納された梱包体1から、挿入プッシャー14a及び受け部材14bが抜かれる。また、梱包体1は、ガイド部のガイドプレートによって、パック集合体2が梱包体1の内部に投入される際に、パック集合体2、挿入プッシャー14a及び受け部材14bが引っ掛からないようをガイドされている。そして、パック集合体2が内部に収納された梱包体1は、搬出用プレート17aによって、製品投入機構14から折込機構15へ搬送される。
【0042】
次いで、折込機構15において、梱包体1は、折込部の折込チャックによって、パック集合体2の両側の折込領域1k,1kの開口部1i,1iの周辺が保持される。そして、梱包体1は、折込部の折込チャックによって、例えば先ず左側面1c及び右側面1dの両側の折込領域1k,1kが内側に折り込まれ、次に上面1a及び下面1bの両側の折込領域1k,1kが内側に折り込まれ、図2に示すように、梱包体1の両側に折込片1j,1jが形成され、両側の開口部1i,1iが閉塞される。そして、折り込みが完了された梱包体1は、搬出用プレート17aによって、折込機構15から密閉機構16へ搬送される。
【0043】
次いで、密閉機構16において、梱包体1は、密閉部によって、図2に示すように、梱包体1の両側の折込片1j,1jの外面に粘着テープ18が貼られ、両側の開口部1i,1iが密閉される。以上のようにして、梱包体1は、パック集合体2を梱包する。
【0044】
そして、パック集合体2が梱包された梱包体1は、搬送機構17の搬出部のローラコンベヤによって、梱包体1を用いて梱包されたパック集合体2が、密閉機構16から倉庫や市場等へ搬出される。
【0045】
したがって、本発明によれば、両端に開口部1i、1iを有する筒状に形成された梱包体1を用いてパック集合体2を梱包することで、パック集合体を一方の開口部1iから梱包体1の内部に収納する際に発生する空気の流れを、他方の開口部1iから逃がすことができるので、梱包体1を破ることなく、収納することができる。
【0046】
更に、本発明によれば、両端に開口部1i、1iを有する筒状に形成された梱包体1を用いることで、梱包体1が扁平に折り畳まれた際に均一な厚さとなり、安定して積層することができる。
【0047】
更に、本発明によれば、従来のダンボールの代わりに、パック集合体2の梱包材料として、軽量で保管場所をとらないクラフト紙を使用することで、従来のダンボールに比べ、梱包体1の重量を軽減できると共に、梱包体1の保管場所のスペースを軽減でき、しかもこれらの梱包体1の後処理費用を大幅に削減することができて経済的である。
【0048】
更に、本発明によれば、梱包体1の両側の開口部1i,1iの周辺を折込み、密閉するので、両側の開口部1i,1iを完全に密閉でき、トイレットペーパなどの製品の衛生管理の維持ができる。
【0049】
なお、梱包体1は、パック集合体2と接する側の面である内側1mに、フィルム層19が設けられる2重構造にしてもよい。フィルム層19は、防水性、防湿性、密封性、耐薬品性等に優れた特殊フィルムであり、例えば、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムやアルミ箔等である。このようなフィルム層19は、ラミネート加工を施すことや単に接着剤等による接着や熱溶着等で、全面で接合され、梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mに貼り合わされる。
【0050】
以上のように、内側1mにフィルム層19が貼り合わされた梱包体1は、内側1mにフィルム層19が貼り合わされていない梱包体1と比べて、防水性、防湿性、密封性、耐薬品性等を向上させることができる。
【0051】
また、フィルム層19は、梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mと全面で接合されることに限定されるものではなく、部分的に接合されるものでもよい。例えば、フィルム層19は、図8(A)に示すように、梱包体1の各面1a,1b,1c,1dの長辺と平行で短辺方向に所定の間隔を有したストライプ状の接合部19aを設けて、梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mに接合されるようにしてもよい。更に、フィルム層19は、図8(B)に示すように、梱包体1の各面1a,1b,1c,1dの短辺と平行で長辺方向に所定の間隔を有したストライプ状の接合部19bを設けて、梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mに接合されるようにしてもよい。更に、フィルム層19は、図8(C)に示すように、梱包体1の各面1a,1b,1c,1dに格子状の接合部19cを設けて、梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mに接合されるようにしてもよい。更に、フィルム層19は、梱包体1の各面1a,1b,1c,1dに散点されたドット状の接合部を設けて、梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mに接合されるようにしてもよい。
【0052】
以上のように、ストライプ状、格子状及びドット状の接合部19a,19b,19cが設けられ、フィルム層19が梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mと部分的に接合された梱包体1は、フィルム層19が梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mと全面で接合されるものより、接着剤を節約することができる。更に、梱包体1の各面1a,1b,1c,1dの長辺と平行なストライプ状の接合部19aが設けられた梱包体1及びドット状の接合部が設けられ梱包体1は、パック集合体を一方の開口部1iから梱包体1の内部に収納する際に、梱包体1を構成するクラフト紙とフィルム層19との間の空気を開口端部から逃がすことができるので、フィルム層19と梱包体1が密閉し、短辺と平行なストライプ状の接合部19bが設けられたものや、格子状の接合部19cが設けられたものより、容易に収納することができる。
【0053】
更に、上述したように、全面や部分的にフィルム層19が梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mに接合された梱包体1は、図8(D)乃至図8(G)に示すように、フィルム層19の開口端部に、梱包体1を構成するクラフト紙と分離された非接合部20を有するように設けてもよい。このような非接合部20を有するフィルム層19が設けられた梱包体1は、パック集合体2が梱包体1から取り出され、梱包体1の後処理が行われる際に、後処理作業者が、梱包体1を構成するクラフト紙の開口端部1nと、梱包体1を構成するクラフト紙と分離されたフィルム層19の非接合部20とを把持することができ、非接合部20を有していない梱包体より、容易に梱包体1を構成するクラフト紙からフィルム層19を分別することができる。よって、このような梱包体1は、非接合部20を有していない梱包体より、梱包体1を構成するクラフト紙とフィルム層19との分別が容易に行え、容易にリサイクルを行うことができて経済的である。更に、梱包体1は、図8(D)に示すような、非接合部20を有するとともに、フィルム層19が梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mと全面で接合されたものより、図8(E)乃至図8(G)に示すような、非接合部20を有するとともに、フィルム層19が梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mと部分的に接合されたものが、より好ましい。フィルム層19が梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mと部分的に接合された梱包体1は、フィルム層19が梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mと全面で接合されたものより、接合部が少なく、フィルム層19が梱包体1を構成するクラフト紙の内側1mと全面で接合されたものより、梱包体1を構成するクラフト紙とフィルム層19との分別が容易に行え、容易にリサイクルを行うことができて経済的である。
【0054】
更に、梱包体1は、図8(H)及び図9に示すように、フィルム層19を、梱包体1内に収納されたパック集合体2より開口部側で、梱包体1の両側の開口部1i,1iからそれぞれ所定の距離内側に離間した位置に、梱包体1の各面1a,1b,1c,1dの短辺方向に延在し、梱包体1を構成するクラフト紙と接合する接合部19h,19hだけで、接合されるようにしてもよい。この場合においても、梱包体1には、フィルム層19の開口端部に、梱包体1を構成するクラフト紙と分離された非接合部20が設けられる。したがって、このような梱包体1は、梱包体1を構成するクラフト紙とフィルム層19とが接合部19aだけで接合されているので、梱包体1を構成するクラフト紙とフィルム層19とを、全面や、ストライプ状、格子状又はドット状の接合部19a,19b,19cを設けて接合させる梱包体より、容易に梱包体1を構成するクラフト紙からフィルム層19を分別することができるとともに、接着剤を節約することができる。
【0055】
なお、フィルム層19は、防水性、防湿性、密封性、耐薬品性等に優れたものであれば、如何なる材質からなるフィルムであってもよい。
【0056】
更に、梱包体1は、内側1mにフィルム層19が設けられるものに限定されるものではなく、梱包体1の強度の向上を図るために、フィルム層19に代わり、クラフト紙が設けられる2重構造にしてもよい。
【0057】
また、梱包体1は、梱包体1を構成するクラフト紙上に、フィルム層19又はクラフト紙を設けた2重構造に限定されるものではなく、梱包体1を構成するクラフト紙上に、同一又はそれぞれ異なる材質のフィルム層19を設けた3重構造、4重構造等の多層構造であってもよい。更に、梱包体1は、クラフト紙からなる3重構造、4重構造等の多層構造であってもよい。更に、梱包体1は、梱包体1を構成するクラフト紙上に、同一又はそれぞれ異なる材質のフィルム層19とクラフト紙とを順に積層したものを設けた3重構造、4重構造等の多層構造であってもよい。更に、これらの多層構造を有する梱包体1は、各層の開口端部に、隣接する層と分離された非接合部20を有するようにしてもよい。更に、これらの多層構造を有する梱包体1は、少なくともクラフト紙からフィルム層19を分別することができるように、フィルム層19と隣接する層の開口端部に非接合部20を有するようにしてもよい。
【0058】
更に、梱包体1は、クラフト紙からなるものに限定されるものではなく、上述したフィルム層19と同様の材質の樹脂シートからなるものでもよい。
【0059】
更に、折込片1j,1jの外面に貼られる粘着テープ18は、梱包体1がクラフト紙からならなる場合、クラフト紙からなるものを用い、梱包体1が樹脂シートからなる場合、樹脂シートと同様の材質からなるものを用いてもよい。このような梱包体1は、梱包体1と同様の材質からなる粘着テープ18を用いることで、梱包体1と粘着テープ18とがともに同様の材質からなるので、後処理が行われる際に、後処理作業者が、粘着テープ18を梱包体1から分別する必要がなくなり、容易にリサイクルを行うことができて経済的である。
【符号の説明】
【0060】
1 梱包体、2 パック集合体、3 トイレットペーパロール、4 パック体、10 梱包装置、11 製品供給機構、12 ストック機構、13 開袋機構、14 製品投入機構、14a 挿入プッシャー、14b 受け部材、15 折込機構、16 密閉機構、17 搬送機構、18 粘着テープ、19 フィルム層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両端に開口部を有する筒状に形成された梱包体の開口部を開口し、複数個の薄葉紙が包装されたパック体が複数個集合されてなるパック集合体を、該梱包体の内部に、該梱包体の両側の開口部からそれぞれ所定の距離内側に離間させて該パック集合体の両端にそれぞれ折込領域を有するように、収納し、該両側の折込領域を折り込んで該梱包体の両側の開口部を密閉して、該梱包体を用いて該パック集合体を梱包する梱包方法。
【請求項2】
両端に開口部を有する筒状に形成された梱包体の開口部を開口し、複数個の薄葉紙が包装されたパック体が複数個集合されてなるパック集合体を、一方の開口部から該梱包体の内部に挿入される挿入プッシャーによって、他方の開口部から該梱包体の内部の所定の位置まで挿入された受け部材まで、投入して、該パック集合体を、該梱包体の内部に、該梱包体の両側の開口部からそれぞれ所定の距離内側に離間させて該パック集合体の両端にそれぞれ折込領域を有するように、収納し、該両側の折込領域を折り込んで該梱包体の両側の開口部を密閉して、該梱包体を用いて該パック集合体を梱包する梱包方法。
【請求項3】
上記梱包体は、多層構造を有し、
上記梱包体の各層は、上記梱包体の両側の開口部に対する開口端部が、上記梱包体の開口部から所定の距離内側に離間した位置で、隣接する層と分離された非接合部となっている請求項1又は請求項2記載の梱包方法。
【請求項4】
両端に開口部を有する筒状に形成された梱包体の開口部を開口し、複数個の薄葉紙が包装されたパック体が複数個集合されてなるパック集合体を、投入機構によって、収納し、該梱包体の両端の開口部の周辺を折り込んで該梱包体の両側の開口部を密閉して、該梱包体を用いて該パック集合体を梱包する梱包方法を用いる梱包装置において、
上記投入機構は、
上記梱包体の一方の開口部から挿入され、上記パック集合体を、上記梱包体の内部に投入する挿入プッシャーと、
上記梱包体の他方の開口部から上記梱包体の内部の所定の位置まで挿入され、上記一方の開口部から投入される上記パック集合体を受ける受け部材とを備え、
上記投入機構は、上記パック集合体を、上記一方の開口部から上記梱包体の内部に挿入された挿入プッシャーによって、上記他方の開口部から上記梱包体の内部の所定の位置まで挿入された受け部材まで、投入して、投入後、上記梱包体の内部から挿入プッシャー及び受け部材を抜きだし、上記パック集合体を、上記梱包体の内部に、上記梱包体の両側の開口部からそれぞれ所定の距離内側に離間させて上記パック集合体の両端にそれぞれ折込領域を有するように、収納し、上記梱包体を、該両側の折込領域を折り込んで該梱包体の両側の開口部を密閉可能な状態にする梱包装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項3のうち何れか1記載の梱包方法に用いる梱包体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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