説明

水虫治療器

【目的】 この考案は、水虫治療薬の塗布の器具に関するものである。
【構成】 既存の霧吹器のノズル部に、プラスチックの鍔をつけたもので、霧吹器内に水虫治療薬を注入し、患者の靴下に、鍔を差し込み、治療薬を噴霧させて治療の効果を上げる。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
このに考案は、完治しにくい水虫の治療方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の治療の多くは、治療薬を直接患部に塗布するものであるが、この 方法では、菌が靴下や履物に残留し、一ヶ所が完治しても、次々と他の部 分に発病し、不適当である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題点】
本案は、その欠点を除いて、簡単な方法で、患部の除菌及び靴下、履物 内の除菌をし、水虫を完治させるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
いまその解決手段を図面に追いながら説明すれば、 (1)患者の靴下の大きさに応じたU字形のプラスチック板を成形する。
(2)プラスチック板の元部に、霧吹き器に固定するためのビス穴を二ヶ 所にあける。
(3)霧吹き器上部にプラスチック板を固定する。
で、器具は簡単に完成する。
【0005】
【作 用】
霧吹き器内に治療薬を注入し、プラスチックの鍔を靴下に挿入し、治療 薬を1〜2回噴霧すると、霧状の治療薬がプラスチック板に誘導されて、 靴下の底部に満遍なく塗布される。
【0006】
【実施例及び効果】
考案者が、本器具を試作し、平成10年4月から1日1回出勤前に使用 したところ、20年来の水虫が、約3ヵ月で完治した。なお、試薬は強酸 性水(PH3)である。
本器具は、第47回秋田県発明展で、発明協会秋田県支部奨励賞を受賞 した。
【図面の簡単な説明】
【図1】器具の鍔部の成形〜治療薬を靴下底部に誘導するもの
【図2】器具の鍔部の成形〜治療薬を靴下底部に万遍なく噴霧させるために湾曲させる
【図3】器具全体の構成

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】水虫感染者が、靴下を履く前に靴下に水虫治療薬を塗布する方法の器具
【請求項2】既存の霧吹き器のノズル部分に、プラスチックの鍔を取り付け、この鍔に靴下の爪先部から踵部までを差し込み、霧吹き器内に入れた治療薬を噴霧する器具

【図1】
image rotate


【図2】
image rotate


【図3】
image rotate


【登録番号】実用新案登録第3071140号(U3071140)
【登録日】平成12年6月14日(2000.6.14)
【発行日】平成12年8月29日(2000.8.29)
【考案の名称】水虫治療器
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平11−4577
【出願日】平成11年5月20日(1999.5.20)
【出願人】(596155661)