液晶ユニット
【課題】液晶モジュールを組み立てる際、各部品がバラバラにならないようにする。その際、全体の形状が大きく重くならないようにし、作業工程も増加しないようにする。
【解決手段】フレーム10に液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14を順に配置した液晶ユニット15の反射シートに突片21を設ける。一方、フレーム端に、前記反射シート14の突片21と係合する開口20を設けた係止爪19を設けて、前記突片21と開口20を組み立ての際に係合させる。このように、係合させることで、フレーム10と反射シート14で、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13を挟みバラバラにならないようにする。その際、突片21と係止爪19を設けるだけなので、全体の形状が大きく重くなったりしない。さらに、反射シート14を配置する際に、突片21を係止爪19に係合させるだけなので、作業工程も増加しない。
【解決手段】フレーム10に液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14を順に配置した液晶ユニット15の反射シートに突片21を設ける。一方、フレーム端に、前記反射シート14の突片21と係合する開口20を設けた係止爪19を設けて、前記突片21と開口20を組み立ての際に係合させる。このように、係合させることで、フレーム10と反射シート14で、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13を挟みバラバラにならないようにする。その際、突片21と係止爪19を設けるだけなので、全体の形状が大きく重くなったりしない。さらに、反射シート14を配置する際に、突片21を係止爪19に係合させるだけなので、作業工程も増加しない。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、液晶表示装置の組み立て構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、表示部だけを指すものではなく、ここでは、液晶パネルを含む液晶モジュールを組み込んだ全体を指すものとする。また、液晶モジュールは、液晶パネルに少なくとも駆動回路を搭載した回路基板を備えたもので、ここでは、バックライトシステムを備えている。
【0003】
すなわち、このような液晶モジュールは、本願の実施形態で使用する図1に示すように、例えば、フレーム(ホルダーと称する場合もある)10に液晶パネル11を配置し、拡散シート12、導光板(エッジライトを含む)13、反射シート14などからなるシート状の複数の光学部材を順に配置してバックライトシステムを形成し、液晶ユニット15を構成したのち、回路基板16を反射シート14上に配置する仕組みになっている。
そのため、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14からなる液晶ユニット15は、回路基板16を取り付けるまでは順に配置しただけなので、気をつけて運搬しないと、各部品11〜14がバラバラになる恐れがあり、自由に取り扱うことが困難であった。
例えば、液晶モジュールを工場で組み立てる際に、回路基板16を別工程で装着するようにして、回路基板16を生産ライン上で装着する場合、液晶ユニット15は、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14などをフレーム10に配置した半完成品の状態で保管、運搬する必要がある。そのため、運搬などの際に、反射シート14などが位置ずれを起こす不具合が発生していた。
【0004】
このような問題を解決する一つの方法として、特許文献1に示すものがある。この方法は、図8に示すモールド部材1を使用するというものである。
モールド部材1は、図8のように、直方体の上部を開放した薄い箱型のもので、光反射効率の高い樹脂で形成することにより、反射シート14に換えて使用する。
また、モールド部材は、内部に位置決め用の突起2と固定用のツメ2aが設けてあって、前記位置決め用の突起2で内部に挿入した導光板4を支持し、突起2で支持した導光板4を前記ツメ2aで固定する。
さらに、モールド部材1は、側壁6に複数の孔6´を設け、前記孔6´に係合する突起7を拡散板8に設けて、前記拡散板8の突起7を側壁6の孔6´に嵌めることで、拡散板8を留めるようにもなっている。そして、モールド部材1は、裏面に係止部が設けてあって、回路基板9を装着するようになっている。
【0005】
すなわち、モールド部材1に導光板4を挿入して固定したのち、拡散板8を挿入して固定し、液晶パネル3を戴置してフレーム5に取り付け、回路基板9を装着する(図9参照)。このように拡散板8、導光板4をモールド部材(反射板)1に取り付けて一体にできるので、各部品3、4、8がバラバラになったりせず、自由に取り扱うことができる。さらに、液晶モジュールを工場で組み立てる際に、回路基板9を別工程で装着するようにしても、位置ずれを起こすことはなく、不具合を発生しないというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開平3−47584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記の方法では、反射板として用いることのできるモールド部材を準備する必要がある。そのため、コスト増になる。
また、準備するモールド部材は、拡散板、導光板を収容するため、拡散板、導光板よりも大きなものである必要がある。そのため、モールド部材を収容するフレームも大きくしなければならず、全体の形状が大きく重くなってしまう問題がある。
さらに、組み立て時は、拡散板、導光板を、一旦、モールド部材に取り付けたのち、その拡散板と導光板を取り付けたモールド部材を液晶パネルとともに、フレームに取り付ける。そのため、一旦、拡散板と導光板をモールド部材に取り付ける分だけ作業工程が増加するので、コスト増となる問題がある。
【0008】
そこで、この発明の課題は、各部品がバラバラにならないようにする。その際、全体の形状が大きくなったり、重くなったりしないようにする。さらに、作業工程も増加しないようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、この発明では、フレームに配置した液晶パネル上に複数のシート状部材を配置し、前記パネル上に配置した最後尾のシート状部材に第1の係合部を設け、一方、フレームに、前記第1の係合部と係合する係止用の突起を設けた構成を採用したのである。
【0010】
このような構成を採用することにより、フレームに配置した液晶パネル上に、例えば、拡散シート、導光板、反射シートなどのシート状の光学部材を順に配置し、最後尾に配置されたシート状部材に設けられた第1の係合部をフレームに設けた係止用の突起に係合させる。そのため、フレームと最後尾のシート状の部材とで、両者の間の液晶パネル及び複数のシート状の部材をサンドイッチ状に挟んで動かないように押さえることができる。
このように、各部材がバラバラにならないようにできる。その際、最後尾のシート状の部材とフレームに、第1の係合部と係止用の突起を設けるだけなので、全体の形状が大きくなったり、重くなったりしない。さらに、最後尾のシート状の部材を配置する際に、第1の係合部を係止用の突起に係合させるだけなので、作業工程も増加することはない。
【0011】
このとき、上記最後尾のシート状部材上に配置する回路基板に、前記シート状部材の第1の係合部と並行な第2の係合部を設け、そのシート状部材の第1の係合部と回路基板の第2の係合部を突片とし、一方、フレームの係止用の突起を、前記第1と第2の突片が嵌る開口を有する係止爪であることとした構成を採用することができる。
【0012】
このような構成を採用することにより、シート状部材の突片をフレームの係止爪の開口に係合させることで、フレームと前記シート状の部材間の液晶パネル及び複数のシート状の部材をサンドイッチ状に挟んで動かないようにする。さらに、回路基板に設けた突片を係止爪に係合させることで、回路基板を前記フレームとシート状部材に一体化できる。
そのため、取り付け工程を増加することはない。また、係合部を突片とし、開口の孔の形を変更するだけなので、形状が大きくなったり、重くなったりすることはない。
【0013】
また、このとき、上記シート状部材の第1の係合部の突片と回路基板の第2の係合部の突片の幅寸法が異なり、一方、上記フレームの係止爪が、前記幅寸法の異なる第1と第2の突片が嵌る開口を上下に形成したものである構成を採用することができる。
【0014】
このような構成を採用することにより、係止爪に幅の違う開口を上下に連続して形成し、最後尾のシート状部材に設けた突片と回路基板に設けた突片を順に係合させるようにすることで、取り付けの順番を間違わないようできる。そのため、取り付け工程を増加することはない。また、開口の孔の形を変更するだけなので、形状が大きくなったり、重くなったりすることはない。
【0015】
また、上記回路基板がフレームを被う形状とし、そのフレーム上に配置された回路基板に対してフレームの端部から垂直な突起を設け、前記突起が挿通する孔を回路基板に設けた構成を採用することができる。
【0016】
このような構成を採用することにより、回路基板を配置する際、回路基板の孔にフレームの突起を嵌めることで、回路基板の位置が決まり、フレームの係止爪との係合ができる。そのため、回路基板とフレームに挟まれた各部材がバラバラにならないようにできる。その際、フレームと回路基板に、突起とその突起の嵌る孔を設けるだけなので、全体の形状が大きくなったり、重くなったりすることはない。さらに、突起を孔に嵌めるだけなので、作業工程も増加することはない。
【発明の効果】
【0017】
この発明は、上記のように構成したことにより、搬送時にバラバラにならないので、液晶ユニットのみでの生産工程が可能である。また、余分な固定用部材(両面テープ、接着剤など)が不要である。さらに、1ユニット化により、筐体への組み込みの際の自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】液晶モジュールの分解斜視図
【図2】(a)図1の要部の拡大図、(b)図(a)の断面図
【図3】反射シートの要部拡大図
【図4】反射シートの係合方法を説明する作用説明図
【図5】回路基板の係合方法を説明する作用説明図
【図6】液晶モジュールの斜視図
【図7】係合部の他の態様を示す断面図
【図8】従来例の分解斜視図
【図9】従来例の断面図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に、この形態の液晶モジュールを示す。この形態の液晶モジュールは、例えば、無線機に使用されるもので、液晶ユニット15に回路基板16を装着した構成となっている。
また、液晶ユニット15は、フレーム10に配置した液晶パネル11上に、拡散シート12、導光板13、反射シート14などの複数のシート状の光学部材を順に配置した構造となっている。
【0020】
前記フレーム10は、樹脂あるいは板金製などで形成され、その形状は、長方形の開口17の周囲に側壁18と係止爪19を設けた形状となっており、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14を収容する大きさになっている(図1では、後述する導光板13の形状に合わせて右側を長くしてある)。また、開口17は液晶パネル11の表示エリアと合致する大きさに形成されている。
側壁18は、図1のように、長方形のフレーム10の短辺全部と長辺の一部に形成され、その高さ(厚さ)は、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14を重ねた高さ(厚み)と合致させることで、収容した液晶パネル11・・・反射シート14を保持するようにしてある。
また、側壁18には、突起23が設けられている。前記突起23は、側壁18と同じ厚みの薄い板状のもので、先端は危険防止のため丸めてある。さらに、この突起23は、側壁18上に形成することにより、後述するフレーム10よりサイズの大きな回路基板16を留める(固定する)ようになっている。
一方、この形態では、係止爪19は、長辺に形成されており、長辺の側壁18を設けていない両端部分に形成されている。
この係止爪19は、図2(a)、(b)に示すように、上方を狭くした凸形の開口20を形成した係止用の突起で、フレーム10の縁に形成されている。また、その先端は、指を掛けるように外向きに折り曲げた形状としてある。
前記凸形の開口20は、後述するように反射シート14に設けた突片21と回路基板16に設けた突片22を順に係合させるようにしたもので、段24を設けることにより、反射シート14の突片21が嵌る幅の開口20と、それより小さな回路基板16の突片22が嵌る幅の開口20を連続して形成したものである。このように、係止爪19の開口20の幅を、幅寸法の異なる反射シート14の突片21と回路基板16の突片22に合わせて変えることで、順番を間違うことなく取り付けられるようにしてある。
【0021】
液晶パネル11は、偏光フィルタ、カラーフィルタ基板、液晶層、アレイ基板、偏光板などで構成される従来から使用される標準的なもので、前述したように、表示エリアをフレーム10の開口17と合致するようにしたものである。
【0022】
拡散シート12は、導光板13からの光を拡散する光学部品で、液晶パネル11を均一に光らせるためのものである。ここでは、拡散シート12にフィルム状のものを使用したが、これに限定されるものではなく、厚みのある板状のものを使用することもできる。
【0023】
導光板13は、この形態では、右側部の膨らんだ部分に、光源と反射板を備えたエッジライト式のものを使用している。
なお、ここでは、バックライトシステムとしてエッジライト式のものを使用しているが、これに限定されるものではなく、直下型方式のものを使用するようにしてもよい。その場合は、導光板13に換えて光源(CCFLなど)がこの部分に配置される。
【0024】
反射シート14は、導光板13の光を反射するためのもので、ここでは、厚みがあって硬度の高い板状のものを使用している。また、反射シート14は、フレーム10と同サイズか少し小さめのもので、図1で示すように、対向する長辺の左右に第1の係合部として突片21が設けられている。前記突片21は、図3に示すように、反射シート14のシート面と並行に突出させてあり、このように突出させることで、フレーム10の係止爪19の開口20と合致するようになっている。その際、突片21は、前記係止爪19の凸形の開口20の広い幅の部分に嵌入するサイズとなっており、図4に示すように、段24(狭窄部分)に当たって留まる。
【0025】
なお、この形態では、突片21を対向する長辺に2個ずつ設けたが、突片21の数は2個に限定されるものではなく、その数は、必要とされる係合力が得られるように適宜決められるものである。また、突片21は、長辺だけに設けられるものではなく、短辺あるいは短辺と長辺全部に設けても良く、適宜決められるものである。
【0026】
回路基板16は、液晶パネル11の駆動回路などを搭載したもので、図1のように、フレーム10と同じか、少し大きめのサイズのもので、回路基板16の周縁には、突片22、貫通孔25、スリット26及び凹設部27(スリット26と凹設部27は、後述のように、無くても構造的に成り立つ)が形成されている。
突片22は、第2の係合部として設けたもので、前記反射シート14の突片21と並行な箇所に、回路基板16を基板端から切り込んで、反射シート14の突片21より幅を小さく形成してある。そのため、前述したフレーム10の係止爪19の開口20で、上部の幅の狭い部分(狭窄部)の開口20と合致するようになっている。
貫通孔25は、ここでは、回路基板16の四隅に設けてあり、前述したフレーム10の板状の突起23が嵌るように形成してある。
なお、スリット26は、特段設けなくても構造的に成り立つが、ここでは、回路基板16を貫通する溝状のもので、両長辺の縁に設けることにより、フレーム10の側壁18が嵌入するようにしてある。また、ここでは、側壁18の長さに合わせて、図1のように、一方(図1では下)を長く、他方(図1では上)は、短く中央部だけに設けてある。
凹設部27も同様に特段設けなくても構造的に成り立つものであるが、ここでは、回路基板16の先の他方のスリット26を設けた中央部の両側に形成することで、回路基板16の形状をフレーム10の側壁18の形状に合うようにしている。
ちなみに、スリット26は、構造的には必要ないものなので、例えば、 液晶パネル11の接続用フラットケーブルを挿通するのに用いても良い。
【0027】
この形態は、上記のように構成されており、図1のように、フレーム10の側壁18の内側に、液晶パネル11を配置し、そのパネル11の上に、拡散シート12、導光板13を順に配置する。そして、その上に反射シート14を配置する。その際、反射シート14の突片21をフレーム10の係止爪19の開口20に嵌める。このとき、例えば、係止爪19の先端を指で広げるようにすれば、容易に係合させることができる。
【0028】
こうして係合させた反射シート14は、係止爪19によってフレーム10と係合され、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13をサンドイッチのように挟んで押さえ、フレーム10と一体化する。そのため、フレーム10、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14をユニットとして扱うことができる。
【0029】
その結果、フレーム10、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14を一つの液晶ユニット15として用いることができるので、例えば、自由な方向に扱えるようになり、ラインでの組み立ての自由度がアップする。また、搬送中に、反射シート14がずれたり、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13がバラバラになったりすることはない。そのため、生産ラインとは別工程での組み立てが可能となり、生産工程作業にも融通が効くようになり生産性が向上する。さらに、固定テープなどの部品点数を増やすこともないので、コストダウンを図ることができる。
【0030】
また、その際、反射シート14の突片21と、前記突片21に係合する係止爪19をフレーム10の端部に設けるだけなので、全体の形状が大きくなったり、重くなったりしない。さらに、反射シート14を配置する際に、突片21を係止爪19と係合させるだけなので、作業工程も増加しない。
【0031】
一方、組み立てライン上で、前記液晶ユニット15に回路基板16を装着する際は、図5のように、回路基板16の貫通孔25に突起23を通し、回路基板16の縁のスリット26にフレーム10の側壁18を嵌入する(スリット26は、前述のように、無くても構造的に成り立つ)。そして、回路基板16の突片22をフレーム10の係止爪19の開口20(図5のように開口20の上部の幅の狭い部分(狭窄部分))へ嵌める。このとき、例えば、先に述べたように、係止爪19の先端を指で広げるようにすれば、容易に係合させることができる。すると、フレーム10と回路基板16は、係止爪19により一体に連結されて保持されるので、図6のように、液晶モジュールが完成する。また、完成した液晶モジュールは回路基板16が一体なので、筐体への組み込みも容易にできる。
【0032】
なお、実施形態では、フレーム10の係止爪19に開口20を設けたものについて述べたが、これに限定されるものではない。開口20に換えて、図7のように、突出したツメ30を用いるようにしても良い。このようにすると、開口20を形成するよりもツメ30の方が、構造を簡単にできると考えられる。
【符号の説明】
【0033】
10 フレーム
11 液晶パネル
12 拡散シート
13 導光板
14 反射シート
15 液晶ユニット
16 回路基板
19 係止爪
20 開口
21 突片
22 突片
23 突起
25 貫通孔
【技術分野】
【0001】
この発明は、液晶表示装置の組み立て構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、表示部だけを指すものではなく、ここでは、液晶パネルを含む液晶モジュールを組み込んだ全体を指すものとする。また、液晶モジュールは、液晶パネルに少なくとも駆動回路を搭載した回路基板を備えたもので、ここでは、バックライトシステムを備えている。
【0003】
すなわち、このような液晶モジュールは、本願の実施形態で使用する図1に示すように、例えば、フレーム(ホルダーと称する場合もある)10に液晶パネル11を配置し、拡散シート12、導光板(エッジライトを含む)13、反射シート14などからなるシート状の複数の光学部材を順に配置してバックライトシステムを形成し、液晶ユニット15を構成したのち、回路基板16を反射シート14上に配置する仕組みになっている。
そのため、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14からなる液晶ユニット15は、回路基板16を取り付けるまでは順に配置しただけなので、気をつけて運搬しないと、各部品11〜14がバラバラになる恐れがあり、自由に取り扱うことが困難であった。
例えば、液晶モジュールを工場で組み立てる際に、回路基板16を別工程で装着するようにして、回路基板16を生産ライン上で装着する場合、液晶ユニット15は、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14などをフレーム10に配置した半完成品の状態で保管、運搬する必要がある。そのため、運搬などの際に、反射シート14などが位置ずれを起こす不具合が発生していた。
【0004】
このような問題を解決する一つの方法として、特許文献1に示すものがある。この方法は、図8に示すモールド部材1を使用するというものである。
モールド部材1は、図8のように、直方体の上部を開放した薄い箱型のもので、光反射効率の高い樹脂で形成することにより、反射シート14に換えて使用する。
また、モールド部材は、内部に位置決め用の突起2と固定用のツメ2aが設けてあって、前記位置決め用の突起2で内部に挿入した導光板4を支持し、突起2で支持した導光板4を前記ツメ2aで固定する。
さらに、モールド部材1は、側壁6に複数の孔6´を設け、前記孔6´に係合する突起7を拡散板8に設けて、前記拡散板8の突起7を側壁6の孔6´に嵌めることで、拡散板8を留めるようにもなっている。そして、モールド部材1は、裏面に係止部が設けてあって、回路基板9を装着するようになっている。
【0005】
すなわち、モールド部材1に導光板4を挿入して固定したのち、拡散板8を挿入して固定し、液晶パネル3を戴置してフレーム5に取り付け、回路基板9を装着する(図9参照)。このように拡散板8、導光板4をモールド部材(反射板)1に取り付けて一体にできるので、各部品3、4、8がバラバラになったりせず、自由に取り扱うことができる。さらに、液晶モジュールを工場で組み立てる際に、回路基板9を別工程で装着するようにしても、位置ずれを起こすことはなく、不具合を発生しないというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開平3−47584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記の方法では、反射板として用いることのできるモールド部材を準備する必要がある。そのため、コスト増になる。
また、準備するモールド部材は、拡散板、導光板を収容するため、拡散板、導光板よりも大きなものである必要がある。そのため、モールド部材を収容するフレームも大きくしなければならず、全体の形状が大きく重くなってしまう問題がある。
さらに、組み立て時は、拡散板、導光板を、一旦、モールド部材に取り付けたのち、その拡散板と導光板を取り付けたモールド部材を液晶パネルとともに、フレームに取り付ける。そのため、一旦、拡散板と導光板をモールド部材に取り付ける分だけ作業工程が増加するので、コスト増となる問題がある。
【0008】
そこで、この発明の課題は、各部品がバラバラにならないようにする。その際、全体の形状が大きくなったり、重くなったりしないようにする。さらに、作業工程も増加しないようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、この発明では、フレームに配置した液晶パネル上に複数のシート状部材を配置し、前記パネル上に配置した最後尾のシート状部材に第1の係合部を設け、一方、フレームに、前記第1の係合部と係合する係止用の突起を設けた構成を採用したのである。
【0010】
このような構成を採用することにより、フレームに配置した液晶パネル上に、例えば、拡散シート、導光板、反射シートなどのシート状の光学部材を順に配置し、最後尾に配置されたシート状部材に設けられた第1の係合部をフレームに設けた係止用の突起に係合させる。そのため、フレームと最後尾のシート状の部材とで、両者の間の液晶パネル及び複数のシート状の部材をサンドイッチ状に挟んで動かないように押さえることができる。
このように、各部材がバラバラにならないようにできる。その際、最後尾のシート状の部材とフレームに、第1の係合部と係止用の突起を設けるだけなので、全体の形状が大きくなったり、重くなったりしない。さらに、最後尾のシート状の部材を配置する際に、第1の係合部を係止用の突起に係合させるだけなので、作業工程も増加することはない。
【0011】
このとき、上記最後尾のシート状部材上に配置する回路基板に、前記シート状部材の第1の係合部と並行な第2の係合部を設け、そのシート状部材の第1の係合部と回路基板の第2の係合部を突片とし、一方、フレームの係止用の突起を、前記第1と第2の突片が嵌る開口を有する係止爪であることとした構成を採用することができる。
【0012】
このような構成を採用することにより、シート状部材の突片をフレームの係止爪の開口に係合させることで、フレームと前記シート状の部材間の液晶パネル及び複数のシート状の部材をサンドイッチ状に挟んで動かないようにする。さらに、回路基板に設けた突片を係止爪に係合させることで、回路基板を前記フレームとシート状部材に一体化できる。
そのため、取り付け工程を増加することはない。また、係合部を突片とし、開口の孔の形を変更するだけなので、形状が大きくなったり、重くなったりすることはない。
【0013】
また、このとき、上記シート状部材の第1の係合部の突片と回路基板の第2の係合部の突片の幅寸法が異なり、一方、上記フレームの係止爪が、前記幅寸法の異なる第1と第2の突片が嵌る開口を上下に形成したものである構成を採用することができる。
【0014】
このような構成を採用することにより、係止爪に幅の違う開口を上下に連続して形成し、最後尾のシート状部材に設けた突片と回路基板に設けた突片を順に係合させるようにすることで、取り付けの順番を間違わないようできる。そのため、取り付け工程を増加することはない。また、開口の孔の形を変更するだけなので、形状が大きくなったり、重くなったりすることはない。
【0015】
また、上記回路基板がフレームを被う形状とし、そのフレーム上に配置された回路基板に対してフレームの端部から垂直な突起を設け、前記突起が挿通する孔を回路基板に設けた構成を採用することができる。
【0016】
このような構成を採用することにより、回路基板を配置する際、回路基板の孔にフレームの突起を嵌めることで、回路基板の位置が決まり、フレームの係止爪との係合ができる。そのため、回路基板とフレームに挟まれた各部材がバラバラにならないようにできる。その際、フレームと回路基板に、突起とその突起の嵌る孔を設けるだけなので、全体の形状が大きくなったり、重くなったりすることはない。さらに、突起を孔に嵌めるだけなので、作業工程も増加することはない。
【発明の効果】
【0017】
この発明は、上記のように構成したことにより、搬送時にバラバラにならないので、液晶ユニットのみでの生産工程が可能である。また、余分な固定用部材(両面テープ、接着剤など)が不要である。さらに、1ユニット化により、筐体への組み込みの際の自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】液晶モジュールの分解斜視図
【図2】(a)図1の要部の拡大図、(b)図(a)の断面図
【図3】反射シートの要部拡大図
【図4】反射シートの係合方法を説明する作用説明図
【図5】回路基板の係合方法を説明する作用説明図
【図6】液晶モジュールの斜視図
【図7】係合部の他の態様を示す断面図
【図8】従来例の分解斜視図
【図9】従来例の断面図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に、この形態の液晶モジュールを示す。この形態の液晶モジュールは、例えば、無線機に使用されるもので、液晶ユニット15に回路基板16を装着した構成となっている。
また、液晶ユニット15は、フレーム10に配置した液晶パネル11上に、拡散シート12、導光板13、反射シート14などの複数のシート状の光学部材を順に配置した構造となっている。
【0020】
前記フレーム10は、樹脂あるいは板金製などで形成され、その形状は、長方形の開口17の周囲に側壁18と係止爪19を設けた形状となっており、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14を収容する大きさになっている(図1では、後述する導光板13の形状に合わせて右側を長くしてある)。また、開口17は液晶パネル11の表示エリアと合致する大きさに形成されている。
側壁18は、図1のように、長方形のフレーム10の短辺全部と長辺の一部に形成され、その高さ(厚さ)は、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14を重ねた高さ(厚み)と合致させることで、収容した液晶パネル11・・・反射シート14を保持するようにしてある。
また、側壁18には、突起23が設けられている。前記突起23は、側壁18と同じ厚みの薄い板状のもので、先端は危険防止のため丸めてある。さらに、この突起23は、側壁18上に形成することにより、後述するフレーム10よりサイズの大きな回路基板16を留める(固定する)ようになっている。
一方、この形態では、係止爪19は、長辺に形成されており、長辺の側壁18を設けていない両端部分に形成されている。
この係止爪19は、図2(a)、(b)に示すように、上方を狭くした凸形の開口20を形成した係止用の突起で、フレーム10の縁に形成されている。また、その先端は、指を掛けるように外向きに折り曲げた形状としてある。
前記凸形の開口20は、後述するように反射シート14に設けた突片21と回路基板16に設けた突片22を順に係合させるようにしたもので、段24を設けることにより、反射シート14の突片21が嵌る幅の開口20と、それより小さな回路基板16の突片22が嵌る幅の開口20を連続して形成したものである。このように、係止爪19の開口20の幅を、幅寸法の異なる反射シート14の突片21と回路基板16の突片22に合わせて変えることで、順番を間違うことなく取り付けられるようにしてある。
【0021】
液晶パネル11は、偏光フィルタ、カラーフィルタ基板、液晶層、アレイ基板、偏光板などで構成される従来から使用される標準的なもので、前述したように、表示エリアをフレーム10の開口17と合致するようにしたものである。
【0022】
拡散シート12は、導光板13からの光を拡散する光学部品で、液晶パネル11を均一に光らせるためのものである。ここでは、拡散シート12にフィルム状のものを使用したが、これに限定されるものではなく、厚みのある板状のものを使用することもできる。
【0023】
導光板13は、この形態では、右側部の膨らんだ部分に、光源と反射板を備えたエッジライト式のものを使用している。
なお、ここでは、バックライトシステムとしてエッジライト式のものを使用しているが、これに限定されるものではなく、直下型方式のものを使用するようにしてもよい。その場合は、導光板13に換えて光源(CCFLなど)がこの部分に配置される。
【0024】
反射シート14は、導光板13の光を反射するためのもので、ここでは、厚みがあって硬度の高い板状のものを使用している。また、反射シート14は、フレーム10と同サイズか少し小さめのもので、図1で示すように、対向する長辺の左右に第1の係合部として突片21が設けられている。前記突片21は、図3に示すように、反射シート14のシート面と並行に突出させてあり、このように突出させることで、フレーム10の係止爪19の開口20と合致するようになっている。その際、突片21は、前記係止爪19の凸形の開口20の広い幅の部分に嵌入するサイズとなっており、図4に示すように、段24(狭窄部分)に当たって留まる。
【0025】
なお、この形態では、突片21を対向する長辺に2個ずつ設けたが、突片21の数は2個に限定されるものではなく、その数は、必要とされる係合力が得られるように適宜決められるものである。また、突片21は、長辺だけに設けられるものではなく、短辺あるいは短辺と長辺全部に設けても良く、適宜決められるものである。
【0026】
回路基板16は、液晶パネル11の駆動回路などを搭載したもので、図1のように、フレーム10と同じか、少し大きめのサイズのもので、回路基板16の周縁には、突片22、貫通孔25、スリット26及び凹設部27(スリット26と凹設部27は、後述のように、無くても構造的に成り立つ)が形成されている。
突片22は、第2の係合部として設けたもので、前記反射シート14の突片21と並行な箇所に、回路基板16を基板端から切り込んで、反射シート14の突片21より幅を小さく形成してある。そのため、前述したフレーム10の係止爪19の開口20で、上部の幅の狭い部分(狭窄部)の開口20と合致するようになっている。
貫通孔25は、ここでは、回路基板16の四隅に設けてあり、前述したフレーム10の板状の突起23が嵌るように形成してある。
なお、スリット26は、特段設けなくても構造的に成り立つが、ここでは、回路基板16を貫通する溝状のもので、両長辺の縁に設けることにより、フレーム10の側壁18が嵌入するようにしてある。また、ここでは、側壁18の長さに合わせて、図1のように、一方(図1では下)を長く、他方(図1では上)は、短く中央部だけに設けてある。
凹設部27も同様に特段設けなくても構造的に成り立つものであるが、ここでは、回路基板16の先の他方のスリット26を設けた中央部の両側に形成することで、回路基板16の形状をフレーム10の側壁18の形状に合うようにしている。
ちなみに、スリット26は、構造的には必要ないものなので、例えば、 液晶パネル11の接続用フラットケーブルを挿通するのに用いても良い。
【0027】
この形態は、上記のように構成されており、図1のように、フレーム10の側壁18の内側に、液晶パネル11を配置し、そのパネル11の上に、拡散シート12、導光板13を順に配置する。そして、その上に反射シート14を配置する。その際、反射シート14の突片21をフレーム10の係止爪19の開口20に嵌める。このとき、例えば、係止爪19の先端を指で広げるようにすれば、容易に係合させることができる。
【0028】
こうして係合させた反射シート14は、係止爪19によってフレーム10と係合され、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13をサンドイッチのように挟んで押さえ、フレーム10と一体化する。そのため、フレーム10、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14をユニットとして扱うことができる。
【0029】
その結果、フレーム10、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13、反射シート14を一つの液晶ユニット15として用いることができるので、例えば、自由な方向に扱えるようになり、ラインでの組み立ての自由度がアップする。また、搬送中に、反射シート14がずれたり、液晶パネル11、拡散シート12、導光板13がバラバラになったりすることはない。そのため、生産ラインとは別工程での組み立てが可能となり、生産工程作業にも融通が効くようになり生産性が向上する。さらに、固定テープなどの部品点数を増やすこともないので、コストダウンを図ることができる。
【0030】
また、その際、反射シート14の突片21と、前記突片21に係合する係止爪19をフレーム10の端部に設けるだけなので、全体の形状が大きくなったり、重くなったりしない。さらに、反射シート14を配置する際に、突片21を係止爪19と係合させるだけなので、作業工程も増加しない。
【0031】
一方、組み立てライン上で、前記液晶ユニット15に回路基板16を装着する際は、図5のように、回路基板16の貫通孔25に突起23を通し、回路基板16の縁のスリット26にフレーム10の側壁18を嵌入する(スリット26は、前述のように、無くても構造的に成り立つ)。そして、回路基板16の突片22をフレーム10の係止爪19の開口20(図5のように開口20の上部の幅の狭い部分(狭窄部分))へ嵌める。このとき、例えば、先に述べたように、係止爪19の先端を指で広げるようにすれば、容易に係合させることができる。すると、フレーム10と回路基板16は、係止爪19により一体に連結されて保持されるので、図6のように、液晶モジュールが完成する。また、完成した液晶モジュールは回路基板16が一体なので、筐体への組み込みも容易にできる。
【0032】
なお、実施形態では、フレーム10の係止爪19に開口20を設けたものについて述べたが、これに限定されるものではない。開口20に換えて、図7のように、突出したツメ30を用いるようにしても良い。このようにすると、開口20を形成するよりもツメ30の方が、構造を簡単にできると考えられる。
【符号の説明】
【0033】
10 フレーム
11 液晶パネル
12 拡散シート
13 導光板
14 反射シート
15 液晶ユニット
16 回路基板
19 係止爪
20 開口
21 突片
22 突片
23 突起
25 貫通孔
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームに配置した液晶パネル上に複数のシート状部材を配置し、前記パネル上に配置した最後尾のシート状部材に第1の係合部を設け、
一方、フレームに、前記第1の係合部と係合する係止用の突起を設けたことを特徴とする液晶ユニット。
【請求項2】
上記最後尾のシート状部材上に配置する回路基板に、前記シート状部材の第1の係合部と並行な第2の係合部を設け、そのシート状部材の第1の係合部と回路基板の第2の係合部を突片とし、
一方、フレームの係止用の突起を、前記第1と第2の突片が嵌る開口を有する係止爪であることを特徴とする請求項1に記載の液晶ユニット。
【請求項3】
上記シート状部材の第1の係合部の突片と回路基板の第2の係合部の突片の幅寸法が異なり、
一方、上記フレームの係止爪が、前記幅寸法の異なる第1と第2の突片が嵌る開口を上下に形成したものであることを特徴とする請求項2に記載の液晶ユニット。
【請求項4】
上記回路基板がフレームを被う形状とし、そのフレーム上に配置された回路基板に対してフレームの端部から垂直な突起を設け、前記突起が挿通する孔を回路基板に設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の液晶ユニット。
【請求項1】
フレームに配置した液晶パネル上に複数のシート状部材を配置し、前記パネル上に配置した最後尾のシート状部材に第1の係合部を設け、
一方、フレームに、前記第1の係合部と係合する係止用の突起を設けたことを特徴とする液晶ユニット。
【請求項2】
上記最後尾のシート状部材上に配置する回路基板に、前記シート状部材の第1の係合部と並行な第2の係合部を設け、そのシート状部材の第1の係合部と回路基板の第2の係合部を突片とし、
一方、フレームの係止用の突起を、前記第1と第2の突片が嵌る開口を有する係止爪であることを特徴とする請求項1に記載の液晶ユニット。
【請求項3】
上記シート状部材の第1の係合部の突片と回路基板の第2の係合部の突片の幅寸法が異なり、
一方、上記フレームの係止爪が、前記幅寸法の異なる第1と第2の突片が嵌る開口を上下に形成したものであることを特徴とする請求項2に記載の液晶ユニット。
【請求項4】
上記回路基板がフレームを被う形状とし、そのフレーム上に配置された回路基板に対してフレームの端部から垂直な突起を設け、前記突起が挿通する孔を回路基板に設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の液晶ユニット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2011−118209(P2011−118209A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−276302(P2009−276302)
【出願日】平成21年12月4日(2009.12.4)
【出願人】(000100746)アイコム株式会社 (273)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年12月4日(2009.12.4)
【出願人】(000100746)アイコム株式会社 (273)
【Fターム(参考)】
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