説明

標準の携帯通信機器の注意散漫防止及び安全プロトコル

標準化された注意散漫防止安全プロトコルを提供する方法及びシステムが開示される。特に、携帯機器が特定の条件を満たす場合に携帯機器の注意散漫防止又は安全プロトコル動作を起動する方法の一実施形態が開示される。当該方法は、特定の条件に関連した発見情報を送信するように構成された1以上のプロトコルアクティベータを発見する工程を有している。当該方法は、発見情報に少なくとも部分的に基づき携帯機器内で注意散漫防止安全プロトコル動作を起動する工程をさらに有している。一実施では、特定の条件は、特定の環境自体であってよく、及び/又は、携帯機器が特定の環境に進入する場合又は携帯機器から特定の数列がダイアルされる場合の事象を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して、標準のセルラー/携帯機器の注意散漫防止及び安全プロトコルに関する。特に、本発明は、例えばプロトコルを使用可能にするセンサを包含する特定の環境又は配置又は領域に携帯機器が進入する際などの携帯機器が特定の条件を満たす場合に、携帯通信機器(携帯機器、セルフォン、スマートフォン、携帯電話、スカイプ(skype)フォン、衛星電話、ラップトップ型コンピュータ、ネットブック、ネットパッドなどとして呼ばれて公知である)の機能を制御するための、携帯機器のプロトコル及びプロトコルセンサの開発及び標準化に関する。
【背景技術】
【0002】
過去20〜30年にわたってセルラー/無線産業は飛躍的に進歩してきた。世界中で、携帯機器は、日常生活のいたるところにある一部になってきた。携帯機器の異常な増殖は信じられないと言わざるを得ない。しかしながら、それによって、大きな社会的に多大な損失を被る多くの主要な課題に直面してきた。すべての技術的な進歩及び発展は所定の関連した挑戦を有しており、セルフォンも例外ではない。多くの固有の生命を脅かす問題は光速の勢いを得てきている。こうした問題は、携帯機器によるドライバーの注意散漫から生じる事故の増加、教室の崩壊及びカンニングの増加、密輸品の増加、ギャングの活動、及び、刑務所システム内からの殺害の脅し、などを含んでいる。これらの問題には莫大なコストが伴う。例えば、世界保険機関(WHO)は、注意散漫な運転だけで、先進国にGDPの1〜3%の犠牲を払わせていると予測している。
【0003】
車の運転中の問題を解決するためにいくつかの携帯アプリケーションの試みがなされてきており、及び、様々な刑務所制度内でいくつかのセル周波数の電波妨害の試みがなされてきた。しかしながら、こうした解決策は、例えば、様々な国における現行法、アプリケーションのアンインストール、ブルートゥースのオフ、ブルートゥースのペアリング要求、GPSの潜在及び信号の消滅、多数の雑多な携帯プラットフォーム、連続的な更新、閉じたプラットフォーム、バッテリの漏れ出し、及びスカイプ(Skype:商標)への割り当ての不能化、及び、囚人が容易に取得する衛星電話などの測り知れない障害に直面している。
【0004】
すべての解決策提供者に直面する最も顕著な障害は、携帯機器産業内における共通の基準の欠如である。現在では、携帯機器メーカーは、標準の安全技術を発展させる共通のプラットフォームを有していない。標準がないので、単純な安全の特徴でさえ、すべての携帯機器にわたって共通に適用することができない。また、安全が世界的な関心事であるので、携帯機器を選択するためのみに適用され得る解決策は好ましくない。これらの社会問題に対抗するため、すべての携帯通信機器のための共通の注意散漫防止及び安全技術を設計して実施することに対してよく感じる要求が存在する。
【0005】
開放された、閉鎖された及び部分的に閉鎖された構造と組み合わせられる何百もの様々なセルフォンのスタイル及びモデルがあるので、すべての携帯電話のアーキテクチャのための単一の単純な総合的な解決策は不可能であると考えられている。こうした障害にも拘わらず、社会のために利益になるセルラーの注意散漫を防止するための安全基準及び方法を効果的に実施するための課題が、適時に混乱を起こさせない方法で実行されなければならない。
【0006】
さらに、その他の現在の障害は、限定されないものの、ブルートゥース機器との非ペアリングの通信の迅速な検出及びコネクションレス、セルラーのバッテリの寿命の低下、迅速で容易なアプリケーションの無能化を含む。
【0007】
さらに、既存のシステム及び方法は、単一の環境のための部分的な解決策を提供しているに過ぎない。例えば、多くの国で違法である刑務所での電波妨害は、緊急電話を禁止しており、及び従って、学校や病院などでは好ましくない。注意散漫な運転のための解決策を提供する技術は、自動的な共通のアプリケーションを不可能にする何らかの形態のペアリングを必要とする。ペアリングのジレンマは各携帯機器の車の仕様を本質的に形成する。例えば、こうしたシステムが若者の車に設置される場合でさえ、もし若者が親の車又は兄弟の車又は友達の車を運転する場合、携帯のアプリケーションは、完全に新しいペアリングがその特定の車に包含されない限り、作動しない。また、それは、変更されたシステムに対応するために各システムの変更又はシステムのアップグレードのための新たなソフトウェアのアップロードを必要とする問題を作り出す。こうしたシステムは、システムがもはや適切に作動しないので、親及び雇用主を苛立たせる。また、親及び雇用主は、彼らが、閉鎖されたアーキテクチャを有する電話をたまたま購入して、それによって、システムの機能の禁止を抑制する場合に、任意の利用可能な作動システムを有していない。
【0008】
従って、携帯の注意散漫を防止するための新しい安全強制システム及び方法が、すべての新しい既存の携帯電話のために容易に立案されて採用され得るように、安全プロトコルの標準化されたセットを採用して実施するための携帯通信技術に対する単純で費用効率の高い改善策を必要としている。また、注意散漫防止プロトコルを組み込まれた携帯機器と協働して作動するためのアドレスコードの共通のセットを適用するためにブルートゥース技術の機器に対する単純で費用効果の高い改善策を必要としている。
【発明の概要】
【0009】
従って、本発明の目的は、携帯機器のファームウェア(システムメモリ又はシステムイメージ)内に組み込まれるべき標準の携帯通信機器の注意散漫防止及び安全プロトコルのセットを提供すること、及び、携帯機器の注意散漫を防止するための安全強制システム及び方法を提供するために携帯通信産業を通じて共通に採用されるべき様々な適用可能なセンサを提供すること、である。
【0010】
本発明のさらなる目的は、プロトコル使用可能な携帯機器と協働して、提案された携帯注意散漫防止プロトコルとの通信を容易にするための標準のブルートゥースアドレスコードの新しい有用なセットを提供することである。
【0011】
本発明のさらに別の目的は、ドライバーが危険な又は違法な方法で車両を運転している時は必ず車両の外側で目に見える信号を生成する安全強制システムを提供することである。
【0012】
また、本発明の目的は、将来の安全向上の単純で一様な採用の目的のために携帯機器のファームウェア内に組み込まれるべき携帯機器安全プロトコルのセットを提供することである。
【0013】
標準の携帯通信機器の安全及び注意散漫防止プロトコルを提供する方法及びシステムが開示される。一実施形態では、携帯機器が特定の条件を満たす場合に携帯機器の注意散漫防止安全プロトコル動作を起動する方法が開示される。当該方法は、特定の条件に関連した発見情報を送信するように構成された少なくとも1つのプロトコルアクティベータを発見する工程を有している。当該方法はさらに、発見情報に少なくとも部分的に基づき携帯機器の安全プロトコル動作を起動する工程をさらに有している。一実施では、特定の条件は、携帯機器が特定の環境に進入する場合、及び、携帯機器が進入するか又は特定の数列が携帯機器からダイアルされる場合である2つの事象のうちの少なくとも1つに該当する。
【0014】
特定の環境内で携帯機器の機能を制御する方法が開示される。一実施では、当該方法は、特定の環境内でトリガ信号をブロードキャストする工程と、トリガ信号及び特定の環境に関連した発見情報を特定する工程と、を有している。当該方法は、発見情報及び特定の環境に少なくとも部分的に基づき携帯機器のプロトコル命令動作のセットを実施する工程をさらに有している。プロトコル命令動作のセットのこうした実施は携帯機器の機能を制限する。
【0015】
携帯機器で安全プロトコルを実施するシステムが開示される。一実施によれば、当該システムは、発見情報に少なくとも部分的に基づき携帯機器のプロトコル動作を実行するように構成された電話承認モジュールを有している。発見情報は、特定の環境で1以上のセンサによって送信され、及び、携帯機器が動作する特定の環境に対応する。
【0016】
輸送車両内で携帯機器の動作を制御する方法が開示される。一実施によれば、当該方法は、車両内の既定の制限範囲内でトリガ信号をブロードキャストするように構成されたセンサを起動する工程を有している。当該方法は、トリガ信号に少なくとも部分的に基づき携帯機器のプロトコル動作を実施する工程をさらに有している。センサの起動は、車両移動を特定するように構成された1以上の車両部品及び/又は傾斜スイッチ機構の状態又は位置に基づいている。
【0017】
車両乗員安全システムが開示される。一実施では、当該システムは、信号処理のための第1演算システムと、車両の乗客による使用のためのトリガ信号エミッタと、を備えるスマートフォンを有している。トリガ信号エミッタは、乗客が車両内にいる時に第2演算システムと通信する。第2演算システムは、車両の動作機能を制御するように構成されている。当該システムは、車両が動作をいつ決定するかを特定するため、及び、トリガ信号エミッタからの信号を検出するため、第2演算システムに関連した処理ロジックをさらに有している。検出は、車両の決定された動作後の既定の時間にわたって車両内に乗客が残ったままである場合に遭難信号を送信するために第2演算システムが起動されるように生じる。
【0018】
安全プロトコルを強制するシステムが開示される。一実施では、当該システムは、携帯機器内に構成される安全プロトコルに基づき危険な運転を特定するために、輸送車両内の少なくとも1つの車両部品と通信するように構成された携帯機器を有している。当該システムは、携帯機器による特定に基づき目に見える警告信号を発するように構成された外部車両警告信号インジケータ(WSI)をさらに有している。
【0019】
携帯安全プロトコルを実施するシステムが開示される。一実施では、当該システムは、外部電源なしで発見情報を送信するように構成された電源内蔵ブルートゥースセンサアセンブリを有している。当該システムは、発見情報に基づき安全プロトコル動作を特定して実施するように構成された携帯機器をさらに有している。発見情報は、電源内蔵センサの名前、及び、電源内蔵ブルートゥースセンサが動作する特定の環境の種類、に対応する。
【0020】
上の関連した目的の達成のため、本発明は、添付の図面に図示された形態で組み込まれてよいものの、図面が単なる例示であるということ、及び、図示された特定の構成に対して変更がなされてよいことに留意されたい。
【0021】
本発明の上の利点及び他の利点並びに特徴をさらに明確にするため、本発明のさらに特定の説明が、添付の図面に図示されるその特定の実施形態を参照してなされる。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態のみを図示しており、及び従って、その範囲を限定するものとして考慮されないことに留意されたい。本発明は、添付の図面とともにさらなる特異性及び詳細によって記述されて説明される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】図1は、一実施形態に係る標準の携帯機器安全プロトコルを提供するシステムを示す図である。
【図2】図2は、一実施形態に係る携帯機器のブロック図を示す図である。
【図3】図3は、一実施形態のブルートゥースセンサに実装されたブルートゥースアドレスコードを示す図である。
【図4】図4は、一実施に係る電源内蔵ブルートゥースセンサアセンブリを示す図である。
【図5】図5は、一実施形態に係る安全プロトコルの強制のためのシステムを示す図である。
【図6】図6は、一実施形態に係る、車両部品、エンジン制御ユニット、及び車両内の携帯機器の配置を示す図である。
【図7】図7は、一実施形態に係る子供又は車両乗員の安全を保証するシステムを示す図である。
【図8】図8は、一実施形態に係る携帯機器の安全プロトコル動作を起動する方法を示す図である。
【図9】図9は、一実施形態に係る特定の環境内での携帯機器の機能を制御する方法を示す図である。
【図10】図10は、一実施形態に係る輸送車両内の携帯機器の動作を制御する方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
前述したように、携帯機器が提供する多くの利点は、ドライバーの注意散漫、刑務所での機密保護違反、教室でのカンニングなどに起因した出来事などの所定の生活を脅かす問題と同時に存在する。従来の解決策は、共通性、単純性、及び費用効率の不足によって十分ではないことが証明された。今日の携帯産業に向けられる最も大きな挑戦は、様々なメーカーからの携帯機器にまたがって実施され得る安全プロトコルの展開のための標準プラットフォームがないことである。
【0024】
この目的のため、携帯機器が特定の条件を満たす場合に携帯機器の安全プロトコル動作を起動するために標準の安全方法及びシステムが提案される。一実施形態では、当該方法は、特定の条件に関連した発見情報を送信するように構成された少なくとも1つのプロトコルアクティベータを発見する工程を有している。当該方法は、発見情報に少なくとも部分的に基づき携帯機器内で安全プロトコル動作を起動する工程をさらに有している。一実施では、特定の条件は、携帯機器が特定の環境に進入する場合及び携帯機器が進入する場合又は特定の数列が携帯機器からダイアルされる場合である2つの事象のうちの少なくとも1つに該当する。
【0025】
開示された安全プロトコル動作は、1以上の既定の又はプログラム可能な番号への緊急電話を許可する。例えば、特定の環境のいずれの場合でも、安全プロトコルは、例えば合衆国の「911」、インドの「112」などの緊急時の特別な番号に対して電話がなされることを許容する。こうした特別な番号は、任意のプロトコルの命令動作に対する例外として前もってプログラムされることが可能であってかつ含まれることが可能である。
【0026】
図1は、一実施形態に係る標準のセルラー安全プロトコルを提供するシステム100を示している。図示するように、システム100は、携帯機器が特定の条件を満たす場合に安全プロトコルを実施する携帯機器102を有している。文中、用語「携帯機器」は、通信ネットワークを介して無線媒体を使用する、セルラーフォン、スマートフォン、セルフォン、無線電話、又は電話及びテキストメッセージの機能を提供する他の同様の機器に当てはまり得る。さらに、継続した説明の目的のため、携帯機器102は、機器の会話/テキストの周波数帯に加えて信号を送信する及び受信する内蔵機能を有する通信機器に該当する。可能な方法は、限定されないものの、NFC、ブルートゥース(Bluetooth)、WiFi、衛星、スカイプ(Skype)、RFID、ジグビー(ZigBee)、EdOcean、トランスファージェット(TransferJet)、超広帯域、UWB、無線USB、DSRC、IrDAa、及び無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)などを含む。例えば、携帯機器102は、ブルートゥースの送信及び受信の能力を有することが可能なブルートゥースを使用可能であり得る。
【0027】
一実施形態では、特定の条件は、例えば携帯機器102が特定の環境に進入すること、又は、携帯機器などから特定の数列をダイアルすることなどの事象を含む。
【0028】
特定の条件はまた、限定されないものの、違法な又は危険な車両の運転、事故、けんか、車両のエアバッグの展開などの事象、若しくは即座の又は適時の注意を必要とする他の条件に該当し得る。提案された標準の携帯機器安全プロトコルは、特定の条件の任意のセットが標準的な認証機関によって包含され得るように実施されることが可能である。いくつかの場合の特定の条件のみが開示されたものの、携帯機器の安全プロトコルを実施する提案されたシステム及び方法は、社会及び法執行機関の将来の要求に適応するために特定の条件のセットの将来の変更及び/又は更新を許容することが理解されよう。
【0029】
特定の環境は、輸送車両、教室、矯正施設、空港、飛行機、法廷、病院、教会、映画館、飛行区域、危険地帯、観客席、家の一室、又は携帯機器上の動作機能を不能にすることが所望され得る任意の他の環境を含む。
【0030】
安全プロトコルの実施のための例示のシナリオでは、ユーザ104が、携帯機器102を持ち歩いており、及び、刑務所又は病院などの特定の環境に進入する(それによって、特定の条件を満たす)。システム100は、特定の環境の様々な位置に設置された1以上のプロトコルアクティベータ(又は「センサ」)106(例えば106a、106b、及び106c)を有している。一実施形態では、1以上のプロトコルアクティベータ106は、例えば、限定されないものの、ブルートゥースセンサ、無線周波数識別子(RFID)タグリーダ、EdOceanセンサ、トランスファージェットセンサ、超広帯域センサ、UWBセンサ、無線USB、DSRCセンサ、IrDAaセンサ、ワイヤレス・フィディリティ(WiFi)センサ、ジグビーセンサ、近距離無線通信(NFC)センサ、及び、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)センサなどの技術を包含する信号を送信及び受信することが可能な1以上のセンサに該当する。携帯機器102が、そうした安全及び注意散漫防止プロトコルを予め備えており、及び、様々な実施形態では、既定の通信範囲内で携帯機器102とプロトコルアクティベータ106との間の通信をサポートすることが理解されよう。さらに、プロトコルアクティベータ106は、特定の環境に関連した既定の機器名又は種類又はアドレスなどによって特徴付けられている。
【0031】
携帯機器102は、携帯機器102の安全プロトコルの起動と連動する電話承認モジュール(CAM)(ソフトウェア命令、携帯アプリケーションなどとも呼ばれる)108を有している。例示の実施では、プロトコルアクティベータ106は、特定の環境に関連した発見情報を送信する(トリガ信号を送信する)。発見情報は、プロトコルアクティベータ106に関連した機器名又は種類、又はアドレスを含み得る。プロトコルアクティベータ106の種類は特定の環境についての情報を提供する。電話承認モジュール108は、携帯機器102がプロトコルアクティベータ106の通信範囲に進入するとすぐにプロトコルアクティベータ106を発見する(又は、プロトコルアクティベータ106からの発見情報又はトリガ信号を受信する)。代替の実施形態では、電話承認モジュール108は、携帯機器102に、プロトコルアクティベータ106が受動センサに該当する場合に追加の発見情報を得るために1以上のリクエスト信号を送信することを命令し得る。
【0032】
CAM108は、発見情報に対応する注意散漫防止安全プロトコル動作を特定して、携帯機器102の安全プロトコル動作を起動する。安全プロトコル動作は、携帯機器102に関連した1以上の機能を部分的に又は完全に可能にする又は不能にすることに該当し得る。こうした機能は、既存の電話機能、テキスト機能、「オン」又は「オフ」の切り替え機能、サイレント動作モードなどを含み得る。安全プロトコル動作は、携帯機器102が所定の機能を自動的に実行する又は実行しないように構成された携帯機器102の操作の特別モードにも該当し得る。特別な動作モードは、特定の環境に関連した既定の行いのコード、又は、特定の条件の開始時に携帯機器102が自動的に実行する他の特別な動きに該当し得る。
【0033】
所定の識別処理又はタグ付けに基づき各ユーザを区別するような方法で安全プロトコルを実施することが望ましい。例えば、ユーザは、特定のワーキンググループに属するものとしてユーザを識別することをシステム100に可能にするRFIDタグ110を着用し得る。携帯機器102のユーザ104は、例えば、限定されないものの、侵入者、守衛、ドライバー、窃盗犯などの人々の様々なグループに該当し得ることが理解されよう。実施の1つでは、CAM108は、特定の環境内の特定のワーキンググループに関連した追加情報を集める。ワーキンググループは、安全プロトコル動作に対する例外として処置されることが可能な携帯機器を持ち歩く人々の指定のグループに該当し得る。システム100は、特定の環境内に彼らが携帯機器を持ち歩く場合でさえ、特別な特権を有するそうしたワーキンググループの創設を可能にする。例えば、刑務所などの特定の環境内の守衛又は職員は、緊急時(刑務所の暴動の場合など)に携帯機器102を使用する必要があり得る。こうした場合には、CAM108は、ワーキンググループの識別時、特定の環境及び識別されたワーキンググループの種類に対応する安全プロトコル動作を実施し得る。
【0034】
一実施では、携帯機器102で実施されるプロトコル命令動作は、1以上の既定の又はプログラム可能な番号への緊急電話を可能にする。例えば、特定の環境のいずれかの場合、安全プロトコルは、例えば合衆国の「911」、インドの「112」などの緊急時の特別な番号に電話がなされることを許容する。そうした特別な番号は、任意のプロトコル命令動作に対する例外として前もってプログラムされて含まれることが可能である。別の例では、安全プロトコルは、携帯機器が子供によって持ち歩かれる場合に特別な番号(親の番号)に電話がなされることを許容する。こうした特別な番号のプログラミングは、携帯電話メーカー又はサービスプロバイダによって提供される特徴であってよい。安全プロトコルは、こうした特徴に適応するように構成され得る。
【0035】
図2は、一実施形態に係る携帯機器102のブロック図を示している。携帯機器102は、任意の通信機器、セルラーフォン、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、携帯ページング機器、携帯ゲーム機器、ネットブック、ネットパッド、ラップトップ型コンピュータ、又は、電話を掛ける/受ける、テキストメッセージ又は電子メールを送信する/受信する、ビデオゲームをプレイするための1以上の機能を提供するコンピュータに該当し得る。ごく基本的な構成では、携帯機器102は通常、少なくとも1つの処理ユニット202とシステムメモリ204とを有している。携帯機器の正確な構成及びタイプに応じて、システムメモリ204は、揮発性(例えばRAM)、不揮発性(例えばROM、フラッシュメモリなど)、又は、その2つの組み合わせであってよい。システムメモリ204は通常、オペレーティングシステム又はシステムイメージと、1以上のプログラムモジュール206と、を有しており、及び、プログラムデータ208を有してよい。プロセッサ202は、1以上の既定の機能を実行するためにプログラムモジュールとして記憶された命令又はアプリケーションを実行するためにメモリ204にアクセスする。メモリ204は、プログラムデータ208の関連データを記憶している。
【0036】
プログラムモジュール206は、電話承認モジュール108と、クエリモジュール210と、安全プロトコルモジュール212と、通信モジュール214と、他のモジュール216と、を有している。プログラムデータ208は、発見情報218と、ルックアップテーブル(LUT)220と、ブルートゥースアドレスコード222と、他のデータ(フラグ値、変数)224と、を含む。さらに、携帯機器102は内蔵アンテナ226も有している。携帯機器102が、すべての現代の携帯電話又はスマートフォンで利用可能な様々な特徴を有し得ることが理解されよう。継続した説明との関連性見出す選択されたいくつかの特徴、機能、及びモジュールのみが開示されてきた。例えば、携帯機器102は、例えばキーパッド、スタイラス、又はペン、音声入力装置、タッチ入力装置などの入力装置も有し得る。例えばディスプレイ228、スピーカなどの出力装置も含まれ得る。ディスプレイ228は、液晶ディスプレイ、又は携帯機器で通常使用される任意の他のタイプのディスプレイであってよい。ディスプレイ228は、タッチセンサ方式であってよく、及びそして、入力装置として機能する。携帯機器102は、携帯機器102のユーザによって着用される従業員バッジ上のRFIDタグを検出して読み取るように構成されたRFIDリーダ230も有している。こうした機器は、当該技術分野で周知であり、ここで詳細に説明する必要はない。
【0037】
通信モジュール214は、携帯機器102がネットワーク上で他の機器と通信することを可能にする。通信モジュール214は通信媒体の一例である。通信媒体は通常、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は例えば搬送波又は他の搬送機構などの変調データ信号内の他のデータによって具体化されてよく、及び、任意の情報提供媒体を有している。用語「変調データ信号」は、信号内の情報を符号化するような方法で設定される又は変更される1以上の特性を有する信号を意味する。例えば、限定されないものの、通信媒体は、例えば有線ネットワーク又は直線ワイヤ接続などの有線媒体、及び、例えば音声、RF、ブルートゥース、ジグビー、Wi−Fi、Skype、衛星及び他の無線媒体などの無線媒体を含む。本願明細書で使用される用語コンピュータ読み取り可能な媒体は記憶媒体及び通信媒体の両方を含む。
【0038】
1以上のアプリケーションプログラムが、メモリ204内にロードされてよく、及び、他のモジュール216に記憶されたオペレーティングシステム上で動作させられてよい。アプリケーションプログラムの例は、電話ダイアラープログラム、電子メールプログラム、スケジューリングプログラム、PIM(個人情報管理)プログラム、文書処理プログラム、集計表プログラム、インターネットブラウザプログラムなどを含む。携帯機器102は、メモリ204内に不揮発性記憶装置(図示せず)も有している。不揮発性記憶装置は、携帯機器102の電源が落とされる/オフにされる場合に失われてはいけない永続性の情報を記憶するために使用されてよい。アプリケーションは、例えば電子メールアプリケーションによって使用される電子メール又は他のメッセージ、PIMによって使用される連絡先、スケジューリングプログラムによって使用される約束情報、文書処理プログラムによって使用される文書などの記憶装置内の情報を使用して記憶し得る。携帯機器102は、1以上のバッテリとして実装され得る電源(図示せず)を有している。電源は、例えばACアダプタ又はバッテリを補充する又は再充電する電源ドッキング受け台などの外部電源をさらに有してよい。
【0039】
携帯機器102は、例えばLED及び音声インターフェースなどの外部通知機構を有してもよい。こうした機器は、プロセッサ202及び他の部品がバッテリの電力を保持するために終了され得るにも拘わらず、起動時にそれらが通知機構によって命令される期間にわたってオンのままであるように電源に直接連結され得る。LEDは、機器の電源が入れられた状態を示すためにユーザが処置を取るまでいつまでもオンのままであるようにプログラムされてよい。音声インターフェースは、ユーザに音声信号を提供し、ユーザからの音声信号を受信するために使用され得る。例えば、音声インターフェースは、音声出力を提供するためのスピーカに連結されてよく、及び、例えば電話の会話を容易にするために音声入力を受信するマイクロフォンに連結されてよい。
【0040】
通信モジュール214は、無線周波数通信を送信する及び受信する機能を実行する。通信モジュール214は、通信事業者又はサービスプロバイダを介した携帯機器102と外部の世界との間の無線接続性を促進する。通信モジュール214への送信及び通信モジュール214からの送信は、他のモジュール216のオペレーティングシステムの制御の下で実施され得る。言い替えれば、通信モジュール214によって受信される通信は、オペレーティングシステムを介したアプリケーションプログラムに広められ、またその逆も同じである。
【0041】
動作時、電話承認モジュール(CAM)108は、携帯機器102が特定の条件を満たす場合に安全プロトコル動作の実施を管理する。例えば、携帯機器102が例えば刑務所などの特定の環境に進入すると必ず、電話承認モジュール108が、特定の環境の様々な位置に展開された1以上のセンサ(又はプロトコルアクティベータ)106を発見するように通信モジュール214に命令を出す。通信モジュール214は、展開されたセンサのタイプに応じてブルートゥース送信又はRFID、WiFi、ジグビー、及び近距離送信を介した1以上のセンサ106との通信能力を携帯機器102に提供する。1以上のセンサ106の各々が、例えばブルートゥースセンサの場合に媒体アクセス制御アドレスなどの汎用一意識別子(UUID)によって特徴付けられ得ることに留意されたい。代替として、1以上のセンサ106は、特定の機器名、機器の種類、及び機器のタイプに特定のコードを割り当てることによって安全プロトコルを実施するために標準化され得る。
【0042】
前述したように、1以上のセンサ106が、特定の環境内でトリガ信号を送信するように構成されている。通信モジュール214は、そうしたトリガ信号と、1以上のセンサ106によって送信される発見情報と、を受信する。代替の実施形態では、クエリモジュール210が、発見情報のために1以上のセンサ106にクエリを行う。こうしたクエリを行うことは、受動センサ106の場合に役立つ。発見情報は、センサの機器名と、特定の環境に関連した種類情報と、に該当する。1以上のセンサ106は、一連の英数字の文字のセットの形態の発見情報をブロードキャストする。そうした各セットは、特定の環境及びプロトコル動作に対応する。そうしたクエリを行うことが可能な別の場合は、彼らの携帯機器と関連した様々な所望の動作を有する様々なワーキンググループがある場合である。こうした場合、クエリモジュール210は、RFIDリーダ230に、ワーキンググループを特定するために人々の従業員バッジ上のRFIDタグを検出して読み出すことを命令する。発見情報は、プログラムデータ208の発見情報218に記録される。
【0043】
発見情報の受信時、電話承認モジュール108は、発見情報に基づき携帯機器102のプロトコル動作を特定するように構成されている。一実施形態では、発見情報は、特定の環境の種類に加えてワーキンググループ情報を有してもよい。動作時、CAM108は、安全プロトコルモジュール212に、受信した発見情報に対応するプロトコル動作を特定することを命令する。
【0044】
標準の携帯通信機器の安全プロトコル
表1は、標準の携帯機器安全及び注意散漫防止プロトコルのセットの例示の代表例を示している。ワーキンググループは、標準化されて、異なるメーカーからのすべての携帯機器102のファームウェアに含まれている。第1縦行はコードに対応し、第2縦行はワーキンググループに対応し、第3縦行は、所定のコードに対応する内容を示しており、及び、第4縦行は、携帯機器102のためのプロトコル動作を示している。典型的なMACアドレス:UUID−11:A2:23:FE:40を検討する。
【0045】
表に示すように、「11:A2」はワーキンググループを表しており、及び、内容に応じて、対応のプロトコル動作が選択され得る。
【0046】
【表1】

【0047】
提案されたプロトコルは、すべての携帯機器にわたって包括的に適用されることが望ましく、及び、登録されていない互換性がない電話は、ネットワーク内でそれらを動作不能にする又は機能しないようにすることによってシステムから除去されることが望ましい。従って、すべての携帯機器メーカーが、提案されたプロトコルに基づきソフトウェアを実装することも望ましい。州及び法執行機関が、それらの特定の州に進入するすべての携帯機器のためにどのプロトコルが起動されるかを選択することができる。例えば、機器がカリフォルニア州で起動されてCAM108がコード「11111111」を検出する場合、その後、CAM108は自動的にコード「22222222」を自動的に探す。両方のコードがCAM108によって発見された場合、その後、携帯機器の携帯のテキスト及び電子メール機能が、表1で特定される安全プロトコルに従って禁止されることが可能である。
【0048】
安全プロトコルが起動されることが必要な特定の環境は、人目を引く位置に設置された1以上のセンサ又はプロトコルアクティベータ106を有していることも望ましい。そうした各センサは、携帯機器102で実施される安全プロトコルとの互換性を有するように前述したように標準化されることも必要である。例えば、自動車メーカー、学校、裁判所、刑務所、公共の輸送システム、病院などは、それらの提案されたプロトコル及び携帯機器の所望の動作に従って信号を送信するように構成された1以上のプロトコルアクティベータ106を有し得る。例えば教会及び映画館などの特定の環境は、それぞれ予定された礼拝及び映画のためにタイムレコーダに従って送信するように構成された1以上のセンサ106を有し得る。親は、子供の部屋のセンサを、登校日の前の夜及び非登校日の夜の前で異なり得る予定された就寝時刻のためのタイムレコーダに従って構成されるようにすることができる。
【0049】
典型的なシナリオは、携帯機器の活動を不許可にすることが所望され得る刑務所や教室内で携帯機器102の機能を禁止することであり得る。ブルートゥースセンサ又は他のトランスミッタが、囚人及び生徒に携帯機器を使用させない環境内に戦略的に配置されてよい。守衛及び教員の従業員バッジに埋め込まれたRFIDタグは、それぞれの特定の環境内で彼らの電話の使用を許容し得る。
【0050】
別の実施形態では、システム100は、輸送車両内のドライバー以外の乗客又は車両の乗員の安全を保証するために使用され得る。車両の乗員が、常に注意及び世話が必要な子供又は身体障害者又は禁治産者である場合があり得る。ドライバー又は親が、寝ている子供を車内に忘れて車両から許容距離を超えて行く場合、安全プロトコルは、子供がまだ車両内にいることを親又はドライバーにシステムが通知することを可能にする。表1に示すように、CAM108が内容を「33333333」として解釈する場合、子供の親は、所持している携帯機器102を鳴らすことによって通知される。セルフォンは、鳴って、「子供が車の中に取り残されている」ことを表示して、寝ている子供に対する事故の発生を防止する。システムと通信するセンサ(例えばブルートゥースエミッタ)が子供に取り付けられる。
【0051】
ブルートゥースアドレスコード
プロトコルの定義に含まれるすべての特定の環境は1以上のプロトコルアクティベータ又はセンサを有しているので、携帯機器102の機能を制御するシステム及び方法は、それらの識別子に関して特定のセットのセンサの標準化を必要とし得る。標準化は、新しくて有用なセットの標準アドレスコードを提供することを包含し得る。特定の環境内にセンサとして展開されるブルートゥース機器の例の場合では、ブルートゥース機器のMACアドレスが汎用一意識別子コード(UUID)として機能する。例示のアドレスコードシステムが図3に示されている。図示するように、アドレスコード300は、最下位バイトである第1バイト及び最上位バイトである第6バイトを有する6バイト(典型的なMACアドレス)を包含している。バイト1〜4は、他のブルートゥース機器との干渉を避けるため、発行されたランダムのバイナリ値を表している。バイト1〜4は安全プロトコルでは使用されない。第5バイトは、安全プロトコルにおける定義に従って機器のタイプ(又は、特定の環境の種類)を表している。例えば、第5バイトのビットは、表2で以下に示すような以下の機器のタイプ又は特定の環境に該当し得る。
【0052】
【表2】

【0053】
アドレスコード300の最上位バイトの8ビット(又は第6バイト)は、送信のモード及び識別子の範囲を定義するように構成され得る。例えば、第6バイトの最下位ビット(LSB)bは、ビット値ブロック302に示されるように、ビット値がバイナリ1に対応する場合には「ユニキャスト」送信を表しており、及び、ビット値がバイナリ0を対応する場合には「マルチキャスト」送信を表し得る。同様に、第6バイトの第2ビットbは、ビット値ブロック304に示されるように、ビット値がバイナリ0に対応する場合には「グローバル一意識別子(OUI強制)」を表しており、ビット値がバイナリ1に対応する場合には「ローカル管理」識別子を表し得る。ビットb〜bは、セルラー注意散漫防止ID(バイナリ0又は1)を表している。
【0054】
代替の実施形態では、6バイトの長さのアドレスコード(又はMACアドレス)が、3バイトの長さのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)の特定部分及び3バイトの長さの組織的な一意識別子(OUI)部分を有し得る。
【0055】
さらに別の実施形態では、アクティブなブルートゥースセンサが、MACアドレス及び/又は特定の環境の定義されたパラメータ内でトリガ信号としての機器名をブロードキャストする場合があり得る。この場合、プロトコルを使用可能な携帯機器は、機器名のみに基づきそうしたトリガ信号に自動的に応答し、従って、特定のプロトコル命令を実行する。適切な携帯機器プロトコル命令は、ペアリングを必要とせずに実行される。
【0056】
さらに別の実施形態では、範囲内の1以上のセンサ106が識別可能なMACアドレスを有していない場合があり得る。この場合、クエリモジュール210が、機器名及び/又はブルートゥースの種類を得るために追加リクエストを発行し得る。範囲内の1以上のセンサ106又は他の機器が、それらの対応の情報に応答する。
【0057】
電話承認モジュール108は、このようにして受信された発見情報を連続的に認識して、安全対応プロトコル動作を実行する。この場合、代替のアドレスコードが、図3に示すように6バイトを含み得る。この代替のアドレスコードでは、バイト1〜4が、他の機器との干渉を避けるために、発行されたランダムのバイナリ値に対応する。第5バイトのビット(b〜b)は、各機器のタイプに一意である安全プロトコル機器タイプ名(又は特定の環境)を表している。異なるビット値に対応する例示の命名は以下の表3で示されている。
【0058】
【表3】

【0059】
アドレスコード300の最上位バイト(又は第6バイト)の8ビットは、送信モード及び識別子の範囲を定義するように構成され得る。例えば、第6バイトの最下位ビット(LSB)が、ビット値ブロック302に示されるように、ビット値がバイナリ1に対応する場合に「ユニキャスト」送信を表しており、ビット値がバイナリ0に対応する場合に「マルチキャスト」送信を表している。同様に、第6バイトの第2ビットが、ビット値ブロック304に示されるように、ビット値がバイナリ0に対応する場合に「グローバル一意識別子(OUI強制)」を表し、ビット値がバイナリ1に対応する場合に「ローカル管理」識別子を表し得る。ビットb〜bは、セルラー注意散漫防止ID(バイナリ0又は1)を表している。表2及び表3で示されるブルートゥースアドレスコードは、プログラムデータ208のブルートゥースアドレスコード222内に予め記憶され得る。
【0060】
ルックアップテーブル(LUT)
標準のセルラー安全プロトコルは、適切なハードウェア及びソフトウェアモジュール、アプリケーションソフトウェア、オペレーティングシステム(OS)、及びデータ構造を使用することによって実施され得ることに留意されたい。例示の携帯機器102は、安全プロトコルの汎用的な実施を可能にするすべてのそうした機能ブロックを有している。提案されたプロトコルは汎用的に実施されることが好ましいので、プロトコルは機器製造標準として採用されることが好ましい。その結果、すべての異なるメーカからのすべての携帯機器がその標準に従うことが好ましい。
【0061】
一方で、例えば刑務所、学校、病院、輸送車両などの特定の環境は、安全プロトコルの有効な実施のための戦略的な配置にプロトコルアクティベータ106を有しなければならない。さらに、プロトコルアクティベータ106は、携帯機器102と協働して作動するために提案されたアドレスコードに従って標準化されなければならない。
【0062】
一実施形態では、安全プロトコルによって定義された安全プロトコル動作のセットが、LUT220のプログラムデータ208に記憶されたルックアップテーブル(LUT)によって表される。例示のLUTが以下の表4に示されている。
【0063】
【表4】





【0064】
LUTに示されるように、HEXの機器名が、発見情報として1以上のセンサによって送信される。電話承認モジュール108は、特定の環境で1以上のセンサ106の機器名を要求することをクエリモジュール210に命令することもできる。機器名の受信時、安全プロトコルモジュール212はLUT220(例えば表4)にアクセスして、機器タイトル、又は、機器名に対応する特定の環境を特定する。例えば、HEXの機器名「07」は「車両7」に対応する。対応して電話承認モジュール108によってとられるべきプロトコル動作又は動きは、携帯機器102を完全に禁止することである。同様に、HEXの機器名「28」は機器記号「病院1」に対応しており、対応のプロトコル動作は、携帯機器102に音を出させないようにすることである。様々な機器記号が、同一の又は異なる特定の環境における様々な機器に対応することに留意されたい。例えばHEXの機器名「14」〜「1D」は、刑務所の様々な位置に展開された様々なセンサに対応する。HEXの機器名「46」〜「FF」は将来の使用のために確保される。他のデータ224は、標準の携帯機器注意散漫防止及び安全プロトコルを実施するプロセス中に初期化されるフラグ値、変数を含む。
【0065】
電源内蔵ブルートゥースセンサ
図4は、一実施に係る電源内蔵ブルートゥースセンサ400を形成するために使用されるべき構成要素を示している。安全プロトコルの実施及びシステム100に向けられた主要な挑戦の1つは、携帯機器102と協働して作動するブルートゥースセンサに電力を供給する必要があることである。既存のシステムでは、ブルートゥースセンサは、電源への直接配線、又は、提案の安全プロトコルの汎用性を時間及びコストをかけて提供され得る単純な交換バッテリによって電力を供給される。従来のシステムでは、困難な配線をせずに又はバッテリを交換せずに1以上のセンサ106に電力を供給するための単純で費用効率が高い方法はない。従って、困難な配線又はバッテリ交換を必要としない電源内蔵ブルートゥースセンサを展開する必要性が十分にある。
【0066】
この目的のため、例示の電源内蔵ブルートゥースセンサアセンブリ400はコイルアセンブリ402を有している。コイルアセンブリ402は、磁石404と銅線巻き線406とを有している。磁石404は同軸上に配置されており、銅線巻き線406は、筒状ワックスペーパ内に巻き付けられており、プラスチック製円筒チューブ内に含浸させられる。電源内蔵ブルートゥースセンサアセンブリ400は、コイルアセンブリ402に電気的に接続される整流モジュール408をさらに有している。整流モジュール408は、磁心を介してすべての移動の運動エネルギーを利用するために横方向に設置される。整流モジュール408はウルトラコンデンサとバックアップバッテリとを有している。整流モジュール408は、信号を送信する又は受信するように構成されたブルートゥースセンサ410につながっている。こうしたブルートゥースセンサは、困難な配線を接続する必要なく又はバッテリ交換を必要とせずに長い期間にわたってそれ自身で電力を供給することができる。
【0067】
ブルートゥースセンサアセンブリ400が、(例えば、車内の加速又は減速による運動からの、若しくは、ドアの開閉又は天井ファンの旋回によって生じる運動からの)運動を経験する場合、磁界を形成するコイルアセンブリ402内で磁石404がスライド移動する。磁界を広げる及び弱めることは、ウルトラコンデンサ内で整流されて蓄積されるために整流モジュール408に供給されるAC電圧を作り出す。ウルトラコンデンサ内の過電圧はバックアップバッテリを充電するために使用される。整流モジュール408の出力は、ブルートゥースセンサ410に電力を供給するために使用されるDC電圧である。
【0068】
安全プロトコルの強制
例示の実施形態では、特定の環境は例えば車などの輸送車両に該当し得る。運転中の携帯機器の使用によって引き起こされる注意散漫によって多数の事故が生じる調査及び統計が示されてきた。提案された安全プロトコルは、電話承認モジュール108が運転モードを検出した場合に携帯機器102の使用を妨げるように構成されることが可能である。そうした車両安全システムが機能する方法は、同時係属の米国特許出願第12/585,503号明細書に開示されており、参照によって本願に組み入れられる。
【0069】
何年にもわたって、シートベルトが生命を救って生活への被害を阻止する調査研究が示されてきた。さらに、多くの法律が、車を運転中のシートベルトの使用を必要とするために制定されてきた。より最近では、通勤中の運転の間にセルフォン上のテキストメッセージ及び電子メール機能をドライバーが使用する時に恐ろしい危険があることを詳述する多くの研究が現れてきている。多くの州は、車両を運転中のそうした危険なセルフォンの使用を規制する法律を承認している。シートベルの法律とセルフォンの法律との両方にある主要な問題は、適切な施行に内在する困難である。
【0070】
ドライバーが、シートベルトを着用しないことによって、又は、車両の運転時に携帯電話上でテキストメッセージ及び電子メールを使用することによって、のいずれかによって、危険な又は違法な方法で輸送車両又は車を運転する場合に、保安官及び他のドライバーが警告されるための検出又は通知の簡単で決定的な方法は存在しない。
【0071】
従って、保安官に、及び、危険な又は違法な方法でドライバーが車両を運転する車両の通りすがりのドライバーに、簡単に警告するための簡素で費用効果の高い解決策に対する要求がある。
【0072】
この目的のため、図5は、他人に彼らの車両の運転を許容する場合に携帯機器の制限を強制するための性能を車両の所有者に付与する装置を示している。車両のドライバーは、安全プロトコルを実施する携帯機器502(携帯機器102の一実施形態)を持ち歩いている。携帯機器502は、電話承認モジュール108と、ファームウェアの一部として組み込まれた安全プロトコルと、を有している。
【0073】
典型的な車両は、輸送車両の状態を示す1以上の車両部品を有している。車両部品は、サイドブレーキ、トランスミッションギア、アクセル、ブレーキ、走行距離計、回転速度計、ホイール、エンジン部品、及び、ハンドル、又は車両の動きと関連した状態又は位置変化を受けることが可能な他のそうした部品を含み得る。当業者には理解されるように、そうした車両部品は、車両が、移動し始める又は完全に停止する時に状態又は位置の関連した変化を有する。車両部品の状態又は位置の変化は、車両の内側の携帯機器502の動作を制御するためにCAM108によって検出されて利用される。車両部品は、例えば状態及び/位置情報又はトリガ信号などの発見情報を送信する1以上の関連したセンサ106を有している。
【0074】
ここで図5を参照すると、システム500は、車両のドライバーによる携帯機器102の使用を防止して、それによって、車両の運転操作中に多大な安全を提供する。従って、システム500は、CAM108及びブルートゥース通信技術を有する携帯機器502を有している。システム500は、ドライバーシート内に組み込まれたRFIDトランスポンダタグを有するドライバーシートセンサ(DSS)504と、ドライバーシートの側面の一方上にRFIDタグリーダ506と、をさらに有している。システム500は、一周したシートベルト(CSB)アセンブリ508と、トランスミッションギアシフト検出アセンブリ(TA)510と、警告信号インジケータ(WSI)512と、をさらに有している。トランスミッションギアシフト検出アセンブリ510は、ギアシフトトランスミッタ514を介してギアシフトの位置又は状態を送信する。システム500は、図示していないものの、危険で違法な運転の特定時にシステムを動作させる状態又は位置を示すように構成され得る、例えば所有者の承諾キー(OCK)、点火装置、ホーン、ライト、ラジオなどの追加の車両部品を有してよい。
【0075】
CAM108は、車両内で安全プロトコルを実施するために、例えばDSS504、トランスミッションギアシフト検出アセンブリ510、CSBアセンブリ508、及びWSI512などの1以上の車両部品に信号を送信してそれらの車両部品から信号を受信する。例えば、ドライバーのシート領域に見えないように組み込まれたRFIDトランスポンダタグを有するDSS504は、ドライバーのシート領域内に携帯機器502があることをCAM108に通知する。トランスミッションギアシフト検出アセンブリ510は、車両が動作させるギアに応じて磁界を開閉するように設計されたトランスミッションギアシフト装置の制約内に戦略的に配置される一連の磁石スイッチを有している。車両が駐車位置の外側に出される場合、回路は、CAM108に通知を送信することを即座に終了させる。
【0076】
CSBアセンブリ508は、RFIDタグ及び固定RFIDタグリーダ506が組み込まれた、一周したシートベルトバックル、シートベルトロックピン、不正防止シートベルトハーネスを有している。不正防止CSB回路は、ロッキングバックル及びピンが適切なロック位置に係合して不正防止RFIDフィールドが開放される時に完全(又は安全)になる。シートベルトハーネスに組み込まれた不正防止RFIDタグは、開放フィールドを作り出す固定RFIDタグリーダ506を超えて広がることが可能である。
【0077】
WSI512は、安全取締官及び通りがかりの車両によって効果的に見られるべき可視光、可視アンテナ、又は、通知装置に該当する。
【0078】
動作時、車両のドライバーが車に入る時、CAM108を有する携帯機器102は、DSSドライバーシートセンサ504を検出する。ドライバーが車両のトランスミッションを「パーク」の外側にすると、トランスミッションギアシフト検出アセンブリ510はCAM108に通知を送信する。CAM108は、その後、CSBアセンブリ508が適切に係合されることの確認を求める信号を送信する。CSBアセンブリ508が適切に係合されていない場合、WSI512は、保安官及びシートベルトをしていないドライバーの運転の通りがかりの車両に警告するために本能的に目に見える信号をキャストするように通知される。
【0079】
警告信号は、車両が「パーク」の位置に戻されるか、又は、不正防止CSB508が、前述したように完全に係合されるか、のいずれかまで継続する。CSBアセンブリ508が前述の方法で完全に係合される場合、CAM108は、ドライバーがテキスト送信をしている又は電子メールを送受信しているかどうかを特定するためにポーリングし続ける。ドライバーがテキスト送信又は電子メールの送受信をしている場合、CAM108は、保安官及び危険な又は違法の携帯機器の使用の通りがかりの車両に警告するためにさらに別の本能的に目に見える信号をキャストするWSI512に通知する。WSI512は、危険な又は違法のセルフォンの活動が終了した後の特定の期間にわたってその警告状態を継続する。
【0080】
CAM108は、携帯機器502のファームウェアに組み込まれた安全プロトコルを参照することによって安全ルールの違反を特定する。例えば、安全プロトコルモジュール212は、CSBアセンブリ508又はトランスミッションギアシフト検出アセンブリ510の位置に対応する安全コードを特定するロジックを含む。安全プロトコルモジュール212は、WSI512にCAM108が送信する対応の警告コードを特定する。車両のエンジン制御ユニット(ECU)は、車両部品を監視して車両部品と通信するように構成されることが可能であり、安全プロトコルを強制するためにCAM108と通信する。
【0081】
図6は、一実施形態に係る車両の、車両部品、エンジン制御ユニット、及び携帯機器502の配置を示している。図示するように、WSI512は、保安官及び他の通りがかりの車両が、WSI512によって発行された警告信号を容易に見ることができるように、車両の外側上の位置602にあり得る。WSI512は、危険で違法な車両の運転に注意が容易に引きつけられるように複数の位置に展開されることも可能である。携帯機器502は、ドライバーシートに近接した位置604である。ECUは、車両シャーシの前面の位置606にあってよい。トランスミッションギアシフト検出アセンブリ510はドライバーシートの近くの位置608であってよい。
【0082】
一実施形態では、携帯機器102の動作は、輸送車両の非常/サイドブレーキの位置に基づいて制御され得る。例えば、車安全装置システムは輸送車両内に設置され得る。車安全装置システムは、非常ブレーキシステムに並列に設置され得る。車両の非常ブレーキがかけられると、ドライバーシート領域の携帯機器はなんら禁止されずに使用されることが可能である。非常/サイドブレーキが解放されると、設置された電子センサ(例えば非常ブレーキセンサ)が、ドライバーの携帯機器102を完全に又は部分的に不能にするためにCAM108にトリガ信号を送信する。
【0083】
車両乗員安全システム
図7は、一実施形態の子供又は車両乗員の安全を保証するシステム700を図示している。従って、システム700は、ユーザ704によって持ち歩かれる携帯機器702(携帯機器102の一実施形態)を備えている。携帯機器702は、信号処理のための第1演算システムを有している。ユーザ704は、車のドライバー又は、輸送車両内を動きまわる子供の親であり得る。システム700は、子供によって着用され得るセンサ706、又は、図に示すように子供の体重によって起動される圧力起動センサに取り付けられ得るセンサ706をさらに有している。例示の実施形態では、センサ706は、発見情報「tsf.child」(プロトコルの一部、表3参照)を発するブルートゥースセンサであり得る。システム700は、センサ706及び1以上の車両部品710と通信する第2演算システム(ECU)708をさらに有している。前述したように、車両部品710は、ギアシフトトランスミッションアセンブリ、サイドブレーキなどに対応し得る。車両部品710は、車両がパーキングの外側にあるか又は運転されているかどうかを表示するように構成されている。車両が運転モードにあって子供が車の中にいる場合、電話は、「tsf.child」信号を含む発見情報を受信する。CAM108は、表3に示すような子供監視オプションを停止させて起動させる。車のエンジンが停止される目的地ではドライバーは車から歩いて離れる。CAM108が、子供センサ706からの「tsf.car」を既定の時間間隔で検出しない場合、子供が車の中に置き去りにされてことをドライバーに警告するために携帯機器102を起動させる。子供が車から連れ出されると、CAM108はタイムアウトして子供モニタオプションをリセットする。
【0084】
例示の方法
図1、図2、図3、図4、図5、図6、及び図7並びに対応の説明を特に参照して以下の方法の説明が提供される。図8は、一実施形態に係る携帯機器102の安全プロトコル動作を起動する方法800を示している。携帯機器の注意散漫防止及び安全プロトコル実施可能な動作は、特定の条件を満たす時に有効になる。一実施形態では、特定の条件は、特定の環境に進入することに対応し得る。特定の環境は、教室、矯正施設、空港、飛行機、法廷、病院、教会、映画館、飛行区域、危険地帯、観客席、寝室、又は、任意の他のアリーナ、又は、携帯機器102の動作を制御することが所望される環境に対応し得る。
【0085】
さらに、特定の条件を満たすことは輸送車両内の事象に対応し得る。こうした事象は、輸送車両の状態を示し得る1以上の車両部品の移動を含み得る。車両部品は、限定されないものの、サイドブレーキ、トランスミッションギア、アクセル、ブレーキ、走行距離計、回転速度計、ホイール、エンジン部品、及び、ハンドル、又は、車両の移動に関連した状態又は位置変化を受けることが可能な他のそうした部品を含み得る。当業者には理解されるように、そうした車両部品は、車両が移動し始める又は完全に停止する時に状態又は位置の関連した変化を有する。
【0086】
特定の条件を満たすことは、特定の数列のダイアル又は特定の速度ダイアルを押すことにも対応し得る。特定の数列は、犯罪の緊急事態の特定の場合を示す既定の番号のセットであり得る。例えば、携帯電話は、脅迫的な電話、テキスト、又は電子メールを受信する場合、即座のアクションが自動的になされ得る。即座のアクションは、犯罪行為の潜在的な処理のためにデータバンクに連絡先の詳細(送信者の番号、電子メールなど)を送信することに該当し得る。こうした自動的なアクションは、携帯電話102内の安全プロトコル動作として構成され得る。
【0087】
図8を参照すると、ブロック805で、少なくとも1つのプロトコルアクティベータが発見される。1以上のプロトコルアクティベータ106は、特定の条件に関連した発見情報を送信するように構成される。一実施形態では、プロトコルアクティベータは、既定の機器名及び/又は特定の環境に関連した種類によって特徴付けられる予め標準化されたブルートゥースセンサに該当し得る。
【0088】
一実施形態では、発見することは、特定の環境で1以上のプロトコルアクティベータを探す工程を有している。CAM108は、特定の環境でプロトコルアクティベータ106を探すことを通信モジュール214に命令する。そうした一実施では、通信モジュール214は、1以上のプロトコルアクティベータ106から発見情報を得るための1以上のリクエストを送信する。発見情報は、プロトコルアクティベータ106の機器名及び/又は種類に対応し、種類は特定の環境の情報である。発見処理は、例えば表4などのルックアップテーブル(LUT)にアクセスする工程と、特定の環境に関連した発見情報に対応するエントリを特定する工程と、も有している。
【0089】
ブロック810では、注意散漫防止安全プロトコル動作は、発見情報上の少なくとも一部に基づき携帯機器で起動される。発見情報の受信時のCAM108は、発見情報に対応する安全プロトコル動作をLUTから特定することを安全プロトコルモジュール212に命令する。連続した処理では、CAM108は、携帯機器102の特定された安全プロトコル動作を起動する。一実施では、安全プロトコル動作を起動する工程は、携帯機器102に関連した1以上の機能を部分的に又は全体的に不能にする工程を有している。安全プロトコル動作は、携帯機器を部分的に又は完全に不能にすること、テキスト送信機能を不能にすること、メール送信機能を不能にすること、電話機能を不能にすること、安全プロトコル強制モードを可能にすること、及び、携帯機器のそれぞれの子供安全モードを可能にすること、の1以上に該当する。
【0090】
所定の場合には、様々なワーキンググループを区別して、様々なワーキンググループのためのプロトコル動作の様々なセットを実施することが所望であり得る。発見情報は、そうした情報を含んでよく、又は、CAM108は、特定の環境で特定のワーキンググループに関連した追加の情報を集めることをRFIDリーダ230に命令することが可能である。その後、安全プロトコルモジュール212は、特定のワーキンググループ、機器名、及び種類それぞれに対応するプロトコル動作を特定する。
【0091】
さらに別の実施形態では、起動する工程は、発見情報が特定の環境での違法な又は危険な運転に対応する場合に警告信号を発する工程を有している。例えば、輸送車両の場合、1以上のセンサ又はプロトコルアクティベータが、違法な又は危険な運転モードを示す状態又は位置情報を提供する様々な車両部品に対応し得る。ドライバーは、シートベルトを無視し得る、又は、運転中にテキストメッセージ又はメールを送信し得る。そうしたシナリオでは、CAM108は、危険な又は違法なモードの検出時に、警告信号インジケータ(WSI)512に対して警告信号を発する。WSI512はその後、安全取締官及び通りがかりの車両によって見える警告信号を送信する。
【0092】
図9は、特定の環境内で携帯機器の機能を制御する方法900を図示している。従って、ブロック905では、トリガ信号は特定の環境内でブロードキャストされる。1以上のセンサ106が、特定の条件の開始を検出する作動機構によってトリガ信号を送信するように起動され得る。一実施では、こうした作動機構は、輸送車両の場合に傾斜スイッチであり得る。
【0093】
ブロック910では、トリガ信号及び特定の環境に関連した種類が特定される。CAM108は、特定の環境に関連した種類及びトリガ信号からのワーキンググループを特定する。
【0094】
ブロック915では、プロトコル命令動作のセットは、特定された種類及び/又は特定の環境の少なくとも一部に基づき携帯機器で実施される。CAMは、トリガ信号、特定された種類、及びワーキンググループに対応するプロトコル命令動作のセットを実施する。一実施形態では、実施することは、携帯機器102に関連した機能を部分的に又は完全に不能にする工程を有している。
【0095】
プロトコル命令動作は、1以上の既定の又はプログラム可能な番号への緊急電話を可能にする。例えば、特定の環境のいずれかの場合には、安全プロトコルは、例えば米国の「911」、インドの「112」などの非常時に特別な番号に電話がなされることを可能にする。こうした特別な番号は、任意のプロトコル命令動作に対する例外として予めプログラムされて含まれ得る。
【0096】
別の例では、安全プロトコルは、子供が携帯機器を持ち歩く場合に特別な番号(親の番号)への電話を可能にし得る。こうした特別な番号をプログラムすることは、携帯電話のメーカー又はサービスプロバイダによって提供される特徴であってよい。安全プロトコルは、そうした特徴に適応するように構成され得る。
【0097】
図10は、一実施形態で輸送車両内の携帯機器の動作を制御する方法1000を示している。ブロック1005では、車両内の既定の制限範囲内でトリガ信号をブロードキャストするように構成されたセンサが起動される。一実施形態では、起動は、車両移動を特定するように構成された1以上の車両部品及び/又は傾斜スイッチ機構の状態又は位置に少なくとも基づいている。1以上の車両部品は、サイドブレーキ、トランスミッションギアシフトアセンブリ、アクセル、ブレーキ、走行距離計、回転速度計、ホイール、シートベルトアセンブリ、エンジン部品、及びハンドルを含む。
【0098】
ブロック1010では、トリガ信号に少なくとも部分的に基づいたプロトコル動作が携帯機器102で実施される。一実施形態では、CAM108は、センサ106のみの既定の制限範囲内で携帯機器102のプロトコル動作を実施する。プロトコル動作の実施は、携帯機器に関連した1以上の機能を不能にする工程を有している。こうした機能は、電話をかける、電話に出る、電子メール、ブラウジング、リーディング、テキストメッセージ、又は、携帯機器102に関連した任意のその他の機能を含む。
【0099】
本発明の教示が、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実施され得ることが理解されよう。ソフトウェアは、コンピュータ読み取り可能な媒体内に明確に組み込まれたプログラム命令のセットを備えるアプリケーションプログラムとして実施されることが好ましい。アプリケーションプログラムは、適切なアーキテクチャのコンピュータ又はプロセッサなどのハードウェアによって読み出されることが可能であり実行されることが可能である。同様に、当業者であれば、任意の例、機能ブロックダイアグラムなどが、そうしたコンピュータ又はプロセッサが明確に示されるかどうかに拘わらず、コンピュータ又はプロセッサによって実行可能な媒体で具現化され得る様々な例示の機能を表すことが理解されよう。プロセッサは、コンピュータ読み取り可能な媒体上に記憶されるアプリケーションプログラム又はデータを実行することができる従来使用されるデジタル信号プロセッサ(DSP)又は任意の他のプロセッサであり得る。
【0100】
例示のコンピュータ読み取り可能な媒体は、限定されないものの、適切なアーキテクチャの機械によって実行可能なアプリケーションプログラムを実行可能な(ランダムアクセスメモリ)RAM、(リードオンリーメモリ)ROM、(コンパクトディスク)CD、又は任意の磁気又は光学記憶ディスクであり得る。コンピュータ読み取り可能な媒体が任意の形態の有線伝送も含むことに留意されたい。さらに、別の実施では、本発明に係る方法は、ASIC又はFPGA技術を使用するハードウェア媒体上に組み込まれ得る。
【0101】
特許請求の範囲の主題は、本発明の原理を列挙するために使用される様々な例及び/又は言語に限定されないこと、及び、変形が、その範囲から逸脱しない限り特許請求の範囲を実施するために考慮され得ることが理解されよう。代わりに、本発明の実施形態は構造的な及び機能的なその均等物の両方を包含する。
【0102】
本発明の所定の好適な本実施形態及びそれを実行する所定の好適な本方法がここで例示されて説明されてきたが、本発明はそれに限定されないものの以下の特許請求の範囲の範囲内で様々に具現化されて実行され得ることが明確に理解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯機器が特定の条件を満たす場合に前記携帯機器内で注意散漫防止安全プロトコル動作を起動する方法であって、当該方法は、
前記特定の条件に関連した発見情報を送信するように構成された少なくとも1つのプロトコルアクティベータを発見する工程と、
前記発見情報に少なくとも部分的に基づき前記携帯機器の前記注意散漫防止安全プロトコル動作を起動する工程と、を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記特定の条件は、前記携帯機器が特定の環境に進入する場合、及び、特定の数列がそれぞれダイアルされる場合である2つの事象の少なくともいずれか一方に該当することを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法において、前記発見する工程は、前記特定の環境内で少なくとも1つのプロトコルアクティベータを探す工程を備えることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法において、前記発見する工程は、前記発見情報を得るために少なくとも1つのリクエストを送信する工程をさらに備えることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、前記発見情報は、前記少なくとも1つのプロトコルアクティベータに関連した機器名及び機器種類に対応し、前記機器種類は前記特定の条件の情報であることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、前記発見する工程は、ルックアップテーブルにアクセスする工程と、前記特定の条件に関連した前記発見情報に対応するエントリを特定する工程と、をさらに備えることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法において、前記起動は、前記発見情報に対応する前記安全プロトコル動作をルックアップテーブルから特定する工程を備えることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項2に記載の方法において、前記プロトコルアクティベータは、前記特定の環境に関連した既定の機器名及び種類によって特徴付けられる予め標準化されたブルートゥースセンサに該当することを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項2に記載の方法において、前記特定の環境は、輸送車両、教室、矯正施設、空港、飛行機、法廷、病院、教会、映画館、飛行区域、危険地帯、寝室、及び観客席の少なくともいずれか1つに該当することを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法において、前記起動する工程は、前記携帯機器に関連した少なくとも1つの機能を少なくとも部分的に不能にする工程を備えることを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項2に記載の方法において、前記起動する工程は、前記特定の環境内の特定のワーキンググループに関連した追加情報を蓄積する工程を備えることを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項2に記載の方法において、前記起動する工程は、特定のワーキンググループに対応するプロトコル動作を特定する工程を備えることを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項2に記載の方法において、前記起動する工程は、前記発見情報が前記特定の環境内での違法な又は危険な運転に対応する場合に警告信号を発する工程を備えることを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項1に記載の方法において、前記安全プロトコル動作は、前記携帯機器の機能の少なくとも部分的な不能化に該当することを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項1に記載の方法において、前記少なくとも1つのプロトコルアクティベータは、ブルートゥースセンサ、無線周波数識別子(RFID)タグリーダ、EdOceanセンサ、トランスファージェット(TransferJet)センサ、超広帯域センサ、UWBセンサ、無線USB、DSRCセンサ、IrDAaセンサ、ワイヤレス・フィディリティ(WiFi)センサ、ジグビー(Zigbee)センサ、近距離無線通信(NFC)センサ、及び、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)センサの少なくともいずれか1つに該当することを特徴とする方法。
【請求項16】
特定の環境内で携帯機器の機能を制御する方法であって、当該方法は、
前記特定の環境内でトリガ信号をブロードキャストする工程と、
前記トリガ信号及び前記特定の環境に関連した発見情報を特定する工程と、
前記発見情報及び前記特定の環境に少なくとも部分的に基づき前記携帯機器のプロトコル命令動作のセットを実施する工程であって、当該実施する工程が、前記携帯機器の機能を制限する、実施する工程と、を備えることを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法において、前記特定の環境は、以下の環境、輸送車両、教室、矯正(刑務所)施設、空港、飛行機、法廷、病院、教会、映画館、飛行区域、危険地帯、寝室、及び観客席の少なくともいずれか1つに該当することを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項16に記載の方法において、前記トリガ信号をブロードキャストする工程は、特定の条件の開始を検出する作動機構に基づき少なくとも1つのセンサを起動する工程を備えることを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項16に記載の方法において、前記発見情報を特定する工程は、前記トリガ信号がブロードキャストされることを遮断する工程と、ワーキンググループ及び前記特定の環境の少なくともいずれか一方を識別する工程と、を備えることを特徴とする方法。
【請求項20】
請求項19に記載の方法において、前記実施する工程は、前記識別されたワーキンググループ、及び前記特定の環境の少なくともいずれか一方からの前記トリガ信号に基づいていることを特徴とする方法。
【請求項21】
請求項16に記載の方法において、前記実施する工程は、種類、名前、アドレス、及びワーキンググループに関連した少なくとも1つのトリガ信号に対応する前記プロトコル命令動作のセットを特定する工程を備えることを特徴とする方法。
【請求項22】
請求項21に記載の方法において、前記実施する工程は、前記携帯機器の機能の少なくとも部分的な不能化を備えることを特徴とする方法。
【請求項23】
請求項18に記載の方法において、少なくとも1つの前記センサは、ブルートゥースセンサ、無線周波数識別子(RFID)タグリーダ、EdOceanセンサ、トランスファージェット(TransferJet)センサ、超広帯域センサ、UWBセンサ、無線USB、DSRCセンサ、IrDAaセンサ、ワイヤレス・フィディリティ(WiFi)センサ、ジグビー(Zigbee)センサ、近距離無線通信(NFC)センサ、及び、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)センサの少なくともいずれか1つに該当することを特徴とする方法。
【請求項24】
請求項16に記載の方法において、前記プロトコル命令動作は、少なくとも1つの既定のプログラム可能な番号への緊急電話を許可することを特徴とする方法。
【請求項25】
請求項16に記載の方法において、前記機能は、電話機能、テキスト機能、メール機能、前記携帯電話に関連したソーシャルネットワーク機能の少なくともいずれか1つに該当することを特徴とする方法。
【請求項26】
請求項18に記載の方法において、前記発見情報は、前記特定の環境内の少なくとも1つのセンサに関連した種類、名前、アドレスの少なくともいずれか1つを備えることを特徴とする方法。
【請求項27】
携帯機器内で安全プロトコルを実施するシステムであって、当該システムは、
前記携帯機器が動作する特定の環境に関連した発見情報に少なくとも部分的に基づき前記携帯機器内でプロトコル動作を実行するように構成された電話承認モジュールであって、前記発見情報は前記特定の環境内で少なくとも1つのセンサによって送信される、電話承認モジュールを備えることを特徴とするシステム。
【請求項28】
請求項27に記載のシステムにおいて、少なくとも1つのセンサから発見情報を受信するように構成された通信モジュールをさらに備えることを特徴とするシステム。
【請求項29】
請求項27に記載のシステムにおいて、前記発見情報は、前記特定の環境の種類情報を有する少なくとも1つのセンサの機器名を備えることを特徴とするシステム。
【請求項30】
請求項27に記載のシステムにおいて、前記特定の環境は、輸送車両、教室、矯正施設、空港、飛行機、法廷、病院、教会、映画館、飛行区域、危険地帯、寝室、及び観客席の少なくともいずれか1つに該当することを特徴とするシステム。
【請求項31】
請求項27に記載のシステムにおいて、前記発見情報に少なくとも部分的に基づき前記プロトコル動作を特定するように構成された安全プロトコルモジュールをさらに備えることを特徴とするシステム。
【請求項32】
請求項27に記載のシステムにおいて、前記発見情報は、英数字のセットに該当することを特徴とするシステム。
【請求項33】
請求項27に記載のシステムにおいて、前記少なくとも1つのセンサは、ブルートゥースセンサ、無線周波数識別子(RFID)タグリーダ、EdOceanセンサ、トランスファージェット(TransferJet)センサ、超広帯域センサ、UWBセンサ、無線USB、DSRCセンサ、IrDAaセンサ、ワイヤレス・フィディリティ(WiFi)センサ、ジグビー(Zigbee)センサ、近距離無線通信(NFC)センサ、及び、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)センサの少なくともいずれか1つに該当することを特徴とするシステム。
【請求項34】
請求項18又は28に記載のシステムにおいて、前記1以上のセンサは電源内蔵ブルートゥースセンサに該当することを特徴とするシステム。
【請求項35】
輸送車両内で携帯機器の機能を制御する方法であって、当該方法は、
前記車両内の既定の制限範囲内でトリガ信号をブロードキャストするように構成されたセンサを起動する工程と、
前記トリガ信号に少なくとも部分的に基づき前記携帯機器内でプロトコル動作を実施する工程であって、センサの起動は、車両移動を特定するように構成された傾斜スイッチ機構の状態に基づいている、工程と、を備えることを特徴とする方法。
【請求項36】
請求項35に記載の方法において、前記携帯機器内で前記プロトコル動作を実施する工程は前記センサの既定の制限範囲内で実行されることを特徴とする方法。
【請求項37】
請求項35に記載の方法において、前記携帯機器は、ドライバーの携帯機器のみに該当することを特徴とする方法。
【請求項38】
請求項35に記載の方法において、少なくとも1つの車両部品は、サイドブレーキ/非常ブレーキ、トランスミッションギアアセンブリ、アクセル、ブレーキ、走行距離計、回転速度計、ホイール、シートベルトアセンブリ、エンジン部品、ハンドルを備えることを特徴とする方法。
【請求項39】
請求項35に記載の方法において、前記実施する工程は、前記携帯機器に関連した少なくとも1つの機能を不能にする工程を備えることを特徴とする方法。
【請求項40】
請求項39に記載の方法において、前記少なくとも1つの機能を不能にする工程は、電話、応答、電子メール、ブラウジング、リーディング、テキストメッセージ機能の少なくとも1つを不能にする工程を備えることを特徴とする方法。
【請求項41】
車両乗員安全システムであって、当該システムは、
スマートフォンを備えており、前記スマートフォンは、
信号処理のための第1演算システムと、
車両の乗客による使用のためのトリガ信号エミッタであって、前記乗客が前記車両内にいる時に第2演算システムと通信し、前記第2演算システムが、前記車両の動作機能を制御するように構成されている、トリガ信号エミッタと、
前記車両が動作をいつ決定したかを特定するため、及び、前記乗客が前記車両の停止動作後に既定の時間にわたって前記車両内に残ったままである時に前記第2演算システムが遭難信号を送信するために起動され得るように前記トリガ信号エミッタからの信号を検出するため、前記第2演算システムに関連した処理ロジックと、を備えることを特徴とする車両乗員安全システム。
【請求項42】
請求項41に記載の車両乗員安全システムにおいて、前記第2コンピュータは、前記車両に搭載された傾斜センサによって前記車両の運動を検出するように構成されることを特徴とする車両乗員安全システム。
【請求項43】
請求項41に記載の車両乗員安全システムにおいて、前記第2コンピュータは、1以上の車両部品の状態を特定することによって前記車両の運動を検出するように構成されることを特徴とする車両乗員安全システム。
【請求項44】
請求項43に記載の車両乗員安全システムにおいて、前記車両部品の少なくとも1つは、サイドブレーキ、トランスミッションギア、アクセル、走行距離計、回転速度計、ホイール、エンジン部品、ハンドルを備えることを特徴とする車両乗員安全システム。
【請求項45】
請求項41に記載の車両乗員安全システムにおいて、前記トリガ信号エミッタはブルートゥースセンサに該当することを特徴とする車両乗員安全システム。
【請求項46】
安全プロトコルの強制のためのシステムであって、当該システムは、
当該携帯機器内に構成された安全プロトコルに基づき危険な運転を特定するために輸送車両内で少なくとも1つの車両部品と通信するように構成される携帯機器と、
前記携帯機器による前記特定に基づき目に見える警告信号を発するように構成される外部車両警告信号インジケータ(WSI)と、を備えることを特徴とするシステム。
【請求項47】
請求項46に記載のシステムにおいて、前記車両部品の少なくとも1つと通信して制御するように構成されるエンジン制御ユニット(ECU)をさらに備えることを特徴とするシステム。
【請求項48】
請求項46に記載のシステムにおいて、前記携帯機器は、車両部品によって送信されたトリガ信号に基づき危険な運転を特定するように構成されることを特徴とするシステム。
【請求項49】
請求項46に記載のシステムにおいて、前記車両部品は、RFIDトランスポンダタグを有するドライバーシートセンサ(DSS)、トランスミッションギアシフト検出アセンブリ、一周したシートベルト(CSB)アセンブリ、RFIDタグリーダを少なくとも備えることを特徴とするシステム。
【請求項50】
請求項46に記載のシステムにおいて、少なくとも1つの車両部品は、前記輸送車両の運転モードに対応する状態を表すトリガ信号を送信することを特徴とするシステム。
【請求項51】
請求項46に記載のシステムにおいて、前記携帯機器は、前記車両の外側で少なくとも1つの目に見える警告信号を発することを警告信号インジケータ(WSI)に命令するように構成されることを特徴とするシステム。
【請求項52】
携帯安全プロトコルを実施するシステムであって、当該システムは、
外部電源なしで発見情報を送信するように構成される電源内蔵ブルートゥースセンサアセンブリと、
前記発見情報に基づき安全プロトコル動作を特定して実施する携帯機器であって、前記発見情報は、前記電源内蔵ブルートゥースセンサの名前及び前記電源内蔵ブルートゥースセンサが動作する特定の環境の種類に該当する、携帯機器と、を備えることを特徴とするシステム。
【請求項53】
請求項52に記載のシステムにおいて、前記電源内蔵ブルートゥースセンサアセンブリは、
横方向移動に基づき交流信号を生成するように構成されるコイルアセンブリと、
前記コイルアセンブリと電気的に接続されて、前記交流信号を整流して電力を貯蔵するように構成される整流モジュールと、
前記整流モジュールと電気的に接続されて、前記発見情報を送信するために前記整流モジュールから電力を得るように構成されるブルートゥースセンサと、を備えることを特徴とするシステム。
【請求項54】
請求項53に記載のシステムにおいて、前記コイルアセンブリは、円筒形状で巻き付けられる銅線巻き線と、前記銅巻き線内で当該磁石の同軸の移動が交流信号を生成するように前記銅線巻き線内で同軸上に配置される磁石と、を備えることを特徴とするシステム。
【請求項55】
請求項53に記載のシステムにおいて、前記整流モジュールは、電圧を貯蔵するように構成されるウルトラコンデンサと、前記ウルトラコンデンサにまたがる過電圧によって充電されるように構成されるバッテリと、を備えることを特徴とするシステム。
【請求項56】
請求項54に記載のシステムにおいて、前記磁石の同軸の移動は、前記コイルアセンブリの横方向移動に対応することを特徴とするシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2013−504967(P2013−504967A)
【公表日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−529352(P2012−529352)
【出願日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際出願番号】PCT/IB2010/002319
【国際公開番号】WO2011/033365
【国際公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.BLUETOOTH
【出願人】(512063117)
【氏名又は名称原語表記】FISCHER,John,J.
【出願人】(512063128)
【氏名又は名称原語表記】NGUYEN,Hap
【Fターム(参考)】