歯列を挟んで磨く歯ブラシ
【課題】一般の歯ブラシに較べ操作が極めて簡単で、全歯面が短時間で磨け、併せて歯周ポケットの清掃や歯肉のマッサージも効果的に出来、口臭の防除や、虫歯や歯周病の予防をする。
【解決手段】左右に連設する植毛基材１、１’の植毛束を内側に傾けたい角θの内、植毛孔が植毛面に対し傾斜していても植毛可能な角度θ´をパーテングラインの平行面と両植毛面との間に与え、植毛孔５、６をパーテングラインと垂直に設ける一次成型後、θ−θ´となる角θ″をパーテングラインから減却し、両植毛基材間のスリットとネック部の空隙を充填する金型を用いて２次成型した後、中央列を短く、外側列を長く植毛する歯列を挟んで磨く歯ブラシ。
【解決手段】左右に連設する植毛基材１、１’の植毛束を内側に傾けたい角θの内、植毛孔が植毛面に対し傾斜していても植毛可能な角度θ´をパーテングラインの平行面と両植毛面との間に与え、植毛孔５、６をパーテングラインと垂直に設ける一次成型後、θ−θ´となる角θ″をパーテングラインから減却し、両植毛基材間のスリットとネック部の空隙を充填する金型を用いて２次成型した後、中央列を短く、外側列を長く植毛する歯列を挟んで磨く歯ブラシ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は日常大多数の人が使用する歯ブラシのうち、歯列の噛み合わせ面と唇（表）側と舌（裏）側の３面を同時に磨くことができる歯ブラシ（以下全歯周歯ブラシと言う）のうち植毛束を歯ブラシ躯体の中心線側に傾けて植毛する歯ブラシに関する。
【背景技術】
【０００２】
全歯周歯ブラシには、大別して普通の歯ブラシの植毛束の中央列を短く、外側列を長く植毛したものと、植毛基材を２分割又は３分割し、各植毛面を平面状に配列した状態で植毛孔を垂直に設けた歯ブラシ躯体を成型し、植毛後に各植毛基材を内側に傾けて結合又は固定したものとがある。以下後者の文献を挙げる。
【０００３】
中央歯ブラシ基材の両側に側部ブラシ基材を設け、弾性帯で角度可変に結合し、中央歯ブラシ基材に短く側部歯ブラシ基材に同じか又は長く植毛することを特徴とする歯ブラシ（特許文献１）特開２００１−３４６６３３
【０００４】
溶剤に溶け易いＡＢＳ樹脂等で歯ブラシ把持部の先端両脇に極めて薄い底部を有するＶ字溝を隔てて２つの植毛基材を設け、植毛後にＶ字溝の両脇を寄せ合わせ溶剤を注入し、溶着することを特徴とする歯ブラシ（特許文献２）特公昭６３−５０３２７６
【０００５】
前記２例は組み立てに人手を要すること、及び植毛面が２５粍以上になる等の欠点を改善したものとして、夫々２列の植毛孔を有する２面の植毛基材は薄肉の連繋帯で連設されるように硬質の熱可塑性合成樹脂で１次成型し、中央２列は短く外側列は長く植毛し、２面の植毛面を１５０°乃至１６０°位になるように治具に固定し、植毛基材間、及びネック部の空隙部を１次成型材と同質又は、相熔性のある軟質合成樹脂材料で射出成型法により充填固定する本件出願人の有する「歯列を跨いで磨く歯ブラシ」がある。（特許文献３）特許４１４３９８２号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
特許文献１、２においては歯磨き後に両植毛基材の結合部や、組み立て用部品の重なった部分等に磨き滓が滞留したり、長時間乾かない部分があり非衛生である。又、フィラメントの先端で磨くことにこだわったので、植毛基材の巾は２５粍又は２９粍と広く、使用法は簡明で短時間で磨き残し無く磨ける等メリットは多いが普及し得なかった。特許文献３による歯ブラシをモニター使用した結果、植毛基材の巾を１５粍に仕上げたが、尚従来の歯ブラシと同様巾の１０〜１２粍位が望ましく、この巾で可能な限り左右の植毛束を中央列に傾けて植毛し、植毛列の中に歯列を挟む空隙列を作り、且つ磨き残り滓が滞留しないよう、両植毛基材の結合部は出来る限り平坦であることが望ましいことが分明した。
【０００７】
現在行われている歯ブラシの製造法は全歯周歯ブラシを含めて、総て把持部、ネック部、植毛基材部を一体として硬質熱可塑性プラスチックの射出成型法によって躯体を製作し、その際総ての植毛孔は金型のパーテングライン（以下Ｐ／Ｌと表示する）に対し、ほぼ垂直に設けられる植毛孔用ピンを抜くことによって形成される。現行技術では植毛孔をＰ／Ｌの垂直線より、５°以上傾けて設けることは不可能とされているのでこれより大きい角度に傾斜した植毛束を設けたい場合には植毛基材を分割して平面上に並べ垂直に植毛孔を設け、植毛後、植毛基材に角度をつけて固定するのである。
【０００８】
本発明においては上記の理由から特許文献３の機能を低下させずに、平坦か或いは平坦に近い角度で連繋する植毛基材上に夫々１０°位内側に傾斜した植毛束を植毛することが求められる。
【発明を解決する為の手段】
【０００９】
図４は完成した本発明歯ブラシの頭部より植毛基材を見た側面図にして、植毛束７、８は植毛基材の垂直線に対し夫々θ（約１０°）内側に傾いている。
【００１０】
図４のような歯ブラシ頭部を得るために、歯ブラシ躯体を形成する成型において、図２のように、植毛基材を植毛面中央で折り曲げ可能に背面からスリット４を入れ、両植毛面がＰ／Ｌの平行面と傾斜させても植毛可能な角度θ´（約５°）を保つようにし、Ｐ／Ｌに垂直か垂直に近い植毛孔５、６を有する歯ブラシ躯体を硬質熱可塑性プラスチックの射出成型法の一次成型法によって得る。次いで図３のように、Ｐ／Ｌに平行な面と植毛面２、２´のなす角θ″がθ−θ´（約５°）となるような金型で図２のスリット４及び図１のネック部連繋帯９周辺の空隙部を一次成型と同材、又はこれと相熔性のある軟質熱可塑性プラスチックで充填する二次成型によって歯ブラシ躯体完成品が得られ、次いで中央列を短く外側列を長く植毛する。
【発明の効果】
【００１１】
本発明の歯ブラシで歯を磨くと、一般の歯ブラシに較べ操作が極めて簡単で、全歯面が短時間で磨き残しなく磨け、併せて歯周ポケットの清掃や歯肉のマッサージも効果的に出来るので、口臭の防除や、虫歯や歯周病の予防、治療に効果がある。
【００１２】
使用法は、磨き方の指導を受けなくても判るほど簡単で、又使用中に歯列から外れにくいので、幼児や軽度の介護を要する人でも自分で使用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
普通の歯ブラシの形は、把持部の先端に細いネック部を経て、植毛基材の巾が１０乃至１２粍位、長さ１５乃至２５粍位、厚さ５粍位の寸法が定着している。この寸法や形状を大きく変えることなく、植毛列のみを歯ブラシ躯体の中心側に１０°位傾けた植毛列に歯列を挟む空隙列を設けた歯ブラシの製造可能な最良の形態を詳述する。
【００１４】
図１は硬質熱可塑性プラスチックの射出成型法によって、一次成型で得られる歯ブラシ躯体の平面図にして、把持部と植毛基材１、１´とは夫々薄い連繋帯９によってねじることが出来るように連繋されている。
【００１５】
図２は図１のＡ−Ａ断面から見た植毛基材の側面図にして植毛基材１、１´はスリット４により分割され、植毛面２、２´は連繋帯３によって、本発明が望む図４に示す植毛基材の垂直線より内側に傾ける角度θ（約１０°）の約半分のθ´（約５°）を拡げ、両植毛面のなす角度を約１９０°としＰ／Ｌにほぼ垂直に植毛孔５、６を設ける。
【００１６】
次いで図３のように両植毛面２、２´のなす角が傾けたい角θから一次成型で利得した角θ´を引いた角θ″をＰ／Ｌの平行面から減じた約１７０°位になる金型で、スリット４及びネック部の空隙を一次成型材と同材又は相熔性のある軟質プラスチックで２次充填成型する。
【００１７】
次いで植毛機により、中央列に３ミル位のフィラメントを露出部の長さ５粍位に植毛し、外側列に太さ５乃至７．５ミル位、１端を先端極細加工したフィラメントを、露出部の長さが極細加工した側は１２粍位、他端は８粍位になるように植毛すれば全植毛束が１０°位歯ブラシ躯体の中心側に傾いた植毛列の内に歯列を挟む空隙列を有する歯ブラシが量産可能に得られる。
【図面の簡単な説明】
【００１８】
【図１】 本発明実施形態を示す１次成型後の歯ブラシ躯体の平面図
【図２】 図１のＡ−Ａ断面から見た一次成型後の植毛基材側面図
【図３】 図２と同じ部位の２次成型後の側面図
【図４】 本発明歯ブラシの頭部側より見た側面図
【符号の説明】
【００１９】
１、１´ 植毛基材
２、２´ 植毛面
θ 本発明が所望する植毛基材全体像の垂直線と植毛束とのなす角
θ´ 一次成型後のＰ／Ｌの平行面と植毛面のなす角
θ″ 二次成型後のＰ／Ｌの平行面と植毛面のなす角
Ｐ／Ｌ 一次成型時のパーテングライン
【技術分野】
【０００１】
本発明は日常大多数の人が使用する歯ブラシのうち、歯列の噛み合わせ面と唇（表）側と舌（裏）側の３面を同時に磨くことができる歯ブラシ（以下全歯周歯ブラシと言う）のうち植毛束を歯ブラシ躯体の中心線側に傾けて植毛する歯ブラシに関する。
【背景技術】
【０００２】
全歯周歯ブラシには、大別して普通の歯ブラシの植毛束の中央列を短く、外側列を長く植毛したものと、植毛基材を２分割又は３分割し、各植毛面を平面状に配列した状態で植毛孔を垂直に設けた歯ブラシ躯体を成型し、植毛後に各植毛基材を内側に傾けて結合又は固定したものとがある。以下後者の文献を挙げる。
【０００３】
中央歯ブラシ基材の両側に側部ブラシ基材を設け、弾性帯で角度可変に結合し、中央歯ブラシ基材に短く側部歯ブラシ基材に同じか又は長く植毛することを特徴とする歯ブラシ（特許文献１）特開２００１−３４６６３３
【０００４】
溶剤に溶け易いＡＢＳ樹脂等で歯ブラシ把持部の先端両脇に極めて薄い底部を有するＶ字溝を隔てて２つの植毛基材を設け、植毛後にＶ字溝の両脇を寄せ合わせ溶剤を注入し、溶着することを特徴とする歯ブラシ（特許文献２）特公昭６３−５０３２７６
【０００５】
前記２例は組み立てに人手を要すること、及び植毛面が２５粍以上になる等の欠点を改善したものとして、夫々２列の植毛孔を有する２面の植毛基材は薄肉の連繋帯で連設されるように硬質の熱可塑性合成樹脂で１次成型し、中央２列は短く外側列は長く植毛し、２面の植毛面を１５０°乃至１６０°位になるように治具に固定し、植毛基材間、及びネック部の空隙部を１次成型材と同質又は、相熔性のある軟質合成樹脂材料で射出成型法により充填固定する本件出願人の有する「歯列を跨いで磨く歯ブラシ」がある。（特許文献３）特許４１４３９８２号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
特許文献１、２においては歯磨き後に両植毛基材の結合部や、組み立て用部品の重なった部分等に磨き滓が滞留したり、長時間乾かない部分があり非衛生である。又、フィラメントの先端で磨くことにこだわったので、植毛基材の巾は２５粍又は２９粍と広く、使用法は簡明で短時間で磨き残し無く磨ける等メリットは多いが普及し得なかった。特許文献３による歯ブラシをモニター使用した結果、植毛基材の巾を１５粍に仕上げたが、尚従来の歯ブラシと同様巾の１０〜１２粍位が望ましく、この巾で可能な限り左右の植毛束を中央列に傾けて植毛し、植毛列の中に歯列を挟む空隙列を作り、且つ磨き残り滓が滞留しないよう、両植毛基材の結合部は出来る限り平坦であることが望ましいことが分明した。
【０００７】
現在行われている歯ブラシの製造法は全歯周歯ブラシを含めて、総て把持部、ネック部、植毛基材部を一体として硬質熱可塑性プラスチックの射出成型法によって躯体を製作し、その際総ての植毛孔は金型のパーテングライン（以下Ｐ／Ｌと表示する）に対し、ほぼ垂直に設けられる植毛孔用ピンを抜くことによって形成される。現行技術では植毛孔をＰ／Ｌの垂直線より、５°以上傾けて設けることは不可能とされているのでこれより大きい角度に傾斜した植毛束を設けたい場合には植毛基材を分割して平面上に並べ垂直に植毛孔を設け、植毛後、植毛基材に角度をつけて固定するのである。
【０００８】
本発明においては上記の理由から特許文献３の機能を低下させずに、平坦か或いは平坦に近い角度で連繋する植毛基材上に夫々１０°位内側に傾斜した植毛束を植毛することが求められる。
【発明を解決する為の手段】
【０００９】
図４は完成した本発明歯ブラシの頭部より植毛基材を見た側面図にして、植毛束７、８は植毛基材の垂直線に対し夫々θ（約１０°）内側に傾いている。
【００１０】
図４のような歯ブラシ頭部を得るために、歯ブラシ躯体を形成する成型において、図２のように、植毛基材を植毛面中央で折り曲げ可能に背面からスリット４を入れ、両植毛面がＰ／Ｌの平行面と傾斜させても植毛可能な角度θ´（約５°）を保つようにし、Ｐ／Ｌに垂直か垂直に近い植毛孔５、６を有する歯ブラシ躯体を硬質熱可塑性プラスチックの射出成型法の一次成型法によって得る。次いで図３のように、Ｐ／Ｌに平行な面と植毛面２、２´のなす角θ″がθ−θ´（約５°）となるような金型で図２のスリット４及び図１のネック部連繋帯９周辺の空隙部を一次成型と同材、又はこれと相熔性のある軟質熱可塑性プラスチックで充填する二次成型によって歯ブラシ躯体完成品が得られ、次いで中央列を短く外側列を長く植毛する。
【発明の効果】
【００１１】
本発明の歯ブラシで歯を磨くと、一般の歯ブラシに較べ操作が極めて簡単で、全歯面が短時間で磨き残しなく磨け、併せて歯周ポケットの清掃や歯肉のマッサージも効果的に出来るので、口臭の防除や、虫歯や歯周病の予防、治療に効果がある。
【００１２】
使用法は、磨き方の指導を受けなくても判るほど簡単で、又使用中に歯列から外れにくいので、幼児や軽度の介護を要する人でも自分で使用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
普通の歯ブラシの形は、把持部の先端に細いネック部を経て、植毛基材の巾が１０乃至１２粍位、長さ１５乃至２５粍位、厚さ５粍位の寸法が定着している。この寸法や形状を大きく変えることなく、植毛列のみを歯ブラシ躯体の中心側に１０°位傾けた植毛列に歯列を挟む空隙列を設けた歯ブラシの製造可能な最良の形態を詳述する。
【００１４】
図１は硬質熱可塑性プラスチックの射出成型法によって、一次成型で得られる歯ブラシ躯体の平面図にして、把持部と植毛基材１、１´とは夫々薄い連繋帯９によってねじることが出来るように連繋されている。
【００１５】
図２は図１のＡ−Ａ断面から見た植毛基材の側面図にして植毛基材１、１´はスリット４により分割され、植毛面２、２´は連繋帯３によって、本発明が望む図４に示す植毛基材の垂直線より内側に傾ける角度θ（約１０°）の約半分のθ´（約５°）を拡げ、両植毛面のなす角度を約１９０°としＰ／Ｌにほぼ垂直に植毛孔５、６を設ける。
【００１６】
次いで図３のように両植毛面２、２´のなす角が傾けたい角θから一次成型で利得した角θ´を引いた角θ″をＰ／Ｌの平行面から減じた約１７０°位になる金型で、スリット４及びネック部の空隙を一次成型材と同材又は相熔性のある軟質プラスチックで２次充填成型する。
【００１７】
次いで植毛機により、中央列に３ミル位のフィラメントを露出部の長さ５粍位に植毛し、外側列に太さ５乃至７．５ミル位、１端を先端極細加工したフィラメントを、露出部の長さが極細加工した側は１２粍位、他端は８粍位になるように植毛すれば全植毛束が１０°位歯ブラシ躯体の中心側に傾いた植毛列の内に歯列を挟む空隙列を有する歯ブラシが量産可能に得られる。
【図面の簡単な説明】
【００１８】
【図１】 本発明実施形態を示す１次成型後の歯ブラシ躯体の平面図
【図２】 図１のＡ−Ａ断面から見た一次成型後の植毛基材側面図
【図３】 図２と同じ部位の２次成型後の側面図
【図４】 本発明歯ブラシの頭部側より見た側面図
【符号の説明】
【００１９】
１、１´ 植毛基材
２、２´ 植毛面
θ 本発明が所望する植毛基材全体像の垂直線と植毛束とのなす角
θ´ 一次成型後のＰ／Ｌの平行面と植毛面のなす角
θ″ 二次成型後のＰ／Ｌの平行面と植毛面のなす角
Ｐ／Ｌ 一次成型時のパーテングライン
【特許請求の範囲】
【請求項１】
手磨きの歯ブラシ及び電動歯ブラシにおいて、把持部からネック部を経て歯ブラシ全体の中心線に対し、左右に連設する２つの植毛基材は、両植毛面のなす角度が完成時に求められる植毛基材全形の垂直線と植毛束とのなす角度θのうち、植毛面に対し植毛孔が傾斜していても植毛可能な角度θ´を金型のパーテングラインの平行面と両植毛面との間に付与し、植毛孔はパーテングラインにほぼ垂直になるように、射出成型法により硬質熱可塑性プラスチックで１次成型し、次いで完成時に求められる角度θのうち１次成型で利得した角θ´を引いた残りの角度θ″をパーテングラインの平行面から差し引いた植毛面を有する金型により、射出成型法で１次成型材と同材か、相熔性のある軟質プラスチックで２次充填成型する。次いで中央列を短く、外側列を長く植毛し、植毛列の中に歯列を挟んで磨く空隙列を設けてなる歯ブラシ。
【請求項１】
手磨きの歯ブラシ及び電動歯ブラシにおいて、把持部からネック部を経て歯ブラシ全体の中心線に対し、左右に連設する２つの植毛基材は、両植毛面のなす角度が完成時に求められる植毛基材全形の垂直線と植毛束とのなす角度θのうち、植毛面に対し植毛孔が傾斜していても植毛可能な角度θ´を金型のパーテングラインの平行面と両植毛面との間に付与し、植毛孔はパーテングラインにほぼ垂直になるように、射出成型法により硬質熱可塑性プラスチックで１次成型し、次いで完成時に求められる角度θのうち１次成型で利得した角θ´を引いた残りの角度θ″をパーテングラインの平行面から差し引いた植毛面を有する金型により、射出成型法で１次成型材と同材か、相熔性のある軟質プラスチックで２次充填成型する。次いで中央列を短く、外側列を長く植毛し、植毛列の中に歯列を挟んで磨く空隙列を設けてなる歯ブラシ。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２０１０−２２７５２１（Ｐ２０１０−２２７５２１Ａ）
【公開日】平成２２年１０月１４日（２０１０．１０．１４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−１０１４１６（Ｐ２００９−１０１４１６）
【出願日】平成２１年３月２６日（２００９．３．２６）
【出願人】（３９１０４７５７０）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年１０月１４日（２０１０．１０．１４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年３月２６日（２００９．３．２６）
【出願人】（３９１０４７５７０）
【Ｆターム（参考）】
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