説明

気体溶解装置の設置構造

【課題】気体溶解装置と浴槽の接続部における水漏れに対する防護を十分にかつ簡便に実現することのできる気体溶解装置の設置構造を提供すること。
【解決手段】溶解タンク2とポンプ3が縦列配置されて浴室設置用の固定装置4に固定され、溶解タンクは、ポンプの吐出側に接続され、ポンプの吸い込み側に吸い込み配管24が接続され、吸い込み配管は、浴槽内に連通する吸い込み口25に向かって延び、溶解タンクの吐出側に流出配管26が接続され、流出配管は、浴槽内に連通する吐出口27に向かって延びている気体溶解装置1において、吸い込み配管とポンプの吸い込み側との第1接続部32と、流出配管と溶解タンクの吐出側との第2接続部35との下側に防水パン36が設けられ、防水パンは固定装置に固定されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気などの気体を浴槽内の湯水に溶解させる気体溶解装置を浴室内に設置するための気体溶解装置の設置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
空気などの気体の気泡径が0.1〜1000μm程度の大きさの微細気泡を浴槽内の湯水中に発生させ、入浴の効能を高めるために、浴槽内の湯水に気体を加圧して溶解させる気体溶解装置が知られている。本出願人もこれまでに下記特許文献1に記載したような気体溶解装置を提案している。
【0003】
特許文献1に記載した気体溶解装置では、気体が溶解した液体を生成する溶解タンクを固定する溶解タンク固定部と、溶解タンクに流体を供給するポンプを固定するポンプ固定部とを有し、このポンプ固定部が溶解タンク固定部の下方に配置された固定装置が設けられている。この固定装置において、溶解タンク固定部に溶解タンクが固定されるとともに、ポンプ固定部にポンプが固定されることによって、溶解タンクとポンプが上下に縦列して配置される。
【0004】
このような溶解タンクとポンプの縦列配置により、上記気体溶解装置は、装置全体がコンパクトなものとなり、省スペース化を一層図ることができ、しかも溶解タンクが安定に設置されるという利点を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−227780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、これまでの浴室の床面は、洗い場の床面を形成する洗い場側床パンと、浴槽の設置面を形成する浴槽側床パンとが連設されて形成されていたが、床パン全体が大型のものであるため、浴室の施工後に床パンを浴室内に搬入し、設置することができないという不都合さがあった。
【0007】
そのような不都合さを解消するために、浴槽側床パンを省略し、浴槽は、浴室の床下地に直接設置するという施工形態が取られることがある。この場合、上記特許文献1に示したような気体溶解装置も床下地上に設置され、浴槽との接続部には、パッキンの介設やコーキングの施工などの防水処理が施される。
【0008】
しかしながら、上記防水処理は、経年変化などにともなう水漏れが懸念され、建物の躯体保護の観点からも十分な防水性の確保が望まれる。
【0009】
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、気体溶解装置と浴槽の接続部における水漏れに対する防護を十分にかつ簡便に実現することのできる気体溶解装置の設置構造を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の気体溶解装置の設置構造は、気体を湯水に加圧して溶解させる溶解タンクと、浴槽内の湯水を取り出し、取り出した湯水を溶解タンクに圧送し、溶解タンク内で生成した気体溶解水を浴槽内に送り出すポンプとが、縦列配置されて浴室設置用の固定装置に固定され、溶解タンクは、ポンプの吐出側に接続され、ポンプの吸い込み側に吸い込み配管が接続され、この吸い込み配管は、浴槽内に連通する吸い込み口に向かって延び、溶解タンクの吐出側に流出配管が接続され、この流出配管は、浴槽内に連通する吐出口に向かって延びている気体溶解装置において、吸い込み配管とポンプの吸い込み側との第1接続部と、流出配管と溶解タンクの吐出側との第2接続部との下側に防水パンが設けられ、この防水パンは、固定装置に固定されていることを特徴とする。
【0011】
この気体溶解装置の設置構造においては、防水パンは、吸い込み配管および流出配管の長さ方向に沿って延びる細長形状を有していることが好ましい。
【0012】
この気体溶解装置の設置構造においては、防水パンでは、固定装置から遠い方の長手方向の端部に排水口が形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の気体溶解装置の設置構造によれば、気体溶解装置と浴槽の接続部における水漏れに対する防護を十分にかつ簡便に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の気体溶解装置の設置構造の一実施形態を示した斜視図である。
【図2】図1に示した気体溶解装置の設置構造の側面図である。
【図3】図1に示した気体溶解装置の設置構造の具体例を示した要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、本発明の気体溶解装置の設置構造の一実施形態を示した斜視図である。図2は、図1に示した気体溶解装置の設置構造の側面図である。図3は、図1に示した気体溶解装置の設置構造の具体例を示した要部断面図である。
【0016】
図1および図2に示した気体溶解装置1は、空気などの気体を湯水に加圧して溶解させる溶解タンク2と、浴槽内の湯水を取り出し、取り出した湯水を溶解タンク2に圧送し、溶解タンク2内で生成した気体溶解水を浴槽内に送り出すポンプ3とを備えている。溶解タンク2は、やや縦長で箱状の形状を有する中空なタンクである。溶解タンク2は、ポンプ3の吐出側に配管により接続され、溶解タンク2とポンプ3は互いに連通している。
【0017】
また、気体溶解装置1には、溶解タンク2とポンプ3を固定する、浴室設置用の固定装置4が設けられている。固定装置4は、支持台部5と土台部6を備えている。支持台部5は、溶解タンク2とポンプ3を固定し、収容する本体部7と、土台部6に対して本体部7を回転自在に支持し、本体部7の設置高さを調節可能とする脚部8とから形成されている。脚部8は、本体部7の下端に接続されている。
【0018】
本体部7は、上面および前面の全面が開放されている。本体部7の上端部には、溶解タンク2を固定するための溶解タンク固定部9が配置され、溶解タンク固定部9の下方に、ポンプ3を固定するためのポンプ固定部10が配置されている。溶解タンク固定部9は、本体部7の上端部において外側方にフランジ状に突出する固定面部11を有している。ポンプ固定部10では、本体部7の下部側の背面が固定面12とされている。
【0019】
土台部6は、円錐台状で、裾の広がった形状を有し、その下端部に、円環状の形状を有する浴室への設置面部13を有している。支持台部5を形成する脚部8は、たとえば、土台部6に対してねじ込み式で回転自在とされ、ねじ込む深さに応じて本体部7の設置高さを調節可能とすることができる。この場合、脚部8の下端部の外周面部および脚部8を受け入れる土台部6の内周面部には、いずれか一方に雄ねじを、他方に雌ねじを設けることができる。
【0020】
このような固定装置4は、図3に示したように、浴槽14が設置される床下地15に土台部6の設置面部13を載置して配置され、脚部8によって本体部7の高さを調節し、溶解タンク2およびポンプ3が所定位置に配置される。本体部7には溶解タンク2およびポンプ3が固定されることから、土台部6の設置面部13と床下地15の間に制振材16を設けることができ、この場合、ポンプ3の作動にともなう振動が浴室に伝播するのを制振材16によって抑制することができる。
【0021】
なお、土台部6と脚部8を相互が嵌合するように形成し、両者の間に制振材を挟んで土台部6と脚部8が嵌合するようにすることも可能である。この場合も、同様に振動が伝播するのが抑制される。
【0022】
また、図1および図2に示したように、ポンプ3は、本体部7のポンプ固定部10における固定面12に、ボルトなどの固着具17によって固定装置4に固定されている。このようなポンプ3の固定にも、本体部7との間に制振材を介在させることができ、ポンプ3の作動にともなう振動の伝播を抑制することができる。また、本体部7とポンプ3の間には伝熱体を介在させることもできる。伝熱体によってポンプ3のモータが発生する熱を支持台部5に放熱してモータの過熱を防止することができる。さらに、支持台部5には通気口を設けることができ、この場合、通気口からの放熱が可能となる。
【0023】
溶解タンク2には、下端部寄りの外周部に、外側方に突出するフランジ部18、19が設けられている。フランジ部18は、フランジ部19の上に配置され、両フランジ部18、19は重なり合っている。溶解タンク2は、固定装置4に備えた支持台部5の本体部7における溶解タンク固定部9の固定面部11の上に下側のフランジ部19を重ね合わせて載置されている。この載置にともなって、溶解タンク2においてフランジ部19より下側の部分は、本体部7の内部に上方から挿入される。そして、フランジ部18、19と固定面部11が、所定の部位においてボルトなどの固着具20によって締結され、溶解タンク2が、固定装置4の溶解タンク固定部9に固定されている。溶解タンク2は、このような固定状態において、固定装置4に上記のとおりに固定されたポンプ3の上側に配置され、溶解タンク2とポンプ3は上下に縦列して配置されている。溶解タンク2には、その底部からポンプ3により、図3に示した浴槽14内の湯水が圧送される。このように溶解タンク2を固定する場合にも、フランジ部18、19と固定面部11との間に制振材を設け、気体溶解水の生成にともなって発生する振動が、固定装置4に伝播するのを抑制することもできる。
【0024】
溶解タンク2は、また、高さ方向の中央部よりやや下側において分割され、上側を上部ユニット21、下側を下部ユニット22としている。上部ユニット21の下端縁部にフランジ部18が設けられ、下部ユニット22の上端縁部にフランジ部19が設けられている。溶解タンク2は、フランジ部18、19を互いに重ね合わせ、重なり合うフランジ部18、19の所定の部位においてボルトやナットなどの固着具により上部ユニット21と下部ユニット22を締結することによって組み立てられ、一体とされている。
【0025】
また、気体溶解装置1では、溶解タンク2の外部に溶解タンク2内の上部と底部を連通させる気体循環経路23が設けられている。気体循環経路23は、溶解タンク2の底部にエジェクタなどを介して接続されている。
【0026】
ポンプ3の吸い込み側には、蛇腹管などから形成された吸い込み配管24が接続されている。吸い込み配管24は、図3に示した浴槽14に連通する吸い込み口25に向かって延びている。溶解タンク2には、下部ユニット22の底部に配置された吐出側に、同じく蛇腹管などから形成された流出配管26が接続されている。流出配管26は、図3に示した浴槽14に連通する吐出口27に向かって延びている。吸い込み口25と吐出口27は、図3に示したように、浴槽14の側壁部に接続され、固定される浴槽接続部28に形成されている。浴槽接続部28では、図1および図2に示したように、その外周部に吸い込み口25が形成され、正面部に吐出口27が形成されている。また、浴槽接続部28は、吸い込み口25から吸い込み配管24に連通する第1流路と、吐出口27から流出配管26に連通する第2流路とを備え、これらの第1流路および第2流路は、浴槽接続部28では互いに独立しており、相互に連通していない。
【0027】
また、気体溶解装置1では、溶解タンク2内に導入する浴槽14内の湯水に空気などの気体を混合し、気液混合流体を生成するために、気体取り込み口29が溶解タンク2の上壁部30の上方に配置されている。気体取り込み口29は、吸い込み配管31の上端に設けられ、吸い込み配管31の下端部は、ポンプ3の吸い込み側と吸い込み配管24との接続部である第1接続部32付近に、エジェクタなどの気体導入部33を介して接続されている。
【0028】
溶解タンク2の上壁部30には、気体溶解水の生成の際に余剰となる空気を溶解タンク2内から放出する気体放出弁34が設けられている。気体放出弁34は、溶解タンク2内における気体溶解水の水面の高さに追随して浮沈し、上下方向に移動可能なフロートを有し、水面の高さの変化にともないフロートが上下動することによって、溶解タンク2内に貯留している気体の放出と停止を行う。このような気体放出弁34は、溶解タンク2の上壁部30においてその端縁部に向かって斜め下方に傾斜する傾斜面部に取り付けられている。
【0029】
このような気体溶解装置1では、ポンプ3の作動によって、図3に示した浴槽14内の湯水が、浴槽接続部28の吸い込み口25から吸い込まれ、吸い込み配管24を図1図中に示した矢印方向に流れ、溶解タンク2内に圧送される。溶解タンク2内では、圧送された湯水が、溶解タンク2の底部から噴出し、溶解タンク2内に貯留していた空気などの気体や、湯水の圧送にともなって気体取り込み口29から吸引される浴室内の空気などの気体と混合され、湯水中に空気が溶解し、気体溶解水が生成する。気体溶解水は、溶解タンク2の吐出側に接続された流出配管26に流出し、図1図中に示した矢印方向に流れ、浴槽接続部28の吐出口27から浴槽14内に噴出する。このとき、気体溶解水は、浴槽接続部28において、また、浴槽14内に噴出するときに減圧され、この減圧により湯水に溶解していた気体が析出し、微細気泡が発生する。浴槽14内の湯水は、ポンプ3の作動によって循環し、この循環が繰り返され、浴槽14内の湯水の気泡量が増加し、浴槽14内の湯水は微細気泡によって白濁し、牛乳風呂のような趣が現出する。
【0030】
図1および図2に示した気体溶解装置の設置構造では、上記のとおりの第1接続部32と、流出配管26と溶解タンク2の吐出側との第2接続部35との下側に防水パン36が設けられている。防水パン36は、樹脂製などとすることができ、吸い込み配管24および流出配管26の長さ方向に沿って延びる細長形状を有する、トレイ状の部材であり、外周縁部には、上方に延びる周壁37が設けられている。また、防水パン36は、浴槽接続部28にまで至る長さを有し、その底面は、第1接続部32および第2接続部35側から浴槽接続部28に向かって緩やかに下降するように傾斜している。
【0031】
このような防水パン36は、第1接続部32および第2接続部35側の一端部において固定装置4に固定されている。具体的には、防水パン36では、第1接続部32および第2接続部35側の一端部に、上下に貫通する円形の開口38が形成され、開口38に固定装置4の脚部8が嵌め込まれて、防水パン36が固定装置4に固定されている。開口38には円環状のパッキン39が取り付けられ、開口38における防水パン36の水密性が高められている。
【0032】
また、防水パン36では、固定装置4から遠い方の長手方向の端部、すなわち、浴槽接続部28側の端部に、上下に貫通する円形の排水口40が形成されている。排水口40から下方には、円筒状の排水管接続部41が延設されている。
【0033】
このように、図1および図2に示した気体溶解装置の設置構造では、第1接続部32および第2接続部35の下側に防水パン36が設けられ、防水パン36は、固定装置4に固定されているので、第1接続部32および第2接続部35において水漏れが発生したとしても、漏出する湯水などを防水パン36で受けることができる。図3に示した床下地15が湯水で濡れるのが抑制される。気体溶解装置1と浴槽14の接続部における水漏れに対する防護を十分にかつ簡便に実現することができる。したがって、浴室において浴槽14側に床パンが設置されなくとも、防水性を高めることができ、しかも、気体溶解装置1は、浴槽14の施工後に容易に設置することができる。また、防水パン36の固定装置4への固定にはパッキン39が介在しているので、開口38からの湯水などの漏出も十分に抑えられる。
【0034】
また、防水パン36は、吸い込み配管24および流出配管26の長さ方向に沿って延びる細長形状を有しているので、浴槽接続部28における水漏れについても上記と同様に対処することができる。湯水を受ける領域が広く、気体溶解装置1と浴槽14の接続部の全てにおける水漏れに対する防護を十分にかつ簡便に実現することができる。また、防水パン36は、コンパクトなものであり、気体溶解装置1の設置に支障を及ぼすことはなく、また、防水パン36を設けることによるコストの高騰を抑えることもできる。
【0035】
さらに、防水パン36では、固定装置4から遠い方の長手方向の端部に排水口40が形成されているので、防水パン36で受けた湯水などを排水管を通じて適宜排水することができる。漏出した湯水などが床パン36から溢れ出るのを抑制することができる。
【0036】
このような気体溶解装置の設置構造を用いて気体溶解装置1を浴室内に設置する際には、図3に示したように、浴室の床下地15上に浴槽14が設置された状態において気体溶解装置1を設置することができる。図3に示した例では、床下地15の下側には、浴槽14内の湯水を排水するための排水トラップ42が埋設されている。浴槽14の底面に上下に貫通して形成された排水口43から下方に排水管44が延設され、排水管44は、排水トラップ42の上部に挿入されている。
【0037】
気体溶解装置1は、固定装置4の土台部6を床下地15上に載置して浴槽14の洗い場45側に位置する一つのコーナー部に配置されている。浴槽接続部28が、浴槽14の洗い場45側の側壁部に接続され、固定されている。防水パン36の下方に延設された排水管接続部41に排水管46の一端部が接続され、排水管46の他端部は、排水トラップ42の上部に挿入されている。防水パン36で受けた湯水などは、排水口40および排水管46を通じ、図3図中に示した矢印方向に排水トラップ42へと導かれ、排水される。洗い場45側には、床パン47が設置され、洗い場45の床面が形成されている。床パン47では、その外周部に起立する周壁48が設けられ、洗い場45で使用する湯水が浴槽14側に漏出するのを抑制する。浴槽14の上端周縁部に設けられた外側方に延設されたフランジ49の洗い場45の端部から床パン47の周壁48に向かってエプロン50が設けられている。エプロン50によって、気体溶解装置1は隠蔽されている。
【0038】
本発明は、以上の実施形態によって限定されるものではない。溶解タンク、ポンプおよび固定装置の構成および構造、防水パンの形状、大きさおよび材質などの細部については、様々な態様が可能である。
【符号の説明】
【0039】
1 気体溶解装置
2 溶解タンク
3 ポンプ
4 固定装置
14 浴槽
24 吸い込み配管
25 吸い込み口
26 流出配管
27 吐出口
32 第1接続部
35 第2接続部
36 防水パン
40 排水口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
気体を湯水に加圧して溶解させる溶解タンクと、浴槽内の湯水を取り出し、取り出した湯水を前記溶解タンクに圧送し、溶解タンク内で生成した気体溶解水を浴槽内に送り出すポンプとが、縦列配置されて浴室設置用の固定装置に固定され、前記溶解タンクは、前記ポンプの吐出側に接続され、前記ポンプの吸い込み側に吸い込み配管が接続され、この吸い込み配管は、浴槽内に連通する吸い込み口に向かって延び、前記溶解タンクの吐出側に流出配管が接続され、この流出配管は、浴槽内に連通する吐出口に向かって延びている気体溶解装置において、
前記吸い込み配管と前記ポンプの吸い込み側との第1接続部と、前記流出配管と前記溶解タンクの吐出側との第2接続部との下側に防水パンが設けられ、この防水パンは、前記固定装置に固定されていることを特徴とする気体溶解装置の設置構造。
【請求項2】
前記防水パンは、前記吸い込み配管および前記流出配管の長さ方向に沿って延びる細長形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の気体溶解装置の設置構造。
【請求項3】
前記防水パンでは、前記固定装置から遠い方の長手方向の端部に排水口が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の気体溶解装置の設置構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2012−148006(P2012−148006A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−10227(P2011−10227)
【出願日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】