説明

樹脂系床タイル

【課題】表面に流れのある模様を形成したコンポジションタイプの正方形状の床タイルでありながら、木板を並べたようなパーケット風に見える樹脂系床タイルを提供する。
【解決手段】樹脂で形成されたシート状体の表面に模様材を付与し、カレンダー加工して表面に流れのある模様を形成したシート材から作られた樹脂系床タイル11であって、全体を正方形とすると共に表面に複数の直線状の溝13を平行に形成し、これによって、複数の木板を並べて貼り合わせたようなパーケット風の印象を与える構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種建物における床材として用いられる樹脂系床タイルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、床用のタイルとして種々なものが用いられており、高級感のあるものとして、短冊状等の形状の木片を並べたパーケットタイルが知られている。しかしながら、パーケットタイルは高価であると共にメンテナンスに手間がかかるため、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗には使いにくい。そこで、低コストで且つメンテナンスの容易なタイルとして、塩化ビニル系樹脂やポリオレフィン系樹脂を用いた樹脂系床タイルが使用されている。樹脂系床タイルには、大別して、樹脂のベース層に印刷層及び透明な樹脂の保護層を積層した構造のホモジニアス床タイルと、樹脂一層で形成されたコンポジション床タイルの2種類がある。ホモジニアス床タイルは、印刷層によって所望の模様、例えば、パーケットタイルと同様な模様、あるいは木目模様等を表現している。一方、コンポジション床タイルは、樹脂の厚いシート状体の表面に、シート状体とは色や濃淡の異なる模様材を付与した後、カレンダー加工して所定厚さのシート材とし、所望形状に打ち抜いて製造されており、模様材がカレンダー加工の際に筋状に延びることで、タイル表面に流れのある模様(細長く伸びているような模様)が現れ、それによって木目に似た印象を与えるようにしている。また、更に木目に近い模様を形成するため、シート状体の表面に模様材を付与した後、そのシート状体に同心円状或いは同心多角形状のスリットを入れた後、圧延してタイルを形成する方法(例えば、特開2001−341272号公報参照)、或いは、異色のペレットによって成形された可撓性熱可塑性テープ状体を巻くか折り曲げるかしてブロック体を形成し、そのブロック体を複数個並べてブロック集合体を形成し、そのブロック集合体をカレンダー加工する方法(例えば、特開2002−283375号公報参照)も知られている。
【特許文献1】特開2001−341272号公報
【特許文献2】特開2002−283375号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ホモジニアス床タイルは印刷層で模様を現しているため、パーケットタイルと同様な、或いは木板と同様な美麗な外観を与えることができるが、表面に透明な樹脂の保護層があるため、その保護層が光を反射し、模様が見えにくくなることがあるといった問題がある。
【0004】
一方、コンポジション床タイルは、樹脂層に模様材を一体化した樹脂1層で形成しており、表面に透明な保護層を設けていないので、表面が光を反射して模様が見えにくくなるといった問題は生じないが、模様が木目のように見えない場合が多い。特に、シート状体の表面に模様材を付与し、単にカレンダー加工して形成した床タイルは、製造が簡単で低コストで製造できるが、表面に現れている流れのある模様が木目のように見えず、木板のような印象をあまり与えないことが多い。なお、特許文献1、2に記載の方法で製造された床タイルは、模様が幾分木目に近いが、この方法は製造工程が複雑となるという問題がある。
【0005】
更に、表面の流れのある模様で木目を模したコンポジション床タイルは、これを300mmから600mm角の正方形としておき、交互に模様の方向が直角方向に変わるように、すなわち市松状に床に貼り付けることでパーケットフローリングのように見せようとしても、前記したように模様が木目のように見えない場合が多いので、パーケットフローリングのようには見えない。また、図5に示すように、例えば、幅100mm、長さ300〜900mmの長方形状としたコンポジション床タイル1を用意しておき、それを、図6に示すように、何枚か並べて正方形2を形成するように貼り付け、且つそのような正方形2を、交互に方向が変わるように市松状に配置してパーケットフローリングのように見せようとすることが考えられる。ところが、長方形状のコンポジション床タイルを複数並べて、正方形状にし、次に長方形の長辺方向を直角に変えて正方形状に貼り付けて行くのは非常に手間がかかり、美しく仕上げることが難しい。そのため、レンガ貼り或いは乱貼りが主体となり、施工の自由度が小さいという問題がある。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、表面に流れのある模様を形成したコンポジションタイプの正方形状の床タイルでありながら、長方形状の木板を並べたような、パーケット風に見える樹脂系床タイルを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべくなされた本発明は、樹脂で形成されたシート状体の表面に模様材を付与し、カレンダー加工して表面に流れのある模様を形成したシート材から作られた樹脂系床タイルにおいて、全体を正方形とすると共に表面に複数の略直線状の溝を略平行に形成し、これによって、複数の木板を並べて貼り合わせたような印象を与える構成としたものである。
【0008】
ここで、前記した複数の溝を、前記正方形の1辺に略平行に且つ一定間隔で形成し、その間隔を50〜150mmの範囲内に定めておくことが好ましい。
【0009】
また、前記正方形の1辺は、20〜90cmの範囲内とすることが好ましい。
【0010】
前記溝の幅は1〜10mmの範囲内とすることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の樹脂系床タイルは、表面に、模様材によって流れのある模様を形成したものであり、その模様のみを見ると、必ずしも木目のように見えない場合もあるが、表面に複数の略直線状の溝を略平行に形成したことにより、全体としては、複数の木板を並べて貼り合わせたような、パーケット風の印象を与える。このため、この床タイルを貼り付けて形成した床は、多数の木板を貼って形成したパーケットフローリングのような、好ましい印象を与えることができる。更に、本発明の樹脂系床タイルは正方形に作っているため、この床タイルを床に貼り付ける作業が容易であり、その際の床タイルの配列は、模様の方向を揃えた場合でも、模様の方向が交互に直角に変化するように市松状とした場合でも、同様に容易に施工できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1(a)、(b)は本発明の実施の形態に係る樹脂系床タイル11の概略平面図及び概略断面図、(c)はその樹脂系床タイル11の一部の拡大断面図である。樹脂系床タイル(以下床タイルと略称する)11は、基本的には、樹脂で形成されたシート状体の表面に模様材を付与し、カレンダー加工して表面に流れのある模様12を形成したシート材から作られたコンポジションタイプのものである。すなわち、この床タイル11は、ベースとなる樹脂層に模様材を混入、一体化して模様12を生じさせた構成の樹脂1層で形成されている。更に、床タイル11は正方形状に作られており、その表面には、複数の略直線状の溝13が略平行に形成されている。
【0013】
床タイル11のベースとなる樹脂層の形成に用いる樹脂(主剤)は、加熱等によってカレンダー加工できる程度の可撓性を持たせることのできる合成樹脂であればよく、具体的には、ポリ塩化ビニル、及び、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンを例示できる。ポリオレフィンの場合には、粘結性付与のために、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、アクリル系樹脂、軟質ウレタン等と併用することが好ましい。
【0014】
これらの樹脂(主剤)内には、形成する床タイルに必要とされる強度、硬度、耐久性等を付与するため、炭酸カルシウムなどの充填材を含有させている。樹脂としてポリ塩化ビニルを用いる場合には、可塑性を付与するため、DOP(フタル酸ジ−2−エチルヘキシル)などの可塑剤を含ませている。また、樹脂内には、必要に応じ、製造工程の適性向上のため、あるいは物性改善のため、ステアリン酸亜鉛などの熱安定剤、粘結剤などを添加することもある。更に、床タイルを所望の色に着色して木材のような印象を与えるため、二酸化チタンや酸化鉄等の顔料からなる着色剤も含有させている。ここで、各組成物の含有率としては、樹脂としてポリ塩化ビニルを用いる場合、主剤である樹脂100重量部に対して、可塑剤30〜50重量部、充填剤450〜650重量部、熱安定剤0〜5重量部程度とすることが好ましい。また、樹脂としてポリオレフィンを用いる場合、主剤である樹脂(ポリオレフィン)100重量部に対して、粘結性付与用の樹脂50〜150重量部、充填剤800〜1200重量部、熱安定剤0〜10重量部程度とすることが好ましい。着色剤は、主剤樹脂としてポリ塩化ビニル、ポリオレフィンのいずれを使用した場合にも、着色剤を除いた全組成物100重量部に対して着色剤2〜15重量部程度とすることが好ましい。
【0015】
模様12を形成するために付与する模様材は、床タイル11のベースとなる樹脂層を形成するベース樹脂組成物(模様材を除いた他の樹脂組成物)に付与することで、その樹脂組成物に一体化して模様を現出させることができるものであればよく、好適な例としては、ベース樹脂組成物と同様な樹脂組成物を用い、含有させる着色剤(二酸化チタンや酸化鉄等の顔料など)の種類や含有率を変えることで、ベース樹脂組成物とは異なる色或いは濃度としたものを挙げることができる。この場合、模様材における各組成物の含有率は、着色剤を除いた他の組成物については、ベース樹脂組成物における各組成物の含有率にほぼ等しく設定しておくことが、模様材をベース樹脂組成物に対して良好に一体化させることができ、且つ模様材のある領域と無い領域の物性の差をなくし、全体を均質化できるので、好ましい。この模様材は、床タイル11の地の色(ベース樹脂組成物の色)と同系の色で濃度を変えたものを用いてもよいし、色の異なるものを用いても良い。また、模様材は1種類のみを用いてもよいし、必要に応じ濃度や色の異なるもの複数種類のものを用いても良い。複数種類の模様材を用いることで、一層複雑な模様12を形成でき、より木目に近い感じを与えることができる。
【0016】
床タイル11の大きさは、任意であるが、床タイルを貼り付けて形成したフローリングの美観や施工性を考慮すると、1辺が20〜90cm程度とすることが好ましく、更には、30〜60cm程度とすることが一層好ましい。床タイル11の厚さは、床タイルとして使用するのに必要な強度や剛性を確保できるように定められるもので、1〜4mm程度とすることが好ましい。
【0017】
床タイル11の表面に形成した溝13は、床タイル11の表面をその溝13で区切ることで、区切られた部分が木板のように見えるようにするためのものである。溝13を形成せず、床タイル11の表面に流れのある模様12があるのみでは、床タイル11が正方形であることと相まって、その表面が木目のようにはあまり見えないが、溝13を形成したことで、床タイル11の表面が複数の木板を敷き並べたパーケット風に見える。このため、表面に複数の溝13を形成した床タイル11を敷き並べて形成した床は、パーケットフローリング風に見え、特に、床タイル11を市松状に配置した場合には、一層パーケットフローリング風に見えて好ましい印象を与えることができる。
【0018】
床タイル11の模様12の流れの方向に対する辺の方向及び溝13の方向は、床タイル11を極力パーケット風に見えるようにするため、床タイル11の向かい合った辺が、流れのある模様12の流れ方向に平行になり、且つ溝13もその流れ方向に平行になるように定めることが好ましい。また、床タイル11に形成する複数の溝13の間隔は互いに等しくなるようにすると共に、その間隔が、床タイル11の辺とその辺にもっとも近い位置の溝13との間隔に等しくなるように設定することが好ましい。この構成とすることで、図1(a)に示すように、一定幅の木板が平行に並べられているような、パーケット風の良好な外観を与えることができる。床タイル11をパーケット風に見せるために好ましい溝13の間隔は、床タイル11の全体の大きさによっても異なるが、床タイル11の1辺を30〜60cmとした場合に、50〜150mmとすることが好ましく、更には、80〜120mmが一層好ましい。また、溝13の幅は、1〜10mmが好ましく、3〜6mmが一層好ましい。溝13の深さは、0.1〜2.0mmが好ましく、0.3〜1.2mmが一層好ましい。溝13の幅、深さを上記のように選定しておくと、溝13で区分された部分が、一層木板と木板を並べたように見え、きわめてパーケット風の外観を与える。溝13の断面形状は、U字状、V字状、コ字状等任意であるが、溝13の底部に、直角、鋭角などの角部があるとその部分から亀裂が入ることがあるので、図1(c)に示すように、丸み13aを付けておくことが好ましい。
【0019】
溝13の形成方法は、プレス加工などの公知の技法を適宜用いればよいが、最も簡単な方法としては切削を例示できる。切削によって溝13を形成する場合、カレンダー加工によって形成したシート材を所定サイズの床タイルに打ち抜いた後、溝加工を行ってもよいし、打ち抜く前に、長尺のシート材に対して溝加工を行ってもよい。
【0020】
床タイル11の各辺には、表面側に面取り14を施している。これにより、床タイル11を、模様が平行となるように且つ端縁同士を突き合わせて貼り付けて床面を形成した場合、突き合わせた位置の面取り14、14が溝13と同じように見え、床面全体が一様に見えるという利点が得られる。
【0021】
以上の構成になる床タイル11は床に貼り付けてフローリングを形成するために使用される。その際、すべての床タイル11を、模様が平行になるように貼り付けてもよいし、図2に示すように床タイル11を市松状に(すなわち隣接した床タイルの向きが直角方向に異なるように)貼り付けてもよく、いずれの場合にも、パーケットフローリング風の印象を与えることができる。また、床タイル11は正方形であるので、施工が容易である。
【0022】
次に、上記構成の床タイル11を製造方法を説明する。図3において、原料タンク21、22等から樹脂ペレットや充填材等の原料が混合機23に供給され、混合された後、バンバリミキサー24に供給され、バンバリーミキサー24で、溶融、混練される。その後、溶融、混練された樹脂組成物が、ミキシングロール25に巻き付けられ、厚いシート状体26が形成される。次に、このシート状体26の表面に模様材27が付与される。その後、模様材27を付与されたシート状体26はカレンダー加工装置30に送られ、カレンダー加工されることで、長尺のシート材31が形成され、打ち抜き装置33によって正方形状に打ち抜かれ、溝加工する前の床タイル11Aが製造される。その後、床タイル11Aの表面に切削加工を施して、溝13(図1参照)を形成することで、図1に示す床タイル11が製造される。なお、溝加工は、シート材31を正方形状に打ち抜いた後で行う場合に限らず、打ち抜き前に行うことも可能である。すなわち、カレンダー加工された後の長尺のシート材31を長手方向に送りながら、そのシート材31に対して、シート材31の幅方向の複数箇所に、長手方向に溝加工を連続的に行い、その後、そのシート材31を正方形状に打ち抜いて、床タイル11を製造することもできる。
【実施例】
【0023】
[実施例1]
表1に示す組成の樹脂組成物と着色剤(二酸化チタン10重量部+Fe23
0.1重量部)を、樹脂組成物100重量部、着色剤10重量部の割合で混合機23に投入して混合し、次いで、バンバリーミキサー24に入れて、溶融、混練し、その後、ミキシングロール25に巻き付けてシート状体26を形成し、そのシート状体に対して模様材27を、シート状体100重量部に対して模様材3重量部の割合で付与した。ここで用いた模様材27は、着色剤として、二酸化チタン5重量部+Fe23 0.1重量部+黄色酸化鉄0.2重量部を用いた以外は、シート状体26を形成した樹脂組成物と同一組成のものである。ミキシングロール25の周面上のシート状体26に模様材27を付与した後、そのシート状体26にカレンダー加工を施し、ラインの流れ方向に16倍に延伸して、厚さ2.5mmのシート材31を作成し、そのシート材31を一辺400mmの正方形状に打ち抜いて、溝加工前の床タイル11Aを作成した。次いで、その床タイル11Aの表面に切削によって溝加工を施し、溝幅4mm、溝深さ0.3mmのU字状断面の溝13を100mm間隔で形成し、図1に示すような床タイル11を作成した。得られた床タイル11の表面を観察したところ、表面には、濃淡によって流れのある模様12が形成されており、平行に形成された溝13の存在とあいまって、木板を並べたようなパーケット風の外観を呈していた。得られた床タイルの表面をスキャナで読み込んで作成した画像を図4に示す。
【0024】
【表1】






【0025】
[実施例2]
表2に示す組成の樹脂コンパウンドを用いた以外は実施例1と同一の仕様で床タイルを作成した。得られた床タイルの表面を観察したところ、やはり表面には、濃淡によって流れのある模様12が形成されており、平行に形成された溝13の存在とあいまって、木板を並べたようなパーケット風の外観を呈していた。
【0026】
【表2】






【0027】
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で適宜変更可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】(a)、(b)は本発明の実施の形態に係る樹脂系床タイルの概略平面図及び概略断面図、(c)はその床タイルの一部の概略断面図
【図2】床タイルを市松状に貼り付けて形成した床の概略平面図
【図3】床タイルの製造工程を説明する概略工程図
【図4】実施例1の床タイルの表面図
【図5】従来の長方形状の床タイルの概略平面図
【図6】従来の長方形状の床タイルの貼り付け例を示す概略平面図
【符号の説明】
【0029】
11 樹脂系床タイル
12 模様
13 溝
21、22 原料タンク
23 混合機
24 バンバリーミキサー
25 ミキシングロール
26 シート状体
27 模様材
30 カレンダー加工装置
31 シート材
33 打ち抜き装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂で形成されたシート状体の表面に模様材を付与し、カレンダー加工して表面に流れのある模様を形成したシート材から作られた樹脂系床タイルであって、全体が正方形に形成されると共に表面に複数の略直線状の溝が略平行に形成されていることを特徴とする樹脂系床タイル。
【請求項2】
前記複数の溝が、前記正方形の1辺に略平行に且つ一定間隔で形成されており、その間隔が50〜150mmの範囲内に定められていることを特徴とする請求項1記載の樹脂系床タイル。
【請求項3】
前記正方形の1辺が、20〜90cmの範囲内に定められていることを特徴とする請求項1又は2記載の樹脂系床タイル。
【請求項4】
前記溝の幅が1〜10mmの範囲内に定められていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の樹脂系床タイル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−146563(P2007−146563A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−344764(P2005−344764)
【出願日】平成17年11月29日(2005.11.29)
【出願人】(000003975)日東紡績株式会社 (251)
【Fターム(参考)】