説明

注射器システム

本発明は注射器に関し、この注射器は、プロセッサと、ポンプまたはカートリッジから液体を抽出するのに適したピストンを駆動するモータと、データ記憶デバイスと、データ伝送部とを有し、プロセッサは、データ記憶デバイス、ポンプまたはモータのための制御ユニット、およびデータ伝送部に電気的に接続され、注射器は、複数用量分の注射剤を含む容器または流体を供給するカートリッジに接続され、データ記憶デバイスは、容器またはカートリッジに固定的に接続され、データ伝送部は、容器またはカートリッジのデータ記憶デバイスから情報を読み出すように構成され、容器またはカートリッジに収容された製品の特定に関する少なくとも1つの仕様が、容器またはカートリッジのデータ記憶デバイスに記憶されていることを特徴とするものである。さらに本発明は複数用量分の注射剤を含む容器またはカートリッジに関し、これはデータ記憶デバイスが容器またはカートリッジに固定的に取り付けられていることを特徴とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1回投与量の注射剤を複数回数分の注射剤を収容した容器から注射剤を静脈内および動脈内に注射するための注射器に関する。
【背景技術】
【0002】
1回投与量の注射剤をカートリッジから注入するカートリッジ式注射器が知られており、こうしたカートリッジには、空になると、1回投与量用容器または複数投与量用容器からユーザが再充填するものや(WO2004/091688A2)、すでに注射剤を充填したものがある(US 6,673,033 B1)。
【0003】
さらに、複数投与量の注射剤を含む容器(複数回使用可能容器)から注射剤を抽出し、抽出した注射剤を患者に投与するポンプ式注射器が知られている。こうした注射器は、たとえば蠕動ポンプを用いて作動させ、連続フローシステムとして機能する。
【0004】
さらに、無線自動識別(RFID)チップを有するカートリッジが知られている。RFIDチップは、電子データ記憶デバイスを有するので、リーダの支援により、情報を読み出すことができる。RFIDチップを用いて、カートリッジからの情報を注射器に転送する。転送された情報には、製品の名前、容量仕様、ロット番号、カートリッジの有効期限、カートリッジからの抽出時の圧力限界値が含まれる。
【0005】
これらの既知の注射器によれば、複数回分の注射剤を収容する容器を用いる場合、または複数投与量分の注射剤を収容するカートリッジを用いる場合、単一投与量用カートリッジのように最大の充填容量を明確に規制するものがないので、ユーザがあまりにも多くの注射剤を投与するリスクが生じるという問題がある。さらに開封後、製造者が設定した最大適正利用期間が経過したときに、容器または大容量のカートリッジに注射剤が残存していたため、最初に交換するまで、微生物学的理由から適正と認められる期間を超えて、ユーザが容器または大容量のカートリッジを使用するというリスクがある。
【0006】
関連製品および注射手順パラメータ(複数回用量容器の開封時間に関する記録情報を含む)を自動的に記録する手段はなく、これらの情報(誤差の原因や規制用量)は、通常、手作業で記録するものであり、システムごとに異なることが多いためである。
【0007】
これらの特定の課題は、以下詳述する注射器を用いて解決することができる。こうした注射器は、ポンプ式注射器または大容量カートリッジのためのカートリッジ式注射器である。以下の説明において、「マルチ用量容器」という用語は、任意の態様を有する容器、ボトル、バッグ(袋)を含む。また「大容量カートリッジ」という用語は、ピストン圧力により抽出し、投与すべき複数用量分の流体を収容するカートリッジまたは大容量のボトルを含むものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】国際特許出願公開第2004/091688号パンフレット
【特許文献2】米国特許第6,673,033号明細書
【0009】
本発明に係る注射器は、流体移送のための1つまたはそれ以上のマルチ用量容器に接続するのに適したものである。既知の液体連通手段(たとえばチューブ接続)を用いて、まずポンプ式注射器を1つまたはそれ以上のマルチ用量容器に接続した後に、患者に接続することができる。カートリッジ式注射器の場合には、カートリッジの出力端が既知の液体連通手段(たとえばチューブ接続)を介して接続される。他方、患者側との接続については、たとえば静脈カテーテルに接続してもよい。
【0010】
本発明に係る注射器を用いると、単一用量容器あるいはマルチ用量容器または大容量カートリッジから注射剤を、個別に、または任意であるが並行に抽出することができる。
【発明の概要】
【0011】
マルチ用量容器または大容量カートリッジは、患者に投与される注射剤を収容する。各マルチ用量容器または大容量カートリッジは、複数の患者に投与される複数容量の注射剤を収容するものである。容器データ記憶デバイスは、無線接続またはケーブル接続を介して読み込むことができ(読み込み機能)、マルチ用量容器または大容量カートリッジのそれぞれに確実に接続される。任意ではあるが、容器データ記憶デバイスに同様の手法でデータを書き込む(書き込み機能)ことができる。容器データ記憶デバイスは、無線自動識別(RFID)チップであってもよい。他の形態の光学的および/または電気的なデータ記憶デバイス、たとえば1次元コード(バーコード)、2次元コード(データマトリックス)、またはホログラム記憶デバイスも同様に、容器データ記憶デバイスとして好適である。マルチ用量容器または大容量カートリッジに収容されるのに適した製品(注射剤プロダクト)の特定に関して、少なくともその仕様を容器データ記憶デバイスに記憶させておく。製品を特定するための製品仕様に加え、別のデータ記憶デバイスに記憶させた製品データまたは他の関連データを、対応する容器データ記憶デバイスを有するマルチ用量容器または大容量カートリッジに提供することもできる。
【0012】
製品を特定するための製品仕様に加え、ロット番号、1回当たりの最大用量、容器の開封後の最長利用期間、有効期限、および充填容量などの製品固有のさらなる情報を容器データ記憶デバイスに記憶させてもよい。
【0013】
マルチ用量容器または大容量カートリッジは、好適には生理食塩水や造影剤などの検査に適した注射剤を収容する。
【0014】
ポンプ式注射器は、少なくとも1つのプロセッサ、1つのポンプ、1つの注射器データ記憶デバイス、および1つのデータ伝送部を有する。プロセッサは、注射器データ記憶デバイス、ポンプのための制御ユニット、およびデータ伝送部に電気的に接続されている。データ伝送部は、容器データ記憶デバイスからデータを読み出すのに適している。
【0015】
カートリッジ式注射器は、少なくとも1つのプロセッサと、カートリッジから液体を抽出するのに適したピストンを駆動する1つのモータと、データ伝送部とを有する。プロセッサは、注射器データ記憶デバイス、モータのための制御ユニット、およびデータ伝送部に電気的に接続される。データ伝送部は、容器データ記憶デバイスからデータを読み出すのに適している。
【0016】
異なる製品および/またはロット番号に関連する情報を注射器データ記憶デバイスに記憶させることができる。この情報は、少なくとも、1回当たりの最大用量、容器の開封後の最長利用期間を含む。注射器データ記憶デバイスに記憶させることができる他の情報は、ロット番号、1回当たりの最大用量、容器の開封後の最長利用期間、有効期限、および充填容量であってもよい。
【0017】
注射器のデータ伝送部は、容器データ記憶デバイスからデータを、無線またはケーブル接続を介して読み出すのに適しており、任意ではあるが、容器データ記憶デバイスに記憶されたデータを同様の手法を用いて送信するものであってもよい。
【0018】
本発明に係る注射器を用いたとき、データが容器データ記憶デバイスから注射器のプロセッサに送信される。このデータは、1回当たりの最大用量、および容器の開封後の最長利用期間に関する仕様情報をすでに含んでいるか、またはプロセッサが、製品の特定により送信された使用に基づいて、注射器データ記憶デバイスからこれらの使用情報を収集する。注射器のプロセッサは、注射剤が1回当たりの最大用量を超えた一時に投与されないように、特定の期間内において間断なく、そして/または最長利用期間を超えて容器または大容量カートリッジから投与されないように、ポンプまたはモータのための制御ユニットを制御する。
【0019】
最長利用期間をモニタする開始時点を決定するために、プロセッサのための信号がユーザの手動により、または自動的に起動される。マルチ容量容器または大容量カートリッジを注射器に接続することにより、またはマルチ容量容器または大容量カートリッジを注射器の接続チューブに接続することにより、上記信号を自動的に起動することができる。
【0020】
本発明のさらなる実施形態において、プロセッサは、利用しているマルチ容量容器または大容量カートリッジの有効期限が経過したか否かチェックする。有効期限は、注射器データ記憶デバイスから収集するか、容器データ記憶デバイスからプロセッサに伝送する。
【0021】
さらに注射器は、同様にプロセッサに接続された表示スクリーンを有していてもよい。注射器データ記憶デバイスからの製品情報、または容器データ記憶デバイスから送信された製品情報は、表示スクリーンに表示してもよい。最大用量または最長利用期間に達する場合、有効期限が経過した場合、警告表示をスクリーン上に表示し、そして/または音響信号を用いて音声で警告してもよい。
【0022】
本発明のさらなる実施形態において、注射器のデータ伝送部は、無線(ラジオ波、赤外線)により、または接続ケーブル(光導波路)を介して、別のデータ記憶デバイスとデータの情報交換をするのに適したものである。たとえば、別のデータ記憶デバイスは、診断用スキャナ、または患者に対する臨床的治療用装置に付随するものであってもよいし、その他の物流管理システム、注文手配または請求書管理システムに付随するものであってもよい。
【0023】
注射手順に関する情報や、製品固有の情報を、注射器から別のデータ記憶デバイスに伝送することができる。注射手順に関する情報には、中でも、投与される注射剤、投与される注射剤の用量、投与される時間間隔、投与流速、注射剤が投与されるときの最大圧力、およびスキャン遅延がある。製品固有の情報には、中でも、製品名、濃度、充填容量、ロット番号、および消費期限がある。
【0024】
注射器は、データ伝送部を用いて、別のデータ記憶デバイスから情報を受信することもできる。
【0025】
注射器が送信した情報を、以下のように、別の電子データ処理に供することもできる。
a)たとえば放射線情報システム(RIS)にある患者の診断用スキャナを用いて得た診断結果から画像データを含む情報を記憶し、
b)その情報を病院情報システム(HIS)に送信し、患者のカルテ(記録情報)に用い、注文/在庫管理システム、または会計システムに記憶させ、
c)注射を開始する前に、選択された注射器パラメータとともに、放射線情報システム(RIS)または病院情報システム(HIS)に記憶されたリスク要因を低減する。このリスク低減は、診断用スキャナのプロセッサ、その他ポンプ式注射器のプロセッサにより実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】ポンプ式注射システムの概略図である。
【図2】ポンプ式注射器の概略図である。
【図3】ポンプ式注射器、容器データ記憶デバイス、および追加的なシステムの間のデータ通信を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1は、ポンプ式注射システム10を示す。複数のマルチ用量容器12a〜12dが、既知の接続チューブ22a〜22dを介してポンプ式注射器16に接続されている。バルブ14a〜14dを用いて、マルチ用量容器12a〜12dとポンプ式注射器との間の接続チューブ22a〜22dを開閉することができる。ポンプ式注射器16は、供給側では接続チューブ20を介して、患者に取り付けられた静脈カテーテル18に接続されている。容器データ記憶デバイス13a〜13dは、各マルチ用量容器12a〜12dに取り付けられ、ポンプ式注射器16に設置されたデータ伝送部を介して情報収集することができる。
【0028】
図2は、ポンプ式注射器16を示す。ポンプ式注射器16はプロセッサ30を有し、このプロセッサは、注射器データ記憶デバイス32、ポンプ39のための制御ユニット38、およびデータ伝送部34に電気的に接続されている。データ伝送部34は、容器データ記憶デバイス13a〜13dからデータを読み出すのに適したものである。接続チューブ22a〜22dは、受容側で分配部37に接続されている。接続チューブ22a〜22dは、供給側で分配部37に接続されている。接続チューブ20は、分配部37の供給側からポンプ39を介して患者に連通している。
【0029】
図3は、ポンプ式注射器16、容器データ記憶デバイス13a〜13d、診断目的のためのスキャナ40、および病院情報管理システム(HIS)や同様のシステムの間におけるデータ伝送を示すものである。容器データ記憶デバイス13a〜13dとポンプ式注射器16のデータ伝送部34との間のデータ伝送44a〜44dは無線式であることが好ましい。ポンプ式注射器16のデータ伝送部34と診断用スキャナ40の間のデータ伝送46は、たとえば赤外線または光導波路ケーブルなどを用いた無線式またはケーブル接続を介したデータ伝送を行ってもよい。ポンプ式注射器16のデータ伝送部34と、病院情報管理システム(HIS)のデータベース42との間には無線データ伝送部48を設けてもよいし、ケーブルを介してこのデータ伝送を行ってもよい。
【符号の説明】
【0030】
10…ポンプ式注射システム、12a〜12d…マルチ用量容器、13a〜13d…容器データ記憶デバイス、14a〜14d…バルブ、16…ポンプ式注射器、18…静脈カテーテル、20…接続チューブ、22a〜22d…接続チューブ、30…プロセッサ、32…注射器データ記憶デバイス、34…データ伝送部、37…分配部、38…制御ユニット、39…ポンプ、40…診断用スキャナ、42…データベース、44a〜44d…データ伝送、46…データ伝送、48…無線データ伝送部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
注射器(16)であって、
プロセッサ(30)と、ポンプ(39)またはカートリッジから液体を抽出するのに適したピストンを駆動するモータと、データ記憶デバイス(32)と、データ伝送部(34)とを有し、
プロセッサ(30)は、データ記憶デバイス(32)、ポンプ(39)またはモータのための制御ユニット(38)、およびデータ伝送部(34)に電気的に接続され、
注射器(16)は、複数用量分の注射剤を含む容器(12a,12b,12c,12d)または流体を供給するカートリッジに接続され、
データ記憶デバイス(13a,13b,13c,13d)は、容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジに固定的に接続され、
データ伝送部(34)は、容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジのデータ記憶デバイスから情報を読み出すように構成され、
容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジに収容された製品の特定に関する少なくとも1つの仕様が、容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジのデータ記憶デバイスに記憶されていることを特徴とする注射器。
【請求項2】
請求項1に記載の注射器(16)であって、
流体を供給するための複数の容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジに接続するように構成され、
複数の容器またはカートリッジのそれぞれは、複数用量分の注射剤を収容し、1つのデータ記憶デバイス(13a,13b,13c,13d)が固定的に接続されていることを特徴とする注射器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の注射器(16)であって、
1つまたはそれ以上の容器(12a,12b,12c,12d)から注射器(16)への流体の供給は、既知の接続チューブ(22a,22b,22c,22d)を介して行われることを特徴とする注射器。
【請求項4】
請求項1または2に記載の注射器(16)であって、
注射器(16)から患者への流体の供給は、既知の接続チューブ(22a,22b,22c,22d)および静脈カテーテル(18)を介して行われることを特徴とする注射器。
【請求項5】
請求項1または2に記載の注射器(16)であって、
データ伝送部部(34)とデータ記憶デバイス(13a,13b,13c,13d)は、1つまたはそれ以上の容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジに取り付けられ、
データ記憶デバイス(13a,13b,13c,13d)に記憶された情報は、データ伝送部部(34)を介して、1つまたはそれ以上の容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジに取り付けられたデータ記憶デバイス(13a,13b,13c,13d)に記憶される(書き込み動作する)ことを特徴とする注射器。
【請求項6】
請求項1または2に記載の注射器(16)であって、
1つまたはそれ以上の容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジに取り付けられたデータ伝送部部(34)およびデータ記憶デバイス(13a,13b,13c,13d)は、無線方式で情報交換するように構成されていることを特徴とする注射器。
【請求項7】
請求項1または2に記載の注射器(16)であって、
1つまたはそれ以上の容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジに取り付けられたデータ記憶デバイス(13a,13b,13c,13d)は、無線自動識別(RFID)チップを含むことを特徴とする注射器。
【請求項8】
請求項1または2に記載の注射器(16)であって、
1つまたはそれ以上の容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジは、生理食塩水または造影剤であることを特徴とする注射器。
【請求項9】
請求項1または2に記載の注射器(16)であって、
容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジに取り付けられたデータ記憶デバイス(13a,13b,13c,13d)に記憶された情報には、ロット番号、1回当たりの最大用量、容器(12a,12b,12c,12d)の開封後の最長利用期間、有効期限、および充填容量が含まれることを特徴とする注射器。
【請求項10】
請求項1または2に記載の注射器(16)であって、
注射器(16)のデータ記憶デバイス(32)に記憶された情報には、ロット番号、1回当たりの最大用量、容器(12a,12b,12c,12d)の開封後の最長利用期間、有効期限、および充填容量が含まれることを特徴とする注射器。
【請求項11】
請求項1または2に記載の注射器(16)であって、
注射器(16)は、プロセッサに接続された表示スクリーンを有することを特徴とする注射器。
【請求項12】
請求項1または2に記載の注射器(16)であって、
少なくとも1つまたはそれ以上の容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジが、流体供給のために注射器(16)に接続されていることを特徴とする注射器。
【請求項13】
複数用量分の注射剤を含む容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジであって、
データ記憶デバイス(13a,13b,13c,13d)が容器(12a,12b,12c,12d)またはカートリッジに固定的に取り付けられていることを特徴とする容器またはカートリッジ。
【請求項14】
請求項13に記載の容器であって、
データ記憶デバイス(13a,13b,13c,13d)はRFIDチップであるか、またはデータは印刷された1次元コード、2次元コード、あるいはホログラムであることを特徴とする容器。
【請求項15】
データ通信可能システムであって、
請求項1〜12のいずれか1に記載の注射器(16)と、
請求項13または14に記載の1つまたはそれ以上の容器(12a,12b,12c,12d)と、
データ伝送部部(34)に接続される1つまたはそれ以上のデータ記憶デバイスとを有し、
注射器(16)のデータ伝送部(34)、および別のデータ記憶デバイスのデータ伝送部が互いに情報を交換するように構成されたことを特徴とするデータ通信可能システム。
【請求項16】
請求項14に記載のデータ通信可能システムであって、
データ記憶デバイスは、診断用スキャナ(40)、病院情報管理システム(42)、発注システム、および/または会計システムに属することを特徴とするデータ通信可能システム。
【請求項17】
請求項15に記載のデータ通信可能システムであって、
注射器(16)のデータ伝送部(34)と別のデータ記憶デバイスのデータ伝送部との間におけるデータ伝送(46,48)は、無線または光学的電磁波により行われることを特徴とするデータ通信可能システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−512018(P2013−512018A)
【公表日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−540413(P2012−540413)
【出願日】平成22年11月24日(2010.11.24)
【国際出願番号】PCT/EP2010/068100
【国際公開番号】WO2011/064243
【国際公開日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(512137348)バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング (91)
【氏名又は名称原語表記】Bayer Intellectual Property GmbH
【Fターム(参考)】