説明

気圧式発電タイヤ

【課題】電力を動力とした移動車両の動力源の省力化
【解決手段】電力を動力源とした、移動車両の回転輪の上下に発生する、空気圧の差を利用して、風車により発電した電力を、動力源として追加利用する。

【考案の詳細な説明】
【考案の属する技術分野】
公害対策の電気自動車、労力軽減の電気自転車、競技用の太陽電池利用の省力車等、バッテリーを利用した車両の開発が盛んになりつつある現在、低消費のみに重点を置くだけでは片手落ちであり、重力を利用して、二次的電力を獲得するためのものである。
【考案が解決しようとする課題】
車両の重量を利用して、回転動作にて生ずる、チューブ内の気圧の差を動力源として利用する。
【課題を解決するための手段】
タイヤ内のチューブを分割して、空気の送り出し、受け口を設け、重圧のかかる分割チューブより、風車を回転させる空気圧として取り出し、風車を回し、小型発電機を回転させる、低圧となった空気は、他の分割チューブの受け口に戻される。この連続動作により目的を達する。
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1〜図4において、タイヤAは、通常使用されているものである。分割チューブBは、チューブを分割して、境界板Cにて区切り、圧縮された空気を、導管E、高圧導管3、気圧タンクFを通して、風車Jを回転させる高圧供給管Oに送る。もどり圧は、低圧排出管Mより排出、気圧タンクFより、低圧導管2を通り、他の分割チューブBに戻る。この連続作用を利用する。
高圧導管3と、低圧導管2の内部には、空気の流向を制御する、制御弁が、内蔵されている。
電気自転車にて使用する場合は、チューブを、8分割〜6分割が適当である。
気圧タンクFは、高圧と、低圧に分割されている。
高圧供給管は、風車を回転させるための、空気圧の入り口であり、低圧排出管は、空気圧の出口である。風車Jには、発電機Kが直結され、起電流は、電極冊子板Gに連結、供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】機構全体の正面、横面の断面図である。
【図2】分割チューブBの斜視図である。
【図3】気圧タンクFを中心とした、動作機構部の斜視図である。
【図4】高圧導管と、低圧導管の断面図である。
【符号の説明】
A タイヤ
B 分割チューブ
C 境界板
D ホイール
E 導管
F 気圧タンク
G 電極冊子板
H ホイール止板
I ブレーキ板
J 風車
K 発電機
L 導管取付リング
M 低圧排出管
N 六角ネジ
O 高圧供給管
P 電線
1 連結導管
2 低圧導管
3 高圧導管
4 高圧制御弁
5 低圧制御弁

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】分割したチューブ内の気圧の高低差により、風車を回転させて風車に直結された発電機により、電力を起こさせるための機構

【図1】
image rotate


【図2】
image rotate


【図3】
image rotate


【図4】
image rotate