液体分配床モップ
本発明は、流体リザーバが柄の上に又は柄に隣接して、柄の中点に又はその上方に配置される液体分配モップを提供する。幾つかの実施形態では、リザーバは、柄の上端の上に又は柄の上端に隣接して配置され、及び柄の長軸と同軸上に一直線になる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(優先権の主張)
本出願は、仮出願60/690,290(2005年6月14日出願)の優先権を主張する。
【0002】
本開示は、モップ又はそれに類する洗浄用具に関する。特に、本開示は、柄の上に又は柄に隣接して配置された流体リザーバを有する液体分配モップに関する。
【背景技術】
【0003】
液体(例えば、水、洗浄溶液、床ワックス、消毒剤など)を床表面に適用するために使用される種類のモップアセンブリは、一般的に、モップヘッド、それによりモップヘッドを表面に沿って手で動かすことができる柄、及び液体を収容するリザーバを包含する。リザーバは、普通、液体がモップヘッド上に又はモップヘッドに近い位置にある床表面上に付着され、液体の床表面にわたる適用を促進できるように、モップヘッドの近くに位置するノズル又は分配管に接続されている。リザーバからの液体の流れは、典型的にはバルブによって制御され、バルブはバルブを通る液体の流れを止めるために、通常は閉じられているが、液体を容器からバルブを通って流すために手で開けることができる。バルブは、液体の使用効率にとって最適な時間と場所において液体の分配を許可するために、一般にモップのユーザーにより作動される。こうした液体分配モップアセンブリの1つの利点は、別工程においてモップの操作者が液体を表面に適用する必要がないことであり、それはモップ掛け操作の一環として行なわれ、それによってモップ掛け処理の効率を高めることができる。
【0004】
多くの従来の液体分配モップアセンブリでは、リザーバは、柄の上に又は柄に隣接して、典型的には柄上の下の方、モップヘッドの真上に配置される。これは、リザーバの便利な位置としては役立つが、モップの重量及び嵩高さを増し、通常の使用中にモップを上下に動かす又は押すときにリザーバ及び液体の重量に打ち勝たねばならないため、使用をより困難に及び骨の折れるものにする。幾つかのモップアセンブリは、リザーバがモップ掛け処理中に柄と共に前後に動かされる必要がないように、リザーバをモップの柄から分離することによってこれらの問題を回避しようと試みているが、しかしながらこうしたシステムは、リザーバと分配管との間の接続がモップの使用を妨げる可能性があるため、操作するのが面倒であり及びやりにくい可能性がある。そのため、改善が望まれる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、流体リザーバが、柄の上端の上に又は柄の上端に隣接して配置され、並びに柄の一部として手で握られ及び操作され得る液体分配洗浄装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
装置、洗浄システム、及び洗浄方法は、従来のモップ様の洗浄システムの欠点の多くを回避する。それ故に、本開示の1つの実施形態では、液体リザーバが柄の上に又は柄に隣接して、実質的に柄の中点に又はその上方に配置される液体分配モップが提供される。特定の実施形態では、リザーバは、柄の上端の上に又は柄の上端に隣接して配置され、及び柄の長軸と同軸上に一直線になる。
【0007】
別の態様では、本開示は、液体リザーバが変形可能であり及び/又は圧搾可能であり、並びにモップの使用中にリザーバを柄の一部として手で握ってもよいように、柄の上に又は柄に隣接して配置される液体分配モップを提供する。洗浄装置、洗浄流体のボトル、及びボトルを携帯するためのホルスターを包含するシステムが提供される。加えて、洗浄の新しい方法が本開示によって提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は、本開示の1つの態様による代表的なモップアセンブリ100を描いている。モップの柄140は、流体分配アセンブリ150の一部分を受容するようにその下端上で適合される。モップの柄140はまた、リザーバアセンブリ110の一部分を受容するようにその上端上で適合される。モップヘッド190は、連結継ぎ手170を用いて流体分配アセンブリに連結される。描かれた実施形態では、流体リザーバ130はボトルであり、及びモップの柄140は中空管を含む。使用中、水、洗浄溶液、床ワックス、又は同様なものなどの流体は、リザーバアセンブリ110から床に、中空の柄140を経由して流体分配アセンブリ150の中に運ばれ、流体分配口155を抜け出て、モップへッド190の近くの床の上に付着される。流体は次に床上に又はいずれかの他の表面上に典型的なモップ掛けのやり方で広げられてもよい。
【0009】
本開示では、リザーバアセンブリ110は、典型的にはモップの柄140の中点の上方に配置される。好ましい実施形態では、液体分配モップ100のリザーバアセンブリ110は、図1に描かれたように、柄の上端に、リザーバアセンブリ110の長軸が柄140の長軸と同軸であるように配置される。この構成では、例えばリザーバは、モップの柄の延長部として働いてもよいし、及びまたリザーバから洗浄される表面上への流体の分配をもたらすために、柄の有意な取り外し又は手の位置の変更なしに、操作者により手で圧搾されても、ないしは別の方法で操作されてもよい。
【0010】
本願における、「モップの柄」という用語は、モップへッドに隣接した第1の近位端又は下端、及び下端に相対する第2の遠位端又は上端を有する細長い部材という、その一般的に理解される定義を有する。幾つかの実施形態では、柄は、約10:1以上のアスペクト比、即ち長さと幅の比を有してもよい。多くの手持ち式の用具について、典型的な柄の断面の幅寸法は、約18mm(約0.75インチ)〜約38mm(約1.5インチ)の範囲である。同様に、柄の長さは、用具の意図される実用性に依存して約50.8cm(20インチ)〜152.4cm(60インチ)又はそれより長くてもよい。モップの柄は、固定長であることもできるし又は長さが調節可能であることもできる。はめ込み式の長さ調節可能な柄の実施形態は、図14a及び14bに示され、並びに以下に詳細に記載される。
【0011】
「モップヘッド」190は図1に、実質的に平らな又は圧盤(platen)の媒体ホールダーとして描かれているが、いずれかの他の好適な構造であってもよい。モップヘッドは、いわゆる平面モップに使用されるような織布若しくは不織布又は紙の媒体;いわゆる紐又はストリップモップに使用されるような、編まれた、撚り合わされた、織られた織物の紐又は布地のストリップ;スキージ、並びに床及び他の表面を洗浄する又は磨くために有用な様々なブラシ様材料のような洗浄媒体(図示せず)を取り付けるように適合された、モップアセンブリ又は同様な洗浄用具の部分である。モップヘッド190は、連結継ぎ手170を用いてモップの柄140の下端に取り付けられてもよく、この連結継ぎ手170は、固定した結合を提供し、それによってモップヘッドをモップの柄に関して固定した向きに保持してもよいし、あるいは回転する結合を提供し、それによってモップヘッドをモップの柄に取り付けられたまま維持し、更に柄に関して1超過の向きを想定してもよい。
【0012】
本願における「下の」、「下端」、「下方に」及び「下へ」という用語は、モップヘッド若しくは床により近い又はモップヘッド若しくは床に向けての相対位置を意味する。「上の」、「上へ」、「上方に」及び「上端」などの用語は、モップヘッドからより遠い又はモップヘッドから離れる相対位置を意味する。本開示の説明は、説明の便宜上及び分かりやすさのためにモップに関してなされることは理解されるべきである。本発明の範囲は、床モップの使用に限定されず、例えば、床、壁、流し台、トイレ、窓などに使用するための洗浄道具が挙げられる、表面を洗浄するために又は表面に流体を広げるないしは別の方法で適用するために有用な他の用具にも当てはまることは、本発明者らによって十分に考慮されている。換言すれば、モップという用語は、いずれかの表面を洗浄するために使用され得る、柄に固定された洗浄材料を包含するいずれかの用具を指すために本明細書では使用される。
【0013】
典型的な使用様態では、モップは、両手で扱う洗浄用具である。操作者、即ちモップを使用する人は、片手で柄のその上端の方を握り及びもう一方の手で柄のそのより中点の方を握ることによってモップを保持する。片手を用いて、モップヘッドを操作者の前で弧に又は8の字形に振り回すようなやり方で、操作者は柄に対して圧力を適用する。柄の中点のより近くに位置付けられた手は、モップヘッドに床上を動き回らせるモップの操作の多くを提供し、その間に柄の上端の近くに位置付けられた手は、モップの柄を安定させ及び使用中にモップの柄の上端がその周りを旋回する非定常枢動点を作り出す傾向がある。
【0014】
出願者は、柄の枢動点に又はその近くに取り付けられたリザーバは、モップの慣性に実質的に寄与せず、そのため使用中にモップの動きを実質的に妨げないことを発見した。更に、モップの柄と同軸配置された及びモップの柄の上端に配置されたリザーバアセンブリは、柄自体の延長部として働いてもよく、それによって柄の上端にある手は、同時にモップの動きを安定化し及びリザーバを操作して、それから便利に流体の分配をもたらすことができる。
【0015】
図2a及び2bは、図1に描かれたリザーバアセンブリ110の実施形態を描いており、その中でリザーバホールダー200は、リザーバ250を受容するように適合されている(本明細書において図2の項目を「a」又は「b」を指定せずに参照したときには、それは両方の実施形態に当てはまる)。これらの実施形態では、リザーバ250は、キャップ260及び蓋265を有する変形可能なボトルを含み、蓋は開放位置及び閉鎖位置を有する。便宜上、蓋265は、キャップ260に、例えば使用中のキャップ260の紛失又は置き忘れを防ぐために、ヒンジにより取り付けられてもよい。蓋265が閉鎖位置にある場合は、逆様の位置にあるリザーバ250に関して、変形可能なリザーバが、例えば手で圧搾される結果として圧縮される場合でさえ、いずれの実質的な流体の漏れも起こらない。リザーバ250がリザーバホールダー200内に配置されている間、ホールダー200中のキャップの開口240を用いて、蓋265は便利に開けられても又は閉じられてもよい。幾つかの実施形態では、ボトルは、ボトル内の液体の量を操作者が視覚的に決定できるようにするシースルーの材料から構築される。
【0016】
リザーバ250は出口オリフィスを含み、これは好ましくは、リザーバの圧搾によるなどの外圧がリザーバの外面に適用されたときに、それを通って流体を流すことを許可する、及びこうした圧力がないときには流体の流れを防ぐバルブを含有する。好ましい実施形態では、キャップ260は、出口オリフィス及びバルブを含む。好ましいバルブは、分岐バルブ、即ち「圧搾」中に分配し及びそうでない場合には流体の流れを防ぐバルブとして、当業者に既知である。分岐バルブを含有するボトルのキャップは、ミシガン州ミッドランド(Midland)のリキッド・モールディング・システムズ社(Liquid Molding Systems, Inc.)から入手してもよい。好ましいリザーバの収容能力は、約250mL〜1000mLである。このサイズのボトルは、予め充填され、及び現在使用されているリザーバが空になったら、モップのための流体の手軽な補充ができるように操作者によって携帯されてもよい。
【0017】
リザーバは、ボトルに限定されない。好ましいリザーバは、流体を保持するように適合されたいずれかの変形可能な又は圧搾可能な容器を包含する。例えば、好適なリザーバは、箱の中の袋(bag-in-a-box)容器に例示されたように、リザーバを収容し及びそれから流体を分配するように適合されるリザーバホールダーを有する袋又はポーチを含んでもよい。リザーバは、1超過のチャンバを含んでもよく、それによって分配前又は分配中に複数のチャンバの内容物が、反応、化合、又は混合することができる。床又は他の表面を整備するためのシステムは、モップアセンブリ;1以上のリザーバ;追加のリザーバ(類)のための運搬装置;及び1以上のリザーバを携帯するように適合されたホルスターの1以上を含んでもよく、ホルスターは操作者の身体上に着用されるように適合されている。ボトルを携帯するためのホルスターは、図13に示され、及び以下に非常に詳細に記載される。
【0018】
リザーバホールダー200は、ホールダー200内のリザーバ250の適切な位置付けを可能にするために、1以上のリザーバ支持構造体を含んでもよい。例えば、図2aに描かれた下部リザーバ支持体210aは、狭くなる部分又は他の構造をホールダー200a内に含んでもよく、狭くなる部分又は他の構造は、係合し及びそれによってリザーバ250aの所望の部分をホールダー200a内に保持するために十分である。下部リザーバ支持体210aはまた、リザーバ250aに、リザーバ250a上の1以上の構造体とホールダー200a上の1以上の構造体との間の相互作用を用いて係合してもよい。上部リザーバ支持体220aは、それ自体で又は下部支持体210aと協力して係合する機能を果たしてもよく、及びそれによってリザーバ250aの所望の部分をホールダー200a内に保持する。使用中、上部リザーバ支持体220aは、操作者の手の平内に置かれる可能性があるが、操作者の指はボトルと交わるように置かれる。図2aに描かれた、上部リザーバ支持体220aは、リザーバ支持体の実施形態を示し、その中でリザーバホールダー200aは、2つの同心円をハブアンドスポーク方式の配置で含み及びOリング(図示せず)を受容するために適合されてもよいバンパー225aを包含する。1つの実施形態では、上部リザーバ支持体220は、例えば、内部Oリングの一部分がリザーバ250aと摩擦接触をするようにスロット付きチャネル(図示せず)を包含する。図7a〜cに示され及び以下に非常に詳細に記載される代替的実施形態では、Oリングは、内側に突き出るボスを包含してもよい。ボスは、開口707を通って伸びボトルと摩擦係合するように構成される。
【0019】
図2a及び2bに示されたリザーバホールダー200は、モップの柄が壁、柱、支柱、又は他のほぼ垂直な表面(以下「壁」と称する)に対して直立位置で立て掛けられたとき、それ自体の形状により、追加の部品又は若しくは成形物により、又は取り付けられた外部装置により、安全に静止するように適合されてもよい。したがって、リザーバホールダーは、平らな縁部又は矩形断面のような平面部分を、例えばその上端において又はその上端に隣接して含んでもよい。あるいは、1以上の好適な突起又は「脚(feet)」がリザーバホールダー上に形成されて、安定した静止手段を提供してもよい。バンパー225aは、モップの柄の上端に又はその近くに配置されて、柄が直立方式で位置付けられるときに、モップが壁に安全に立て掛けられるように配置されてもよい。バンパーの例は、厚いOリングである。
【0020】
一般的に既知のOリングは、ラバー又は他の材料の単一円形フィラメントを含み、Oリングは内径及び外径を有し、並びにフィラメントはOリングの外側半径と内側半径との間の差として定義される厚さを有する。リザーバアセンブリが上端に配置され及び柄と同軸配置にあるとき、例えばバンパー225aは、スロット付きチャネルの中に配置されてもよい。図2aの例では、好ましいOリングは、上記のようにリザーバ250aとの摩擦接触を提供するために十分な内径を有し、同時にモップアセンブリが直立方式で壁に対して配置されるときに、壁との摩擦接触を提供するために十分な外径を有する。Oリングのフィラメントは、典型的には円形の断面を有するが、本明細書に記載される目的に好適なOリングは、例えば、矩形又は六角形のような他の断面を有利に有してもよい。好適なOリングはまた、同心円状に配置され及びスポーク又は半径を用いて互いに取り付けられた1超過のOリングを含んでもよく、その際モップアセンブリが直立方式で壁に対して配置されるとき、最も内側のOリングはリザーバとの摩擦接触を提供し、及び最も外側のOリングは壁との摩擦接触を提供する。安定な静止手段を提供することに加えて、モップアセンブリが直立方式で壁に対して配置されるとき、厚いOリング又は上記のような同心のOリングアセンブリはまた、モップの柄が床に落下する場合に、リザーバホールダーアセンブリへの損傷を防ぐのを助けるバンパーとしての機能を果たしてもよい。柄に関してのリザーバの配置に依存して、バンパーは、柄自体の上端の直接上に又はそれに隣接して取り付けられても又は形成されてもよい。
【0021】
代替的実施形態では、図2bに示されたように、リザーバホールダー200bは、ロッキングタブ230bであってもよく、これはボトルを定位置に保持するために前方に押されることができ、及びボトルをリザーバホールダー200bから解放するために後方に引っ張られることができる。ロッキングタブの詳細図は、図3に示されている。
【0022】
図2a及び2bを一般に参照すると、リザーバホールダー200は、ホールダー200をモップの柄に取り付けるためのアダプターを包含する。描かれた実施形態では、ホールダー200は、その下端270において、管状中空のモップの柄140に係合するように(例えば、図1、7a、及び7cを参照のこと)及びリザーバ250と中空の柄との間に流体連通を提供するように適合される。柄のアダプター280は、Oリング281を受容するように適合された1以上のチャネル又は溝285を含んでもよく、それによって中空の柄140の内部とアダプター280との間に確実な漏れない係合を可能にする。柄のアダプター280は更に、中空の柄の上部のスロットに対応する1以上のスロット、溝、又はチャネル286を含んでもよく、それによって柄のアダプター280を柄に、スナップリング281、ネジ、又は他の取り付け手段を用いて固定することを可能にする(例えば、図7a〜cを参照のこと)。
【0023】
柄140は、図解されるように中空であることもできるし、あるいは中空でなく、即ち、より従来的な中身の詰まった柄であることもできる。柄が中空でない場合、リザーバホールダーは、柄の上端に、ネジ、クランプ、ストラップ、又はいずれかの他の取り付け手段を用いて取り付けられるか、ないしは別の方法で固定されてもよい。幾つかの代替的取り付け手段が、図6a〜6dに示され、及び以下に非常に詳細に記載される。好ましくはリザーバホールダーは、柄の上に、リザーバ自体が操作者により操作されてその中に収容された流体の放出をもたらし得るやり方で配置される。リザーバホールダー200は、継ぎ目なしに、例えば機械加工若しくは成形、又は当業者に既知の他のプロセスにより形成されてもよい。リザーバホールダー200は、図に示されたように及び上記のように、取り外し可能に柄に取り付けられてもよいし、又は柄の一体部分であってもよい。
【0024】
製造を容易にするために、リザーバホールダー200は好ましくは、後に全体を作製するために共に嵌合され得る2以上のセグメントを含む。ホールダーを製造するために使用される材料に依存して、セグメントは、従来の溶着若しくは溶剤溶着のような一般的に既知の方法によるか、又は好適な接着剤を用いて共に接合されてもよい。あるいは、セグメントは適切な合わせ面により適合されてもよく、そのため、それらは螺合されても又は摩擦嵌合により接合されてもよい。セグメントはまた対応するスロット、チャネル、又は溝を含み、ねじ、リベット、スナップリングなどを用いて、セグメントを全体に組み立てられるようにしてもよい。
【0025】
図1をもう一度参照すると、モップの柄140は、相対的に剛体の材料、例えば木材、プラスチック、又は金属を含んでもよい。柄は、穴又はそれを通る内部通路を有してもよく、穴又は通路は柄の長軸と同軸であり、それによって柄のその部分内に、リザーバから柄の下端に向かって流体を運ぶチャネルを作り出す。
【0026】
柄は、単一構造体を含んでもよいし、あるいは、はめ込み、摩擦嵌合、螺合などによるなど互いに相互係合する2以上の部分を含んでもよい。床上でのモップヘッド190の操作者による操作のための手段を提供することに加えて、本開示ではモップの柄140は、リザーバアセンブリ110と流体連通であり、及び流体リザーバ130により分配された流体のリザーバから床への運搬を提供する。描かれた実施形態では、柄は流体管としての機能を果たすが、代替的実施形態では、柄は、流体をリザーバ110からモップヘッド190ヘ運搬する管を単に収容することもできる。中空の柄では、例えば、図2に描かれた柄のアダプター280を用いて構築される、柄140とリザーバアセンブリ110との間の流体連通により、運搬は柄の内部を通ってもよい。中空でない柄では、運搬は、例えばリザーバアセンブリ上の管組織連結装置を用いて構築される、柄とリザーバアセンブリとの間の流体連通を有する、柄の内部又は外部にある、柄の長さの少なくとも一部分を下へ伸びる、管組織、チャネル(類)、又は他の運搬手段を用いてもよい。例えば、図6aを参照のこと。
【0027】
このように流体リザーバからモップの柄を用いて運ばれた流体は、モップヘッドに近接した表面上に分配される。運搬手段が、管組織、チャネル(類)などを含む場合、管組織、チャネル(類)などの下端は便利に配置されて、液体の流れをモップヘッドに近接した床上に、又はモップヘッド自体の上に可能にする。運搬手段が、中空の柄又はそれを通る穴を有する柄を含む場合には、アダプターが、流体を柄の内部から外部ヘ運ぶために使用されてもよい。本開示の幾つかの実施形態について、流体は、空気を通り抜けてリザーバから表面上に特別な運搬手段を使用せずに直接分配されてもよいこともまた企図される。
【0028】
図4は、代表的な流体出口アダプター400を描いている。出口アダプター400の上端410は、柄の下端に取り付けるように適合されており(図1参照)、及び柄の下部との流体連通を提供する。出口アダプターのこの実施形態では、流体はアダプターの内部にある穴を通って運ばれ、及びニップル420に通じている。ニップル420は、流体を床上に直接分配するように構成されてもよい。あるいは、分配管425が、ニップル420と床表面との間の流体の運搬を提供してもよい。図4では、分配管425は、出口アダプター400内の空洞又は開口430内に配置され及びニップル420の外部に取り付けられ、それによってアダプターの内部とモップアセンブリの外部との間に流体連通を提供することが示されている。ニップル又は分配管は、液体若しくは泡の1以上の流れ、又は流体の噴霧を、床表面上に又はモップヘッドに提供するように適合されてもよい。
【0029】
図4の出口アダプター400は、連結アダプター450と共に示されている。連結アダプターは、図1の流体分配アセンブリ150のモップヘッド190への連結継ぎ手170を用いた取り付けを可能にしてもよい。描かれた実施形態では、連結継ぎ手170は、ボルト173を受容するように構成された鍵穴部分172を包含する湾曲した金属片171を包含し、これらはナット174と共に、湾曲した金属片171を連結アダプター450に枢動可能に接続する。下端175は、媒体ホールダー又はモップヘッド190に枢動可能に接続されることができる。示された配置は、モップヘッドが、柄に対して垂直な2つの軸の周りを旋回できるようにする。幾つかの実施形態では、連結アダプターは、同様に柄の長手方向軸の周りの回転もできるようにする。
【0030】
本開示の別の態様では、リザーバを含むリザーバアセンブリは、操作者が、リザーバの少なくとも一部分及び柄を同時に握ることを可能にし、それによってモップを典型的な使用様態で操作しながら、手の作動によりリザーバからの流体の分配を可能にするようなやり方で、モップの柄に隣接して配置されてもよい。図5aは、リザーバ510が、モップの柄520の上端に隣接し及び長軸に平行に配置され、リザーバが前記のように床と流体連通しており、並びにリザーバ510が柄520の上に、操作者がリザーバの少なくとも一部分及び柄を同時に握ることができるように配置されている本開示の実施形態を描いている。図5aに示されたように配置されたリザーバに関して、モップが典型的な使用様態で使用されているとき、操作者は、リザーバを上の方の手で握り及び作動させることを求められる。
【0031】
図5bは、リザーバ550が、柄570に隣接して、リザーバを受容するように適合された柄の部分575の中に配置されている、出願者によって企図された別の実施形態を描いている。図5a及び5bの両方において、前記のものと概念がほぼ同様であるか、又は製造技術の熟練者に一般に既知である、リザーバアセンブリ、リザーバ取り付け手段、及び流体運搬手段の詳細は省略されている。
【0032】
リザーバ又はリザーバアセンブリは、柄に取り外し可能に取り付けられてもよい。リザーバは、流体の外部供給源から詰め替え可能であってもよい。出願者により企図された使用の1つの方法は、1以上のリザーバを同じ又は異なる洗浄流体により充填すること、リザーバをモップの柄上のリザーバホールダーの中に装填すること、モップの柄を握ってモップ掛けの手順を始めると同時にリザーバを作動させて洗浄流体の一部分を放出することを含む。本発明の液体分配モップアセンブリの利点は、洗浄流体の即座の変更が、単に現在のリザーバを取り除き及び新しいものを挿入することによりもたらされてもよいことである。したがって、操作者は、汎用洗浄剤を収容する第1リザーバを使用して床表面を洗浄し、第1リザーバを取り除き、及び消毒剤流体を収容する第2リザーバを挿入し、及び消毒剤によって床をモップ掛けすることを第1リザーバを空にする必要なしに進めてもよい。図13は、複数のボトルを携帯する便利な手段を提供するためにウエストの周りに取り付けられ得るホルスター600を描いている。ホルスター600は、ストラップ610により接続された2つのパック602及び604を包含する。各パックは、洗浄液体のボトルを受容するための大きさにされた3つのメッシュのポーチ606を包含する。ストラップ610の末端部は、スライドリリースバックル608を介して接続され、これは操作者がホルスター600を迅速に及び容易に着脱することができるようにする。多くの代替的ホルスターの配置が可能であることはよく理解されるべきである。
【0033】
図6a〜6dを参照すると、ボトル及びシャフトの構成の4つの代表的な代替的実施形態が示されている。図6aは、シャフト578に隣接して、取り付けブラケット579及び580を介して取り付けられたリザーバホールダー及びボトルの配置577を描いている。描かれた実施形態では、流体はボトルから、シャフト578の部分的に外部にある管581を通って流れる。図6bは、主シャフト591と軸方向に一直線になる、リザーバホールダー及びボトルの配置590を描いている。シャフト591は、リザーバ及びボトルの配置590の周りで急に曲がる。シャフトの上部592は、シャフトの軸外部分594上のロッキング機構593を固定する及び解除することにより、リザーバホールダーからのボトルの装填及び取り外しを可能にするために横に旋回されることができる。図6cは、別の実施形態を描いており、そこではリザーバホールダー及びボトルの配置595は、主シャフト部分596と一直線になっている。描かれた実施形態では、シャフトの軸外部分597は、操作者が洗浄する間に握る別の領域を提供するために、リザーバホールダー及びボトルの配置595に沿って配置される。図6dに示された実施形態は、図6cに示された実施形態に類似している。それは、主シャフト596と一直線になる上部598を包含するという点だけが異なる。この実施形態はまた6bに描かれた実施形態と類似しているが、上部598を動かさずにボトルを装填する及び取り外すことができるように、上部598の下端とリザーバホールダー及びボトルの配置595との間には十分な空間が存在する。
【0034】
図7a〜7cを参照すると、図1のリザーバホールダー及びボトルの第3の代替的実施形態の図が示されている。リザーバホールダー700は、本体部分701、ネック702、及びバンパー703を包含する。本体部分701は、ボトル704を受容及び支持するような大きさにされ及び構成され、並びにネック702はシャフト705により受容され及び支持されるように構成される。バンパー703は、本体部分701の外面上の溝708の中に位置して、本体部分701のタブ706を半径方向に内側に向けて偏倚する。タブ706はその内面上に、ボトル704の下部上に配置された環状の肩状部に係合する隆起部を包含する。隆起部は、肩状部の上にパチッとはまり、リザーバホールダー700内にボトル704を保持するのを助ける。描かれた実施形態では、バンパーは、開口707を通って本体部分701の中に突き出し及びボトル704の外面に直接係合するボスを包含する。上述のように、描かれたバンパー703はまた、リザーバホールダー700から離れて伸びて、装置が床に落下する結果として生じ得る損傷からリザーバホールダー700を保護するように構築される。
【0035】
描かれた実施形態では、ボトル704は、ボトル704をリザーバホールダー700の本体部分701の中に挿入する前に開くキャップ710を有する下部を包含する。図7cに示されたように、キャップが開いているとき、ボトルは圧搾されるときに液体を分配する。ボトル704は、操作者の手によって握られる大きさにされた中央部分711を包含することが示されている。末端部分712は、追加された構造剛性のためのうねを包含する。描かれた実施形態では、ネック702は、図2aに示されたネックに類似している。ネック702は、シャフト705上の本体部分701を支持し、及びボトル704から分配された液体をシャフト705の中に流し込む。放射状のウェブ様の機構(feature)793は、ボトル704の下端を支持するが、流体がボトル704からネック702の中に流れ込むのを可能にする。
【0036】
ネック702は、1対のOリング709を受容するような大きさにされた1対の間隔をあけた溝を包含する。Oリング709は、ネック702とシャフト705の内面との間を連結する。Oリング709は、ネック702とシャフト705との間の接続を封止し、及び2つの構成要素の間のぴったりとした嵌合を提供し、これは、ネック702とシャフト705との間の望ましくない、ガタガタという音の発生及び遊びを排除する。
【0037】
描かれた実施形態の中のスナップリング281は、シャフト705をネック702に固定する。スナップリング281は、シャフト705上の開口714を通って嵌合し及びネック702上の放射状のスロット286の中に伸びる突起713を包含する。リザーバホールダー700は、スナップリング281を取り除くことによって、シャフトから取り外すことができる。上記のネック702及びシャフト705の配置は、リザーバホールダー700をシャフト705に接続するための多くのやり方の内のただの1つであることは、よく理解されるべきである。
【0038】
図8を参照すると、図1のリザーバホールダーの第4の実施形態の分解図が示されている。この実施形態は、図7a〜cに示された実施形態とほぼ類似しているが、しかしながら本体部分715は、タブ706を包含しない。図8に示された実施形態は、図7a〜cに示されたバンパー703を受容するために溝708及び開口707を包含する。描かれた実施形態では、本体部分715の内側上縁部716は、ボトル719上の突出部718を受容するような大きさにされたL字形の溝717を包含する。突出部718を溝717に係合し及びボトル719を時計回りにひねることにより、ボトル719は本体部分715の中に固定されることができる。ボトル719は、ボトル719を反時計回りにひねり及びそれをホールダーの本体部分715から引き離すことにより、解放することができる。描かれた実施形態では、ネック702は、図7a〜cに示された実施形態のネック702と同一である。
【0039】
図9は、図1のボトルの代替的実施形態の斜視図である。描かれた実施形態は、図7a〜cに示された実施形態に類似している。しかしながら、ボトル720は異なる形状を有し、及び柄の延長装置721が示されている。ボトル720は、ボトル702の上端に突き通り及びそれから垂直に伸びる柄の延長装置721と結合するように構築された上端の上に、ネジ山を包含する(例えば、図10a〜cを参照のこと)。柄の延長装置721は、操作者がボトル720から液体を分配することを望まないときに、操作者が洗浄装置を操作するため持ち続けているための更に別の位置を提供する。
【0040】
図10a〜cを参照すると、図1のリザーバホールダーの第5の実施形態の図が示されている。描かれた実施形態では、リザーバホールダー750の本体部分751は、ボトル753を装填する及び取り外すために開けることができる、並びにボトル753をその中に固定するために閉じることができるドア752を包含する。描かれた実施形態では、ドア752は、リビングヒンジ754に沿って開き、及びロッキング機構755を介してパチンと閉まる。本体部分751は、ドア752が閉じられているときには、ボトル753がしっかりと保持されることを確実にする内部構造部材756を包含する。描かれた実施形態では、ボトル753の下部757のみが、リザーバホールダー750の本体部分751内に収容される。上部758は、操作者がボトル753を圧搾して液体を分配できるように、露出したまま残される。
【0041】
図11を参照すると、図1のリザーバホールダー及びボトルの第6の実施形態の斜視図が示されている。描かれた実施形態は、図10a〜cに示された実施形態と、実施形態がドアを包含するという点で類似している。しかしながら、描かれた実施形態では、リザーバホールダー760は、プランジャ支持構造体及びプランジャ762を包含する。プランジャは、リザーバホールダー760中の開口763内に受容され、及びリザーバホールダー760の本体の中に伸びる。リザーバホールダー760内のボトル765は、プランジャ762によってそれが下向きに圧縮され得るようにする、放射状のうね764を有して構成される。描かれた実施形態によると、プランジャ762を押し下げることによって、ボトル765から液体が分配される。
【0042】
図12は、図1のリザーバホールダー及びボトルの第7の実施形態の斜視図である。この実施形態は、図2aに描かれた実施形態に類似している。しかしながら、リザーバホールダー790は、窓又はキャップの開口240を包含しない。示された実施形態では、ボトル792がホールダー790内に位置する前に、ボトルのキャップ710は開いている。リザーバホールダー790のネック及びバンパーは、上記のネック及びバンパーと類似している。
【0043】
図14a及び14bは、本開示によるはめ込み式シャフトの斜視図である。シャフト705は、上部800及び下部801を包含する。下部801は、上部800からはめ込まれている。該上部の上に設置されたのは、上部800及び下部801が互いに動くことができるように解放し、並びに上部800及び下部801を定位置に固定するように係合することができるロッキング機構802である。描かれた実施形態では、シャフト705の内側は、流体管としての機能を果たす。換言すると、シャフト705は、液体がシャフト705の内側を直接通って流れるように構築されている。描かれた実施形態では、Oリングの封止が、上部と下部との間の接続を封止し、流体がシャフト705から漏出するのを防ぐために使用される。シャフト705の多くの代替的実施形態が可能であることは、よく理解されるべきである。
【0044】
上の明細書、実施例、及びデータが、本発明の構成の製造及び使用について、完全な説明を提供する。本発明の多くの実施形態が、本発明の精神及び範囲を逸脱せずに行われ得るので、本発明は以後に添付される特許請求の範囲に存在する。
【0045】
上記の図面は、本開示の1以上の実施形態を記載するが、他の実施形態もまた論議の中で述べられたように企図される。すべての場合において、本開示は、制限するのではなく、代表的な例として本発明を提示する。本開示の原則の精神及び範囲内に入る、多数の他の変更及び実施形態が当業者によって考案され得ることは、理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の液体分配モップの第1の実施形態の斜視図。
【図2a】図1のリザーバホールダーの斜視図。
【図2b】図2aのリザーバホールダーの第2の実施形態の斜視図。
【図3】図2bに示されたリザーバホールダーの内側の流体リザーバを保持するために使用されるロッキングタブを示す。
【図4】図1の代表的な流体出口アダプターの分解斜視図。
【図5a】本発明の液体分配モップの代替的実施形態の線図。
【図5b】本発明の液体分配モップの代替的実施形態の線図。
【図6a】本開示によるボトル及びシャフトの構成の代表的な代替的実施形態の側面図。
【図6b】本開示によるボトル及びシャフトの構成の代表的な代替的実施形態の側面図。
【図6c】本開示によるボトル及びシャフトの構成の代表的な代替的実施形態の側面図。
【図6d】本開示によるボトル及びシャフトの構成の代表的な代替的実施形態の側面図。
【図7a】図1のリザーバホールダー及びボトルの第3の代替的実施形態の分解斜視図。
【図7b】その中にボトルを有する図7aのリザーバホールダーの斜視図。
【図7c】図7bのリザーバホールダーの断面図。
【図8】図1のリザーバホールダーの第4の実施形態の分解図。
【図9】図1のボトルの代替的実施形態の斜視図。
【図10a】図1のリザーバホールダーの第5の実施形態の分解図。
【図10b】開放位置にあるドアを有する、図10aのリザーバホールダーの斜視図
【図10c】閉鎖位置にあるドアを有する、図10aのリザーバホールダーの斜視図。
【図11】図1のリザーバホールダー及びボトルの第6の実施形態の斜視図。
【図12】図1のリザーバホールダー及びボトルの第7の実施形態の斜視図。
【図13】本開示によるボトルホルスターの斜視図。
【図14a】本開示によるはめ込み式シャフトの斜視図。
【図14b】本開示によるはめ込み式シャフトの断面図。
【技術分野】
【0001】
(優先権の主張)
本出願は、仮出願60/690,290(2005年6月14日出願)の優先権を主張する。
【0002】
本開示は、モップ又はそれに類する洗浄用具に関する。特に、本開示は、柄の上に又は柄に隣接して配置された流体リザーバを有する液体分配モップに関する。
【背景技術】
【0003】
液体(例えば、水、洗浄溶液、床ワックス、消毒剤など)を床表面に適用するために使用される種類のモップアセンブリは、一般的に、モップヘッド、それによりモップヘッドを表面に沿って手で動かすことができる柄、及び液体を収容するリザーバを包含する。リザーバは、普通、液体がモップヘッド上に又はモップヘッドに近い位置にある床表面上に付着され、液体の床表面にわたる適用を促進できるように、モップヘッドの近くに位置するノズル又は分配管に接続されている。リザーバからの液体の流れは、典型的にはバルブによって制御され、バルブはバルブを通る液体の流れを止めるために、通常は閉じられているが、液体を容器からバルブを通って流すために手で開けることができる。バルブは、液体の使用効率にとって最適な時間と場所において液体の分配を許可するために、一般にモップのユーザーにより作動される。こうした液体分配モップアセンブリの1つの利点は、別工程においてモップの操作者が液体を表面に適用する必要がないことであり、それはモップ掛け操作の一環として行なわれ、それによってモップ掛け処理の効率を高めることができる。
【0004】
多くの従来の液体分配モップアセンブリでは、リザーバは、柄の上に又は柄に隣接して、典型的には柄上の下の方、モップヘッドの真上に配置される。これは、リザーバの便利な位置としては役立つが、モップの重量及び嵩高さを増し、通常の使用中にモップを上下に動かす又は押すときにリザーバ及び液体の重量に打ち勝たねばならないため、使用をより困難に及び骨の折れるものにする。幾つかのモップアセンブリは、リザーバがモップ掛け処理中に柄と共に前後に動かされる必要がないように、リザーバをモップの柄から分離することによってこれらの問題を回避しようと試みているが、しかしながらこうしたシステムは、リザーバと分配管との間の接続がモップの使用を妨げる可能性があるため、操作するのが面倒であり及びやりにくい可能性がある。そのため、改善が望まれる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、流体リザーバが、柄の上端の上に又は柄の上端に隣接して配置され、並びに柄の一部として手で握られ及び操作され得る液体分配洗浄装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
装置、洗浄システム、及び洗浄方法は、従来のモップ様の洗浄システムの欠点の多くを回避する。それ故に、本開示の1つの実施形態では、液体リザーバが柄の上に又は柄に隣接して、実質的に柄の中点に又はその上方に配置される液体分配モップが提供される。特定の実施形態では、リザーバは、柄の上端の上に又は柄の上端に隣接して配置され、及び柄の長軸と同軸上に一直線になる。
【0007】
別の態様では、本開示は、液体リザーバが変形可能であり及び/又は圧搾可能であり、並びにモップの使用中にリザーバを柄の一部として手で握ってもよいように、柄の上に又は柄に隣接して配置される液体分配モップを提供する。洗浄装置、洗浄流体のボトル、及びボトルを携帯するためのホルスターを包含するシステムが提供される。加えて、洗浄の新しい方法が本開示によって提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は、本開示の1つの態様による代表的なモップアセンブリ100を描いている。モップの柄140は、流体分配アセンブリ150の一部分を受容するようにその下端上で適合される。モップの柄140はまた、リザーバアセンブリ110の一部分を受容するようにその上端上で適合される。モップヘッド190は、連結継ぎ手170を用いて流体分配アセンブリに連結される。描かれた実施形態では、流体リザーバ130はボトルであり、及びモップの柄140は中空管を含む。使用中、水、洗浄溶液、床ワックス、又は同様なものなどの流体は、リザーバアセンブリ110から床に、中空の柄140を経由して流体分配アセンブリ150の中に運ばれ、流体分配口155を抜け出て、モップへッド190の近くの床の上に付着される。流体は次に床上に又はいずれかの他の表面上に典型的なモップ掛けのやり方で広げられてもよい。
【0009】
本開示では、リザーバアセンブリ110は、典型的にはモップの柄140の中点の上方に配置される。好ましい実施形態では、液体分配モップ100のリザーバアセンブリ110は、図1に描かれたように、柄の上端に、リザーバアセンブリ110の長軸が柄140の長軸と同軸であるように配置される。この構成では、例えばリザーバは、モップの柄の延長部として働いてもよいし、及びまたリザーバから洗浄される表面上への流体の分配をもたらすために、柄の有意な取り外し又は手の位置の変更なしに、操作者により手で圧搾されても、ないしは別の方法で操作されてもよい。
【0010】
本願における、「モップの柄」という用語は、モップへッドに隣接した第1の近位端又は下端、及び下端に相対する第2の遠位端又は上端を有する細長い部材という、その一般的に理解される定義を有する。幾つかの実施形態では、柄は、約10:1以上のアスペクト比、即ち長さと幅の比を有してもよい。多くの手持ち式の用具について、典型的な柄の断面の幅寸法は、約18mm(約0.75インチ)〜約38mm(約1.5インチ)の範囲である。同様に、柄の長さは、用具の意図される実用性に依存して約50.8cm(20インチ)〜152.4cm(60インチ)又はそれより長くてもよい。モップの柄は、固定長であることもできるし又は長さが調節可能であることもできる。はめ込み式の長さ調節可能な柄の実施形態は、図14a及び14bに示され、並びに以下に詳細に記載される。
【0011】
「モップヘッド」190は図1に、実質的に平らな又は圧盤(platen)の媒体ホールダーとして描かれているが、いずれかの他の好適な構造であってもよい。モップヘッドは、いわゆる平面モップに使用されるような織布若しくは不織布又は紙の媒体;いわゆる紐又はストリップモップに使用されるような、編まれた、撚り合わされた、織られた織物の紐又は布地のストリップ;スキージ、並びに床及び他の表面を洗浄する又は磨くために有用な様々なブラシ様材料のような洗浄媒体(図示せず)を取り付けるように適合された、モップアセンブリ又は同様な洗浄用具の部分である。モップヘッド190は、連結継ぎ手170を用いてモップの柄140の下端に取り付けられてもよく、この連結継ぎ手170は、固定した結合を提供し、それによってモップヘッドをモップの柄に関して固定した向きに保持してもよいし、あるいは回転する結合を提供し、それによってモップヘッドをモップの柄に取り付けられたまま維持し、更に柄に関して1超過の向きを想定してもよい。
【0012】
本願における「下の」、「下端」、「下方に」及び「下へ」という用語は、モップヘッド若しくは床により近い又はモップヘッド若しくは床に向けての相対位置を意味する。「上の」、「上へ」、「上方に」及び「上端」などの用語は、モップヘッドからより遠い又はモップヘッドから離れる相対位置を意味する。本開示の説明は、説明の便宜上及び分かりやすさのためにモップに関してなされることは理解されるべきである。本発明の範囲は、床モップの使用に限定されず、例えば、床、壁、流し台、トイレ、窓などに使用するための洗浄道具が挙げられる、表面を洗浄するために又は表面に流体を広げるないしは別の方法で適用するために有用な他の用具にも当てはまることは、本発明者らによって十分に考慮されている。換言すれば、モップという用語は、いずれかの表面を洗浄するために使用され得る、柄に固定された洗浄材料を包含するいずれかの用具を指すために本明細書では使用される。
【0013】
典型的な使用様態では、モップは、両手で扱う洗浄用具である。操作者、即ちモップを使用する人は、片手で柄のその上端の方を握り及びもう一方の手で柄のそのより中点の方を握ることによってモップを保持する。片手を用いて、モップヘッドを操作者の前で弧に又は8の字形に振り回すようなやり方で、操作者は柄に対して圧力を適用する。柄の中点のより近くに位置付けられた手は、モップヘッドに床上を動き回らせるモップの操作の多くを提供し、その間に柄の上端の近くに位置付けられた手は、モップの柄を安定させ及び使用中にモップの柄の上端がその周りを旋回する非定常枢動点を作り出す傾向がある。
【0014】
出願者は、柄の枢動点に又はその近くに取り付けられたリザーバは、モップの慣性に実質的に寄与せず、そのため使用中にモップの動きを実質的に妨げないことを発見した。更に、モップの柄と同軸配置された及びモップの柄の上端に配置されたリザーバアセンブリは、柄自体の延長部として働いてもよく、それによって柄の上端にある手は、同時にモップの動きを安定化し及びリザーバを操作して、それから便利に流体の分配をもたらすことができる。
【0015】
図2a及び2bは、図1に描かれたリザーバアセンブリ110の実施形態を描いており、その中でリザーバホールダー200は、リザーバ250を受容するように適合されている(本明細書において図2の項目を「a」又は「b」を指定せずに参照したときには、それは両方の実施形態に当てはまる)。これらの実施形態では、リザーバ250は、キャップ260及び蓋265を有する変形可能なボトルを含み、蓋は開放位置及び閉鎖位置を有する。便宜上、蓋265は、キャップ260に、例えば使用中のキャップ260の紛失又は置き忘れを防ぐために、ヒンジにより取り付けられてもよい。蓋265が閉鎖位置にある場合は、逆様の位置にあるリザーバ250に関して、変形可能なリザーバが、例えば手で圧搾される結果として圧縮される場合でさえ、いずれの実質的な流体の漏れも起こらない。リザーバ250がリザーバホールダー200内に配置されている間、ホールダー200中のキャップの開口240を用いて、蓋265は便利に開けられても又は閉じられてもよい。幾つかの実施形態では、ボトルは、ボトル内の液体の量を操作者が視覚的に決定できるようにするシースルーの材料から構築される。
【0016】
リザーバ250は出口オリフィスを含み、これは好ましくは、リザーバの圧搾によるなどの外圧がリザーバの外面に適用されたときに、それを通って流体を流すことを許可する、及びこうした圧力がないときには流体の流れを防ぐバルブを含有する。好ましい実施形態では、キャップ260は、出口オリフィス及びバルブを含む。好ましいバルブは、分岐バルブ、即ち「圧搾」中に分配し及びそうでない場合には流体の流れを防ぐバルブとして、当業者に既知である。分岐バルブを含有するボトルのキャップは、ミシガン州ミッドランド(Midland)のリキッド・モールディング・システムズ社(Liquid Molding Systems, Inc.)から入手してもよい。好ましいリザーバの収容能力は、約250mL〜1000mLである。このサイズのボトルは、予め充填され、及び現在使用されているリザーバが空になったら、モップのための流体の手軽な補充ができるように操作者によって携帯されてもよい。
【0017】
リザーバは、ボトルに限定されない。好ましいリザーバは、流体を保持するように適合されたいずれかの変形可能な又は圧搾可能な容器を包含する。例えば、好適なリザーバは、箱の中の袋(bag-in-a-box)容器に例示されたように、リザーバを収容し及びそれから流体を分配するように適合されるリザーバホールダーを有する袋又はポーチを含んでもよい。リザーバは、1超過のチャンバを含んでもよく、それによって分配前又は分配中に複数のチャンバの内容物が、反応、化合、又は混合することができる。床又は他の表面を整備するためのシステムは、モップアセンブリ;1以上のリザーバ;追加のリザーバ(類)のための運搬装置;及び1以上のリザーバを携帯するように適合されたホルスターの1以上を含んでもよく、ホルスターは操作者の身体上に着用されるように適合されている。ボトルを携帯するためのホルスターは、図13に示され、及び以下に非常に詳細に記載される。
【0018】
リザーバホールダー200は、ホールダー200内のリザーバ250の適切な位置付けを可能にするために、1以上のリザーバ支持構造体を含んでもよい。例えば、図2aに描かれた下部リザーバ支持体210aは、狭くなる部分又は他の構造をホールダー200a内に含んでもよく、狭くなる部分又は他の構造は、係合し及びそれによってリザーバ250aの所望の部分をホールダー200a内に保持するために十分である。下部リザーバ支持体210aはまた、リザーバ250aに、リザーバ250a上の1以上の構造体とホールダー200a上の1以上の構造体との間の相互作用を用いて係合してもよい。上部リザーバ支持体220aは、それ自体で又は下部支持体210aと協力して係合する機能を果たしてもよく、及びそれによってリザーバ250aの所望の部分をホールダー200a内に保持する。使用中、上部リザーバ支持体220aは、操作者の手の平内に置かれる可能性があるが、操作者の指はボトルと交わるように置かれる。図2aに描かれた、上部リザーバ支持体220aは、リザーバ支持体の実施形態を示し、その中でリザーバホールダー200aは、2つの同心円をハブアンドスポーク方式の配置で含み及びOリング(図示せず)を受容するために適合されてもよいバンパー225aを包含する。1つの実施形態では、上部リザーバ支持体220は、例えば、内部Oリングの一部分がリザーバ250aと摩擦接触をするようにスロット付きチャネル(図示せず)を包含する。図7a〜cに示され及び以下に非常に詳細に記載される代替的実施形態では、Oリングは、内側に突き出るボスを包含してもよい。ボスは、開口707を通って伸びボトルと摩擦係合するように構成される。
【0019】
図2a及び2bに示されたリザーバホールダー200は、モップの柄が壁、柱、支柱、又は他のほぼ垂直な表面(以下「壁」と称する)に対して直立位置で立て掛けられたとき、それ自体の形状により、追加の部品又は若しくは成形物により、又は取り付けられた外部装置により、安全に静止するように適合されてもよい。したがって、リザーバホールダーは、平らな縁部又は矩形断面のような平面部分を、例えばその上端において又はその上端に隣接して含んでもよい。あるいは、1以上の好適な突起又は「脚(feet)」がリザーバホールダー上に形成されて、安定した静止手段を提供してもよい。バンパー225aは、モップの柄の上端に又はその近くに配置されて、柄が直立方式で位置付けられるときに、モップが壁に安全に立て掛けられるように配置されてもよい。バンパーの例は、厚いOリングである。
【0020】
一般的に既知のOリングは、ラバー又は他の材料の単一円形フィラメントを含み、Oリングは内径及び外径を有し、並びにフィラメントはOリングの外側半径と内側半径との間の差として定義される厚さを有する。リザーバアセンブリが上端に配置され及び柄と同軸配置にあるとき、例えばバンパー225aは、スロット付きチャネルの中に配置されてもよい。図2aの例では、好ましいOリングは、上記のようにリザーバ250aとの摩擦接触を提供するために十分な内径を有し、同時にモップアセンブリが直立方式で壁に対して配置されるときに、壁との摩擦接触を提供するために十分な外径を有する。Oリングのフィラメントは、典型的には円形の断面を有するが、本明細書に記載される目的に好適なOリングは、例えば、矩形又は六角形のような他の断面を有利に有してもよい。好適なOリングはまた、同心円状に配置され及びスポーク又は半径を用いて互いに取り付けられた1超過のOリングを含んでもよく、その際モップアセンブリが直立方式で壁に対して配置されるとき、最も内側のOリングはリザーバとの摩擦接触を提供し、及び最も外側のOリングは壁との摩擦接触を提供する。安定な静止手段を提供することに加えて、モップアセンブリが直立方式で壁に対して配置されるとき、厚いOリング又は上記のような同心のOリングアセンブリはまた、モップの柄が床に落下する場合に、リザーバホールダーアセンブリへの損傷を防ぐのを助けるバンパーとしての機能を果たしてもよい。柄に関してのリザーバの配置に依存して、バンパーは、柄自体の上端の直接上に又はそれに隣接して取り付けられても又は形成されてもよい。
【0021】
代替的実施形態では、図2bに示されたように、リザーバホールダー200bは、ロッキングタブ230bであってもよく、これはボトルを定位置に保持するために前方に押されることができ、及びボトルをリザーバホールダー200bから解放するために後方に引っ張られることができる。ロッキングタブの詳細図は、図3に示されている。
【0022】
図2a及び2bを一般に参照すると、リザーバホールダー200は、ホールダー200をモップの柄に取り付けるためのアダプターを包含する。描かれた実施形態では、ホールダー200は、その下端270において、管状中空のモップの柄140に係合するように(例えば、図1、7a、及び7cを参照のこと)及びリザーバ250と中空の柄との間に流体連通を提供するように適合される。柄のアダプター280は、Oリング281を受容するように適合された1以上のチャネル又は溝285を含んでもよく、それによって中空の柄140の内部とアダプター280との間に確実な漏れない係合を可能にする。柄のアダプター280は更に、中空の柄の上部のスロットに対応する1以上のスロット、溝、又はチャネル286を含んでもよく、それによって柄のアダプター280を柄に、スナップリング281、ネジ、又は他の取り付け手段を用いて固定することを可能にする(例えば、図7a〜cを参照のこと)。
【0023】
柄140は、図解されるように中空であることもできるし、あるいは中空でなく、即ち、より従来的な中身の詰まった柄であることもできる。柄が中空でない場合、リザーバホールダーは、柄の上端に、ネジ、クランプ、ストラップ、又はいずれかの他の取り付け手段を用いて取り付けられるか、ないしは別の方法で固定されてもよい。幾つかの代替的取り付け手段が、図6a〜6dに示され、及び以下に非常に詳細に記載される。好ましくはリザーバホールダーは、柄の上に、リザーバ自体が操作者により操作されてその中に収容された流体の放出をもたらし得るやり方で配置される。リザーバホールダー200は、継ぎ目なしに、例えば機械加工若しくは成形、又は当業者に既知の他のプロセスにより形成されてもよい。リザーバホールダー200は、図に示されたように及び上記のように、取り外し可能に柄に取り付けられてもよいし、又は柄の一体部分であってもよい。
【0024】
製造を容易にするために、リザーバホールダー200は好ましくは、後に全体を作製するために共に嵌合され得る2以上のセグメントを含む。ホールダーを製造するために使用される材料に依存して、セグメントは、従来の溶着若しくは溶剤溶着のような一般的に既知の方法によるか、又は好適な接着剤を用いて共に接合されてもよい。あるいは、セグメントは適切な合わせ面により適合されてもよく、そのため、それらは螺合されても又は摩擦嵌合により接合されてもよい。セグメントはまた対応するスロット、チャネル、又は溝を含み、ねじ、リベット、スナップリングなどを用いて、セグメントを全体に組み立てられるようにしてもよい。
【0025】
図1をもう一度参照すると、モップの柄140は、相対的に剛体の材料、例えば木材、プラスチック、又は金属を含んでもよい。柄は、穴又はそれを通る内部通路を有してもよく、穴又は通路は柄の長軸と同軸であり、それによって柄のその部分内に、リザーバから柄の下端に向かって流体を運ぶチャネルを作り出す。
【0026】
柄は、単一構造体を含んでもよいし、あるいは、はめ込み、摩擦嵌合、螺合などによるなど互いに相互係合する2以上の部分を含んでもよい。床上でのモップヘッド190の操作者による操作のための手段を提供することに加えて、本開示ではモップの柄140は、リザーバアセンブリ110と流体連通であり、及び流体リザーバ130により分配された流体のリザーバから床への運搬を提供する。描かれた実施形態では、柄は流体管としての機能を果たすが、代替的実施形態では、柄は、流体をリザーバ110からモップヘッド190ヘ運搬する管を単に収容することもできる。中空の柄では、例えば、図2に描かれた柄のアダプター280を用いて構築される、柄140とリザーバアセンブリ110との間の流体連通により、運搬は柄の内部を通ってもよい。中空でない柄では、運搬は、例えばリザーバアセンブリ上の管組織連結装置を用いて構築される、柄とリザーバアセンブリとの間の流体連通を有する、柄の内部又は外部にある、柄の長さの少なくとも一部分を下へ伸びる、管組織、チャネル(類)、又は他の運搬手段を用いてもよい。例えば、図6aを参照のこと。
【0027】
このように流体リザーバからモップの柄を用いて運ばれた流体は、モップヘッドに近接した表面上に分配される。運搬手段が、管組織、チャネル(類)などを含む場合、管組織、チャネル(類)などの下端は便利に配置されて、液体の流れをモップヘッドに近接した床上に、又はモップヘッド自体の上に可能にする。運搬手段が、中空の柄又はそれを通る穴を有する柄を含む場合には、アダプターが、流体を柄の内部から外部ヘ運ぶために使用されてもよい。本開示の幾つかの実施形態について、流体は、空気を通り抜けてリザーバから表面上に特別な運搬手段を使用せずに直接分配されてもよいこともまた企図される。
【0028】
図4は、代表的な流体出口アダプター400を描いている。出口アダプター400の上端410は、柄の下端に取り付けるように適合されており(図1参照)、及び柄の下部との流体連通を提供する。出口アダプターのこの実施形態では、流体はアダプターの内部にある穴を通って運ばれ、及びニップル420に通じている。ニップル420は、流体を床上に直接分配するように構成されてもよい。あるいは、分配管425が、ニップル420と床表面との間の流体の運搬を提供してもよい。図4では、分配管425は、出口アダプター400内の空洞又は開口430内に配置され及びニップル420の外部に取り付けられ、それによってアダプターの内部とモップアセンブリの外部との間に流体連通を提供することが示されている。ニップル又は分配管は、液体若しくは泡の1以上の流れ、又は流体の噴霧を、床表面上に又はモップヘッドに提供するように適合されてもよい。
【0029】
図4の出口アダプター400は、連結アダプター450と共に示されている。連結アダプターは、図1の流体分配アセンブリ150のモップヘッド190への連結継ぎ手170を用いた取り付けを可能にしてもよい。描かれた実施形態では、連結継ぎ手170は、ボルト173を受容するように構成された鍵穴部分172を包含する湾曲した金属片171を包含し、これらはナット174と共に、湾曲した金属片171を連結アダプター450に枢動可能に接続する。下端175は、媒体ホールダー又はモップヘッド190に枢動可能に接続されることができる。示された配置は、モップヘッドが、柄に対して垂直な2つの軸の周りを旋回できるようにする。幾つかの実施形態では、連結アダプターは、同様に柄の長手方向軸の周りの回転もできるようにする。
【0030】
本開示の別の態様では、リザーバを含むリザーバアセンブリは、操作者が、リザーバの少なくとも一部分及び柄を同時に握ることを可能にし、それによってモップを典型的な使用様態で操作しながら、手の作動によりリザーバからの流体の分配を可能にするようなやり方で、モップの柄に隣接して配置されてもよい。図5aは、リザーバ510が、モップの柄520の上端に隣接し及び長軸に平行に配置され、リザーバが前記のように床と流体連通しており、並びにリザーバ510が柄520の上に、操作者がリザーバの少なくとも一部分及び柄を同時に握ることができるように配置されている本開示の実施形態を描いている。図5aに示されたように配置されたリザーバに関して、モップが典型的な使用様態で使用されているとき、操作者は、リザーバを上の方の手で握り及び作動させることを求められる。
【0031】
図5bは、リザーバ550が、柄570に隣接して、リザーバを受容するように適合された柄の部分575の中に配置されている、出願者によって企図された別の実施形態を描いている。図5a及び5bの両方において、前記のものと概念がほぼ同様であるか、又は製造技術の熟練者に一般に既知である、リザーバアセンブリ、リザーバ取り付け手段、及び流体運搬手段の詳細は省略されている。
【0032】
リザーバ又はリザーバアセンブリは、柄に取り外し可能に取り付けられてもよい。リザーバは、流体の外部供給源から詰め替え可能であってもよい。出願者により企図された使用の1つの方法は、1以上のリザーバを同じ又は異なる洗浄流体により充填すること、リザーバをモップの柄上のリザーバホールダーの中に装填すること、モップの柄を握ってモップ掛けの手順を始めると同時にリザーバを作動させて洗浄流体の一部分を放出することを含む。本発明の液体分配モップアセンブリの利点は、洗浄流体の即座の変更が、単に現在のリザーバを取り除き及び新しいものを挿入することによりもたらされてもよいことである。したがって、操作者は、汎用洗浄剤を収容する第1リザーバを使用して床表面を洗浄し、第1リザーバを取り除き、及び消毒剤流体を収容する第2リザーバを挿入し、及び消毒剤によって床をモップ掛けすることを第1リザーバを空にする必要なしに進めてもよい。図13は、複数のボトルを携帯する便利な手段を提供するためにウエストの周りに取り付けられ得るホルスター600を描いている。ホルスター600は、ストラップ610により接続された2つのパック602及び604を包含する。各パックは、洗浄液体のボトルを受容するための大きさにされた3つのメッシュのポーチ606を包含する。ストラップ610の末端部は、スライドリリースバックル608を介して接続され、これは操作者がホルスター600を迅速に及び容易に着脱することができるようにする。多くの代替的ホルスターの配置が可能であることはよく理解されるべきである。
【0033】
図6a〜6dを参照すると、ボトル及びシャフトの構成の4つの代表的な代替的実施形態が示されている。図6aは、シャフト578に隣接して、取り付けブラケット579及び580を介して取り付けられたリザーバホールダー及びボトルの配置577を描いている。描かれた実施形態では、流体はボトルから、シャフト578の部分的に外部にある管581を通って流れる。図6bは、主シャフト591と軸方向に一直線になる、リザーバホールダー及びボトルの配置590を描いている。シャフト591は、リザーバ及びボトルの配置590の周りで急に曲がる。シャフトの上部592は、シャフトの軸外部分594上のロッキング機構593を固定する及び解除することにより、リザーバホールダーからのボトルの装填及び取り外しを可能にするために横に旋回されることができる。図6cは、別の実施形態を描いており、そこではリザーバホールダー及びボトルの配置595は、主シャフト部分596と一直線になっている。描かれた実施形態では、シャフトの軸外部分597は、操作者が洗浄する間に握る別の領域を提供するために、リザーバホールダー及びボトルの配置595に沿って配置される。図6dに示された実施形態は、図6cに示された実施形態に類似している。それは、主シャフト596と一直線になる上部598を包含するという点だけが異なる。この実施形態はまた6bに描かれた実施形態と類似しているが、上部598を動かさずにボトルを装填する及び取り外すことができるように、上部598の下端とリザーバホールダー及びボトルの配置595との間には十分な空間が存在する。
【0034】
図7a〜7cを参照すると、図1のリザーバホールダー及びボトルの第3の代替的実施形態の図が示されている。リザーバホールダー700は、本体部分701、ネック702、及びバンパー703を包含する。本体部分701は、ボトル704を受容及び支持するような大きさにされ及び構成され、並びにネック702はシャフト705により受容され及び支持されるように構成される。バンパー703は、本体部分701の外面上の溝708の中に位置して、本体部分701のタブ706を半径方向に内側に向けて偏倚する。タブ706はその内面上に、ボトル704の下部上に配置された環状の肩状部に係合する隆起部を包含する。隆起部は、肩状部の上にパチッとはまり、リザーバホールダー700内にボトル704を保持するのを助ける。描かれた実施形態では、バンパーは、開口707を通って本体部分701の中に突き出し及びボトル704の外面に直接係合するボスを包含する。上述のように、描かれたバンパー703はまた、リザーバホールダー700から離れて伸びて、装置が床に落下する結果として生じ得る損傷からリザーバホールダー700を保護するように構築される。
【0035】
描かれた実施形態では、ボトル704は、ボトル704をリザーバホールダー700の本体部分701の中に挿入する前に開くキャップ710を有する下部を包含する。図7cに示されたように、キャップが開いているとき、ボトルは圧搾されるときに液体を分配する。ボトル704は、操作者の手によって握られる大きさにされた中央部分711を包含することが示されている。末端部分712は、追加された構造剛性のためのうねを包含する。描かれた実施形態では、ネック702は、図2aに示されたネックに類似している。ネック702は、シャフト705上の本体部分701を支持し、及びボトル704から分配された液体をシャフト705の中に流し込む。放射状のウェブ様の機構(feature)793は、ボトル704の下端を支持するが、流体がボトル704からネック702の中に流れ込むのを可能にする。
【0036】
ネック702は、1対のOリング709を受容するような大きさにされた1対の間隔をあけた溝を包含する。Oリング709は、ネック702とシャフト705の内面との間を連結する。Oリング709は、ネック702とシャフト705との間の接続を封止し、及び2つの構成要素の間のぴったりとした嵌合を提供し、これは、ネック702とシャフト705との間の望ましくない、ガタガタという音の発生及び遊びを排除する。
【0037】
描かれた実施形態の中のスナップリング281は、シャフト705をネック702に固定する。スナップリング281は、シャフト705上の開口714を通って嵌合し及びネック702上の放射状のスロット286の中に伸びる突起713を包含する。リザーバホールダー700は、スナップリング281を取り除くことによって、シャフトから取り外すことができる。上記のネック702及びシャフト705の配置は、リザーバホールダー700をシャフト705に接続するための多くのやり方の内のただの1つであることは、よく理解されるべきである。
【0038】
図8を参照すると、図1のリザーバホールダーの第4の実施形態の分解図が示されている。この実施形態は、図7a〜cに示された実施形態とほぼ類似しているが、しかしながら本体部分715は、タブ706を包含しない。図8に示された実施形態は、図7a〜cに示されたバンパー703を受容するために溝708及び開口707を包含する。描かれた実施形態では、本体部分715の内側上縁部716は、ボトル719上の突出部718を受容するような大きさにされたL字形の溝717を包含する。突出部718を溝717に係合し及びボトル719を時計回りにひねることにより、ボトル719は本体部分715の中に固定されることができる。ボトル719は、ボトル719を反時計回りにひねり及びそれをホールダーの本体部分715から引き離すことにより、解放することができる。描かれた実施形態では、ネック702は、図7a〜cに示された実施形態のネック702と同一である。
【0039】
図9は、図1のボトルの代替的実施形態の斜視図である。描かれた実施形態は、図7a〜cに示された実施形態に類似している。しかしながら、ボトル720は異なる形状を有し、及び柄の延長装置721が示されている。ボトル720は、ボトル702の上端に突き通り及びそれから垂直に伸びる柄の延長装置721と結合するように構築された上端の上に、ネジ山を包含する(例えば、図10a〜cを参照のこと)。柄の延長装置721は、操作者がボトル720から液体を分配することを望まないときに、操作者が洗浄装置を操作するため持ち続けているための更に別の位置を提供する。
【0040】
図10a〜cを参照すると、図1のリザーバホールダーの第5の実施形態の図が示されている。描かれた実施形態では、リザーバホールダー750の本体部分751は、ボトル753を装填する及び取り外すために開けることができる、並びにボトル753をその中に固定するために閉じることができるドア752を包含する。描かれた実施形態では、ドア752は、リビングヒンジ754に沿って開き、及びロッキング機構755を介してパチンと閉まる。本体部分751は、ドア752が閉じられているときには、ボトル753がしっかりと保持されることを確実にする内部構造部材756を包含する。描かれた実施形態では、ボトル753の下部757のみが、リザーバホールダー750の本体部分751内に収容される。上部758は、操作者がボトル753を圧搾して液体を分配できるように、露出したまま残される。
【0041】
図11を参照すると、図1のリザーバホールダー及びボトルの第6の実施形態の斜視図が示されている。描かれた実施形態は、図10a〜cに示された実施形態と、実施形態がドアを包含するという点で類似している。しかしながら、描かれた実施形態では、リザーバホールダー760は、プランジャ支持構造体及びプランジャ762を包含する。プランジャは、リザーバホールダー760中の開口763内に受容され、及びリザーバホールダー760の本体の中に伸びる。リザーバホールダー760内のボトル765は、プランジャ762によってそれが下向きに圧縮され得るようにする、放射状のうね764を有して構成される。描かれた実施形態によると、プランジャ762を押し下げることによって、ボトル765から液体が分配される。
【0042】
図12は、図1のリザーバホールダー及びボトルの第7の実施形態の斜視図である。この実施形態は、図2aに描かれた実施形態に類似している。しかしながら、リザーバホールダー790は、窓又はキャップの開口240を包含しない。示された実施形態では、ボトル792がホールダー790内に位置する前に、ボトルのキャップ710は開いている。リザーバホールダー790のネック及びバンパーは、上記のネック及びバンパーと類似している。
【0043】
図14a及び14bは、本開示によるはめ込み式シャフトの斜視図である。シャフト705は、上部800及び下部801を包含する。下部801は、上部800からはめ込まれている。該上部の上に設置されたのは、上部800及び下部801が互いに動くことができるように解放し、並びに上部800及び下部801を定位置に固定するように係合することができるロッキング機構802である。描かれた実施形態では、シャフト705の内側は、流体管としての機能を果たす。換言すると、シャフト705は、液体がシャフト705の内側を直接通って流れるように構築されている。描かれた実施形態では、Oリングの封止が、上部と下部との間の接続を封止し、流体がシャフト705から漏出するのを防ぐために使用される。シャフト705の多くの代替的実施形態が可能であることは、よく理解されるべきである。
【0044】
上の明細書、実施例、及びデータが、本発明の構成の製造及び使用について、完全な説明を提供する。本発明の多くの実施形態が、本発明の精神及び範囲を逸脱せずに行われ得るので、本発明は以後に添付される特許請求の範囲に存在する。
【0045】
上記の図面は、本開示の1以上の実施形態を記載するが、他の実施形態もまた論議の中で述べられたように企図される。すべての場合において、本開示は、制限するのではなく、代表的な例として本発明を提示する。本開示の原則の精神及び範囲内に入る、多数の他の変更及び実施形態が当業者によって考案され得ることは、理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の液体分配モップの第1の実施形態の斜視図。
【図2a】図1のリザーバホールダーの斜視図。
【図2b】図2aのリザーバホールダーの第2の実施形態の斜視図。
【図3】図2bに示されたリザーバホールダーの内側の流体リザーバを保持するために使用されるロッキングタブを示す。
【図4】図1の代表的な流体出口アダプターの分解斜視図。
【図5a】本発明の液体分配モップの代替的実施形態の線図。
【図5b】本発明の液体分配モップの代替的実施形態の線図。
【図6a】本開示によるボトル及びシャフトの構成の代表的な代替的実施形態の側面図。
【図6b】本開示によるボトル及びシャフトの構成の代表的な代替的実施形態の側面図。
【図6c】本開示によるボトル及びシャフトの構成の代表的な代替的実施形態の側面図。
【図6d】本開示によるボトル及びシャフトの構成の代表的な代替的実施形態の側面図。
【図7a】図1のリザーバホールダー及びボトルの第3の代替的実施形態の分解斜視図。
【図7b】その中にボトルを有する図7aのリザーバホールダーの斜視図。
【図7c】図7bのリザーバホールダーの断面図。
【図8】図1のリザーバホールダーの第4の実施形態の分解図。
【図9】図1のボトルの代替的実施形態の斜視図。
【図10a】図1のリザーバホールダーの第5の実施形態の分解図。
【図10b】開放位置にあるドアを有する、図10aのリザーバホールダーの斜視図
【図10c】閉鎖位置にあるドアを有する、図10aのリザーバホールダーの斜視図。
【図11】図1のリザーバホールダー及びボトルの第6の実施形態の斜視図。
【図12】図1のリザーバホールダー及びボトルの第7の実施形態の斜視図。
【図13】本開示によるボトルホルスターの斜視図。
【図14a】本開示によるはめ込み式シャフトの斜視図。
【図14b】本開示によるはめ込み式シャフトの断面図。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面を洗浄するための床モップアセンブリであって、
下端及び上端を有する柄と、
前記柄の前記下端に取り付けられた媒体ホールダーと、
前記柄の前記上端の上に又はそれに隣接して配置されたリザーバとを含み、
その際前記リザーバが、流体を収容するため及びそれから流体を分配するために適合される、表面を洗浄するための床モップアセンブリ。
【請求項2】
前記リザーバの重心が、前記柄の前記上端に近接している、請求項1に記載の床モップアセンブリ。
【請求項3】
それを通って流体がボトルから流出できる出口オリフィスを有するスクイーズボトルを前記リザーバが含む、請求項1に記載の床モップアセンブリ。
【請求項4】
前記出口オリフィスがバルブを含む、請求項3に記載の床モップアセンブリ。
【請求項5】
前記出口オリフィスが、分岐バルブを含む、請求項4に記載の床モップアセンブリ。
【請求項6】
前記リザーバが、前記リザーバを前記柄に取り外し可能に取り付けるように構築されたアダプターを含む、請求項1に記載の床モップアセンブリ。
【請求項7】
液体を前記モップヘッドに分配するように構成された、前記柄に取り付けられた流体分配出口を更に含む、請求項1に記載の床モップアセンブリ。
【請求項8】
前記柄が、流体を前記リザーバから受け取り及び前記流体を前記分配出口に運ぶように適合された内部通路を含む、請求項7に記載の床モップアセンブリ。
【請求項9】
前記スクイーズボトルが、前記ボトル内に収容された流体の水平面をユーザーが決定できるようにするシースルーの材料を含む、請求項3に記載の床モップアセンブリ。
【請求項10】
前記リザーバに接続された管を更に含み、その際前記管が流体を前記リザーバから受け取り及び前記流体を前記床上に前記分配出口を通って分配する、請求項7に記載の床モップアセンブリ。
【請求項11】
第1末端部分及び第2末端部分を有する柄であって、はめ込み式であり且つ内部流体管を含む柄と、
前記柄の前記第1末端部分に取り付けられたボトルホールダーであって、前記ボトルを前記流体管と流体連通に置くように構築されたボトルホールダーと、
前記柄の前記第2末端部分に設置された流体ディスペンサーであって、流体が前記流体管を出ることができるように構築された流体ディスペンサーと、を含む液体分配洗浄装置。
【請求項12】
前記ボトルホールダーが、前記柄の第1末端部の中に伸びるネックを包含する、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項13】
前記ネックが、Oリングに係合する2つの相隔たる同心の溝を包含し、前記Oリングが前記ネック及び前記柄の内面に接触する、請求項12に記載の洗浄装置。
【請求項14】
前記ネックが、前記ボトルホールダーを前記柄に取り外し可能に固定するスナップリングに係合する凹部を包含する、請求項12に記載の洗浄装置。
【請求項15】
前記ボトルホールダーがボトルを、前記ボトルが前記柄の長手方向軸と一直線になるように、支持するように構成される、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項16】
前記ボトルホールダーが前記ボトルを、前記ボトルが前記ボトルホールダーの中にある間に、前記ボトルが操作者の手で圧搾され得るように、支持するように構成される、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項17】
ボトルがその中に挿入され得るように開けることができ及び前記ボトルを前記ボトルホールダー内に固定するように閉じることができるドアを、前記ボトルホールダーが包含する、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項18】
前記ボトルホールダー内の前記ボトルの一部分が、前記ボトルホールダーから伸びるプランジャを作動させることにより圧縮され得る、請求項17に記載の洗浄装置。
【請求項19】
第1方向においてボトルを軸方向にねじることにより、前記ボトルを前記ボトルホールダー内に固定し、及び反対方向に前記ボトルをねじることにより、前記ボトルを前記ボトルホールダーから解放するように、前記ボトルホールダーが構成される、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項20】
前記ボトルホールダーが、前記ボトルホールダーの周りに少なくとも部分的に位置付けられるOリングを受容するように構成され、前記Oリングが前記ボトルホールダー内のボトルに摩擦係合するように構成される、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項21】
第1の手を柄のシャフトの周りに、及び第2の手を前記柄に取り付けられたボトルの周りに置いてモップを保持する工程と、
前記ボトルを圧搾して液体を前記ボトルからモップの前記柄を通って床表面上に所望のように分配する工程とを含む、洗浄方法。
【請求項22】
複数個のボトルをホルスター中に携帯する工程を包含し、その際前記ホルスターがボトルをオペレータのウエストの周りに垂直に支持するように構成される、請求項21に記載の洗浄方法。
【請求項23】
前記ボトルを圧搾する前記工程が、前記洗浄される表面を横切って前記モップが動かされる間に同時に起こる、請求項21に記載の洗浄方法。
【請求項24】
前記モップの前記シャフトに接続されるボトルホールダーの中に前記ボトルを挿入する前に、前記ボトル上のキャップを開ける工程を更に含む、請求項21に記載の洗浄方法。
【請求項25】
前記柄の長さを調整することを更に含む、請求項21に記載の洗浄方法。
【請求項26】
第1末端部及び第2末端部を包含する柄であって、前記柄が流体管をその中に包含する柄と、
前記柄の前記第1末端部に枢動可能に接続される媒体ホールダーと、
前記流体管と流体連通するディスペンサーであって、前記柄の前記第1末端部に隣接して設置されたディスペンサーと、
前記柄の前記第2末端部と軸方向に整列し、且つ、該第2末端部に接続されたボトルホールダーと、
第1末端部分及び第2末端部分を包含するスクイーズボトルであって、前記ボトルの前記第1末端部分が前記ボトルホールダー内に保持されるスクイーズボトルとを含み、
前記ボトルは、前記流体管及びディスペンサーと流体連通しており、且つ、前記ボトルを圧搾することにより前記ボトルから前記流体管を通って前記ディスペンサーの外部へと液体を流出せしめるように構成されている、液体分配洗浄システム。
【請求項27】
前記柄が、中空のはめ込み式構造を包含する、請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
前記操作者により着用され得るハーネスを更に含み、前記ハーネスが、ボトルを維持するように構成された複数個のポーチを包含する、請求項26に記載のシステム。
【請求項29】
前記ボトルホールダーは、前記柄に対して、該ボトルホールダーを着脱するための迅速接続アセンブリを包含する、請求項26に記載のシステム。
【請求項30】
前記スクイーズボトルが、前記ボトルホールダー内に摩擦嵌合される、請求項26に記載のシステム。
【請求項31】
前記スクイーズボトルを圧迫して前記ボトルを変形し、それによって液体を前記ボトルから分配する作動装置を更に含む、請求項26に記載のシステム。
【請求項1】
表面を洗浄するための床モップアセンブリであって、
下端及び上端を有する柄と、
前記柄の前記下端に取り付けられた媒体ホールダーと、
前記柄の前記上端の上に又はそれに隣接して配置されたリザーバとを含み、
その際前記リザーバが、流体を収容するため及びそれから流体を分配するために適合される、表面を洗浄するための床モップアセンブリ。
【請求項2】
前記リザーバの重心が、前記柄の前記上端に近接している、請求項1に記載の床モップアセンブリ。
【請求項3】
それを通って流体がボトルから流出できる出口オリフィスを有するスクイーズボトルを前記リザーバが含む、請求項1に記載の床モップアセンブリ。
【請求項4】
前記出口オリフィスがバルブを含む、請求項3に記載の床モップアセンブリ。
【請求項5】
前記出口オリフィスが、分岐バルブを含む、請求項4に記載の床モップアセンブリ。
【請求項6】
前記リザーバが、前記リザーバを前記柄に取り外し可能に取り付けるように構築されたアダプターを含む、請求項1に記載の床モップアセンブリ。
【請求項7】
液体を前記モップヘッドに分配するように構成された、前記柄に取り付けられた流体分配出口を更に含む、請求項1に記載の床モップアセンブリ。
【請求項8】
前記柄が、流体を前記リザーバから受け取り及び前記流体を前記分配出口に運ぶように適合された内部通路を含む、請求項7に記載の床モップアセンブリ。
【請求項9】
前記スクイーズボトルが、前記ボトル内に収容された流体の水平面をユーザーが決定できるようにするシースルーの材料を含む、請求項3に記載の床モップアセンブリ。
【請求項10】
前記リザーバに接続された管を更に含み、その際前記管が流体を前記リザーバから受け取り及び前記流体を前記床上に前記分配出口を通って分配する、請求項7に記載の床モップアセンブリ。
【請求項11】
第1末端部分及び第2末端部分を有する柄であって、はめ込み式であり且つ内部流体管を含む柄と、
前記柄の前記第1末端部分に取り付けられたボトルホールダーであって、前記ボトルを前記流体管と流体連通に置くように構築されたボトルホールダーと、
前記柄の前記第2末端部分に設置された流体ディスペンサーであって、流体が前記流体管を出ることができるように構築された流体ディスペンサーと、を含む液体分配洗浄装置。
【請求項12】
前記ボトルホールダーが、前記柄の第1末端部の中に伸びるネックを包含する、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項13】
前記ネックが、Oリングに係合する2つの相隔たる同心の溝を包含し、前記Oリングが前記ネック及び前記柄の内面に接触する、請求項12に記載の洗浄装置。
【請求項14】
前記ネックが、前記ボトルホールダーを前記柄に取り外し可能に固定するスナップリングに係合する凹部を包含する、請求項12に記載の洗浄装置。
【請求項15】
前記ボトルホールダーがボトルを、前記ボトルが前記柄の長手方向軸と一直線になるように、支持するように構成される、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項16】
前記ボトルホールダーが前記ボトルを、前記ボトルが前記ボトルホールダーの中にある間に、前記ボトルが操作者の手で圧搾され得るように、支持するように構成される、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項17】
ボトルがその中に挿入され得るように開けることができ及び前記ボトルを前記ボトルホールダー内に固定するように閉じることができるドアを、前記ボトルホールダーが包含する、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項18】
前記ボトルホールダー内の前記ボトルの一部分が、前記ボトルホールダーから伸びるプランジャを作動させることにより圧縮され得る、請求項17に記載の洗浄装置。
【請求項19】
第1方向においてボトルを軸方向にねじることにより、前記ボトルを前記ボトルホールダー内に固定し、及び反対方向に前記ボトルをねじることにより、前記ボトルを前記ボトルホールダーから解放するように、前記ボトルホールダーが構成される、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項20】
前記ボトルホールダーが、前記ボトルホールダーの周りに少なくとも部分的に位置付けられるOリングを受容するように構成され、前記Oリングが前記ボトルホールダー内のボトルに摩擦係合するように構成される、請求項11に記載の洗浄装置。
【請求項21】
第1の手を柄のシャフトの周りに、及び第2の手を前記柄に取り付けられたボトルの周りに置いてモップを保持する工程と、
前記ボトルを圧搾して液体を前記ボトルからモップの前記柄を通って床表面上に所望のように分配する工程とを含む、洗浄方法。
【請求項22】
複数個のボトルをホルスター中に携帯する工程を包含し、その際前記ホルスターがボトルをオペレータのウエストの周りに垂直に支持するように構成される、請求項21に記載の洗浄方法。
【請求項23】
前記ボトルを圧搾する前記工程が、前記洗浄される表面を横切って前記モップが動かされる間に同時に起こる、請求項21に記載の洗浄方法。
【請求項24】
前記モップの前記シャフトに接続されるボトルホールダーの中に前記ボトルを挿入する前に、前記ボトル上のキャップを開ける工程を更に含む、請求項21に記載の洗浄方法。
【請求項25】
前記柄の長さを調整することを更に含む、請求項21に記載の洗浄方法。
【請求項26】
第1末端部及び第2末端部を包含する柄であって、前記柄が流体管をその中に包含する柄と、
前記柄の前記第1末端部に枢動可能に接続される媒体ホールダーと、
前記流体管と流体連通するディスペンサーであって、前記柄の前記第1末端部に隣接して設置されたディスペンサーと、
前記柄の前記第2末端部と軸方向に整列し、且つ、該第2末端部に接続されたボトルホールダーと、
第1末端部分及び第2末端部分を包含するスクイーズボトルであって、前記ボトルの前記第1末端部分が前記ボトルホールダー内に保持されるスクイーズボトルとを含み、
前記ボトルは、前記流体管及びディスペンサーと流体連通しており、且つ、前記ボトルを圧搾することにより前記ボトルから前記流体管を通って前記ディスペンサーの外部へと液体を流出せしめるように構成されている、液体分配洗浄システム。
【請求項27】
前記柄が、中空のはめ込み式構造を包含する、請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
前記操作者により着用され得るハーネスを更に含み、前記ハーネスが、ボトルを維持するように構成された複数個のポーチを包含する、請求項26に記載のシステム。
【請求項29】
前記ボトルホールダーは、前記柄に対して、該ボトルホールダーを着脱するための迅速接続アセンブリを包含する、請求項26に記載のシステム。
【請求項30】
前記スクイーズボトルが、前記ボトルホールダー内に摩擦嵌合される、請求項26に記載のシステム。
【請求項31】
前記スクイーズボトルを圧迫して前記ボトルを変形し、それによって液体を前記ボトルから分配する作動装置を更に含む、請求項26に記載のシステム。
【図1】
【図2a】
【図2b】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14a】
【図14b】
【図2a】
【図2b】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14a】
【図14b】
【公表番号】特表2008−543436(P2008−543436A)
【公表日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−517035(P2008−517035)
【出願日】平成18年6月13日(2006.6.13)
【国際出願番号】PCT/US2006/023059
【国際公開番号】WO2006/138327
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年6月13日(2006.6.13)
【国際出願番号】PCT/US2006/023059
【国際公開番号】WO2006/138327
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]