説明

横編機の駆動制御装置

【課題】 一つの引張ばねの使用で、操作バーを回動する方向に応じて負荷を異ならせることが可能な横編機の駆動制御装置を提供する。
【解決手段】 引張ばね7による引張りで、回動部材6の引ピン6bは中継部材8を介して、反時計回り方向の回転モーメントを受ける。中継部材8の切欠部8cの先端側が従動腕10bに当接して、レバー10に対して反時計回り方向の回転モーメントを発生させる。回動部材6の押ピン6cは、駆動腕10aを介して、時計回り方向の回転モーメントを受ける。中立状態では、回動部材6で両方向の回転モーメントが釣合う。操作バー2を回動操作する際の引張ばね7による荷重は、運転側では中継部材8を介して直接与えられ、停止側では中継部材8およびレバー10を介して与えられる。レバー10の駆動腕10aの長さを従動腕10bよりも長くしておけば、停止側の荷重を軽くすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、横編機の駆動状態を手動操作で制御するための横編機の駆動制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、編成プログラムを設定して自動運転される横編機では、正面の両側に設けるブラケットで手前側に突出する状態で回動可能に支持される操作バーを備える駆動制御装置が使用されている(たとえば、特許文献1参照)。駆動制御装置では、操作バーを回動させて、編成動作の駆動状態を制御する。たとえば、操作バーを、静止している中立状態から手前に少し回した後、中立状態に戻すと、一ステップ分の運転を微低速で行う寸動の制御となる。操作バーを手前に大きく回し込んで放すと、自動運転となり、操作バーが中立状態に戻されても、編成プログラムで指定される速度で連続運転を行う制御となる。操作バーを大きく回し込んだ状態で保持すると、指定される速度よりも低速で連続運転を行う制御となる。操作バーを後方に回すと運転が停止するように制御される。
【0003】
操作バーには、回動に対する荷重を与えるために、二つの引張ばねを含む機構が設けられる。特許文献1では、操作バーの端部に設ける機構中に、運転用ばねと運転用リンク部材、および停止用ばねと停止用リンク部材の二組を用いている。引張ばねを二つに分けることによって、たとえば手前に回し込む運転用の制御時には、運転用ばねが与える荷重を大きくしておいて、操作バーに触れる程度では誤動作しないようにしている。停止用ばねが与える荷重は小さくしておいて、操作バーの操作で迅速な停止が可能となるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第2602747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように、引張ばねを二つ用いると、操作バーの端部を支持するブラケット、および機構を覆うカバーには大きな収容スペースが必要となり、大形化して部品点数も増え、外形のデザインも制約を受ける。このような問題は、引張ばねを一つにすることができれば解消するけれども、単に一つにするだけでは、操作バーを回動する方向に応じて荷重を異ならせる機能を持たせることができない。
【0006】
本発明の目的は、一つの引張ばねの使用で、操作バーを回動する方向に応じて負荷を異ならせることが可能な横編機の駆動制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、横編機の両側に設けるブラケットで正面側に突出する状態で回動可能に支持される操作バーを備え、操作バーに対する回動操作に応じて、編成動作の駆動状態を制御することが可能な、横編機の駆動制御装置において、
操作バーの軸線方向の一端部に設けられて操作バーとともに回動し、軸線方向に垂直な作用面に、周方向に間隔をあけて軸線方向に突出する引部と押部とが配置される回動部材と、
基端がブラケットで支持され、操作バーの回動操作時に荷重を与える引張ばねと、
基端側には引張ばねの先端に接続される接続部、および先端側には回動部材の引部と予め定める長さ範囲で係合する長係合部を有する中継部材と、
長さが異なる駆動腕と従動腕とを備えて大略的にL字状の形状を有し、駆動腕は回動部材の作用面で押部に対して作用面の周方向で引部から離れる側に延び、従動腕は中継部材の先端側と基端側との中間部分に向って延びるように配置され、駆動腕と従動腕との接続部分に揺動可能に支持する支持軸が設けられるレバーとを含み、
中継部材の中間部分には、レバーの従動腕の少なくとも先端部分が侵入可能な切欠部を有し、
操作バーに対する一方向の回動で、回動部材の引部が中継部材の長係合部を該一方向側に引張るとともに、中継部材は基端側で引張ばねを引張り、
操作バーに対する他方向の回動で、回動部材の押部がレバーの駆動腕を周方向の該他方向側に押すとともに、レバーの支持軸まわりの揺動で、従動腕が回動部材に接近する方向に変位し、切欠部を介して中継部材を回動部材側に移動させて、基端側で引張ばねを引張る、
ことを特徴とする横編機の駆動制御装置である。
【0008】
また本発明の前記一方向の回動では、速度が異なる複数の運転状態を切換え操作が可能であるように設定され、
前記他方向の回動では、停止状態への操作が可能であるように設定されており、
前記レバーは、前記駆動腕の長さが前記従動腕の長さよりも長い、
ことを特徴とする。
【0009】
また本発明で、前記中継部材には、
前記基端側と前記切欠部との間に、中継部材の移動範囲を規制する案内部が設けられ、
前記一方向の回動時に、前記押部との干渉を防ぐ干渉防止部が設けられる、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、操作バーが一方側に回動するように操作されれば、引張ばねが中継部材を介して引張られる。操作バーが他方側に回動するように操作されれば、引張ばねは、レバーの揺動に伴う中継部材の移動で引張られる。一つの引張ばねによる荷重は同一でも、レバーの駆動腕と従動腕との長さが異なるので、回動腕と中継部材との間にレバーが介在する他方側の回動では、異なる荷重に変えることができる。異なる荷重を与えるために引張ばねと中継部材とを複数組用いる必要がないので、小形化や部品点数の削減を図ることができ、ブラケットやカバーについて、外形のデザインの自由度も大きくすることができる。
【0011】
また本発明によれば、停止状態への操作時は、駆動腕の長さが従動腕の長さよりも長いレバーを介して引張ばねの荷重が与えられるので、荷重を小さくすることができる。運転状態を切換える操作時は、中継部材を介して引張ばねの荷重が直接与えられるので、操作可能な角度範囲を広くして、複数の運転状態の切換え操作を容易に行わせることができる。
【0012】
また本発明によれば、案内部で中継部材の移動範囲を規制して、回動部材を介して操作バーの回動範囲を規制することができる。一方向の回動時に、回動部材の作用面で押部が周方向の一方向側に移動して中継部材に接近しても、干渉防止部を設けているので、干渉を避け、案内部による規制内で、回動範囲を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の一実施例としての駆動制御装置1の構成を示す左側面図である。
【図2】図2は、図1の駆動制御装置1の構成を簡略化して示す正面図である。
【図3】図3は、図1の駆動制御装置1に使用する主要な部品の平面図である。
【図4】図4は、図1の駆動制御装置1に使用する回動部材16の左側面図、および回動部材16を含む操作バー2の左端付近の構成を示す部分的な正面断面図である。
【図5】図5は、図1の駆動制御装置1の動作状態を簡略化して示す左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図1〜図5で、本発明の一実施例としての駆動制御装置1について説明する。ただし、本実施例について、各図の説明では、先に説明している部分について、当該図には示されていない参照符号を記載して言及する場合がある。
【実施例】
【0015】
図1および図2は、本発明の一実施例としての駆動制御装置1の構成を示す。駆動制御装置1は、横編機の正面側に突出する状態で回動可能に支持される操作バー2を備え、操作バー2に対する軸線2aまわりの回動操作に応じて、編成動作の駆動状態を制御することが可能となる。操作バー2は、軸線2aの方向の両端でブラケット3,4によって支持される。一方のブラケット3の側面は、仮想線で示すカバー5に覆われる。ブラケット3の側面には、操作バー2の端部に装着される回動部材6、荷重を発生する引張ばね7、引張ばね7と回動部材6との間を中継する中継部材8、および回動部材6の回動状態を検出するセンサー9が取付けられる。カバー5の表面には、緊急時などに、電源を遮断するための停止ボタン1aも設けられる。引張ばね7は一つ用いればよいので、横編機の正面側の端部で支持するためのブラケット3、および側面を覆うカバー5の小形化を図り、外形のデザインに対する自由度も大きくすることができる。
【0016】
回動部材6は、操作バー2の軸線2a方向の一端部に設けられ、軸線2a方向に垂直な作用面6aを有する。作用面6aには、周方向に間隔をあけて、軸線2a方向に突出する引ピン6bと押ピン6cとが配置される。回動部材6で、作用面6aに対する裏面側へは、検出片6dが突出している。引ピン6bおよび押ピン6cは、回動部材6とは別体で、作用面6aに立設されているけれども、これらピンとは異なる突出部材を使用することもできる。また、ローラなどの回転部材を用いることもできる。さらに、突出部分を回動部材6の一部として形成することもできる。
【0017】
引張ばね7は、基端が支持ピン3aに掛ってブラケット3で支持され、操作バー2の回動操作時に荷重を与える。中継部材8は、基端側に引張ばね7の先端に接続される接続部となる接続孔8a、および先端側に回動部材6の引ピン6bに係合する長孔8bを有する。レバー10は、長さが異なる駆動腕10aと従動腕10bとを備えて大略的にL字状の形状を有する。駆動腕10aは、回動部材6の作用面6aで押ピン6cに対して作用面6aの周方向で引ピン6bから離れる側に延びるように配置される。従動腕10bは中継部材8の先端側と基端側との中間部分に向って延びるように配置される。駆動腕10aと従動腕1bとの接続部分に揺動可能に支持する支持軸11が設けられる。中継部材8の中間部分には、レバー10の従動腕10bの少なくとも先端部分が侵入可能な切欠部8cを有し、基端側と切欠部8cとの間に、中継部材8の移動範囲を規制する案内部としての案内孔8dが設けられる。案内孔8dには、ブラケット3によって支持される案内ピン12が挿通される。
【0018】
中継部材8およびレバー10は、金属板を素材として、一定の厚さで形成することができる。中継部材8の案内孔8dに挿通されている案内ピン12の頂部には、抜け止めのために止め輪15が装着され、中継部材8の表面側には平座金16、裏面側にも平座金17が装着される。中継部材8の長孔8bに挿通される引ピン6b、およびレバー10を支持する支持軸11の頂部付近にも、案内ピン12に対する止め輪15および平座金16,17と同様の構成を有する。
【0019】
図3は、図1の駆動制御装置1に使用する主要な部品である中継部材8、レバー10およびセンサー9の構成を示す。中継部材8には、図1で操作バー2を時計回り方向に回すような場合に、押ピン6cとの干渉を防ぐ干渉防止部として、干渉防止切欠8eも設けられている。レバー10には、駆動腕10aと従動腕10bとの間に、支持軸11を挿通させる軸孔10cが設けられている。
【0020】
なお、中継部材8やレバー10に設ける切欠や孔は、ピンなどの凸部に係合させるため、厚み方向に貫通しているけれども、中継部材8やレバー10の厚みを大きくするような場合、厚み方向の途中に底部を有する凹部とすることもできる。ただし、凹部としての深さは、係合する凸部を収容可能である必要があり、止め輪15および平座金16,17に替る抜け止めを施す必要もある。また、回動部材6との係合のためには、中継部材8やレバー10側にピンなどの凸部を設け、回動部材6側に凹部を設けることもでき、係合する一方を凸部、他方を凹部とすればよい。
【0021】
センサー9は、寸動位置センサー9a、連続位置センサー9b、および停止位置センサー9cと、基板9dとを含む。寸動位置センサー9a、連続位置センサー9b、および停止位置センサー9cは、中間部分に回動部材6の検出片6dが挿入された状態を検出するように、基板9dの表面上に配置される。
【0022】
図4は、(a)で図1の駆動制御装置1に使用する回動部材6の左側面構成、(b)で回動部材6を含む操作バー2の左端付近の構成を示す。回動部材6の作用面6aの裏面側には、ブラケット3の端面側に延びる支持部6eが設けられ、ブラケット3の端面と検出片6dの先端との間に間隔があけられる。回動部材6は、ねじ孔6fに固定ねじ18を螺合させて、操作バー2の端部に固定される。
【0023】
図5は、図1の駆動制御装置1の動作状態を簡略化して示す。上段は運転側操作状態1A、中段は中立状態1B、下段は停止状態1Cをそれぞれ示す。中立状態1Bでの引張ばね7の先端位置7aで、引張ばね7が最も縮む状態となる。
【0024】
中立状態1Bでは、回動部材6の検出片6dが寸動位置センサー9aおよび停止位置センサー9cのいずれでも検出されない中間位置にある。引張ばね7による引張りで、回動部材6の引ピン6bは中継部材8の長孔8bの先端側に当接し、回動部材6に対して、反時計回り方向の回転モーメントを発生させている。一方、切欠部8cの先端側が従動腕10bに当接して、レバー10に対して反時計回り方向の回転モーメントを発生させる。駆動腕10aは、回動部材6の押ピン6cに当接して、回動部材6に対して、時計回り方向の回転モーメントを発生させている。中立状態1Bでは、回動部材6に対する両方向の回転モーメントが釣合っている。
【0025】
中立状態1Bから、操作バー2を手前に回すと、回動部材6が時計回り方向に回って、運転側操作状態1Aとなる。中継部材8は、長孔8bが回動部材6の引ピン6bで引張られ、引張ばね7も接続孔8aで引張られて、操作に対する荷重を与える。図では、回動部材6の検出片6dを寸動位置センサー9aおよび連続位置センサー9bの両方で検出する位置を示している。案内ピン12が案内孔8dの左端に当接しているので、回動部材6の時計回り方向の回転は上限に達して規制される。この上限に達するまでに、寸動位置センサ9aのみで検出する位置も、識別可能であるので、運転側では二つの位置を検出することができる。レバー10は、従動腕10bが中継部材8の切欠部8cの基端側に当接して時計回り方向に揺動し、駆動腕10aは回動部材6の押ピン6cから離れる。押ピン6cは、中継部材8に向って移動するけれども、干渉防止切欠8eが設けられているので、干渉は生じない。
【0026】
中立状態1Bから、操作バー2を後方に回すと、回動部材6が反時計回り方向に回って、停止状態1Cとなる。回動部材6の押ピン6cがレバー10の駆動腕10aを、軸線2aを中心とする反時計回り方向に押すので、レバー10は支持軸11を中心に、時計回り方向に揺動する。従動腕10bが中継部材8の切欠部8cの先端側を押すので、中継部材8は、運転状態1Aと同方向に移動する。引ピン6bは、運転状態1Aとは反対方向に移動するけれども、中継部材8の長孔8b内での移動に留まる範囲では、中継部材8の移動に干渉しない。すなわち、引ピン6bと係合する長孔8bが長係合部となるので、長係合部としての係合長さとしての長孔8bの長さの範囲内では、引ピン6bが中継部材8を引張ばね7側に押すことはない。レバー10の駆動腕10aの長さを従動腕10bの長さよりも長くしておくことによって、中立状態1Bでの先端位置7aからの引張ばね7の伸長量が小さくなり、操作バー2の回動に対する荷重を、停止状態1Cでは運転側操作状態1Aよりも軽くすることができる。
【0027】
以上のように、レバー10は、操作バー2を運転側に回す場合には作用しないで、停止側に回す場合に作用する。しかしながら、レバー10の駆動腕10aよりも従動腕10bを長くして、中継部材8とレバー10との位置関係を図5の上下方向で反転させておけば、運転側でレバー10が作用し、停止側ではレバー10が作用しないようにすることもできる。
【符号の説明】
【0028】
1 駆動制御装置
2 操作バー
3,4 ブラケット
6 回動部材
6a 作用面
6b 引ピン
6c 押ピン
7 引張ばね
8 中継部材
8a 接続孔
8b 長孔
8c 切欠部
8d 案内孔
8e 干渉防止切欠
9 センサー
10 レバー
10a 駆動腕
10b 従動腕
11 支持軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
横編機の両側に設けるブラケットで正面側に突出する状態で回動可能に支持される操作バーを備え、操作バーに対する回動操作に応じて、編成動作の駆動状態を制御することが可能な、横編機の駆動制御装置において、
操作バーの軸線方向の一端部に設けられて操作バーとともに回動し、軸線方向に垂直な作用面に、周方向に間隔をあけて軸線方向に突出する引部と押部とが配置される回動部材と、
基端がブラケットで支持され、操作バーの回動操作時に荷重を与える引張ばねと、
基端側には引張ばねの先端に接続される接続部、および先端側には回動部材の引部と予め定める長さ範囲で係合する長係合部を有する中継部材と、
長さが異なる駆動腕と従動腕とを備えて大略的にL字状の形状を有し、駆動腕は回動部材の作用面で押部に対して作用面の周方向で引部から離れる側に延び、従動腕は中継部材の先端側と基端側との中間部分に向って延びるように配置され、駆動腕と従動腕との接続部分に揺動可能に支持する支持軸が設けられるレバーとを含み、
中継部材の中間部分には、レバーの従動腕の少なくとも先端部分が侵入可能な切欠部を有し、
操作バーに対する一方向の回動で、回動部材の引部が中継部材の長係合部を該一方向側に引張るとともに、中継部材は基端側で引張ばねを引張り、
操作バーに対する他方向の回動で、回動部材の押部がレバーの駆動腕を周方向の該他方向側に押すとともに、レバーの支持軸まわりの揺動で、従動腕が回動部材に接近する方向に変位し、切欠部を介して中継部材を回動部材側に移動させて、基端側で引張ばねを引張る、
ことを特徴とする横編機の駆動制御装置。
【請求項2】
前記一方向の回動では、速度が異なる複数の運転状態を切換え操作が可能であるように設定され、
前記他方向の回動では、停止状態への操作が可能であるように設定されており、
前記レバーは、前記駆動腕の長さが前記従動腕の長さよりも長い、
ことを特徴とする請求項1記載の横編機の駆動制御装置。
【請求項3】
前記中継部材には、
前記基端側と前記切欠部との間に、中継部材の移動範囲を規制する案内部が設けられ、
前記一方向の回動時に、前記押部との干渉を防ぐ干渉防止部が設けられる、
ことを特徴とする請求項1または2記載の横編機の駆動制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−117186(P2012−117186A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−270936(P2010−270936)
【出願日】平成22年12月3日(2010.12.3)
【出願人】(000151221)株式会社島精機製作所 (357)
【Fターム(参考)】