説明

液滴吐出ヘッドおよび画像形成装置

【課題】液滴の吐出によって生じるミストの電子部品への浸入を防止し、電子部品を保護する。
【解決手段】インク滴を吐出するノズルを保持するフレーム82と、フレーム82に固定され、電子部品が実装されるPCB81と、インク滴を収容するタンクと、を備え、PCB81は、絶縁体である基材91と、基材91の一方の面側に設けられ、配線パターンが形成された導電層92と、導電層92を保護するソルダレジスト層93と、ソルダレジスト層93の上に、電子部品に関する情報である部品情報が印刷され、さらに部品情報が印刷された部分以外の部分にも印刷が施されることで、表面が平坦に形成されたシルク印刷層94とを積層して備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドおよび、該液滴吐出ヘッドを備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液滴吐出ヘッド(記録ヘッド)を用いた液体吐出記録方式のインクジェット記録装置などが知られている。
【0003】
この液体吐出記録方式の画像形成装置は、搬送される用紙に対して記録ヘッドから液滴を吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行う。液体吐出記録方式の画像形成装置には、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
【0004】
ここで、画像形成装置が画像形成を行う媒体は、用紙に限定するものではなく、OHPなども含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。また、液体吐出記録方式の「画像形成装置」とは、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味している。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味している。
【0005】
また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を3次元的に造形して形成された像も含まれる。
【0006】
ところで、液体吐出ヘッドを記録ヘッドに用いる画像形成装置にあっては、液滴の吐出に伴うミストの発生が避けられず、このミストがヘッドを駆動するための電子部品などを実装した電気回路基板(PCB:printed circuit board)に付着すると、誤動作や電子部品の破損を生じるおそれがある。
【0007】
そこで、例えば、液滴を吐出するヘッドと、ヘッドと接続する電子部品が実装された電気回路基板と、ヘッドに供給する液体を収容するタンクとからなる液体吐出ヘッドが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この液体吐出ヘッドは、ヘッドのフレーム部材と、電気回路基板と、タンクとが積層構造をなして一体化され、ヘッドのフレーム部材と電気回路基板との間及び電気回路基板とタンクとの間のいずれかの内部の空間に電気回路基板の電子部品が収容されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、記録ヘッドの構成部品であるPCBは、絶縁体である基材と、電気配線が形成された導電層と、導電層を保護するソルダレジスト層と、部品名や記号等を表示するシルク印刷層とがある。そして、導電層には、PCBの小型化、配線の高密度化に伴い、ほぼPCB全体に配線パターンが形成されている。一方、シルク印刷層は、部品名や記号等が必要な箇所のみにしか表示がなく、シルク印刷の有無によりPCBの表面の高さが異なってしまう。
【0009】
従って、上述した特許文献1の液滴吐出ヘッドでは、フレーム部材とPCB、またPCBとタンク間の密着性を保つよう、PCBの表面は可能な限り平坦に仕上げる必要がある。しかし、上述のように、シルク印刷の有無によってPCBの表面の高さが異なると、PCBとフレーム部材間、またはPCBとタンク間の距離が異なり、密着性が悪化してしまう。このため、その隙間から液滴の吐出によって生じるインクミストが電子部品に浸入してしまい、電子部品の保護が不十分になってしまうという問題があった。
【0010】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電気回路基板の表面とフレーム、または電気回路基板の表面とタンク間の距離を一定に保って密着性を向上させ、液滴の吐出によって生じるミストの電子部品への浸入を防止し、電子部品を保護する液滴吐出ヘッドおよび画像形成装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、液滴を吐出するノズルを保持するフレームと、前記フレームに固定され、電子部品が実装される回路基板と、前記液滴を収容するタンクと、を備え、前記回路基板は、絶縁体である基材と、前記基材の一方の面側に設けられ、配線パターンが形成された第1導電層と、前記第1導電層を保護する保護層と、前記保護層の上に、前記電子部品に関する情報である部品情報が印刷され、さらに前記部品情報が印刷された部分以外の部分にも印刷が施されることで、表面が平坦に形成された印刷層と、を積層して備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、液滴を吐出するノズルを保持するフレームと、前記フレームに固定され、電子部品が実装される回路基板と、前記液滴を収容するタンクとを有する液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置において、前記回路基板は、絶縁体である基材と、前記基材の一方の面側に設けられ、配線パターンが形成された導電層と、前記導電層を保護する保護層と、前記保護層の上に、前記電子部品に関する情報である部品情報が印刷され、さらに前記部品情報が印刷された部分以外の部分にも印刷が施されることで、表面が平坦に形成された印刷層と、を積層して備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、電気回路基板の表面とフレーム、または電気回路基板の表面とタンク間の距離を一定に保って密着性を向上させ、液滴の吐出によって生じるミストの電子部品への浸入を防止し、電子部品を保護するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の斜視図である。
【図2】図2は、本実施の形態にかかる画像形成装置の内部の説明図である。
【図3】図3は、本実施の形態にかかる記録ヘッドの外観斜視図である。
【図4】図4は、本実施の形態にかかる記録ヘッドの分解斜視図である。
【図5】図5は、PCBとフレームの接触部分の拡大図である。
【図6】図6は、PCBとFPCとの接続構成図である。
【図7】図7は、FPCとPCBの接触部分の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる液滴吐出ヘッドおよび画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の斜視図である。図2は、本実施の形態にかかる画像形成装置の内部の説明図である。
【0017】
図1に示すように、実施の形態にかかる画像形成装置は、装置本体1と、給紙トレイ2と、排紙トレイ3とを備えている。給紙トレイ2は、装置本体1に装着され、用紙を装填する。排紙トレイ3は、装置本体1に着脱可能に装着され、画像が記録(形成)された用紙をストックする。さらに、装置本体1の前面の一方の端部側(給紙トレイ2の側方)には、インクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4が備えられている。カートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などが設けられた操作/表示部5となっている。
【0018】
カートリッジ装填部4には、色の異なる色材であるインク、例えば黒(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した複数のインクカートリッジ(メインタンク)10k、10c、10m、10y(色を区別しないときは単に「インクカートリッジ10」という。)を、装置本体1の前面側から後方側に向って挿入して装着する。ここでは、インクカートリッジ10k、10c、10m、10yが縦置き状態で横方向に並べて装着する構成となっている。そして、カートリッジ装填部4の前面側には、インクカートリッジ10を着脱するときに開く前カバー(カートリッジカバー)6が開閉可能に設けられている。
【0019】
また、操作/表示部5には、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yの装着位置(配置位置)に対応する配置位置で、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yの残量がニアーエンド及びエンドになったことを表示するための各色の残量表示部、電源ボタン、用紙送り/印刷再開ボタン、キャンセルボタンなどが配置されている。
【0020】
次に、画像形成装置の内部について説明する。図2は、画像形成装置の内部を上から見た図である。画像形成装置は、装置本体1のフレーム部材を構成するメイン側板21A、21Bに横架されたガイドロッド22と、図示しない従ガイド部材(ガイドロッド、ガイドステーなど)とで、キャリッジ25を主走査方向(ガイドロッド長手方向)に摺動自在に保持している。そして、キャリッジ25は、主走査モータ26と、駆動プーリ27、従動プーリ28及びタイミングベルト29で構成される主走査機構によって主走査方向に移動走査される。
【0021】
キャリッジ25には、例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインク滴(液滴)を吐出する4個の記録ヘッド31(液滴吐出ヘッド)が搭載されている。記録ヘッド31は、複数のノズルからなるノズル列が主走査方向と直交する副走査方向に配列され、インク滴の吐出方向が下方(図2の紙面に対して直交する方向)に向くように装着されている。
【0022】
次に、記録ヘッド31について説明する。図3は、本実施の形態にかかる記録ヘッドの外観斜視図である。図4は、本実施の形態にかかる記録ヘッドの分解斜視図である。
【0023】
記録ヘッド31は、フレーム82と、PCB81と、タンク83とを備える。フレーム82は、液滴を吐出するノズル82aを保持する。PCB81は、フレーム82に固定され、電子部品が実装される。タンク83は、ノズル82aから吐出されるインクを収容する。フレーム82とPCB81とタンク83とは積層構造をなして一体化されている。
【0024】
フレーム82は、ノズル板、流路板、および、圧電アクチュエータを内部に収納している。ノズル板は、液滴を吐出するノズル82aが形成される。流路板は、ノズル82aが連通する液室を形成する。圧電アクチュエータは、液室の壁面の一部を形成する振動板などを保持し、振動板を変位させる。ここでは、フレーム82は、SUSなどの金属部材で形成されているが、これに限定されるものではなく、樹脂部材でもよい。
【0025】
PCB81は、絶縁体である基材91の両面に形成された配線パターンを介して接続される電子部品81bが実装されている。また、PCB81は、記録ヘッド31と画像形成装置本体のコントローラなどの制御ボードと接続するためのFFCコネクタ81cなどが搭載されている。ここで、PCB81は、両面に電子部品81bが実装されているが、これに限定されることはなく、フレーム82側、もしくはタンク83側のいずれか一方にのみ電子部品81bを実装してもよい。
【0026】
図5は、PCBとフレームの接触部分の拡大図である。PCB81は、基材91と、導電層92と、ソルダレジスト層93と、シルク印刷層94とから主に構成されている。図5に示すように、PCB81は、シルク印刷層94側がフレーム82に固定されている。
【0027】
基材91は、絶縁体で構成されており、例えばガラスエポキシ基板などである。
【0028】
導電層92は、基材91の両面に設けられた層であり、金属部材の配線パターンが形成され、配線パターンに電気的に接続されて電子部品81bが実装されている。通常、PCB81の配線パターンは高密度に配線されており、配線パターンがない部分はほとんどないため、PCB81とフレーム82との接触部分は密着性が高くなっている。従って、インク滴を吐出することによって発生するインクミストが電子部品81bへ浸入することを防止することができる。
【0029】
ソルダレジスト層93は、導電層92を保護する層であり、電子部品81bが設けられる部分を除いた部分を、熱硬化性エポキシ樹脂皮膜などで覆っている。
【0030】
シルク印刷層94は、電子部品81bの部品名や記号等の部品に関する情報である部品情報がシルク印刷により印刷される層である。また、本実施の形態では、表面を平坦にするために、さらに部品情報が印刷された部分以外の部分にもシルク印刷が施されている。従って、本実施の形態のシルク印刷層94は、図5に示すように、部品情報のシルク印刷が施された部分(印刷部94a)と、部品情報の印刷部分以外のシルク印刷が施された部分(印刷部94b)とによって、シルク印刷層94の表面が平坦に形成されることになる。PCB81のフレーム82側のシルク印刷層94について説明したが、PCB81のタンク83側に電子部品を実装する場合も同様である。
【0031】
ここで、従来のシルク印刷と比較しながら、本実施の形態のシルク印刷について説明する。通常、シルク印刷は、部品名や記号等の表記が必要な部位にしか印刷されない。従って、シルク印刷層におけるシルク印刷の有無により、PCB81とフレーム82間の距離が異なり、シルク印刷のない箇所はPCB81とフレーム82間の距離が大きくなる。そうすると、インク滴を吐出することによって発生するインクミストが電子部品81bへ浸入しやすくなり、電子部品81bの保護が十分でなくなってしまう。
【0032】
これに対して、本実施の形態にかかるPCB81は、PCB81とフレーム82間の距離を一定に保つため、部品情報の表示が必要ない部分であってもPCB81の表面を平坦にするためにシルク印刷を行っている。このようなシルク印刷を行うことにより、PCB81の表面とフレーム82、またはPCB81の表面とタンク83間の距離を一定に保ち、各部材の接触部分の密着性を向上させ、インクミストが電子部品81bへ浸入することを防止し、電子部品81bを保護することができる。
【0033】
タンク83は、ノズルから吐出されるインクを収容するインク室が2つ形成され、各インク室には、外部からインクを供給するための供給径路と接続される連結部が設けられている。
【0034】
次に、PCB81にさらにFPC(Flexible Printed Circuits)を接合する場合について説明する。通常、PCBにFPCを接合する場合、FPCをヒータチップで加熱、加圧して半田接合する。このとき、PCBにおいて、FPCとの接合面と反対の面(裏面)の表面が、シルク印刷の有無によって凹凸に形成されてしまうと、FPCを接合するための各ピンに対する加圧力が異なり、接合不良が発生してしまう。
【0035】
図6は、PCBとFPCとの接続構成図である。図7は、FPCとPCBの接触部分の拡大図である。
【0036】
FPC100は、電子部品81bに信号を入力するものであり、図6に示すように、PCB81に形成された開口部40を通じてPCB81の配線パターンと接続する側に引き出され、入力端子を有する端部が折り曲げられてPCB81に接合されている。
【0037】
FPC100のPCB81への接合は、図7に示すように、FPC100側からヒータチップ110をあて、加熱、加圧することにより、FPC100に設けられた導体101が、PCB81の導電層92に接触し、導電層92に設けられた電子部品92b上の半田92aによって半田接合がなされる。PCB81のFPC100の接合面の裏面は、接合ジグなどでフレーム82に固定されるが、この部分にシルク印刷による凹凸が形成されていると、半田接合の際の加圧力が不均一になる。
【0038】
そこで、図7に示すように、本実施の形態では、PCB81の表面が均一となるようにシルク印刷を行う。すなわち、PCB81には、電子部品81bの部品名等の部品情報を表示するために必要なシルク印刷だけではなく、PCB81の表面を平坦にするためにFPC100との接合面の裏面全域にシルク印刷を行っている。このシルク印刷によりヒータチップ110でのFPC100への加圧を均一とすることができ、接合不良を防止することができる。
【0039】
このように、本実施の形態の液滴吐出ヘッドは、PCB81のシルク印刷層94に、電子部品81bの部品名等の部品情報のシルク印刷を行うだけでなく、部品情報の表示が必要ない部分であっても、PCB81の表面を平坦にするためにシルク印刷を行っている。従って、PCB81の表面とフレーム82、またはPCB81の表面とタンク83間の距離を一定に保ち、各部材の接触部分の密着性を向上させることにより、インクの吐出によって生じるインクミストが電子部品81bへ浸入することを防止し、電子部品81bを保護することができる。
【0040】
なお、上記実施の形態の液滴吐出ヘッドは、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であって、インクなどの液滴を使用して画像形成を行う装置であればいずれにも搭載することができる。
【符号の説明】
【0041】
31 記録ヘッド
40 開口部
81 PCB
81b 電子部品
81c コネクタ
82 フレーム
82a ノズル
83 タンク
91 基材
92 導電層
92a 半田
93 ソルダレジスト層
94 シルク印刷層
94a、94b 印刷部
101 導体
110 ヒータチップ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0042】
【特許文献1】特開2011−005833号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液滴を吐出するノズルを保持するフレームと、
前記フレームに固定され、電子部品が実装される回路基板と、
前記液滴を収容するタンクと、を備え、
前記回路基板は、
絶縁体である基材と、
前記基材の一方の面側に設けられ、配線パターンが形成された第1導電層と、
前記第1導電層を保護する保護層と、
前記保護層の上に、前記電子部品に関する情報である部品情報が印刷され、さらに前記部品情報が印刷された部分以外の部分にも印刷が施されることで、表面が平坦に形成された印刷層と、を積層して備えることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
【請求項2】
前記回路基板は、前記印刷層側が前記フレームに固定されることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項3】
前記電子部品に信号を入力するフレキシブル基板をさらに備え、
前記回路基板は、さらに、前記基材の他方の面側に設けられた第2導電層を備え、
前記フレキシブル基板は、前記第2導電層側に、半田接合されることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項4】
液滴を吐出するノズルを保持するフレームと、前記フレームに固定され、電子部品が実装される回路基板と、前記液滴を収容するタンクとを有する液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置において、
前記回路基板は、
絶縁体である基材と、
前記基材の一方の面側に設けられ、配線パターンが形成された導電層と、
前記導電層を保護する保護層と、
前記保護層の上に、前記電子部品に関する情報である部品情報が印刷され、さらに前記部品情報が印刷された部分以外の部分にも印刷が施されることで、表面が平坦に形成された印刷層と、を積層して備えることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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