説明

消防用放水車

【課題】消火を有効かつ効率良く行うことができるとともに、水の使用量を抑制することができる消防用放水車を提供する。
【解決手段】消防用放水車は、車両に貯水タンク及び該貯水タンクに収容された水を放水するためのポンプを装備するとともに、伸縮可能なブーム20と、該ブーム20に沿って延びる送水パイプ16と、該送水パイプ16の先端に取付けられる放水用ノズル31とを装備している。放水用ノズル31は、その放水角度が変更可能に構成され、該放水用ノズル31により火災箇所17に対して上方から放水可能になっている。放水用ノズル31の放水角度の変更は、リモコンを用いて遠隔操作により行うようになっている。放水用ノズル31には火災状態を撮影するカメラ33を備え、該カメラ33の撮影方向をリモコンによる遠隔操作で変更可能に構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、伸縮可能な多段式ブームを備え、送水パイプの先端部に接続された放水用ノズルより例えば建物の火災箇所の上方から下方に向けてピンポイントで放水することが可能な消防用放水車に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、放水塔付きの消防自動車は放水塔の先端に水ノズルが取付けられ、その水ノズルより建物の火災箇所に向けて放水するようになっている。消防自動車にはそのエンジンによって駆動される水ポンプが装備され、該水ポンプによって加圧された水がパイプを介して前記水ノズルに供給されるように構成されている。この場合、水ノズルから放水される水は大量で、火災箇所に限らず、その周囲に及ぶ。このため、建物は水による被害を被るとともに、大量の水を送るためにパイプを太くし、水の反動力を支えるために放水塔を強固にする必要があり、その結果消防自動車は大型化するという問題があった。
【0003】
そのような問題を解決するために、特許文献1に記載されている高圧噴霧放水塔付き消防ポンプ自動車が提案されている。すなわち、この消防ポンプ自動車は、高圧ポンプを装備し、屈折式放水塔の先端に設けられた噴霧ノズルより高圧にて噴霧状の極微細な水の粒子を放水するように構成されている。さらに、放水塔の先端が伸縮式になっており、噴霧ノズルを屋内に侵入させて屋内に噴霧放水ができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−128383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されている従来構成では、噴霧ノズルが放水塔の延長線上に真直ぐ伸びている(特許文献1の図2を参照)。このため、噴霧ノズルは建物の火災箇所に対して通常横方向(水平方向)から対向するように配置され、火災箇所に向けて水平方向から放水される。火災箇所における火炎は上方向へ延びるのに対して、その直交方向から放水されるため、火炎は横方向へ煽られ、上昇する火炎の勢いを抑えることは難しく、消火の効率が悪い上に、放水された水のうち消火に実質的に寄与する水の割合が少なく、水の無駄が多いという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、消火を有効かつ効率良く行うことができるとともに、水の使用量を抑制することができる消防用放水車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の消防用放水車は、車両には貯水タンク及び該貯水タンクに収容された水を放水するためのポンプを装備するとともに、伸縮可能なブームと、該ブームに沿って延びる送水パイプと、該送水パイプの先端に取付けられる放水用ノズルとを備え、前記放水用ノズルをその放水角度が変更できるように構成し、該放水用ノズルにより火災箇所に対して上方から放水可能に構成したことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の消防用放水車は、請求項1に係る発明において、前記放水用ノズルの放水角度の変更を遠隔操作で行うように構成したことを特徴とする。
請求項3に記載の消防用放水車は、請求項1又は請求項2に係る発明において、前記放水用ノズルは複数の放水形態を有し、その放水形態を遠隔操作で変更可能に構成したことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の消防用放水車は、請求項1から請求項3のいずれか1項に係る発明において、前記放水用ノズルには火災状態を撮影するカメラを備え、該カメラの撮影方向を遠隔操作で変更可能に構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の消防用放水車は、請求項1から請求項4のいずれか1項に係る発明において、前記車両には消火薬剤が収容された消火薬剤用タンクを装備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
請求項1に係る発明の消防用放水車は、車両には貯水タンク及び該貯水タンクに収容された水を放水するためのポンプを装備するとともに、伸縮可能なブームと、該ブームに沿って延びる送水パイプと、該送水パイプの先端に取付けられる放水用ノズルとを備えている。そして、放水用ノズルはその放水角度が変更できるように構成され、該放水用ノズルにより火災箇所に対して上方から放水可能に構成されている。このため、火災箇所で上昇する火炎に向かうように上方から下方へ放水することができ、火炎を有効に鎮静化させることができる。しかも、放水された水を消火に有効に使用することができ、水の無駄を抑えることができる。
【0012】
従って、本発明の消防用放水車によれば、消火を有効かつ効率良く行うことができるとともに、水の使用量を抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施形態における消防用放水車であって、ブームを折り畳んだ状態の消防用放水車を示す概略正面図。
【図2】消防用放水車を示す右側面図。
【図3】ブームを伸ばした状態の消防用放水車を示す概略正面図。
【図4】放水用ノズルから火災箇所に放水している状態を示す概略説明図。
【図5】本発明の消防用放水車におけるブームの使用形態の別例を示す概略説明図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、消防用放水車10を構成する車両11の荷台12後部には貯水タンク13が搭載され、該貯水タンク13には吸水ホース14が接続され、消火栓や水源池、河川等から貯水タンク13内に水を補給できるように構成されている。車両11の荷台12上で貯水タンク13の前部には高圧ポンプ15が配置され、貯水タンク13内に収容された水を送水パイプ16へ送るようになっている。この高圧ポンプ15の圧力は、放水に必要な水圧を得るために0.5〜3MPa(5〜30気圧)であることが好ましい。
【0015】
高圧ポンプ15の圧力が0.5MPaを下回る場合には、火災箇所(図4参照)17が高所であるときに水圧が不足し、火災に対して有効に対処することが難しくなる。その一方、3MPaを上回る場合には、水圧が過剰になる傾向を示し、高圧ポンプ15が大型化したり、駆動エネルギーに無駄が生じたりして好ましくない。
【0016】
車両11の荷台12上で高圧ポンプ15の前部位置には消火薬剤用タンク18が装備され、該消火薬剤用タンク18内にはパーフルオロカーボン(PFC)、ヒドロフルオロカーボン(HFC)、クロロヒドロフルオロカーボン(CHFC)等により構成された消火薬剤が収容されている。この消火薬剤用タンク18には図示しない接続配管の一端が接続され、その他端が送水パイプ16に接続され、消火薬剤用タンク18内の消火薬剤が送水パイプ16内の水中に注入される。
【0017】
車両11の荷台12の前後において左右両側にはアウトリガー19が配設され、火災現場で消火作業を行う際にこれらのアウトリガー19を左右側方及び下方へ延出して接地させ、消防用放水車10を安定した状態に保持できるようになっている(図3及び図5を参照)。
【0018】
車両11の荷台12前部には伸縮可能な多段式のブーム20(本実施形態では5段式のブーム)が搭載されている。最下段の第1ブーム20aは荷台12上で水平旋回可能に支持され、荷台12後部に配置された制御装置21からの信号によりアクチュエータで水平旋回するようになっている。この制御装置21には無線送受信機22が装備され、消防隊員23がもつ無線送受信機24を有するリモートコントロール装置(リモコン)25で遠隔操作できるように構成されている。
【0019】
図3に示すように、この第1ブーム20aの先端部には、その上の第2ブーム20bの基端部が連結金具26により回動可能に連結されている。第1ブーム20aと連結金具26との間にはアクチュエータとしての油圧シリンダ27が架設され、制御装置21からの信号により油圧シリンダ27が伸縮駆動されて第1ブーム20aに対して第2ブーム20bを折り畳み又は引き伸ばして伸縮できるように構成されている。
【0020】
第2ブーム20bとその上の第3ブーム20cとの間、第3ブーム20cとその上の第4ブーム20dとの間も、前記第1ブーム20aと第2ブーム20bとの間の連結構成と同様に構成され、それぞれ回動可能で伸縮可能に構成されている。
【0021】
前記各ブーム20a、20b、20c、20dには送水パイプ16が各ブーム20a、20b、20c、20dに沿って延びるように支持金具28で保持され、各ブーム20a、20b、20c、20dに保持された送水パイプ16は順に連通されている。図4に示すように、第4ブーム20dの先端部には第5ブームとしての端部送水パイプ20eが第4ブーム20dに保持された送水パイプ16に接続されている。この端部送水パイプ20eの上部には正面半円状をなすガイド部材29が取着され、端部送水パイプ20eの先端部がこのガイド部材29の上面に沿って円弧状に案内され、端部送水パイプ20eの先端部が下方へ向くように構成されている。
【0022】
前記端部送水パイプ20eの先端部には、駆動部材(モータ)30を介して放水用ノズル31が取着され、該放水用ノズル31は駆動部材30によりその放水角度が変更できるように構成されている。放水用ノズル31は、棒状吐水、放水角度30度の霧状吐水、放水角度60度の霧状吐水及び放水角度90度の霧状吐水の複数の放水形態を有し、前記制御装置21からの信号により駆動部材30が駆動されて放水形態を変更できるように構成されている。そして、この放水用ノズル31により建物32の火災箇所(火元)17に対して上方から下方へ向けて放水できるように構成されている。
【0023】
前記放水用ノズル31の側部にはカメラ33が取付けられ、放水用ノズル31の位置から火災箇所17における火災状態を撮影するようになっている。このカメラ33は前記駆動部材30により放水用ノズル31とともに動き、撮影方向が変更可能になっている。前記放水用ノズル31及びカメラ33は、消防隊員23がもつリモコン25の操作により制御装置21が動作して、放水用ノズル31の放水角度の変更とカメラ33の撮影方向の変更を遠隔操作で行うことができるように構成されている。そして、カメラ33で撮影された映像が消防隊員23のもつリモコン25の画面25aに表示されるようになっている。
【0024】
前記制御装置21では、第1ブーム20aの旋回、各ブーム20a、20b、20c、20dの伸縮、駆動部材30の駆動による放水用ノズル31及びカメラ33の回動、放水用ノズル31の吐水形態の変更等がリモコン25で予め設定された条件下に制御されるほか、水圧、水量等が制御されるように構成されている。
【0025】
次に、上記のように構成された消防用放水車10の作用について説明する。
さて、図1及び図2に示すように、第1〜第4ブーム20a、20b、20c、20dを折り畳んだ状態で消防用放水車10を運転し、火災現場へ移動する。図3に示すように、消防用放水車10が火災現場に到着したとき、消防用放水車10を火災箇所17に対して近接する適切な位置に止め、そこでアウトリガー19を延ばして接地させ、消防用放水車10を安定化させる。その状態で、消防隊員23はリモコン25を操作して制御装置21により各ブーム20a、20b、20c、20d間の油圧シリンダ27を駆動させ、各ブーム20a、20b、20c、20dが斜め上方へ真直ぐに延びるように動作させる。さらに、図4に示すように、ガイド部材29に沿って円弧状に形成された端部送水パイプ20e先端の放水用ノズル31を、建物32の屋根34の消失した開口部35上方に位置させ、放水用ノズル31の先端部を下方へ向けるように操作する。
【0026】
その状態で、消防隊員23はリモコン25を操作して高圧ポンプ15を駆動させると、貯水タンク13内の水は送水パイプ16を通って放水用ノズル31により火災箇所17に対して真上から放水される。このように、火災箇所17から上昇する火炎36に向かうようにピンポイントで直接放水できることから、少量の水で火炎36の上昇する勢いを有効に抑えることができる。
【0027】
その上、消防隊員23はリモコン25を操作して放水用ノズル31に取付けられているカメラ33を動作させ、火災箇所17における火炎の状況をリモコン25の画面25aで視認し、判断することができる。このため、消防隊員23は火炎36の動きに合わせて放水用ノズル31の放水角度を変更し、又は放水形態を変更し、或いは放水量を変更することにより、火炎36を順に消失させることができる。
【0028】
加えて、消防隊員23は油火災等の消火のために消火薬剤が必要と判断したときには、リモコン25を操作して制御装置21の作動により消火薬剤用タンク18から消火薬剤を送水パイプ16に注入する。送水パイプ16に注入された消火薬剤は水と混合され、放水用ノズル31から水とともに放水される。
【0029】
火災箇所17の移動に伴って放水用ノズル31の位置を変更したい場合には、消防隊員23はリモコン25による遠隔操作によって、第1ブーム20aの旋回、第1〜第4ブーム20a、20b、20c、20dの伸縮、端部送水パイプ20eの位置変更、放水用ノズル31の角度変更等を手元で速やかに行うことができる。
【0030】
以上の実施形態によって発揮される効果を以下にまとめて記載する。
(1)本実施形態の消防用放水車10では、送水パイプ16の先端に取付けられた放水用ノズル31はその放水角度が変更できるように構成されている。このため、火災箇所17で上昇する火炎36に対向するように真上から放水することができ、火炎36を有効かつ短時間に鎮静化させることができる。しかも、放水された水のほとんどが消火に寄与することから、水を消火に有効に使用することができ、水の無駄を抑えることができる。
【0031】
従って、本実施形態の消防用放水車10によれば、消火を有効かつ効率良く行うことができるとともに、水の使用量を抑制することができるという効果を奏する。
(2)前記放水用ノズル31の放水角度の変更は、消防隊員がリモコン25により遠隔操作で行うように構成されている。このため、放水用ノズル31の放水角度の変更を容易かつ迅速に行うことができる。
(3)前記放水用ノズル31は複数の放水形態を有し、消防隊員23はその放水形態をリモコン25により遠隔操作で変更可能に構成されている。そのため、最適な放水形態を選択することができ、火災箇所17の消火を的確に行うことができる。
(4)前記放水用ノズル31には火災状態を撮影するカメラ33が装備され、消防隊員23がそのカメラ33の撮影方向をリモコン25により遠隔操作で変更可能に構成されている。従って、消防隊員23は火災状態を視認して適切に対処することができ、消火を一層効率良く行うことができる。
(5)前記車両11には消火薬剤を収容した消火薬剤用タンク18が装備されている。このため、油火災などの消火に際して消火薬剤を使用して適切に消火を行うことができる。
【0032】
なお、前記実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・ 図5の一点鎖線に示すように、第4ブーム20dを第3ブーム20cに対して直交方向に延びるように構成することができる。この場合には、火災箇所17が前記実施形態よりも低い位置にあるときに消火を容易に行うことができる。
【0033】
また、図5の二点鎖線に示すように、第3ブーム20cを第2ブーム20bに対して直交方向に延びるように構成することもできる。この場合、火災箇所17が前記実施形態よりもさらに低い位置にあり、かつ消防用放水車10から遠い位置にあるときに消火を容易に行うことができる。
【0034】
・ 前記ブーム20の数を増減変更したり、各ブーム20a、20b、20c、20dの長さを変更したりすることができる。また、ブーム20自体を油圧シリンダ等で伸縮可能に構成することも可能である。この場合、送水パイプ16をゴムホース等に変更し、ブーム20の伸縮に追従できるようにすることが望ましい。
【0035】
・ 前記カメラ33で得られた画像データに基づいて、放水用ノズル31の放水角度の変更や放水量の変更を制御装置21で自動的の行わせるように構成することも可能である。
【0036】
・ 前記放水用ノズル31に温度センサや光センサを取付け、放水用ノズル31が温度の高い方又は光強度の強い方へ向くように制御装置21で放水用ノズル31の放水角度を変更するように構成することもできる。
【0037】
次に、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)前記車両には制御装置を備え、該制御装置からの信号によりアクチュエータを駆動させてブームを回動させ又は伸縮させるとともに、放水用ノズルを回動させてその放水角度を変更させるように構成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の消防用放水車。このように構成した場合、請求項1から請求項5のいずれかに係る発明の効果に加えて、制御装置の動作によりブームの回動又は伸縮、さらには放水用ノズルの放水角度の変更を所定の条件設定により容易に行うことができる。
(ロ)前記制御装置には無線送受信機を装備するとともに、消防隊員が携帯するリモートコントロール装置には前記制御装置の無線送受信機と送受信を行う無線送受信機を備えることを特徴とする前記技術的思想(イ)に記載の消防用放水車。このように構成した場合、技術的思想(イ)に係る発明の効果に加えて、消防隊員は手元で制御装置の動作を容易に制御することができる。
【符号の説明】
【0038】
10…消防用放水車、11…車両、13…貯水タンク、15…高圧ポンプ、16…送水パイプ、17…火災箇所、18…消火薬剤用タンク、20…ブーム、20a…第1ブーム、20b…第2ブーム、20c…第3ブーム、20d…第4ブーム、20e…第5ブームとしての端部送水パイプ、31…放水用ノズル、33…カメラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両には貯水タンク及び該貯水タンクに収容された水を放水するためのポンプを装備するとともに、伸縮可能なブームと、該ブームに沿って延びる送水パイプと、該送水パイプの先端に取付けられる放水用ノズルとを備え、
前記放水用ノズルをその放水角度が変更できるように構成し、該放水用ノズルにより火災箇所に対して上方から放水可能に構成したことを特徴とする消防用放水車。
【請求項2】
前記放水用ノズルの放水角度の変更を遠隔操作で行うように構成したことを特徴とする請求項1に記載の消防用放水車。
【請求項3】
前記放水用ノズルは複数の放水形態を有し、その放水形態を遠隔操作で変更可能に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の消防用放水車。
【請求項4】
前記放水用ノズルには火災状態を撮影するカメラを備え、該カメラの撮影方向を遠隔操作で変更可能に構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の消防用放水車。
【請求項5】
前記車両には消火薬剤が収容された消火薬剤用タンクを装備したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の消防用放水車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−223434(P2012−223434A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−95079(P2011−95079)
【出願日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【出願人】(390004226)株式会社大一テクノ (6)
【Fターム(参考)】