説明

液体噴出器

【課題】一回の噴出量が多量なポンプと、一回で使い切ることができる様な少容量の容器体との組合せに好適であり、しかも交換が可能な容器体を極力小さく構成することができる液体噴出器を提案する。
【解決手段】筒状の胴部10上に口頸部11を起立した容器体Aと、口頸部11に嵌着するとともに、押圧開口が可能な閉塞壁22により口頸部11開口を閉塞する口栓Bと、容器体口頸部11外周に着脱可能に下部を嵌合させる支持筒30内にシリンダD2を垂下して支持筒30に固定したポンプDとを備え、支持筒30を口頸部11に嵌合してポンプDを容器体Aに嵌着する際に、シリンダD2下端により垂設した吸上げパイプ52により閉塞壁22を貫通開口して容器体A内とポンプD内とを連通させ、ポンプ装着後にシリンダD2が少なくとも容器体胴部10より上方位置にある如く構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は液体噴出器に関し、詳しくは、一回の噴出量が多く、しかも小容量の交換用容器体を備えた液体噴出器に関する。
【背景技術】
【0002】
液体噴出器として、容器体の上端にポンプを装着し、ポンプの操作により容器体内の液を噴出する如く構成したものが種々提案されている。これらの液体噴出器は容器体内の収容液を使い切った後にポンプごと廃棄することが一般に行われていたが、最近のゴミ処理事情を考慮して容器体内への液の詰め替えを行う形態に移行させている。また、収容液の特性,用途等を考慮して収容液を使い切った後に容器体のみを交換用の容器体と交換可能な形態とした液体噴出器も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1に記載されている液体噴出器は、上端開口の有底筒状をなすケース体と、該ケース体に嵌合させた胴部の外面上部をケース体周壁内面上部に抜け出しを防止すべく係合させて着脱可能に装着するとともに、胴部上端より口頸部を起立してなる容器本体からなる複合容器を備えている。容器本体の口頸部外周に着脱自在に嵌合させた装着筒により複合容器に着脱可能にポンプを装着固定し、装着筒により固定されたシリンダの下部を容器体内上部に垂下させ、シリンダ下端には吸上げ用のパイプを垂下させている。また、シリンダ上端より上方付勢状態で上下動可能に突出した噴出ヘッドを備えている。そして、噴出ヘッドの上下動により容器本体内の液を吸上げて噴出ヘッドの噴出口より噴出する如く構成した公知のポンプ機構を備えている。
【特許文献1】特開2003−072870号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載されている液体噴出器は、容器本体のみを交換すれば良いため経済的であり、また、ポンプとケース体とを豪華で見栄えの良い高級なものにして繰り返し使用することができ、容器本体が強度不足であってもケース体で補強することができるだけでなく、その容器本体をケース体で外力から保護することができるという優れたものである。
【0005】
これらの液体噴出器で噴出する液体として一回の噴出量を多量とするものがある。例えば、これらのハンディタイプの液体噴出器での一回の噴出量は0.07cc程度が一般的であるが、液の種類により一回の噴出量が0.6cc程度という極めて多量な噴出量を必要とするものがある。また、これらの一回の噴出量が多量な液では、開封後の安定性に乏しいものがあり、従って、開封後に噴出した際には極力使い切ってしまいたいものがある。
【0006】
本発明はこの様な点に鑑みてなされたものであり、一回の噴出量が多量なポンプと、開封後に収容液を一回で使い切ることができる様な少容量の容器体との組合せに好適であり、しかも、交換が可能な容器体を極力小さく構成することができる液体噴出器を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の液体噴出器は、容器体と、支持筒と、ポンプとを備えている。
【0008】
容器体は合成樹脂等により形成されたもので、筒状胴部上端に胴部より小径の口頸部を起立した形態をなし、内部に液を収容して支持筒を介してポンプと連通させる如く構成したものである。容器体は収容液が無くなった際にはポンプを支持筒ごと取り外して液を最充填する如く構成しても良いが、カートリッジタイプの交換用の容器体とすることも可能である。容器体は支持筒の形態により選択する必要はあるが、全体を剛性を備えたものとする場合と、一部のみを剛性を備え他は自立性のみ備えていれば極力薄肉で形成する場合との選択が可能となる。前者の場合には、支持筒に後述するカバー筒部を延設していない場合で、容器体のみで支持筒及びポンプを支持する場合であり、後者の場合はカバー筒部により支持筒及びポンプの支持が可能である場合である。
【0009】
容器体の上端には口栓を装着している。口栓は押圧開口が可能な閉塞壁により口頸部開口を閉塞している。押圧開口が可能な閉塞壁としては、種々の形態を採用でき、例えば、閉塞壁の一部或いは全部を極薄に形成して押圧破断が可能に構成しても良く、或いは、閉塞壁にスリットを形成して押圧によりスリットが開口する如く構成しても良い。スリットの形態としては、吸上げパイプの押圧により押圧貫通することができれば種々の形態を採用できるが、中心から放射状に複数設けるのが好ましく採用できる。特に、十字状に形成すると良い。容器体の容量は特に限定はないが、一回使い切りの小容量のものが好適である。その容量として、例えば、10cc程度のものが好適である。但し、当然これに限られない。
【0010】
ポンプは、容器体口頸部外周に着脱可能に嵌合させる支持筒内にシリンダを垂下するとともに、シリンダより上方付勢状態で押し下げ可能に突出したステムの上端に噴出ヘッドを嵌着して構成している。ポンプの内部機構は従来から使用される公知の機構が使用される。但し、本発明の場合には、その構造上一回の噴出量が一般のものより多量のものが好適に採用される。例えば、一般的なハンドスプレーでは、一回の噴出量が0.07cc程度であるが、本発明では0.6cc前後の噴出量を好ましく採用できるが当然これに限られない。
【0011】
支持筒はポンプを容器体に装着するためのものであり、しかも、ポンプのシリンダが少なくとも容器体胴部より上方位置にある如く容器体に装着支持するものである。これにより少容量の容器体を不都合に大きくする必要をなくしており、交換廃棄する容器体を極力内容量にあった少容積とすることを目的としている。支持筒はポンプと別体に形成しても、ポンプの装着筒と一体に形成しても良く、前者の場合には、支持筒の上端部にポンプの装着キャップを嵌合して両者を一体化する如く構成すると良く、後者の場合には、ポンプの装着キャップと支持筒とを一体に形成すると良い。その場合、例えば、装着キャップの周壁を長く形成することで形成できる。
【0012】
支持筒は、外面より容器体周囲に垂下して下面を接地面としたカバー筒部を延設しても良い。これにより液体噴出器全体の起立安定性を増加させることができ、また、容器体を極力薄肉に形成することも可能となる。カバー筒部を設けた場合には、容器体の着脱の際に容器体を回動させたり、引き出したりするための手段を設けることで、容器体の着脱がより簡単に行える。例えば、容器体に対して支持筒を螺着係止する形態の場合には、容器体を支持筒に対して回動させ易い形態とすれば良く、容器体に対して支持筒を凹凸係合手段等の係止手段により係止する形態の場合には、容器体を掴んで引出し易い手段を採用すてれば良い。
【0013】
前者の場合は、容器体の底部に凹部を形成し、凹部内に回動用の摘みを設ける方法、或いはカバー筒部に指が挿入可能な横長な切溝を穿設し、出来れば環状で、一部に横幅の小さい連結部で上下を連結した形態とすれば良い。また、後者の場合には、例えば、カバー筒部の下端部に指が挿入可能の一対の切溝を穿設して引出し可能とすれば良い。
【0014】
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、筒状の胴部10上に胴部10より小径の口頸部11を起立した容器体Aと、口頸部11に嵌着するとともに、押圧開口が可能な閉塞壁22により口頸部11開口を閉塞する口栓Bと、容器体口頸部11外周に着脱可能に下部を嵌合させる支持筒30内にシリンダD2を垂下して支持筒30に固定するとともに、シリンダD2より上方付勢状態で押し下げ可能に突出したステム61の上端に噴出ヘッド62を嵌着したポンプDとを備え、支持筒30を口頸部11に嵌合してポンプDを容器体Aに嵌着する際に、シリンダD2下端より垂設した吸上げパイプ52により閉塞壁22を貫通開口して容器体A内とポンプD内とを連通させ、ポンプD装着後にシリンダD2が少なくとも容器体胴部10より上方位置にある如く構成した。
【0015】
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、支持筒30とポンプDとを別体で構成し、支持筒30にポンプDを嵌合可能に構成した。
【0016】
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2の手段のいずれかの手段に於いて、支持筒30より延設するとともに、容器体A周囲に垂下して下面を接地面としたカバー筒部33を設けた。
【0017】
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第3の手段に於いて、容器体A下面を上方へ凹ませた凹部12を形成するとともに、凹部12内に容器体回動用の摘み突部13を突設した。
【0018】
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第4の手段のいずれかの手段に於いて、上記押圧開口が可能な閉塞壁22が、中心より放射状に複数のスリット23を穿設した閉塞壁22である。
【0019】
第6の手段として、以下の通り構成した。即ち、上記請求項1記載の液体噴出器に使用する容器体Aの交換用容器体A1であって、胴部10上端に胴部10より小径の口頸部11を起立した容器体Aと、口頸部11に嵌着するとともに、押圧開口が可能な閉塞壁22により口頸部11開口を閉塞する口栓Bと、口頸部11外周に着脱可能に嵌合させた周壁部15の上端縁より頂壁部16を延設したキャップ14とからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、一回の噴出量が多量なポンプと、開封後に収容液を一回で使い切ることができる少容量の容器体との組合せに好適ある。そして、その際、交換が可能な容器体を極力小さく構成することができる利点がある。また、ポンプDに容器体Aを装着する際に誤って容器体Aを倒すことがあっても収容液が零れるという事は無い。特に、収容液が少量の場合には倒すと殆どなくなってしまう虞れがあるが、その様な不都合は確実に防止できる。
【0021】
また、支持筒30とポンプDとを別体で構成し、支持筒30にポンプDを嵌合可能に構成した場合には、既存のポンプを使用することができる製造上のメリットがある。
【0022】
支持筒30より延設するとともに、容器体A周囲に垂下して下面を接地面としたカバー筒部33を設けた場合には、液体噴出器の起立安定性を確実とすることができる。また、容器体Aを極力薄肉に形成しても起立が可能であり、交換用容器体A1が自立性の保てる最薄肉に形成することも可能である。
【0023】
容器体A下面を上方へ凹ませた凹部12を形成するとともに、凹部12内に容器体回動用の摘み突部13を突設した場合には、容器体Aのカバー筒部33に対する相対回動を円滑に行うことができ、容器体Aの支持筒30への着脱が極めて容易となる。
【0024】
押圧開口が可能な閉塞壁22が、中心より放射状に複数のスリット23を穿設した閉塞壁22である場合には、非開封時には充分な密閉性を備え、また、開封時には吸上げパイプ52により簡単に開封することができるという特徴がある。
【0025】
上記請求項1記載の液体噴出器に使用する容器体Aの交換用容器体A1であって、胴部10上端に胴部10より小径の口頸部11を起立した容器体Aと、口頸部11に嵌着するとともに、押圧開口が可能な閉塞壁22により口頸部11開口を閉塞する口栓Bと、口頸部11外周に着脱可能に嵌合させた周壁部15の上端縁より頂壁部16を延設したキャップ14とからなる交換用容器体A1を設けた場合には、保管時の気密性が良く、しかも交換も容易に行えるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0027】
図1乃至図4は液体噴出器1の一例を示し、液体噴出器1は、容器体Aと、口栓Bと、支持部材Cと、ポンプDとを備えている。
【0028】
図2には支持部材C及びポンプDを、容器体Aに装着する前の状態が示されており、容器体Aは、有底筒状の胴部10より小径の口頸部11を起立した形態をなしており、底部中央を上方へ凹ませた凹部12を形成するとともに、凹部12内中央を前後に走る容器体回動用の摘み突部13を突設している。また、口栓Bは、口頸部11内面に装着筒部20を密嵌させ、装着筒部20の上端縁より延設したフランジ21を口頸部11上に当接載置させて容器体Aに装着している。また、装着筒部20の内周下部から閉塞壁22を延設して口頸部11上端開口を閉塞している。閉塞壁22にはスリット23を穿設して押圧開口が可能に構成している。スリット23は十文字に形成されている。
【0029】
尚、本例に於いて容器体Aは収容量が10ccという少容量であり、図3に示す如き交換用容器体A1を備えている。交換用容器体A1は、図3に示す口栓B付きの容器体Aにキャップ14を着脱可能に装着している。キャップ14は、口頸部11外周に螺着した周壁部15の上端縁より頂壁部16を延設して構成している。
【0030】
支持部材Cは、図2に示す如く、下部内周を容器体口頸部11外周に螺着させる支持筒30を備え、口栓Bのフランジ21上面に当接係止させるフランジ状の係止突部31を内周上下方向中間部より突設している。また、外周上下方向中間部からフランジ部32を介して下方へカバー筒部33を垂設している。カバー筒部33は、容器体胴部10の部分でやや大径化してその下方を容器体胴部10の外周よりやや大きい径で下端まで垂設し、下面を接地面として構成している。
【0031】
ポンプDは、装着キャップD1、シリンダD2、作動部材D3等を備えている。装着キャップD1は、支持筒30の外周上端部に螺着させた周壁40を頂板41裏面より垂設するとともに、頂板41上面より案内筒42を立設している。
【0032】
シリンダD2は上下端を開口した筒状をなし、外周上端部に突設したフランジ50を装着キャップ頂板41裏面に垂設した係止筒43と周壁40との間に嵌着して装着キャップD1に固定している。シリンダD2の下端にはパイプ嵌合筒部51を垂設し、パイプ嵌合筒部51にパイプ52の上端を嵌着している。また、シリンダD2内下端部には吸込み弁53を設けている。
【0033】
作動部材D3は、シリンダD2内に摺動するピストン60を下部に連繋したステム61の上端に噴出ヘッド62を嵌着して、コイルスプリングsによる上方付勢状態で押し下げ可能に装着しており、ステム61内上部には吐出弁63を設けている。尚、ポンプDは一回の噴出量の多い(例えば0.6cc)形態を使用している。
【0034】
上記した容器体Aと、支持部材C付きポンプDとを組み付ける場合には、支持部材CにポンプDを螺着する。その際、パッキンpにより支持筒30上面とフランジ50下面との液密性を図っている。そして、容器体Aの上方より、パイプ52下端でスリット23を開きつつパイプ52を容器体A内挿入し、支持筒30下部を容器体口頸部11外周に螺合させて、図1に示す如く、容器体Aに支持筒30及びポンプDを装着する。容器体Aを支持筒30に螺合させる際には、例えば、摘み突部13を掴んで容器体Aと支持筒30の相対的な回動を容易に行える。
【0035】
上記した液体噴出器1は、作動部材D3を押し下げることでシリンダD2内の液を加圧して、吐出弁63を開いて噴出ヘッド62の噴出口64より噴出する如く構成している。また、作動部材D3が上昇する際には吐出弁63が閉じ、シリンダD2内の負圧化で吸込み弁53が開いて容器体A内の液をパイプ52を介してシリンダD2内に吸い上げる如く構成している。
【0036】
容器体A内の液を使い切った際には、容器体Aに対して支持筒30を相対的に回動させて支持筒30と口頸部11との螺合を螺脱する。次いで、新たな交換用容器体A1を取り出して、上記したと同様に新たな交換用容器体A1を装着すれば良い。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】液体噴出器の縦断面図である。(実施例1)
【図2】液体噴出器の分解状態の縦断面図である。(実施例1)
【図3】交換用の容器体の半断面図である。(実施例1)
【図4】口栓の底面図である。(実施例1)
【符号の説明】
【0038】
1…液体噴出器
A…容器体(A1…交換用容器体)
10…胴部,11…口頸部,12…凹部,13…摘み突部,14…キャップ,15…周壁部,
16…頂壁部
B…口栓
20…装着筒部,21…フランジ,22…閉塞壁,23…スリット
C…支持部材
30…支持筒,31…係止突部,32…フランジ部,33…カバー筒部
D…ポンプ
D1…装着キャップ
40…周壁,41…頂板,42…案内筒,43…係止筒
D2…シリンダ
50…フランジ,51…パイプ嵌合筒部,52…パイプ,53…吸込み弁
D3…作動部材
60…ピストン,61…ステム,62…噴出ヘッド,63…吐出弁,
s…コイルスプリング,p…パッキン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状の胴部10上に胴部10より小径の口頸部11を起立した容器体Aと、口頸部11に嵌着するとともに、押圧開口が可能な閉塞壁22により口頸部11開口を閉塞する口栓Bと、容器体口頸部11外周に着脱可能に下部を嵌合させる支持筒30内にシリンダD2を垂下して支持筒30に固定するとともに、シリンダD2より上方付勢状態で押し下げ可能に突出したステム61の上端に噴出ヘッド62を嵌着したポンプDとを備え、支持筒30を口頸部11に嵌合してポンプDを容器体Aに嵌着する際に、シリンダD2下端より垂設した吸上げパイプ52により閉塞壁22を貫通開口して容器体A内とポンプD内とを連通させ、ポンプD装着後にシリンダD2が少なくとも容器体胴部10より上方位置にある如く構成したことを特徴とする液体噴出器。
【請求項2】
支持筒30とポンプDとを別体で構成し、支持筒30にポンプDを嵌合可能に構成した請求項1記載の液体噴出器。
【請求項3】
支持筒30より延設するとともに、容器体A周囲に垂下して下面を接地面としたカバー筒部33を設けた請求項1又は請求項2のいずれかに記載の液体噴出器。
【請求項4】
容器体A下面を上方へ凹ませた凹部12を形成するとともに、凹部12内に容器体回動用の摘み突部13を突設した請求項3記載の液体噴出器。
【請求項5】
押圧開口が可能な閉塞壁22が、中心より放射状に複数のスリット23を穿設した閉塞壁22である請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の液体噴出器。
【請求項6】
上記請求項1記載の液体噴出器に使用する容器体Aの交換用容器体A1であって、胴部10上端に胴部10より小径の口頸部11を起立した容器体Aと、口頸部11に嵌着するとともに、押圧開口が可能な閉塞壁22により口頸部11開口を閉塞する口栓Bと、口頸部11外周に着脱可能に嵌合させた周壁部15の上端縁より頂壁部16を延設したキャップ14とからなることを特徴とする交換用容器体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−6451(P2010−6451A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−170943(P2008−170943)
【出願日】平成20年6月30日(2008.6.30)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】