説明

歯清掃用デバイス

【課題】従来技術の欠点を解消または部分的に制限する改良された歯清掃用デバイスを提供する。
【解決手段】本発明は、歯清掃の分野に関する。本発明によれば、口内に入れるようになっている歯清掃デバイスが提供される。歯清掃用デバイスは、舌を使って口内のあらゆる位置に移動できるようにすることで清掃プロセスを行う係合手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デンタルケアの分野に関し、特に、使用者が手に持つことなく、口に含ませ位置を変えることが可能な歯清掃用デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、高齢になるまで、可能であれば、個々人の寿命が続く限り、歯、顎骨構造、および歯茎を良好な状態に維持できるようにそれらを残しておく技術への注目が高まっている。特に、歯の健康は歯の手入れに大きく左右されるため、頻繁に、可能であれば、毎食後、歯を清掃することが強く推奨されている。
【0003】
しかしながら、例えば、手に持つタイプの歯ブラシや練り歯磨きなど、デンタルケア用の最も一般的な技術および設備では、水の供給と洗面台や洗面器が必要となるため、水および/または適切な構造がすぐに自由にならないあらゆる状況では、歯の清掃を利用することができない。
【0004】
今日では、自宅の外で一日の大半を過ごし、仕事中、旅行中(例えば、機中で)、または同様のビジネスおよび/またはレジャー活動中に、数回分の食事を手早くとることが益々一般的になってきている。
【0005】
これらすべての状況とその他の日々の事情で、健康的な理由からだけではなく、息をリフレッシュさせるためにも、歯の清掃を利用する機会を得ることは、非常に望ましく有益である。
【0006】
しかしながら、時間的制約や他の日々の事情により、歯を十分に清潔な状態にするために必要な努力を行うことをやめてしまう場合が非常に多い。
【0007】
更に、従来の歯ブラシに練り歯磨きをつけるには、両方の手を使う必要があり、その作業は、上半身の動きが制限されている人や機能しない人、すなわち半身不随の人にとっては、ほとんど不可能なものである。
【0008】
更に、近年、身体障害者(例えば、車椅子利用者)の問題および/または苦境への関心が高まってきたが、多くの公衆トイレおよび/または洗面所は、身体障害者にとって依然として利用し難いものであるし、例えば利用可能であったとしても、十分な設備が整っていないため、身体障害者は、公衆の洗面所で歯の清掃を利用することができない場合が多い。
【0009】
これらの不都合を解消するために、あらゆる日々の状況において歯の清掃を利用できるようにする目的で、当業界において数多くの解決策が提案されてきた。
【0010】
例えば、歯を清掃するための補助としてチューインガムを利用することが提案されており、これは、水の供給と洗面台が不要である点は利点であるが、チューインガムでは、一連の歯、特に、歯とガムが密着する場所をあまり良好な程度に清掃しないことがある。
【0011】
数種類の形態のハンドレスブラシやブラシボールも提案されてきた。これらのデバイスは、噛むように口の中に差し込まれて、延伸する毛で歯の表面を清掃する。これらのデバイスの1つが、2000年12月20日に公開された英国特許出願第2351015号に開示されている。このデバイスは、外向きに延伸した短い毛を有する主要な実施形態において、弾力性を備えた折り畳み可能な中空の球状ボールを有することで、使用者は、ボールが歯を清掃している間にボールを噛むことができ、中空ボールは、穴があけられており、ボールを噛むにつれて分散される練り歯磨きを含む。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
これは、ある程度実用的なものであるかもしれないが、この種のチューインボールを用いて得られる清掃結果は、ほとんどの場合、満足できる程度のものではないことが分かっている。これは、特に、ボールを噛むとき、歯の噛合い表面しか清掃されず、歯間の食物粒子が除去されないことが原因である。更に、使用者が噛み慣れた方法に応じて、歯間の所定の位置でボールが噛まれる。ボールは、口内のあらゆる位置を移動しないため、ボールの清掃作用を受けない場所が何箇所か残ることになる。
【0013】
以上のことから、従来技術の欠点を解消または部分的に制限する改良された歯清掃用デバイスを提供することが強く望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
一般的に、本発明は、口内のあらゆる位置に容易に移動可能であることにより、優れた清掃結果を得ることができるハンドレス清掃用デバイスに関する。
【0015】
特に、本発明による歯清掃用デバイスにより、歯垢を効率的に除去および/または防止できる。
【0016】
更に、本発明の歯清掃用デバイスにより、日常的な活動を行いながら歯を清掃できるため、実用的に用いられ時間がかからないものである。
【0017】
更に、本発明の歯清掃用デバイスでは、手および/または腕を用いる必要がないため、上半身不随の身体障害者が便利よく使用できる。
【0018】
本発明の歯清掃用デバイスは、水を必要とせず、清掃プロセスが完了すると廃棄することができる。
【0019】
最後に、本発明による歯清掃用デバイスは、使用者の特定の要求を満たすような形状にすることができる。使用者は、口内のあらゆる位置で歯清掃用デバイスを効率的に移動させることが可能な最も好ましい形状を選択することができる。この形状は、清掃プロセス中に変更することも可能であるため、使用者は、一回の清掃プロセス中にさまざまな清掃目的を利用することができる。
【0020】
この目的を達成するために、請求項1に記載の第1の実施形態によれば、本発明は、本体と、前記本体によって保持された複数の毛とを備える歯清掃用デバイスであって、舌と係合するようになっており、舌を使って口内で前記歯清掃用デバイスを移動させることができるようにする係合手段を備える、歯清掃用デバイスに関する。
【0021】
請求項4に記載の好ましい実施形態によれば、本発明の歯清掃用デバイスの本体は、舌の少なくとも一部分を収容するようになっている収容部分を画成する内側キャビティを備える中空本体である。
【0022】
請求項8に記載の別の好ましい実施形態において、本発明の歯清掃用デバイスの本体は、貫通孔を画成する。
【0023】
請求項9に記載の更なる好ましい実施形態によれば、前記本体は、リングまたはドーナツ形状を有する。
【0024】
請求項17に記載の別の好ましい実施形態において、本発明は、本体と、前記本体によって保持された複数の毛とを備える歯清掃用デバイスであって、前記本体が、人の歯と係合するようになっており、舌を使って口内で前記歯清掃用デバイスを移動させることができるようにする係合手段を形成するような形になるように変形可能である、歯清掃用デバイスに関する。
【0025】
特に、請求項20に記載の本発明の好ましい実施形態によれば、歯清掃用デバイスの本体は、舌の少なくとも一部分を収容するようになっている収容部分を画成するように変形されるようになっている平坦なストリップを備える。
【0026】
請求項21〜23のいずれか一項に記載の更なる好ましい実施形態によれば、前記平坦なストリップは、ほぼ円筒形状、シンブル形状、または球状の本体に変形可能である。
【0027】
請求項24に記載の更なる好ましい実施形態において、本発明による歯清掃用デバイスの本体は、ほぼバレット状の形状の細長い本体を備える。
【0028】
例えば、前記細長い本体は、ほぼリング状またはドーナツ状の本体に変形可能であり、または、所定数の辺を有するほぼ四角形状の本体または多角形様の形状の本体に変形可能である。
【0029】
請求項34に記載の更なる好ましい実施形態によれば、本発明の歯清掃用デバイスの本体は、使用中、自然に分散される分散可能な物質を収容するようになっている。
【0030】
前記分散可能物質は、香味物質または練り歯磨きまたは治療用物質から選択できることが好ましい。
【0031】
請求項36に記載の更なる好ましい実施形態によれば、本発明の歯清掃用デバイスの本体に、使用中、前記本体に設けられた小さい通路を介して放出される液体の分散可能な物質が充填される。
【0032】
代替として、請求項37に記載の実施形態によれば、本発明の歯清掃用デバイスの本体に、前記分散可能な物質を染み込ませる。
【0033】
請求項38に記載の別の好ましい実施形態において、本発明の歯清掃用デバイスの本体は、弾性材料によって形成され、ユーザが手で持つように糸や紐が設けられることで、歯清掃用デバイスを間違って飲み込まないようにする。前記弾性材料は、ゴム、シリコン、または樹脂から選択されることが好ましい。
【0034】
更に、請求項40に記載の更なる好ましい実施形態によれば、本発明の歯清掃用デバイスの本体は、唾液に対して、不活性であり毒性がなく不浸透性である。
【0035】
請求項41に記載の別の好ましい実施形態によれば、本体への舌の粘着性を高めるために、粘着性向上手段が設けられる。前記追加の向上手段は、本体から延伸する弾性突起部を備えることが好ましい。
【0036】
請求項45に記載の更なる好ましい実施形態によれば、本発明の歯清掃用デバイスは、人の唾液および/または噛むことによって溶けるようになっている分散可能な物質の甘いものやドロップなどに埋め込まれる。
【0037】
本発明による歯清掃用デバイスの他の好ましい実施形態は、添付の特許請求の範囲に規定される。
【0038】
本発明の更なる利点、目的、および特徴は、添付の特許請求の範囲に規定され、同一または対応する部品を同一の参照番号で示した添付の図面を参照することで、以下の詳細な記載から更に明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
以下の詳細な記載と図面に示す実施形態を参照しながら本発明について記載するが、以下の詳細な記載と図面は、本発明を開示される特定の例示的な実施形態に限定することを意図したものではなく、記載される例示的な実施形態は、本発明のさまざまな態様を例示的に記したものにすぎず、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定されることを理解されたい。
【0040】
以下、本発明の歯清掃用デバイスの第1の実施形態の図1a〜図1fおよび図2a〜図2dを参照しながら記載する。
【0041】
図1aは、本発明の歯清掃用デバイスの平面図を示し、図1b〜図1fは、対応する断面図に関する。図2a〜図2dに、異なる形状を有する対応する実施形態の例を示す。
【0042】
図1aに示すように、第1の実施形態による歯清掃用デバイス1は、本体2と、前記本体2によって保持された毛3とを備える。本体2は、人の舌の少なくとも端部を収容するようになっている貫通孔4を画成し、この貫通孔により、歯清掃用デバイス1を舌と係合させて、口内のあらゆる位置に移動させることができるようになる。歯清掃用デバイスが、使用者によって口内へ入れられると、毛3は、歯および歯茎と接触して、食物粒子を除去する。清掃プロセスが完了すると、歯清掃用デバイス1は廃棄される。
【0043】
貫通孔4により、歯清掃用デバイス1を舌と係合させることができるため、使用者が口内のあらゆる位置に歯清掃用デバイス1を移動させることが容易になる。好ましくは、歯清掃用デバイス1は、舌と係合するようになっている係合部分を備え、前記係合部分は毛がない状態に保たれ、例えば、図1bに示す特定の実施形態において、本体2は、貫通孔4に面する円筒状の表面5を備える。図1bから明らかなように、貫通孔4内に舌を容易に収容できるようにするために、円筒状表面5には毛が設けられていない。実際、円筒状表面5上に毛があると、歯清掃用デバイス1と舌とが係合することで、不快または煩わしさを感じることになりかねない。
【0044】
歯清掃用デバイス1の本体2は、いくつかの好ましい断面形状を有することができ、例えば、図1bから明らかなように、本体2の断面形状は、上述した円筒状表面5に対応する線形部分と、前記線形部分に接合された湾曲部分5’とを備え得る。明瞭にするために毛が省略されて示されている図1c〜図1fから明らかなように、他の断面形状は、本発明の範囲内のものであり、例えば、図1eに示すように、環状またはドーナツ状の本体2が実現可能であり、前記環状本体は、円形の断面形状を有する。代替として、本発明の歯清掃用デバイスの環状本体2は、図1cおよび図1dに示すように、楕円形の断面形状を有し得る。図1cの特定の実施形態において、本体2は、本体2に対して垂直方向に細長い断面形状を有する。図1dに示す特定の実施形態において、環状本体2は、本体2に対して水平方向に細長い楕円形の断面形状を有する。最後に、図1fに示すように、環状本体2は、多角形の断面形状を有し得る。図1fに示す特定の実施形態において、多角形の断面形状は、8辺からなる。しかしながら、状況に応じて、所定数の辺をもつ任意の多角形の形状を選択することができる。
【0045】
図8a〜図8eを参照しながら更なる詳細に記載するように、歯清掃用デバイス1に、舌と本体との粘着性を高めるようにされた粘着性向上手段を設けることができる。例えば、図1bに示す特定の実施形態において、円筒状表面5上または舌と係合するようにされた本体の該当部分上に、弾性突起部を設けることができる。
【0046】
図2a〜図2dにおいて、異なる形状を有する本体2が示されている。例えば、図2aにおいて、本体2は、多角形状の貫通孔4を画成する多角形の形状を有するのに対して、図2bにおいて、多角形状の本体2は、円形の貫通孔4を画成する。図2cに示すように、本体2は、四角形の貫通孔4を画成する四角形の形状を有することもでき、または、代替として、図2dに示すように、本体2は、円形の貫通孔4を画成する四角形の形状を有することができる。
【0047】
図示していない他の形状が、本発明の範囲内のものであり、これらの例が、本発明を限定することを意図したものでなく、本発明の歯清掃用デバイスが持ち得るさまざまな形状を例示したものにすぎないことを理解されたい。
【0048】
また、図2a〜図2dに示すさまざまな形状の任意のものと、図1a〜図1fに示す断面形状の任意のものとを組み合わせることができることも理解されたい。例えば、図2aの多角形状の本体2は、図1eに示すような円形の断面形状や、図1cおよび図1dのいずれかに示すような楕円形の断面形状さえ持ち得る。
【0049】
好ましい実施形態によれば、歯清掃用デバイスの本体2は、例えば、練り歯磨きや香味物質や治療用物質などの分散可能な物質を収容するようになっている。例えば、前記本体2には、使用中、前記本体に設けられた狭い通路(図示せず)を通って放出される液体の分散可能な物質を充填することができる。代替として、前記本体2に、前記分散可能な物質を染み込ませることができる。
【0050】
本体2は、例えば、ゴム、シリコン、樹脂などの弾性材料によって形成されることが好ましい。
【0051】
本発明の歯清掃用デバイスは、唾液に対して、不活性で毒性がなく不浸透性であることが好ましい。
【0052】
以下、本発明の歯清掃用デバイスの更なる実施形態の図3a〜図3dおよび図4a〜図4dを参照しながら記載する。
【0053】
図3bおよび図3aは、それぞれ歯清掃用デバイスの斜視図と断面図に関する。図3bおよび図3aから明らかなように、図示した更なる実施形態による本体2は、収容孔を介して外部と連通する内側キャビティ7を画成する中空本体である。内側キャビティ7は、舌の少なくとも端部を収容するようになっているため、歯清掃用デバイス1は、舌と係合することで、使用者が口内のあらゆる位置に移動できるようにされる。図示するように、内側キャビティ7は、舌の端部分を収容するための任意の形状を有し得る。例えば、図3aおよび図3dに示すように、内側キャビティ7は、テーパ形状を有し得る。代替として、図3cに示すように、内側キャビティ7は、中空の円筒形状を有し得る。
【0054】
上述したように、内側キャビティ7は、舌と係合するようになっている。内側キャビティ7の内面7’と舌との粘着性を高めるために、前記内面7’に、図8aに示すような弾性突起部8などの粘着性向上手段を設けることができる。
【0055】
代替として、内面7’に、前記粘着性向上手段がなく、歯清掃用デバイスが口内のあらゆる位置でうまく移動できるように、ある種の真空効果を得ることができるような内側キャビティの形状が選択される。
【0056】
また、図3cおよび図3dから明らかなように、状況に応じて、外部の形状を選択することができる。図3cにおいて、本体2は、中空の円筒形状を有するように描かれているのに対して、図3dにおいて、本体2は、シンブル形状を有するように描かれている。
【0057】
明瞭にするために、図3bにおいて、毛3は、本体2の外面を部分的にしか覆っていないように描かれている。しかしながら、図3aから明らかなように、前記毛3は、本体2の全外面を覆うように設けられることが好ましい。図3aから明らかなように、内側キャビティ7の縁と内側キャビティ7の内面7’には毛がないことが好ましい。内側キャビティ7の縁や内面7’上に毛を設けると、歯清掃用デバイスと舌とが係合したさい、不快や煩わしさを感じさせてしまうことになる。
【0058】
図4aおよび図4bに示すように、本体2は、所定の形状の内側キャビティ7を画成する中空の球状形状を有することもできる。例えば、図4cに示すように、内側キャビティ7は、中空の球状形状を有し得る。代替として、図4dに示すように、内側キャビティ7は、テーパ形状を有し得る。この場合も、図4aの側面図と図4bの平面図において、明瞭に示すために、毛3は、本体2の外面を部分的に覆うように示されているが、前記毛3は、本体2の外面全体を覆うように設けられることが好ましい。図3a〜図3dに示す歯清掃用デバイスの場合と同様に、図4a〜図4dに示す球状の歯清掃用デバイスの内側キャビティ7の縁部には、通常、清掃用の毛がなく、内側キャビティ7の縁部上と内側キャビティ7の内面7’上に、弾性突起部などの粘着性向上手段を設けることができる。
【0059】
また、図3a〜図3dおよび図4a〜図4dを参照して記載した実施形態の歯清掃用デバイスの本体2は、リフレッシュ用または香味物質、練り歯磨き、または治療用物質などの分散可能な物質を収容するように適合され得ることは言うまでもない。前記分散可能物質は、使用中、本体2に設けられた小さい通路(図示せず)を介して放出されるように、本体2内に充填されることもできるし、本体2に前記分散可能物質を染み込ませることもできる。
【0060】
ゴム、シリコン、または樹脂などは、本体2を形成するための材料として選択され、前記本体2が、唾液に対して、毒性がなく不活性であり不浸透性のものであることが好ましい。
【0061】
以下、図5a〜図5d、図6a〜図6d、および図7a〜図7dを参照しながら、本発明による歯清掃用デバイスの更なる好ましい実施形態について記載する。前記好ましい実施形態によれば、歯清掃用デバイス1の本体2は、変形可能な本体、すなわち、任意の好ましい形状に変形可能な本体である。特に、歯清掃用デバイスが変形可能であるのは、舌と容易に係合可能にして、舌を使って口内のあらゆる位置で移動できるようにするためである。
【0062】
図5a〜図5dに示す特定の実施形態において、本体2は、細長いバレット状の形状を有する。代替として、図7a〜図7dに示すように、本体2は、平坦な細長いストリップを備えてよい。図5b〜図5dに、図5eの細長いバレット状の本体2が舌と容易に係合するように変形可能である方法のいくつかの例が与えられている。例えば、図5bに示すように、細長いバレット状の本体2は、円形の環状孔4を画成する環状リングに変形可能である。代替として、本体2は、図5dに示すような細長い貫通孔4を画成するように変形可能である。更なる例として、本体2は、図5cに示すような馬蹄形に変形可能である。
【0063】
細長いバレット状の本体2は、図6a〜図6dに示すような任意の好ましい断面形状を有し得る。例えば、図6aに示すように、本体は、平坦な表面5を備えてよく、バレット状の本体2の断面形状は、前記平坦な表面に対応する線形部分と、前記線形部分に接合された湾曲部分5’とを備えてよい。代替として、バレット状の本体2は、円形の断面形状(図6a〜図6dに図示せず)または図6cに示すような楕円形の断面形状、または図6bおよび図6dに示すような所定数の辺を有する多角形のような断面形状を有し得る。
【0064】
上述した第1の実施形態の場合と同様に、バレット状の本体2の一部分には、円形の毛がないことが好ましく、したがって、使用者は、清掃用の毛によって覆われておらず、舌と係合するようになっている係合部分を容易に認識することができる。
【0065】
変形可能な本体2が細長い平坦なストリップを備える場合、前記平坦なストリップは、図7bに示すような円形の断面形状か、図7cに示すような細長い楕円形の断面形状または馬蹄形の断面形状(図7a〜図7dに図示せず)のいずれかを有する管状形状に容易に変形可能である。更なる例として、平坦なストリップ7aは、図7dに示すような中空本体に変形可能であり、前記中空本体は、図3a〜図3dおよび図4a〜図4eを参照しながら記載したいくつかの形状にほぼ対応する形状を有する。
【0066】
また、この実施形態の変形可能な本体2にも、香味物質や練り歯磨きや治療用物質などの分散物質を充填でき、前記物質が、使用中、前記本体内に設けられた小さい通路を介して放出されることは明らかである。代替として、変形可能な本体2に前記分散可能な物質を染み込ませることができる。
【0067】
この実施形態の変形可能な本体2は、唾液に対して、毒性がなく不活性で不浸透性である。
【0068】
図8a〜図8eにおいて、上述した異なる実施形態に粘着性向上手段8が設けられる方法の例が与えられている。特に、図8aにおいて、図3a〜図3dを参照しながら上述したシンブル状の中空本体2は、内側キャビティ7の内面7’上に設けられた弾性突起部8を備えるように描かれている。図8bにおいて、変形可能な細長いバレット状の本体2は、前記本体2の平坦な表面5を覆う前記弾性突起部8が備えられるように示されている。更なる例として、図8cは、環状本体2の断面図に関し、同時において、弾性突起部8は、貫通孔4に面するように設けられている。弾性突起部8は、図8eおよび図8dに示すような任意の好ましい形状を有してよい。
【0069】
最後に、図9a〜図9cを参照しながら、本発明の歯清掃に備えられたものであってよい清掃用の毛の例が与えられている。図9aから明らかなように、清掃用の毛は、2つの異なる長さのものであってよい。また、清掃用の毛は、図9bおよび図9cに示すような房状に配設されてもよい。最後に、図9cに示すように、毛は、本体からある角度に延びることができる。
【0070】
毛を形成する材料は、ナイロンを含むことが好ましい。
【0071】
上述した本発明の歯清掃用デバイスのすべての実施形態に、間違って飲み込むことがないように使用者が手で持つような綿や糸や紐(図示せず)が設けられてよく、これは、子どもが歯清掃用デバイスを使用する場合に特に利便性がある。
【0072】
更なる好ましい実施形態によれば、本発明の歯清掃用デバイスは、甘いものやドロップなどに埋め込むことができ、口に含んだ後、甘いものやドロップを形成する材料が唾液で、または噛むことで溶ける。ドロップが溶けると、歯清掃用デバイスは、口内のあらゆる位置に移動して、上述した清掃プロセスを完了することができる。
【0073】
ドロップまたは甘いものは、香味物質または治療用物質を含んでよいが、砂糖を含有する材料は避けることが好ましい。
【0074】
図10a〜図10cに、図1a、図3a、および図5aのそれぞれの歯清掃用デバイスが分散可能な材料のドロップ9に埋め込まれている対応する例が示されている。
【0075】
結論として、従来の歯清掃用デバイスに対して以下の利点および/または相違点を示す本発明の歯清掃用デバイスが開示された。
【0076】
本発明の歯清掃用デバイスは、噛むためのものではなく、清掃作用は、舌を使って口内のあらゆる位置に本発明の歯清掃用デバイスを移動させることによって得られる。
【0077】
このため、本発明の歯清掃用デバイスは、舌と係合するための係合手段を備える。本発明の歯清掃用デバイスを口内にあらゆる位置に移動することによって、歯の噛合わせ表面が清掃されるだけでなく、食物粒子が歯間の隙間から効率的に除去され、歯茎が刺激され、歯垢が適切に除去される。
【0078】
本発明の歯清掃用デバイスは、水がすぐに自由にならないあらゆる状況において使用可能であり、一旦使用されると、廃棄可能である。
【0079】
本発明の歯清掃用デバイスは、身体障害者や障害者によって便利よく使用されることがある。
【0080】
本発明の歯清掃用デバイスにより、時間をかけず完全な清掃を利用できるため、歯の清掃に時間をとられたがらない多忙な人々によって都合良く使用され得る。
【0081】
言うまでもなく、上述した実施形態に、広範囲の変更および修正を加えることが可能であることを理解されたい。したがって、本発明の範囲を規定するように意図されたものは、すべての等価物を含む特許請求の範囲であることも理解されたい。最後に、本願明細書に示し記載した本発明による歯清掃用デバイスの形態および/または形状は、本発明の好ましい実施形態として解釈されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1a】本発明の第1の実施形態によるリング状またはドーナツ状の歯清掃用デバイスに関する。
【図1b】本発明の第1の実施形態によるリング状またはドーナツ状の歯清掃用デバイスに関する。
【図1c】本発明の第1の実施形態によるリング状またはドーナツ状の歯清掃用デバイスに関する。
【図1d】本発明の第1の実施形態によるリング状またはドーナツ状の歯清掃用デバイスに関する。
【図1e】本発明の第1の実施形態によるリング状またはドーナツ状の歯清掃用デバイスに関する。
【図1f】本発明の第1の実施形態によるリング状またはドーナツ状の歯清掃用デバイスに関する。
【図2a】本発明の歯清掃用デバイスの本体の好ましい形状を示す。
【図2b】本発明の歯清掃用デバイスの本体の好ましい形状を示す。
【図2c】本発明の歯清掃用デバイスの本体の好ましい形状を示す。
【図2d】本発明の歯清掃用デバイスの本体の好ましい形状を示す。
【図3a】本発明の歯清掃用デバイスの更なる好ましい実施形態に関する。
【図3b】本発明の歯清掃用デバイスの更なる好ましい実施形態に関する。
【図3c】本発明の歯清掃用デバイスの更なる好ましい実施形態に関する。
【図3d】本発明の歯清掃用デバイスの更なる好ましい実施形態に関する。
【図4a】本体が中空の球状を有する本発明の歯清掃用デバイスの対応する実施形態を示す。
【図4b】本体が中空の球状を有する本発明の歯清掃用デバイスの対応する実施形態を示す。
【図4c】本体が中空の球状を有する本発明の歯清掃用デバイスの対応する実施形態を示す。
【図4d】本体が中空の球状を有する本発明の歯清掃用デバイスの対応する実施形態を示す。
【図5a】本体が変形可能な細長いバレット状の本体を含む本発明の更なる実施形態に関する。
【図5b】本体が変形可能な細長いバレット状の本体を含む本発明の更なる実施形態に関する。
【図5c】本体が変形可能な細長いバレット状の本体を含む本発明の更なる実施形態に関する。
【図5d】本体が変形可能な細長いバレット状本体を含む本発明の更なる実施形態に関する。
【図6a】図5a〜図5dの細長いバレット状本体の好ましい断面形状を示す。
【図6b】図5a〜図5dの細長いバレット状本体の好ましい断面形状を示す。
【図6c】図5a〜図5dの細長いバレット状本体の好ましい断面形状を示す。
【図6d】図5a〜図5dの細長いバレット状本体の好ましい断面形状を示す。
【図7a】本体が変形可能な平坦なストリップを含む本発明の歯清掃用デバイスの更なる実施形態に関する。
【図7b】本体が変形可能な平坦なストリップを含む本発明の歯清掃用デバイスの更なる実施形態に関する。
【図7c】本体が変形可能な平坦なストリップを含む本発明の歯清掃用デバイスの更なる実施形態に関する。
【図7d】本体が変形可能な平坦なストリップを含む本発明の歯清掃用デバイスの更なる実施形態に関する。
【図8a】粘着性向上手段を含む本発明の歯清掃用デバイスの実施形態を示す。
【図8b】粘着性向上手段を含む本発明の歯清掃用デバイスの実施形態を示す。
【図8c】粘着性向上手段を含む本発明の歯清掃用デバイスの実施形態を示す。
【図8d】粘着性向上手段を含む本発明の歯清掃用デバイスの実施形態を示す。
【図8e】粘着性向上手段を含む本発明の歯清掃用デバイスの実施形態を示す。
【図9a】本発明の歯清掃用デバイスの本体に設けられた毛の対応する例を示す。
【図9b】本発明の歯清掃用デバイスの本体に設けられた毛の対応する例を示す。
【図9c】本発明の歯清掃用デバイスの本体に設けられた毛の対応する例を示す。
【図10a】本発明の清掃用デバイスが分散可能な材料のドロップに埋め込まれた対応する例を示す。
【図10b】本発明の清掃用デバイスが分散可能な材料のドロップに埋め込まれた対応する例を示す。
【図10c】本発明の清掃用デバイスが分散可能な材料のドロップに埋め込まれた対応する例を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体(2)と、前記本体によって保持された複数の毛(3)とを備える歯清掃用デバイス(1)であって、
人の舌と係合するようになっており、舌を使って口内で前記歯清掃用デバイスを移動させることができるようにする係合手段(4、7)を備えることを特徴とする、歯清掃用デバイス。
【請求項2】
前記係合手段が、舌の少なくとも一部分を収容するようになっている収容部分(4、7)を備え、舌を使って口内で前記歯清掃用デバイスを移動させることができることを特徴とする、請求項1に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項3】
前記収容部分が、舌の少なくとも端部を収容するようになっている収容孔(4)を備え、舌を使って口内で前記歯清掃用デバイスを移動させることができることを特徴とする、請求項2に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項4】
前記本体が、前記収容部分を画成する内側キャビティ(7)を備える中空本体であり、前記内側キャビティが、前記収容孔を介して外部と連通することを特徴とする、請求項3に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項5】
前記中空本体が、ほぼ円筒状の収容部分を画成するほぼ中空の円筒形状を有することを特徴とする、請求項4に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項6】
前記本体が、テーパ状の収容部分を画成するほぼ中空のシンブル形状を有することを特徴とする、請求項4に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項7】
前記本体が、ほぼ球状の収容部分を画成するほぼ球状の中空形状を有することを特徴とする、請求項4に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項8】
前記本体が、前記収容孔に対応する貫通孔(4)を画成することを特徴とする、請求項3に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項9】
前記本体が、ほぼリング形状またはドーナツ形状を有することを特徴とする、請求項8に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項10】
前記本体が、ほぼ四角形状を有することを特徴とする、請求項8に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項11】
前記本体が、所定数の辺を有するほぼ多角形状を有することを特徴とする、請求項8に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項12】
前記本体が、ほぼ円形の断面形状を有することを特徴とする、請求項8〜11のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項13】
前記本体が、ほぼ四角形の断面形状を有することを特徴とする、請求項8〜11のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項14】
前記本体が、所定数の辺を有するほぼ多角形の断面形状を有する、請求項8〜11のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項15】
前記本体が、前記貫通孔に面する円筒状の表面(5)を備えることを特徴とする、請求項8〜11のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項16】
前記本体が、線形部分と、前記線形部分に接合された湾曲部分とによって画成される断面形状を有することを特徴とする、請求項15に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項17】
本体(2)と、前記本体によって保持された複数の毛(3)とを備える歯清掃用デバイス(1)であって、前記本体(2)が、人の歯と係合するようになっており、舌を使って口内で前記歯清掃用デバイスを移動させることができるようにする係合手段(4、7)を形成するような形になるように変形可能であることを特徴とする、歯清掃用デバイス。
【請求項18】
前記本体が、舌の少なくとも一部分を収容するようになっている収容部分(4、7)を画成するように変形可能であり、舌を使って口内で前記歯清掃用デバイスを移動させることができることを特徴とする、請求項17に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項19】
前記本体が、舌の少なくとも端部を収容するようになっている収容孔(4)を備える収容部分を画成するように変形可能であり、舌を使って口内で前記歯清掃用デバイスを移動させることができることを特徴とする、請求項18に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項20】
前記本体が、前記収容部分を画成するように変形されるようになっている平坦なストリップを備えることを特徴とする、請求項19に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項21】
前記平坦なストリップが、ほぼ円筒状の収容部分を画成するほぼ円筒形状の本体に変形可能であることを特徴とする、請求項20に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項22】
前記平坦なストリップが、テーパ収容部分を画成するほぼシンブル形状の本体に変形可能であることを特徴とする、請求項20に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項23】
前記平坦なストリップが、ほぼ球状の収容部分を画成するほぼ球形状の本体に変形可能であることを特徴とする、請求項19に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項24】
前記本体が、貫通孔(4)を画成するように変形されるようになっている、ほぼバレル状の形状の細長い本体を備えることを特徴とする、請求項19に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項25】
細長い本体が、ほぼリング状またはドーナツ状の本体に変形可能であることを特徴とする、請求項24に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項26】
前記細長い本体が、ほぼ四角形状の本体に変形可能であることを特徴とする、請求項24に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項27】
前記細長い本体が、所定数の辺を有するほぼ多角形状の本体に変形可能であることを特徴とする、請求項24に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項28】
前記細長い本体が、ほぼ円形の断面形状を有することを特徴とする、請求項24〜27のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項29】
前記細長い本体が、ほぼ四角形の断面形状を有することを特徴とする、請求項24〜27のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項30】
前記細長い本体が、所定数の辺を有するほぼ多角形状の断面形状を有することを特徴とする、請求項24〜27のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項31】
前記細長い本体が、平坦な表面(5)を備えることを特徴とする、請求項24〜27のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項32】
前記細長い本体が、線形部分と、前記線形部分に接合された湾曲部分(5’)とによって画成された断面形状を有することを特徴とする、請求項31に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項33】
前記本体が、舌と接触するようになっている接触領域を備え、前記毛が前記接触領域の外側に設けられることを特徴とする、請求項1〜32のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項34】
前記本体が、使用中、自然に分散される分散可能な物質を収容するようになっていることを特徴とする、請求項1〜33のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項35】
前記分散可能物質が、香味物質、練り歯磨き、または治療用物質の中から選択されることを特徴とする、請求項34に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項36】
前記本体に、使用中、前記本体に設けられた小さい通路を介して放出される液体の分散可能物質が充填されることを特徴とする、請求項34または35のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項37】
前記本体に、前記分散可能物質を染み込ませることを特徴とする、請求項34または35のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項38】
前記本体が、弾性材料によって形成され、ユーザが手で持つように糸や紐が設けられることで、前記歯清掃用デバイスを間違って飲み込まないようにすることを特徴とする、請求項1〜37のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項39】
前記弾性材料が、ゴム、シリコン、または樹脂から選択されることを特徴とする、請求項38に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項40】
前記本体が、唾液に対して、不活性であり毒性がなく不浸透性であることを特徴とする、請求項1〜39のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項41】
前記本体が、本体への舌の粘着性を高めるようになっている粘着性向上手段(8)を備えることを特徴とする、請求項1〜40のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項42】
前記粘着性向上手段が、前記本体から延伸する弾性突起部を備えることを特徴とする、請求項41に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項43】
前記毛が、少なくとも2つの異なる長さの毛を備えることを特徴とする、請求項1〜42のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項44】
前記毛が、毛の束を含むことを特徴とする、請求項1〜43のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス。
【請求項45】
前記本体(2)と前記毛が、人の唾液によって分散されるようになっている分散可能な物質の甘いものまたはドロップ(9)に少なくとも部分的に埋め込まれることを特徴とする、請求項1〜44のいずれか一項に記載の歯清掃用デバイス(1)。

【図1a】
image rotate

【図1b】
image rotate

【図1c】
image rotate

【図1d】
image rotate

【図1e】
image rotate

【図1f】
image rotate

【図2a】
image rotate

【図2b】
image rotate

【図2c】
image rotate

【図2d】
image rotate

【図3a】
image rotate

【図3b】
image rotate

【図3c】
image rotate

【図3d】
image rotate

【図4a】
image rotate

【図4b】
image rotate

【図4c】
image rotate

【図4d】
image rotate

【図5a】
image rotate

【図5b】
image rotate

【図5c】
image rotate

【図5d】
image rotate

【図6a】
image rotate

【図6b】
image rotate

【図6c】
image rotate

【図6d】
image rotate

【図7a】
image rotate

【図7b】
image rotate

【図7c】
image rotate

【図7d】
image rotate

【図8a】
image rotate

【図8b】
image rotate

【図8c】
image rotate

【図8d】
image rotate

【図8e】
image rotate

【図9a】
image rotate

【図9b】
image rotate

【図9c】
image rotate

【図10a】
image rotate

【図10b】
image rotate

【図10c】
image rotate


【公開番号】特開2008−237938(P2008−237938A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−173897(P2008−173897)
【出願日】平成20年7月2日(2008.7.2)
【分割の表示】特願2003−587227(P2003−587227)の分割
【原出願日】平成14年4月24日(2002.4.24)
【出願人】(504397022)
【Fターム(参考)】