説明

植物油及び動物油等食品の長期変質防止製造方法

【課題】古くから医薬品、化粧品、食品等の製造に用いられてきたが、現在では化学油に押され多くが廃棄処分になっている植物油及び動物油の成分の危険性、変質を抑えた原材料を確保する製法を提供する。
【解決手段】水と植物油又は動物油の混合溶液に厚生労働省で認可され安全性が確認されている水溶性珪素を加え攪拌することによって混合溶液を乳濁化し、危険性の高い油を安全性の高い天然香料にすると共に変質を極力抑え腐敗防止を長期化するという製造方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、厚生労働省で認可され安全性が確認されている水溶性珪素を植物油又は動物油等に添加することによって、危険性の高い油を安全性の高い天然香料にすると共に変質を極力抑え腐敗防止を長期化する製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
植物油及び動物油は古くから医薬品、化粧品、食品等の製造に用いられてきたが、危険性が高い、早期腐敗等の理由で利用が限られ、多くが廃棄処分される。
【0003】
近年、天然油が見直されてきたものの依然として危険性が高く及び変質が早く利用拡大が阻まれている。
【特許文献1】特許公開2004−337011広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の製法では、成分の危険性が大きく、変質が早かった。この危険性、変質を抑えれば、安全な原材料を確保できる。
本発明は、水溶性珪素に着目し、危険性、変質を抑え、安全な原材料を確保できる製法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は水溶性珪素を添加することで、成分の危険性、変質を抑え、安全な原材料を提供することを主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の水溶性珪素添加製法は、成分の危険性、変質を抑えることで、安全な原材料を提供する効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
水溶性珪素を添加攪拌することで乳化し、成分の危険性、変質を抑え、安全な原材料の提供を実現できた。
【実施例1】
【0008】
水と植物性香油に水溶性珪素を加え混合攪拌することで乳濁液となり入浴剤ができる。又、香油は従来必要とされた量の1000分の1程度で有効な香りを発する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
厚生労働省で認可され、安全性が確認されている水溶性珪素を添加することで植物油及び動物油の乳化が可能となり、安全性の高い天然香料に変えると共に水溶性珪素の還元能力の高さで長期の腐敗防止をすることを特徴とする食品等の製造方法。

【公開番号】特開2010−239903(P2010−239903A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−92267(P2009−92267)
【出願日】平成21年4月6日(2009.4.6)
【出願人】(591224032)
【Fターム(参考)】