説明

液体弾丸発射及び検出装置及びその組合わせ

組合わせは少なくとも1つの第1の装置を具備し、この第1の装置は少なくとも1つの液体リザーバ及び少なくとも1つの液体弾丸発射機構から成る。使用者によって作動させられたとき、液体弾丸発射機構は液体リザーバから液体の一部を引き出してそれを第1の装置から外部に発射させる。第1の装置は使用者によって担持されるように若しくは使用者の身体で保持されるように設計され得る。該組合わせは更に少なくとも1つの第2の装置を具備し、この第2の装置は液体反応性材料から成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的には液体弾丸を発射させる装置に関し、また液体反応物質から成るターゲットに関し、更にそのような装置とターゲットとの組合わせに関する。
【背景技術】
【0002】
武器を摸した装置、或いは戦闘を模すために使用され得る装置は絶えることなく人気がある。代表的には、そのような装置は、模造武器の発砲を知らせる音響を発するようになっている。そこで、武器を模する装置として、光射出機構からなるものが考案されてきた。そのような装置は、本体部に装着され得るようになった光検出機構と共に販売されてきたものであり、光検出機構は敵側の武器から射出された光で命中させられた際に音若しくは光を発するようになっている。しかしながら、概して消費者によって好まれることは、模造武器から弾丸が敵側若しくは他のターゲットを撃つべく十分な力で実際に発射されることである。不幸にも、ゲーム遊戯中、遊戯者が弾丸によって実際に撃たれたか否かについて混乱若しくは争いが生じることとなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在、洗練された空気若しくはガス駆動式ペイントボール銃が入手可能であり、それはペイント若しくは染料で充填された中空ボールから成る弾丸を強力に発射させるものである。このようなボールは衝撃で破裂し、ターゲット若しくは個人が撃たれたか否かについては疑いの余地は残されない。このようなペイントボール銃、弾丸及びその関連用具は一般的に高価である。その上、かかる銃から発射されるペイントボールは危険であるので、遊戯中には個々人は防護用具を身に着けることが要求される。また、ペイントボールは衝撃時にペイントを跳ね散らして、ゲーム遊戯中の個々人及びゲーム遊戯場所の双方を汚すこととなる。かくして、ペイントボール銃は入手するにも保守するにも高価であり、子供にとって相応しいものではない。
【0004】
それ故、武器若しくは戦闘を摸した装置若しくはこれら装置の組合わせであって、敵側を撃つのに十分な力で弾丸を発射するが、しかし怪我を負わさず或いは無秩序に汚すことのないものが必要とされている。装置若しくはこれら装置の組合わせは個人若しくはターゲットが弾丸によって撃たれたか否かを示す手段を備える。そのような装置は、望ましくは、入手するにも作動させるにも安価なものとされる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
液体弾丸は、武器を摸した装置から敵側を撃つのに十分な速度でしかも怪我を負わすことなく発射され得る。液体反応物質がゲームを遊戯する個々人に身に着けられるか、或いはターゲットの一部とされる。
【0006】
かくして、本発明によれば、少なくとも1つの液体リザーバと、この液体リザーバと流体連通状態にある液体弾丸発射機構とを具備する少なくとも1つの装置から成る組合わせが提供される。使用者によって作動させられると、液体弾丸発射機構は液体リザーバから液体を一部を引き出して、この液体の一部を装置から外部に発射させる。第1の装置は、使用者によって携帯されるか或いは使用者の身体に支持されるように設計されてよい。組合わせは、更に、液体反応材料から成る少なくとも1つの第2の装置を具備する。
【0007】
本発明の組合わせは、本発明の少なくとも2つの第2の装置と、本発明の少なくとも2つの第2の装置とを具備するキット若しくはゲームとして提供され得るものであり、使用のための説明書若しくはゲーム遊戯のルールを選択的に具備する。
【0008】
本発明によれば、更に、ゲームの遊戯方法も提供され、この遊戯方法は、本発明の少なくとも1つの第1の装置及び本発明の少なくとも1つの第2の装置を提供する段階と、第2の装置を液体弾丸で撃ち得るように第1の装置から第2の装置に向けて液体弾丸を発射する段階とから成る。液体弾丸を発射する段階は、ゲームが終了するまで随意に繰り返すことができる。
【0009】
本発明によれば、更にまた、本発明の装置、キット若しくはゲームの組合わせを市場に出す方法が提供され、この方法は、装置、キット若しくはゲームの組合わせを少なくとも1つの付加的なアイテムと共に包装することから成る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の図示のために、図面には実施の形態が示されているが、本発明は図示の詳細な構成及び手段に限定されないということが理解されるべきである。
【0011】
以下の記載は例示的なものであり、添付の請求の範囲での記載を除いて本発明を規定若しくは限定しようとするものでないことが理解されたい。
【0012】
本発明の第1の装置は、少なくとも1つの液体リザーバ及び少なくとも1つの液体弾丸発射機構を保持し得る本体部から成る。本体部については、液体リザーバ及び液体弾丸発射機構を支え得るような任意の適当な大きさと形状で、例えば銃の形状若しくはその他の手保持形状若しくは自由立脚(free-sanding)式武器の形状で作成することができる。また、本体部については、その本体部若しくは第1の装置のその他の構成要素とは独立して動くことのできる付属物若しくはその他の取付具を備えることができる。
【0013】
かくして、第1の装置については、銃、例えば拳銃又はピストル、ライフル銃、ショットガン、機関銃又は機関拳銃(machine pistol)を模したもの、火打石銃(flintlocks)、火縄銃(matchlocks)、ラッパ銃(blunderbusses)等のような古式火器(archaic
firearms)を模したもの、弓、石弓(crossbows)、投石器(silings)、パチンコ(silingshots)等の古式投射武器(archaic
projectile weapons)を模したものとすることができる。また、第1の装置については、自由立脚式武器若しくは移動自在式武器、例えばカノン砲又はカロネード砲、迫撃砲(mortar)、榴弾砲(howitzer)を模したもの、その他の大砲を模したもの、その他の古式弾丸投げ器(archaic
projectile-throwing seige engine)、例えば投石器(onagers)、石弓(mangonels)、投石器(trebuchets)、大型投石器(ballistae)を模したもの、或いはその他の射出装置(catapults)、タンク、移動銃等を模したものとすることができる。
【0014】
第1の装置は、例えば、装飾のために若しくは異なったグループの所属を示すために1つ若しくはそれ以上の着色、模様若しくは表示を備えてもよい。そのような着色、模様若しくは表示は実際の軍隊、スポーツチーム若しくは競技人像若しくは軍人像と関連させてもよい。
【0015】
当業者により容易に決めることができるように、第1の装置は、それを人によって取り扱い得るようなしかも液体弾丸発射機構を作動させ得るような任意の適当なサイズにすることができる。例えば、第1の装置は、その長さ(即ち左側から右側まで)において約10cmないし約1000cm(例えば約50cmないし約700cm、約150cmないし約400cm、若しくは約250cm)であってよく、その高さにおいて約5cmないし約500cm(例えば約50cmないし約250cm、若しくは約100cmないし約150cm)であってよく、またその深さ(即ち前から後ろまで)において約5cmないし約25cm(例えば約10cmないし約20cm、若しくは約15cm)であってよい。第1の装置の高さ、長さ及び幅に対して、更に大きな数値若しくは更に小さな数値が是認される。
【0016】
第1の装置の全部若しくはその一部については、武器を摸した装置等の標準製造技術によって、任意の適当な剛性材料、例えば当技術分野で周知の重いゲージ紙若しくはカードボード、木材、金属、プラスチック材、ゴム材若しくは合成樹脂から作成することができる。例えば、第1の装置は市場で入手可能な材料から射出成形若しくはその他の適当な技術によって作成することが可能であり、そのような材料としては、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、イオノマー樹脂、エチレンビニルアセテート(EVA)、熱可塑性スチレニックス(styrenics)(TPS)、融解可処理ゴム(melt processible rubber)(MPR)、熱可塑性硬質ゴム(TPV)、熱可塑性オレフィン(TPO)、熱可塑性エステルエラストマ(TPEE)、熱可塑性エラストマ(TPE)、熱可塑性ゴム(TPR)、ポリプロピィレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリビニルクロライド(PVC)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン三元共重合体(ABS)、ポリカーボネート/アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン三元共重合体配合物(PC/ABS)、ポリスチレンシートやポリメチルメタクリレート(PMMA:アイ・シー・アイ・アクリックス・インコ(ICI
Acrylics, Inc.)によって「PERSPEX」として販売)のような可撓性プラスチック、その他のアクリル樹脂、金属(例えば、ステンレススチール、アルミニウム、銅)、木材或るいはそれらの組合が挙げられる。その他の適当な材料及び成形方法についても当業者にとっては明らかである。
【0017】
第1の装置は完全に組み立てられた装置として供給されてもよいし、或いはキットとして供給されてもよく、この場合には、ユーザにより、プラスチック、金属若しくはその他の任意の材料の平坦ピースからそこに前もって形成された部品が弱め線に沿って取り外されて第1の装置が組み立てられ、次いで液体弾丸リザーバ及び液体弾丸発射機構が取り付けられる。一般的に、第1の装置の組立には工具及び/又は接着材は必要とされず、すべての部品はそれ自身をスナップ係合させることにより一体的に結合させられ得る。
【0018】
液体リザーバは液体を保持するのに適当な任意の閉鎖容器若しくは開放容器から成り得る。例えば、液体リザーバは着脱自在キャップを持つ薄壁プラスチック容器であってよい。実際には、液体リザーバは遊戯中に液体が枯渇した際には再充填され得る。二者択一的には、液体リザーバは着脱自在キャップ若しくはその他の再充填手段を持たなくてもよく、その場合には、第1の装置若しくは液体リザーバはその中の液体が枯渇した際に廃棄され、第1の装置の全体若しくは液体リザーバは取り替えられる。(そのような液体リザーバは使い捨てとされるか若しくは小さな安価な使い捨ての第1の装置内に設けられることになる。)液体リザーバについては、任意の適当な材料、例えば本体部のために上述したような材料から当該分野の技術により構成することができる。また、液体リザーバについては、例えばもしその中の空気と液体が液体弾丸の発射準備として加圧されるというならば内圧に耐え得るように構成されてもよい。液体リザーバは本体部によって支持され得る。ここで使われるように、「本体部による支持」とは、液体リザーバが本体部の外部に又は本体部の内部に置かれ得ることを意味し、或いは本体部を貫通して延在し得ることも意味する。特に意図されていることは、液体リザーバは本体部に対して同延関係にあってもよいということであり、例えば液体リザーバは本体部によって構成されてもよく、このような構成は「本体部による支持」という意味に含まれる。
【0019】
少なくとも1つの液体弾丸発射機構は、1つ若しくはそれ以上の液体リザーバと例えばチューブ若しくはその他の適当な導管を通して流体連通状態とされる。液体弾丸発射機構は本体部によって支持され得る。ここで使われるように、「本体部による支持」とは、液体弾丸発射機構が本体部の外部に又は本体部の内部に置かれ得ることを意味し、或いは本体部を貫通して延在し得ることも意味する。液体弾丸発射機構が本体部の外側に置かれる場合、液体弾丸発射機構は本体部から独立して機能してよく、また液体弾丸を格納して発射するために必要なすべての構成要素(液体リザーバを含む)を具備し得る。このような独立して機能する液体弾丸発射機構は装置間で交換自在とされてもよい。二者択一的には、液体弾丸発射機構及び液体リザーバは本体部の外側に個別に置かれて取り外されるようにしてもよく、若しくはその他の装置の液体弾丸発射機構若しくは液体リザーバと交換され得るようにしてもよい。また、液体弾丸発射機構は本体部内に置かれてもよく、そして液体リザーバは個別に分離したものとされ得る。このとき第1の装置が銃に模される場合には、液体リザーバはベルト若しくは背嚢に担持され得る。いずれにしても、本体部から液体弾丸を放出して指向させることとなる液体弾丸発射機構の部分(以下では「放出チューブ」として言及される)は液体弾丸の発射が邪魔されないように本体部によって塞がれてはならない。
【0020】
液体弾丸発射機構は液体リザーバから液体を引き出して第1の装置から外に液体部分として発射させるための任意の適当な機構とされてよい。例えば、液体弾丸発射機構は、一般的には、プラスチック製水鉄砲として入手されるような単純な手動ポンプ機構若しくは電動ポンプ機構から成り得る(例えば、米国特許第6,892,902号及び米国特許第5,373,975号参照)。なお、これら米国特許の全体の開示は本明細書に援用する。このようなポンプによれば、液体は、例えば一連のバルブに作動連結されたピストンを作動させることにより液体弾丸発射機構を通して外部に直接押し遣られ、該バルブにより液体が液体弾丸発射機構から強制的に射出させられ得ることとなる。二者択一的には、ポンプにより液体リザーバが加圧され得るようにされ、これにより液体リザーバと液体弾丸発射機構との間のバルブが釈放されたとき液体が液体弾丸発射機構を通して外部に移動されるようにしてもよい。また、ポンプは、液体を液体リザーバ内に引き込ませて該液体リザーバを再充填するように構成されていてもよい。
【特許文献1】米国特許第6,892,902号
【特許文献2】米国特許第5,373,975号
【0021】
また、液体弾丸発射機構は袋状体若しくはその他の可撓性壁容器から成り得る。袋状体若しくはその他の可撓性壁容器はその内圧を造成すべく過剰に充填され得ることとなり、これにより液体は液体弾丸発射機構の開口を通して射出させられ得る。また、袋状体若しくはその他の可撓性壁容器から成る液体弾丸発射機構は液体を射出させるように圧搾さてもよい。液体弾丸発射機構が袋状体若しくはその他の可撓性壁容器から成る場合、液体弾丸発射機構及び液体リザーバは実質的に同延関係にあってもよい。例えば、袋状体若しくはその他の可撓性壁容器が液体リザーバであり得る。
【0022】
また、液体弾丸発射機構は、液体で充填若しくは飽和された中空弾丸若しくは多孔性弾丸を射出する機構から成り得る。そのような機構は当該技術分野で知られており、空気システム若しくはスプリング付勢システムから成るものであってもよく、或いは当該技術分野では周知のゴムバンド若しくはその他の弾性材料のポテンシャルエネルギによって弾丸を推進させるシステムから成るものであってもよい。ここで使われるように、液体弾丸には、液体で充填若しくは飽和された中空弾丸若しくは多孔性弾丸が含まれる。このような構成においては、液体リザーバは液体を収容し得るものであってよく、或いは中空若しくは多孔性液体弾丸を保持するマガジン若しくはその他の同様な容器から成るものであってよい。また、ここで意図されていることは、第1の装置が更に液体を加える前の中空シェル若しくは多孔性材料を保持するマガジン若しくはその他の同様な容器から成り得るということである。液体リザーバからの液体は、弾丸の発射前に液体弾丸を形成すべく中空シェル若しくは多孔性材料に分配される。
【0023】
作動時、液体弾丸発射機構により、液体弾丸は少なくとも1つの放出チューブを通して推進される。放出チューブは液体弾丸発射機構の一部と看倣される。放出チューブは本体部から遠のくように延び得るものであり、本体部から独立して狙うことができるように構成されてよい。即ち、放出チューブは、第1の装置の向きを必ずしも変えることなく異なった方向に向けたり或いは狙ったりすることができるように配置され得る。例えば、放出チューブ若しくは全体の液体弾丸発射機構はボールベアリング上に設置することが可能であり、これによりシューティング方向については、第1の装置の他の部品の向きを変えることなく変えることができる。二者択一的には、放出チューブは、例えば模された拳銃若しくはライフル銃で狙う場合には、使用者によって第1の装置の全体っを手動操作することにより狙い定められる。放出チューブは異なった直径のシリンダから成るものであってよく(図1参照)、またノズルのような他の構成要素から成るものであってもよい。
【0024】
液体弾丸発射機構が作動させられた際に液体弾丸が第1の装置から外部に射出させられ得るように、放出チューブは本体部上の任意の個所に配置し得る。上述したように、液体弾丸発射機構は手動若しくは電子的に作動させられ得る。電子的な作動の場合には、液体弾丸発射機構は、使用者から更なる入力を得ることなく電子的信号が停止されるまで或いは液体リザーバが枯渇するまで多数の液体弾丸を連続して発射することが可能である。また、多数の液体弾丸は、液体弾丸発射機構の手動作動により連続して発射されてもよい。二者択一的には、液体弾丸発射機構の手動作動若しくは電子的作動により、液体リザーバのすべての液体が実施的に一度に排出されてもよい。
【0025】
ここで使われるように、「液体弾丸」は液体の一部、例えば液体弾丸シューティング機構によって第1の装置から外部に射出される液滴の形態である。一旦第1の装置から発射されると、液体弾丸は好ましくは如何なる容器内にも包囲されない。また、液体弾丸は必ずしも固定即ち一定の容量若しくは大きさを持つ必要はなく、液体弾丸の容量若しくは大きさについては第1の装置毎に若しくは第1の装置からの発射間で異なっていてもよい。液体弾丸は液体リザーバ内の液体の一部から成るものであってもよいし、或いは液体弾丸は実質的に第1の装置の液体リザーバ内の液体の全部から成るものであってもよい、即ち液体リザーバの全部の液体が一弾丸として発射されてもよいことが理解されたい。本発明の装置から発射される際の液体弾丸の速度は変えることができるが、しかし該速度は第1の装置から少なくとも或る程度の距離だけ液体弾丸を推進するに十分なものとされる。
【0026】
本発明の液体弾丸を形成するために使用することのできる液体については、第1の装置の構成要素に対して適合性のある任意の液体であって、液体弾丸発射機構から射出させられ得るように適当な低粘性を持つ液体から成るものであってよい。適当な液体には、水道水、泉水、塩水、砂糖水、鉱水若しくは海水のような水;「消失性」インク、その他の非永久インク及び永久インクのようなインク;染料、例えば、洗浄可能染料、その他の非永久染料及び永久染料;蛍光液体;香料;ジュース;液体キャンディー及び酸性若しくは塩基性溶液が含まれる。一般的に、本発明で使用される酸性若しくは塩基性液体は弱酸性若しくは弱塩基性のものから成り、これにより第1の装置若しくはその構成要素及び周囲のものが損傷を受けないようにされ、或いは使用者が傷付けられないようにされる。
【0027】
図1には典型的な液体弾丸発射機構が示される。図1を参照すると、典型的な液体弾丸発射機構100はスプリング105を具備し、このスプリング105は、後で述べるようにトリガ120の作用によって圧縮させられたとき、ピストン110を前方に(ノズル115に向かって)押し遣るように該ピストン110と係合させられる。ピストン110はハウジング125内に設けられ、このハウジング125はピストン110が挿通されるようになったチャンネルを備える。使用時、液体弾丸発射機構はトリガ120を押し込むことにより作動させられると、トリガ120とピストン表面130との間のフランジ135による接触のためにピストンは後方に(ノズル115から遠のくように)引き込まれる。ピストン100が後方に引き込まれにつれて、スプリング105はピストン表面140とハウジング表面145との間で圧縮させられる。ピストン100が後方に引き込まれたとき、シリンダ155の内部は液体リザーバ150からの水で満たされる。トリガの押込みが実質的に全範囲に亘って行われると、トリガ120はベアリング(孔160として示す)の回りで枢動させられ、これによりフランジ135はピストン表面130との接触から外されて、ピストン110は釈放されることとなる。次いで、ピストン110はスプリング105によって前方に偏倚させられ、シリンダ155の内部の液体が放出チューブ165内を移動して、最終的にはノズル115を通して外部に出され、このとき水は該ノズルから遠のくように十分な速度で射出させられる。
【0028】
また、第1の装置はその他に電子構成要素を含んでいてもよく、それは選択肢として液体弾丸発射機構を持つ任意の電子構成要素に接続される。そのような電子構成要素は液体弾丸発射機構を持つ任意の電子構成要素と協働して動作されてもよく、或いは個別に動作されてもよい。例えば、第1の装置は音及び/又は光を電子的に発生させるような構成要素を含み得る。また、第1の装置は、電子装置によって動作させられる駆動モータに接続された付属物を具備してもよい。
【0029】
本発明の第1の装置で用いるのに適した電子装置は電源ボックス即ち電池ボックスを含み得るものであり、この電池ボックスは電池若しくはその他の電源を収納すべく本体部内に適宜設けられ得る。適当な配線が白熱灯、LED、スイッチ及びスピーカのような動作可能な構成要素の接続のために使用され得る。これらの構成要素は本体部内に支持されるか若しくは収容されてもよいし、本体部によってその外側に設けられるか若しくは支持されてもよいし、或いは本体部を貫通して延在させてもよい。例えば、本体部の1つ若しくはそれ以上の部分については、透明部分若しくは半透明部分を持つチャンバに隣接して取り付けられたLEDのような適当な光源を設けることにより照明されるか若しくは輝くようにされてもよい。
【0030】
電子構成要素は液体弾丸発射機構の作動及び/又は液体弾丸発射機構内の液体の流れによって動作されるようにしてもよい。例えば、スイッチは、液体リザーバから液体弾丸発射機構に向かって若しくはそこを通して流される加圧流体を運ぶようになった導管若しくは導管の可撓性部分又は柔軟性部分に隣接して取り付けられ得る。そのような導管の変形若しくは膨張により、スイッチの一方のコンタクト要素が移動させられて他方のコンタクト要素に接触され得るようにされ、これにより電子装置が動作させられる。
【0031】
本発明の構成要素を固定、装着、取付若しくは連結して第1の装置を構成することに関して、特に別のやり方に言及されない限り、当該技術分野で知られているように、適当な在来の留め具、例えばねじ、ボルト・ナット連結器、螺着器、スナップ・リング、戻り止め器、ねじクランプ等のクランプ類、リベット、トグル、ピン等を取り込むことが意図されている。また、構成要素の連結については、当該技術分野で知られているように、接着、糊付、溶接、超音波溶接及び摩擦嵌合若しくは変形によって適宜行うことが可能であり、また適当な液密及び/又は気密シール若しくはシール具が使用され得る。装置の電子部分については、市場で入手可能な在来の電子素子、コネクタ、並びに適当な配線、コネクタ、プリント配線基板、マイクロチップ、スピーカ、光源、LED、液晶ディスプレイ、圧力センサ、液体レベルセンサ、音響要素、入力端子、出力端子等のような種々のデバイスを使用すること可能である。
【0032】
また、本発明によれば、液体反応性材料から成る第2の装置が提供される。ここで使用されているように、「液体反応性材料」とは、液体との接触時に変化を受けるような任意の材料のことである。例えば、液体反応性材料は、電気特性(インピーダンスのような)を変化させる物質、色を変化させる物質、若しくは液体との接触時に透明性を得る物質から成り得る。適当な液体反応性材料には、湿気状態となったとき、色が変化するようなプラスチック若しくは布が含まれ、或いは微粒子(例えば粉末、砂、繊維ガラス等)でコートされた表面が含まれ、このとき該微粒子は湿気時に色を変化させたり若しくは透明となって下地色を表すようになったものとされる。
【0033】
例えば、第2の装置は、液体との接触時に電池と光源若しくは音源との間の電気回路を閉じたり開いたりするようになった液体応答スイッチを具備してもよい。当該技術分野で知られているように、適当な液体応答スイッチは或る電位で印加されるようになった一対の電気端子から成る。乾燥時、端子間のインピーダンスは非常に高く、流れ得る電流は事実上ゼロである。しかしながら、湿気時、インピーダンスは極端に低下して電流路を確立させ、この電流路により、単純なトランジスタ回路が導通状態とされて、電池と光源との間の電気回路が閉じられる。かくして、第2の装置が他のものから液体弾丸を受けた際に音及び/又は光を発するように動作させられ得る。このような構成については、本発明の装置で戦闘をシミュレートしたり若しくはチームスポーツ遊びしたりする際に液体弾丸による「得点」若しくは「命中」を示すために用いることができる。また、液体動作スイッチが液体弾丸発射機構に作動的に接続されてもよく、このような接続については、装置が液体弾丸を受けた際に液体弾丸発射機構が一時的に不作動状態若しくは操作不能状態とされるように行われる。
【0034】
その他の適当な液体反応性材料としては、酸性溶液若しくは塩基性溶液と接触した際に反応するようになった材料、例えば酸若しくは塩基との接触時に色を変化させるpH指示薬が挙げられる。適当なpH指示薬は、酸性溶液と接触した際に或る色(例えばブルー)に変わり、かつ塩基性溶液と接触した際に他の色(例えばピンク若しくはレッド)に変わるものである。かくして、本発明の組合わせ、ゲーム若しくはキットは、少なくとも2つの第1の装置と、pH指示薬を持つ少なくとも2つの第2の装置玩具とから成り得るものである。第1の装置の一方はその液体リザーバに酸性溶液を担持し、他方の第1の装置は塩基性溶液を担持する。酸性溶液を担持する第1の装置からの銃撃により、第2の装置は第1の色に変わることとなり、これに対して塩基性溶液を担持する第1の装置からの銃撃により、第2の装置は第2の色に変わることとなる。任意の第2の装置上のpH指示薬の初期の色については、酸性溶液若しくは塩基性溶液を取り除くことにより(例えば水で洗浄することにより)、或いは酸性溶液若しくは塩基性溶液を適宜中和させることにより取り戻すことができる。
【0035】
第2の装置は第1の装置とは個別ものとされてもよいし、或いは第1の装置に担持されるか若しくはそれと一体化されてもよい。それ故、第1及び第2の装置については、種々の形態が可能であり種々考えられ得るものである。例えば、第1及び第2の装置が個別のものとされる場合には、第1の装置については、模擬武器(例えば、拳銃、ライフル銃若しくは機関銃)のような手保持アイテムであってよく、また第2の装置については、使用者によって被着されるか担持されるような物品、例えばシャツ、ベスト、胸当て若しくは同部に被着されるその他の物品、ズボン、ソックス、脛当て、靴又は靴カバー若しくは足又は脚に被着されるその他の物品、ベルト(ハーネス即ちサムブラウン(Sam Browne)ベルトを含む)、バッジ、ネックレス、大メダル(medallion)等、ヘルメット、帽子又はその他の頭部覆い、手袋、リング若しくは手に被着されるその他の物品、前腕防具又は手首防具若しくは腕に被着されるその他の物品、マスク、眼鏡若しくは顔に被着されるその他の物品、盾等、或いはこれらの組合わせであってよい。第2の装置の典型的なものとしては、全身的若しくは部分的な甲冑を挙げることができる。例えば、本発明のゲーム、キット若しくは組合わせで、複数の部分から成る第2の装置が準備されてもよく、この場合第2の装置は衣類の異なった部分若しくは甲冑の異なった部分(例えば、肩紐等で連結された胸当て及び背当て)から成るものとされる。
【0036】
また、第2の装置は、障害物若しくはターゲットのような自由立脚式、自走式若しくは不規則出現式のアイテムから成るものであってもよい。典型的なターゲットは空中に投げ出されるか若しくは射出させられるアイテムとされてもよく、或いはゲーム遊戯中に敵側を表すものとして不規則な間隔及び/又は個所で出現するようになった「ポップアップ」式ターゲットとされてもよい。このような「ポップアップ」式ターゲットは、当該技術分野では周知のように、上述したような電子装置によって制御され得る。
【0037】
第1及び第2の装置が一体化されている場合、即ち第2の装置が第1の装置によって支持されている場合、第1の装置については、模擬武器(例えば、拳銃、ライフル銃若しくは機関銃)のような手保持アイテム若しくはその他のアイテムであってよく、また第2の装置については、第1の装置上に設けられたターゲット領域若しくはその他の指定領域であってよい。上述したように、液体反応性領域は第1の装置の液体弾丸発射機構に作動的に連結されられ得るものであり、これにより液体弾丸発射機構は該液体性反応領域が液体と接触した際に一時的に不能状態とされる。
【0038】
第2の装置の異なった部分は、湿気時に互いに異なって反応するようになった少なくとも2つの液体反応性材料から成ってもよい。例えば、第2の装置の一方の部分は、湿気時に第1の色(例えばグリーン)に変わる材料から成るものであってよく、また該第2の装置の第2の部分は、湿気時に第2の色(例えばブルー)に変わる材料から成るものであってよい。かくして、本発明の組合わせ、ゲーム若しくはキットは、少なくとも2つの第2の装置から成り得るものであり、その少なくとも一部分が湿気時に異なって反応するようになった異なった液体反応性材料を含む。
【0039】
また、ターゲットから成る第2の装置は、湿気時に互いに異なって反応するようになった材料から成ってもよい。例えば、ターゲットの外側領域(一般的には低得点領域と看倣される)は、湿気時に第1の色に変わる第1の液体反応性材料から成ってよく、またブルス・アイ(bulls-eye)領域即ち的中央領域となるようなターゲットの内側領域(一般的には高得点領域と看倣される)は湿気時に第2の色に変わる第2の液体反応性材料から成ってよい。
【0040】
また、第2の装置は1つ若しくはそれ以上の液体反応性材料から成ってもよく、この場合には、液体反応性材料は、ゲームボード(例えば、三目並べ(tic-tack-toe)ボード、チェスボード、ダーツボード等)やチームスポーツの競技フィールド等のためのようなパターン若しくは模様に配置される。このような第2の装置は、上述したように、使用者によって被着される衣類品とされ得る。第1の装置から発射された液体弾丸の銃撃により、パターン化された液体反応性材料の異なった部分の色が変化させられ、これにより使用者は、実際にゲームの駒を使用するというのでなく、そのような態様でゲームを遊戯し得ることとなる。例えば、使用者は、ダーツボードのパターンに配置された液体反応性材料から成る第2の装置に向けて液体弾丸を発射する順番を待つことができる。液体弾丸が当たったとき該液体弾丸により色が生じるか或いはその他の変化が生じ、これにより銃撃の得点が表示されることとなる。ゲームボード上の異なった領域には異なった得点が割り当てられ得る。二者択一的には、第2の装置は、三目並べ(tic-tack-toe)ボードのパターンに配置された液体反応性材料から成る。この三目並べボードの各マスは、例えば酸若しくは塩基で濡らされた際に異なって反応するpH指示薬のような液体反応性材料から成り得る。このような液体反応性材料は、三目並べボードの各マスに種々のパターンで例えば×及び/又は○で配置されてよい。二人の使用者がゲームボードに向けて第1の装置から液体弾丸を発射させる順番を待って、一行の三マスに印を付けるように努める。一方の使用者は、酸性溶液から成る液体弾丸を発射させることができ、他方の使用者は、塩基性溶液から成る液体弾丸を発射させることができる。各使用者から銃撃は異なって色としてゲームボード上に記録される。
【0041】
第2の装置は、例えば、装飾のために若しくは異なったグループの所属を示すために1つ若しくはそれ以上の着色、模様若しくは表示を備えてもよい。そのような着色、模様若しくは表示は実際の軍隊、スポーツチーム若しくは競技人像若しくは軍人像と関連させてもよい。当業者により容易に決めることができるように、第2の装置は、それを人によって使用し、携帯し、被着し得るような任意の適当なサイズにすることができる。液体反応性材料に加えて、第2の装置は、第1の装置について上述したように、標準製造技術を用いることにより任意の適当な剛性材料から作成することができる。更に、第2の装置に使用するのに適当な電子装置については、また本発明の構成要素を固定、装着、取付若しくは連結して第2の装置を構成するための手段及び技術については、第1の装置に関して上述したようなものと同様であり、当業者の技術範囲内のことである。
【0042】
本発明の組合わせ、ゲーム若しくはキットについては、少なくとも1つの販売用付加アイテム、例えばキャンディー若しくはガム、ステッカー、電子アイテム、並びに販売促進アイテム、例えばコンテスト類若しくは籤及びチーム装備若しくは競技装備と共に該組合わせ、ゲーム若しくはキットを包装することにより販売することができる。
【0043】
本発明の第1及び第2の装置はゲームを遊戯するために利用可能であり、そのようなゲームでは、使用者は相手側の第2の装置を銃撃することが要求される。かくして、本発明によれば、少なくとも1つの第1の装置と、少なくとも1つの第2の装置と、遊戯のために提案されたルールとから成るゲームが提供される。例えば、キット若しくはゲームは、遊戯人から成る2つのチーム若しくは軍隊のために十分な数の第1及び第2の装置から成るものとされてよく、このとき各チーム若しくは軍隊は1、2、3、4、5、10、20、50若しくはそれ以上の第1及び第2の装置を具備する。
【0044】
一般的に、本発明のゲームについては、開放屋内領域若しくは開放野外領域で遊戯することができる。遊戯面は自然のものでもよいし、或いは人工のものであってもよし、また遊戯面は平坦面でも、ででこぼこ面でも若しくは段差面でもよい。
【0045】
本発明のゲームが遊戯される領域については、適宜マークキングで特徴付けされてもよいし、或いは例えば戦場若しくは1つ若しくはそれ以上のチームスポーツの競技場を模した表示を備えてもよい。戦場若しくは競技場を模したかかるマークキング若しくは表示には、グループ活動に積極的に関与しない人々が置かれることとなる背後領域、サイド領域若しくはその他の領域が含まれ得るということが理解されたい。チームスポーツの競技場の相対的な寸法及び形状については、当該技術分野の当業者にとってはよく知られており、そのような寸法又は形状を本発明との使用のために適用することは容易に成し得る。
【0046】
また、本発明のキット若しくはゲームは、その他のアイテム、例えば、不使用時に第1及び第2の装置を収容するための折畳み可能なハウジング、予備の液体若しくは液体リザーバ、ゲームの統計数値や結果を記録するためのスコアカード若しくはその他の装置、キャンディー若しくはガム、玩具、電子装置(ゲーム中に光効果及び音響効果を生じさせるような或いは実況アナウスメントを行うような)、時間調整装置、第1若しくは第2の装置を装飾するためのステッカー等、並びに販売促進アイテム、例えばコンテスト類若しくは籤及びチーム装備若しくは競技装備を備えてもよい。
【0047】
本発明のゲーム遊戯の詳細ルールについては遊戯するのに望まれるゲームのタイプに依存する。例えば、ゲームは戦闘を模した遊戯のルールを備え得る。そのようなルールについては、当該技術分野で当業者により容易に作成及び理解され得るものである。
【0048】
そのようなゲームのうちの1つにおいて、2つの軍隊のための十分な数の第1及び第2の装置が用意され得る。ゲームを行う個人個人は、戦場のどの部分についてどっちの軍隊が最初の支配権を持つかを前もって決め、次いでどっちの軍隊が最初に攻撃し得るかを決める。例えば、両軍隊は戦場のそれぞれ異なった区域を占拠してもよく、或いは一方の軍隊が全体の戦場を占拠してもよく、このとき第2の軍隊は占拠領地に侵入しようと企てることとなる。
【0049】
ゲームは、所定の軍隊の1つ若しくはそれ以上の個人が他方の軍隊の個々人を攻撃することによって開始され、この攻撃は該所定の軍隊の第1の装置から該他方の軍隊の第2の装置に向けて液体弾丸を発射することにより行われる。遊戯人はもし彼若しくは彼女の第2の装置が液体弾丸で撃たれた場合に「負傷」したか或いは「戦死」したことされる。次いで、「負傷」或いは「戦死」した遊戯人は戦場から排除されるか、或いはその場に留められて、ゲームは続行される。「負傷」した遊戯人は、負傷兵士の回復を摸して、適当な所定時間が経過した後にゲーム上に再加入されてもよい。
【0050】
ゲームが進行している間、各軍隊は、予め決められた目標を確保しようと努め、ゲームは所定時間が終了するまで、或いは目標が到達されるまで、或いは一方の軍隊のすべての個々人が「負傷」或いは「戦死」するまで続行される。生き残った軍隊、即ち予め決められた目標を獲得した軍隊がゲームの勝者となる。
【0051】
本発明は上述した事例及び種々の形態に関連して説明されたが、その他の同様な事例が用いられ得ること、或いは本発明から逸脱することなく本発明と同じ機能を成すべく上述の事例に変更や付加が行われ得ることが理解されるべきである。それ故、本発明は任意の1つの事例だけに限定されべきものではなく、むしろ添付の請求の範囲の記述に従う広さ及び範囲内で構成されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の典型的な液体弾丸発射機構である。
【符号の説明】
【0053】
100 液体弾丸発射機構
105 スプリング
110 ピストン
115 ノズル
120 トリガ
125 ハウジング
130 ピストン表面
135 フランジ
145 ハウジング
150 液体リザーバ
155 シリンダ
160 孔
165 放出チューブ165

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部から成る少なくとも1つの第1の装置と、前記本体部によって支持された流体リザーバと、前記本体部によって支持されしかも前記流体リザーバと流体連通状態とされた液体弾丸発射機構と、液体反応性材料から成る少なくとも1つの第2の装置とを具備する組合わせ。
【請求項2】
請求項1に記載の組合わせであって、前記第1及び第2の装置が独立している組合わせ。
【請求項3】
請求項1に記載の組合わせであって、前記第2の装置が前記第1の装置によって担持されるか或いは前記第1の装置と一体化されている組合わせ。
【請求項4】
請求項1に記載の組合わせであって、前記液体リザーバが使い捨てとされる組合わせ。
【請求項5】
請求項1に記載の組合わせであって、前記液体リザーバが可撓性壁から成る組合わせ。
【請求項6】
請求項1に記載の組合わせであって、前記液体弾丸発射機構がポンプから成る組合わせ。
【請求項7】
請求項1に記載の組合わせであって、前記液体弾丸発射機構がピストンからから成る組合わせ。
【請求項8】
請求項1に記載の組合わせであって、前記液体弾丸発射機構が加圧液体リザーバから成る組合わせ。
【請求項9】
請求項1に記載の組合わせであって、前記液体弾丸発射機構が指向可能な放出チューブから成る組合わせ。
【請求項10】
請求項1に記載の組合わせであって、前記液体弾丸発射機構が電子的に作動させられる組合わせ。
【請求項11】
請求項1に記載の組合わせであって、前記第1及び第2の装置が更に電子装置を備える組合わせ。
【請求項12】
請求項11に記載の組合わせであって、前記電子装置が音若しくは光を発生する組合わせ。
【請求項13】
請求項11に記載の組合わせであって、前記電子装置が前記液体弾丸発射機構の作動によって始動される組合わせ。
【請求項14】
請求項11に記載の組合わせであって、前記電子装置が前記液体弾丸発射機構を通る液体流れによって始動される組合わせ。
【請求項15】
請求項1に記載の組合わせであって、前記第1の装置がピストル、ライフル銃、ショットガン、機関銃、機関拳銃、を模したもの、火打石銃、火縄銃、ラッパ銃、弓、石弓(crossbow)、投石器(sling)、パチンコ、カノン砲、カロネード砲、迫撃砲、榴弾砲、投石器(onager)、石弓(mangonel)、投石器(trebuchet)、大型投石器(ballista)、タンク、移動銃から成る群のうちから選ばれたアイテムを模したものとされる組合わせ。
【請求項16】
請求項1に記載の組合わせであって、前記液体反応性材料が電気特性を変化させる物質、色を変化させる物質、若しくは液体との接触時に透明性を失うか或いは得る物質から成る組合わせ。
【請求項17】
請求項1に記載の組合わせであって、前記液体反応性材料が液体反応性スイッチとされる組合わせ。
【請求項18】
請求項17に記載の組合わせであって、前記液体反応性スイッチが前記液体弾丸発射機構に作動的に接続される組合わせ。
【請求項19】
請求項1に記載の組合わせであって、前記液体反応性材料がpH指示薬から成る組合わせ。
【請求項20】
請求項1に記載の組合わせであって、前記第2の装置が使用者によって被着される物品から成る組合わせ。
【請求項21】
請求項1に記載の組合わせであって、前記第2の装置が使用者によって被着される物品から成る組合わせ。
【請求項22】
請求項1に記載の組合わせであって、前記第2の装置がシャツ、ベスト、胸当て、ズボン、ソックス、脛当て、靴、靴カバー、ベルト、バッジ、ネックレス、大メダル(medallion)、ヘルメット、帽子、手袋、リング前腕防具、手首防具、マスク、眼鏡、盾、全身的若しくは部分的な甲冑及びこれらの組合わせから成る群のうちから選ばれたアイテムから成る組合わせ。
【請求項23】
請求項1に記載の組合わせであって、前記第2の装置が自由立脚式アイテム、自走式アイテム若しくは不規則出現式アイテムから成る組合わせ。
【請求項24】
請求項1に記載の組合わせであって、前記第2の装置が障害物若しくはターゲットから成る組合わせ。
【請求項25】
請求項1に記載の組合わせであって、前記第2の装置が前記第1の装置に設けられたターゲット領域から成る組合わせ。
【請求項26】
請求項1に記載の組合わせであって、前記第2の装置が湿気時に異なって反応するようになった少なくとも2つの液体反応性材料から成る組合わせ。
【請求項27】
請求項1に記載の少なくとも1つの組合わせと、この組合わせを使用するための説明書とを具備するキット。
【請求項28】
請求項1に記載の少なくとも1つの組合わせと、ゲーム遊戯のためのルールとを具備するゲーム。
【請求項29】
請求項28に記載のゲームであって、前記ゲームが戦闘を摸したものであるゲーム。
【請求項30】
ゲームの遊戯方法であって、
(1)請求項1に記載の組合わせを用意する段階と、
(2)前記第1の装置から液体弾丸を前記第2の装置に向けて発射する段階と、
(3)前記段階(1)を選択的に繰り返す段階とから成る遊戯方法。
【請求項31】
請求項1に記載の組合わせを市場に出す方法であって、前記組合わせを少なくとも1つの付加的なアイテムと共に包装することから成る方法。
【請求項32】
請求項31に記載の方法であって、前記付加的なアイテムが前記第1及び第2の装置を不使用時に収納するための折畳み自在なハウジング、液体、液体リザーバ、ゲームの統計数値や結果を記録するための装置、キャンディ、ガム、玩具、電子装置、時間調整装置、ステッカー及び促進アイテムから成る群のうちから選ばれる方法。
【請求項33】
請求項27に記載のキットを市場に出す方法であって、前記キットを少なくとも1つの付加的なアイテムと共に包装することから成る方法。
【請求項34】
請求項33に記載の方法であって、前記付加的なアイテムが前記第1及び第2の装置を不使用時に収納するための折畳み自在なハウジング、液体、液体リザーバ、ゲームの統計数値や結果を記録するための装置、キャンディ、ガム、玩具、電子装置、時間調整装置、ステッカー及び促進アイテムから成る群のうちから選ばれる方法。
【請求項35】
請求項28に記載のゲームを市場に出す方法であって、前記ゲームを少なくとも1つの付加的なアイテムと共に包装することから成る方法。
【請求項36】
請求項35に記載の方法であって、前記付加的なアイテムが前記第1及び第2の装置を不使用時に収納するための折畳み自在なハウジング、液体、液体リザーバ、ゲームの統計数値や結果を記録するための装置、キャンディ、ガム、玩具、電子装置、時間調整装置、ステッカー及び促進アイテムから成る群のうちから選ばれる方法。

【図1】
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【公表番号】特表2009−509116(P2009−509116A)
【公表日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−530651(P2008−530651)
【出願日】平成18年9月15日(2006.9.15)
【国際出願番号】PCT/IB2006/002562
【国際公開番号】WO2007/031863
【国際公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(508082511)ホーム・フォーカス・ディベロップメント・リミテッド (3)
【Fターム(参考)】