説明

浴室用床

【課題】深く形成された排水溝の本数を増やすことなく、長期的に凸部上に水玉状の残水が発生することを防止できる浴室用床を提供する。
【解決手段】洗い場と、前記洗い場の床上の水を集水するための排水口部とを備えた浴室用床であって、前記洗い場は、前記排水口部まで連続するように形成された複数の排水深溝と、前記複数の排水深溝の間に形成された複数の凸部とからなり、前記凸部の上面には、前記複数の排水深溝の間を繋ぐように前記排水深溝よりも浅く形成された排水浅溝が形成されており、且つ前記排水深溝および前記排水浅溝の表面は親水化処理されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユニットバスの一部に組み込まれる浴室用床に関する。
【背景技術】
【0002】
入浴行為などで浴室を使用した後に、洗い場の床表面に水玉状の残水が発生することがある。これは、洗い場の床がFRP等の撥水性の樹脂材料から形成されていることが要因である。水玉状の残水は、表面積の割に体積が大きいため、翌朝になっても、乾燥していないことがある。水玉状の残水を防止するために、洗い場の床表面に形成された排水溝を親水化処理する技術が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1のような親水化処理された排水溝を設けることで、大きな水玉状の残水が発生することを防止できる。
【特許文献1】特開2004−68346号公報
【特許文献2】特開2003−74174号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1では、複数の排水溝間に形成される凸部の上面を親水化処理していないため、凸部上面の面積を大きくすると、凸部上に水玉状の残水が発生することとなる。つまり、予め、凸部上に留まれる水玉の水量が自然乾燥できる程度の少量になるように凸部上を小面積に形成する必要が生じる。しかし、凸部上の面積を小さくすると、深く形成された排水溝が増えることとなる。これは、清掃時における使用者の負荷を大きくすることとなり、好ましくない。
【0004】
また、凸部上を親水化処理した場合であっても、凸部上面が特許文献1のように略平面または緩やかな凸状曲面に形成されていると、入浴行為や掃除などによって凸部上の全体が磨耗するという問題がある。凸部上の親水処理部の全体が磨耗すると、凸部上に水玉が発生しやすくなる。
【0005】
本発明は、上述した課題に鑑み、深く形成された排水溝の本数を増やすことなく、長期的に凸部上に水玉状の残水が発生することを防止できる浴室用床を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、洗い場と、前記洗い場の床上の水を集水するための排水口部とを備えた浴室用床であって、前記洗い場は、前記排水口部まで連続するように形成された複数の排水深溝と、前記複数の排水深溝の間に形成された複数の凸部とからなり、前記凸部の上面には、前記複数の排水深溝の間を繋ぐように前記排水深溝よりも浅く形成された排水浅溝が形成されており、且つ前記排水深溝および前記排水浅溝の表面は親水化処理されていることを特徴とする浴室用床を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る浴室用床によれば、深く形成された排水溝の本数を増やすことなく、長期的に凸部上に水玉状の残水が発生することを防止できる浴室用床を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本件特許における第1の発明は、洗い場と、前記洗い場の床上の水を集水するための排水口部とを備えた浴室用床であって、前記洗い場は、前記排水口部まで連続するように形成された複数の排水深溝と、前記複数の排水深溝の間に形成された複数の凸部とからなり、前記凸部の上面には、前記複数の排水深溝の間を繋ぐように前記排水深溝よりも浅く形成された排水浅溝が形成されており、且つ前記排水深溝および前記排水浅溝の表面は親水化処理されていることを特徴とする浴室用床である。
【0009】
この浴室用床の排水深溝は、通常入浴時における使用者の足裏が底部に触れないような溝高さで形成されており、且つ排水深溝内は親水化処理されている。したがって、排水深溝は、通常入浴時において、皮脂などの撥水性の油脂成分が付着しにくい部分となり、長期にわたって親水部が残存することとなる。このことから、排水深溝を覆うように形成された水玉は、凸部と排水深溝との高低差から親水状態が保持された排水深溝内に引き込まれ、少なくとも排水深溝を跨ぐような大きな水玉残水は発生しなくなる。尚、親水化処理された排水深溝は排水口部に向かって下り勾配となっているため、排水深溝内に引き込まれた水は排水口部に排水される。
【0010】
さらに、凸部の上面には、排水深溝内に連続するように形成された排水浅溝が形成されており、且つ排水浅溝内は親水化処理されている。この排水浅溝の役割は、凸部上面に、磨耗しにくい親水部を長期にわたって残存させることにある。凸部の上面に、本発明のような排水浅溝が無い場合、凸部上は排水深溝と異なり、使用者の足裏が触れやすい部分となるため、凸部上が親水化処理されていたとしても、長期使用において、磨耗し、親水部が無くなってしまうおそれがある。凸部上の親水部が無くなると、凸部上には撥水性の基材が露出し、撥水表面となるため、凸部に留まれる程度の水玉が発生することとなる。
【0011】
一方、本発明のように、排水浅溝を設けると、排水浅溝内は排水深溝ほどではないが、使用者の足裏が触れた場合であっても、磨耗しにくくなる。つまり、長期使用においても、凸部上の少なくとも排水浅溝内は、親水状態が長期的に残存することとなり、少なくとも排水浅溝がない場合よりも、凸部上に発生する水玉の水量を少なくすることが可能となる。具体的には、長期使用においても、排水浅溝を跨ぐように形成された水玉は、親水部として残存している排水浅溝内に引き込まれる。よって、少なくとも排水浅溝を跨るような大きな水玉残水は発生しなくなる。排水浅溝内の水は、高低差により排水深溝内に導かれ、上述した通り、排水口部に向かって排水されることとなる。
【0012】
尚、排水浅溝は、排水深溝に比べて溝高さが低いため、通常入浴時において、皮脂などの撥水性の油脂成分が付着することがある。油脂成分が付着すると、撥水表面となるため、水玉残水が発生するおそれがある。しかし、その場合であっても排水浅溝は、溝高さが低いため、スポンジなどで容易に清掃することができる。つまり、付着した油脂成分を除去すれば、排水浅溝内は親水状態に復元することとなる。
【0013】
以上の通り、洗い場の床表面に、排水深溝と凸部とを形成し、凸部の表面に排水浅溝を形成し、排水深溝と排水浅溝内を親水化処理することにより、簡単な清掃をするだけで長期にわたって水玉状の残水が発生しない浴室用床を提供することが可能となる。
【0014】
本件特許における第2の発明は、さらに前記凸部の上面は、縦断面視において緩やかな波形状に形成されていることを特徴とする浴室用床である。
【0015】
このように凸部の上面が緩やかな波形状に形成されていることで、排水浅溝内に油脂成分が付着した際の清掃が更に容易になる。
【0016】
本件特許における第3の発明は、前記凸部の上面は、縦断面視において凹凸状に形成されていることを特徴とする浴室用床である。
【0017】
このように凸部の上面が凹凸状に形成されていることで、凹に該当する排水浅溝が磨耗しにくくなるため、長期にわたって、凸部上の少なくとも一部に親水部を残存させることが可能となる。
【0018】
以下に、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るユニットバス内の斜視図である。
【0019】
ユニットバスは、FRP(Fiber Reinforced Plastic)等の撥水性を呈する浴室用床1と、浴室用床1の隣に隣接して設置される浴槽200と、浴室用床1および浴槽200からなる外縁部に立設される壁パネルと、壁パネル上部に取り付けられる天井パネルとから水密的な空間が構成されている。
【0020】
浴室用床1は、表面に後述する凹凸が形成された洗い場5と、洗い場5の床上の水を集水するための縦断面視凹状の排水口部50が形成されている。洗い場5の床表面は、排水口部50に向かって下り勾配となっており、洗い場5の床表面に落ちた水は、勾配に沿って排水口部50に排水される。排水口部50に流入した水は、排水口部50の底面に形成された開口から排水トラップを経て、ユニットバス外部に排出される。尚、浴室用床1に面する壁パネルには水栓金具とシャワーホースとシャワーヘッドからなるシャワー装置100が取設されている。
【0021】
図2は、図1における洗い場1の床表面の部分拡大斜視図である。床表面の全面には図2に示すような複数の島状の凸部10と、隣り合う二つの凸部10の間に形成され、凸部10の上面より低い位置に底面が形成された排水深溝20が、形成されている。複数の凸部10は、それぞれ略同形状に形成されており、等間隔のピッチで配置されている。複数の排水深溝20は、網目状に形成されており、それぞれが途上で繋がっている。排水深溝20の勾配下流端は排水口部50に繋がっている。
【0022】
この排水深溝20は、通常入浴時における使用者の足裏が底部に触れないような溝深さで形成されている。より使用者の足裏が底部に触れないようにするためには、排水深溝20の幅寸法を小さくしたり、排水深溝20の形状をV字形状にすることが好ましい。
【0023】
凸部10は、平面視矩形状に形成されており、略フラットに形成された上面の中央には、隣り合う平行に形成された二つ排水深溝を繋ぐような線状の排水浅溝11が形成されている。排水浅溝11は、排水深溝20より浅く形成されている。複数の凸部10の全てに、同様の排水浅溝11が形成されており、それぞれの排水浅溝11の延在方向は同一となるように形成されている。排水浅溝11の底面は、排水深溝20に向かって下り傾斜するように形成されていても良いが、フラットである方が、清掃性に優れる。
【0024】
さらに、本実施形態における洗い場5は、排水深溝20と排水浅溝11の表面が親水化処理されている。排水深溝20の親水処理部を深溝親水部25、排水浅溝11の親水処理部を浅溝親水処理部15とする。親水化処理の方法としては、例えば、親水性塗料をコーティングしたものや、気相吸着または液相吸着などにより表面を親水性に改質したものなどが挙げられる。このような親水化処理された洗い場5は、水濡れ性が上がるため、表面に水玉状の残水が発生しにくい。
【0025】
しかしながら、親水化処理された表面であっても、人間の皮脂や、シャンプー、金属石鹸などの油脂成分が親水表面に押圧されると、流水では完全に落としきれない程度に強く付着してしまう。油脂成分が表面に付着した場合、その部分の表面は撥水状態となるため、水濡れ性が悪くなる。この結果、水玉状の残水が洗い場床の表面に残ることとなる。
【0026】
一方、本実施形態の洗い場5は、表面に使用者の足裏が底部に触れないような溝深さで形成された排水深溝20が形成されており、その排水深溝20の表面が親水化されているものであるため、上述した油脂成分が足裏で押し付けられ、強く付着することを抑制できる。つまり、排水深溝20は、長期にわたって油脂成分が付着しない親水状態を保持できることとなる。排水深溝20は、凸部10上面よりも低い位置に形成されているため、凸部10と排水深溝20の高低差により、排水深溝20を跨ぐような水玉が発生した場合は、排水深溝20内に引き込まれる。排水深溝20内は、親水状態となっているため、排水深溝20内の下り勾配に沿って、排水口部に排水されることとなる。
【0027】
上記のような排水深溝20を設けることで、長期にわたって大きな水玉状の残水は発生しにくくなる。しかしながら、排水深溝20だけでは、排水深溝20を跨がない、凸部10上だけで留まれる小さな水玉状の残水は防止できない。よって、凸部10の表面にも親水化処理することが求められるが、図6に示すように凸部310の上面全体が略フラットであると、使用者の足裏が触れたりすることで、凸部310上面全体の親水部が少しずつ磨耗する。長期使用において、親水部が全て磨耗すると、凸部310は親水化処理されていない表面と同じになるため、基材(FRP)が露出し撥水性を呈することとなる。つまり、凸部上310に水玉が発生することとなってしまう。
【0028】
一方、本実施形態の洗い場は、凸部10の上面に、排水深溝20と連通するような排水浅溝11を設けている。排水浅溝11は、凸部10上面の残部に比べて低い位置に形成されているため、使用者の足裏などがやや触れにくくなっている。つまり、使用者の荷重は、凸部10上面の残部に集中的に加わることとなる。よって、長期使用においても、排水浅溝20の親水処理部は磨耗せずに残存することとなる。
【0029】
つまり、凸部10上の排水浅溝11を覆うように形成された水玉は、排水浅溝11と凸部10上面の残部の高低差により排水浅溝11内に引き込まれる。さらに、排水浅溝11は排水深溝20と繋がっているため、排水浅溝11と排水深溝20の高低差により、排水浅溝11内の水は、排水深溝20内に導かれることとなる。このように、排水浅溝11を設けることで、長期使用においても親水処理部が残存し、凸部10上に形成される水玉の大きさを小さくすることができる。
【0030】
また、排水浅溝11は、排水深溝20に比べて溝深さが小さいため、油脂成分が押し付けられ、付着するおそれもあるが、溝深さが浅く、全ての排水浅溝11の延在方向が同方向となっているため、スポンジなどを用いた簡単な掃除で、油脂成分を取り除くことが可能となる。
【0031】
図2〜図5に示すような排水浅溝11を全て排水深溝20に置き換えると、清掃性が悪い排水深溝20が増えることとなり、好ましくない。本発明によれば、排水深溝20を極力少なくし、凸部10の面積を大きくした場合であっても、簡単な掃除で、長期間、水玉状の残水が発生することが可能となる。
【0032】
図3は、凸部10上面形状に係る第2の実施形態である。図3(c)に示すように凸部10の上面は鉛直断面視で、緩やかな曲面状に形成された山部と谷部(排水浅溝11に該当)が交互に繰り返す波形状に形成されている。具体的には、一つの凸部に対して山部が3つ、谷部が2つになるように形成されている。このように、緩やかな波形状の上面を有する凸部10であるため、清掃性において、さらに優れている。本実施形態においても、谷部に該当する排水浅溝11に親水処理が施されており、この親水処理部は、磨耗しにくいため、長期にわたって保持することが可能となる。
【0033】
図4(a)は、排水深溝20が使用者の足裏が触れにくく、油脂成分が押し付けられて付着しにくいことを表した図である。また、図4(b)は、凸部10上面の残部に荷重が加わるため、排水浅溝11の親水処理部が磨耗しにくいことを表した図である。
【0034】
図5は、凸部10上面形状に係る第3の実施形態である。凸部10の中央に排水浅溝11を設ける点は第1の実施形態と同じであるが、凸部10残部の形状が異なる。本実施形態における凸部上面の残部は、中央が高く、排水深溝20側および排水浅溝11側に緩やかな傾斜曲面が形成された凸状面となっている。このように形成されることで、凸部10上面の残部上に留まれる水の水量を更に少なくすることが可能になる。
【0035】
また、図5の実施形態における凸部10寸法について、以下に説明する。尚、排水深溝20と排水浅溝11の溝深さは、それぞれの溝の最低部と、凸部上面の残部における最高部の距離とする。また、凸部10とそれぞれの溝の境界は、凸部10の最高部と、それぞれの溝の底部を繋ぐ面における曲率が最も大きく変化している部分とする。
【0036】
図5(b)に示すように、平面視における凸部上面10の縦横の直径(a)は、それぞれ5〜30mmに設定することが好ましい。5mm未満であると排水深溝が多くなり、清掃性を悪化させる。30mmより大きいと、排水深溝のピッチが広くなり過ぎるため、排水浅溝内に油脂成分が付着している状態であると、比較的大きな水玉が発生してしまうおそれがある。
【0037】
排水深溝の幅径(2×b)は、0.5〜2mmに設定することが好ましい。0.5mm未満であると清掃性を悪化させるおそれがあり、2mmより広いと使用者の足裏が触れてしまうおそれがある。
【0038】
また、排水深溝の高さ(g)は、0.5〜1.5mmに設定することが好ましい。0.5mm未満であると、使用者の足裏が触れてしまうおそれがあり、1.5mmより深いと、清掃性を悪化させるおそれがある。
【0039】
排水浅溝の幅径(2×d)は、0.5〜3mmに設定することが好ましい。0.5mmより小さいと清掃性を悪化させ、3mmより大きいと使用者の足裏が触れて、親水部が磨耗するおそれがある。
【0040】
また、排水浅溝の高さ(g−e)は、0.1〜0.4mmに設定することが好ましい。0.1mm未満であると、使用者の足裏が触れて、親水部が磨耗するおそれがあり、0.4mm以上であると簡単な掃除で清掃できなくなるおそれがある。
【0041】
上述した実施形態によれば、排水深溝20および排水浅溝11の表面のみを親水化処理していたが、凸部10上面の残部も親水化処理すると、長期的には磨耗により親水処理部が無くなるものの、初期は親水処理部が存在しているため、更に凸部上の水玉を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態に係るユニットバス内の斜視図。
【図2】第1の実施形態における洗い場表面の部分拡大斜視図。
【図3】(a)第2の実施形態における洗い場表面の部分拡大斜視図。 (b)第2の実施形態における洗い場表面の部分拡大断面図。 (c)第2の実施形態における凸部の部分拡大断面図。
【図4】(a)排水深溝と使用者の足裏との関係を表す図。 (b)排水浅溝と使用者の足裏との関係を表す図。
【図5】(a)第3の実施形態における洗い場表面の部分拡大斜視図。 (b)第3の実施形態における洗い場表面の部分拡大断面図。
【図6】(a)従来の洗い場表面の部分拡大斜視図。 (b)従来の洗い場表面の部分拡大断面図。
【符号の説明】
【0043】
1…浴室用床、5…洗い場、10…凸部、11…排水浅溝、20…排水深溝、50…排水口部、100…シャワー装置、200…浴槽、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗い場と、前記洗い場の床上の水を集水するための排水口部とを備えた浴室用床であって、
前記洗い場は、前記排水口部まで連続するように形成された複数の排水深溝と、
前記複数の排水深溝の間に形成された複数の凸部とからなり、
前記凸部の上面には、前記複数の排水深溝の間を繋ぐように前記排水深溝よりも浅く形成された排水浅溝が形成されており、
且つ前記排水深溝および前記排水浅溝の表面は親水化処理されていることを特徴とする浴室用床。
【請求項2】
前記凸部の上面は、縦断面視において緩やかな波形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴室用床。
【請求項3】
前記凸部の上面は、凹凸状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の浴室用床。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−53614(P2010−53614A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−220776(P2008−220776)
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】