説明

活性剤

【課題】 SGE鉱石を浸漬ないし通過する飲料水の飲用により、生命体の維持および調節、生体機能のバランスを図り、更に血流や免疫機能を良好に維持、促進を可能にする。
【解決手段】 カリウム系放射同位体「40K」エネルギーおよび高遠赤外線エネルギー等を放射するSGE鉱石を紛体、塊体または粒状体に加工したものを、透水性の中袋に袋詰めしたものとして、これを容器、例えば、市販のペットボトル内に飲料水とともに投入して、この飲料水を飲用する人の生体機能を活性化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器内、例えば、ペットボトル内に水道水などの飲料水とともに投入され、この飲料水を飲用する人の生体機能を活性化する活性剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今日では、アレルギー性疾患、糖尿病、高血圧、癌、ウィルスによる感染症等の主原因は、活性酸素ではないかと言われている。そして、天然水あるいは水道水(飲料水という)に比べて多くの活性水素(原子状水素など)を含むとされる活性水素溶存水ないし水素富化水が、上記活性酸素の消去に有効であるという論文が発表され、注目されている。この活性水素を多く含み人工的に生成される飲料水は、従来から電解還元水あるいは電解アルカリイオン水又は飲用アルカリイオン水として知られており、飲料水の電気分解を利用することによって得られる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところが、この水の電気分解装置は、電解槽、電源、種々の配水管等を必要とし、その構造が複雑なものになる。また、前記装置により生成した活性水素溶存水ないし水素富化水は、その保存できる期間が極めて短い。
【0004】
また、電気分解の場合に比較して極めて簡便な活性水素溶存水ないし水素富化水の生成方法が提案されている。この方法は、飲料水と金属マグネシウム粉末又は粒とを反応させて水素ガスを発生させ、上記飲料水を、水素を豊富に含む水素富化水に変えるというものである(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
ところが、この活性水素溶存水の生成方法では、活性水素生成の持続性に問題があり、その要因である水酸化マグネシウム皮膜の定期的な除去作業が必須になるという煩雑さがあった。また、活性水素溶存水中での活性水素濃度を高くしその効力を高めることが難しいなどの問題があった。
【0006】
これに対して、活性水素溶存水中での活性水素濃度を高め、その効力の保持時間を長くすると共に、活性水素生成の持続性を高め、長寿命の活性水素溶存水を実現するために、いわゆる飲料水のような水に、マグネシウム金属と、石こうあるいは硫酸マグネシウムとを入れて、活性水素を含む水を生成するものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平9−77672号公報
【特許文献2】特開2004−041949号公報
【特許文献3】特開2006−255613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の活性水素の生成物質や方法にあっては、人体の医薬用あるいは動物体用の活性水素溶存水としての利用は可能であるものの、生命体の維持および調節、生体機能のバランスを図ることや、血流や免疫機能を促進することはできず、医用として限定的な効果しか得られないという不都合があった。
【0009】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、SGE鉱石が発生するテラヘルツ波のようなある種の放射エネルギーを飲料水に付与することで、人体や動物体など生命体の維持および調節、生体機能のバランスを図りながら、血流や免疫機能を促進することができる活性剤を提供することにある。
また、第2の目的は、SGE鉱石またはSGE鉱石と硅酸塩鉱物類との混合体を設置したタンク内に水を容入ないし通過させ、SGE鉱石と水を一定時間接触させることで水質を改善し、または、水の流下する通路にSGE鉱石またはSGE鉱石と硅酸塩鉱物類の混合体を設置し、流下する水と接触させることで水質を改善し、この水質を改善した水を人および動植物に与えることで、人および動植物バイオの機能を活性化させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達成するために、本発明に係る活性剤は、SGE鉱石を紛体、塊体または粒状体に加工したもの又はSGE鉱石と硅酸塩鉱物類とを粉体、塊体または粒状体に加工したものを、透水性の中袋に袋詰めしたものからなり、この袋詰めしたSGE鉱石又はSGE鉱石と硅酸塩鉱物類との紛体、塊体または粒状体が容器内、例えば、ペットボトル内に飲料水とともに投入されて、この飲料水を飲用する人の生体機能を活性化することを特徴とする。
【0011】
これにより、容器内、例えば、ペットボトル内で飲料水に浸漬されたSGE鉱石は、放射線ホルムシスレベルのエネルギーとともに遠赤外線エネルギーを放射して、その飲料水を飲んだ生体に良い影響を与え、また、このSGE鉱石に含まれるマグネシウムやカルシウムといった準主要元素のほか生体に重要な役割を果たしている多種の微量元素が持つ機能によって、例えば糖尿病の快癒、生体維持、免疫促進作用、抗炎症作用を具現できる。
【0012】
また、SGE鉱石と硅酸塩鉱物類を併用すると、前記作用、効果の他に珪酸塩鉱物類の特性を付与することができる。即ち、SGE鉱石の特性と硅酸塩鉱物類の特性との相乗効果を図ることができる。硅酸塩鉱物類も水を活性化する機能がある。
硅酸塩鉱物類としては、電気石(トルマリン)及び医王石、麦飯石、サンゴ、千枚岩、ゲルマニウム等を挙げることができる。これらの硅酸塩鉱物類の各石は、選択的にSGE鉱石と混合して用いる。また、用途により二股ラジウム鉱石、サンゴ化石カルシウム、活性炭、天寿石、千明石、宙石等を混合してもよい。
ここで、SGE鉱石と硅酸塩鉱物類とを粉体、塊体または粒状体に加工したもの、とは、SGE鉱石と硅酸塩鉱物類とを別々に粉体、塊体または粒状体に加工し、この両者を混合した場合も、SGE鉱石と硅酸塩鉱物類とを混合し、これを粉体、塊体または粒状体に加工したもの、も含む意味である。
【0013】
また、前記容器としては、ペットボトル、ステンレス製の容器、銅製の容器等の従来の公知のものでよく、特に限定されないが、抗菌性、防かび性や防汚性、を有する好ましい容器として、例えば、酸化チタン粒子の表面を光触媒として不活性なセラミックスで部分的に被覆した光触媒粒子を透明な基材に練り込み、該基材により容器本体または蓋体を設けた容器、又は透明樹脂材で成型した容器本体又は蓋体の表面に、酸化チタン粒子の表面を光触媒として不活性なセラミックスで部分的に被覆した光触媒粒子の光触媒コーティング膜を施してなる容器、を例示することができる。
【0014】
また、本発明に係る活性剤は、前記紛体、塊体または粒状体を中袋に袋詰めしたものを、気密性の外袋内に封入されてなることを特徴とする。
この構成により、中袋が破れるなどして前記紛体、塊体、粒状体が漏れ出ることを回避できるとともに、容器内、例えばペットボトル内の飲料水に浸漬する前にSGE鉱石が汚染され、飲料用に不向きになることを未然に防止することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、SGE鉱石が発生するある種の放射エネルギーを飲料水に付与することで、人体や動物体などの生命体の維持および調節、生体機能のバランスを図り、血流や免疫機能を促進、強化できる。
また、本発明によれば、日本国水道法による水道水を改質し、飲用、家畜、灌漑用水、水耕栽培、河川浄化、農作物、住宅、マンション、プール、水洗便所、製氷、洗濯用、生活用水等々に優良水として使用でき、運搬上最も重い水を使用目的地まで運ぶ必要がなく、原水である水道水供給場に於いて、当機材にて改質可能となり、市販に供されている販売水使用側としても、重量的にも軽重量、経済的に極端な軽負担にてORPの低い還元性の水質の優良水を得ることが出来る。ちなみに現在の市販清涼飲料水はペットボトル(500ml、1000ml、2000ml)にて日本の中心部(兵庫県・静岡県・山梨県)から日本の端々までCOの排出をしながら輸送しており、価格的にも1本500ml140円として1t換算約280000円、当発明による改質水は全国水道水t当たり約200円(1400分の1)使用を基準としますので、経済効果も比較になりません。イオン化改質が可能となり、今世紀世界的に地球環境問題の最大の課題のガソリン消費によるCO、NOxの空気汚染の軽減に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態による活性剤を収納した中袋を一部破断して示す斜視図である。
【図2】図1に示す活性剤を収納した中袋を密封する外袋の斜視図である。
【図3】室内に設置したSGE鉱石による発生空気イオンの経時変化を示す特性図である。
【図4】SGE水の飲用による血流速度の経時変化を示す特性図である。
【図5】SGE水と市販ミネラルウオーターとの白血球活性酸素産生量の経時変化を示す特性図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の一実施の形態にかかる活性剤を、図面を参照して説明する。
図1は、活性剤を収納した中袋を一部破断して示し、図2は、その中袋を密封する外袋を示す。活性剤1は育成光線を半永久的に放射するSGE(スーパー・グロウス・エナジー)鉱石を紛体、塊体または粒状体に加工したものからなり、これが透水性の中袋2内に袋詰めされてなる。また、この中袋2内に袋詰めされた活性剤1は、更に気密性の高い外袋3内に密封されて商品化され、販売に供される。なお、この外袋3には、商品としてこれを吊り下げて陳列可能にする吊り孔4が設けられている。
【0018】
自然界のすべての物体は、成長エネルギーともいうべき微弱な放射線を放射しており、その約9割はウラン系、トリウム系の放射線といわれる。これに対して、SGE鉱石はカリウム系の放射性同位体である「40K」が生体に良いとされる放射線ホルムシスレベルのエネルギーを放射している。そのエネルギー値は、0.81Bq/gであり、一般に知られている薬石と比較してかなり高い部類に属しているのが大きな特徴である。また、エネルギー鉱石の特徴とされるSiO(シリカ)含有量が70%と高い。
【0019】
更に、もう一つの大きな特長としては、高赤外線放射体である点が挙げられる。4.0〜24μm波長域の遠赤外線放射率は平均で95%と極めて高い放射率を持っている。一般に、体温36℃の人体が放射する放射線の波長は9.4μmに相当するが、SGE鉱石は、育成波長といわれる4〜14μmの遠赤外線エネルギーを放出し、生体構成分子と共鳴、共振することにより大きなエネルギーを発生させている。
【0020】
これらの特長に加え、更にSGE鉱石がその生成過程において大きな変成を受けたことによって、鉱石中に放射線エネルギーや遠赤外線エネルギー以外の、ある種のエネルギーが蓄積されている。実験的に微弱な電磁波エネルギーを計測できるサトルエネルギー測定器によりSGE鉱石を測定すると、エネルギー反応があることが確認された。このことから、SGE鉱石からは、今日世界的に注目を浴びつつある遠赤外線と関連するテラヘルツ波のようなエネルギーレベルは低いが生体作用が無視できないサトルエネルギーが放出されていることが分かった。つまり、このSGE鉱石は、自然界に存在する希少なエネルギー放射鉱石の一つである。
【0021】
SGE鉱石の構成鉱物調査では、石英を主体に曹長石や雲母の一種であるアナイトのほか、微量のパラ珪灰石を含有していることが分かっている。また、化学組成では、マグネシウム、カルシウム、カリウムといった準主要元素は勿論のこと、必須微量元素の種類が極めて豊富であることがこの鉱石の大きな特徴となっている。ちなみに、人体から見つかっている元素は50種類以上あるが、その中で生体に重要な役割を果たしていると考えられる必須微量元素の大半を、このSGE鉱石は含有している。
【0022】
一例を挙げると、糖尿病の改善に関連するバナジウム、活性酸素消去酵素であるSOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)の活性と密接な関係があるマンガン、銅、亜鉛、更には生物の成長因子に関係するコバルト、生体内で極微量ながら他の元素と共存し生体維持に関わるといわれるチタン、免疫促進効果、抗炎症作用に関わるセレンなど、一般の鉱石、岩石では見られない微量金属元素や更には地球の始源的組成とされる希土類元素を多種類含有しているのが大きな特徴である。これらは、火山性のマグマから放出された様々な微量元素がガス化して、1万年からの時をかけて母岩である砂岩の粒子空間に入り込みホルンフェルス化したためと考えられる。
【0023】
近年、環境破壊因子等の増大により、われわれを取り巻く環境は電子不足の状態、すなわち酸化支配型にある。人体は微弱な電気信号により生命維持のための様々な情報伝達を行うが、プラスイオンとマイナスイオンが交互にバランスよく配列していることにより、電気信号がスムースに流れて生体活動が正常に機能する。
【0024】
しかしながら、酸化支配型の環境にあっては、生体そのものも電子不足、いわゆる酸化状態に傾いている。それを中性に近づけ、正常にバランスをとるといった点で空気マイナスイオンは重要な意味を持つ。GM方式およびゲルディエンコンデンサ方式の2方式でSGE鉱石のマイナスイオン発生能を測定した結果、通常室内ではマイナスイオンよりプラスイオンの方が多いのに対し、静止状態ではSGE鉱石を室内に置いた場合、図3に示すように、5分間平均でマイナスイオンの方が多くなる傾向が認められた。
【0025】
また、かかるSGE鉱石からの湧き水は、前述のマグネシウム、カルシウム、カリウムなどの準主要ミネラルはもとより、糖尿病の改善に関連するバナジウム、活性酸素消去酵素であるSOD活性を促進するマンガン、銅、亜鉛、更には生物の成長因子と関連するコバルト、生体内で極微量ながら他の元素と共存し生体機能維持に関わるといわれるチタン、免疫促進効果、抗炎症作用に関わるセレンなど、20数種類の微量ミネラルが含有検出されている。このことから、SGE鉱石も水に浸漬することにより水中に前述のような生体調節を図る微量ミネラル群を溶出していると考えられる。
【0026】
ところで、超音波ドップラー血流測定器を用いてSGE鉱石を浸漬した飲用水(以下、SGE水という)の飲用による血流速度に対する影響を実験した。この実験では、200mlのコップ2杯分の400mlを飲用した後、30分単位で3時間に亘る血流速度を測定した。飲用にともない、図4に示すように、血流速度が時間の経過とともに増加することが分かった。
【0027】
測定対象となる水道水のみの飲用で同様の試験を行ったところ、血流速度に殆ど変化が見られなかった。このことから、SGE水は生体維持にとって重要な要素の一つである血流促進作用があり、身体の代謝機能を高めることが分かる。
【0028】
次に、生体機能を測定できるAMI測定器を使って、20代〜60代の男女6名を対象にSGE水の飲用後の生体変化を観察した。なお、この測定器では、自律神経系の変化を表すAP値、体液循環、気の流れを表すBP値、生体の免疫機能を表すIQ値の3つのパラメータで評価する。この3つのパラメータの中でもBP値が最も重要である。この評価結果によれば、全体としてBP値およびIQ値は上昇する。これにより、SGE水には体液の循環をスムースにし、気の流れをよくするとともに、免疫機能を向上させる効果があることが分かる。
【0029】
また、AP値のテストデータ結果からはSGE水は生体に負荷をかけない、生体と良く調和した水であることが明らかになった。ちなみに同様のテストを水道水と市販の数種のミネラルウオーターで行ったが、いずれもSGE水に見られるような効果が得られなかった。
【0030】
更に、SGE水の免疫機能促進および細胞活性化機能を見る試験として生理食塩水と市販のミネラル水との比較でマイクロチャンネル通過による白血球活性酸素産生量テストを行った。この結果、図5に示すように、SGE水は他と比較して平均的に白血球細胞の活性化を促すことが分かった。以上から、SGE水は細胞を活性化し、免疫機能を促進する作用を持つことが明らかとなった。
【0031】
このように本実施形態では、カリウム系放射同位体「40K」エネルギーおよび高遠赤外線エネルギー等を放射するSGE鉱石を紛体、塊体または粒状体に加工したものを、透水性の中袋に袋詰めしたものとして、これを市販のペットボトル内に飲料水とともに投入して、この飲料水を飲用する人の生体機能の活性化を可能にしている。
【0032】
従って、ペットボトル内で飲料水に浸漬されたSGE鉱石は、放射線ホルムシスレベルのエネルギーとともに遠赤外線エネルギーを放射して水を活性化する結果、その飲料水を飲むと生体に良い影響を与えることとなる。また、このSGE鉱石に含まれるマグネシウムやカルシウムといった準主要元素のほか生体に重要な役割を果たしている多種類の微量元素をも含有しており、例えば糖尿病の快癒、生体維持、免疫促進効果、抗炎症効果を得ることができることとなる。
【0033】
この場合に、前記紛体、塊体または粒状体1を中袋2に袋詰めしたものを、気密性の外袋3内に封入することで、中袋2が破れるなどして前記紛体、塊体、粒状体1が漏れ出ることを回避できるとともに、ペットボトル内の飲料水に浸漬する前にSGE鉱石が汚染され、飲料用に不向きになることを未然に防止できることとなる。
【0034】
また、本発明では、SGE鉱石を粉体、塊体または粒状体に加工したものと、硅酸塩鉱物類を粉体、塊体または粒状体に加工したものとを、混合して袋詰めし、これを容器内、例えば、ペットボトル内に飲料水と共に投入して使用するようにしてもよい。
珪酸塩鉱物類としては、電気石(トルマリン)及び医王石、麦飯石、サンゴ、千枚岩、ゲルマニウム等を挙げることができる。又他にこれまでの実用経験、実験によれば、活性炭、抗菌性の銀担持活性炭、北海道産出「二股ラジウム水溶性カルシウム鉱石」、秋田県産出「秋田玉川温泉」湯の華(北投石系)、亜硫酸カルシウム等についても例示できる。粉体、塊体または粒状体への加工は、これらの各石を単独でもよいし、複数を選択して使用してもよい。
【0035】
硅酸塩鉱物類は、固有の界面電荷によって水素イオンHや水酸化物イオンOHの吸着相を発現させる。この界面電荷のうちpH依存電荷、焦電気および圧電気は点滅を繰り返し、吸着相を乱して混相を発現し、単分子の水を放出する。また、これらの鉱物界面は一定負電荷が卓越しており、正電荷の水素イオンを吸着、消費するから、水の酸化還元電位を負側へ低下させる。これにより硅酸塩鉱物類は、水を活水化すると考えられている。従って、SGE鉱石と硅酸塩鉱物類を併用することで、SGE鉱石の特性と硅酸塩鉱物の特性との相乗効果を期待できる。
【0036】
なお、前記実施の形態では、容器としてペットボトルを例示しているが、これに限定されるものではなく、従来公知の容器でよい。好ましい容器としては、例えば、ペットボトルやステンレス製の容器、銅製の容器を挙げることができ、特に、酸化チタン粒子の表面を光触媒として不活性なセラミックスで部分的に被覆した光触媒粒子を透明な基材に練り込み、該基材により容器本体または蓋体を設けた容器、又は透明樹脂材で成型した容器本体又は蓋体の表面に、酸化チタン粒子の表面を光触媒として不活性なセラミックスで部分的に被覆した光触媒粒子の光触媒コーティング膜を施してなる容器が、抗菌性、防かび性や防汚性を有するので、好ましい例として挙げることができる。
【符号の説明】
【0037】
1 SGE鉱石の紛体、塊体または粒状体
2 中袋
3 外袋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
SGE鉱石を紛体、塊体または粒状体に加工したもの又はSGE鉱石と硅酸塩鉱物類とを粉体、塊体または粒状体に加工したものを、透水性の中袋に袋詰めしたものからなり、この袋詰めしたSGE鉱石又はSGE鉱石と硅酸塩鉱物類との紛体、塊体または粒状体が容器内に飲料水とともに投入されて、この飲料水を飲用する人の生体機能を活性化することを特徴とする活性剤。
【請求項2】
前記紛体、塊体または粒状体を中袋に袋詰めしたものを、気密性の外袋内に封入されてなることを特徴とする請求項1に記載の活性剤。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−253402(P2010−253402A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−107296(P2009−107296)
【出願日】平成21年4月27日(2009.4.27)
【出願人】(505293211)
【出願人】(501072946)
【出願人】(595084737)株式会社ウォーターデザイン研究所 (5)
【出願人】(501072924)
【Fターム(参考)】