説明

洗車機における洗浄方法

【課題】本発明は、洗車時間を長引かせないのに加えて、インバータに負荷をかけないで、逆回転させたときの洗い残しを減らすことができる洗浄方法を提供することを目的としている。
【解決手段】
本発明の洗車機は、上面洗浄ブラシ8を正回転させ、被洗浄車両19の前端から、車形センサー14,15で検出した車形に沿って、上面洗浄ブラシ8を作用させていき、突起物検出手段18fによって検出したルーフ上の所定位置の突起物に接近したら、突起物回避動作を行い、この突起物回避動作で上面洗浄ブラシ8を突起物の上方に回避させている間に、上面洗浄ブラシ8を逆回転させ、被洗浄車両19の後端まで車形センサー14,15で検出された車形に沿って、上面洗浄ブラシ8を作用させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は洗車機における上面洗浄ブラシを使った車両の洗浄方法に関する。
【背景技術】
【0002】
洗車機における上面洗浄ブラシを用いた洗浄方法として、被洗浄車両のルーフ上に突起物(アンテナ、タクシーの行灯等)が付いているときに、上面洗浄ブラシを上方に回避させ、突起物や上面洗浄ブラシの破損を防止する動作が知られている。また、特許文献1のように、被洗浄車両のリアウインドを洗浄する際に、上面洗浄ブラシを逆回転(被洗浄車両の後方から前方へ上面洗浄ブラシが被洗浄車両に接触する方向に回転)させ、リアワイパーが上面洗浄ブラシに引っかかる事故を防止する動作が知られている。
【0003】
このような従来の洗車機における上面洗浄ブラシの動作を図1に示す。洗車が開始すると、まず、洗車機が被洗浄車両に向かって走行を開始する。そして、上面洗浄ブラシ8を正回転(被洗浄車両の前方から後方へ上面洗浄ブラシが被洗浄車両に接触する方向に回転)させてボンネット前端aから被洗浄車両の輪郭に沿って上面洗浄ブラシを作用させる。そして、洗車機本体の走行に伴い、上面洗浄ブラシが突起物20に接近すると、上面洗浄ブラシを上方に回避させ、突起物を通過したら、上面洗浄ブラシを車体上面に戻す。そして、ルーフとリアウインドの境目dに到達したら、上面洗浄ブラシを逆回転させ、車後端まで洗浄し終わった後、洗車機は走行を停止する。
【0004】
ここで、前記特許文献1では、上面洗浄ブラシを逆回転するときに洗車機本体の走行を停止させ、この逆回転ポイントで洗い残しが出ないようにしている。この構成では洗い残しを減らすことができるが、逆回転に移行するまで時間がかかってしまい、トータルとして洗車時間が長くなってしまう。また、洗車機本体を走行させたまま上面洗浄ブラシを正転から逆転するときに、正回転から逆回転に移行する時間を短くすれば、逆回転させたときの洗い残しを減らすことができるが、インバータに負荷がかかってエラーが起こりやすいという問題がある。
【特許文献1】特開平9−24803号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って本発明の課題とするところは、洗車時間を長引かせないことに加えて、インバータに負荷をかけないで、逆回転させたときの洗い残しを減らすことができる洗浄方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため本発明は、門型状に形成した洗車機本体内に、被洗浄車両の形状を検出する車形センサーと、該車形センサーで検出した車形に沿って昇降する上面洗浄ブラシと、前記車形センサーで検出した車形から突起物の位置情報を検出する突起物検出手段と、該突起物検出手段で検出された突起物の位置情報をもとに、前記上面洗浄ブラシの昇降及び回転を制御する制御部とを備えた洗車機において、前記上面洗浄ブラシを車体上面の前方から後方に向かって接触する方向に正回転させ、前記被洗浄車両の前端から、前記車形センサーで検出した車形に沿って、前記上面洗浄ブラシを作用させていき、前記突起物検出手段によって検出したルーフ上の所定位置の突起物に接近したら、前記上面洗浄ブラシを上方に回避させ、突起物を通過したら、前記上面洗浄ブラシを車体上面に戻す突起物回避動作を行い、該突起物回避動作で前記上面洗浄ブラシの上昇が開始したら、前記上面洗浄ブラシの回転を停止させ、前記上面洗浄ブラシの上昇が終了してから、前記上面洗浄ブラシの下降が終了するまでの適宜位置で、前記上面洗浄ブラシを車体上面の後方から前方に向かって接触する方向に逆回転させ、前記被洗浄車両の後端まで前記車形センサーで検出された車形に沿って、前記上面洗浄ブラシを作用させることを特徴とする洗車機の洗浄方法を提案する。
【0007】
また、門型状に形成した洗車機本体内に、被洗浄車両の形状を検出する車形センサーと、該車形センサーで検出した車形に沿って昇降する上面洗浄ブラシと、前記車形センサーで検出した車形から突起物の位置情報を検出する突起物検出手段と、該突起物検出手段で検出された突起物の位置情報をもとに、前記上面洗浄ブラシの昇降及び回転を制御する制御部とを備えた洗車機において、前記上面洗浄ブラシを車体上面の後方から前方に向かって接触する方向に逆回転させ、前記被洗浄車両の後端から、前記車形センサーで検出した車形に沿って、前記上面洗浄ブラシを作用させていき、前記突起物検出手段によって検出したルーフ上の所定位置の突起物に接近したら、前記上面洗浄ブラシを上方に回避させ、突起物を通過したら、前記上面洗浄ブラシを車体上面に戻す突起物回避動作を行い、該突起物回避動作で前記上面洗浄ブラシの上昇が開始したら、前記上面洗浄ブラシの回転を停止させ、前記上面洗浄ブラシの上昇が終了してから、前記上面洗浄ブラシの下降が終了するまでの適宜位置で、前記上面洗浄ブラシを車体上面の前方から後方に向かって接触する方向に正回転させ、前記被洗浄車両の前端まで前記車形センサーで検出された車形に沿って、前記上面洗浄ブラシを作用させることを特徴とする洗車機の洗浄方法を提案する。
【発明の効果】
【0008】
従来は、上面洗浄ブラシがルーフの後端に到達したときに、上面洗浄ブラシを逆回転させていたが、本発明は、上面洗浄ブラシが被洗浄車両の突起物の上方に回避したときに、上面洗浄ブラシを逆回転させているので、洗い残しを減らすことができ、洗車にかかる時間を長くすることがない。また、上面洗浄ブラシを急激に逆回転する必要がない為、ブラシの回転を制御するインバータに負担をかけることもなくなる。
【実施例】
【0009】
以下、図面を基に、本発明の実施例について説明する。図2は本発明実施例の側面図、図3は本発明実施例の正面図である。1は自動車車体を跨ぐように門型状に形成した洗車機本体で、正転逆転可能な電動機2,2により車輪3,3を回転駆動して、レール4,4上を往復走行する。
【0010】
5はレール上における洗車機の走行位置を検出するロータリーエンコーダで、電動機2の出力軸に連結し、電動機2の回転方向すなわち車輪3の回転方向を検出しながら単位角度回転ごとにパルス信号を出力して洗車機本体1の走行位置を与える。
【0011】
6は洗車機の基準となる位置を検出する位置センサーで、洗車機本体1下部に設けられ、レール4敷設面に突起して固定されたドッグ7を感知してスイッチングし、洗車機本体1の位置を与えている。このドッグ7が固定された位置が洗車機の走行開始位置となる。
【0012】
8は自動車車体上面に沿って回転しながら上下する上面洗浄ブラシ、9は車体側面に沿って回転しながら開閉する側面洗浄ブラシ、10,11は散水ノズル、12は上面乾燥ノズル、13は側面乾燥ノズルで、洗車機本体1の往復走行に伴って、車体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車処理装置を構成する。
【0013】
14はLED等の単位投光素子を上下方向に多数並べた投光器、15は投光器の単位投光素子と同数の単位受光素子を上下方向に並べた受光器で、車形センサー14,15を構成する。投光器14の単位投光素子は一つづつ順次点灯、消灯制御され、受光器15に向けて水平方向に光を照射する。従って、投光器14の各単位投光素子より照射される光が自動車車体により遮られている箇所は受光器15では受光せず、自動車車体に遮られていない箇所は受光するので、結果として自動車車体の有無を検出することが可能となる。また、投光器16および受光器17は、車体の先端あるいは後端を検出するビームセンサーである。
【0014】
図4は上面洗浄ブラシ8の構成を説明するもので、上面洗浄ブラシ8は、上下に昇降可能なキャリア8Cにその両端を軸支され、キャリア8Cに固定されたモータ8M1により回転駆動される。キャリア8Cは上下に張設されたループ8Lと連結され、このループ8Lを送り操作するモータ8M2の正逆駆動により昇降される。8E1はキャリア8Cの昇降位置を検出するためのエンコーダである。
【0015】
図5は実施例の制御系を示すブロック図である。18はマイクロコンピューターを含む制御ボードである。洗車機が自走するたびにロータリーエンコーダ5からパルスが発信されるが、上面レベル検出部18aはこのパルスをトリガとして投光器14と受光器15を駆動し、投光と遮光の境界部を自動車の上面として上面レベルを与える。走行位置検出部18bは前記ロータリーエンコーダ5から発信されるパルス信号をカウントして洗車機1の走行位置を検出する。
【0016】
車形データ作成部18cは上面レベルと走行位置をもとに車形データを作成する。上面輪郭検出部18dは車形データ作成部18cで作成された車形データから、画像処理を行い、被洗浄車両の上面輪郭を検出する。基準点検出部18eは上面輪郭検出部18dによって検出された上面輪郭から、車体の前端、ボンネットとフロントウインドウの境目、ルーフ前端、ルーフ後端、車体の後端といった自動車の基準点を検出する。突起物検出部18fは基準点検出部によって検出された基準点と上面輪郭検出部18dによって検出した被洗浄車両の上面輪郭をもとにルーフ上の突起物の位置情報を検出する。
【0017】
昇降位置検出部18gは上面洗浄ブラシ8の垂直位置情報をエンコーダ8E1から受け取る。上面洗浄ブラシ制御部18hは上面輪郭検出部18dで検出された上面輪郭と走行位置検出部18bで検出された走行位置と昇降位置検出部18gによって、検出された上面洗浄ブラシ8の垂直位置情報をもとに、モータ8M1を回転させることで上面洗浄ブラシ8の回転方向を制御したり、モータ8M2を回転させることで上面洗浄ブラシ8の垂直位置を制御する。
【0018】
ルーフ上の突起物検出の方法を図6を元にして説明する。ロータリーエンコーダ5がパルスを送るたびに前記上面レベル検出部18aは上面レベルを検出するが、前回の検出したものと比較し、前回のものよりも低くなっていたら、この場所を下降点C1と判断し、突起物の前端A1、突起物の後端B1を検出する。突起物の幅Dが基準値以上かどうか、突起物の高さCが基準値以上かどうか、突起物前方のフラット面Aが突起物の前端A1から基準値以上続いているかどうか、突起物後方のフラット面Bが突起物の後端B1から基準値以上続いているかどうか調べ、全ての条件を満たすなら、突起物20と判断する。
【0019】
このように構成する本発明の上面洗浄ブラシ8を用いた動作を図7〜図9にしたがって詳細に説明する。図7は本発明の上面洗浄ブラシを用いた上面洗浄のフローチャート図である。図8は本発明の上面洗浄ブラシを用いた上面洗浄の説明図である。なお、図8は車種がセダンタイプで、ルーフ上後方に突起物20が付いている車両を洗浄する場合を例示している。図9は図8における被洗浄車両19のルーフ上を拡大した図である。
【0020】
まず、上限位置にある上面洗浄ブラシ8を矢印の方向に正回転させて(ステップ−1)、洗車機本体1を前進させる。次に、上面洗浄ブラシ8がボンネット前端aに到達すると(ステップ−2)、上面洗浄ブラシ8を下降させ(ステップ−3)、上面洗浄ブラシ8を被洗浄車両19のボンネット前端aから作用させ、ボンネット、フロントウインドを洗浄する。
【0021】
そして、上面洗浄ブラシ8が点gに到達すると(ステップ−4)、上面洗浄ブラシ8の回転を停止させ(ステップ−5)、上面洗浄ブラシ8を上昇させて(ステップ−6)回避動作を開始する。上面洗浄ブラシが点hに到達すると(ステップ−7)、ルーフ前端cから突起物前端kまでの距離S1が基準値s以上であるかを判断して(ステップ−8)、基準値s以上なら、上面洗浄ブラシ8を矢印の方向に逆回転させ(ステップ−9)、基準値s未満なら、上面洗浄ブラシ8を逆回転させない。上面洗浄ブラシ8が点iに到達すると(ステップ−10)、上面洗浄ブラシ8を下降させて(ステップ−11)回避動作を終了する。
【0022】
そして、上面洗浄ブラシ8がルーフ後端dに到達すると(ステップ−12)、上面洗浄ブラシ8が正回転しているかどうかを判断して(ステップ−13)、正回転しているなら、上面洗浄ブラシ8をステップ−9と同じように逆回転させる(ステップ−14)。すでに逆回転しているなら、そのまま、リアウインド、トランクを洗浄する。そして、上面洗浄ブラシ8がトランク後端fに到達すると(ステップ−15)、上面洗浄ブラシを上昇させて(ステップ−16)、洗車機本体1を停止させる。
【0023】
また、洗車機1が被洗浄車両19の前方から後方に移動するのに伴い洗浄する往行程に関して説明してきたが、被洗浄車両19の後方から前方に移動するのに伴い洗浄する復行程は、まず、上面洗浄ブラシ8を逆回転させて、洗車機本体1を後進させる。次に、上面洗浄ブラシ8がトランク後端fに到達すると、上面洗浄ブラシ8を下降させ、上面洗浄ブラシ8を被洗浄車両19のトランク後端fから作用させ、トランク、リアウインドを洗浄する。
【0024】
そして、上面洗浄ブラシが点jに到達すると、上面洗浄ブラシ8の回転を停止させ、上面洗浄ブラシ8を上昇させて回避動作を開始する。上面洗浄ブラシが点iに到達すると、上面洗浄ブラシ8を正回転させる。上面洗浄ブラシが点hに到達すると、上面洗浄ブラシ8を下降させて回避動作を終了する。
【0025】
そして、上面洗浄ブラシ8を点gから作用させ、残りのルーフ上面、フロントウインド、ボンネットを洗浄する。上面洗浄ブラシ8がボンネット前端aに到達すると、上面洗浄ブラシ8を上昇させて、洗車機本体1を停止させる。
【0026】
なお、上記実施例において、上面洗浄ブラシ8が逆回転する位置はブラシが上昇を終了した位置であるが、前記上面洗浄ブラシ8の上昇が終了してから、前記上面洗浄ブラシ8の下降が終了するまでの適宜位置でかまわない。例えば、点iで逆回転するようにすれば、仮に突起物検出で検出していないアンテナが車両に付属されていた場合であっても、上面洗浄ブラシ8の回転で破損する危険性はなくなる。
【0027】
また、被洗浄車両19を跨ぐように車両の前方から後方に移動する洗車機に関して説明してきたが、本発明は、このような洗車機に限定するものではなく、洗車機本体1を往復移動を行うものや、洗車機本体1を移動させないで、被洗浄車両19をコンベアなど移動させるものにおいても、実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】従来の上面洗浄ブラシを用いた上面洗浄の説明図である。
【図2】本発明実施例の側面説明図である。
【図3】本発明実施例の正面説明図である。
【図4】本発明実施例の上面洗浄ブラシの構成を示す説明図である。
【図5】本発明実施例の制御系を示すブロック図である。
【図6】突起物検出の説明図である。
【図7】本発明の上面洗浄ブラシを用いた上面洗浄のフローチャート図である。
【図8】本発明の上面洗浄ブラシを用いた上面洗浄の説明図である。
【図9】図8における被洗浄車両のルーフ上を拡大した図である。
【符号の説明】
【0029】
1 洗車機
8 上面洗浄ブラシ
14,15 車形センサー
18 制御ボード
18d 上面輪郭検出部
18f 突起物検出部
18h 上面洗浄ブラシ制御部
19 被洗浄車両
20 突起物




【特許請求の範囲】
【請求項1】
門型状に形成した洗車機本体内に、
被洗浄車両の形状を検出する車形センサーと、
該車形センサーで検出した車形に沿って昇降する上面洗浄ブラシと、
前記車形センサーで検出した車形から突起物の位置情報を検出する突起物検出手段と、
該突起物検出手段で検出された突起物の位置情報をもとに、前記上面洗浄ブラシの昇降及び回転を制御する制御部とを備えた洗車機において、
前記上面洗浄ブラシを車体上面の前方から後方に向かって接触する方向に正回転させ、前記被洗浄車両の前端から、前記車形センサーで検出した車形に沿って、前記上面洗浄ブラシを作用させていき、前記突起物検出手段によって検出したルーフ上の所定位置の突起物に接近したら、前記上面洗浄ブラシを上方に回避させ、突起物を通過したら、前記上面洗浄ブラシを車体上面に戻す突起物回避動作を行い、該突起物回避動作で前記上面洗浄ブラシの上昇が開始したら、前記上面洗浄ブラシの回転を停止させ、前記上面洗浄ブラシの上昇が終了してから、前記上面洗浄ブラシの下降が終了するまでの適宜位置で、前記上面洗浄ブラシを車体上面の後方から前方に向かって接触する方向に逆回転させ、前記被洗浄車両の後端まで前記車形センサーで検出された車形に沿って、前記上面洗浄ブラシを作用させることを特徴とする洗車機の洗浄方法。
【請求項2】
門型状に形成した洗車機本体内に、
被洗浄車両の形状を検出する車形センサーと、
該車形センサーで検出した車形に沿って昇降する上面洗浄ブラシと、
前記車形センサーで検出した車形から突起物の位置情報を検出する突起物検出手段と、
該突起物検出手段で検出された突起物の位置情報をもとに、前記上面洗浄ブラシの昇降及び回転を制御する制御部とを備えた洗車機において、
前記上面洗浄ブラシを車体上面の後方から前方に向かって接触する方向に逆回転させ、前記被洗浄車両の後端から、前記車形センサーで検出した車形に沿って、前記上面洗浄ブラシを作用させていき、前記突起物検出手段によって検出したルーフ上の所定位置の突起物に接近したら、前記上面洗浄ブラシを上方に回避させ、突起物を通過したら、前記上面洗浄ブラシを車体上面に戻す突起物回避動作を行い、該突起物回避動作で前記上面洗浄ブラシの上昇が開始したら、前記上面洗浄ブラシの回転を停止させ、前記上面洗浄ブラシの上昇が終了してから、前記上面洗浄ブラシの下降が終了するまでの適宜位置で、前記上面洗浄ブラシを車体上面の前方から後方に向かって接触する方向に正回転させ、前記被洗浄車両の前端まで前記車形センサーで検出された車形に沿って、前記上面洗浄ブラシを作用させることを特徴とする洗車機の洗浄方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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