説明

洗濯乾燥機

【課題】防塵フィルターに付着した糸くず等を確実に除去できると共に、耐久性に優れた洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】洗濯乾燥機本体40には、洗濯物から発生する糸くず等を捕獲する防塵フィルター47と、該防塵フィルター47に捕獲された糸くず等を収容する捕集容器70とを備えており、送風手段49によって発生する送風方向を逆方向にさせることによって、前記防塵フィルター47に付着した糸くず等を該防塵フィルター47から離脱させ、前記捕集容器70に収容させるお手入れポジションを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯乾燥機に関するもので、特に、乾燥運転時に衣類から発生する糸くずなどを捕獲する防塵フィルターを備えた洗濯乾燥機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の洗濯乾燥機は、衣類を収納すると共に駆動手段で回転駆動される内槽と、前記内槽を回転自在に収納する外槽と、前記内槽の一側と他側を連通し内部に、送風機と、除湿手段と空気を加熱するヒータを有する乾燥風循環経路を備え、乾燥運転時に、送風機により、ヒーターで加熱され生成された温風を内槽内に吹き出し、衣類から水分を蒸発させ、水分を含んだ空気を除湿手段に送り、そこで除湿した後、ヒーターに送り、再び内槽内に送り込むようにして、乾燥風を循環させながら、衣類の乾燥を行なうようになっている。
【0003】
上記乾燥運転時に衣類から糸くずや埃が発生するが、これらが、除湿手段やヒーターに付着すると、除湿能力や空気の加熱能力が著しく低下するので、これを防止するために、送風機の上流側に、糸くずや埃を捕獲するための防塵フィルターが設けられている。この防塵フィルターに糸くずや埃が堆積してくると、乾燥効率が著しく低下してくるので、防塵フィルターを定期的に清掃する必要があるが、従来は、この防塵フィルターを着脱自在にして、使用者が、定期的に防塵フィルターを取り外して、掃除をするようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、このような方法だと、使用者が、一々防塵フィルターを取り外して掃除しなければならず、非常に面倒で、また、不衛生であった。
そこで、上記問題を解決し、防塵フィルターが自動的に清掃されるようにするために、防塵フィルターを、外槽内の洗濯水の水面より下方に位置させ、洗濯運転時の洗濯水の流れで、乾燥運転時に防塵フィルターで捕獲された糸くずや埃を洗い落とすようにしたり、乾燥運転時の空気の流れ方向と逆の方から、防塵フィルターに、循環する洗濯水や、洗濯やすすぎ運転時に給水される水を通して、糸くずや埃を洗い流すようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
また、同じく、防塵フィルターを、外槽内の洗濯水の水面より下方に位置させ、内槽の背面に、通常バネの付勢力で内槽の背面側に倒れており、洗濯運転時に、洗濯水の抵抗でバネの付勢力に抗して起き上がり防塵フィルターに摺接するブラシ体を設け、洗濯運転やすすぎ運転時の内槽の回転に伴い、防塵フィルターに付着した糸くずや埃を、ブラシ体で掻き取るようにした洗濯乾燥機も提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−300192号公報
【特許文献2】特開平8−243292号公報
【非特許文献1】シャープ株式会社製洗濯乾燥機ES−HG91F
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献2に開示された洗濯乾燥機の構成では、防塵フィルターに付着した糸くずや埃を、給水や洗濯水で洗い流そうとするもので、これでは、防塵フィルターの目に絡みついた糸くずなどを確実に取り除くことができないという課題があった。
【0007】
また、上記非特許文献1の洗濯乾燥機の構成では、ブラシ体で、防塵フィルターに付着した糸くずや埃を掻き取るようにしているので、糸くずや埃の除去性能は向上するが、内槽の回転数が高いため、ブラシ体が強力に防塵フィルターに擦られることになり、ブラシ体や、防塵フィルターが早く消耗するという課題が有った。
【0008】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、防塵フィルターに付着した糸くず等を確実に除去できると共に、耐久性に優れた洗濯乾燥機を提供する事を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記従来の課題を解決するため請求項1の洗濯乾燥機の発明は、洗濯物を収納する内槽と、前記内槽を収納する外槽と、前記内槽内に送風する送風手段と、該送風手段と前記内槽とを連通させる送風通路と、前記送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前記洗濯物から発生する糸くず等を捕獲する防塵フィルターと、該防塵フィルターに捕獲された糸くず等を収容する捕集容器とを有し、前記送風手段によって発生する送風方向を逆方向にさせることによって、前記防塵フィルターに付着した糸くず等を該防塵フィルターから離脱させ、前記捕集容器に収容させるお手入れポジションを有することに特徴を有する。したがって、洗濯乾燥機のお手入れポジションを作動させるスイッチを押すことによって、簡易に防塵フィルターに付着した糸くず等を除去して捕集容器に収容させることができるので、従来のように手で糸くずを除去する作業を必要とせず、衛生的であり、送風手段によって防塵フィルターの糸くずを除去するので、防塵フィルターを傷つけることが無く、耐久性に優れた洗濯乾燥機を提供することができる。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、捕集容器は、送風手段によって発生する送風方向が正方向の時は、送風通路外に位置し、前記送風手段によって発生する送風方向が逆方向の時は、前記送風通路内に位置するようにしたとともに、前記捕集容器は、送風通路外に位置したときに取外し可能にしたことに特徴を有する。したがって、捕集容器に溜まる糸くず等が、送風手段の送風方向が正方向の場合に捕集容器から飛び出すのを防ぐことができ、捕集容器に溜まった糸くず等を洗濯乾燥機の外部に排出する作業も容易に行うことができる。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、送風通路は、防塵フィルターが設置された通路と、捕集容器が設置された迂回通路とからなり、送風手段によって発生する送風方向が正方向の時は、前記迂回通路には送風されないように送風通路分岐部に設置された切替弁が閉状態となり、前記送風手段によって発生する送風方向が逆方向の時は、前記迂回通路に送風されるように、前記切替弁が開状態となるようにすると共に、捕集容器は、取外し可能にしたことに特徴を有する。したがって、送風手段の送風方向が正方向の場合には、切替弁が閉状態となっているので、前記捕集容器が設置された迂回通路には送風されず、捕集容器から糸くず等が飛び出すのを防ぐことができ、捕集容器に溜まった糸くず等を洗濯乾燥機の外部に排出する作業も容易に行うことができる。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、捕集容器の下流側に補助ファンが設置されていることに特徴を有する。したがって、捕集容器の下流側に設置された補助ファンを作動させることによって、防塵フィルターに付着した糸くず等を強力に除去することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の洗濯乾燥機は、請求項1の発明によって、簡易且つ衛生的に、糸くず等を除去することができる。また、防塵フィルターを傷つけることが無く、耐久性に優れた洗濯乾燥機を提供することができる。また、請求項2及び3の発明によって、捕集容器に溜まった糸くず等が送風手段によって飛び出すのを防ぐことができると共に、捕集容器に溜まった糸くず等を簡易に外部へ排出させることができる。さらに、請求項4の発明によって、防塵フィルターに付着した糸くず等を確実且つ強力に除去することができ、乾燥効率が低下するのを防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、本発明の第1実施形態における洗濯乾燥機の断面図であり、図2は一部拡大図である。洗濯乾燥機の洗濯乾燥機本体40(以下「本体40」という)は、前面に洗濯物5を投入するための第1の投入口41aを有する外箱41と、外箱41内に一対のダンパー42で弾性支持されると共に前部に開口43aを有する有底円筒形状の外槽43と、外槽43内に回転自在に設けられ、前部に洗濯物5を投入するための第2の投入口44aを有すると共に、洗濯物5を収容する有底円筒形状の内槽44と、外槽43の後壁43bに取り付けられると共に、モータなどからなり内槽44を回転駆動する駆動源45を備えている。
【0015】
また、第1の投入口41aを開閉する扉46と、外槽43の後壁43bの下部に位置し、洗濯運転時に洗濯液に浸かる領域に設けられた吸入口43cと、吸入口43cに設けられ、乾燥運転時に洗濯物5から発生する糸くず等を捕獲する防塵フィルター47と、この防塵フィルター47の背後に配され送風手段となる送風ファン49と、送風ファン49を収納するファン室50と、モータなどからなり送風ファン49を回転駆動する第2の駆動源(図示せず)と、一端に、内槽44の第2の投入口44aに対向する吹き出し口54aを有している。
【0016】
また、他端がファン室50に連通する通風路54と、通風路54に配されファン室50から送り出される空気を加熱する加熱手段55と、外槽43の内壁と内槽44の外壁との間で、洗濯運転時に洗濯液に浸かる領域に配され外槽43内の空気を除湿する除湿用熱交換器56と、内槽44の外壁と除湿用熱交換器56との間に配され、送風ファン49が回転したときに、外槽43内の空気を除湿用熱交換器56に沿って、外槽43の後壁43bに設けた吸入口43cに導くためのガイド壁57と、外槽43の下部に接続され、外槽43内の水や洗濯液等を外部に排水するための排水ダクト58と、排水ダクト58の途中に配された排水弁59とを備えている。
【0017】
また、ガイド壁57から防塵フィルター47へと連通する通風路48aと、捕集容器70へと連通する迂回通路48bを有し、除湿用熱交換器56側からの空気を、通風路48aか迂回通路48bのいずれに送るかを切替えることができる切替弁71を備えている。さらに、迂回通路48bには、捕集容器70が設置されており、迂回通路48bと通風路48aの合流地点には切替弁72が設置されている。ここで、捕集容器70と切替弁72との間に、図2の説明で後述する補助ファン73を設置することも可能である。
【0018】
内槽44の回転中心軸は、水平方向に対して5°〜30°の角度で、後部が下になるように傾斜しており、内槽44の第2の投入口44aは、外槽43の開口43aと対向して設けられている。内槽44の周壁には多数の孔60が設けられ、空気や、液体が内槽44の内外間で自由に移動できるようになっている。内槽44の内壁には、内槽44が回転したときに、洗濯物5を持ち上げ、落下させるためのバッフル61が、周方向に120°間隔で3ヶ所に、内槽44の中心方向に向かって突出して設けられている。
【0019】
外箱41の上部には、開閉自在の蓋(図示せず)を有し洗剤などを収納する洗剤容器62と、上端が水道管(図示せず)に接続され、他端が洗剤容器62に接続されると共に、途中に給水弁63を有する給水管64が設けられている。65は、洗剤容器62と外槽43を連通する接続管で、この接続管65を通して、洗剤と共に水道水を外槽43内に供給するようになっている。
【0020】
外箱41の前面上部に、本実施例における本体40の運転を操作するための操作パネル66が設けられ、その裏側に、本体40の動作を制御する制御回路67が設けられている。
【0021】
外箱41の第1の投入口41aの開口縁と、外槽43の開口43aの開口縁は、ゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るドアパッキン68で連結され、扉46を閉じたときには、外槽43内の液体が外槽43外に漏れるのを防止している。
【0022】
以上のように構成された洗濯乾燥機の動作、作用は、以下の通りである。まず、扉46を開けて洗濯物3を内槽44に投入し、蓋を開けて洗剤容器62に所定量の洗剤を投入し、操作パネル66を操作して、所定の洗濯コースを選択し、運転開始スイッチ(図示せず)を押すと、制御回路67が、給水弁63を開き、水道水が給水管64を通って、洗剤容器62に供給され、そこで洗剤と混合しながら、接続管65を通って外槽43内に供給される。外槽43内の洗濯水(水道水と洗剤が混合したもの)が、所定の高さに達すると図示しない液位センサーがそれを検知し、その検知信号が、制御回路67に送られ、給水弁63が閉じられ、同時に駆動源45に通電されて内槽44が回転し、洗濯物5がバッフル61で持ち上げられ、落下する動作を繰り返しながら洗濯運転が行なわれる。
【0023】
洗濯運転が終了すると、制御回路67が、開閉弁59を開き、外槽43内の汚れた洗濯水を、排水ダクト58を通して、外部に排出する。
洗濯水の排水が完了すると、引き続き、内槽44を高速回転させて脱水運転が行なわれ、それが終了すると、開閉弁59を閉じ、給水弁63を再び開いて水道水を外槽43内に供給し、液位が所定の高さに達すると、給水弁63が閉じられ、駆動源45の駆動により内槽44が回転し、すすぎ運転が行なわれる。すすぎ運転が終了すると、開閉弁59が開けられて、すすぎ水が外部に排出され、その後、開閉弁59を開けた状態で、内槽44を高速回転させて脱水運転が行なわれる。すすぎ、脱水運転は、予め定められた運転シーケンスにより、もう1回若しくは2回繰り返される。
【0024】
次に、乾燥運転について、説明する。洗濯、すすぎ、脱水の各運転が終了すると、乾燥運転に移り、制御回路67の動作により、駆動源45、加熱手段55、第2の駆動源(図示せず)に通電される。この第2の駆動源への通電により、送風ファン49が回転し、外槽43内の湿った空気がガイド壁57により、除湿用熱交換器56に沿って吸引され、そこで、除湿され、乾いた空気が、防塵フィルター47を通ってファン室50に入る。
【0025】
乾いた空気が、防塵フィルター47を通過する際に、洗濯物5から発生した糸くず等が、そこで捕獲される。ファン室50に流入した空気は、通風路54に至りそこで、加熱手段55で加熱され、温風となって、通風路54の出口、すなわち吹き出し口54aより、内槽44内に向かって吹き出される。そして、温風が、内槽44の回転によって、持ち上げられ、落下する洗濯物5に吹き付けられることにより、洗濯物5の水分が蒸発する。蒸発した水分は、空気と共に、内槽44の周壁に設けた孔60を通って、再び、除湿用熱交換器56に沿って吸引され、そこで、除湿される。この動作が繰り返されることにより、洗濯物5が次第に乾燥していく。この乾燥運転が所定時間続いた後、乾燥運転が終了し、全ての運転が終了する。
【0026】
次に、操作パネル66のお手入れポジションスイッチ(図示せず)を押すと、送風ファン49が前述した乾燥運転時の回転とは逆方向に回転する。すると、ファン室50から防塵フィルター47の方向に向かう風が発生し、防塵フィルター47に付着している糸くず等が通風路48aの方向へと排出される。さらに、糸くず等は切替弁71によって迂回通路48bへと運ばれ、捕集容器70に捕集される。ここで、図2に記載の補助ファン73を作動させることによって、迂回通路内の捕集容器に向かう風を増加させることができるので、防塵フィルター47から排出される糸くず等を効率よく収容することができる。尚、切替弁72は、お手入れポジション作動時には、図2に示すように、迂回通路48bとファン室50とを分離するように動き、迂回通路48bと通風路54とが連通するようになるものであるが、この切替弁72を設置しなくても捕集容器70へ糸くず等を収容することは可能である。しかし、切替弁72を設置して迂回通路48bと送風ファン49、防塵フィルター47を巡回する風路を形成する事で、より清掃効果が向上する。
【0027】
図3は、本発明の第2実施形態を示す図である。図3(b)に示すように、捕集容器74bを通風路48cに設置している。この場合には、操作パネル66のお手入れポジションスイッチ(図示せず)を押すと、送風ファン49が乾燥運転時の回転とは逆方向に回転する。すると、通風路48dを経由してファン室から防塵フィルター47の方向に向かう風が発生し、防塵フィルター47に付着している糸くず等が捕集容器74bに捕集される。
【0028】
一方、図3(a)に示すように、回転軸75を中心にして回転させると、円筒体74aが通風路48cに設置され、捕集容器74bは、通風路48cから外れることとなる。この状態で通常の乾燥運転が行われる。したがって、捕集容器74bに溜まっている糸くず等を、図1で説明した洗濯乾燥機40の外箱41から取り出すことができるようにしておけば、簡易に糸くず等を外部に排出させることができる。尚、円筒体74aと捕集容器74bの切替時にどちらか一方が洗濯乾燥機本体の外部に露出するのを防止する為、図4の第3実施形態に示すように、外箱41に開口76を設けることによって、捕集容器74bを外部に露出させない構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0029】
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、送風ファンによって防塵フィルターに付着した糸くず等を確実に捕集容器へと収容することができると共に、捕集容器に溜まった糸くず等を容易に外部に排出することができるので、各種洗濯乾燥機に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の第1実施形態における洗濯乾燥機の断面図。
【図2】図1の一部拡大断面図。
【図3】本発明の第2実施形態における洗濯乾燥機の断面図。
【図4】本発明の第3実施形態における洗濯乾燥機の一部断面図。
【符号の説明】
【0031】
3 洗濯物
40 洗濯乾燥機本体(本体)
43 外槽
44 内槽
47 防塵フィルター
48a、48c、48d、54 通風路
48b 迂回通路
49 送風ファン(送風手段)
55 加熱手段
70 捕集容器
71、72 切替弁
73 補助ファン
75 回転軸
76 開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯物を収納する内槽と、前記内槽を収納する外槽と、前記内槽内に送風する送風手段と、該送風手段と前記内槽とを連通させる送風通路と、前記送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前記洗濯物から発生する糸くず等を捕獲する防塵フィルターと、該防塵フィルターに捕獲された糸くず等を収容する捕集容器とを有し、前記送風手段によって発生する送風方向を逆方向にさせることによって、前記防塵フィルターに付着した糸くず等を該防塵フィルターから離脱させ、前記捕集容器に収容させるお手入れポジションを有することを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項2】
捕集容器は、送風手段によって発生する送風方向が正方向の時は、送風通路外に位置し、前記送風手段によって発生する送風方向が逆方向の時は、前記送風通路内に位置するようにしたとともに、前記捕集容器は、送風通路外に位置したときに取外し可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
【請求項3】
送風通路は、防塵フィルターが設置された通路と、捕集容器が設置された迂回通路とからなり、送風手段によって発生する送風方向が正方向の時は、前記迂回通路には送風されないように送風通路分岐部に設置された切替弁が閉状態となり、前記送風手段によって発生する送風方向が逆方向の時は、前記迂回通路に送風されるように、前記切替弁が開状態となるようにすると共に、前記捕集容器は、取外し可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
【請求項4】
捕集容器の下流側に補助ファンが設置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−232888(P2009−232888A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−79114(P2008−79114)
【出願日】平成20年3月25日(2008.3.25)
【出願人】(391044797)株式会社コーワ (283)
【Fターム(参考)】