説明

流体保持用容器並びに前記流体保持用容器及び排気口から成るアセンブリ

【課題】流体保持用容器並びに前記流体保持用容器及び排気口から成るアセンブリを提供する。
【解決手段】内壁を有する流体チャンバ、排気口開口部、及び排気口開口部の方へ流体を駆動するための高圧チャンバを具備する流体保持用容器であって、更に、高圧チャンバと流体チャンバの間で少なくとも部分的な分配器と、流体が排気口開口部を経由して分配されるときに、第1位置から流体チャンバの量を減少するための第2位置へと容器を通じて所定の方向に動くように進むための可動要素とを具備し、それぞれに第1及び第2位置で横の移動方向に取り込まれる流体チャンバの第1及び第2横断面が異なる面積を有し、可動要素と流体保持用容器の内壁との間の密接な接触が、第1位置から第2位置へと可動要素が動いている間中維持されるように、可動要素が所定の方向に関連する横断方向に伸びてバイアスされる弾性要素である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内壁を有する流体チャンバと、排気口開口部と、該排気口開口部の方へ流体を駆動するための高圧チャンバとを具備する流体保持用容器に関する。
【0002】
更に本発明は、分配された流体を保持するための流体チャンバを有する流体保持用容器及び該流体チャンバから流体を開放するために前記流体保持用容器に連結するように適合された排気口から成るアセンブリに関する。
【0003】
更に本発明は、排気口開口部を有する流体チャンバ及び該排気口の開口部の方へ流体を駆動するための高圧チャンバを具備する粘性流体保持用容器に関する。
【背景技術】
【0004】
例えば、流体保持用容器は国際公開第2001/009009号(特許文献1)に開示されており、特許文献1には、加圧駆動ガス及び分配されることになっている製品流体の両方から成る流体を、使用中に保持する容器が記載されている。
【0005】
しかし、分配されるための確かな製品流体は、加圧駆動ガスと混ぜられない。ガス状流体が分配される場合、混合は、分配されるための流体の希釈という意味を含むだけでなく、時として害になる。更に、高密度な製品流体中のポケットが、概して望まれないものになる。このことは、粘度、密度及び表面張力は、しばしば加圧ガス及び密集若しくは粘性流体の間で、分配されることによって異なる全ての性質であるという事象に関連する。従って、加圧ガスのポケットが製品流体の中に存在しているときは、分配の力学が変化し、予測不可能及び/又は不規則な分配挙動が起こる。
【0006】
国際公開第2004/065217号(特許文献2)及び国際公開第2004/065261号(特許文献3)には、分配される流体を保持するための製品チャンバを示している流体分配システム及び高圧チャンバ、並びに分配されるための流体に多かれ少なかれ一定の作動圧力を供給するための作動圧力チャンバが開示されている。加圧ガスが保持されるチャンバ、即ち高圧チャンバ及び作動圧力チャンバは、製品チャンバから分離される。該作動圧力チャンバは、製品チャンバの容量を犠牲にして、量が増加することにより、それ自体は製品の作動圧力を保持し続けている。しかし、作動圧力チャンバの拡大は、製品流体が分配されるときに、確実に製品流体の容量部分が製品チャンバから満足に追い出されないようにするために、製品チャンバの中で発生する。
【0007】
国際公開第99/062791号(特許文献4)には、製品が保持されるようなチャンバの容量が、製品チャンバの方向にピストン様エレメント(要素)を稼動させることにより、縮小される流体保持用容器が開示されている。このような構造物(流体保持用容器)は、窓の設計パラメータを限定し、殆ど独占的にピストン及びシリンダ様配置若しくはシリンダ状配置を機能するために設計者を縛り付ける。
【0008】
しかし、可欠流体の保持のための容器の設計は、構造上の制限或いは流体の分配に関連する制限によって制限されるわけではない。
【0009】
商業的に実現可能な容器を得るために解決される必要がある問題はまた、容器の製作、並びに分配されるための流体を容器に充填すること及び容器の外へ流体を駆動するための高圧チャンバの利用に関連する。
【0010】
分配流体の保持のための容器において、よく直面する別の問題とは、殆ど空及び直立位置における容器の安定性の低下をとにかく処理しなくてはならないことである。流体が分配されており、容器の下方部に近接して据付けられる作動圧力チャンバが上方に拡張するときには、重力の中心が徐々に上方に動く。若干及び故意にではなく傾けられるとき、例えば別の容器から次の容器へと配置する際、容器を無意識のうちにノックするのに起因している場合、容器は安定性の低下により倒れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】国際公開第2001/009009号
【特許文献2】国際公開第2004/065217号
【特許文献3】国際公開第2004/065261号
【特許文献4】国際公開第99/062791号
【特許文献5】国際公開第2004/065260号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上記の事情に鑑み、本発明の目的は、前述の従来技術における問題点を改善した流体保持用容器並びに前記流体保持用容器及び排気口から成るアセンブリを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の一態様は、粘性流体を保持するための流体保持用容器であって、排気口開口部を有する流体チャンバと、前記排気口の方へ流体を駆動するための高圧チャンバとを具備する流体保持用容器を提供する。前記流体保持用容器は更に、前記高圧チャンバと流体チャンバの間で少なくとも部分的な分配器と、流体が前記排気口開口部を経由して分配されるときに、第1位置から前記流体チャンバの量を減少するための第2位置へと前記容器を通じて所定の方向に動くように進むための可動要素とを具備する。前記(流体保持用)容器の上方位置においては、第2位置の上側に第1位置がある。
【0014】
前記上方位置において、流体の一部が既に分配されたときでさえ、高密度の流体、即ち分配された流体が容器の低端部に位置して残存すると考えれば、前記(流体保持用)容器は、とても安定な位置を維持するであろう。更に、前記流体保持用容器が上方位置で使用中及び加圧ガスが高圧チャンバで使用されるときは、前記容器の方向において、分配された流体が高圧チャンバの下にあるものとして、高圧ガスは分配された粘性流体には拡散されないであろう。従って、ガスポケットは、形成されないであろう。使用中に、可動要素が製品流体上で、下方に向かって圧迫されると考えれば、高圧ガスと分配された流体との間の界面は、高圧ガスが分配された流体と容易に混合する位置を示すことは起こりそうに無い。
【0015】
本発明の別の態様は、流体を保持するための容器(流体保持用容器)が提供される。該容器は、内壁を有する流体チャンバと、排気口開口部と、前記排気口開口部の方へ流体を駆動するための高圧チャンバとを具備する。更に、前記流体保持用容器は更に、前記高圧チャンバと流体チャンバの間で少なくとも部分的に分配器と、流体が前記排気口開口部を経由して分配されるときに、第1位置から前記流体チャンバの量を減少するための第2位置へと前記容器を通じて所定の方向に動くように進むための可動要素とを具備する。第1及び第2位置の各々に、横の移動方向に必要とされる、流体チャンバの第1及び第2横断面は、異なる容量を有する。可動要素と容器の内壁との間の堅固な接点が、第1位置から第2位置まで、該可動要素の作動中に保持されるようにするために、該可動要素は所定の方向の横方向に対して拡張している方向にバイアスがかけられる弾性要素である。
【0016】
本発明の流体保持用容器の態様としては、流体チャンバが高圧チャンバから完全に分離され、故に該流体チャンバは、例えばガスが排気口に流体を駆動するために使用されるような場合には、分配されるための流体が、高圧ガスから分離されたままで保持される。このような効果は、所定の方向に沿って異なる位置で、流体保持用容器の横断面方向に向かって独立して、現状維持する。言い換えると、流体保持用容器は、前記流体保持用容器の外の重要でない流体の殆ど(全部ではないが)の駆動及び/又は駆動ガスと分配された流体とを完全な分離を保持するための所定の方向に軸平行を有する形であれば円筒状である必要は無い。
【0017】
上記の態様では、全体として流体チャンバ及び流体保持用容器のデザインにおいて、より高い柔軟性を可能にし、それ故により空想的なデザイン、例えば分配機構を有したハンドクリームの瓶のようなデザインを可能にする。明らかに、本発明の容器の態様はまた、流体を分配した後に容器の中に、未使用の流体が残る可能性を減少する。
【0018】
本発明の別の態様としては、分配されるための流体を保持するための流体チャンバを有する流体保持用容器及び排気口を具備するアセンブリを提供する。
【0019】
前記排気口は、流体チャンバから流体を開放するために、容器への接続のために適合される。前記排気口は、排気口の中に流体チャンバから流体を開放するための流体管路を遮断するための開放位置を選ぶことが可能である可動遮断要素を具備する。流体が流体チャンバから開放されないようにするために、前記可動遮断要素は、排気口の中の流体管路を流動至近点で遮断するための遮断位置に適合することが可能である。更に本発明の流体保持用容器は、排気口の方へ流体を駆動するために、ガスを保持するための高圧チャンバを有する。
【0020】
流体チャンバから流体を開放する流体管路が遮断されたときには、流体チャンバから流体を開放する流体管路の下方に位置する流体チャンバに侵入するガスを回避することが可能である。このことは、排気口の簡便化デザインを保持し続ける間、高圧チャンバに充填するための流体管路の下方部分を使用することを許容する。流体保持用容器及び排気口は、簡単に、流体の分配及び高圧チャンバへのガス充填の両方に適している。
【発明の効果】
【0021】
本発明に係る流体保持用容器及び前記流体保持用容器と排気口とを具備したアセンブリは、設計が簡便で、安定性に優れ、適切な圧力範囲で流体が保持される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る流体保持用容器の横断面を示す図である。
【図2】本発明に係る流体保持用容器の立体分解図である。
【図3】本発明に係るアセンブリの排気口の分解詳細図である。
【図4】本発明における圧力制御装置の分解図である。
【図5】本発明のアセンブリの横断面を示す図である。
【図6】本発明のアセンブリの横断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1は、流体保持用容器1の態様を示す。流体保持用容器1は、内壁3を有する流体チャンバ2を具備する。更に、流体保持用容器1は、それ自身を開くことが後述する部分に包含されるとして、図1において該容器1の上部に位置され、且つ符号によって明確に示されない排気口開口部を具備する。どのように該排気口開口部が、例えば流体チャンバ2に通じるかは後述する。更に、流体保持用容器1は、排気口開口部の方へ流体を駆動するための高圧チャンバ4を具備する。更に、流体保持用容器1は、高圧チャンバ4及び流体チャンバ2の間に少なくとも部分的に分配器と、図1にて実線部で示される第1位置からダッシュ線で示される第2位置まで、該容器1を通り抜けて、矢印Aの方向における動きを進めるための可動要素5とを具備する。可動要素5の第1及び第2位置は、可動要素5が内壁3と接触する任意の位置とみなされる。使用中に可動要素5が第1位置から第2位置へと動くときには、流体チャンバ2の量は減少される。後述するが、このことは、排気口開口部を経て流体が分配されたときに起こるものである。I−I線(図1)で示され、可動要素5の第1位置において、横方向の動きと理解されるような第1横断面は、第2位置におけるII−II線(図1)で示される流体チャンバ2の第2横断面とは違う容量である。
【0025】
可動要素5は、矢印Aで示される所定の方向に対して、矢印Tで示される横断方向に拡張している方に、バイアスをかけられる弾力性要素である。流体保持用容器1の可動要素5及び内壁3との間の堅固な接触は、維持されたこのバイアスの代わりであり、また第1位置から第2位置の間の可動要素5の動きでもある。
【0026】
図1には、流体保持用容器1の上方位置において、方向が下方にあることを示している。前記上方位置とは、容器が積極的に使われないときにシェルフの上に収納されるような場所に置かれる位置のことである。容器(流体保持用容器1)の使用者用位置が上方位置として用いられることが速やか且つ明確になるような形に、該容器はたいてい供給される。その結果、上方位置において、第1位置が第2位置の上にある。このことは、流体保持用容器1の中に残存する最も高いレベルの流体が、流体保持用容器1の中に既に残存する最も高いレベルの流体よりも低い流体チャンバ2の量を減らすために、流体保持用容器1を通じて、いつ可動要素5が所定の方向の動きに対して進むかを意味する。相対的に重い流体が流体チャンバ2から分配されるにつれて、流体の重力中心が下方に動く。余剰の流体の重力中心が流体保持用容器1の下部6に向かって動くときには、とても少量の流体が流体保持用容器1の中にそのままにされるものの、流体保持用容器1の安定性が最適化される。
【0027】
図1には、所定の横方向の動きと理解されるような、流体チャンバ2の第1及び第2横断面が、相対的に第1及び第2位置に対して、異なる容量を有する。可動要素5は、所定の横断方向、即ち方向Aと横断する方向Tの方向に拡張して、バイアスされる弾力性要素である。図1に示される態様は、流体保持用容器1の可動要素5及び内壁3の間の堅固な接触が、第1位置から第2位置まで、可動要素5の動きを保持するということである。図1のように、可動要素5は、全体で可動可能である。しかし、可動要素の部分が、流体保持用容器1の内壁に対して固定されるということについて、考えも及ばないわけではない。
【0028】
図1が示す態様では、流体保持用容器1が上方位置にあるときには、方向が下方になるとはいえ、該方向もまた、流体保持用容器1が上方位置にあるときには、上方になることを選択される。概して、任意の方向が、流体チャンバ2の量を減少するための所定の方向として選択されるということに適用される。所定の方向が下方にあるときの最適化持続安定性の利点は、ある場合においては、関係はないであろう。安定性が下方と違った所定の方向で確定するように、容器の下部を重くすることは確かに可能である。
【0029】
本発明の流体保持用容器の態様は、可動要素5が、流体チャンバ2及び高圧チャンバ4の間に、不浸透性の壁を具備する。不浸透性壁における流体チャンバ及び高圧チャンバ間のガス交換は、十分に排除されるとはいかないまでも、大幅に最小化される。図に示されるように、可動要素5が、高圧チャンバ4と向かい合うような凹面を有しても良い。また、可動要素5が、流体チャンバ2と向かい合うような凸面を有しても良い。このことはまた、可動要素5の簡素な態様を可能にする。
【0030】
可動要素5がゴム或いは弾性プラスチックから成ることが可能である。更に、可動要素5が、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)から成ることが可能である。
【0031】
図で示されるように、可動要素5が、高圧チャンバ4の方へ、弾力性部材から成る曲げ外端部7によってバイアスされている。可動要素5には、リングの中において可動要素の相対的に硬い部分及びリングの外の相対的に自由度がある部分を得るために、相対的に硬いリング8(図1では図示していない)が備え付けられる。可動要素5は、流体保持用容器1の内壁3に接触して保持する外側部9を有しており、(該外側部9の)自由度は、流体保持用容器1の内壁3に接触して自由になっている内側部10の自由度よりも高い。
【0032】
図1に示されるように、可動要素5及び内壁3が、同軸上に配置されることが可能である。流体保持用容器1は、方向Aに対して回転対称である。
【0033】
方向Aに進んだときに可動要素5が届くよう、流体保持用容器1が形成され、流体保持用容器1の横断面が前の位置の横断面よりも大きくなる。高圧チャンバ4の中の圧力が圧力量の増加を減らすようにするために、可動要素5の後位置により大きい流体保持用容器1の横断面を有することは都合よく、このことは、可動要素5と内壁3との間のより小さい摩擦を意味する。このことは同様に、可動要素5の進歩が、高圧チャンバ4によって供給されるより低い“ドライビングフォース”にもかかわらず、更に可能になることを意味する。
【0034】
図1に示されるように、流体保持用容器1は、方向Aに対して、可動要素5の動きを導くためのガイド部材11を具備することがよい。この例では、可動要素5及びガイド部材11は、流体保持用容器1の中に、同軸上に配置される。図1に示される態様では、ガイド部材11は空洞があり、排気口開口部の方へ流体チャンバ2から流体の輸送のために配置される。
【0035】
図1に示されるように、排気口開口部は、流体保持用容器1の頂部に配置される。しかしながら、排気口開口部にある排気口12は、ある程度位置されるが、図4で更なる詳細を示す。
【0036】
本明細書では、流れ方向が、関係位置を記載するために使用される。この方向は、分配されるための流体の流れの方向に相当する。関係位置は、“アップストリーム(上流)”若しくは“ダウンストリーム(下流)”のどちらか一方で示される。
【0037】
ダウンストリームの排気口12には、所定の圧力範囲内で流体を分配するために位置される圧力制御装置13がある。
【0038】
他の図の説明に移る前に、可動要素5が方向Aに進む際、流体チャンバ2の量が減少し、流体が排気口12の方へ、曲げガイド部材11の中の入口14を経由して動くことが可能であるということは図1で示されている。曲げガイド部材11の入口14は、流体保持用容器1の下部6の近くに位置される。また、固体の曲げガイド部材11を有すること、及び流体チャンバ2から排気口12への流体の流れのための別のチャネルを有することが可能になり明確である。また、排気口開口部及び排気口12を流体チャンバ2に直接的に有することも可能である。
【0039】
本発明の流体保持用容器における好都合な態様は、高圧チャンバ4は、流体が曲げガイド部材11を通じて排気口12の方へ駆動されるように、流体が分配されたときに、可動要素5の少なくとも一部分に動かすのに十分な高圧ガスを保持することである。高い圧がかかったガスが好ましくは用いられるが、高圧チャンバ4が、例えば、高圧チャンバ4のバネに関係する可動要素5の上に、高圧をかけることができるというようなことが想像できないわけではない。
【0040】
図2の立体分解図は、本発明に係る流体保持用容器1の可動要素5を示している。この態様における可動要素5は、固定アセンブリのオス部16及びメス部17で挟まれて使用される、シート若しくはフィルム15を具備する。この態様においては、曲げガイド部材11が可動要素5の対称軸と一致するように、可動要素5が配置される。可動要素5はまた、既に述べたように、リング8を具備する。フィルム15は、PET若しくは薄いゴム状物質から成る。リング8は、フィルム15に対して硬い物質から成り、オス部16及びメス部17を有する固定アセンブリもまた、関係して硬いプラスチックから成る。オス部16及びメス部17それぞれに対応する内壁19及び20は、好ましくは低摩擦性表面を有し、並びに曲げガイド部材11に沿って滑りを促進するような、例えばテフロン(登録商標)層で覆われる。
【0041】
図3は、本発明に係る排気口部分の分解詳細図を示している。対応する部分はまた、図1に示されるように、排気口開口部に設置される排気口12の中に組立てられる。図3にはそれぞれ、外側取付カップ21、基幹ホルダカップ22、O−リング23、基幹ホルダカップ24、幹部25、バネ26、バネホルダ27、及び内側固定係止具28を示している。幹部25は、排気チャネル29を具備する。これらの部品が組立てられた排気口に対して配置される態様は、図1にて示される。排気口12が、O−リング23に対して排気チャネル29を配置することで閉じられるように、幹部25が使用中にバネ26によってバイアスされることは明確であろう。幹部25がこの位置にあるときは、排気口12は、排気口12からダウンストリーム位置にかけて流体の流れのために閉じられる。幹部25が下方に動かされるときには、更に図6で示されるように説明されるように、曲げガイド部材11と排気口12のダウンストリーム(下方)位置との間の流体管路が使用可能になる。後述するが、幹部25の周辺部30の下では、細長ホルダ24の入口31を閉じることができないようにするために、幹部25が流体を分配するための容器を操作する人によって下方へ押されるような範囲は、意図的に限られて作られる。しかしながら、更に図5で議論されるように、幹部25は下方に押しやられる。幹部25が、図5に示されるような状況下で、更に押されるときには、流体が排気口12の中へ流体チャンバ2から開放されないようにするために、幹部25は、排気口12の中に流体管路をブロックするためのブロック配置を採用されたブロック要素を有する。
【0042】
図4は、本発明の態様に係る圧力制御装置13の概略及び分解図である。圧力制御装置13は、流体保持用容器1に結合され、流体保持用容器1の排気口開口部に設置された排気口12それ自身に備え付けられて使用される。圧力制御装置13は、所定の圧力範囲で流体を分配するために使用される。より明確に図4に示されるように、圧力制御装置13は、流体出口を有する上部キャップ32、内部キャップ33、ピストン34、O−リング35、本体36、及び係止用部材37を具備する。このように、これらの部品により、図1で示される圧力制御装置13を組立てられる。
【0043】
圧力制御装置13については、本出願人による先行技術文献として挙げた特許出願明細書に記載されている。このことに関連している文献としては、特許文献3、特許文献4及び特許文献5(国際公開第2004/065260号)に記載されている圧力制御装置を参考とした。更に本明細書では、後に圧力制御装置がどのようにして作動するかを説明する。
【0044】
図5は、分配されるための流体を保持するための流体チャンバ(図示せず)を有した流体保持用容器(上部のみ図示)と、該流体チャンバから流体を開放するために流体保持用容器1に連結されて適合された排気口12とを具備して成るアセンブリを示している。通常、排気口12は、例えば図6に示されるような開放位置を採用するような周辺部30を有する幹部25のような可動遮断要素を具備し、該可動遮断要素は、排気口12の中で、圧力制御装置13の方へ流体チャンバ2から流体を開放するための流体管路を除去する。しかしながら図5では、流体が排気口12の中へ流体保持用容器1の流体チャンバ2から開放されないようにするために、可動遮断要素はまた、排気口12の中の流体管路を流体至近点Cで遮断するために、遮断位置を合わせる。図1をより明確に説明すると、流体保持用容器1は更に、排気口12の方へ流体を駆動するためにガス保持用高圧チャンバ4を有する。
【0045】
更に排気口12は、加圧ガスを高圧チャンバ4に満たすためのバルブ40を具備する。バルブ40は、前記流体至近点Cのダウンストリームで、流体を開放するための流体管路に関して、排気口12の中に配置されるガス開口点41で開くことができる。
【0046】
更に図5を参照すると、アセンブリは更に、高圧ガスを供給するために、排気口12に連結するコネクタ42を具備する。コネクタ42が排気口12に連結され、高圧ガスが排気口12に供給されたときに、この態様における幹部25の周辺部30の中の可動遮断要素が、高圧ガス存在下で遮断位置に置かれるように、更にアセンブリは配置される。また、可動遮断要素が、高圧ガスの流れの存在に依存することで、遮断位置の中へ機械的に押されることが可能である。遮断位置における可動遮断要素は、図5に示される。矢印Pは、加圧ガスの供給を示している。可動遮断要素が流体を開放するための流体管路を閉じるために、前記加圧ガスの衝撃は、バネ26によって備え付けられるバネ力に対抗して、下方に幹部25を十分に動かす。コネクタ42が排気口12に連結される際、バルブ40が、コネクタ42及び排気口12の機械的な咬合により開かれることができるように、排気口12及びコネクタ42が更に配置される。図5に示される態様では、この設備は、次に通りに配置される。基幹ホルダカップ22は、かなり堅い、好ましくは金属のような物質から成る。基幹ホルダカップ22及び24の間には、高圧チャンバ4との疎通に使用可能な環状空間43がある。既述のように、排気口12は、図1及び図5に示すように、基幹ホルダカップと基幹ホルダカップ24の上部分の間の基幹ホルダカップ22の内側に密閉的に置かれているO−リング23を具備する。
【0047】
図5によれば、更にコネクタ42には、ジョー45が備え付けられている。ジョー45が、基幹ホルダカップ22の外壁55に立てかけて圧迫されるとき、基幹ホルダカップ22は、内側この場合基幹ホルダカップ22の相対的に低位置で、放射状に圧搾される圧迫位置にある。それに応えて、基幹ホルダカップ22の上部分は、僅かに外側へ放射状に動く。これは、中断されるためのO−リング23の密封を起こす。
【0048】
結果として高圧ガスの供給により、ガスが曲げガイド部材11に入らないようにするために、幹部25が遮断位置の中へ動くということに対して、改めて注意する。前述のように、幹部25はまた、機械的、即ち遮断位置の中へガスの流れの発生無しで押される。例えば、コネクタ42が、図5に示される幹部25の上で“休む”とき、幹部25の周辺部30は、遮断位置に置かれる。流体の流れ経路が流体至近点Cで遮断された時点で、矢印Pで示される高圧ガスの流れが開始する。それらの周辺では、ガスの伝達が、排気チャネル29を経由して、矢印Pで示される高圧ガスの供給と高圧(ガス)チャンバ4との間で形成され、高圧ガスは、密封中止、即ちガス開口点41のバルブ40で、基幹ホルダカップ24の内側空間及び高圧チャンバ4にガス伝達する環状空間43に流れる。高圧チャンバ4が十分に高圧なガスで満たされたときには、ガスの供給は止まり、コネクタ42のジョー45は、放射状に外側へ持ち込まれる。従って、O−リング23は、密封機能を復旧させ、高圧チャンバ4は、それらの周辺で再び基幹ホルダカップ24の内側空間から密封される。明らかに、流体が排気口12のダウンストリームに流れないようにするために、バネ26の影響及び基部25に適用される他の力の欠損条件下で、O−リング23が排気チャネル29を密封する位置の中へ遮断位置に逆戻りする。
【0049】
図6では、排気口12が備え付けられた流体保持用容器1及び圧力制御装置13が、流体を分配する際に、どのように使用者によって操作されるかが説明される。
【0050】
上記の操作方法の詳細を説明する前に、図6におけるバルブ40の態様と、図5におけるバルブ40の態様とが異なることを注意されたい。しかし、図6の排気口がコネクタ42に接続され、ジョー45が基幹ホルダカップ22の下部に圧搾するとしたら、バルブ40が開き、そして流体管路が基幹ホルダ24の内側空間と環状空間43との間で存在するであろうということが明確に予想される。
【0051】
図6で示される態様の操作方法の好都合な理解のために、最初のポイントとして図1を参考にしながら説明する。図1では、排気チャネル29がO−リング23によって遮断されるように、基部25がバネ26の影響下で上方に押される様子が示されている。言い換えれば、この形態では、流体チャンバ2と、排気口12のダウンストリームにおける位置Dとの間には流体連結が無い。圧力制御装置13が、図6に示される下方に押されるとき、基部25がバネ26の力に反して下方に押される。しかしながら、前述のように、基部25の周辺部30がそのような状況で基幹ホルダカップ24の入口31を閉鎖できないようにするために、基部25が流体を分配するための容器を操作する者によって下方に押されるための程度は、この態様では、意図的に限界が作られる。それは、このような状態の下では、流体連結が、曲げガイド部材11の中の位置と排気口12のダウンストリームの位置Dとの間で形成されるということである。
【0052】
基準圧力チャンバ47は、内部キャップ33及び先に述べたピストン34によって、形成される。所定の圧力が基準圧力チャンバ47の中のバネによって加えられるが、この態様では、基準圧力が基準圧力チャンバ47のガスによって加えられる。ピストン34は、基準圧力チャンバ47のガスを貯蔵するために、O−リング(封止用)35が備え付けられる。
【0053】
内部キャップ33は、本体36に備え付けられる。内部キャップ33の上及び本体36上には、分配された流体のための出口52に備え付けられた上部キャップ32がある。本体36は、幹部25の上部分に備え付けられるために配置された下部60を有する。本体36の下部60は、幹部25が、排気チャネル29及び排気口12の入口31が除去される位置まで押されるということを確かなものにするのに適する長さを有する。更に下へ圧力制御装置13を押すことを不可能にするために、下部6が基幹ホルダカップ22に隣接する。またこのように、幹部25が下方に押される程度は、限界がある。
【0054】
この位置で、流体連結は、曲げガイド部材11と排気口12のダウンストリームの位置Dとの間で見積もられる。言い換えると、圧力制御装置13は、本体36の下部60の土台及び基幹ホルダカップ22によって、これ以上になく押される位置次第で、下方に押される。幹部25がこの位置にあるときは、流体が流れる或いは圧力制御装置13の方へ押されるであろう。この流れ或いは圧力というのは、高圧チャンバ4によって適用される圧力及び流体チャンバ2の中の流体に伝えられる可動要素5の経由に起因する。
【0055】
圧力制御装置13の働きの良い評価のためには、該装置が前(先行技術)よりも詳細に記載されることである。
【0056】
圧力制御装置13のピストン34は、下部が相対的に小さな遮断要素53に備え付けられるようなピストンステム62を備え付けられる。幹部25は開口部61に広がり、遮断要素53で遮断され、ピストン34の位置に依存している。
【0057】
圧力制御装置13が、曲げガイド部材11と位置Dとの間で流体連結を可能にするために下へ押されるときの、最適に制御するために分配されるための流体の圧とは、大気圧よりも高く及び位置Dにおける流体の圧よりも低い、基準圧力チャンバ47の圧のことである。位置Dにおける圧力は、例えば4バールくらいであるが、高圧チャンバ4の中の圧力並びに曲げガイド部材11及び排気口12によって形成される抵抗に依存している。
【0058】
基準圧力は大気圧より高くなるにつれて、開口部61は最初に除去される。流体が位置Dで圧力制御装置13の方へ流れた時点で、開口部61及び/又は遮断要素53のダウンストリームにおける流体の圧力は、ピストン34の位置決めの一因となる。相対的に小さな遮断要素53によって経験される流体圧力もまた、遮断要素53のサイズに比例して、ピストン34の位置決めの一因となる。もし、流体のダウンストリームの開口部61及び遮断要素53の圧力が、基準圧力チャンバの中の基準圧力よりも高ければ、ピストン34が上方に動き、遮断要素53が開口部61をブロックするであろう。流体のダウンストリームの開口部61の圧力が、そのときに素早く出口52を通じての分配によって落ちる。基準圧力が流体のダウンストリームの開口部61の圧力よりも高くなった時点で、ピストン34が下方へ動き、開口部61が再び開かれる等起こる。このメカニズムは、流体が所定範囲の圧力で分配されることを確かにする。
【0059】
流体保持用容器1の組み立て及び流体保持用容器1に充填することは、単純且つ経済的な方法で可能になる。分配されるための流体は、初めに容器内に入れられる。そのとき、曲げガイド部材11及び可動要素5は、流体保持用容器1の中に設置される。該容器の排気口開口部が排気口12に組み込まれるように、排気口12が設置される。そのとき、高圧チャンバ2は、前述のような方法でガスを充填される。最後に、圧力制御装置13が幹部25の上に設置される。
【0060】
本発明の態様は、前述の内容に限られるものではない。様々な態様が可能である。具体的には、コネクタ42は、単一若しくは多部分コネクタのどちらでも良い。ジョー45の動きは、矢印Pで示される高圧ガスの供給量とは関係がない。
【0061】
可能な限りの態様の多くは、既に本明細書の図面に記されている。このような態様は全て本願請求項で定義される範囲内に含まれるものと理解される。
【符号の説明】
【0062】
1 流体保持用容器
2 流体チャンバ
3,19,20 内壁
4 高圧チャンバ
5 可動要素
6,60 下部
7 外端部
8 リング
9 外側部
10 内側部
11 曲げガイド部材
12 排気口
13 圧力制御装置
14,31 入口
15 フィルム
16 オス部
17 メス部
21 外側取付カップ
22,24 基幹ホルダカップ
23,35 O−リング
25 幹部
26 バネ
27 バネホルダ
28 内側固定係止具
29 排気チャネル
30 周辺部
32 上部キャップ
33 内部キャップ
34 ピストン
36 本体
37 係止用部材
40 バルブ
41 ガス開口点
42 コネクタ
43 環状空間
45 ジョー
47 基準圧力チャンバ
52 出口
53 遮断要素
55 外壁
61 開口部
62 ピストンステム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内壁を有する流体チャンバ、排気口開口部、及び前記排気口開口部の方へ流体を駆動するための高圧チャンバを具備する流体保持用容器であって、前記流体保持用容器は更に、前記高圧チャンバと流体チャンバの間で少なくとも部分的に分配器と、流体が前記排気口開口部を経由して分配されるときに、第1位置から前記流体チャンバの量を減少するための第2位置へと前記容器を通じて所定の方向に動くように進むための可動要素とを具備し、それぞれに前記第1及び第2位置で横の移動方向に取り込まれる流体チャンバの第1及び第2横断面が異なる面積を有し、前記可動要素と前記流体保持用容器の内壁との間の密接な接触が、前記第1位置から第2位置へと前記可動要素が動いている間中維持されるように、前記可動要素が所定の方向に関連する横断方向に伸びてバイアスされる弾性要素であることを特徴とする流体保持用容器。
【請求項2】
前記流体保持用容器の上方位置において、前記第1位置が前記第2位置の上側にある請求項1に記載の流体保持用容器。
【請求項3】
排気口開口部を有する流体チャンバと、前記排気口開口部の方へ流体を駆動するための高圧チャンバを具備する粘性流体を保持するための流体保持用容器であって、前記流体保持用容器は更に、前記高圧チャンバと流体チャンバの間で少なくとも部分的な分配器と、流体が前記排気口開口部を経由して分配されるときに、第1位置から前記流体チャンバの量を減少するための第2位置へと前記容器を通じて所定の方向に動くように進むための可動要素とを具備し、前記容器の上方位置において、前記第1位置が前記第2位置の上側にあることを特徴とする流体保持用容器。
【請求項4】
それぞれに前記第1及び第2位置で横の移動方向に取り込まれる流体チャンバの第1及び第2横断面が異なる面積を有し、前記可動要素と前記流体保持用容器の内壁との間の密接な接触が、前記第1位置から第2位置へと前記可動要素が動いている間中維持されるように、前記可動要素が所定の方向に関連する横断方向に伸びてバイアスされる弾性要素である請求項3に記載の流体保持用容器。
【請求項5】
前記可動要素が前記可動要素のすべてにおいて可動可能である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項6】
前記可動要素は、前記流体チャンバと前記高圧チャンバとの間に、不浸透性壁を具備する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項7】
前記可動要素が前記流体チャンバに面している凹面を有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項8】
前記可動要素が前記流体チャンバに面している凸面を有する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項9】
前記可動要素がゴム若しくは弾性プラスチックから成る請求項1乃至8のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項10】
前記可動要素が前記高圧チャンバの方へ弾性要素の外側部の曲げによってバイアスされる請求項1乃至9のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項11】
リング及びリングの外側の相対的に自由な部位の中で前記弾性要素の相対的に堅い部分を得るようにするために、前記可動要素は相対的に堅いリングが備え付けられる請求項1乃至10のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項12】
前記可動要素は、前記流体保持用容器の内壁との接触を保持する場所において、前記流体保持用容器の内壁との接触から制限する場所における自由度よりも高い自由度を有する請求項1乃至11のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項13】
前記可動要素及び前記内壁が同軸上に配置される請求項1乃至12のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項14】
前記流体保持用容器が所定の方向に対して回転対象を有する請求項1乃至13のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項15】
所定方向に進んだときに前記可動要素がそれぞれの次の位置に届いたときに、前記流体保持用容器の横断面が先の横断面より大きい請求項1乃至14のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項16】
前記流体保持用容器が、所定の方向に前記可動要素の運動を導くためのガイド部材を具備する請求項1乃至15のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項17】
前記可動要素及び前記ガイド部材が前記流体保持用容器内で同軸上に配置される請求項1乃至16のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項18】
前記ガイド部材は、くぼんでおり、且つ前記排出口の方へ前記流体チャンバから前記流体の輸送が設定される請求項17又は18に記載の流体保持用容器。
【請求項19】
前記高圧チャンバが、流体が前記排気口開口部の方へ駆動されるように流体が分配されたとき、前記可動要素の少なくとも一部分を高く十分に動かすための圧力を有するガスを保持する請求項1乃至18のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項20】
前記流体保持用容器が所定の圧力範囲で流体を分配するための圧力制御装置に付随しており、前記流体保持用容器及び前記圧力制御装置は、前記流体保持用容器から前記圧力制御装置に、流体の流れのための連結を使用中に持続するために適応されている請求項1乃至19のいずれか1項に記載の流体保持用容器。
【請求項21】
分配された流体を保持するための流体チャンバを有する流体保持用容器及び前記流体チャンバから流体を開放するための前記流体保持用容器への接続のために適合される排気口を具備したアセンブリであって、前記排気口は、前記排気口において、前記流体チャンバから流体を開放するための流体管路を除去する開放位置に採用する可動遮断要素を具備し、流体が前記流体チャンバから開放されないように、前記可動遮断要素は、前記排気口の前記流体管路に、流体至近点で遮断するための遮断位置を採用でき、前記流体保持用容器は更に前記排気口の方へ流体を駆動するためにガスを保持するための高圧チャンバを有することを特徴とするアセンブリ。
【請求項22】
前記排気口が更に加圧ガスにより前記高圧チャンバに充填するためのバルブを具備し、前記バルブは、前記流体至近点のダウンストリームで流体を開放するための前記流体管路に関連して前記排気口に位置されるガス開口点で開閉可能である請求項21に記載のアセンブリ。
【請求項23】
前記アセンブリは更に、高圧ガスの供給のために前記排気口に連結するためのコネクタを具備し、前記コネクタが前記排気口に連結され、高圧ガスが前記排気口に供給されたときに、前記可動遮断要素が前記高圧ガス存在下で遮断位置において置かれるようにするために、前記アセンブリが配置される請求項21又は22に記載のアセンブリ。
【請求項24】
前記排気口及び前記コネクタは、前記コネクタが前記排気口に連結されているとき、前記バルブが前記排気口及び前記コネクタの機械的咬合によって開口されることができるように配置される請求項22又は23に記載のアセンブリ。
【請求項25】
前記流体保持用容器が請求項1乃至20のいずれか1項に記載の流体保持用容器で定義される請求項21乃至24のいずれか1項に記載のアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2010−520842(P2010−520842A)
【公表日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−553133(P2009−553133)
【出願日】平成20年3月12日(2008.3.12)
【国際出願番号】PCT/EP2008/052952
【国際公開番号】WO2008/110574
【国際公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【出願人】(509255118)パッケージング テクノロジー パーティスィペーション エス.エー. (1)
【氏名又は名称原語表記】PACKAGING TECHNOLOGY PARTICIPATION S.A.
【住所又は居所原語表記】16 Rue de Nassau,L−2215 Luxembourg(LU)
【Fターム(参考)】