説明

気化器

【課題】横向部がスロー燃料通路の縦向部上部側の途中で側方に延設されて本体ボディ内部を通る気化器において、コストの高騰を伴うことなくスロー系の燃料流量特性を良好に維持できるようにする。
【解決手段】スローエア通路80が本体ボディ2A上部に配置されスロー燃料通路8Aが吸気通路上部側に開口しスロー燃料通路8Aの縦向部8b上部側に管体84が挿設されて、導入したエアーが縦向部8b内周面と管体84外周面とで形成される隙間84cを下降し管体84下端側の連通孔84bを通り燃料と合流して、混合燃料が管体84内部通路84aを通り接続孔84dを経て横向部86Aに入るものとされ、横向部86Aが縦向部8b上部側の途中で側方に延設されて本体ボディ2A内部を通る気化器1Aであって、接続孔84dが管体84上端よりも低い位置で横向部86Aの高さに一致して設けられ内部通路84aが接続孔84d上側で閉鎖されたものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、気化器に関し、殊に、吸気通路が横向きに貫通した本体ボディの上部側に横向きのスローエア通路が配置され、このスロー燃料通路が吸気通路上部で開口した気化器に関する。
【背景技術】
【0002】
エンジンに燃料を霧化状態で供給する気化器において、例えば特開平10−1854458号公報等に記載され、2本の吸気通路が互いに平行且つ水平に配置された図4に示すような双胴型の気化器1Cでは、メイン燃料通路7及びスロー燃料通路8Cを定燃料室30の中央部から2つの吸気通路の中間部分を通るように縦方向に形成し、スロー燃料通路8Cが縦方向に延びる縦向き部8b上端から横向き部86Cで横方向に屈曲してスローポート87に至る構成を有している。
【0003】
このような気化器1Cにおいては、スロー系の燃料供給経路としてスローポート87に発生する吸入圧力で定燃料室30内に溜まった燃料の油面Xの高さから燃料を吸い上げる構成となっている。この場合、燃料のみではエンジンへの供給の際に霧化が不充分となりやすいため、スロー燃料通路8Cの途中でスローエア通路80を介して燃料にエアーを混合するようになっている。
【0004】
しかしながら、このように本体ボディ上部側にスローエア通路80が配置されてスロー燃料通路8C末端が吸気通路上部で開口した構成の気化器では、レイアウト上の制約によりスロー燃料通路8Cのエアー供給位置をスロージェット83直近に配置できないことから、スロージェット83とエアー供給位置との間に大きな高低差Aが生じるため、エアーの混合が不充分となって燃料をスローポート87まで飛ばしにくい状況となって、スロー系の燃料流量特性が充分に機能しにくいという問題がある。
【0005】
この問題に対し、本願出願人は、先に特開2008−215281号公報において、図5に示すような気化器1Bを提案している。この気化器1Bでは、スロー燃料通路8Bの縦向き部8b側に、その内径よりも外径の小さい管体(スローパッセージパイプ)85を本体ボディ上面側から挿設するものとし、その側方からスローエア通路80が縦向き部8bに接続しており、導入したエアーがスロー燃料通路8B内周面と管体85外周面とで形成される隙間85cを下降して管体85下端側で燃料と合流するものとしている。
【0006】
これにより、エアー供給位置をスロージェット83の直近に配置して燃料を吸い上げやすくし、スロー系の燃料流量特性を良好に維持しやすくしている。また、このように本体ボディ上面側から管体85を挿設して2重円筒構造としたことにより、燃料通路を狭く設定可能として燃料を吸い上げ易くしたことに加え、スロー燃料通路8Bの縦向き部8b上部側を太く設定できるようになる。
【0007】
しかしながら、斯かる気化器1Bでは、スロー燃料通路8Bのうちスローポートへの横向部86Bが本体ボディ上面に溝状に設けられて蓋材で開放端を塞がれ、管体85上端部で横向部86に接続している構成である。そのため、この管体85では、横向部86Bが本体ボディ内部を通って縦向部8b上部側の途中位置で側方から接続するようなレイアウトの気化器にはそのまま対応できない。また、スローエアが通る隙間85cにおける上下部分の気密性を確保するには高い寸法精度を要してコスト高となりやすい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平10−1854458号公報
【特許文献2】特開2008−215281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、スローポートに至る横向部がスロー燃料通路の縦向部上部側の途中で側方に延設されて本体ボディ内部を通るレイアウトの気化器において、コストの高騰を伴うことなくスロー系の燃料流量特性を良好に維持できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そこで、本発明は、吸気通路が横向きに貫通した本体ボディの下面側に定燃料室が設けられ、スローエア通路が本体ボディ上部に配置されてスロー燃料通路が吸気通路上部側に開口しており、スロー燃料通路の縦向部上部側に管体が挿設されているとともに、この管体を挿設した部分の途中でスローエア通路が側方から縦向部に接続しており、導入したスローエアがこの縦向部内周面と管体外周面とで形成される隙間を下降して管体下端側の連通孔を通り燃料と合流して混合され、空気混合燃料が管体の内部通路を通り接続孔を経て横向部に入りスローポートに至るものとされ、且つ、その横向部が縦向部上部側の途中で側方に延設されて本体ボディ内部を通ってなる気化器であって、その管体は横向部への接続孔がその上端よりも低い位置で横向部の高さに一致して設けられており、その内部通路が接続孔の上側で閉鎖されていることを特徴する。
【0011】
このように、スロー燃料通路のスローポートに至る横向部が、本体ボディ上端面ではなく本体ボディ内部に設けられて縦向部上部側の途中位置で延設されたレイアウトの気化器においては、エアー供給位置をスロージェットの直近に配置して燃料を吸い上げやすくするために管体上端部に横向部への接続孔を有して内部通路が上下に貫通したものでは対応することができないところ、前述のように、縦向部上部側に挿入する管体を、横向部への接続孔をその上端よりも低い位置で横向部の高さに一致して設けて内部通路を接続孔の上側で閉鎖したことで、斯かる横向部の構成の気化器においても対応可能となり、スロー系燃料の吸い上げが良好となる。
【0012】
また、この場合、その縦向部の管体を挿入する部分は、下になるに従って内径が縮小したテーパ状に形成され、その管体は、接続孔よりも下であってスローエア通路の接続部よりも上の位置及び連通孔よりも下の位置に、挿入位置の縦向部内径に外径が一致する鍔部が各々設けられている、ことを特徴としたものとすれば、テーパ状の管体挿入部に上から挿入する構成であることにより寸法精度が高くなくても鍔部の密着度を確保しやすいものとしながら、スローエアが隙間の上下側で漏れることなく管体内部に導入されやすいものとなる。
【0013】
さらに、上述した気化器において、その管体外周面には、横向部への接続孔の上方で周方向に形成した溝にO―リング備えてなるシール部を有していることを特徴としたものとすれば、本体ボディ上面に開口したスロー燃料通路の縦向部上端の開口部分から挿設するだけで、内外気・液密性を確保しながら容易に取り付けられる。
【0014】
さらにまた、上述した気化器において、その管体の上端側は、スロー燃料通路の縦向部上端側の内径よりも大径の蓋部とされて、この蓋部の下面が本体ボディ上面の縦向部の開口部分外周側に当接してこの開口部分を塞いでいることを特徴としたものとすれば、管体をその蓋部下面が本体ボディ上面に当接するまで挿入するだけで、正確な挿入位置で停止するとともに、蓋部をつまんで引き上げるだけで管体が脱抜されるため、その着脱作業が極めて容易となる。
【発明の効果】
【0015】
管体の接続孔を横向部の高さに一致して設けて管体内部通路を接続孔上側で閉鎖した本発明によると、スロー燃料通路の横向部が縦向部上部側の途中で側方に延設されて本体ボディ内部を通るレイアウトの気化器においても、コストの高騰を伴うことなくスロー系の燃料流量特性を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明における実施の形態である気化器の縦断面図である。
【図2】図1の気化器のスロー燃料通路縦向部に挿設した管体の構成を示す拡大した部分縦断面図である。
【図3】図1の気化器の管体を挿設した部分の構成と流体の動きを示す拡大した部分縦断面図である。
【図4】従来例を示す縦断面図である。
【図5】従来例を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
【0018】
図1乃至図3は、本実施の形態である気化器1Aの縦断面とその一部を拡大した部分縦断面図を示している。図1の縦断面図を参照して、気化器1Aはその本体ボディ2Aを図示しない横向きの吸気通路が貫通するサイドドラフト式の気化器である。本体ボディ2Aの下面側には定燃料室30を形成する燃料チャンバ3が設けられ、その定燃料室30内には、図示しない燃料タンクから送られた燃料の入口部分をレバー式に開閉するためのフロート5が配設されているとともに、メイン燃料通路7及びスロー燃料通路8Aを備えた柱状部材4が垂設されている。
【0019】
そのメイン燃料通路7とスロー燃料通路8Aは、縦向部7b,8bで各々上方向に延び、本体ボディ2Aの並列した吸気通路の間になる部分を通っている。そしてメイン燃料通路7は、吸気通路のベンチュリ付近で図示しないメインノズルが突出して開口しており、スロー燃料通路8Aは本体ボディ2A中を吸気通路上部側まで延び、横向部86Aで横方向に延びて吸気通路上部で開口する図示しないスローポートに接続している。
【0020】
また、メインエア通路70は、吸気通路の上流側空気取入口で開口してから横方向に延び、次に下方向に屈曲してメイン燃料通路7の縦向部7b内に挿通したエマルジョン管72の上端側に接続し、エマルジョン管72内を下降したメインエアが、その下端付近で燃料と混合されて空気混合燃料を形成し、図示しないメインノズルから吸気通路に噴出するようになっている。
【0021】
一方、スロー燃料通路8Aは、メイン燃料通路7の下端側で開口した接続孔8aから始まり、縦向部8bで上方向に延びて本体ボディ2A上部まで達し、その中途にスロージェット83が配設され、このスロージェット83の上側でスローエア通路80が側方から接続している。このスローエア通路80は、上述したようにサイドドラフト式気化器における構造上の制約により、メインエア通路70の上側である本体ボディ2Aの上部で吸気通路に平行して横向きに配設されている。
【0022】
そして、スロー燃料通路8Aの縦向部8b中では、スロージェット83上端近傍位置から横向部86Aへの接続部近傍位置を通り本体ボディ2A上面まで、この部分のスロー燃料通路8Aの内径と同等以下の外径を有したパイプ状の管体(スローパッセージパイプ)84が上から挿設されており、その管体84の構成が本発明の特徴部分となっている。また、縦向部8bの管体84を挿入する部分は、下になるに従って内径が縮小したテーパ状に形成されており、挿入する管体84もこれに対応して全体として略テーパ状に形成されている。
【0023】
そして、管体84の内部通路84a上端は横向部86Aに接続し、その管体84の途中位置外周側で、スローエア通路80がスロー燃料通路8Aに側方から接続している点は、図5の従来例の気化器1Bと共通している。しかし、本実施の形態においては、スロー燃料通路8Aのスローポートに至る横向部86Aが、縦向部8b上部側の途中で側方に延設されて本体ボディ2A内部を通るレイアウトとなっており、上端側に横向部86Bへの接続孔85dが設けられた気化器1B の管体85では対応することができない。
【0024】
管体84を拡大した部分縦断面図である図2を参照して、管体84は、全体として筒状の部材である点は従来例の管体85と共通しているが、その内部通路84aから横向部86Aに接続する接続孔84dが、その上端ではなく途中位置で開口しており、その接続孔84dよりも上側の内部通路84aが閉鎖されている。
【0025】
そして、この接続孔84dよりも上の部分は、スロー燃料通路8Aの縦向部8b上端側で逆テーパ状に拡径した挿入部の内周面に密着して閉鎖するように、周方向に形成した溝にO−リングを配設してなるシール部84gとされており、これよりも上の部分がさらに拡径して蓋部84eを構成している。また、接続孔84dよりも下でスローエア通路80の接続部よりも上の位置及び連通孔84bよりも下の位置に、テーパ状に形成された挿入部における各位置の縦向部8b内径に外径が各々一致するように鍔部84h,84iが設けられている。
【0026】
管体84を挿設したスロー燃料通路8Aの縦向部8bを中心に拡大した図2を参照して、管体84はその外周面と縦向部8bの挿入部の内周面との間に隙間84cを形成するように挿設されるものとなっており、その隙間84cは上下を鍔部84h,84iで区画されるようになっている。
【0027】
即ち、上述したように、縦向部8bの管体84を挿入する部分がテーパ状に形成され、その内径に対し鍔部84h,84iの外径がその挿入位置で一致するように管体84が形成されており、テーパ状の縦向部8bに上から管体84を挿入する構成であることから、鍔部84h,84iの寸法精度が高くなくても内周面との密着度が確保しやすいものとなっており、スローエアが隙間84cの上下方向に漏れにくくなっている。
【0028】
また、その内部通路84a上端の接続孔84dは、横向部86Aの高さに一致した位置に設けられており、その上側部分に配置したO−リングによるシール部84gでこれよりも上側との流通を完全に閉止するようになっているため、この管体84をスロー燃料通路8Aに上から挿設するだけで、内外の気・液密性を容易に確保することができる。
【0029】
さらに、そのシール部84gの上側では、大径の蓋部84eが本体ボディ2A上面側に露出し、その下面でスロー燃料通路8Aの本体ボディ2A上面に開口した部分の外周側に密着して塞いでいる。管体84をこのような構成としたことで、蓋部84eが本体ボディ2A上面に当接するまで縦向部8bの開口部分から挿入するだけで、正確な挿入位置で停止することになり、また、その蓋部84eを摘んで引き上げるだけで管体84が脱抜される。
【0030】
尚、斯かる管体84を合成樹脂で作成することにより、金属部品と比べて大きな変形能とテーパ状の挿入部形状と相俟って、部品としての寸法精度が高くなくても挿入時の高い密着度を確保しやすいものとなり、さらなる低コスト化を達成しやすいものとなる。
【0031】
そして、図3に示すように、斯かる構成の管体84をスローエア通路8Aの縦向部8b上部側に挿設した状態で、管体84途中の側方からスロー燃料通路8A内に流入したスローエアは、隙間84cを下降して連通孔84bを通り内部通路84aに導入され、スロージェット83を通過した燃料と混合される。また、空気が混合して泡状又は霧状となって軽くなった燃料は、吸気通路側による吸引力で容易に吸い上げられ(飛ばされ)、図3の矢印に示すように接続孔84d、横向部86Aを経て図示しない吸気通路内に噴出する。
【0032】
このように、スローポートに至る横向部86Aがスロー燃料通路8Aの縦向部8b上部側の途中で側方に延設され本体ボディ2A内部を通るレイアウトの気化器1Aにおいても、上述したように簡易な構成でコストの高騰を伴うことのない本実施の形態の気化器1Aにより、スロー系の燃料流量特性を良好に維持できるものとなった。
【0033】
また、上述したように、斯かる管体84を本体ボディ2A上面から挿設してこの部分のスロー燃料通路8Aを二重円筒構造としたことにより、燃料通路をより細く設定できるようになるため、燃料が一層吸い上げやすくなるとともに管体84の挿入部をより太く設定できることから、気化器1Aの製造時において、ダイキャスト鋳抜きPIN径を太くすることもでき、製造工程におけるPIN折れや肉抜きによる巣対策としても有効なものとなる。
【0034】
以上、述べたように、スロー燃料通路のスローポートに至る横向部がスロー燃料通路の縦向部上部側の途中で側方に延設されて本体ボディ内部を通るレイアウトの気化器においても、本発明により、コストの高騰を伴うことなくスロー系の燃料流量特性を良好に維持することができる。
【符号の説明】
【0035】
1A 気化器、2A 本体ボディ、8A スロー燃料通路、8b 縦向部、80 スローエア通路、83 スロージェット、84 管体、84a 内部通路、84b 連通孔、84c 隙間、84d 接続孔、84e 蓋部、84g シール部、86h,86i 鍔部、86A 横向部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸気通路が横向きに貫通した本体ボディの下面側に定燃料室が設けられ、スローエア通路が前記本体ボディ上部に配置されてスロー燃料通路が前記吸気通路上部側に開口しており、前記スロー燃料通路の縦向部上部側に管体が挿設されているとともに、該管体を挿設した部分の途中で前記スローエア通路が側方から前記縦向部に接続しており、導入したスローエアが前記縦向部内周面と前記管体外周面とで形成される隙間を下降して前記管体下端側の連通孔を通り燃料と合流して混合され、空気混合燃料が前記管体の内部通路を通り接続孔を経て前記横向部に入りスローポートに至るものとされ、且つ、前記横向部が前記縦向部上部側の途中で側方に延設されて前記本体ボディ内部を通ってなる気化器であって、前記管体は、前記横向部への接続孔が該管体上端よりも低い位置で前記横向部の高さに一致して設けられており、前記内部通路が前記接続孔の上側で閉鎖されていることを特徴する気化器。
【請求項2】
前記縦向部の前記管体を挿入する部分は、下になるに従って内径が縮小したテーパ状に形成され、前記管体は、前記接続孔よりも下であって前記スローエア通路の接続部よりも上の位置及び前記連通孔よりも下の位置に、挿入位置の前記縦向部内径に外径が一致する鍔部が各々設けられていることを特徴とする請求項1に記載した気化器。
【請求項3】
前記管体の外周面には、前記接続孔の上方で周方向に形成した溝にO―リング備えてなるシール部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載した気化器。
【請求項4】
前記管体の上端側は、前記縦向部上端の内径よりも大径の蓋部とされて、該蓋部の下面が前記本体ボディ上面の前記縦向部の開口部分外周側に当接して該開口部分を塞いでいることを特徴とする請求項1,2または3に記載した気化器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−64076(P2011−64076A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−212800(P2009−212800)
【出願日】平成21年9月15日(2009.9.15)
【出願人】(000153122)株式会社ニッキ (296)