説明

橋脚用一体型移動足場

【目的】 少ない資材で十分な強度を有する一体型の移動可能な足場を構成し、足場の取り付けは短時間ですみ、上下への移動も簡単容易で、安定性が高く橋脚等が傾斜していても作業台を容易に水平に取付けられる。
【構成】 縦材21と横材22とで格子状に組立てた足場台4には浮力体29を脱着可能とし、床にはエキスパントメタル28等をはり、その中央の内部両側に角度円盤38を固定し、角度円盤38aを固着した2本の摩擦軽減材を入れたスライドパイプ30、31中を摺動可能とした長さ変更を油圧駆動等で可能とした支柱2、3の上下両端に足場取付け体19への係合面に摩擦強化材20および各種厚さのアダプターを取付けた油圧駆動等のクランプ1を固着し、両角度円盤38、38aの角度の相対的変更を油圧駆動等で可能にして重合した橋脚用一体型移動足場。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この考案は、桟橋の橋脚等の足場取付け体に作業台の傾斜角度を自由に変化させることができる足場を取付け取外し自在に設けることができるようにした橋脚用一体型移動足場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、桟橋の橋脚等の足場取付け体等を補修するために使用される足場は、海底地盤上において長短の単管等のパイプをクランプ金具や番線などを用いて縦、横に組み、これらを結合して仮設足場を組立てその上に足場板を渡して、その上で作業を行う固定足場、またはこれと同様な足場を橋脚の上部からチェーン等で吊るようにした吊り足場、あるいは縦横の単管等のパイプを地上で組み立てこれに浮力体を取付けて仮設足場を組立てた浮き足場が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 前記従来の単管等を結合した固定仮設足場および吊り足場は、■水中における作業が多いので組み立てるのに多くの時間を必要とし、■同じ場所の水面上と水面下の作業を行うには足場板を掛け替えるか増設しなければならず、特に水面下の作業は困難でその作業にも多くの時間を必要とし、■小範囲の足場を組めば足場用の資材は少なくてすむが、作業範囲が広い場合には何度も仮設足場を掛け替えねばならず、多くの作業員が必要であるとともに多くの時間を必要とし、■浮き足場は波浪が大きい時は特に足場の安定性が悪く作業の安全性を保つことが困難であるという欠点があった。
【0004】 この考案は、前記の欠点を解消し、少ない資材で十分な強度を有する一体型の移動可能な足場を構成し、足場の固定に時間をかけることが少なく、水面の上下への移動も簡単かつ容易で、安定性が高く橋脚等の足場取付け体が直立していない場合でも作業台を容易に水平に取付けることができる橋脚用一体型移動足場を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この考案は前記の欠点を解消するため、縦材と横材とで格子状に組立てた足場台の中央の内部両側に角度円盤を固定し、角度円盤を固着した2本のスライドパイプ中を摺動可能とした支柱の上下両端に足場取付け体に係合するクランプを固着し、前記両角度円盤の角度を相対的に変更可能に重合した橋脚用一体型移動足場、または前記足場においてスライドパイプに摩擦軽減材を封入した橋脚用一体型移動足場、または前記足場においてクランプの足場取付け体に接する摩擦固定面に摩擦強化材を取付けた橋脚用一体型移動足場、または前記足場においてクランプの足場取付け体に接する面に足場取付け体の径に対応する厚さのアダプターを取付けた橋脚用一体型移動足場、または前記足場において支柱を入子式とし、その長さを変更可能とした橋脚用一体型移動足場、または前記足場において足場台に脱着可能な浮力体を取付けた橋脚用一体型移動足場、または前記足場において足場台の床にエキスパンドメタルを張設した橋脚用一体型移動足場、または前記足場においてクランプの固定クランプと可動クランプとの間に油圧または空気シリンダーを取付けた橋脚一体型移動足場、または前記足場において支柱とスライドパイプの間に油圧または空気シリンダーを取付けた橋脚用一体型移動足場、または前記足場において足場台の縦材とスライドパイプとの間に油圧または空気シリンダーを取付けた橋脚用一体型移動足場からなる手段を講じるものである。
【0006】
【作用】 この考案の作用について、実施例を参照して説明する。 この考案の橋脚用一体型移動足場は、図1に示すように支柱2、3、クランプ1、スライドパイプ30、31、足場台4の殆どが中空角形鋼材を組立てて構成されているので、軽量で取扱いが容易であるため、工場や現場等の地上において製作することができ、これを橋脚等の足場取付け体19に取付けるには、支柱2、3部分を足場台4と平行になるように倒してクレーン車等で取付け場所に運ぶか、支柱2、3部分を足場台4から取り外して別々にトラツク等で運んで現場で組立ててもよい。この場合取付けるべき橋脚等の足場取付け体19の径が上下同一の時は同じ大きさのクランプ1を2個使用すればよいが、足場取付け体19の径が上部と下部で異なるときは、大小2個のクランプ1、1aを用意する必要がある。しかし、足場取付け体19の径の差が余り大きくない場合は、クランプ1の締付け部分に鋼材やこれに類するアダプターを取付けることにより、同一のクランプ1のみ2個で共用できる。
【0007】 この考案の橋脚用一体型移動足場を橋脚等の足場取付け体19に取付けるには、クレーン等によって足場全体を足場取付け体19の近辺まで吊り下ろし、可動クランプ10、11の解放端縁16、17に嵌挿されたボルト18を取外して、図2の2点鎖線で示すように可動クランプ10、11を大きく開いておくようにする。つぎに、橋上または舟上の作業員が横材22のない部分から移動足場4を足場取付け体19まで引き込んだ後、可動クランプ10、11の解放端縁16、17にボルト18を嵌挿させ締め付けるようにする。クランプ1が足場取付け体19と接する部分には摩擦強化材20が取付けられているので、表面が滑りやすい橋脚のようなものでも確実に固定することができる。この際、固定クランプ7と可動クランプ10、11との間に油圧シリンダーまたは空気シリンダーが取付けられている場合は、この動力により容易に可動クランプ10、11を足場取付け体19に強力に締め付けることができる。 なお、上記の作業は作業員の人力で足場の移動を行っているが、足場台4上に油圧または空気シリンダーあるいは油圧または空気ホイストを取付けておくことにより足場取付け体19にワイヤー等を係合させるだけで足場台4を容易に移動させることができる。
【0008】 足場台4の位置を上下させるには、チェーンブロック(図示しない)を橋桁等に取付けチェーンを足場台4のスライドパイプ30、31の外側部の縦材21、21に係合させスライドパイプ30、31の摩擦軽減材取付部32内に封入された摩擦軽減材によって内部の支柱2、3を容易に上下させることができる。この際、スライドパイプ30、31と支柱2、3との間に油圧シリンダーまたは空気シリンダーを取付けてある場合は、この動力によりさらに容易に足場台4の位置を移動させることができる。
【0009】 橋脚等の足場取付け体19が傾斜している場合、支柱2、3と足場台4とが直角に交わっていると、足場取付け体19に上下のクランプ1または1aで支柱2、3を取付けると、足場台4の半分程度は傾斜して水没してしまうので、支柱2、3と足場台4を足場取付け体19の傾斜角に応じて傾斜させる必要があるが、この場合は、内部に支柱2、3を嵌合したスライドパイプ30、31に取付けられた角度円盤38と、足場台4の枠体41に取付けられた角度円盤38aの透孔39の位置を傾斜角度に応じてずらせた状態でピンを嵌入することにより足場台4を水面に平行な状態に支持することができる。その際スライドパイプ30、31に取付けられた角度円盤38と足場台4に取付けられた角度円盤38aとをずらすには相当の力を要するので、スライドパイプ30、31と枠体41の縦材21との間に油圧または空気シリンダーを設けることにより支柱2、3と足場台4との傾斜角の変更を容易に行うことができる。
【0010】
【実施例】 この考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は、この考案の最も標準的な橋脚用一体型移動足場を示すもので、中心部に上下に橋脚等の足場取付け体に固定するためのクランプ1または1aを取付けた2本の支柱2、3が設けられ、この支柱2、3の周囲に支柱2、3に直角に交わり、かつ支柱2、3の長さの中央部付近にほぼ正方形の足場台4が上下動および傾斜可能に取付けられて構成されている。この場合、工事の施工範囲の変動にによって水深が変わるような場合に対応できるように、支柱2、3を入子式等にして支柱2、3の長さを変更できるようにしておくとよい。
【0011】 図2および図3において、正六角形を半割にし、その開放された平行する二辺の両外側に支柱2、3を固着する取付け部5、6が設けられた固定クランプ7の左右の開放端部8、9に、固定クランプ7とほぼ対称形をなしその中央部を切り欠いた形状の左右2本の可動クランプ10、11がその基部12、13に設けられた軸14、15によって回動可能に枢着され、その開放端縁16、17の間隔は解放端縁16、17に嵌挿されたボルト18によって調節可能となっており、このボルト18を締め付けたとき固定クランプ7および可動クランプ10、11が2点鎖線で示す橋脚等の足場取付け体19に接する摩擦固定面にゴム、合成樹脂その他の摩擦強化材20が取付けられており強固に締め付けることができる。
図1には足場取付け体19の径が上部より下部の径が小さい場合について記載されているが、このような場合には、上部のクランプ1の大きさより下部の足場取付け体19の径に適合する小形のクランプ1aを支柱2、3の下端に取付けるものである。 なお、足場取付け体19の径の差が少ない場合は、クランプ1の摩擦強化材20の取付け部に適当な厚さの鋼材、硬質ゴム、硬質合成樹脂等のアダプターを取付けることにより強固に締め付けることができるので、同一のクランプ1のみにより作業を行うことができる。
【0012】 足場台4は、図1に示すように中空の角形鋼材、アルミ型材等からなる棒状体を縦材21と横材22とし、これらを格子状に組み全体の形状が一部分を除いて四角形になるようにする。足場台4を足場取付け体19へ取付けるのを容易にするために、その最前部と2番目の横材22はその中央部の2本だけ取り除いた状態とし、可動クランプ10、11が足場台4の前方中央の横材22がない方向を向くように取付けるが、取付け終了後に縦材21に枢着等により下方に下げた横材22を水平になるように上げ、その他端を対向する縦材21に固定させて足場台4の強度を強化するようにしてもよい。
【0013】 足場台4に十分な強度を与えるために4本の縦材21と前部から2番目の横材22bとの交点23a、23b、23c、23dおよび3番目の横材22cとの交点24a、24b、24c、24dに垂直柱25を取付け、それら8か所の垂直柱25の下端部25aを縦材21と横材22とで2個の長方形に組み、かつ縦材21と前から2番目の横材22bとの交点23a、23b、23c、23dにおける垂直柱25の4か所の前方の下端部25aと、各縦材21における最前部の横材22aと2番目の横材22bとの中間点26aとの間にそれぞれ斜材27aを取付けるとともに、残りの後方の垂直柱25の下端部25aと各縦材21における最後部の横材22dと3番目の横材22cの中間点26bとの間にもそれぞれ斜材27bを取付け、これらの前記前方の2個の中間点26a、26a間および後方の2個の中間点26b、26b間にも2個の横材22eおよび2個の横材22fを取付ける。そして、このようにして構成された多数の四角形の空間のうち作業員が載って作業を行う場所には、エキスパンドメタル28が張設されるが、金網、合成繊維性網、板状体その他の多孔性で軽量かつ支持力の確実な支持体を使用することができる。 また、足場台4をより軽量にするために、足場台の四隅に発泡スチロール等の脱着可能な2点鎖線で示す浮力体29を取付けることにより、足場台4の移動作業を容易に行うことができる。
【0014】 図1において、左右の支柱2、3の長さの中央部付近には左右のスライドパイプ30、31が嵌合されており、その上部および下部には摩擦軽減材を封入した摩擦軽減材取付部32が設けられており、図4(A)および(B)に示すように、摩擦軽減材取付部32には摩擦軽減材の封入孔(図示しない)を閉じる蓋33が設けられ、その上下のねじ孔34にはボルトまたはねじ35が嵌入され、スライドパイプ30、31に摩擦軽減材取付部32が固定されスライドパイプ30、31を支柱2、3の適当な位置に軽快に摺動させて所定の位置に固定させることができる。 なお、スライドパイプ30、31の移動は手動に代えて支柱2、3とスライドパイプ30、31との間に油圧シリンダーまたは空気シリンダーを取付けて動力で移動させることができる。
【0015】 図4(A)および図5(A)に示すように、左右のスライドパイプ30、31の側面には縦フランジ36および横フランジ37を固着した角度円盤38が縦フランジ36、横フランジ37によって足場取付け体19と反対方向を向くように固着され、図5(B)に示すように、角度円盤38および角度円盤38aには90度を4分割する程度の透孔39が両角度円盤38、38aの中心を挟んで対向して設けられている。そして、この角度円盤38と同一径の短軸40を有する角度円盤38aが、前記足場台4を構成する4本の縦材21のうち内側にある2本の縦材21、21とその下方の同様の2本の縦材21a、21aならびに垂直柱25、25で長方形の枠41を形成し、この枠41内に角度円盤38aの短軸40を挟んで垂直柱25b、25bを設けて短軸40の前後方向の移動をなくし、かつ角度円盤38aの回転を不能にし、短軸40は足場台4の回転軸となって足場台4を支持している。
【0016】 通常は両方の角度円盤38、38aの同一位置の透孔39にピン(図示しない)を嵌入させて支柱2、3と足場台4とが直角をなし足場台4が水平となるようにして使用するが、支柱2、3と足場台4とを所要の角度に傾斜させる必要があるときは、角度円盤38の透孔39と角度円盤38aの透孔39の位置を適宜ずらせてピンを嵌入させることにより支柱2、3に対して足場台4が傾斜するようになっている。 なお、足場台4とスライドパイプ30、31の角度を変更する際は手動に代えて縦材21とスライドパイプ30、31との間に油圧または空気シリンダーを取付けて動力で移動させることができる。
【0017】
【考案の効果】 請求項1の考案は、縦材と横材を格子状に組んだ一体型であるので、簡単な構造であって十分な強度を有しており、かつ上下2か所のクランプを足場取付け体に係合して締付け、または緩めるだけで足場台を固定または解放できるので、施工場所に応じて水中を移動させるのがきわめて容易であり、移動に要する人員と時間を大幅に減少させることができるとともに、足場台の移動によって少数の足場で広い面積の作業が可能であり、また2本の支柱に沿って上下動するスライドパイプに足場台が取付けられているので、足場台を容易に上下させることができ、そのため水面上と水中の作業を足場を組替えたり、足場板を増設することなしに、水面上と水中の作業を連続して容易に行うことができ、さらにスライドパイプを介して支柱に取付けた角度円盤と、足場台に取付けた角度円盤との相対角度を変更することによって、傾斜した橋脚等の足場取付け体に支柱を取付けても足場台は水平を保つようにすることができ、傾斜した橋脚に共用できる。
【0018】 請求項2の考案は、請求項1の効果のほかに、支柱に対してスライドパイプを移動させるのにスライドパイプ内に摩擦軽減材が封入されているので、小さな力で適所に垂直移動を行うことができる。 請求項3の考案は、請求項2の効果のほかに、クランプの摩擦固定面に摩擦強化材が取付けられているので、コンクリート巻きたて面等の凹凸を有する面にも小さな力で確実に固定できる。 請求項4の考案は、請求項3の効果のほかに、足場取付け体の径が変わってもその変化に対応する厚さのアタダプターを取付けることができるので、同一のクランプを付けた足場でも径の異なる橋脚等に対応できる。
【0019】 請求項5の考案は、請求項4の効果のほかに、支柱の長さを変更できるので、水深が深浅に応じて高低の位置の作業を施工できる。 請求項6の考案は、請求項5の効果のほかに、足場台に脱着可能な浮力体が取付けられるので、足場全体の重量が軽くなるため足場の移動が容易になり、また浮力体が脱着可能であるため荒天時に取り除くことにより浮力体による動揺がないため耐波浪性がよく、工事の施工を容易に行うことができ、荒天時の安全性が高い。 請求項7の考案は、請求項6の効果のほかに、軽量で相当の強度がある上、足場台を上下動させる際に床面が受ける水をエキスパンドメタルの多数の孔から逃がすことにより床面が受ける水圧を少なくして足場台の上下動を容易にすることができる。
【0020】 請求項8の考案は、請求項7の効果のほかに、クランプの作動に動力を使用しているので、橋脚への取付けが容易で強力である。 請求項9の考案は、請求項8の効果のほかに、スライドパイプを上下させるのに動力を使用しているので、省力化に役立たせることができる。 請求項10の考案は、請求項9の効果のほかに、足場台の重量は中空角材の使用にもかかわらず相当に重く、足場台を支柱に対して傾斜させるには人力では多数の人員を必要とするが、足場台と支柱が嵌入されているスライドパイプとの間に動力が使用されているので、足場台と支柱との相対角度の変更を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】クランプ部分の拡大平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】(A)図は、スライドパイプの拡大正面図、(B)図は摩擦軽減材取付部の拡大正面図である。
【図5】(A)図は、足場台の中央部の一部の拡大平面図、(B)図は、その側面図である。
【符号の説明】
1 クランプ
2 支柱
3 支柱
4 足場台
7 固定クランプ
10 可動クランプ
11 可動クランプ
19 足場取付け体
20 摩擦強化材
21 縦材
22 横材
28 エキスパンドメタル
29 浮力体
30 スライドパイプ
31 スライドパイプ
38 角度円盤
38a 角度円盤

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 縦材(21)と横材(22)とで格子状に組立てた足場台(4)の中央の内部両側に角度円盤(38a)を固定し、角度円盤(38)を固着した2本のスライドパイプ(30)、(31)中を摺動可能とした支柱(2)、(3)の上下両端に足場取付け体(19)に係合するクランプ(1)、(1a)を固着し、前記両角度円盤(38)、(38a)の角度を相対的に変更可能に重合した橋脚用一体型移動足場。
【請求項2】 スライドパイプ(30)、(31)に摩擦軽減材を封入した請求項1に記載の橋脚用一体型移動足場。
【請求項3】 クランプ(1)の足場取付け体(19)に接する摩擦固定面に摩擦強化材(20)を取付けた請求項1または請求項2に記載の橋脚用一体型移動足場。
【請求項4】 クランプ(1)の足場取付け体(19)に接する面に足場取付け体(19)の径に対応する厚さのアダプターを取付けた請求項1、請求項2または請求項3に記載の橋脚用一体型移動足場。
【請求項5】 支柱(2)、(3)を入子式とし、その長さを変更可能とした請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の橋脚用一体型移動足場。
【請求項6】 足場台(4)に脱着可能な浮力体(29)を取付けた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載の橋脚用一体型移動足場。
【請求項7】 足場台(4)の床にエキスパンドメタル(28)を張設した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に記載の橋脚用一体型移動足場。
【請求項8】 クランプ(1)の固定クランプ(7)と可動クランプ(10)、(11)との間に油圧または空気シリンダーを取付けた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6または請求項7に記載の橋脚用一体型移動足場。
【請求項9】 支柱(2)、(3)とスライドパイプ(30)、(31)の間に油圧または空気シリンダーを取付けた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8に記載の橋脚用一体型移動足場。
【請求項10】 足場台(4)の縦材(21)とスライドパイプ(30)、(31)との間に油圧または空気シリンダーを取付けた請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8または請求項9に記載の橋脚用一体型移動足場。

【図2】
image rotate


【図3】
image rotate


【図1】
image rotate


【図4】
image rotate


【図5】
image rotate


【登録番号】第3010254号
【登録日】平成7年(1995)2月15日
【発行日】平成7年(1995)4月25日
【考案の名称】橋脚用一体型移動足場
【国際特許分類】
【評価書の請求】有
【出願番号】実願平6−13929
【出願日】平成6年(1994)10月17日
【出願人】(393030899)アジア海洋作業株式会社 (4)