水の酸化還元電位を下げる装置と方法。
【課題】
水の酸化還元電位は測定すると高く、水質としては酸化力が強い水として問題点を持つ。酸化力が強い水は給水管や給湯管等の腐食を早め、食品加工分野でも抽出効率に大きな課題を持ち洗浄力にも劣る。
【解決手段】
本発明は、課題を持つ水の酸化還元電位を下げる装置と方法を特徴としている。
二酸化チタンと白金を混合し塗付した固形体の焼成品と、磁石が充填されている水の酸化還元電位を下げる装置で酸化力が強い水を、各分野の課題である腐食対策、抽出効率の高さ、洗浄力に優れた水に改質する。
水の酸化還元電位は測定すると高く、水質としては酸化力が強い水として問題点を持つ。酸化力が強い水は給水管や給湯管等の腐食を早め、食品加工分野でも抽出効率に大きな課題を持ち洗浄力にも劣る。
【解決手段】
本発明は、課題を持つ水の酸化還元電位を下げる装置と方法を特徴としている。
二酸化チタンと白金を混合し塗付した固形体の焼成品と、磁石が充填されている水の酸化還元電位を下げる装置で酸化力が強い水を、各分野の課題である腐食対策、抽出効率の高さ、洗浄力に優れた水に改質する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、水の酸化還元電位を下げる装置と方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
水道水の配管は時間の経過で配管内面が腐食して赤錆が発生する。その原因を抑える為次の方法がある。
イ 消石灰、ポリリン酸等の薬剤を水に添加し配管内面に被膜を作る方法。
ロ 配管内面に樹脂塗料で被膜を形成する方法。
ハ 水溶液中の溶存酸素を除去する方法。
ニ 水のPH値、水の酸化還元電位を上昇させ不動態被膜を形成させる方法に、特許第1740331号/N型半導体を用いた赤錆防止方法。
【０００３】
中小加工食品工場では出汁の抽出方法を、家庭で出汁を取るように鍋や圧力鍋を使用している。
【０００４】
洗浄分野では洗浄剤が中心で使用され、他には超音波装置等も組み合わせで洗浄されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
（イ）薬剤による方法は、飲料水等は味が変わり人体に何らかの影響を与える。
【０００６】
（ロ）配管に樹脂塗料で被膜を形成する場合には、工事に要する時間がかかり配管接続部分の被膜形成は完全に出来ない。又ある期間が経過すると不完全な被膜形成から赤錆が発生する。
【０００７】
（ハ）水の溶存酸素を除く方法は、設置場所と設備が大きく複雑になる。
【０００８】
（二）触媒でPH値、酸化還元電位を上昇させる方法が特徴であるが、酸化還元電位の上昇は全くなかった。
【０００９】
抽出方法は、抽出効率の低さとエネルギーの無駄が多い。
【００１０】
洗浄方法は洗浄剤使用が中心で超音波等の装置と組み合わせるのもあるが、洗浄剤等の過度の使用は排水処理費用に影響を与え、環境問題に悪影響を与える。
【課題を解決するための手段】
【００１１】
本発明は二酸化チタンと白金を固形体に塗付し高温で数時間焼成した焼成品と、磁石を充填し水が通過する時、水の酸化還元電位を下げる装置とそれを用いる方法を特徴とする。
【発明の効果】
【００１２】
本発明は、焼成品のＰtとチタニアの触媒作用と組み込まれた磁石の磁場のエネルギーを酸化還元電位に変換し、水の酸化還元電位が高い水である腐食性が強い水を腐食性が低い酸化還元電位に下げる。
【００１３】
磁石だけで循環させたが水の酸化還元電位は全く変化がなく、焼成品のPｔとチタニアの触媒作用だけでも水の酸化還元電位の変化は上昇下降も全くなく、磁石と焼成品との組み合わせこそ水の酸化還元電位を大きく下げた。
｛発明を実施する為の最良の形態｝
【００１４】
ステンレス製容器の中に磁石と焼成品を充填し、配管で水槽に接続してポンプで循環させ水の酸化還元電位をさげる。
水槽の水にはエアレーション装置並びに酸化還元電位測定器が設けられ、水槽の水は循環ラインに設けられたポンプで循環し操作指示盤に設定された酸化還元電位設定値になると、循環ポンプ並びにエアレーションは止まり、水槽内の水は排水されるように酸化還元電位設定値を操作指示盤に入力して水の改質が行われ、水の入れ換えが行われる。以下のような成績が得られた。
【実施例】
【００１５】
【表１】
【図面の簡単な説明】
【００１６】
【図１】本発明の水の酸化還元電位を下げる装置の断面図である。
【図２】本発明の酸化還元電位を下げる装置を用いた方法である。
【符号の説明】
【００１７】
１：焼成品
２：磁石
３：出口止め金網
４：ステンレス製容器
５：入り口アミ取り付け
６：ステンレス製入り口フタ
７：ステンレス製出口フタ
８：水の酸化還元電位を下げる装置
９：酸化還元電位設定値入力他、操作指示盤
１０：ポンプ
１１：エアレーション
１２：ポンプ
１３：配管
１４：配管
１５：酸化還元電位測定器
１６：バルブ
１７：配管
１８：貯水槽
１９：電極
２０：回路
【技術分野】
【０００１】
本発明は、水の酸化還元電位を下げる装置と方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
水道水の配管は時間の経過で配管内面が腐食して赤錆が発生する。その原因を抑える為次の方法がある。
イ 消石灰、ポリリン酸等の薬剤を水に添加し配管内面に被膜を作る方法。
ロ 配管内面に樹脂塗料で被膜を形成する方法。
ハ 水溶液中の溶存酸素を除去する方法。
ニ 水のPH値、水の酸化還元電位を上昇させ不動態被膜を形成させる方法に、特許第1740331号/N型半導体を用いた赤錆防止方法。
【０００３】
中小加工食品工場では出汁の抽出方法を、家庭で出汁を取るように鍋や圧力鍋を使用している。
【０００４】
洗浄分野では洗浄剤が中心で使用され、他には超音波装置等も組み合わせで洗浄されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
（イ）薬剤による方法は、飲料水等は味が変わり人体に何らかの影響を与える。
【０００６】
（ロ）配管に樹脂塗料で被膜を形成する場合には、工事に要する時間がかかり配管接続部分の被膜形成は完全に出来ない。又ある期間が経過すると不完全な被膜形成から赤錆が発生する。
【０００７】
（ハ）水の溶存酸素を除く方法は、設置場所と設備が大きく複雑になる。
【０００８】
（二）触媒でPH値、酸化還元電位を上昇させる方法が特徴であるが、酸化還元電位の上昇は全くなかった。
【０００９】
抽出方法は、抽出効率の低さとエネルギーの無駄が多い。
【００１０】
洗浄方法は洗浄剤使用が中心で超音波等の装置と組み合わせるのもあるが、洗浄剤等の過度の使用は排水処理費用に影響を与え、環境問題に悪影響を与える。
【課題を解決するための手段】
【００１１】
本発明は二酸化チタンと白金を固形体に塗付し高温で数時間焼成した焼成品と、磁石を充填し水が通過する時、水の酸化還元電位を下げる装置とそれを用いる方法を特徴とする。
【発明の効果】
【００１２】
本発明は、焼成品のＰtとチタニアの触媒作用と組み込まれた磁石の磁場のエネルギーを酸化還元電位に変換し、水の酸化還元電位が高い水である腐食性が強い水を腐食性が低い酸化還元電位に下げる。
【００１３】
磁石だけで循環させたが水の酸化還元電位は全く変化がなく、焼成品のPｔとチタニアの触媒作用だけでも水の酸化還元電位の変化は上昇下降も全くなく、磁石と焼成品との組み合わせこそ水の酸化還元電位を大きく下げた。
｛発明を実施する為の最良の形態｝
【００１４】
ステンレス製容器の中に磁石と焼成品を充填し、配管で水槽に接続してポンプで循環させ水の酸化還元電位をさげる。
水槽の水にはエアレーション装置並びに酸化還元電位測定器が設けられ、水槽の水は循環ラインに設けられたポンプで循環し操作指示盤に設定された酸化還元電位設定値になると、循環ポンプ並びにエアレーションは止まり、水槽内の水は排水されるように酸化還元電位設定値を操作指示盤に入力して水の改質が行われ、水の入れ換えが行われる。以下のような成績が得られた。
【実施例】
【００１５】
【表１】
【図面の簡単な説明】
【００１６】
【図１】本発明の水の酸化還元電位を下げる装置の断面図である。
【図２】本発明の酸化還元電位を下げる装置を用いた方法である。
【符号の説明】
【００１７】
１：焼成品
２：磁石
３：出口止め金網
４：ステンレス製容器
５：入り口アミ取り付け
６：ステンレス製入り口フタ
７：ステンレス製出口フタ
８：水の酸化還元電位を下げる装置
９：酸化還元電位設定値入力他、操作指示盤
１０：ポンプ
１１：エアレーション
１２：ポンプ
１３：配管
１４：配管
１５：酸化還元電位測定器
１６：バルブ
１７：配管
１８：貯水槽
１９：電極
２０：回路
【特許請求の範囲】
【請求項１】
二酸化チタンと白金を混合し塗付した固形体の焼成品と磁石が充填されている水の酸化還元電位を下げる装置。
【請求項２】
請求項１記載の装置を水槽に浸漬させて水の酸化還元電位を下げる方法。
【請求項３】
水槽に循環用の配管系を付設し、該配管系に請求１項の水の酸化還元電位を下げる装置を組み込んだ水の改質水の供給装置と方法。
【請求項４】
水槽にエアレーション装置と請求項３記載の循環系と水槽からの流出系に酸化還元電位計測装置と酸化還元電位計測装置からの入力を得て、その値によってエアレーション装置又は請求項３記載の循環装置を運転することにより水槽流出水の酸化還元電位を所望の値に保つ改質水の供給装置。
【請求項１】
二酸化チタンと白金を混合し塗付した固形体の焼成品と磁石が充填されている水の酸化還元電位を下げる装置。
【請求項２】
請求項１記載の装置を水槽に浸漬させて水の酸化還元電位を下げる方法。
【請求項３】
水槽に循環用の配管系を付設し、該配管系に請求１項の水の酸化還元電位を下げる装置を組み込んだ水の改質水の供給装置と方法。
【請求項４】
水槽にエアレーション装置と請求項３記載の循環系と水槽からの流出系に酸化還元電位計測装置と酸化還元電位計測装置からの入力を得て、その値によってエアレーション装置又は請求項３記載の循環装置を運転することにより水槽流出水の酸化還元電位を所望の値に保つ改質水の供給装置。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２００９−１８９８９８（Ｐ２００９−１８９８９８Ａ）
【公開日】平成２１年８月２７日（２００９．８．２７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−３０２３３（Ｐ２００８−３０２３３）
【出願日】平成２０年２月１２日（２００８．２．１２）
【出願人】（３０７０２０４６４）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年８月２７日（２００９．８．２７）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年２月１２日（２００８．２．１２）
【出願人】（３０７０２０４６４）
【Ｆターム（参考）】
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