説明

歯ブラシ用塗布物質容器および電動歯ブラシ

本発明は、データ記憶媒体(13)を有し歯磨きペーストまたは他の塗布物質が充填されることができる歯ブラシ用の塗布物質容器(9)および電動歯ブラシ(1)に関する。塗布物質容器(9)のデータ記憶媒体(13)は、塗布物質容器(9)の一般的な充填レベルおよび塗布物質の種類を含むことが好ましい。電動歯ブラシ(1)はデータ記憶媒体(13)に記憶されるデータを読み取るデータレシーバ、データ記憶媒体(13)に書き込むデータトランスミッタ、および塗布物質容器(9)内の充填レベルまたは、たとえば、読み取られるデータに基づいて使用される具体的な塗布物質を表示してもよい制御ユニットを有する。さらに、使用される具体的な塗布物質に歯ブラシの動作を適合させるデータがデータ記憶媒体(13)に記憶され制御ユニットに歯ブラシの動作に対応するよう促してもよい。

【発明の詳細な説明】
【発明の内容】
【0001】
本発明は、データ記憶媒体を有しかつ歯磨きペーストまたは他の塗布物質を充填し得る交換可能な歯ブラシ用塗布物質容器と、データ記憶媒体にデータを書き込む装置を有する電動歯ブラシとに関する。
【0002】
WO 03/054771 A1にはハンドピースと交換可能な装着可能ブラシとからなる電動歯ブラシが記載されている。装着可能ブラシは、装着可能ブラシの識別情報が記憶されるメモリを含む。また、装着可能ブラシは、照会ステーション(inquiry station)から照会信号を受信するとメモリに保存された情報を出力するトランスポンダも含む。ハンドピースは、識別された装着可能ブラシの累積使用時間を計算し、この情報を装着可能ブラシのメモリに書き込むことができるマイクロコントローラを含む。また、ハンドピースには、装着可能ブラシの交換が必要であることを表示し得るディスプレイが備えられる。
【0003】
DE 10 2004 062150には、電動ブラシ用の交換可能なアクセサリ部品とアクセサリ部品の使用時間を測定する方法とが記載されている。
【0004】
歯ブラシの動作中に歯磨きペーストが分配され得る歯磨きペーストバッグが挿入されてもよい電動歯ブラシは既に既知である。このバッグは交換可能であるため、空になったバッグは充填されたバッグと交換され得る。電動歯ブラシは複数のユーザによって使用されてもよく、その場合、各ユーザは自分のブラシヘッドを電動歯ブラシの握り部に装着することができ、または自分自身の歯磨きペーストバッグを挿入することができ、あるいはこの両方を行うことができる。ここで、歯磨きペーストバッグは完全に空になる前に交換されることがあってもよく、既に使用されていてある程度しか充填されていない歯磨きペーストバッグが使用されることがあってもよい。
【0005】
EP 0930960 B1には、補助液(auxiliary liquid)を含むカセットを有するボディケア用の装置が記載される。カセットには、カートリッジが装置に接続されたとき装置の機能を有効にするキーが備えられる。
【0006】
本発明の目的は、改良された塗布物質容器および電動歯ブラシを作り出すことであって、その取扱いは様々な塗布物質容器に適用されることが好ましい。
【0007】
この目的は、請求項1に記載の塗布物質容器と請求項6に記載の歯ブラシとよって実現される。本発明の好ましい実施形態は従属請求項の対象である。
【0008】
独創的な塗布物質容器、たとえば、歯磨きペーストバッグは、適切な歯ブラシによって読み書きされ得るデータメモリを用いるデータ記憶媒体を有する。適切な歯ブラシは、データ記憶媒体に記憶されるデータを読み取るデータレシーバと、データ記憶媒体に書き込むデータトランスミッタを有する。このようにして、塗布物質容器と歯ブラシの間でデータが転送されてもよく、データレシーバによって読み取られるデータは歯ブラシの中にある制御ユニットによって、たとえば、塗布物質容器の充填レベルを表示するために、または歯ブラシの動作を使用される具体的な塗布物質に適合させるために、あるいはこの両方のために使用されてもよい。更新された充填レベルデータが歯ブラシの中には記憶されずに塗布物質容器のデータメモリに記憶されるように、データトランスミッタは、好ましくは、塗布物質容器内の塗布物質の残量を示す更新された充填レベルデータを記憶するために使用されてもよい。これは、たとえば、歯ブラシの他のユーザが自分自身の歯磨きペーストを使用したいので塗布物質容器が交換されたときに充填レベルデータは失われないという利点を有する。いったん交換された塗布物質容器が歯ブラシの中に挿入されて戻される場合、歯ブラシは塗布物質容器のデータメモリに記憶された充填レベルの読出しおよび/または表示を行ってもよい。
【0009】
追加データは塗布物質容器のデータメモリに好都合に記憶されてもよく、制御ユニットによって他の機能の制御に利用されてもよい。たとえば、塗布物質容器の挿入時または歯ブラシがオンにされるたびに制御ユニットによって入力されてもよいユーザ固有のデータプロファイルは、たとえば、塗布物質容器のデータ記憶媒体に記憶されてもよいので、歯ブラシの動作はそれぞれのユーザに個別に適合され得る。たとえば、この歯ブラシの動作は各ユーザが専用の歯磨きペーストを用いて維持したい歯磨き時間であってもよい。また、駆動速度、挨拶音(greeting tone)、振動数など、電動歯ブラシの他の動作パラメータが保存されたユーザ固有のデータに応じて調整されてもよい。
【0010】
また、塗布物質容器に関するデータ記憶媒体は、歯ブラシの制御ユニットによる歯ブラシの機能の駆動、制御、または変更に基づいてメーカが予め選択した制御データを好都合に含んでもよい。最も簡単な事例では、これらのデータは塗布物質容器の完全な状態または内容物の特徴を示してもよく、制御ユニットはこれらのデータによって歯ブラシの表示装置をトリガし、使用される充填レベルおよび/または塗布物質の量を表示してもよい。ただし、対応するデータに基づいて、他の動作に関連する構成部品、特に駆動装置および/または送出装置は塗布物質の分配に使用されてもよい。たとえば、塗布物質固有の計量された量はデータ記憶媒体に記憶されてもよく、この量は送出装置のトリガに使用されるため、送出装置は一定量の塗布物質を分配する。本発明のさらに他の実施形態において、歯ブラシの駆動モードを制御するデータはデータ記憶媒体に記憶されてもよく、塗布物質容器が歯磨きペーストを含むとき特に制御ユニットは歯ブラシの駆動を塗布物質のデータ記憶媒体のデータ読出しに基づいて歯磨きモードに切り替えてもよく、その際、塗布物質容器が研磨剤を含むとき駆動装置は研磨モードに切り替わる。
【0011】
本発明の好ましい実施形態において、歯ブラシはデータ記憶媒体に記憶されたデータを頼りに有効化されてもよい。制御ユニットにおいて、データ記憶媒体が受信するデータに応じて歯ブラシの動作および/または個別の動作機能の有効化を可能にする有効化が備えられてもよい。このようにすると、たとえば、塗布物質容器を挿入せずに歯ブラシをうっかり動作モードに切り替えられないようにすることが可能である。同様に、たとえば、粘性が高すぎる塗布物質の場合は送出装置に損傷をもたらすおそれがあり、このような不適切な塗布物質が挿入されているときに歯ブラシが動作しないようにすることがあり得る。
【0012】
塗布物質容器に関するデータ記憶媒体とデータ転送手段は、様々な方法で設計されてもよい。データレシーバおよび/またはデータトランシーバは、無接点で動作することが好ましい。本発明の簡単な実施形態において、データ記憶媒体は磁石を有していてもよく、データレシーバは磁石が塗布物質容器で捉えられ得ることを利用したリードセンサを有していてもよい。塗布物質容器が挿入されると、リードセンサは、カウンタ内の塗布物質容器の満杯状態に対応する値で制御ユニット内のカウンタが飽和にするパルスを検出することになる。その後、塗布物質が動作中に分配されると、物質の量がそれに応じてカウンタでデクリメントされ、塗布物質容器の各充填レベルが表示されてもよい。ただし、このような表示は塗布物質容器が挿入されて満杯であるときのみ正しい値をもたらす。
【0013】
ただし、好ましくは、塗布物質容器に書込み可能なデータ記憶媒体が備えられる。特に、歯ブラシ内の適切なデータトランシーバと通信可能なトランスポンダチップが備えられてもよい。本発明の好ましい実施形態によると、いわゆる、RFIDチップ、すなわち無線周波数識別チップがデータ記憶媒体として備えられてもよく、RFIDチップは約13.56MHzの周波数範囲で歯ブラシのデータトランシーバと通信する。
【0014】
ただし、データ記憶媒体とデータ転送手段の他の実施形態も当然可能である。たとえば、データ記憶媒体は、歯ブラシ内の光センサによって読み取られ得る光学的コード化を有していてもよい。同様に、データ記憶媒体および/またはデータ転送手段の電気的、電磁誘導的および/または磁気的設計も可能である。
【0015】
本発明の好ましい実施形態において、歯ブラシのデータトランシーバは、複数のデータ記憶媒体と通信する複数のアンテナを有する無線トランシーバである。複数のデータ記憶媒体と通信するために、2つの全く別のデータトランシーバが当然歯ブラシ内に備えられてもよい。しかし、実質的なコスト削減は、複数のアンテナが唯一のデータトランシーバを用いて動作するという事実によって実現される。データトランシーバは、どちらか一方のアンテナを随意に駆動するスイッチング装置を備えることが好ましい。アンテナは、一方のアンテナが塗布物質容器に関するデータ記憶媒体と通信でき、他方のアンテナが歯ブラシの交換可能な装着可能ブラシに関するデータ記憶媒体と通信できるように設計されることが好ましい。このように、塗布物質容器からのデータは一方では前述されたように塗布物質に応じて歯ブラシの動作を制御するために入力され得るが、データは他方では塗布物質に応じて歯ブラシの動作を適切に制御するために各装着歯ブラシから入力されてもよい。
【0016】
本発明は、図面に描かれる例示的実施形態に基づいて以下にさらに詳しく説明されることになり、説明され図示される機能はすべて、単独でまたは任意の適切な組合せで、さらに請求構内の組合せ方法、および前の請求項の参照に関係なく本発明の対象を形成してもよい。
【0017】
図1に示される電動歯ブラシは、一端において基本的に公知の方法で握り部2から突き出た駆動軸3を駆動する駆動モータを含む握り部2を有する。さらに、握り部2は、駆動モータを含む歯ブラシ1の動作を制御する好ましくは電子式の制御ユニットを含む。握り部2にはオン/オフスイッチ4が備えられる。剛毛部(bristle field)8を担持するブラシチューブ7を有する交換可能な装着可能ブラシ6は、基本的に公知の方法で駆動軸3に装着されてもよい。塗布物質容器9、好ましくは図2〜4に示されるような歯磨きペーストバッグは、握り部2に挿入されてもよい。送出装置(図1には図示せず)は、駆動モータによって駆動されるポンプを備えてもよく、たとえば、駆動モータによって歯磨きペーストバッグ9に蓄えられた歯磨きペーストを分配するために握り部2の中に備えられる。対応する送出ライン(やはり図1には図示せず)は、歯磨きペーストを剛毛部8に分配するために装着可能ブラシ6の中に導いてもよい。
【0018】
歯磨きペーストバッグ9は結合手段10を備え、結合手段10は歯ブラシの送出ユニットに適合され、結合手段10を頼りに送出装置の適切に設計された結合インタフェースに結合され得るため、歯磨きペーストバッグ9の内部は送出装置への流れの接続部を有する。結合手段10は、好ましくは膜で作られてバッグ本体12の中に溶接され、ある距離だけバッグ本体12から突き出る管状結合部11を有する。歯磨きペーストがバッグ本体12の内部から外に送出され得るように、結合部11は送出装置端の補完的な結合インタフェースに結合されてもよい。さらに、歯磨きペーストバッグ9自体、その形状が歯ブラシのハウジング、特に歯ブラシ内部/表面のバッグレセプタクル空間に適合される。データ転送装置14に接続されるトランスポンダチップからなるデータ記憶媒体13は、歯ブラシバッグ9に備えられる。データ転送装置14は、握り部2内の制御ユニットとデータ交換するために磁気コイルの形状のアンテナを備えていてもよい。
【0019】
また、握り部2内の制御ユニットは、図5に描かれるデータ転送装置を有し、さらにデータトランシーバも有する。制御ユニットが歯磨きペーストバッグ9のデータ記憶媒体13だけでなく、装着可能ブラシ6のブラシチューブ7の対応するデータ記憶媒体16とも通信し得るように、データトランシーバは2つの独立したアンテナを有する。また、装着可能ブラシ6のデータ記憶媒体16はトランスポンダチップであることが好ましい。データ転送装置15は、スイッチング装置19によって随意に駆動されてもよい2つのアンテナコイル17と18を含む。一方のアンテナコイル17は装着可能ブラシ6のデータ記憶媒体16との通信用に備えられ、他方のアンテナコイル18は歯磨きペーストバッグ9のデータ記憶媒体13との通信用に備えられる。スイッチング装置19は、入力22、23を介して握り部2の制御ユニットによって制御され得る2個のトランジスタを備える。トリガされるトランジスタに応じて、アンテナコイル17、18の一方は、トランジスタによって各共振回路コンデンサ20、21が短絡されて駆動解除される。したがって、各共振回路内の電圧に鋭い共振が現れることはなく、共振回路内の電流は低い状態を維持し、実際に電力が放出されないか、または信号が受信されないか、あるいはこれらの両方である。
【0020】
歯磨きペーストバッグ9のデータ記憶媒体13に記憶されたデータを介して様々な歯ブラシ機能が制御され得る。第1に、制御ユニットは、たとえば、挿入された歯磨きペーストの種類および/または塗布物質容器9の充填レベルを表示するためのデータ入力に応じて、たとえばディスプレイ24の形態の表示装置をトリガしてもよい。しかし、データは、駆動モータの駆動モードおよび/または送出装置の動作を支配するデータ記憶媒体13に記憶されてもよい。たとえば、駆動は、歯磨きペーストバッグからのデータ入力に応じて研磨モードと歯磨きモードの間で切り替えられてもよい。データ入力に応じて、送出装置は各歯磨きペーストに固有の種々の量の歯磨きペーストを分配してもよい。同様に、任意の歯ブラシ機能が有効にされ得る。この目的を達成するために、制御ユニットには歯ブラシバッグ9および/または装着可能ブラシ6のデータ記憶媒体13および/または16によって「正しい」コードが入力されたときのみ歯ブラシの動作を有効にする有効化機能が備えられる。
【0021】
さらに、握り部2の制御ユニットは、歯ブラシバッグ9のデータ記憶媒体13の充填レベルデータを記憶してもよい。そうするために、歯ブラシバッグを挿入する際に制御ユニットはまずデータ記憶媒体13に記憶された充填レベルを読み出すことになるが、このレベルは歯ブラシが動作されるたびに減少され、消費に応じた量だけ低下する。一般的な充填レベル、または消費された物質の量は、歯ブラシの動作が停止したとき歯ブラシバッグ9のデータ記憶媒体13に送信されるため、歯ブラシの動作が再開されたとき、あるいは歯ブラシバッグ9を変更または交換した後、一般的な充填レベルはデータ記憶媒体13に記憶され、そのため、歯ブラシの中に挿入された塗布物質容器が完全に満杯でないときでも充填レベルが正しく表示される。
【0022】
また、ユーザ固有のデータは、記憶されたデータに応じたユーザ固有の方法で歯ブラシの動作を制御するようにデータ記憶媒体13に好都合に記憶されてもよい。これは、たとえば、握り部2が種々の塗布物質を使用する複数のユーザによって使用されるときに該当する。しかし、同じ歯ブラシバッグが使用されているときでも、ユーザ固有のデータがデータ記憶媒体13に記憶されてもよい。たとえば、各ユーザは自分が希望する量の歯磨きペーストを受け取るように種々の歯磨きペーストの分配量が種々のユーザに対して規定されてもよい。一人のユーザしか規定されない場合でも、たとえば、朝方と夕方に対して異なる分配量が規定されてもよい。駆動速度、駆動モードなどの他の動作パラメータがユーザ固有の方法でデータ記憶媒体13に記憶されてもよい。
【0023】
本発明の他の実施形態において、複数の塗布物質容器または複数のレセプタクルチャンバを有する1つの塗布物質容器が種々の塗布物質を分配するために使用されてもよく、その場合、2つの送出装置が歯ブラシ内に好都合に備えられる。この場合、2つの送出装置が適切な駆動モードで動作されて希望する調合比が得られるように、2つの塗布物質の調合比が1つまたは複数のデータ記憶媒体13に記憶されてもよい。
【0024】
本発明の特に好都合な実施形態によると、歯磨きペーストが握り部2に挿入される際にデータ記録の全部または一部が制御ユニットに読み込まれて歯磨きペーストバッグ9のデータ記憶媒体13に記憶される。また、その後、制御更新が握り部2に送り込まれ、それによって握り部2内の制御機能を補足または修正してもよく、歯ブラシの所有者は制御機能を補足または修正するために適切なサービスショップを探さなくて済む。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】電動歯ブラシの概略図を示す。
【図2】歯ブラシとのデータ通信用のトランスポンダチップを有する電動歯ブラシの塗布物質容器の上面図を示す。
【図3】塗布物質容器の付属物に適用されるトランスポンダコードを用いる塗布物質容器の上面図を示す。
【図4】塗布物質容器の結合手段に取り付けられるトランスポンダチップを用いる塗布物質容器の上面図を示す。
【図5】塗布物質容器に関するデータ記憶媒体および装着可能ブラシに関するデータ記憶媒体と通信する歯ブラシのデータトランシーバの概略図を示す。
【符号の説明】
【0026】
1…歯ブラシ、2…握り部、3…駆動軸、4…オン/オフスイッチ、6…装着可能ブラシ、7…ブラシチューブ、8…剛毛部、9…塗布物質容器、歯磨きペーストバッグ、10…結合手段、11…管状結合部、12…バッグ本体、13…データ記録媒体、14…データ転送装置、15…データ転送装置、16…データ記録媒体、17、18…アンテナコイル、19…スイッチング装置、20、21…共振回路コンデンサ、22、23…入力、24…ディスプレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯磨きペーストまたは他の塗布物質を充填しうる歯ブラシ用塗布物質容器において、前記歯ブラシによって読み取り可能なデータ記憶媒体(13)を有し、
前記データ記憶媒体(13)が前記歯ブラシによって書込み可能なデータメモリを有することを特徴とする、塗布物質容器。
【請求項2】
トランスポンダチップが前記データ記憶媒体(13)として備えられ、または前記データ記憶媒体(13)がデータ転送装置(14)が備えられ、あるいはこれら両方が備えられることを特徴とする、請求項1に記載の塗布物質容器。
【請求項3】
前記データ記憶媒体(13)が磁石を有することを特徴とする、請求項1に記載の塗布物質容器。
【請求項4】
前記データ記憶媒体(13)が前記歯ブラシの少なくとも1つの機能の駆動用および/または制御用のデータを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の塗布物質容器。
【請求項5】
前記塗布物質容器内の前記塗布物質の充填レベルに関するデータおよび/または前記塗布物質の充填を特徴付けるデータが前記データ記憶媒体内に記憶されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の塗布物質容器。
【請求項6】
ユーザ固有のデータが前記塗布物質容器(9)の前記データ記憶媒体(13)に記憶されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の塗布物質容器。
【請求項7】
制御プログラムおよび/または制御プログラムの一部分、好ましくは前記歯ブラシの動作のソフトウェアの更新が前記塗布物質容器(9)の前記データ記憶媒体(13)に記憶されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の塗布物質容器。
【請求項8】
歯磨きペーストまたは他の塗布物質が充填されることができる交換可能な塗布物質容器(9)に取り付けられるデータ記憶媒体(13)を読み取るデータレシーバ(15)を用いる電動歯ブラシにおいて、
前記電動歯ブラシがデータ記憶媒体(13)に書き込むデータトランスミッタ(15)を有することを特徴とする、電動歯ブラシ。
【請求項9】
前記電動歯ブラシが読み取られる前記データに応じて前記歯ブラシを制御する制御ユニットを有することを特徴とする、請求項8に記載の電動歯ブラシ。
【請求項10】
前記データレシーバおよび/またはデータトランスミッタ(15)がデータを非接触で伝送することを特徴とする、請求項8または9に記載の電動歯ブラシ。
【請求項11】
前記データレシーバが磁石を検出するリードセンサを有することを特徴とする、請求項8〜10のいずれか一項に記載の電動歯ブラシ。
【請求項12】
前記データ記憶媒体(13)に記憶されるデータに応じて制御可能な表示装置(24)が備えられることを特徴とする、請求項8〜11のいずれか一項に記載の電動歯ブラシ。
【請求項13】
前記電動歯ブラシが適用される塗布物質の量および/または前記塗布物質容器(9)に残っている塗布物質の量を前記塗布物質容器(9)の前記データ記憶媒体(13)に伝送することを特徴とする、請求項8〜12のいずれか一項に記載の電動歯ブラシ。
【請求項14】
前記電動歯ブラシが前記データ記憶媒体(13)から読み出されるデータに応じて前記制御ユニットによってトリガ可能な液面計(24)を有することを特徴とする、請求項12〜13のいずれか一項に記載の電動歯ブラシ。
【請求項15】
前記制御ユニットが前記データ記憶媒体(13)から読み出されるデータに応じた歯ブラシの動作の制御、ならびに/あるいは前記歯ブラシの少なくとも1つの制御機能の駆動および/または変更を行うことを特徴とする、請求項8〜14のいずれか一項に記載の電動歯ブラシ。
【請求項16】
前記制御ユニットが前記データ記憶媒体(13)から読み出されるデータに応じて送出装置および/また歯ブラシ駆動を制御することを特徴とする、請求項8〜15に記載の電動歯ブラシ。
【請求項17】
有効化機能が前記制御ユニットに記憶され、前記塗布物質容器(9)の前記データ記憶媒体(13)によって受信されるデータに応じて前記歯ブラシの動作および/または前記歯ブラシの個別の動作機能を有効化するために、トリガまたは拒絶することを特徴とする、請求項8〜16のいずれか一項に記載の電動歯ブラシ。
【請求項18】
制御ユニットが前記塗布物質容器(9)の前記データ記憶媒体(13)からの制御プログラムの読出し、ならびに/あるいは制御プログラムおよび/または制御プログラムの一部分の処理、特に前記歯ブラシの動作のソフトウェア更新を行うことを特徴とする、請求項8〜17のいずれか一項に記載の電動歯ブラシ。
【請求項19】
前記歯ブラシの前記制御ユニットが複数のデータ記憶媒体(13、16)からデータを受信するレシーバ手段を有することを特徴とする、好ましくは請求項8〜18のいずれか一項に記載の電動歯ブラシ。
【請求項20】
前記レシーバ手段(15)が複数のアンテナ(17、18)を有することを特徴とする、請求項8〜19に記載の電動歯ブラシ。
【請求項21】
スイッチング装置(19)が前記アンテナ(17、18)の随意駆動用に備えられることを特徴とする、請求項8〜20に記載の電動歯ブラシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−521966(P2009−521966A)
【公表日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547871(P2008−547871)
【出願日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際出願番号】PCT/EP2006/012033
【国際公開番号】WO2007/079897
【国際公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(596181730)ブラウン ゲーエムベーハー (75)
【Fターム(参考)】