説明

液体注入装置及び注入方法

【課題】ドラム缶等に漏斗で液体の注入をする場合であっても、容器内部に残留した空気を抜き、予定した注入量を注入可能とする液体注入装置及び注入方法を提供することにある。
【解決手段】
注入器3に、パイプ14を貫通してホース21が接続可能なホース接続筒7を設けると共に、注入器3の容量を、移送先タンク16内の液面がパイプ14の下端に達した際の移送先タンク16内の上方空間の体積以下に設定する一方、移送先タンク16の上面における注入口と異なる位置に、上方空間を任意に大気へ開放可能な空気抜き栓17を設けたことにある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、注入容器を効率的に使用するための液体注入装置及び注入方法に関する。
【背景技術】
【0002】
容器に液体を注入する場合、透明な容器に注入するのであれば、液体の注入量の確認ができるが、ドラム缶等の外部から内部を見ることのできない容器においては、液体の注入量の確認をすることができないため、液体の注入によるオーバーフローをおそれるあまり、液体の注入量を予定より少なく注入してしまうことが少なくない。そのため、十分な量を容器内に注入することができないという問題がある。この対策方法として、空気抜きを備えた漏斗であって、容器の注入排出口に設けられた鍔状体の内壁面に設けられたネジと螺合可能とするネジ部を備えた漏斗が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−244891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、ドラム缶等に漏斗で液体の注入をする場合であっても、容器内部に残った空気を外部に抜かなければ、予定した液体の注入をすることができないといった問題が発生していた。
【0005】
そこで、本発明は、上記従来の問題点を解消し、ドラム缶等に漏斗で液体の注入をする場合であっても、容器内部に残留した空気を外部に抜き、予定した注入量を注入可能とする液体注入装置及び注入方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、液体を貯蔵する移送元容器と、前記移送元容器から液体を移送する注入口を設けた移送先タンクと、下端に突設したパイプを前記注入口へシール状態で差し込み可能な漏斗状の注入器と、前記移送元容器から前記注入器に液体を移送可能なポンプ及びホースと、を備えた液体注入装置であって、前記注入器に、前記パイプを貫通して前記ホースが接続可能なホース接続筒を設けると共に、前記注入器の容量を、前記移送先タンク内の液面が前記パイプの下端に達した際の前記移送先タンク内の上方空間の体積以下に設定する一方、前記移送先タンクの上面における前記注入口と異なる位置に、前記上方空間を任意に大気へ開放可能な空気抜き栓を設けたことにある。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加え、前記注入器に、前記移送先タンク内の液面が前記パイプの下端に達したことを報知する報知手段を設けたことにある。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に加え、前記報知手段は、前記パイプを貫通するガイドパイプ内で上下動可能に支持されるフロートとしたことにある。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の液体注入装置を用いて、前記移送元容器から前記移送先タンクへ液体を移送する液体注入方法であって、前記移送先タンクの前記注入口に前記注入器の前記パイプをシール状態で差し込み、前記移送元容器と前記注入器のホース接続筒とを前記ポンプ及びホースで接続し、前記空気抜き栓を閉栓した状態で前記移送元容器から前記ホース接続筒を介して前記移送先タンクに液体を移送し、前記移送先タンク内の液体が前記パイプの下端に達して液体が前記移送先タンク内から前記注入器内に溢れ、前記注入器内に前記容量分の液体が貯留すると、前記ポンプによる移送を停止し、前記空気抜き栓を開栓して前記注入器内の液体を前記移送先タンク内に復帰させる注入方法にある。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、液体注入装置において、移送先タンク内に残った空気を排出するとともに、移送先タンク内に残った空気と液体との入れ替えが容易であるため、移送先タンク内に予定した量の液体を移送することが可能となる。また、内部の見えない移送先タンクに液体を移送する場合も同様である。他にも、移送先タンク内に残った空気と液体との入れ替えが容易であるため、泡を含むこともなく、液体のみの移送が可能となる。加えて、移送先タンクの内部を視認する必要がなく、作業時間の短縮を図ることも可能である。さらに、移送先タンクに液体を効率よく移送することが可能であるため、移送先タンクの保管スペースの縮小や、運送費の削減にも貢献する。他にも、移送先タンクや注入器内に液体の注入量が過剰とならないため、液体を移送先タンクや注入器から溢れさせることがない。それにより、移送先タンクの外に液体がこぼれてしまい、移送先タンクの上面や床等を汚すことがなく、清掃作業も不要である。また、この液体が有機汚染物質を含む場合、液体が人体に触れることや、移送先タンクの外部に溢れる等の不具合の発生を未然に防ぐため、液体の移送に注意を払う必要もない。
【0011】
特に、請求項2及び3に記載の発明によれば、注入器内に液体が溜まるタイミングが分かりやすくなり、液体の供給スピードを緩める等した慎重な対応が可能となる。それにより、注入器から液体が溢れるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】液体注入装置の全体構成を示す説明図である。
【図2】注入器の断面を示す断面説明図である。
【図3】注入器の平面を示す平面説明図である。
【図4】注入器を移送先タンクに接続した状態を示す断面説明図である。
【図5】注入器を使用した液体の移送状態を示す断面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1に示すように、液体注入装置1は、液体15を貯蔵する移送元容器18と、移送元容器18から液体15を移送する注入口16aを設けた移送先タンク16と、下端に突設したパイプ14を注入口へシール状態で差し込み可能な漏斗状の注入器3と、移送元容器18から注入器3に液体15を移送可能なポンプ19及びホース21とホース23と、を備えている。そして、移送先タンク16には、注入口と異なる位置に、上方空間を任意に大気へ開放可能な空気抜き栓17を設けている。
【0015】
この内、注入器3は、図2に示すように、パイプ14を貫通してホース21が接続可能なホース接続筒7を設けると共に、液体15を一時的に貯留するレベル確認槽4と、移送先タンク16の注入口ネジ部に螺合するネジ部5と、このネジ部5の回り止めであるゴムシール部6と、Oリング10とで構成されている。
その内、レベル確認槽4には、内周側に目盛り13が設けられている。そして、図3に示すように、レベル指示計ガイドパイプ8と、液体15を供給するホース21を取り付けるホース接続口7とは、開口部12の内壁面に夫々溶接し、注入器3と一体の構造としている。このレベル指示計ガイドパイプ8には、下端にレベル指示計11が移送先タンク16内に落下することを防止するストッパー9を備えるとともに、レベル指示計11を上下動可能に支持している。
【0016】
そして、移送先タンク16の上面に設けられた注入口16aに注入器3のパイプ14をシール状態で取り付け、この注入器3とポンプ19との間にホース21を接続し、このポンプ19の他方と移送元容器18との間にはホース23を接続する。ホース21は、ドレンコック22を備えており、ホース23は、移送元容器18のドレン弁28に接続する側のバルブ24と、ポンプ19によって移送元容器18内部の液体15を移送する時の圧力を計測する圧力計27と、圧力計27側のバルブ25と、この圧力計27の圧力をリリースするリリースバルブ26とを備えている。
【0017】
他にも、ポンプ19は、このポンプ19に備えられた電源スイッチ(図示せず)に加え、注入器3側の手元スイッチ29と、ポンプ19側の手元スイッチ30とを投入することによって、起動可能としている。
これらによって、移送元容器18内部の液体2を、この液体注入装置1のポンプ19で移送し、移送先タンク16内へ注入器3によって移送することで、予定した一定量の移送を行う。
【0018】
以上の如く構成された液体注入装置1による液体15の移送先タンク16への移動は、以下のように行われる。
【0019】
まず初めに、図4に示すように、空気抜き栓17を閉栓した状態の移送先タンク16(この場合、予定した注入量は200Lとする)の注入口に、注入器3のネジ部5を、ゴムシール部6のOリング10が圧縮される位置まで螺合する。そして、ホース接続口7とポンプ19の一方との間には、ホース21を取り付け、移送元容器18のドレン弁24とポンプ19の他方との間には、バルブ24を備えたホース23を取り付ける。この時、ドレン弁24にホース23を取り付けるには、ドレン弁24の閉止板を取り外し、バルブ24側のホース23の先端のフランジ(図示せず)を取り付ける。
次に、移送元容器18の空気抜き栓20を開栓した後にドレン弁28も開栓する。そして、バルブ24とバルブ25とを開栓した後に、圧力計27でこの時のヘッド圧を確認する。なお、この時の圧力は、真空状態(負圧)であることを確認する。そして、このヘッド圧が真空状態(負圧)であることを確認した後、ドレンコック22を開栓する。
【0020】
次に、ポンプ19の電源スイッチを投入した後、手元スイッチ29と手元スイッチ30とを投入することでポンプ19が起動し、移送元容器18内に残っている液体15の吸引を行う。その結果、移送元容器18内の液体15が、ホース23からポンプ19、ホース21を介して注入器3へと送り出された後、その注入器3から移送先タンク16内へと移送される。
【0021】
そして、この液体15の移送を継続することで、図5(a)に示すように、レベル指示計11の下端に液体15の液面が達する。その後、ストッパー9の上にセットされているレベル指示計11が、自らの浮力によってレベル指示計ガイドパイプ8内を上方へと押し上げられる。このレベル指示計11が、本発明のフロートであり、レベル指示計ガイドパイプ8が、本発明のガイドパイプである。
【0022】
さらに移送を継続することで、パイプ14の下端に液体15の液面が達する位置まで液体15が移送され、図5(b)に示す状態の時に、レベル指示計11の軸部分の表面にマーキングされたライン(図示せず)が、レベル指示計ガイドパイプ8の端部より見える位置まで押し上げられる。この状態における移送先タンク16内の液体15の注入量は、約185Lであり、タンク内部に残っている空気2の量は、約15Lである。そして、レベル指示計11を、レベル指示計ガイドパイプ8から抜き取る。
このラインを、レベル指示計ガイドパイプ8の端面より突出する位置まで液体2によって押し上げられることが、本発明の報知手段である。
【0023】
その後、液体15の移送を継続することにより、図5(c)に示すように、液体15aが開口部12からレベル確認槽4へと溢れ始める。さらに液体15の移送を継続して、注入器3内に溢れ始めた液体15aの表面が、注入器3の内周にマーキングされた目盛り13の位置まで達したところで(この場合、注入器3内周の貯留容量は15L以下)、手元スイッチ29と手元スイッチ30とを切り、さらにポンプ19の電源スイッチを切ることによって、ポンプ19による運転を停止し、ドレンコック22を締める。次に、移送先タンク16に設けられた空気抜き栓17を開栓する。これにより、図5(d)に示すように、移送先タンク16内の空気2が移送先タンク16外部へと排出されるとともに、注入器3内周に溢れた液体15aが、移送先タンク16へと復帰される。その結果、移送先タンク16の注入量は、レベル指示計11が押し上げられたときの液体15に、注入器3の内周に溢れた液体15aを加えた注入量となり、最大で移送先タンク16の規定容量である200Lまで移送することが可能となる。
【0024】
次に、ドレンコック22を閉めた後、ホース21をホース接続口7から取り外した後、注入器3を移送先タンク16の注入口から取り外して、その注入口に栓をするとともに、空気抜き栓17を閉栓する。そして、液体15と液体15aとを移送した移送先タンク16を、新たな移送先タンク16と入れ替えて、これらの作業を同様に繰り返し行う。
その結果、移送元容器18内の液体15を、ポンプ19で移送するとともに、新たな移送先タンク16に注入した後、注入器3の内周に溢れた液体15aを復帰させることによって、移送元容器18内に残っている液体15の移送を引き続き行い、移送元容器18内に残る液体15を移送する。
【0025】
これらの作業で移送元容器18内の液体15の移送が終了した後は、まず初めにドレン弁28を閉栓し、次にバルブ24とリリースバルブ26とを閉栓した後、ドレンコック22を開栓する。次に、手元スイッチ29と手元スイッチ30とを投入した後に、ポンプ19の電源スイッチを投入する。これによってポンプ19が起動した後、圧力計27の表示が負圧になることを確認し、リリースバルブ26を徐々に開栓する。その結果、リリースバルブ26からホース23内へと空気が入り込まれ、ホース23の内径に残った液体2を送出する。
【0026】
この液体15を、空気で送出した後も、ポンプ19を停止させずにリリースバルブ26を締めて、手元スイッチ29と手元スイッチ30とポンプ19の電源スイッチとを切り、バルブ26側の接続口に閉止プラグを取り付けてからドレンコック22を閉栓する。そして、バルブ25を閉栓し、ノズル21の先端部に取り外し閉止プラグを取り付ける。次に、空気抜き栓20を閉栓し、ドレン弁28に閉止板取り付ける。これらの作業が終了した後、注入器3を移送先タンク16の注入口から取り外し、その注入口に栓をするとともに、開放した空気抜き栓17を閉栓する。
【0027】
以上のように、本発明の液体注入装置1の構成は、注入器3に、パイプ14を貫通してホース21が接続可能なホース接続筒7を設けると共に、注入器3の容量を、移送先タンク16内の液面がパイプ14の下端に達した際の移送先タンク16内の上方空間の体積と等しく或いはこの体積より小さく設定する一方、移送先タンク16の上面における注入口と異なる位置に、上方空間を任意に大気へ開放可能な空気抜き栓17を設けたことにある。
その結果、移送先タンク16内に残った空気2を排出するとともに、移送先タンク16内に残った空気2と液体15aとの入れ替えが容易であるため、移送先タンク16内に予定した量の液体15を移送することが可能となる。また、内部の見えない移送先タンク16に液体15を移送する場合も同様である。他にも、移送先タンク15内に残った空気2と液体15aとの入れ替えが容易であるため、液体15aは泡を含むこともなく、液体15aのみの注入が可能となる。加えて、移送先タンク16の内部を視認することがなく、作業時間の短縮を図ることも可能である。さらに、移送先タンク16に液体を効率よく移送することが可能であるため、移送先タンク16の保管スペースの縮小や、運送費の削減にも貢献する。他にも、移送先タンク16内の液体15や、注入器3内に液体15aの注入量が過剰とならないため、液体15と液体15aとを移送先タンク16や注入器3から溢れさせることがない。それにより、移送先タンク16の外に液体15や液体15aがこぼれてしまい、移送先タンク16の上面や床等を汚すことがなく、清掃作業も不要である。また、この液体15と液体15aとに有機汚染物質を含む場合、液体15と液体15aとが人体に触れることや、移送先タンク16の外部に溢れる等の不具合の発生を未然に防ぐため、液体15や液体15aの移送に注意を払う必要もない。
【0028】
他にも、注入器3に、移送先タンク16内の液面がパイプ14の下端に達したことを報知するレベル指示計11を、パイプ14を貫通するレベル指示計ガイドパイプ8内で上下動可能に支持することにある。
その結果、注入器3内に液体15が溜まるタイミングが分かりやすくなり、液体15の供給スピードを緩める等した慎重な対応が可能となる。それにより、注入器3から液体15が溢れるおそれがない。
【0029】
なお、本発明の液体注入装置は、上記実施形態の態様に何ら制限されるものではなく、注入器における構造や構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更することができる。
【0030】
例えば、本発明の液体注入装置1は、レベル指示計11の軸部分表面にマーキングされたラインが、レベル指示計ガイドパイプ8の端部より見える位置まで押し上げられることを、本発明の報知手段としているが、レベル指示計11自体の軸長を短縮し、軸本体がレベル指示計ガイドパイプ8の端部より見える方法に変更しても良く、適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0031】
1・・液体注入装置、2・・空気、3・・注入器、4・・レベル確認槽、5・・ネジ部、6・・ゴムシール部、7・・ホース接続口、8・・レベル指示計ガイドパイプ、9・・ストッパー、10・・Oリング、11・・レベル指示計、12・・開口部、13・・目盛り、14・・パイプ、15・・液体、16・・移送先タンク、17・・空気抜き栓、18・・移送元容器、19・・ポンプ、20・・空気抜き栓、21・・ホース、22・・バルブ、22・・ドレンコック、23・・ホース、24・・バルブ、25・・バルブ、26・・バルブ、27・・圧力計、28・・ドレン弁、29・・手元スイッチ、30・・手元スイッチ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を貯蔵する移送元容器と、前記移送元容器から液体を移送する注入口を設けた移送先タンクと、下端に突設したパイプを前記注入口へシール状態で差し込み可能な漏斗状の注入器と、前記移送元容器から前記注入器に液体を移送可能なポンプ及びホースと、を備えた液体注入装置であって、
前記注入器に、前記パイプを貫通して前記ホースが接続可能なホース接続筒を設けると共に、前記注入器の容量を、前記移送先タンク内の液面が前記パイプの下端に達した際の前記移送先タンク内の上方空間の体積以下に設定する一方、
前記移送先タンクの上面における前記注入口と異なる位置に、前記上方空間を任意に大気へ開放可能な空気抜き栓を設けたことを特徴とする液体注入装置。
【請求項2】
前記注入器に、前記移送先タンク内の液面が前記パイプの下端に達したことを報知する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の液体注入装置。
【請求項3】
前記報知手段は、前記パイプを貫通するガイドパイプ内で上下動可能に支持されるフロートとしたことを特徴とする請求項2に記載の液体注入装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れかに記載の液体注入装置を用いて、前記移送元容器から前記移送先タンクへ液体を移送する液体注入方法であって、
前記移送先タンクの前記注入口に前記注入器の前記パイプをシール状態で差し込み、前記移送元容器と前記注入器のホース接続筒とを前記ポンプ及びホースで接続し、前記空気抜き栓を閉栓した状態で前記移送元容器から前記ホース接続筒を介して前記移送先タンクに液体を移送し、
前記移送先タンク内の液体が前記パイプの下端に達して液体が前記移送先タンク内から前記注入器内に溢れ、前記注入器内に前記容量分の液体が貯留すると、前記ポンプによる移送を停止し、
前記空気抜き栓を開栓して前記注入器内の液体を前記移送先タンク内に復帰させることを特徴とする液体注入方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−202260(P2010−202260A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−51035(P2009−51035)
【出願日】平成21年3月4日(2009.3.4)
【出願人】(000213297)中部電力株式会社 (811)
【出願人】(391019658)株式会社中部プラントサービス (28)
【Fターム(参考)】