説明

機能性繊維処理剤

【課題】 自動車用フロアーマットなどの繊維製品を汚れにくくし、外部から持ち込まれるアレルゲン物質を不活化させたり、細菌やカビを死滅あるいは繁殖を抑制させることのできる抗菌性をフロアーマットなどの繊維製品に付与したりすることができる機能性繊維処理剤を提供する。
【解決手段】 変性オルガノシリケートなどの有機物誘導体及び無機化合物から選ばれる微粒子化合物1〜10wt%と、Ag微粒子でなる無機微粒子やアミノ酸誘導体でなるアレルゲン不活化剤0.05〜1wt%と、アルコール10〜50wt%と、カチオン系四級アンモニウム塩0.05〜1.0wt%と、溶媒としての水と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機能性繊維処理剤、特に、自動車のフロアーマットなどの処理に好適に使用することのできる機能性繊維処理剤に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、両性界面活性剤としてのアルキルポリアミノエチルグリシン又はその塩、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、イミダゾリウム化合物のうちの少なくとも1種類を含有する抗アレルゲン組成物が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。そして、特許文献1によると、上掲の抗アレルゲン組成物は、繊維又は繊維製品に加工することにより、それらの繊維又は繊維製品にアレルゲン性を低減化させる機能を付与することができるとされている。さらに、この抗アレルゲン組成物の使用形態は特に限定されず、たとえば、水溶性溶液、スプレー、エアゾール、ペースト、粉剤などの都合のよい形で使用することができるけれども、液状のものが特に取り扱いやすい旨、説明されている。
【0003】
また、繊維表面に花粉付着防止性能を付与することについて様々な研究が行われている(たとえば、特許文献2〜4参照)。
【特許文献1】特開2006−265754号公報(0011、0016)
【特許文献2】特開2005−350839号公報
【特許文献3】特開2004−3046号公報
【特許文献4】特開2004−238788号公報
【0004】
一方、繊維製品としての自動車のフロアーマットに着目すると、このフロアーマットには、靴に付着した外部の汚染物質が持ち込まれることが多く、雨の日などには、車に乗り込むと必ずフロアーマットが水で濡れてしまって細菌やカビが繁殖しやすい環境が作り上げられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、フロアーマットをはじめとする繊維製品を汚れにくくするだけでなく、外部から持ち込まれるアレルゲン物質を不活化させたり、細菌やカビを死滅あるいは繁殖を抑制させることのできる抗菌性を繊維製品に付与したりすることができるようにして、その繊維製品の設置場所、たとえばフロアーマットについては車内空間の清浄化を図ることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る機能性繊維処理剤は、変性オルガノシリケートなどの有機物誘導体及び無機化合物から選ばれる微粒子化合物と、渋柿、タンニン酸、ポリフェノール系化合物、カテキン、キチン、キトサン、酸化ジルコニウム化合物、Ag微粒子でなる無機微粒子、アミノ酸誘導体でなるアレルゲン不活化剤から選ばれる1種又は複数種と、アルコールと、カチオン系四級アンモニウム塩と、溶媒としての水と、を含んでいる。特に、渋柿、タンニン酸、ポリフェノール系化合物、カテキン、キチン、キトサン、酸化ジルコニウム化合物、Ag微粒子でなる無機微粒子、アミノ酸誘導体でなるアレルゲン不活化剤の中では、Ag微粒子でなる無機微粒子だけを選択することも、アミノ酸誘導体でなるアレルゲン不活化剤だけを選択することも、Ag微粒子でなる無機微粒子とアミノ酸誘導体でなるアレルゲン不活化剤とを選択することも可能である。
【0007】
この機能性繊維処理剤において、微粒子化合物はその有効分の含有量が1〜10wt%、特に2〜5wt%であることが望ましい。
【0008】
また、アレルゲン不活化剤はその有効分の含有量が0.05〜1wt%、特に0.1〜0.5wt%であることが望ましい。
【0009】
アルコールはその含有量が10〜50wt%であることが望ましい。
【0010】
カチオン系四級アンモニウム塩はその含有量が0.05〜1.0wt%であることが望ましい。
【0011】
機能性繊維処理剤に含まれる上記微粒子化合物は、繊維表面に付着することにより、花粉やドライ汚れなどが付着または繊維間に入ることのできるスペースを狭めることに役立つだけでなく、繊維表面に微細な凹凸を作り出して花粉やドライ汚れが付着しても点接着にすることに役立つ。そのため、微粒子化合物を含有していることにより、花粉やドライ汚れが繊維に付着しにくくなり、付着した場合にはそれらが落ちやすくなる。微粒子化合物の含有量(添加量)が1wt%より少ないと防汚効果が出なくなり、10wt%より多くなると繊維表面に過剰に付着してしまって繊維表面が白っぽくなったり、繊維の風合いが硬くなるおそれがある。
【0012】
機能性繊維処理剤には渋柿、タンニン酸、ポリフェノール系化合物、カテキン、キチン、キトサン、酸化ジルコニウム化合物、Ag微粒子でなる無機微粒子、アミノ酸誘導体でなるアレルゲン不活化剤から選ばれる1種又は複数種が含まれるけれども、それらのうちでは無機微粒子やアミノ酸誘導体を選択することが最も好ましい。その理由として、渋柿やタンニン酸などのその他のものは色がついているものが多いため、繊維などを処理すると繊維に色がつく可能性があることによる。
【0013】
無機微粒子やアミノ酸誘導体といった上掲のアレルゲン不活化剤は、近年問題となっているアレルギー疾患の原因となる杉花粉アレルゲン、ダニアレルゲンなどのアレルギー発症物質(いわゆるアレルゲン)と接触することによりアレルゲンを不活化させる性質を持っている。アレルゲン不活化剤の含有量(添加量)が多いと防汚性能が悪くなることが判っている。添加量が0.05wt%より少ないとアレルゲンの不活化効果がほとんど出なくなるおそれがある。1wt%を超えると不活化効果は十分に出るけれども、防汚効果が悪くなって、かえって汚れやすくなるので好ましくない。
【0014】
アルコールを添加することにより、水になじみにくい繊維表面(特に水になじみにくいポリエステルやポリプロピレンからなる合成繊維)に対して液がぬれやすくなり、液をスプレーしたときに液が繊維全体に広がるのを助ける働きが与えられる。また、水よりも速乾性があるので、繊維に処理した後の乾燥工程における乾燥時間の短縮も図れる。さらに、アルコールによる殺菌効果も期待できる。アルコールの含有量が10wt%以下であると繊維表面が濡れにくく、乾きも遅くなる。50wt%を超えると乾燥性は良くなるけれども、引火性の問題が出てくるので好ましくない。なお、アルコールの含有量が60%超えると法規上の危険物扱いになるので好ましくない。
【0015】
カチオン系四級アンモニウム塩は、通常、殺菌剤や抗菌剤として広く使われるものであり、今回の発明においては当初繊維表面に抗菌性を持たせるために配合していた。しかし研究を続けていくに従い、アレルゲンの不活化効果も有し、しかも前記にて述べたアレルゲン不活化剤と組み合わせることによりその効果が向上させることがわかった。カチオン系四級アンモニウム塩の含有量(添加量)が0.05wt%より少ないと十分な抗菌効果が出ない。また、1.0wt%を超えると抗菌効果は十分に出るが防汚効果が悪くなり、かえって汚れやすくなるので好ましくない。また、1種類のカチオン系四級アンモニウム塩を使うより、複数のカチオン系四級アンモニウム塩を組み合わせたほうが効果が出やすいので好ましい。
【0016】
アレルゲンの不活化剤やカチオン系四級アンモニウム塩を多く添加すると、防汚性が低下する傾向にあり、防汚性を維持するならばできるだけ添加量を少なくするほうがよい。また、アレルゲンの不活化剤やカチオン系四級アンモニウム塩を組み合わせると、少量の添加で十分な効果が出るのでそれぞれ単独を添加するよりもそれぞれの成分の添加効果が増長される。
【0017】
水にはイオン交換水を好適に用いることができる。水は溶媒として使用されている。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように、本発明の機能性繊維処理剤で繊維を処理することによって以下に掲げた3つの効果が繊維に同時に付与されるという効果が奏される。
【0019】
(1)花粉や砂埃などのドライ汚れの付着の低減や固着が防止され、繊維表面に乗った汚れをはたくだけで除去することができ、汚れの種類によっては取りにくい場合があるが、そのような場合でも掃除機等で簡単に除去することができる。
(2)繊維表面に花粉やダニアレルゲンを不活化する機能を付加できる。
(3)繊維表面に抗菌効果を付与できる。
【0020】
上掲の(1)(2)(3)の効果は、自動車のフロアーマットを本発明の機能性繊維処理剤で処理することによっても同様に奏される。したがって、フロアーマットを汚れにくくすることができるだけでなく、外部から持ち込まれるアレルゲン物質を不活化させたり、フロアーマットに付与される抗菌性によって細菌やカビの死滅あるいは繁殖の抑制が促進されて車内空間の清浄化が図られる。
【0021】
また、本発明の機能性繊維処理剤は、ハンドスプレーやエアゾールなどを用いてフロアーマットなどの繊維製品に均一に塗布することができ、また、常温乾燥させるだけで済むので、繊維処理によくある熱を加える必要がないという取扱上の利点もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下に実施例及び比較例を説明する。なお、実施例及び比較例では、機能性繊維処理剤に含有させる微粒子化合物、アレルゲン不活化剤、アルコール、カチオン系四級アンモニウム塩として、下記に掲げたものから選択使用した。
【0023】
<微粒子化合物>
・BAYGARD AS・・・ランクセス株式会社製の変性オルガノシリケートの水分散体。イオン性:カチオン。有効分10%
・パラファインDP・・・大原パラヂウム化学株式会社製の変性オルガノシリケートとアミノ酸誘導体の水分散体。イオン性:カチオン。有効分7%
・スノーテックスC・・・日産化学工業株式会社製のコロイダルシリカ溶液。有効分20%
【0024】
<アレルゲン不活化剤>
・パラファインANA−5・・・大原パラヂウム化学株式会社製のアミノ酸系誘導体の水分散液。アミノ酸誘導体含有量20%
・パラファインANA−2・・・大原パラヂウム化学株式会社製の無機微粒子の水分散体。有効分25%
【0025】
<アルコール>
・エタノール
・イソプロピルアルコール
【0026】
<カチオン系四級アンモニウム塩>
・サニゾールB−50・・・株式会社花王製のアルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド。有効分50%
・BARDAC LF・・・ロンザジャパン株式会社製のジデシルジメチルアンモニウムクロライド。有効分50%
・BARDAC 205M・・・ロンザジャパン株式会社製のアルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド(20%)、オクチルデシルジメチルアンモニウムクロライド(15%)#、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド(7.5%)、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド(7.5%)の混合溶液有効分50%濃度、10%のエタノールを含む水溶解液
【0027】
実施例1
スノーテックスC 30.0
パラファインANA−2 5.0
IPA(イソプロピルアルコール) 10.0
BARDAC 205M 0.2
イオン交換水 54.8
100.0wt%

上記のごとく、イオン交換水以外の成分を54.8wt%のイオン交換水に溶解または分散させてサンプルを調整した。
尚、上記の各成分中アルコールと水以外の成分について、それらの成分の割合は有効分の割合を示すものではない。有効分の割合は、各成分の有効分の濃度に基づいて、上記各成分の割合から算出される割合である。以下の実施例及び比較例に付いても同様である。
【0028】
実施例2
パラファインDP 30.0
パラファインANA−2 5.0
IPA(イソプロピルアルコール) 20.0
サニゾールB−50 0.5
イオン交換水 44.5
100.0wt%

上記のごとく、イオン交換水以外の成分を44.5wt%のイオン交換水に溶解または分散させてサンプルを調整した。
【0029】
実施例3
BAYGARD AS 30.0
パラファインANA−5 5.0
エタノール 30.0
BARDAC LF 0.5
イオン交換水 34.5
100.0wt%

上記のごとく、イオン交換水以外の成分を34.5wt%のイオン交換水に溶解または分散させてサンプルを調整した。
【0030】
実施例4
BAYGARD AS 30.0
パラファインANA−5 5.0
エタノール 20.0
BARDAC 205M 0.5
イオン交換水 44.5
100.0wt%

上記のごとく、イオン交換水以外の成分を44.5wt%のイオン交換水に溶解または分散させてサンプルを調整した。
【0031】
比較例1
エタノール 40.0
イオン交換水 60.0
100.0wt%

上記のごとく、イオン交換水以外の成分を60wt%のイオン交換水に溶解または分散させてサンプルを調整した。
【0032】
比較例2
スノーテックスC 30.0
IPA(イソプロピルアルコール) 10.0
イオン交換水 60.0
100.0wt%

上記のごとく、イオン交換水以外の成分を60wt%のイオン交換水に溶解または分散させてサンプルを調整した。
【0033】
比較例3
パラファインANA−5 5.0
エタノール 30.0
イオン交換水 65.0
100.0wt%

上記のごとく、イオン交換水以外の成分を65wt%のイオン交換水に溶解または分散させてサンプルを調整した。
比較例4
BARDAC 205M 0.5
エタノール 20.0
イオン交換水 79.5
100.0wt%

上記のごとく、イオン交換水以外の成分を79.5wt%のイオン交換水に溶解または分散させてサンプルを調整した。
【0034】
防汚性評価方法
上記のように調整したサンプル液10.0gを10×10cmにカットした白色のカーペット生地(パイル生地は100%ポリプロピレン製)にハンドスプレーを用いて均一に塗布した。塗布後常温にて24時間乾燥させたものを防汚性評価サンプルとした。
汚染物質としてJIS Z 8901で規定される試験用ダスト15種を使用した。
防汚性評価サンプルを水平に置き、試験用ダスト15種を、ふるいを用いて試験片上方約10〜15cmの位置から一様に0.5g振り掛ける。振り掛けたあと、生地の裏面を軽く手でたたき、汚れを振り落とす。薬剤で処理していないカーペット生地をブランクとし、ブランクと比べどの程度防汚性が改善されたかを評価した。
評価の基準としては以下のように行なった。結果を表1に示した。
◎:ほとんど汚れておらず若干色がついている状態
○:少しよごれは残っているものの、ブランクに比べるとはっきりと差が出ている。
△:色濃い状態で汚れは残っているがブランクに比べると汚れが薄い状態。
×:ブランクとおなじくらい汚れている。
【0035】
アレルゲン不活化効果評価方法
上記のように調整したサンプル液5gを5×5cmにカットした白色の生地(100%ポリエステル製生地)にハンドスプレーを用いて均一に塗布した。塗布後常温にて24時間乾燥させたものをアレルゲン不活化効果評価用サンプルとした。
ファスナー付きポリ袋に評価試料を投入し、さらにスギ花粉アレルゲン懸濁液(エチルアルコール90重量部と精製水10重量部からなる液にスギ花粉1重量部を分散させたもの)2mlを滴下し、1時間経過後に抽出したものを評価液とした。抽出した評価液に含まれるスギ花粉のアレルゲンの量をELISA法により測定し、同様の試験を評価布片を入れずにスギ花粉アレルゲン懸濁液のみで行い、これをブランクとした。結果を表1に示した。
【0036】
次式で不活化率を計算した。
不活化率%=〔(スギ花粉アレルゲン懸濁液のみのアレルゲン量―評価サンプルのアレルゲン量)/スギ花粉アレルゲン懸濁液のみのアレルゲン量〕×100
◎:不活化率が80%以上
○:不活化率が50〜79%
△:不活化率が10〜49%
×:不活化率が10%以下
【0037】
抗菌効果評価方法
上記のように調整したサンプル液5gを5×5cmにカットした白色の生地(100%ポリエステル製生地)にハンドスプレーを用いて均一に塗布した。菌の汚染がないように注意しながら常温にて24時間乾燥させたものを抗菌効果評価サンプルとした。乾燥後に菌を接種した。菌接種した布は20mLの洗い出し液で洗い出し、菌数を計測した。
使用した菌としては黄色ブドウ球菌、緑濃菌、大腸菌をミックスしたものを使用した。結果を表1に示した。
接種菌数としては9.6×107 /ml
◎:生育菌が測定されなかった
○:摂取菌数よりも104 〜105 以上減少していた。
△:摂取菌数よりも102 〜103 以上減少していた。
×:ほとんど減少していない。
【0038】
表1
┌────┬───────┬──────────────┬────────┐
│ │防汚性評価結果│アレルゲン不活化効果評価結果│抗菌効果評価結果│
├────┼───────┼──────────────┼────────┤
│実施例1│ ○ │ ○ │ ○ │
├────┼───────┼──────────────┼────────┤
│実施例2│ ○ │ ◎ │ ◎ │
├────┼───────┼──────────────┼────────┤
│実施例3│ ◎ │ ◎ │ ◎ │
├────┼───────┼──────────────┼────────┤
│実施例4│ ◎ │ ◎ │ ◎ │
├────┼───────┼──────────────┼────────┤
│比較例1│ × │ × │ × │
├────┼───────┼──────────────┼────────┤
│比較例2│ ○ │ × │ × │
├────┼───────┼──────────────┼────────┤
│比較例3│ × │ × │ △ │
├────┼───────┼──────────────┼────────┤
│比較例4│ × │ △ │ ○ │
└────┴───────┴──────────────┴────────┘

【特許請求の範囲】
【請求項1】
変性オルガノシリケートなどの有機物誘導体及び無機化合物から選ばれる微粒子化合物と、
渋柿、タンニン酸、ポリフェノール系化合物、カテキン、キチン、キトサン、酸化ジルコニウム化合物、Ag微粒子でなる無機微粒子、アミノ酸誘導体でなるアレルゲン不活化剤から選ばれる1種又は複数種と、
アルコールと、
カチオン系四級アンモニウム塩と、
溶媒としての水と、
を含んでいることを特徴とする機能性繊維処理剤。
【請求項2】
微粒子化合物はその有効分の含有量が1〜10wt%である請求項1に記載した機能性繊維処理剤。
【請求項3】
微粒子化合物はその有効分の含有量が2〜5wt%である請求項1に記載した機能性繊維処理剤。
【請求項4】
アレルゲン不活化剤はその有効分の含有量が0.05〜1wt%である請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した機能性繊維処理剤。
【請求項5】
アレルゲン不活化剤はその有効分の含有量が0.1〜0.5wt%である請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した機能性繊維処理剤。
【請求項6】
アルコールはその含有量が10〜50wt%である請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載した機能性繊維処理剤。
【請求項7】
カチオン系四級アンモニウム塩はその有効分の含有量が0.05〜1.0wt%である請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載した機能性繊維処理剤。

【公開番号】特開2008−285777(P2008−285777A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−130734(P2007−130734)
【出願日】平成19年5月16日(2007.5.16)
【出願人】(000227331)株式会社ソフト99コーポレーション (84)
【Fターム(参考)】