説明

消火訓練装置、それを使用する方法およびシステム

制御ユニットおよび火炎発生ユニットを備える消火訓練装置、ならびにそれらを使用する方法およびシステムを提供する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本発明は、その全体が参照として本明細書に組み込まれる、2004年3月10日出願、題名「インテリジェント消火訓練システム」の米国仮出願第60/552039号の優先権を主張するものである。
【0002】
本発明は、個人用の消火訓練装置、方法、およびシステムに関し、より詳細には、制御式模擬火災を伴う訓練に関する。
【背景技術】
【0003】
消火訓練、特に制御式模擬火災状況下での訓練の分野では、個人を訓練することができる装置およびシステムに対して常に大きな努力が払われている。現在の装置およびシステムにおける高コスト、高い怪我の危険性、有害な環境破壊物質への曝露、量的質的フィードバックの欠如、および使用者指導の欠如のために、それら装置およびシステムのそのような訓練に関する使用が限定されており、個人的、商業的、および政府の各分野が採用するには実際的でない場合が多い。
【特許文献1】米国仮出願第60/552039号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、個人の消火訓練の技術分野での前記および他の欠点の少なくとも1つを克服する装置、方法およびシステムが必要とされる。
【0005】
本発明は、前記および他の欠点の少なくとも1つを克服する、個人の消火訓練用の装置、方法、およびそのシステム、とりわけ最高で効果的な消火訓練のための訓練装置および方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の一般的態様には、入力を受け取り、前記入力に応答して出力を自動的に形成する制御ユニットと、前記制御ユニットと通信する火炎発生ユニットとを備える消火訓練装置がある。
【0007】
本発明の第2の一般的態様には、入力を受け取り、前記入力に応答して出力を自動的に形成する制御ユニットを設けるステップと、前記制御ユニットと連絡する火炎発生ユニットとを備えるステップと、前記入力を加えるステップとを含む消火訓練方法がある。
【0008】
本発明の第3の一般的態様には、入力を受け取り、前記入力に応答して出力を自動的に形成する制御ユニットを備え、さらに前記制御ユニットが火炎発生装置に作動可能に適合可能であり、鎮火装置に作動可能に適合可能である消火訓練装置がある。
【0009】
本発明の第4の一般的態様には、入力を受け取り、前記入力に応答して出力を自動的に形成する制御ユニットを設けるステップであって、さらに前記制御ユニットが、火炎発生装置に作動可能に適合可能であり、鎮火装置に作動可能に適合可能であるステップと、前記火炎発生装置を設けるステップと、前記鎮火装置を設けるステップと、入力を加えるステップとを含む前記消火訓練用方法がある。
【0010】
本発明の第5の一般的態様には、少なくとも1つの入力を受け取る少なくとも1つの入力センサを有し、さらに制御ユニットと作動可能に通信するように適合可能である火炎発生ユニットを備え、前記制御ユニットが前記入力に応答して出力を自動的に形成することができる消火訓練装置がある。
【0011】
本発明の第6の一般的態様には、少なくとも1つの入力を受け取る少なくとも1つの入力センサを有し、さらに制御ユニットと作動可能に通信するように適合可能である火炎発生装置を設けるステップと、前記入力に応答して出力を自動的に形成することができる制御ユニットを設けるステップと、前記入力を加えるステップとを含む、消火訓練方法がある。
【0012】
本発明の第7の一般的態様には、入力を受け取り、前記入力に応答して出力を自動的に火炎発生ユニットに供給する制御ユニットを備え、前記火炎発生ユニットが前記制御ユニットと通信する消火訓練装置がある。
【0013】
本発明の第8の一般的態様には、入力を受け取り、前記入力に応答して出力を自動的に形成する制御ユニットと、前記制御ユニットと通信する少なくとも1つの火炎発生ユニットと、前記制御ユニットと作動可能に適合可能な鎮火装置とを備える消火訓練システムである。
【0014】
本発明の前記およびその他の特徴および利点は、本発明の好ましい実施形態のより詳細な以下の説明から明らかになろう。
【0015】
当業者がよりよく本発明を実施することができるように、以下に図面を参照しつつ本発明について説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の幾つかの実施形態が詳細に示され説明されるが、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく様々な変更および修正を行うことができることを理解されたい。本発明の範囲は、その構成する構成要素の数、それらの材料、それらの形状、それらの相対的配置などに決して限定されるものではなく、それらは単に実施形態の例として開示されるものである。本発明の特徴および利点が添付図面に詳細に示されており、諸図面を通して、同じ参照番号は類似の要素を示す。諸図面は本発明を示すものであるが、諸図面は必ずしも尺度を合わせて描かれてはいない。
【0017】
図1は、本発明による、制御式模擬火災などを消火する訓練のための装置60の前視透視図である。本発明の一実施形態は、火炎発生ユニット20および制御ユニット40を備える装置60である(図2および3参照)。
【0018】
図2は、本発明による、火災、特に制御式模擬火災を消火する訓練のための装置60の後視透視図である。本発明の一実施形態が、火炎発生ユニット20および制御ユニット40を備える装置60である。図1および図2を参照すると、火炎発生ユニット20は、ユニット本体5、燃料入口6、燃料着火装置7、火炎マニホールド8、調整可能支持部9、搬送把手10、ユニット本体温度センサ11、制御ユニット通信アダプタ12、燃料流量制御部13、燃料配管14、燃料バルブ16、安定度センサ18、および燃料安全度センサ19をさらに備える。
【0019】
ユニット本体5は、通常、それらに限定はされないが、鋼鉄、アルミニウム、鉄、セラミック複合材、ポリマー複合材、およびそれらの組合せを含む材料から構成される。ユニット本体5を形成する前記の構成材料は、本発明の実施形態に使用することができる材料の範囲を限定することを意味するものではない。模擬火災、または制御式模擬火災によって通常発生する温度に耐えられる物理的および化学的特性を有する耐火材料であれば、本発明の方法およびシステムに従ってそれらを使用することができる。
【0020】
模擬火災は、少なくとも1つの火炎およびその組合せを伴う、熱および光を放出する急速、持続的化学変化である。制御式模擬火災は、指令に応じて形状、高さ、大きさ、燃焼等級、速度を変更することができる少なくとも1つの火炎およびその組合せを伴う、熱および光を放出する急速、持続的化学変化である。
【0021】
本体5の寸法(高さ×幅×奥行)は、約6インチ×12インチ×24インチから約18インチ×36インチ×68インチの範囲内であり得る。本体5は、本体5に脱着可能に取り付け取り外すことができる、調節可能な支持部9によって支持される。さらに、支持部9は伸縮式、折りたたみ式などであってもよい。支持部9は個々に調節することができ、それにより、平坦な面、または広場、裏庭、未舗装地などの平坦でない地形に火炎発生ユニット20を配置するのに対応することができる。支持部9は、通常、ユニット20を平坦な面上または平坦でない地形上に約1インチ〜約3フィート浮かせるように調節することができる。ただし、ある実施形態では、いかなる身長の使用者、いかなる構造物(たとえば、梯子、足場、車両、建物など)上の使用者でも、本発明の装置、方法、およびシステムに従って、その火災を消火する訓練ができるように、地表からいかなる高さにでも調節することができる支持部を有する。
【0022】
燃料入口6は、燃料供給源(図示せず)を燃料配管14に相互連結させる。燃料供給源には、それには限定されないが、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ガソリン、ディーゼル、およびそれらの組合せなどの着火性気体または液体燃料を入れるタンク、シリンダ、ドラム、およびそれらの組合せが含まれる。通常、燃料供給源は、簡易コネクタ、ホース、ゴムチューブ、金属配管などを介して入口6に取り付けられる。燃料配管14は、通常、一体に嵌め合わさって燃料を燃料供給源から燃料制御部13、バルブ16、最終的には燃料マニホールド8へと流すことができる接続パイプ、パイプアダプタ、ニップル、接手などである。さらに、複数の燃料供給源を、複数の燃料入口6および対応する配管14を介して接続することができる。
【0023】
燃料は、配管14を通って燃料流量制御部13に流れる。制御部13は、燃料供給源からバルブ16を介して火炎マニホールド8ならびに燃料着火装置7に流れる燃料の量を制御する。燃料バルブ16の位置は、図2に示すように制御部13の外、燃料制御部内(図示せず)、またはその組合せでもよい。
【0024】
制御部13は、発生させる火災の特性を制御する能力を有する。たとえば、クラスA火災、クラスB火災、クラスC火災などを制御部13を用いて発生させることができる。各クラスの火災の特性には、それらに限定されないが、火炎の形状、火炎の高さ、火炎のボリューム、燃焼速度、視覚効果、およびそれらの組合せが含まれる。さらに、前記の特性はまた、ファン、フラップ、ルーバ、ダンパなどの機械的、電気的、および電気機械的装置を使用して制御部13とは無関係に、または制御部13と協働して制御することができる。
【0025】
本発明の一実施形態に使用することができるバルブ16には、それらに限定されないが、ピエゾ着火による間欠式口火、火花着火による口火、熱電対式火炎検知器、口火制御部、組込式自動安全遮断器、およびそれらの組合せを備えるバルブが含まれる。燃料制御方式には、それらに限定されないが、バルブ位置を制御する閉ループ・フィードバック・システム、またはバルブ・システムと任意選択的に組み合わされた液体燃料用ポンピング/加圧方式が含まれる。ポンピング/加圧方式は、適切な空気/燃料混合気を形成するためだけではなく、生成される火炎に様々な視覚効果をもたらすのにも使用することができる。
【0026】
着火装置7は、火炎マニホールド8内の燃料を着火して火炎、すなわちマニホールド8から発出する制御式模擬火災を発生させる。マニホールド8は、通常、消火訓練に使用する必要がある所望の火炎または模擬火災を発生させることができる、標準的なグリル形式または炉形式のマニホールドである。あるいは、マニホールド8は、最適な特性を有する火炎または模擬火災を発生させるために、注文設計または専用の装置とすることもできる。さらに、マニホールド8を水中で作動させ、燃料をマニホールド中に流し、水面に浮上させ、次いで、そこで燃料に着火して模擬火災を発生させてもよい。
【0027】
着火装置7は、手動着火装置でも、自動着火装置でもよい。制御部13は、制御ユニット・アダプタ12を介して制御ユニット40から指令を受け取る。制御ユニット・アダプタ12により、制御ユニット40の燃料流量制御部13への接続を容易にすることができる。温度センサ11は、ユニット本体5の床に沿って、燃料流量制御部13の近くに配置されている。センサ11は、燃料流量制御部13と直接通信する。ユニット本体5内または流量制御部13の近傍でセンサ11によって危険な量の熱が検知された場合、信号が流量制御部13に送られて、燃料バルブ16が自動的に遮断される。マニホールド8への燃料流が止められ、その結果、模擬火災が停止される。火炎発生ユニット20は、搬送把手10によって手持ち携行が可能である。他方、ある種の訓練環境下では、火炎発生ユニット20ならびに装置60全体は、手持ち携行ができない大きさになることがある。前記の火炎発生ユニット20および装置60の携行可能性は、本発明の実施形態で用いることができるユニット20および装置60の大きさの範囲を制限することを意味するものではない。
【0028】
温度センサ11はまた、ユニット本体5が、たとえば分解、搬送などの取扱いに安全であるか否かに対するフィードバックを検知し、提供する。安定度センサ18は、装置60が設置されている地表上で装置60が安定しているか否かに対する情報を提供する。センサ18によって装置60が転倒しそうになっていることが検出された場合、信号が燃料制御部13に送信されて、燃料の流れが自動的に遮断され、その結果、燃えていた可能性のある模擬火災が停止される。さらに、センサ18は、装置60に対して突然の、または不慮の衝撃が発生した場合、それを検出することができる。そのような事象が検出された場合、前記の安全性手順が実行され、すなわち模擬火災を遮断する。
【0029】
燃料安全性センサ19は、燃料流路に沿うどこで燃料漏れが発生してもそれを検出することができる。(たとえば、燃料取入口6、燃料制御部13、燃料配管14、バルブ16、および燃料マニホールド8)。漏洩が検出された場合、安全上の予防措置としてシステムが遮断される。
【0030】
制御ユニット40は、少なくとも1つの入力センサ41、送信機42、手持制御装置43、結合ステーション、メモリ・ポート、通信ポート、表示装置、火炎発生ユニット・アダプタ48、内蔵論理システム、およびセンサ取付部51を備える。入力センサ41は、ユニット本体5の前面に配置されたセンサであり、論理システムと通信する。センサ41は、有線、または無線で制御論理システムと通信することができ、電磁スペクトル内の発光クラス、外部指令、消火剤、圧力波(超音波)、それらの組合せなどの入力を認識することができる。
【0031】
電磁気スペクトル内の発光クラスには、それに限定されないが、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)、遠赤外線、マイクロウェーブ、および無線周波数波(RF)、ならびにそれらの組合せが含まれる。本発明の入力として用いることができる消火剤には、それに限定されないが、水、空気と水の混合物、二酸化炭素、重炭酸ナトリウム、コーンスターチ、擬似消火剤物質、および標準的消火剤、ならびにそれらの組合せが含まれる。
【0032】
外部指令には、それらに限定されないが、人間、または人工音声合成器/ディジタル音声によって与えられる音声/言語による指示、コンピュータ、ミニコンピュータ、携帯情報端末(PDA)などによって与えることができるような電子的指示/命令、文字メッセージ、可視表示などが含まれる。さらに、圧力波、すなわち媒体を通って移動する高圧と低圧領域の繰り返しのパターンを、本発明の一実施形態での入力として使用することができる。
【0033】
入力を受け取ると、センサ11は、制御ユニット40の論理システム(図示せず)と通信する。論理システムは、中央処理装置(CPU)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、少なくとも1つの内蔵記憶格納装置、ソフトウェア、機能アルゴリズムなどを備える。CPUは、内蔵プログラムおよび設定されたパラメータに基づいて入力を翻訳し、入力に応答して出力を自動的に形成する。
【0034】
その出力は、模擬火災または制御式模擬火災に修正を実行する指令である。燃料流量制御部13は、燃料バルブ16により、火炎マニホールド8への燃料流量に対して増加、減少、停止、またはそれらの組合せを行い、その結果、制御式模擬火災を拡大、縮小、または完全に鎮火させる。制御部13は、オン/オフ・システムではない。前記のように、制御部13は、自動的かつ双方向的に火災の特性を制御することができる。たとえば、クラスA火災、クラスB火災、クラスC火災などを制御部13で発生させることができる。各クラスの火災の特性には、それらに限定されないが、火炎の形状、火炎の高さ、火炎のボリューム、燃焼速度、視覚効果、およびそれらの組合せが含まれる。さらに、前記の特性はまた、ファン、フラップ、ルーバ、ダンパなどの機械的、電気的、および電気機械的装置を使用して制御部13とは無関係に、または制御部13と合同で制御することができる。
【0035】
提供される別の出力は、装置60で訓練を実施している使用者の成績測定計算値である。成績測定値には、それらに限定されないが、使用者の総合評点、正確度評点、精密度評点、訓練完結時間、作業履歴、残余消火剤、標的精度、困難度レベル、改善度、総合改善度、およびそれらの組合せが含まれる。
【0036】
制御ユニット40内のスピーカまたはマイクロフォンに接続された人口音声合成器/ディジタル音声を介して制御ユニット40によって与えられる音声/言語による指示、文字メッセージ、コンピュータ・スクリーン、TV、投影表示装置、または採点板上の可視表示などの外部指令は、本発明による出力である。
【0037】
さらに、出力には、それらに限定されないが、火炎発生ユニット20が特殊効果によって擬似火災を生成すること、火炎発生ユニット20が表示装置と共に擬似火災を生成すること、およびそれらの組合せを含めることもできる。そのような装置には、テレビ表示装置、LCD映写機、ビデオなどが含まれる。
【0038】
表示装置は、制御ユニット40の少なくとも1つの面上に配置された視覚表示装置であり、成績測定値、現訓練実施番号、訓練設定、使用者識別、訓練指導者識別、使用者の熟練度、訓練指導者の熟練度などのデータを提供する。
【0039】
送信機42は、電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せを送信/伝送することができる装置である。電磁気スペクトル内の発光クラスには、それに限定されないが、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)、遠赤外線、マイクロウェーブ、および無線周波数波(RF)、ならびにそれらの組合せが含まれる。送信機42は、約2インチ×1インチ×6インチから約4インチ×2インチ×12インチまでの範囲の物理的寸法を有する柱形である。あるいは、球形、矩形底面体、正方形底面体、およびそれらの組合せである。
【0040】
送信機42は、火災消火器、擬似火災消火器、消火ホース、擬似消火ホース、ホース、擬似ホース、およびそれらの組合せなどの鎮火装置に作動可能に適合可能である。作動可能に適合可能とは、鎮火装置が送信機42を作動させることができるように、送信機42が鎮火装置に合わせて形成されていることを意味する。あるいは、送信機42を、前記いずれの鎮火装置に対しても完全に一体にすることができる。一体化は、ホースに限定されず、鎮火装置のいずれの部分に対しても行える。そのような実施形態では、鎮火装置と完全一体化送信機42を合わせたものは、1つの送信ユニット、すなわち送信機と見なされる。
【0041】
送信機は、取外し可能なスナップ嵌め、テープ、産業用テープ、撚り紐、ワイヤなどの取外し可能な取付装置、スクリューとボルト、フックとループ形式の装置、ならびに糊、エポキシ樹脂などの接着剤等を介して、前記消火装置に、作動可能に適合するように取り付けられる。
【0042】
手持式制御装置43によって、火炎発生ユニット20の遠隔制御および操作が、制御ユニット40を介して可能になる。手持式装置43は、制御ユニット40と有線または無線通信をすることができる。手持式装置43は、火炎発生ユニット20を作動させるために制御ユニット40によって用いられる全てのプログラムおよびパラメータにアクセスし、火炎発生ユニット20を作動させることができる。手持式装置43は、表示窓、CPU、RAM、ROM、および少なくとも1つの内部メモリ格納装置をさらに備えることができる。
【0043】
結合ステーションにより、手持式制御装置43ならびに結合ステーションに適合する他の装置を制御ユニット40と物理的に一体化することができる。データ、パラメータの変更、プログラムの変更などを、制御ユニット40と制御ユニット40に結合された装置との間で伝達することができる。メモリ・ポートは、通常、一時記憶装置またはフラッシュ・メモリ装置を接続するためのUSBポート、ピン・ポート、ジャックなどである。そのような装置には、それらに限定されないが、フラッシュ・ドライブ、Zip(登録商標)ドライブ、Jazz(登録商標)ドライブ、外部メモリ格納転送装置などが含まれる。
【0044】
通信ポートは、制御ユニット40が、使用者の成績、現在の訓練実施番号、訓練設定、使用者識別、訓練指導者識別、使用者の熟練度、訓練指導者の熟練度などの情報を表示装置または手持式制御装置43以外の媒体へ通信することができるポートである。そのような媒体には、それらに限定されないが、プリンタ、他のコンピュータ端末、採点板、電子表示板、携帯情報端末(PDA)などの他の手持式装置、携帯電話、Blackberry(登録商標)装置、およびそれらの組合せが含まれる。
【0045】
制御ユニット40、手持式制御装置43、送信機42、およびそれらの組合せは、作動させると直ちに火炎発生ユニット20を遮断し、その結果、模擬火災を停止する遮断スイッチを有する。
【0046】
火炎発生ユニット・アダプタ48は、通常、制御ユニット40と火炎発生ユニット20を相互接続するケーブルである。アダプタ48は制御ユニット・アダプタ12に接続され、以て制御ユニット40と火炎発生ユニット20の間の通信が可能になる。
【0047】
図3は、本発明による、火災、特に制御式模擬火災を消火する訓練のための装置60の、使用中の前方斜視図である。図1、図2、および訓練装置60を操作中の図3を参照すると、火炎発生ユニット20および制御ユニット40を備える訓練装置60は、駐車場、広場、荒廃地などの訓練場に運ばれ、使用するために組み立てられる。支持部9は、火炎発生ユニット20のユニット本体5にねじ止めまたはスナップ嵌めされ、装置60をバランスさせて固定し、転倒したり倒壊したりしないように調節される。次いで、制御ユニット40が、本体5の後部に、ねじ、取付台、クリップなどを介して取り付けられる。あるいは、制御ユニット40は、本体5と物理的に一体にならなくてもよい。制御ユニット40は、火炎発生ユニット20に対して、ユニット20と40両方の間に有線または無線の通信が可能な近さにあればよい。プロパン・タンクなどの燃料供給源(図示せず)が、燃料入口6に接続、固定され、次いで、燃料を燃料流量制御部13に流すために開口される。
【0048】
制御ユニット40は、電源スイッチによって起動し、訓練セッションで使用すべきパラメータまたはテスト・プログラムを選定するように使用者を促す。使用者は、被訓練者70でも訓練指導者71でもよい。この例では、被訓練者70が使用者で、訓練指導者71が、訓練セッションを指揮している。選択することができるパラメータには、それらに限定されないが、火炎の高さ、燃焼等級、訓練時間、入力感度などが含まれる。あるいは、手持式制御装置43が制御ユニット40を起動し、上記の訓練パラメータを選択するのに使用することもできる。手持式装置43は、制御ユニット40との有線通信、制御ユニット40との無線通信、およびそれらの組合せを行うことができる。さらに、適切なソフトウェア、識別コード、および論理システムを有する通信ポートを介して、制御ユニット40と通信できる装置であれば、いずれも、訓練セッションを指揮することができる。
【0049】
次いで、口火が、着火装置7を用いて点火される。制御ユニット40は、制御ユニット40が、手持式制御装置43および燃料流量制御部13と通信状態を確立し、口火が着火されていることを認識すると、装置60が使用できる状態にあることを表示する。操作表示には、それには限定されないが、多色光、周波数が変化する音、音声メッセージ、表示装置上の文字メッセージ、外部媒体への音声および文字メッセージ、およびそれらの組合せなどの視覚または聴覚表示が含まれる。
【0050】
火災消火器80に圧縮空気が充填され、貯水槽に水が充填される。次いで、消火レバー73が消火器80の操作中に押された時、送信機42が作動するように、送信機42が、火災消火ホース72に作動可能に取り付けられる。訓練指導者71は、手持式制御装置43に適切な指令を与えることによってセッションを開始する。手持式装置43は、制御ユニット40に信号を送り、次いで制御ユニット40が、プロパンを火炎マニホールド8へ流し、口火を介して着火するように燃料流量制御部13に指令して、制御式模擬火災74を発生させる。模擬火災の規模は、クラスA火災、クラスB火災、クラスC火災、突然または突発的燃焼、燻っている火災、およびそれらの組合せを表現するように制御することができる。
【0051】
訓練セッションは、制御ユニット40から火災警報が発せられて、被訓練者70に消火を始めるよう信号を送ると開始される。被訓練者70は、送信機42が作動可能に適合された消火器80を取り上げ、消火レバー73を押し(任意選択的にはピンを引き抜き)、送信機42を作動させ、火災消火剤を模擬した空気と水の混合物を噴射する。送信機42は、電磁発光のクラスからなる信号75を送信する。本例では、信号は特定のRFである。送信機42は、送信機がホース72と向きが合うように、火災消火ホース72に作動可能に適合されている。被訓練者70が、火炎発生ユニット20に向けてホース72の狙いを定め消火しようとする時、送信機42は、ホース72が向けられたのと同じ方向にRF信号を送信する。
【0052】
模擬火災74を消火するためには、被訓練者70は、入力センサ41が配置されている火災74の基底部に向かって消火ホース72の狙いを定め、方向矢印76によって示す横方向運動でホース72を動かす。これは、実生活の緊急事態で消火するのに使用する一技法であり、この特定の訓練セッション用にプログラムされた技法である。上記の技法を使用して、消火ホース72を横方向運動76で振り出し振り戻す時、送信機42によって送信された信号75が、入力センサ41に接触する。
【0053】
センサ41は、入力、すなわち送信された信号75が受信される制御ユニット40と通信する。制御ユニット40の論理システムは、内蔵プログラムおよび設定されたパラメータに基づいて入力を解釈し、入力に応答して出力を自動的に形成する。入力を評価するのに使用するパラメータには、それらに限定されないが、受信された入力/時間、入力の総数/総訓練時間、装置60からの使用者の距離などが含まれる。被訓練者70が模擬火災74を消火するのに正しい技法を使用していると制御ユニット40が判定した場合、出力が自動的に用意される。
【0054】
その出力は、火炎マニホールド8への燃料流量を燃料バルブ16を介して減少させ、その結果模擬火災の規模を縮小させる、制御ユニット40から燃料流量制御部13への指令である。被訓練者70が、制御ユニット40にロードされた現在実施している消火技法を使用し続けた場合、制御ユニット40は入力の受信を続けて、それに応答して自動的に出力を形成し続ける。すなわち、流量制御部13に燃料流量を減少するよう指令し、ついには流れを全く止める。被訓練者70は、訓練成績の質的フィードバックを即時に受け取る。被訓練者70が、正しい消火技法を使用した場合、模擬火炎の規模は縮小し、ついには消火する。
【0055】
他方、被訓練者70が正しくない火災消火技法を使用した場合、被訓練者70が適切な技法を適用するまで、模擬火災74の規模は縮小せず、実際には増大する。訓練セッション中、被訓練者70が、火災74の基底部に向けて消火ホース72の狙いを定めず、ホース72を方向矢印76によって示されるように横方向に動かさない場合、送信機42によって送信される信号75は、入力センサ41に接触せず、または入力センサ41に時々接触するだけである。模擬火災74を消火するのに被訓練者70が正しい技法を使用していないと制御ユニット40が判定し、出力が自動的に形成される。
【0056】
その出力は、火炎マニホールド8への燃料流量を燃料バルブ16を介して増加させる、燃料流量制御部13に対する指令であり、その結果、模擬火災74は従前の規模を維持し、または規模が増大することになる。被訓練者70が、正しくない消火技法を使用し続けた場合、制御ユニット40は入力の受信を続けて、それに応答して自動的に出力を形成し続ける。すなわち、被訓練者70が正しい技法を使用するまで、流量制御部13に燃料流量を増加させ、したがって模擬火災74の規模を増大させるよう指令する。
【0057】
提供される別の出力は、装置60で訓練を実施している被訓練者70の成績測定計算値である。提供される成績測定値には、それらに限定されないが、使用者の総合評点、訓練完結時間、作業履歴、残余消火剤、標的精度、合格した困難度レベル、改善度などが含まれる。被訓練者70は、表示装置、手持式制御装置43を介し、また、それらに限定されないが、ハードコピー、eメール、文字メッセージ、評点表示装置、電子表示板、ならびに、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、Blackberry(登録商標)装置、およびそれらの組合せなどの別の手持式装置を含む他の媒体を介して成績測定値を受け取ることができる。
【0058】
別法として、被訓練者70は、他の使用者、すなわち訓練指導者71からの支援なしに訓練セッションを実施することができる。本発明による一実施形態は、装置60自体によって実施される訓練セッションである。制御ユニット40は、内蔵されている論理システムに対する知能を有する。使用者が本発明による装置、方法、およびシステムで訓練することができる作動モードが少なくとも3つある。
【0059】
教示モードは、火災消火器の使用法を被訓練者70に教示する。制御ユニット40によって与えられる音声指示などの外部指令によって、被訓練者70に指示を与える。あるいは、制御ユニット40は、指示文書の印刷、視覚指示のTV上での表示、大型スクリーン表示などによって、被訓練者70に指示することができる。たとえば、被訓練者70は火災消火器ピンを引き抜くよう被訓練者70に対して指示する「Pull」を、制御ユニット40から聴くであろう。次の指令「Aim」は、模擬火災の火炎の基底部に火災消火器のノズル/ホースの狙いを定めることを意味するであろう。「Squeeze」は、消火器のレバー/開放装置を引き絞ることを意味するであろう。最後に、模擬火災の基底部を横切るように擬似または実際の消火剤を噴射する「Sweep」を聴くであろう。外部指令/指示が、火災を消火するのに適切な火災消火器を選択する方法を含んでいることは、想像に難くない。指示はまた、火災を消火するには危険になり過ぎ、訓練領域から退避すべき時を被訓練者70に知らせることもできる。
【0060】
テスト・モードは、訓練指導者71が居る場合の上記例のように、制御式模擬火災で被訓練者70を訓練することができる。「テスト・モード」の違いは、訓練指導者が居る必要がないことである。第3のモードは、競争モードである。複数の使用者が、装置60で訓練することができ、制御ユニット40によって蓄積されたそれぞれの成績計算値出力を得る。次いで、成績出力を比較して、どの使用者が最高得点を得たかを決定することができる。
【0061】
図4は、本発明による、火災、特に制御式模擬火災を消火する訓練のための、モジュール式に構成され、かつモジュール式に制御された装置60および100の斜視図である。本発明の一実施形態は、少なくとも1つの他の訓練装置100と共にモジュール式に構成され、モジュール式に制御される少なくとも1つの装置60である。図1、図2、および、モジュール式に構成され、モジュール式に制御される訓練装置60と100の作動状態の図4を参照すると、火炎発生ユニット20および制御ユニット40を備える訓練装置60、および火炎発生ユニット104を備える少なくとも第2の訓練装置100が、駐車場、広場、荒廃地などの訓練領域に運ばれ、使用するためにそれぞれ組み立てられる。
【0062】
支持部9は、火炎発生ユニット20および104それぞれのユニット本体5にねじ止めまたはスナップ嵌めされ、装置60および100をバランスさせて固定し、転倒したり倒壊したりしないように調節される。プロパン・タンクなどの燃料供給源が、装置60の燃料入口6に接続され固定される。次いで、装置100が、燃料導管102を介して装置60の燃料配管14に接続される。その接続によって、1つの燃料供給源から両装置60および100に燃料を供給することが可能になる。ここに、装置60および100は、両装置が1つの燃料供給源を共有し、1つの燃料供給源から複数の模擬火災を発生させることができるようにモジュール式に構成される。火炎発生装置60は、少なくとも火炎発生装置100と共に機能を果たすように作動可能に適合されている。装置100は、別の装置、すなわちモジュールにさらに接続され、それにより、3つの訓練装置が1つの燃料供給源を共有しながら3つの模擬火災を発生させ、なお十分に作動することができるようになる。
【0063】
次いで、制御ユニット40が、火炎発生ユニット20の本体5の後部に、ねじ、取付台、クリップなどを介して取り付けられる。制御ユニット40は、燃料流量制御部13に接続され、さらに装置100の燃料流量制御部105に接続される。それにより両装置を1つの制御ユニット40によって制御することができるので、装置60および100はモジュール式に制御される。制御ユニット40は、少なくとも装置100の火炎発生ユニット104を作動可能にすることができる。制御ユニット40は、第3の訓練装置、すなわちモジュールの第3の燃料制御部にさらに接続され、それによって3つの訓練装置を1つの制御ユニットによって作動させることができるようになる。訓練装置をモジュール式に構成し、モジュール式に作動させることによって、訓練指導者は、訓練セッション全体の範囲と形状を、屑篭火災、ストーブ火災、室内火災、室外火災など様々なシナリオを模擬するようにカスタマイズすることができる。
【0064】
図1および図4を参照すると、各装置60および100、すなわちモジュールは、独立した1つの模擬火炎領域または燃焼領域と見なされる単一の火炎マニホールド8および106をそれぞれ備える。複数の装置をモジュール式に構成し、モジュール式に作動させることによって、複数の燃焼領域を生成することができる。あるいは、少なくとも2つの火炎マニホールドを装置60または100内に配置し、それによって1つの訓練装置から少なくとも2つの模擬火災を発生させることによって、単一の装置60または100内に複数の燃焼領域を生成することができる。各火炎マニホールドが他とは独立に制御され、したがって各模擬火災が他とは独立に生成され制御されることは、想像に難くない。
【0065】
火災消火の訓練に関する前記の例は、本発明の一実施形態で用いることができる訓練の範囲を限定することを意味するものではない。本発明の装置、方法、およびシステムに従って、実際の消火剤および実際の鎮火装置での実際の火災、擬似消火剤および実際の鎮火装置での実際の火災、実際の消火剤および実際の鎮火装置での火炎発生ユニット20を用いて生成された擬似火災、擬似消火剤および擬似鎮火装置での火炎発生ユニット20を用いて生成された擬似火災、およびそれらの組合せを含む訓練法を使用することができる。
【0066】
本発明の一実施形態は、実際の消火器からの噴射の視覚、聴覚、触覚的効果を模擬した、通常生じる洗浄および危険な状況を伴わない鎮火装置である。装置は、重量、形状、機械的運動、および慣性などの実際の火災消火器の物理的特性を模擬することができる。装置にはまた、実際の火災消火器を使用していればどこを消火しているかを使用者がそれにより見ることができる実体を噴射している幻像を、投影または生成することができるような擬似噴射能力を組み込むこともできる。
【0067】
別の実施形態では、実際の消火剤または実際の消火剤を模擬する物質のいずれかの物質を噴射する少なくとも1つの改造型鎮火装置をさらに備える。これには、空気と水蒸気の混合物、市販の「煙」製品、粉末、または他の可視流体を含めることができる。混合物は、予め混合されていても、保持タンクから空気が流出中のいずれかの時点で混合されてもよい。射出機構には、加圧空気またはポンプ装置などの複数の方式を含めることができる。
【0068】
物質が、空気/水混合物を含んでいる場合、水を供給するために追加の貯水槽を備えてもよい。水は、液相または蒸気相のいずれで存在してもよい。水は、自己加圧タンク、使用者が消火ハンドルを押圧した時の加圧空気、サイフォン機構、またはポンプ機構を用いて搬送することができる。火災のタイプに対してA、BおよびCタイプの消火器間で選択を行う必要性を模擬して、消火器などの複数の鎮火装置を用いることができる。それらの擬似効果は、擬似火災のタイプ、および使用された消火器のタイプの関数であり得る。
【0069】
記載された本発明の装置および方法の様々な修正形態および変更形態が、当業者にとって、本発明の範囲および精神から逸脱することなく明らかになろう。特定の実施形態に関して本発明を説明し、概説してきたが、本発明をそのような特定の実施形態に不当に限定するべきではないことを理解されたい。添付の特許請求の範囲に定義された本発明の精神および範囲から逸脱することなく様々な変更を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明による消火訓練装置の一実施形態の前方斜視図である。
【図2】本発明による消火訓練装置の一実施形態の後方斜視図である。
【図3】本発明による消火訓練装置の一実施形態を使用中の前方斜視図である。
【図4】本発明による、モジュール式に構成された消火訓練装置の一実施形態の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力を受け取り、前記入力に応答して自動的に出力を形成する制御ユニットと、
前記制御ユニットと通信する火炎発生ユニットと
を備える消火訓練装置。
【請求項2】
前記入力が、電磁スペクトル内の発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記発光クラスが、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)、遠赤外線、マイクロウェーブ、および無線周波数波(RF)、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記消火剤が、水、空気と水の混合物、二酸化炭素、重炭酸ナトリウム、コーンスターチ、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記出力が、模擬火災、制御式模擬火災、成績測定計算値、少なくとも1つの外部指令、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記成績測定計算値が、使用者の総合評点、正確度評点、精密度評点、訓練完結時間、作業履歴、残余消火剤、標的精度、困難度レベル、改善度、総合改善度、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを含む、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、少なくとも1つの火炎およびその組合せを伴う、請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記制御式模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、指令に応じて形状、高さ、体積、大きさ、速度を変更することができる少なくとも1つの火炎、およびその組合せを伴う、請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つの外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、視覚信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項6に記載の装置。
【請求項11】
前記制御ユニットが、入力センサ、送信機、手持式制御装置、論理システム、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記手持式装置が、前記制御ユニットとの無線通信、前記制御ユニットとの有線通信、およびそれらの組合せを行う、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記入力センサが、電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、外部指令、消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを感知することができる、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記送信機が、電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、外部指令、消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを送信することができる、請求項11に記載の装置。
【請求項15】
前記火炎発生ユニットが、少なくとも1つの火炎発生本体、燃料入口、燃料流量制御部、着火装置、少なくとも1つの火炎マニホールド、少なくとも1つの温度センサ、およびそれらの組合せをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項16】
前記制御ユニットが手持可搬式である、請求項1に記載の装置。
【請求項17】
前記火炎発生ユニットが手持可搬式である、請求項1に記載の装置。
【請求項18】
前記通信が、無線、有線、またはそれらの組合せからなる群から選択される1つを介する、請求項1に記載の装置。
【請求項19】
前記火炎発生ユニットが、他の少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に構成可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項20】
前記モジュール式構成可能とは、前記少なくとも1つの火炎発生ユニットが第2の火炎発生ユニットに作動可能に適合可能であることを包含する、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に作動可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項22】
前記モジュール式に作動可能とは、前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットを作動させることができることを意味する、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
入力を受け取り、前記入力に応答して自動的に出力を形成する制御ユニットを設けるステップと、
前記制御ユニットと通信する火炎発生ユニットを設けるステップと、
前記入力を加えるステップと
を含む消火訓練方法。
【請求項24】
前記入力が、電磁スペクトル内の発光、外部指令、消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記発光が、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)、遠赤外線、マイクロウェーブ、および無線周波数波(RF)、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記消火剤が、水、空気と水の混合物、二酸化炭素、重炭酸ナトリウム、コーンスターチ、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項28】
前記出力が、模擬火災、制御式模擬火災、成績測定計算値、少なくとも1つの外部指令、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項29】
前記成績測定計算値が、使用者の総合評点、正確度評点、精密度評点、訓練完結時間、作業履歴、残余消火剤、標的精度、困難度レベル、改善度、総合改善度、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、少なくとも1つの火炎およびその組合せを伴う、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記制御式模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、形状、高さ、体積、大きさ、および速度からなる群から選択される1つを指令に応じて変更することができる少なくとも1つの火炎、およびその組合せを伴う、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、可視信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
前記制御ユニットが、少なくとも1つの入力センサ、送信機、手持式制御装置、および論理システム、ならびにそれらの組合せをさらに備える、請求項23に記載の方法。
【請求項34】
前記手持式装置が、前記制御ユニットとの無線通信、前記制御ユニットとの有線通信、およびそれらの組合せを行う、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記入力センサが、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを感知することができる、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記送信機が、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを送信することができる、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
前記火炎発生ユニットが、少なくとも1つの火炎発生本体、燃料入口、燃料流量制御部、着火装置、少なくとも1つの火炎マニホールド、少なくとも1つの温度センサ、およびそれらの組合せをさらに備える、請求項23に記載の方法。
【請求項38】
前記制御ユニットが手持可搬式である、請求項23に記載の方法。
【請求項39】
前記火炎発生ユニットが手持可搬式である、請求項23に記載の方法。
【請求項40】
前記制御ユニットと前記火炎発生ユニットの間の前記通信が、無線、有線、およびそれらの組合せである、請求項23に記載の方法。
【請求項41】
前記火炎発生ユニットが、他の少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に構成可能である、請求項23に記載の方法。
【請求項42】
前記モジュール式に構成可能とは、第1の発生ユニットが、少なくとも第2の火炎発生ユニットと共に機能するように作動可能に適合可能であることを包含する、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に作動可能である、請求項23に記載の方法。
【請求項44】
前記モジュール式に作動可能とは、前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットを作動させることができることを包含する、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
入力を受け取り、前記入力に応答して自動的に出力を形成し、さらに火炎発生装置に作動可能に適合可能であり、鎮火装置に作動可能に適合可能である制御ユニット
を備える消火訓練装置。
【請求項46】
前記入力が、電磁スペクトル内の発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項45に記載の装置。
【請求項47】
前記発光クラスが、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)、遠赤外線、マイクロウェーブ、および無線周波数波(RF)、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項46に記載の装置。
【請求項48】
前記消火剤が、水、空気と水の混合物、二酸化炭素、重炭酸ナトリウム、コーンスターチ、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項46に記載の装置。
【請求項49】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項46に記載の装置。
【請求項50】
前記出力が、模擬火災、制御式模擬火災、成績測定計算値、少なくとも1つの外部指令、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項46に記載の装置。
【請求項51】
前記出力が、制御式模擬火災、成績測定計算値、少なくとも1つの外部指令、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項45に記載の装置。
【請求項52】
前記成績測定計算値が、使用者の総合評点、正確度評点、精密度評点、訓練完結時間、作業履歴、残余消火剤、標的精度、困難度レベル、改善度、総合改善度、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを含む、請求項51に記載の装置。
【請求項53】
前記模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、少なくとも1つの火炎およびその組合せを伴う、請求項51に記載の装置。
【請求項54】
前記制御式模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、指令に応じて、形状、高さ、体積、大きさ、速度からなる群から選択される1つを介して変更することができる少なくとも1つの火炎、およびその組合せを伴う、請求項51に記載の装置。
【請求項55】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、可視信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項51に記載の装置。
【請求項56】
前記制御ユニットが、少なくとも1つの入力センサ、送信機、手持式制御装置、および論理システム、ならびにそれらの組合せからなる群から選択される1つをさらに備える、請求項45に記載の装置。
【請求項57】
前記手持式装置が、前記制御ユニットとの無線通信、前記制御ユニットとの有線通信、およびそれらの組合せを行う、請求項56に記載の装置。
【請求項58】
前記入力センサが、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを感知することができる、請求項56に記載の装置。
【請求項59】
前記送信機が、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを送信することができる、請求項56に記載の装置。
【請求項60】
前記送信機が、鎮火装置に作動可能に適合可能である、請求項56に記載の装置。
【請求項61】
前記作動可能に適合可能とは、前記鎮火装置が前記送信機を作動させることができるように、前記送信機が前記鎮火装置に合わせて構成されていることを包含する、請求項60に記載の装置。
【請求項62】
前記鎮火装置が、火災消火器、擬似火災消火器、消火ホース、擬似消火ホース、ホース、擬似ホース、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項60に記載の装置。
【請求項63】
前記制御ユニットが手持可搬式である、請求項45に記載の装置。
【請求項64】
前記制御ユニットが前記火炎発生装置に作動可能に適合可能とは、前記制御ユニットが、前記火炎発生装置を作動させるように構成されていることを意味する、請求項45に記載の装置。
【請求項65】
前記制御ユニットが、他の少なくとも1つの火炎発生装置とモジュール式に作動可能である、請求項45に記載の装置。
【請求項66】
前記モジュール式に作動可能とは、前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生装置を作動させることができることを包含する、請求項65に記載の装置。
【請求項67】
入力を受け取り、前記入力に応答して自動的に出力を形成し、さらに火炎発生装置に作動可能に適合可能であり、鎮火装置に作動可能に適合可能である制御ユニットを設けるステップと、
前記火炎発生装置を設けるステップと、
前記鎮火装置を設けるステップと、
入力を加えるステップと
を含む消火訓練方法。
【請求項68】
前記入力が、電磁スペクトル内の発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記発光クラスが、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)、遠赤外線、マイクロウェーブ、および無線周波数波(RF)、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記消火剤が、水、空気と水の混合物、二酸化炭素、重炭酸ナトリウム、コーンスターチ、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項68に記載の方法。
【請求項72】
前記出力が、模擬火災、制御式模擬火災、成績測定計算値、少なくとも1つの外部指令、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項67に記載の方法。
【請求項73】
前記成績測定計算値が、使用者の総合評点、正確度評点、精密度評点、訓練完結時間、作業履歴、残余消火剤、標的精度、困難度レベル、改善度、総合改善度、およびそれらの組合せからなる群から選択された1つを含む、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、少なくとも1つの火炎およびその組合せを伴う、請求項72に記載の方法。
【請求項75】
前記制御式模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、指令に応じて形状、高さ、体積、大きさ、速度を変更することができる少なくとも1つの火炎、およびその組合せを伴う、請求項72に記載の方法。
【請求項76】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、可視信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項72に記載の方法。
【請求項77】
前記制御ユニットが、少なくとも1つの入力センサ、送信機、手持式制御装置、および論理システム、ならびにそれらの組合せからなる群から選択される1つをさらに備える、請求項67に記載の方法。
【請求項78】
前記手持式制御装置が、前記制御ユニットとの無線通信、前記制御ユニットとの有線通信、およびそれらの組合せを行う、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
前記入力センサが、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを感知することができる、請求項77に記載の方法。
【請求項80】
前記送信機が、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを送信することができる、請求項77に記載の方法。
【請求項81】
前記送信機が鎮火装置に作動可能に適合可能である、請求項77に記載の方法。
【請求項82】
前記作動可能に適合可能とは、前記鎮火装置が前記送信機を作動させることができるように、前記送信機が前記鎮火装置に合わせて構成されていることを包含する、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
前記鎮火装置が、火災消火器、擬似火災消火器、消火ホース、擬似消火ホース、ホース、擬似ホース、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項81に記載の方法。
【請求項84】
前記制御ユニットが手持可搬式である、請求項67に記載の方法。
【請求項85】
前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に作動可能である、請求項67に記載の方法。
【請求項86】
前記モジュール式に作動可能とは、前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットを作動させることができることを包含する、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
少なくとも1つの入力を受け取る少なくとも1つの入力センサを有し、さらに制御ユニットに作動可能に適合可能な火炎発生ユニットであって、前記制御ユニットが、前記入力に応答して自動的に出力を形成することができる火炎発生ユニット
を備える消火訓練装置。
【請求項88】
前記入力が、電磁スペクトル内の発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項87に記載の装置。
【請求項89】
前記発光クラスが、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)、遠赤外線、マイクロウェーブ、および無線周波数波(RF)、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項88に記載の装置。
【請求項90】
前記消火剤が、水、空気と水の混合物、二酸化炭素、重炭酸ナトリウム、コーンスターチ、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項88に記載の装置。
【請求項91】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項88に記載の装置。
【請求項92】
前記出力が、模擬火災、制御式模擬火災、成績測定計算値、少なくとも1つの外部指令、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項87に記載の装置。
【請求項93】
前記成績測定計算値が、使用者の総合評点、訓練完結時間、作業履歴、残余消火剤、標的精度、困難度レベル、改善度、およびそれらの組合せからなる群から選択された1つを含む、請求項92に記載の装置。
【請求項94】
前記模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、少なくとも1つの火炎およびその組合せを伴う、請求項92に記載の装置。
【請求項95】
前記制御式模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、指令に応じて形状、高さ、体積、大きさ、速度を変更することができる少なくとも1つの火炎、またはその組合せを伴う、請求項92に記載の装置。
【請求項96】
前記制御式模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、指令に応じて形状、高さ、体積、大きさ、速度を変更することができる少なくとも1つの火炎、またはその組合せを伴う、請求項92に記載の装置。
【請求項97】
前記入力センサが、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを感知することができる、請求項87に記載の装置。
【請求項98】
前記火炎発生ユニットが、少なくとも1つの火炎発生本体、燃料入口、燃料流量制御部、着火装置、少なくとも1つの火炎マニホールド、少なくとも1つの温度センサ、およびそれらの組合せをさらに備える、請求項87に記載の装置。
【請求項99】
前記火炎発生ユニットが手持可搬式である、請求項87に記載の装置。
【請求項100】
前記火炎発生ユニットが、他の少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に構成可能である、請求項87に記載の装置。
【請求項101】
前記モジュール式に構成可能とは、少なくとも1つの火炎発生ユニットが、他の少なくとも1つの火炎発生ユニットと共に作動するように作動可能に適合可能であることを包含する、請求項100に記載の装置。
【請求項102】
前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に作動可能である、請求項87に記載の装置。
【請求項103】
前記モジュール式に作動可能とは、前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットを作動させることができることを包含する、請求項102に記載の装置。
【請求項104】
少なくとも1つの入力を受け取る少なくとも1つの入力センサを有し、さらに制御ユニットに作動可能に適合可能である火炎発生装置を設けるステップと、
前記入力に応答して自動的に出力を形成する制御ユニットを設けるステップと、
前記入力を加えるステップと
を含む消火訓練方法。
【請求項105】
前記入力が、電磁スペクトル内の発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記発光クラスが、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)、遠赤外線、マイクロウェーブ、および無線周波数波(RF)、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項104に記載の方法。
【請求項107】
前記消火剤が、水、空気と水の混合物、二酸化炭素、重炭酸ナトリウム、コーンスターチ、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項104に記載の方法。
【請求項108】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項104に記載の方法。
【請求項109】
前記出力が、模擬火災、制御式模擬火災、成績測定計算値、少なくとも1つの外部指令、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項104に記載の方法。
【請求項110】
前記成績測定計算値が、使用者の総合評点、正確度評点、精密度評点、訓練完結時間、作業履歴、残余消火剤、標的精度、困難度レベル、改善度、総合改善度、およびそれらの組合せからなる群から選択された1つを含む、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
前記模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、少なくとも1つの火炎およびその組合せを伴う、請求項109に記載の方法。
【請求項112】
前記制御式模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、指令に応じて形状、高さ、体積、大きさ、速度を変更することができる少なくとも1つの火炎、およびその組合せを伴う、請求項109に記載の方法。
【請求項113】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、可視信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項109に記載の方法。
【請求項114】
前記入力センサが、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを感知することができる、請求項104に記載の方法。
【請求項115】
前記火炎発生装置が、少なくとも1つの火炎発生本体、燃料入口、燃料流量制御部、着火装置、少なくとも1つの火炎マニホールド、少なくとも1つの温度センサ、およびそれらの組合せをさらに備える、請求項104に記載の方法。
【請求項116】
前記火炎発生装置が手持可搬式である、請求項104に記載の方法。
【請求項117】
前記作動可能に適合可能とは、前記火炎発生ユニットが前記制御ユニットと通信を行うように前記火炎発生装置が前記制御ユニットに合わせて構成され、さらに前記制御ユニットが前記火炎発生装置を作動させることができるように前記火炎発生装置が前記制御ユニットに合わせて構成されていることを意味する、請求項104に記載の方法。
【請求項118】
前記制御ユニットと前記火炎発生装置の間の前記通信が、無線、有線、およびそれらの組合せである、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
前記火炎発生装置が、他の少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に構成可能である、請求項104に記載の方法。
【請求項120】
前記モジュール式に構成可能とは、少なくとも1つの火炎発生装置が、他の少なくとも1つの火炎発生ユニットと共に作動するように作動可能に適合可能であることを包含する、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
入力を受け取り、前記入力に応答して火炎発生ユニットへの出力を自動的に形成する制御ユニットと、
前記制御ユニットと通信する前記火炎発生ユニットと
を備える消火訓練装置。
【請求項122】
前記入力が、電磁スペクトル内の発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項121に記載の装置。
【請求項123】
前記発光クラスが、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)、遠赤外線、マイクロウェーブ、および無線周波数波(RF)、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項122に記載の装置。
【請求項124】
前記消火剤が、水、空気と水の混合物、二酸化炭素、重炭酸ナトリウム、コーンスターチ、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項122に記載の装置。
【請求項125】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項122に記載の装置。
【請求項126】
前記出力が、模擬火災、制御式模擬火災、成績測定計算値、少なくとも1つの外部指令、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項121に記載の装置。
【請求項127】
前記成績測定計算値が、使用者の総合評点、正確度評点、精密度評点、訓練完結時間、作業履歴、残余消火剤、標的精度、困難度レベル、改善度、総合改善度、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項126に記載の装置。
【請求項128】
前記模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、少なくとも1つの火炎およびその組合せを伴う、請求項126に記載の装置。
【請求項129】
前記制御式模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、形状、高さ、体積、大きさ、速度を指令に応じて変更することができる少なくとも1つの火炎、およびその組合せを伴う、請求項126に記載の装置。
【請求項130】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、可視信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項126に記載の装置。
【請求項131】
前記制御ユニットが、少なくとも1つの入力センサ、送信機、手持式制御装置、および論理システム、ならびにそれらの組合せをさらに備える、請求項121に記載の装置。
【請求項132】
前記手持式装置が、前記制御ユニットとの無線通信、前記制御ユニットとの有線通信、およびそれらの組合せを行う、請求項131に記載の装置。
【請求項133】
前記入力センサが、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを感知することができる、請求項131に記載の装置。
【請求項134】
前記送信機が、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを送信することができる、請求項131に記載の装置。
【請求項135】
前記火炎発生ユニットが、少なくとも1つの火炎発生本体、燃料入口、燃料流量制御部、着火装置、少なくとも1つの火炎マニホールド、少なくとも1つの温度センサ、およびそれらの組合せをさらに備える、請求項121に記載の装置。
【請求項136】
前記制御ユニットが手持可搬式である、請求項121に記載の装置。
【請求項137】
前記火炎発生ユニットが手持可搬式である、請求項121に記載の装置。
【請求項138】
前記通信が、無線、有線、およびそれらの組合せである、請求項121に記載の装置。
【請求項139】
前記火炎発生ユニットが、他の少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に構成可能である、請求項121に記載の装置。
【請求項140】
前記モジュール式に構成可能とは、少なくとも1つの火炎発生ユニットが、他の少なくとも1つの火炎発生ユニットと共に作動するように作動可能に適合可能であることを包含する、請求項139に記載の装置。
【請求項141】
前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に作動可能である、請求項121に記載の装置。
【請求項142】
前記モジュール式に作動可能とは、前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットを作動させることができることを包含する、請求項141に記載の装置。
【請求項143】
入力を受け取り、前記入力に応答して自動的に出力を形成する制御ユニットと、
前記制御ユニットと通信する少なくとも1つの火炎発生ユニットと、
前記制御ユニットと作動可能に適合可能な鎮火装置と
を備える消火訓練システム。
【請求項144】
前記入力が、電磁スペクトル内の発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項143に記載のシステム。
【請求項145】
前記発光クラスが、紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)、遠赤外線、マイクロウェーブ、および無線周波数波(RF)、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項144に記載のシステム。
【請求項146】
前記消火剤が、水、空気と水の混合物、二酸化炭素、重炭酸ナトリウム、コーンスターチ、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項144に記載のシステム。
【請求項147】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項144に記載のシステム。
【請求項148】
前記出力が、模擬火災、制御式模擬火災、成績測定計算値、少なくとも1つの外部指令、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項143に記載のシステム。
【請求項149】
前記成績測定計算値が、使用者の総合評点、正確度評点、精密度評点、訓練完結時間、作業履歴、残余消火剤、標的精度、困難度レベル、改善度、総合改善度、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項148に記載のシステム。
【請求項150】
前記模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、少なくとも1つの火炎およびその組合せを伴う、請求項148に記載のシステム。
【請求項151】
前記制御式模擬火災が、熱および光を放出する急速、持続的化学変化であり、形状、高さ、体積、大きさ、速度を指令に応じて変更することができる少なくとも1つの火炎、およびそれらの組合せを伴う、請求項148に記載のシステム。
【請求項152】
前記外部指令が、音声指令、電子的指令、電子信号、可視信号、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項148に記載のシステム。
【請求項153】
前記制御ユニットが、少なくとも1つの入力センサ、送信機、手持式制御装置、および論理システム、ならびにそれらの組合せをさらに備える、請求項143に記載のシステム。
【請求項154】
前記手持式制御装置が、前記制御ユニットとの無線通信、前記制御ユニットとの有線通信、およびそれらの組合せを行う、請求項153に記載のシステム。
【請求項155】
前記入力センサが、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを感知することができる、請求項153に記載のシステム。
【請求項156】
前記送信機が、前記電磁スペクトル内の少なくとも1つの発光クラス、少なくとも1つの外部指令、少なくとも1つの消火剤、圧力波、およびそれらの組合せからなる群から選択される1つを送信することができる、請求項153に記載のシステム。
【請求項157】
前記送信機が、前記鎮火装置に作動可能に適合可能である、請求項153に記載のシステム。
【請求項158】
前記作動可能に適合可能とは、前記鎮火装置が前記送信機を作動させることができるように、前記送信機が前記鎮火装置に合わせて構成されていることを包含する、請求項157に記載のシステム。
【請求項159】
前記鎮火装置が、火災消火器、擬似火災消火器、消火ホース、擬似消火ホース、ホース、擬似ホース、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項143に記載のシステム。
【請求項160】
前記制御ユニットが手持可搬式である、請求項143に記載のシステム。
【請求項161】
前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に作動可能である、請求項143に記載のシステム。
【請求項162】
前記モジュール式に作動可能とは、前記制御ユニットが、少なくとも1つの火炎発生ユニットを作動させることができることを包含する、請求項161に記載のシステム。
【請求項163】
前記火炎発生ユニットが、他の少なくとも1つの火炎発生ユニットとモジュール式に構成可能である、請求項143に記載のシステム。
【請求項164】
前記モジュール式に構成可能とは、前記火炎発生ユニットが、他の少なくとも1つの火炎発生ユニットと共に作動するように構成されていることを包含する、請求項163に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−528261(P2007−528261A)
【公表日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−502789(P2007−502789)
【出願日】平成16年10月15日(2004.10.15)
【国際出願番号】PCT/US2004/034262
【国際公開番号】WO2005/094232
【国際公開日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願人】(591117594)レンセラー・ポリテクニック・インスティチュート (6)
【氏名又は名称原語表記】RENSSELAER POLYTECHNIC INSTITUTE
【Fターム(参考)】