説明

歯科用顔面保護カバー

【課題】患者は周囲が見え、術者も患者の顔が見ながら治療できる歯科用顔面保護カバーを提供する。
【解決手段】四角い布1の上方に口の大きさ大の穴2を開け、その上端に透明のシート3を付けた歯科用顔面保護カバー。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、患者が周囲を見ることができ、また、術者も患者の顔を見ることができる歯科用顔面保護カバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
歯科の治療中に飛散する粉塵や水飛沫から患者の顔を保護するためにタオルをかけていたが、患者は目隠しの状態になるため不安を訴える人もいた。
また、術者は患者の痛い時や気分が悪い時などの表情の変化が見えないので、対応が遅れることもあった。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開2007−215849号公報
【特許文献2】登録実用新案第3141082号公報
【特許文献3】登録実用新案第3110964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1にあたっては、患者は周囲が見え、術者も患者の顔が見えるが、目の保護をすることができないので、目が傷つく恐れがある。
また、特許文献2、及び特許文献3は、患者が周囲が見えるが、はっきりと見ることができないので、不安を感じる場合もある。
さらに、術者は患者の顔がほとんど見えないので、表情の変化が分からない。
そして、特許文献2のスリット構造、特許文献3のメッシュ構造は共に水を通してしまうので、目に水が入る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は四角い布(1)の上方に口の大きさ大の穴(2)を開け、その上端に防水性のある透明のシート(3)を付けた歯科用顔面保護カバーである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、患者の顔面を治療中の水飛沫や粉塵から、患者は周囲が見え、術者も患者の顔が見える状態で保護できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の平面図である。
【図2】本発明の使用状況を示す平面図である。
【図3】本発明の他の使用状況を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面に示す実施の形態について説明する。
人の顔面全体をを覆うことができるぐらいの大きさの四角い布(1)の上方に開いた口の大きさ大の穴(2)を開け、その上端に防水性のビニールなどの透明のシート(3)を付ける。図1参照
【0009】
この歯科用顔面保護カバーを使用する時は、調度口のところに穴(2)がきて、透明のシート部分(3)が目の位置にくるように患者の顔(4)の上にかける。
この時、治療中に飛び散る水飛沫や粉塵から顔面は保護され、目の周囲は透明のシート(3)なので、患者は周囲が見えるので安心できる。また、術者も患者の痛みなどによる顔の変化が分かるので、すぐに対応できる。図2参照
【0010】
また、中には見えないほうが怖くないという患者もいるが、その場合は透明のシート(3)を下にして上下を逆にすることで対応できる。図3参照
【符号の説明】
【0011】
1 布
2 穴
3 透明のシート
4 顔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
四角い布(1)の上方に口の大きさ大の穴(2)を開け、その上端に防水性の透明のシート(3)を付けた歯科用顔面保護カバー

【図1】
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【図2】
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【図3】
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