説明

浴室構造

【課題】浴室の設置に好適な浴室鏡を提供する。
【解決手段】本発明は、浴室2の壁部10bに沿って設けられた腰掛け台5と、該腰掛け台5の近傍に設けられた手摺り8A、8Bと、浴室2内に設置された浴槽3と、浴室鏡1とを備えた浴室構造Aであって、浴室鏡1は、鏡部と、一端側において前記鏡部を支持するアーム部と、該アーム部の他端側に設けられた把持部とを具備し、該アーム部の他端側の前記把持部が、手摺り8Aに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室に腰掛け台、手摺り、及び浴室鏡を備えた浴室構造に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、浴室構造として、カウンターの代わりに壁に沿って腰掛け台を設置し、該腰掛け台に座ってシャワーを浴びたり、腰掛け台に対向する壁面に設置した浴室用テレビ等を観賞しながら身体を洗ったりすることのできるものが提案されている。
このような浴室構造においては、浴室の壁面に背を向けて腰掛け台に座るようになっているため、浴室内に設置される鏡として、腰掛け台に座った状態で手元に鏡を引き出して利用できるものが適している。
【0003】
従来より、鏡を自らの身体の近傍に自在に配置できるものとしては、鏡にアームを取り付け、該アームの基端部を浴室の壁部に固定し、適宜手元に引き寄せる等して用いることのできる例えば特許文献1に記載された浴室鏡が提案されている。
【0004】
特許文献1に記載の浴室鏡は、回動自在に連結することにより折りたたみ自在に構成された第1及び第2のアームと、第1のアームの端部に備えられた吸盤と、第2のアームの先端に備えられた鏡パネルとにより構成されており、吸盤を浴室内の壁部や鏡等に吸着させて着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0005】
また、上記特許文献1に記載された浴室鏡の一部の構成を変更したものとして、上記吸盤を取付板に置き換え、該取付板をビス等を用いて浴室の壁部に固定する構成の浴室鏡が知られている。
この浴室鏡をビス等を用いて浴室の壁部に取り付ける場合には、浴室鏡の荷重に対する壁部の強度やビス等の引抜強度を考慮して、取り付け先の壁部に木下地等の補強材を配備したり、浴室壁部がコンクリート等により形成されているときには、該壁部を予めドリル等で穿孔して樹脂等のアンカープラグを設けたりするといった下地作業が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−104122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記特許文献1の浴室鏡によると、アームを引き出し、回動操作を頻繁に行ったり、吸盤の吸着面に石鹸水等が入り込んだりすることにより吸盤の吸着力が低下し、使用中に吸盤が外れて浴室鏡が破損することがあり、特に、腰掛け台に座って使用される場合には、浴室鏡が比較的高い位置に取り付けられることがあるため、浴室鏡を安心して使用し難いという問題があった。
【0008】
また、吸盤が外れないようにするためには、浴室鏡の荷重や稼動範囲を小さいものに制限する必要があるという問題があった。
【0009】
一方、浴室鏡をビス等で固定する場合には、該浴室鏡が固定される壁部に補強材を配備することになるが、浴室内に事後的に補強材を配備する場合、作業が大掛かりなものとなり、かつ費用が嵩むという問題があった。
【0010】
また、浴室の壁部が樹脂等のパネル部材により構成されている場合には、アンカープラグを用いることができないという問題があった。
【0011】
また、浴室鏡を取り外したい場合も、その取り外し作業が煩雑で、かつ壁部に形成された孔の修復作業が発生するとともに、修復後の外観も好ましくないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供している。
請求項1の発明は、浴室の壁部に沿って設けられた腰掛け台と、該腰掛け台の近傍に設けられた手摺りと、前記浴室内に設置された浴槽と、浴室鏡とを備えた浴室構造であって、前記浴室鏡は、鏡部と、一端側において前記鏡部を支持するアーム部と、該アーム部の他端側に設けられた把持部とを具備し、該アーム部の他端側の前記把持部が、前記手摺りに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本願の請求項1に記載の浴室構造によれば、浴室鏡の把持部で手摺りを把持させることにより、浴室鏡の浴室における固定を堅固に行い、浴室鏡の落下等を防止するので、腰掛け台に座った状態で鏡を安心して引き出し又は収納等して使用することができるという効果を奏する。
【0014】
また、浴室内において浴室鏡を堅固に固定することができるため、浴室鏡の寸法や荷重の制限を少なくして仕様の自由度を高めることができるという効果を奏する。
【0015】
また、浴室の壁部に固定された既設の手摺りに取り付けるものであるため、浴室鏡を設置するために別途下地となる補強材を配備したり壁部を施工したりする必要がなく、簡便かつ低コストに設置可能であるという効果を奏する。
【0016】
また更に、浴室内の手摺りを把持する構成とされ、浴室の壁部にビス等による孔を開ける必要がないため、浴室鏡の取り外し作業が簡便であり、取り外した後も浴室の外観を損なうことがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】は、本発明の実施形態として示した浴室構造を示す斜視図である。
【図2】は、本発明の実施形態として示した浴室構造に取り付けられた手摺りを示したものであり、(a)は、同手摺りを示す側面図であり、(b)は、手摺りの取り付け状態の一部を示す断面図である。
【図3】(a)は、本発明の実施形態として示した浴室構造において浴室鏡が手摺りに設置された状態を示す斜視図である。
【図4】は、本発明の実施形態として示した浴室構造の浴室鏡の把持部が手摺りに固定された状態を拡大して示した斜視図である。
【図5】は、本発明の実施形態として示した浴室構造の浴室鏡の把持部とアーム部との連結状態を示した部分拡大図である。
【図6】は、本発明の実施形態として示した浴室構造の浴室鏡の鏡部を裏面側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す図であって、本発明による浴室構造Aにおいて浴室鏡1を浴室2に設置した状態を示すものである。
【0019】
図1に示すように、浴室構造Aは、壁部10a、10b・・(壁部10a、10bに対向する壁部は図示しない)によって平面視略矩形に囲まれた内部が浴室2となっており、この浴室2内に浴槽3、洗い場4、腰掛け台5、腰掛け台5の側部に設けられ管部を引き出して用いられるシャワー6、蛇口7、手摺り8A、8B、手摺り8Aに取り付けられた浴室鏡1、扉9を備えた構成とされている。
【0020】
浴槽3は、外形が平面視略矩形の形状に形成されており、壁部10aに対向する壁部に沿って設置されている。
【0021】
腰掛け台5は、入浴者が洗い場4において腰掛ける長椅子であり、板状部5aと脚部5bとにより構成され、板状部5aが壁部10bに沿って設置されている。
【0022】
手摺り8A、8Bは、腰掛け台5の両端側、すなわち壁部10aのシャワー6の上方と、壁部10bの浴槽2寄り部分とにそれぞれ上下方向に延在するよう配置されている。
【0023】
手摺り8A(8B)は、図2(a)に示すように、握り部11と、この握り部11を壁部10a(10b)へ固定する取付具12、12とを備えている。
握り部11は、管材の上下端部11a、11bをそれぞれ壁部10a(10b)側へ向けて折曲形成したものである。図2(b)に示すように、上下端部11a、11bの突出端外面には、雄螺子部14が形成されている。
【0024】
取付具12は、雄螺子部14に螺着される雌螺子部15及び係合壁部16を有する締付ナット17と、係合壁部16に係合する環状突部18を有する筒状の支持具19と、この支持具19を壁部10a(10b)に固定する螺子20とを備えている。
【0025】
この取付具12は、螺子20に支持具19、締付ナット17を装着した状態で螺子20を壁部10a(10b)に螺着、固定し、支持具19を壁部10a(10b)に固定する。そして、握り部11の上下端部11a(11b)を締付ナット17の端部に当接させ、この状態で締付ナット17を回動させることによって雌螺子部15を雄螺子部14に螺着して両者を固定するものである。
【0026】
上記の取付具12が取り付けられる壁部10a(10b)は、内面パネル10pと外面パネル10qとの間に桟材10rが介装された構造であり、螺子20は、内面パネル10p及び桟材10rに亘って螺着されている。
【0027】
浴室鏡1は、図3に示すように、鏡部21と、該鏡部21を支持し屈曲自在に形成されたアーム部22と、アーム部22を支持するとともに、手摺り8Aの握り部11を把持する把持部23とを備えたものである。
アーム部22は第1のアーム22Aと第2のアーム22Bとが連結されたものであり、全長が、例えば300mm程度になるよう、第1及び第2のアーム22A、22Bの長さ寸法を、それぞれ150mm程度となるよう設定している。
【0028】
鏡部21は、鏡像を映し出すガラスパネル24と、ガラスパネル24の周縁部及び裏面を覆ってこれを保護する樹脂製の保護パネル25と備えたものである。
【0029】
把持部23は、第2のアーム22Bの端部に設けられたものであって、手摺り8Aの握り部11を把持してアーム部22を手摺り8Aに固定するものである。この把持部23は、握り部11を把持する固定部材31、32を備えている。
【0030】
図4に示すように、固定部材31は、円弧状の断面をもって手摺りの軸線方向に沿って延在する狭持壁33aと、この狭持壁33aの一側縁部に形成された挿通孔34aを有する第1のヒンジ壁35a、35aと、同狭持壁33aの他側縁部に形成された貫通孔36aを有する緊締壁37aとを備えている。
狭持壁33aの内周面には、滑り止めとなる不図示のゴム材が設けられており、かつ、この内周面が握り部11の断面径寸法の範囲が例えばφ25mm〜35mmである手摺り8Aの外周面と当接した際に、当接面が十分に確保できるよう緩やかな湾曲形状とされている。
【0031】
固定部材32は、上記固定部材31と同様の形状の円弧状の断面をもつ狭持壁33bと、この狭持壁33bの一側縁部に形成された挿通孔34bを有する第2のヒンジ壁35b、35bと、同狭持壁33bの他側縁部に形成され貫通孔36bを有する緊締壁37bとを備えている。
狭持壁33bの内周面には、滑り止めとなる不図示のゴム材が設けられており、かつ、この内周面が握り部11の断面径寸法の範囲が例えばφ25mm〜35mmである手摺り8Aの外周面と当接した際に、当接面が十分に確保できるよう緩やかな湾曲形状とされている。
【0032】
固定部材31、32は、第1及び第2のヒンジ壁35a、35bを交互に位置させて各挿通孔34a、34b内に軸部材42を配置することにより互いに連結されている。
上記の構成の下に、固定部材31、32は、図4に示すように、軸部材42を中心として狭持壁33a、33bを開閉することができる。
【0033】
図4、図5に示すように、把持部23と第2のアーム22Bの端部とは、ユニバーサルジョイント50により連結されている。
ユニバーサルジョイント50の構成として、図5に示すように、把持部23を構成する狭持壁33aの外面には、連結端部51が形成されている。連結端部51は互いに間隔をおいて対向する突出壁53、53を備えたものであり、この突出壁53、53は、互いに対向する位置に孔52、52を有している。
【0034】
第2のアーム22Bの端部には、連結端部54が形成されており、連結端部54は互いに間隔をおいて対向する突出壁部56、56を備えている。この突出壁56、56は、互いに対向する位置に孔55、55を有している。
【0035】
連結端部51、54は、それぞれの突出壁部53、53、及び突出壁部56、56間に立方体形状の駒57を配置し、突出壁部53、53の孔52、52に駒57内を貫通させた軸体58が挿入配置され、突出壁部56、56の孔55、55に駒57内を貫通させた軸体58に直交する方向に軸体59が挿入配置されている。
【0036】
上記の構成の下に、第2のアーム22Bは、ユニバーサルジョイント50の軸体58、59を中心として上下左右に回動することができる。
【0037】
また、固定部材31、31は、図4に示すように、狭持壁33a、33bで手摺り8Aを挟み込み、緊締壁37a、37bを貫通孔36a、36bを利用してボルト47、ナット48により締結することにより該手摺り8Aに固定するようになっている。
【0038】
図3に示すように、第1のアーム22Aと第2のアーム22Bとの間も、把持部23と第2のアーム22Bの端部との連結方法と同様に、ユニバーサルジョイント60により連結されている。
この場合、ユニバーサルジョイント60の構成として、第1のアーム22Aの端部には、図5に示す連結端部51と同様の構成を有する連結端部61が形成されており、第2のアーム22Bの端部には、該第2のアーム22Bの把持部23側の端部に形成された連結端部54と同様の構成を有する連結端部62が形成されている。
この構成の下に、第1のアーム22Aと第2のアーム22Bとは、ユニバーサルジョイント60により互いに上下左右自在に相対移動させることができる。
【0039】
図6に示すように、鏡部21は、第1のアーム22Aの端部にユニバーサルボールジョイント70を介して取り付けられている。
【0040】
ユニバーサルボールジョイント70の構成として、第1のアーム22Aの端部には、球状のリンク71が形成されている。一方、鏡部21の裏面側に設けられた保護パネル25の中心部には、球受座72が形成されている。
【0041】
リンク71は、球受座72内に離脱不能に嵌着されており、鏡部21はリンク71を中心として上下左右に自在に向きを変更することができる。
【0042】
次に、上記の構成からなる浴室構造Aにおいて、浴室鏡1を設置する方法と浴室構造Aにおいて浴室鏡1を使用方法について説明する。
まず、浴室鏡1を浴室2に設置するには、図4に示すように、浴室鏡1の把持部23の固定部材32を回動させて把持部23を拡開し、手摺り8Aの握り部11の周囲に配置した上で固定部材32を閉じ、固定部材31と固定部材32の緊締壁37a、37bを重ね合わせ、貫通孔36a、36bにボルト47を挿通させてナット48を螺合させ、浴室鏡1の自重で把持部23がずり落ちない程度に仮留めする。
この状態で、把持部23を握り部11の所望の位置までスライドさせ、ボルト47を本締めし、把持部23を該位置に固定する。
【0043】
かくして浴室鏡1の設置が完了するので、入浴者は、図1に示すように、壁部10bに背を向けて腰掛け台5に座り、鏡部21を顔等に接近させて使用したい場合には、図6に示す鏡部21を壁部10bに対向させるように引き出し、かつ鏡面の角度を適宜設定し、浴室鏡1を使用する。使用後は、アーム部22を屈曲させて折りたたみ、浴室鏡1を浴室2の壁部10a側に配置させておく。
【0044】
また、浴室2において、浴室鏡1を手摺り8Bに取り付けたい場合には、アーム部22を折り畳んだ状態でコンパクトにまとめておき、図4に示すボルト47の緊締を解いて固定部材31、32から取り外し、固定部材32を拡開させて手摺り8Aから浴室鏡1を離脱させる。そして、手摺り8Aに設置したのと同じ要領で手摺り8Bの所望の高さ位置に浴室鏡1を取り付ける。このようにして浴室鏡1を手摺り8Bに取り付けた場合には、入浴者が洗い場にいる場合には腰掛け台5の手摺り8B寄りに座って、又は浴槽3において浴室鏡1を適宜引き出し使用する。
【0045】
上記の浴室構造Aによれば、浴室鏡1が内壁面に滑り止めのゴム材を配した把持部23により手摺り8Aの握り部11を把持してボルト47及びナット48により堅固に緊締される構成であるため、手摺り8Aの上方に浴室鏡1を取り付けた場合であっても、浴室鏡1の設置中又は使用中に、把持部23の固定が緩んで浴室鏡1が下方にずれ落ちたり、落下させてしまったりすることなく、腰掛け台5に座った状態で安心して引き出し、使用することが可能となるという効果を奏する。
また、浴室構造Aにおいて、浴室鏡1を移動させたい場合には、浴室鏡1を手摺り8Aから浴槽3側の手摺り8Bに、又はその逆に容易に移動して設置し直すことができるという効果を奏する。
【0046】
また、浴室構造Aは、浴室鏡1が、浴室2の壁部10aの内面パネル10pの裏面に桟材10rを配して強固に固定された既設の手摺り8Aに取り付けるものであるため、浴室鏡1を設置するために別途下地となる補強材を配備したり、壁部10aを穿孔したりする作業を要することなく、所望の手摺り8A又は8Bに取り付け自在であり、かつ簡便かつ低コストに設置可能であるという効果を奏する。
【0047】
また、浴室鏡1の高さ位置を容易に変更することができるため、便宜的に使用できるという効果を奏する。
【0048】
また更に、浴室2内の手摺り8Aを把持する構成で、浴室2の壁部10aにビス等による孔を開ける必要がないため、浴室鏡1の取り外し後の施工が不要となり、かつ外観を損なうことがないという効果を奏する。
【0049】
本実施形態において、把持部23は、緊締壁37a、37bをボルト47及びナット48により締め付けて手摺り8Aに固定する構成としたが、これに限定されるものではなく、把持部23を構成する固定部材31、32との間に不図示のバネを介在させ、把持部23の固定部材32が固定部材31側(閉じる方向)に付勢するように構成したものであっても良い。
【0050】
このような構成とすることで、把持部23の固定部材32を手等で拡開して手摺り8A(8B)の握り部11の周囲に配置した後に固定部材32を解放すると、不図示のバネが弾性復帰して把持部23を閉じ、バネの付勢により把持部23が握り部11を容易に把持することとなって、ボルト47等による固定作業を省略することが出来るという利点が得られる。
【0051】
また、把持部23の別の構成として、把持部23を断面C字状の形状をもって手摺り8Aの軸線方向に沿って延在する形状とし、その材質を弾性変形可能な合成樹脂により一体成形した構成とすることもできる。
把持部23をこのように構成した場合には、ボルト47及びナット48等の固定手段を用いることなく把持部23を弾性変形させて手摺りに簡便に取り付けることができる。
【0052】
また、上記の実施形態において、腰掛け台5は、壁部10bに沿って設置されているが、浴槽3に対向する側の壁面10aに沿って設置されたものであっても良く、この場合にも、手摺り8A、8Bは、腰掛け台5の両端上方に設置される。
また、上記の実施形態において、手摺り8A、8Bは、腰掛け台5の両端近傍に上下方向に設置されているが、これに限られるものではなく、腰掛け台5の長手方向中間部にも設置されたものであっても良い。
【符号の説明】
【0053】
A 浴室構造
1 浴室鏡
2 浴室
3 浴槽
5 腰掛け台
8A 手摺り
8B 手摺り10a 壁部
10b 壁部
21 鏡部
22 アーム部
23 把持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴室の壁部に沿って設けられた腰掛け台と、該腰掛け台の近傍に設けられた手摺りと、前記浴室内に設置された浴槽と、浴室鏡とを備えた浴室構造であって、
前記浴室鏡は、鏡部と、一端側において前記鏡部を支持するアーム部と、該アーム部の他端側に設けられた把持部とを具備し、
該アーム部の他端側の前記把持部が、前記手摺りに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする浴室構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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