説明

洗濯物干し用角ハンガー収納ケース

【課題】 ケース内部を複数箇所に区分したことで、角ハンガー同士の洗濯ピンチのからみ合いを無くし、開閉式の蓋を設けたことで角ハンガーの劣化、ほこり等から護ることができる、洗濯物干し用角ハンガー収納ケースを提供する。
【解決手段】 ケース内部の前面部と後面部の対向的に、複数箇所の溝部を設け、溝部に抜き−差しが行えるように仕切り板を設ける。仕切り板が、抜き−差しを行えることで、厚みのある角ハンガー等の収納にも、必要な広さのスペースを自由に利用することができる。ケース上面には、後面部の上辺に、蝶つがい部で固定された開閉式の蓋を設け、蓋の先端中央部に、開閉時に指を入れる蓋開け穴を設ける。両側面部中央の上部の手さげ止め部に、手さげ部を取り付け、手さげ部中央に把持部を設ける。ケースの底面は、収納された角ハンガーの重さに充分耐えられる強度で安定した構造に形成することを特徴とする洗濯物干し用角ハンガー収納ケース。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、角ハンガー同士の洗濯ピンチのからまり合いを無くし角ハンガーの劣化を防ぎ、ほこり等を護る収納ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、角型ハンガー収納ケースがあった。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3129561号
【発明の概要】

【発明が解決しょうとする課題】
【0004】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)角ハンガー同士の洗濯ピンチのからまりは防げるが、日々、使用している間にもケースの中にほこり等が入り不衛生的でもあった、そこで合理的に解決できないか大変難しかった。
(ロ)角ハンガーを使用していない時間帯は、屋外やベランダ等に放置されて劣化が進み、部屋の片隅等に重ねて放置されて、邪魔になることが多々みられるという、難点があった。
本発明はこれらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ケース内部の前面部と後面部に対向的に複数箇所の溝部を設け、溝部に抜き−差しが行えるように仕切り板を設ける。仕切り板が抜き−差しを行えることで、厚みのある角ハンガー等の収納にも、必要な広さのスペースを自由に利用することができる。ケースの上面には、後面部の上辺に蝶つがい部で、固定された開閉式の蓋を設け、蓋の先端中央部に開閉時に指を入れる蓋開け穴を設ける。両側面部中央の上部の手さげ止め部に、手さげ部を取り付け、手さげ部中央に把持部を設ける。ケースの底面部は、収納された角ハンガーの重さに充分耐えられる強度で安定した構造に形成する。
【発明の効果】
【0006】
角ハンガー同士の洗濯ピンチのからみ合いが無くなり、ケースに蓋を設けたことで角ハンガーの劣化を防ぎ、ほこり等からも護ることができる。手さげ部を設けたことで屋外での物干しの場合でもケースごと持ち運ぶことが可能であり、大変衛生的で合理的に角ハンガーを収納できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の蓋を開けた状態を示す斜視図
【図2】 本発明の蓋を閉めた状態を示す斜視図
【図3】 本発明の仕切り板を抜く時の状態を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)ケース(13)内部の前面部(10)と後面部(4)に対向的に複数箇所の溝部(5)を設け、溝部(5)に抜き−差しができるように仕切り板(6)を設ける。仕切り板(6)が抜き−差しを行えることで、厚みのある角ハンガー等の収納に必要な広さのスペースを自由に利用することができる。
(ロ)ケース(13)の上面には、後面部(4)の上辺に蝶つがい部(3)で固定された開閉式の蓋(2)を設け、蓋の先端中央部に、開閉時に指を入れる蓋開け穴(1)を設ける。
(ハ)両側面部(12)中央の上部の手さげ止め部(7)に手さげ部(8)を取り付け、手下げ部(8)中央に把持部(9)を設ける。
(ニ)ケース(13)の底面部(11)は、収納された角ハンガーの重さに充分耐えられる強度で安定した構造に形成する。
本発明は以上のような構成で、これを使用する時は、蓋(2)を開け、半分に折り畳んだ角ハンガーを、仕切り板(6)で区分けされたケース(13)の中に上から入れ、角ハンガー同士の洗濯ピンチがからまることなく整頓され収納できる。ケースを移動したい時は、把持部(9)をしっかりと持ちあげ、ケース(13)ごと簡単に持ち運ぶことができる。角ハンガーを出し入れしない時は必ず蓋(2)をしておくことで劣化を防ぎ、ほこり等から護ることができる。
【符号の説明】
【0009】
1 蓋開け穴
2 蓋
3 蝶つがい部
4 後面部
5 溝部
6 仕切り板
7 手さげ止め部
8 手さげ部
9 把持部
10 前面部
11 底面部
12 側面部
13 ケース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケース内部の前面部と後面部の対向的に複数箇所の溝部を設け、溝部に抜き−差しが行えるように仕切り板を設け、仕切り板が抜き−差しを行えることで、厚みのある角ハンガー等の収納にも必要な広さのスペースを自由に利用することができ、ケースの上面には、後面部の上辺に蝶つがい部で固定された開閉式の蓋を設け、蓋の先端中央部に開閉時に指を入れる蓋開き穴を設け、両側面部中央の上部の手さげ止め部に手さげ部を取り付け、手さげ部中央に把持部を設け、ケースの底面部は、収納された角ハンガーの重さに充分耐えられる強度で安定した構造に形成することを特徴とする洗濯物干し用角ハンガー収納ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−82006(P2012−82006A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−239036(P2010−239036)
【出願日】平成22年10月6日(2010.10.6)
【出願人】(510001009)
【出願人】(510001010)
【Fターム(参考)】