水着装着式非常事態信号
【課題】 この発明は、人が水泳時に足をつったり、体調が急に悪化するなどして、溺れそうになった時に、即座にまわりの人々に自分の非常事態を知らせる、ベルト状の信号が入った、水着に装着できる入れ物、を提供する。
【解決手段】 水中で浮力をもつ素材で布状のベルトを作り、そのベルトに人の注意を引く色を塗ったり、たすけて、などの文字を書き、幾重にも折り畳む。このベルトを小さな入れ物に収め、溺れそうになったら、入れ物の留め具をはずすと、中から前記ベルトが出て水上に浮かび、自分の非常事態をまわりの人々に知らせる、ということを特徴とする。
【解決手段】 水中で浮力をもつ素材で布状のベルトを作り、そのベルトに人の注意を引く色を塗ったり、たすけて、などの文字を書き、幾重にも折り畳む。このベルトを小さな入れ物に収め、溺れそうになったら、入れ物の留め具をはずすと、中から前記ベルトが出て水上に浮かび、自分の非常事態をまわりの人々に知らせる、ということを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、人が水泳時に足をつったり、体調が急に悪化するなどして、溺れそうになった時、大声を出して助けを求めても、まわりの人々に伝わりにくい時がある。その時、水着に装着したこの入れ物のふたを開け、その中から助けを求める文字を書いたベルトが出て水上に浮かび、まわりの人々に自分の非常事態を知らせるという入れ物、に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、救命胴衣や発砲スチロール製の浮きはあったが、普通の水着は水に浮く性能を有していない。普通の水着で泳いでいて、万一溺れかけても、まわりの人に、自分の非常事態を知らせる方法は、手足をばたばたして大声を出して叫ぶしかない。
【０００３】
【特許文献１】 特許公開平９−１９５１０８
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
普通の水着で泳いでいて、万一溺れかけても、まわりの人々には、本当に溺れているのか、水の中ではしゃいでいるのか、区別がつきにくい。また、大声を出して叫ぼうとしても、水を飲んでうまくできないかもしれない。そんな時、簡単に非常事態であることをまわりの人々に知らせ、自分の生命の安全をはかる。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
水中で浮力をもつ素材で布状の、例えば長さ１ｍぐらい巾５ｃｍぐらいのベルトを作り、そのベルトに人の注意を引く赤色などの色を塗り、さらに、たすけて、ヘルプなどの文字を書き、幾重にも折り畳む。ベルトの浮力が増すように、ベルトの先端に浮きを付ける。このベルトを小さな入れ物に収め、ふたはボタンで留めておく。
【０００６】
万一、水泳時に、急に溺れそうになっても、この入れ物のボタンの留め具をはずすと、中から赤色の助けを求めるベルトが出て水上に浮かぶので、まわりの人々に自分が非常事態であることを知らせることができる。
【発明の効果】
【０００７】
水泳時に、急に溺れそうになっても、簡単に自分が非常事態であることを知らせることができ、すぐにまわりの人々に気付いてもらえ、救助され、尊い生命が助かる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
水中で浮力のあるポリスチレンの薄いシートで、例えば長さ１ｍ、巾５ｃｍのバンドを作る。このバンドは人の注意を引くように、赤色などに着色し、たすけて、ヘルプなどの言葉を何回も繰り返して大きく書いておき、バンドの先端には、柔らかいプラスチックやビニールなどの素材で作られた、内部に空気の入った空間を持つ浮きを取り付けておく。
【０００９】
前記バンドを７ｃｍぐらいずつ、図面の図２のように最後まで幾重にも折り畳んでいき、開閉用のボタンの付いた布または柔らかいビニールなどでできたケースに、このバンドの最後の部分を取り付けてから、その中に収納しボタンを留めて、ケースのふたをする。
【００１０】
前記布または柔らかいビニールなどでできたケースの底の面に、マジックテープ（登録商標）を付けておく。また、泳者の水着の、泳ぎの邪魔にならず、しかも手の届きやすい所にもマジックテープを付け、マジックテープどうしを貼りつけて、前記バンドの入った入れ物を、水着にしっかりと固定する。
【００１１】
水泳中に泳者が使う時は、前記ボタンを手ではずすと、中の浮きの付いた赤色に着色され、たすけてやヘルプなどの文字の書かれたポリスチレンのベルトが、水上に浮かび上がり、まわりの人々に自分の非常事態を知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】 本発明の実施時の斜視図
【図２】 バンドを折り畳んで入れ物に収納する時の斜視図
【図３】 収納する入れ物の上底の斜視図
【図４】 収納する入れ物の底の斜視図
【符号の説明】
【００１３】
１ ベルト
２ 浮き
３ 収納する入れ物
４ 水着
５ ボタン
６ マジックテープ
【技術分野】
【０００１】
この発明は、人が水泳時に足をつったり、体調が急に悪化するなどして、溺れそうになった時、大声を出して助けを求めても、まわりの人々に伝わりにくい時がある。その時、水着に装着したこの入れ物のふたを開け、その中から助けを求める文字を書いたベルトが出て水上に浮かび、まわりの人々に自分の非常事態を知らせるという入れ物、に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、救命胴衣や発砲スチロール製の浮きはあったが、普通の水着は水に浮く性能を有していない。普通の水着で泳いでいて、万一溺れかけても、まわりの人に、自分の非常事態を知らせる方法は、手足をばたばたして大声を出して叫ぶしかない。
【０００３】
【特許文献１】 特許公開平９−１９５１０８
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
普通の水着で泳いでいて、万一溺れかけても、まわりの人々には、本当に溺れているのか、水の中ではしゃいでいるのか、区別がつきにくい。また、大声を出して叫ぼうとしても、水を飲んでうまくできないかもしれない。そんな時、簡単に非常事態であることをまわりの人々に知らせ、自分の生命の安全をはかる。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
水中で浮力をもつ素材で布状の、例えば長さ１ｍぐらい巾５ｃｍぐらいのベルトを作り、そのベルトに人の注意を引く赤色などの色を塗り、さらに、たすけて、ヘルプなどの文字を書き、幾重にも折り畳む。ベルトの浮力が増すように、ベルトの先端に浮きを付ける。このベルトを小さな入れ物に収め、ふたはボタンで留めておく。
【０００６】
万一、水泳時に、急に溺れそうになっても、この入れ物のボタンの留め具をはずすと、中から赤色の助けを求めるベルトが出て水上に浮かぶので、まわりの人々に自分が非常事態であることを知らせることができる。
【発明の効果】
【０００７】
水泳時に、急に溺れそうになっても、簡単に自分が非常事態であることを知らせることができ、すぐにまわりの人々に気付いてもらえ、救助され、尊い生命が助かる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
水中で浮力のあるポリスチレンの薄いシートで、例えば長さ１ｍ、巾５ｃｍのバンドを作る。このバンドは人の注意を引くように、赤色などに着色し、たすけて、ヘルプなどの言葉を何回も繰り返して大きく書いておき、バンドの先端には、柔らかいプラスチックやビニールなどの素材で作られた、内部に空気の入った空間を持つ浮きを取り付けておく。
【０００９】
前記バンドを７ｃｍぐらいずつ、図面の図２のように最後まで幾重にも折り畳んでいき、開閉用のボタンの付いた布または柔らかいビニールなどでできたケースに、このバンドの最後の部分を取り付けてから、その中に収納しボタンを留めて、ケースのふたをする。
【００１０】
前記布または柔らかいビニールなどでできたケースの底の面に、マジックテープ（登録商標）を付けておく。また、泳者の水着の、泳ぎの邪魔にならず、しかも手の届きやすい所にもマジックテープを付け、マジックテープどうしを貼りつけて、前記バンドの入った入れ物を、水着にしっかりと固定する。
【００１１】
水泳中に泳者が使う時は、前記ボタンを手ではずすと、中の浮きの付いた赤色に着色され、たすけてやヘルプなどの文字の書かれたポリスチレンのベルトが、水上に浮かび上がり、まわりの人々に自分の非常事態を知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】 本発明の実施時の斜視図
【図２】 バンドを折り畳んで入れ物に収納する時の斜視図
【図３】 収納する入れ物の上底の斜視図
【図４】 収納する入れ物の底の斜視図
【符号の説明】
【００１３】
１ ベルト
２ 浮き
３ 収納する入れ物
４ 水着
５ ボタン
６ マジックテープ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
（イ）水中で浮力をもつ素材で布状のベルトを作り、そのベルトに人の注意を引く色を塗 り、たすけて、ヘルプ、等の文字を書き、幾重にも折り畳んでから、その先端に、浮 きを取り付ける。
（ロ）前記ベルトのもう一方の端を、入れ物に取り付けた後に、その中に収め、ふたを閉 め、留め具で留めてから、水着の、手が届いて泳ぎの支障にならない所に固定する。
以上の如く構成された、水泳時の非常事態を知らせる信号の入った入れ物。
【請求項１】
（イ）水中で浮力をもつ素材で布状のベルトを作り、そのベルトに人の注意を引く色を塗 り、たすけて、ヘルプ、等の文字を書き、幾重にも折り畳んでから、その先端に、浮 きを取り付ける。
（ロ）前記ベルトのもう一方の端を、入れ物に取り付けた後に、その中に収め、ふたを閉 め、留め具で留めてから、水着の、手が届いて泳ぎの支障にならない所に固定する。
以上の如く構成された、水泳時の非常事態を知らせる信号の入った入れ物。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００９−３７５７９（Ｐ２００９−３７５７９Ａ）
【公開日】平成２１年２月１９日（２００９．２．１９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−２２１７６４（Ｐ２００７−２２１７６４）
【出願日】平成１９年７月３１日（２００７．７．３１）
【出願人】（５０７２３２９６２）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年２月１９日（２００９．２．１９）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年７月３１日（２００７．７．３１）
【出願人】（５０７２３２９６２）
【Ｆターム（参考）】
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