清掃具と、掃除機用床吸込具と、電気掃除機、及び空気調和機
【課題】簡単な方法で清掃具ができ、被清掃面に付着した塵埃を除去する清掃機器や、電気掃除機の床吸込具にも使用でき、空気調和機のエアフィルターに付着した塵埃を、効率よく、確実に除去できるため、長期間に亘ってエアフィルターの目詰まりのない状態で使用することができる空気調和機を提供すること。
【解決手段】機器に回転自在に取着されるとともに、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を、複数の棒部材に挟んでねじられて形成されているので、簡単な方法でねじりブラシを作ることができる。
【解決手段】機器に回転自在に取着されるとともに、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を、複数の棒部材に挟んでねじられて形成されているので、簡単な方法でねじりブラシを作ることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、回転しながら塵埃を除去する清掃具と、それを用いた清掃機器、掃除機用床吸込具、電気掃除機及び空気調和機に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来のねじりブラシに関しては、使用目的に応じて、様々な改良がなされ、例えば、合成繊維単糸を集結し、下撚りをかけてなる集束糸を複数本合糸し、上撚りをかけるとともに、接着剤で前記合成繊維単糸間を接着して毛材となし、複数本の前記毛材を、少なくとも二本の心材間に挟持させてねじり、前記心材に固定し、各毛材の先端を解きほぐした状態となした塗布用ねじりブラシの技術が、保液性を向上し得る塗布用ブラシとして、公開されている（例えば、特許文献１）。
【０００３】
また、掃除機用のアタッチメントとして、使用される床吸込具において、内蔵する駆動装置によって回転される回転ロータの、寸法精度と、経済的に製造するために、回転ロータを構成するロータは中空部を有し、棒状の軸体を挿入し、ロータを軸心の周りに所定の角度捩りを加えて絞ることで、軸体をロータと回転不可能な状態で一体化する構造が考案されている（例えば、特許文献２参照）。
【０００４】
また、従来の空気調和機には、吸込口と熱交換器との間に、空気調和機本体内部への塵埃侵入を防ぐためにエアフィルターが配置されており、空気調和機の運転に伴い吸込口から空気と共に侵入する塵埃を捉える機能を有している。このため、エアフィルターには捉えた塵埃が徐々に付着するとともに、目が徐々に詰まってしまい風量を低下させてしまうので、空気調和機本体から着脱可能に構成され、定期的にエアフィルター表面を電気掃除機等で吸引したり、洗浄したりしなければならなかった。
【０００５】
エアフィルターのメンテナンスの手間を低減する目的で、駆動軸に張架したベルト上のエアフィルターと、前記エアフィルターの表面に接する回転ブラシを設け、前記駆動軸を回転させてエアフィルターを移動させながら、その表面に堆積した塵埃を、回転ブラシを回転させて掻きとるようにした空気調和機がある（例えば、特許文献３参照）。
【０００６】
【特許文献１】特開２００５−１３０９６３号公報
【特許文献２】特開２００４−３４４４３６号公報
【特許文献３】特開平６−７４５２１号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
しかしながら、上記特許文献１に開示されたようなねじりブラシは、複数本の毛材を２本の円形状の棒部材間に挟んでねじり、心材に固定してある。エアコンディショナーのような空気調和機の、エアフィルターの表面の塵埃を除去しようとすれば、全長が長いため、ねじりブラシの棒部材が撓んでしまい、かつ、毛が抜けるという問題もあり、エアフィルターに付着した塵埃を効率よく除去することは困難であった。また、複数本の毛材を２本の円形状の棒部材間に挟む際、毛材を揃えて並べることが困難であるという問題があった。
【０００８】
また、特許文献２に開示されたような従来の回転ロータは、棒状の軸体を挿入し、ロータを軸心の周りに所定の角度捩りを加えて絞ることで、軸体をロータと回転不可能な状態で一体化できるが、ロータに溝を設けて、溝に清掃体を挿入するために、回転ロータの外形が大きくなり、かつコストがアップするという問題があった。
【０００９】
また、上記特許文献３に開示されたような従来の空気調和機においては、回転ブラシの芯棒が樹脂でできており、その外周にブラシ毛が植毛されている。前記ブラシ毛で掻き取られた塵埃は、前記ブラシ毛に絡みつき、前記回転ブラシをそのまま使用し続けると、前記回転ブラシが汚れ、汚れた前記回転ブラシにより、エアフィルターが汚れてしまい、かつ清掃効果が減少するという問題があった。また、前記回転ブラシは、樹脂の芯棒にブラシ毛を植毛しているため、そりによる変形を生じ、前記エアフィルターに付着した塵埃を効率よく除去することが困難であった。また、同様に、前記回転ブラシは樹脂の芯棒にブラシ毛を植毛しているため、外径が大きくなってしまい、空気調和機本体が大きくなるという欠点があった。
【００１０】
本発明は、上記従来の課題を解決するためのものであり、簡単な方法で清掃具ができ、被清掃面に付着した塵埃を除去する清掃機器や、電気掃除機の床吸込具にも使用でき、空気調和機のエアフィルターに付着した塵埃を、効率よく、確実に除去できるため、長期間に亘ってエアフィルターの目詰まりのない状態で使用することができる空気調和機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１１】
前記従来の課題を解決するために、本発明では、機器に回転自在に取着されるとともに、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を、複数の棒部材に挟んでねじられて形成されたねじりブラシを有することにより、簡単な方法で、ねじりブラシ、及び清掃具を作ることができる。また、ブラシ用毛材は、幅方向の略中央部を仮止め糸により帯状に連ねたので、複数の棒部材を挟んでねじる際に、容易に挟むことができ、かつ安定した形状のねじりブラシを作ることができる。また、ねじりブラシの先端部がループ状になっている場合は、毛材の抜けが減少し、かつ、被清掃面を擦るように接触するため、被清掃面にこびりついた塵埃の除去に効果的である。また、ねじりブラシの先端部をカットした場合は、被清掃面にくい込むことができるため、被清掃面に付着した埃等の塵埃を掻き取るのに効果的である。
【発明の効果】
【００１２】
本発明の清掃具は、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を使用して、複数の棒部材に挟んでねじることにより、簡単な方法でねじりブラシを作ることができる。また、清掃具、掃除機用床吸込具、電気掃除機及び空気調和機は、組み立て性を損なうことなく、確実に被清掃面に付着した塵埃を除去することができる。また、エアフィルターを目詰まりのない状態で使用することができるため、空気調和機の性能も維持され、且つ、エアフィルターを取り外して塵埃の清掃を行う必要もなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
第１の発明は、機器に回転自在に取着されるとともに、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を、複数の棒部材に挟んでねじられて形成されているので、簡単な方法でねじりブラシを作ることができる。
【００１４】
第２の発明のブラシ用毛材は、幅方向の略中央部を仮止め糸により帯状に連ねたので、複数の棒部材を挟んでねじる際に、容易に挟むことができ、かつ、安定した形状のねじりブラシを作ることができる。
【００１５】
第３の発明のねじりブラシは、先端部がループ状になっているので、毛材の抜けが減少し、かつ、被清掃面、及び空気調和機のエアフィルターに付着した油分等の塵埃を擦り取るのに効果的である。
【００１６】
第４の発明のねじりブラシは、先端部がカットされて、開放されてあるので、被清掃面、及び空気調和機のエアフィルターの表面に付着した埃等の塵埃を掻き取るのに効果的である。
【００１７】
第５の発明は、清掃機器に第１〜４の何れかに記載の清掃具を回転自在に設けたもので、被清掃面の清掃効果に優れた清掃機器を提供することができる。
【００１８】
第６の発明は、掃除機用床吸込具に、第１〜４の何れかに記載の清掃具を回転自在に設けたもので、被清掃面の清掃効果に優れた掃除機用床吸込具を提供することができる。
【００１９】
第７の発明は、電動送風機と、第６に記載の掃除機用吸込具とを備え、電動送風機と掃除機用床吸込具とを連通させたもので、被清掃面の除去性能が大幅に向上し、清掃性能、耐久性に優れた電気掃除機を提供することができる。
【００２０】
第８の発明は、空気調和機の本体内に、第１〜４の何れかに記載の清掃具を有しているので、エアフィルターの目詰まりが起こらず、常に安定した風量を確保でき、運転効率もよい、空気調和機を提供することができる。
【００２１】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
【実施例１】
【００２２】
図１は本発明の実施例１におけるブラシ用毛材１を示す説明図である。先ず、所望の太さにまとめた長尺の繊維束を、蛇行状に折曲させて、ブラシの外径寸法の帯板状体２とする。次に、両縁部を仮止め糸３、３によって固定する。さらに中央部を仮止め糸４によって固定する。これによって、両縁部と中央部が仮止め糸によって固定されたブラシ用毛材１が形成される。蛇行状に折曲させられた長尺な繊維束は解けることがなくなる。
【００２３】
ここで、ブラシ用毛材１は使用する目的に応じて、ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリカーボネイト系繊維に代表されるポリオレフィン系繊維、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリウレタン系繊維、ウレタンゴム系繊維、アクリル系繊維、熱可塑性ポリビニルアルコール系繊維、熱可塑性フッ素系樹脂繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール（PBO）繊維等の材質の中から、選定して使用する。また、抗菌繊維、微生物分解性繊維、発色性繊維、蛍光繊維、蓄光繊維、高強度繊維、静電性繊維、制電性繊維、伸縮性繊維、熱融着繊維、弾性繊維等の材質の中から、選定して使用する。さらにまた、上記以外にも、例えば、アルミニウム、マグネシウム、鉄、ステンレス、セラミック等の繊維、前記材質の合金の繊維、天然繊維、化学繊維、天然樹脂発泡体、合成樹脂発泡体、天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴムからなる繊維等の材質の中から、選定して使用できる。また、前記繊維は極細繊維の形態も設定できる。
【００２４】
図２は、ねじりブラシ５と両端にブラケットＡ７、及びブラケットＢ８を取り付けた清掃具９の正面図である。ブラシ用毛材１の両縁部の仮止め糸３を取り除いて更に、先端部をカットすることでループが開放し、中央部分を２本の金属製の棒部材６で挟み、２本の金属製の棒部材６をねじっていくことによって、ねじりブラシ５が製作される。次に、２本の金属製の棒部材６にブラケットＡ７、及びブラケットＢ８を圧入して清掃具９が作られる。
【００２５】
また、図示しないが、ブラシ用毛材１の両縁部の仮止め糸３を取り除いて先端部をカットすること無く、中央部分を２本の金属製の棒部材６で挟み、２本の金属製の棒部材６をねじっていくことによって、先端部がループ状になったねじりブラシを製作することもできる。
【００２６】
以上のように、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を、複数の棒部材に挟んでねじられて形成されたねじりブラシを有することにより、簡単な方法で、ねじりブラシ、及び清掃具を作ることができる。また、ブラシ用毛材は、幅方向の略中央部を仮止め糸により帯状に連ねたので、複数の棒部材を挟んでねじる際に、容易に挟むことができ、かつ安定した形状のねじりブラシを作ることができる。また、ねじりブラシの先端部をカットした場合は、被清掃面にくい込むことができるため、被清掃面に付着した埃等の塵埃を掻き取るのに効果的である。また、ねじりブラシの先端部がループ状になっている場合は、毛材の抜けが減少し、かつ、被清掃面を擦るように接触するため、被清掃面にこびりついた塵埃の除去に効果的である。
【００２７】
図３は、本実施例における清掃機器１０の上ケース（図示せず）を外した状態の分解斜視図である。ねじりブラシ５の両端に車輪１２を圧入して下ケース１１に回転自在に取り付け、上ケース（図示せず）をかぶせて取り付けて、清掃機器１０を完成させる。以上のように構成された清掃機器の動作、作用は、以下の通りである。被清掃面上に車輪１２接触させながら移動させると、車輪１２が回転するとともに、ねじりブラシ５が回転しながら被清掃面の塵埃を掻き揚げる。掻き揚げられた塵埃は、ケース下１１に取り付けられた塵埃除去用ブラシ１３によって、ねじりブラシ５から除去されながら、塵埃ボックスに収集される。
【実施例２】
【００２８】
本発明の第２の実施例における掃除機用床吸込具１５の動作、作用は、以下の通りである。図４は、本実施例における掃除機用床吸込具１５の上ケース（図示せず）を外した状態の分解斜視図である。清掃具９の両端に軸受１８を取り付けて、掃除機用床吸込具１５に回転自在に装着する。ベルト１７は清掃具９のブラケットＡ７とモータ１６に張架されて、掃除機用床吸込具１５は構成されている。
【００２９】
上記構成による掃除機用床吸込具１５を、図５の、掃除機本体２０の延長管２６に接続して、掃除機本体２０を運転し、ハンドルパイプ２５を操作して、掃除機用床吸込具１５をフローリングやじゅうたん上で操作すると、床吸込具１５に内蔵されたモータより清掃具９が回転し、塵埃が掻き上げられ、電動送風機２２による吸引力で、空気と共に塵埃が、延長管２６、ホース２４を通って集塵室２１に流れ込みそこで塵埃が捕集される。
【実施例３】
【００３０】
本発明の第３の実施例における空気調和機本体２７の動作、作用は、以下の通りである。図６において、空気調和機本体２７を例えば、冷房運転すると、ファン３２の運転により室内の空気が吸込口２９から流入し、エアフィルター３０を通って熱交換器２８に至り、そこで冷却され、冷たい空気が吹き出し口３１から室内に吹き出される。吸込口２９から吸引される室内の空気に含まれる塵埃は、エアフィルター３０で捕獲され、そのエアフィルター３０の表面に次第に堆積していく。エアフィルター３０の表面に塵埃が堆積してくると、空気の通気圧損が増加し、熱交換器２８での熱交換効率が低下してくるので、定期的に或いは、必要に応じて、エアフィルター３０に堆積した塵埃の除去運転が必要となる。
【００３１】
そこで、本実施例では、塵埃の除去運転を開始すると、図６に示すように、エアフィルター３０の下端に位置していた清掃具９が、回転駆動手段（図示せず）により矢印方向（反時計方向）に回転しながら、上下移動手段（図示せず）で、エアフィルター３０の表面に沿って上方に移動する。この間に、清掃具９のねじりブラシ５のループ状の先端部で、エアフィルター３０の上流側表面に付着堆積した塵埃が擦られながら除去される。除去された塵埃は、図示しない塵埃吸引手段で吸引されると共に、屋外に排出されるようになっている。
【００３２】
ねじりブラシ５は、先端部がループ状になっているので、毛材の抜けが減少し、かつ、空気調和機本体２７のエアフィルター３０に付着した油分等の塵埃を擦り取るのに効果的である。
【００３３】
なお、上下移動手段により、清掃具９が、エアフィルター３０の上端まで達すると、自動的に下降し、次回の塵埃の除去運転用に、エアフィルター３０の下端で停止するようになっている。また、清掃具９の回転方向は、矢印方向と反対方向（時計方向）であっても良く、その回転方向は、清掃性能等を考慮しながら適宜決定すればよい。
【００３４】
本発明の清掃具は、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を使用して、複数の棒部材に挟んでねじることにより、簡単な方法でねじりブラシを作ることができる。また、清掃具、清掃機器、掃除機用床吸込具、電気掃除機及び空気調和機は、組み立て性を損なうことなく、確実に被清掃面に付着した塵埃を除去することができる。また、空気調和機のエアフィルターを目詰まりのない状態で使用することができるため、空気調和機の性能も維持され、且つ、エアフィルターを取り外して塵埃の清掃を行う必要もなくなる。
【００３５】
他の実施の形態は、ブラシ用毛材１の両端部をカットして、２本の金属製の棒部材６の間にブラシ用毛材１の中央部分を挟み、２本の金属製の棒部材６をねじっていくことによって、ねじりブラシ１８が製作されるのである。なお、ブラシ用毛材１の両端部はループ状のまま、２本の金属製の棒部材６の間にブラシ用毛材１の中央部分を挟み、２本の金属製の棒部材６をねじった後に、先端部をカット状１１にしてねじりブラシ１８を作ってもよい。ねじりブラシ１８は、先端部がカットされて、開放されてあるので、被清掃面や空気調和機のエアフィルターの表面に付着した埃等の塵埃を掻き取るのに効果的である。
【００３６】
また、金属製の棒部材６は、２本に限らず、３本ないし４本で挟んでねじってもよく、本数が増えれば、ねじりブラシの強度が増し、振れが少なくなることにより、清掃効果も増加する。
【産業上の利用可能性】
【００３７】
本発明は、回転しながら塵埃を除去する清掃具と、それを用いた清掃機器、掃除機用床吸込具、電気掃除機及び空気調和機に関するものである。以上のように、本発明にかかる清掃具とそれを用いた清掃機器、掃除機用床吸込具、及び空気調和機は、被清掃面や空気調和機の清掃装置として優れた性能を有している。
【図面の簡単な説明】
【００３８】
【図１】本発明の実施例１におけるブラシ用毛材の正面図
【図２】本発明の実施例１における清掃具の正面図
【図３】本発明の実施例１における清掃機器の斜視図
【図４】本発明の実施例２における床吸込具の斜視図
【図５】本初明の実施例２における電気掃除機用床吸込具の分解斜視図
【図６】本発明の実施例３における空気調和機の縦断面図
【符号の説明】
【００３９】
１ブラシ用毛材
２帯板状体
３仮止め糸
４仮止め糸
５、５ａねじりブラシ
６棒部材
７ブラケットＡ
８ブラケットＢ
９、９ａ清掃具
１０清掃機器
１１下ケース
１２車輪
１３除塵除去ブラシ
１４除塵ボックス
１５床吸込具
１６モータ
１７ベルト
１８軸受
１９
２０掃除機本体
２１集塵室
２２電動送風機
２３
２４ホース
２５ハンドルパイプ
２６延長管
２７空気調和機
２８熱交換器
２９吸込口
３０エアフィルター
３１吹出口
３２ファン
【技術分野】
【０００１】
本発明は、回転しながら塵埃を除去する清掃具と、それを用いた清掃機器、掃除機用床吸込具、電気掃除機及び空気調和機に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来のねじりブラシに関しては、使用目的に応じて、様々な改良がなされ、例えば、合成繊維単糸を集結し、下撚りをかけてなる集束糸を複数本合糸し、上撚りをかけるとともに、接着剤で前記合成繊維単糸間を接着して毛材となし、複数本の前記毛材を、少なくとも二本の心材間に挟持させてねじり、前記心材に固定し、各毛材の先端を解きほぐした状態となした塗布用ねじりブラシの技術が、保液性を向上し得る塗布用ブラシとして、公開されている（例えば、特許文献１）。
【０００３】
また、掃除機用のアタッチメントとして、使用される床吸込具において、内蔵する駆動装置によって回転される回転ロータの、寸法精度と、経済的に製造するために、回転ロータを構成するロータは中空部を有し、棒状の軸体を挿入し、ロータを軸心の周りに所定の角度捩りを加えて絞ることで、軸体をロータと回転不可能な状態で一体化する構造が考案されている（例えば、特許文献２参照）。
【０００４】
また、従来の空気調和機には、吸込口と熱交換器との間に、空気調和機本体内部への塵埃侵入を防ぐためにエアフィルターが配置されており、空気調和機の運転に伴い吸込口から空気と共に侵入する塵埃を捉える機能を有している。このため、エアフィルターには捉えた塵埃が徐々に付着するとともに、目が徐々に詰まってしまい風量を低下させてしまうので、空気調和機本体から着脱可能に構成され、定期的にエアフィルター表面を電気掃除機等で吸引したり、洗浄したりしなければならなかった。
【０００５】
エアフィルターのメンテナンスの手間を低減する目的で、駆動軸に張架したベルト上のエアフィルターと、前記エアフィルターの表面に接する回転ブラシを設け、前記駆動軸を回転させてエアフィルターを移動させながら、その表面に堆積した塵埃を、回転ブラシを回転させて掻きとるようにした空気調和機がある（例えば、特許文献３参照）。
【０００６】
【特許文献１】特開２００５−１３０９６３号公報
【特許文献２】特開２００４−３４４４３６号公報
【特許文献３】特開平６−７４５２１号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
しかしながら、上記特許文献１に開示されたようなねじりブラシは、複数本の毛材を２本の円形状の棒部材間に挟んでねじり、心材に固定してある。エアコンディショナーのような空気調和機の、エアフィルターの表面の塵埃を除去しようとすれば、全長が長いため、ねじりブラシの棒部材が撓んでしまい、かつ、毛が抜けるという問題もあり、エアフィルターに付着した塵埃を効率よく除去することは困難であった。また、複数本の毛材を２本の円形状の棒部材間に挟む際、毛材を揃えて並べることが困難であるという問題があった。
【０００８】
また、特許文献２に開示されたような従来の回転ロータは、棒状の軸体を挿入し、ロータを軸心の周りに所定の角度捩りを加えて絞ることで、軸体をロータと回転不可能な状態で一体化できるが、ロータに溝を設けて、溝に清掃体を挿入するために、回転ロータの外形が大きくなり、かつコストがアップするという問題があった。
【０００９】
また、上記特許文献３に開示されたような従来の空気調和機においては、回転ブラシの芯棒が樹脂でできており、その外周にブラシ毛が植毛されている。前記ブラシ毛で掻き取られた塵埃は、前記ブラシ毛に絡みつき、前記回転ブラシをそのまま使用し続けると、前記回転ブラシが汚れ、汚れた前記回転ブラシにより、エアフィルターが汚れてしまい、かつ清掃効果が減少するという問題があった。また、前記回転ブラシは、樹脂の芯棒にブラシ毛を植毛しているため、そりによる変形を生じ、前記エアフィルターに付着した塵埃を効率よく除去することが困難であった。また、同様に、前記回転ブラシは樹脂の芯棒にブラシ毛を植毛しているため、外径が大きくなってしまい、空気調和機本体が大きくなるという欠点があった。
【００１０】
本発明は、上記従来の課題を解決するためのものであり、簡単な方法で清掃具ができ、被清掃面に付着した塵埃を除去する清掃機器や、電気掃除機の床吸込具にも使用でき、空気調和機のエアフィルターに付着した塵埃を、効率よく、確実に除去できるため、長期間に亘ってエアフィルターの目詰まりのない状態で使用することができる空気調和機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１１】
前記従来の課題を解決するために、本発明では、機器に回転自在に取着されるとともに、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を、複数の棒部材に挟んでねじられて形成されたねじりブラシを有することにより、簡単な方法で、ねじりブラシ、及び清掃具を作ることができる。また、ブラシ用毛材は、幅方向の略中央部を仮止め糸により帯状に連ねたので、複数の棒部材を挟んでねじる際に、容易に挟むことができ、かつ安定した形状のねじりブラシを作ることができる。また、ねじりブラシの先端部がループ状になっている場合は、毛材の抜けが減少し、かつ、被清掃面を擦るように接触するため、被清掃面にこびりついた塵埃の除去に効果的である。また、ねじりブラシの先端部をカットした場合は、被清掃面にくい込むことができるため、被清掃面に付着した埃等の塵埃を掻き取るのに効果的である。
【発明の効果】
【００１２】
本発明の清掃具は、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を使用して、複数の棒部材に挟んでねじることにより、簡単な方法でねじりブラシを作ることができる。また、清掃具、掃除機用床吸込具、電気掃除機及び空気調和機は、組み立て性を損なうことなく、確実に被清掃面に付着した塵埃を除去することができる。また、エアフィルターを目詰まりのない状態で使用することができるため、空気調和機の性能も維持され、且つ、エアフィルターを取り外して塵埃の清掃を行う必要もなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
第１の発明は、機器に回転自在に取着されるとともに、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を、複数の棒部材に挟んでねじられて形成されているので、簡単な方法でねじりブラシを作ることができる。
【００１４】
第２の発明のブラシ用毛材は、幅方向の略中央部を仮止め糸により帯状に連ねたので、複数の棒部材を挟んでねじる際に、容易に挟むことができ、かつ、安定した形状のねじりブラシを作ることができる。
【００１５】
第３の発明のねじりブラシは、先端部がループ状になっているので、毛材の抜けが減少し、かつ、被清掃面、及び空気調和機のエアフィルターに付着した油分等の塵埃を擦り取るのに効果的である。
【００１６】
第４の発明のねじりブラシは、先端部がカットされて、開放されてあるので、被清掃面、及び空気調和機のエアフィルターの表面に付着した埃等の塵埃を掻き取るのに効果的である。
【００１７】
第５の発明は、清掃機器に第１〜４の何れかに記載の清掃具を回転自在に設けたもので、被清掃面の清掃効果に優れた清掃機器を提供することができる。
【００１８】
第６の発明は、掃除機用床吸込具に、第１〜４の何れかに記載の清掃具を回転自在に設けたもので、被清掃面の清掃効果に優れた掃除機用床吸込具を提供することができる。
【００１９】
第７の発明は、電動送風機と、第６に記載の掃除機用吸込具とを備え、電動送風機と掃除機用床吸込具とを連通させたもので、被清掃面の除去性能が大幅に向上し、清掃性能、耐久性に優れた電気掃除機を提供することができる。
【００２０】
第８の発明は、空気調和機の本体内に、第１〜４の何れかに記載の清掃具を有しているので、エアフィルターの目詰まりが起こらず、常に安定した風量を確保でき、運転効率もよい、空気調和機を提供することができる。
【００２１】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
【実施例１】
【００２２】
図１は本発明の実施例１におけるブラシ用毛材１を示す説明図である。先ず、所望の太さにまとめた長尺の繊維束を、蛇行状に折曲させて、ブラシの外径寸法の帯板状体２とする。次に、両縁部を仮止め糸３、３によって固定する。さらに中央部を仮止め糸４によって固定する。これによって、両縁部と中央部が仮止め糸によって固定されたブラシ用毛材１が形成される。蛇行状に折曲させられた長尺な繊維束は解けることがなくなる。
【００２３】
ここで、ブラシ用毛材１は使用する目的に応じて、ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリカーボネイト系繊維に代表されるポリオレフィン系繊維、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリウレタン系繊維、ウレタンゴム系繊維、アクリル系繊維、熱可塑性ポリビニルアルコール系繊維、熱可塑性フッ素系樹脂繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール（PBO）繊維等の材質の中から、選定して使用する。また、抗菌繊維、微生物分解性繊維、発色性繊維、蛍光繊維、蓄光繊維、高強度繊維、静電性繊維、制電性繊維、伸縮性繊維、熱融着繊維、弾性繊維等の材質の中から、選定して使用する。さらにまた、上記以外にも、例えば、アルミニウム、マグネシウム、鉄、ステンレス、セラミック等の繊維、前記材質の合金の繊維、天然繊維、化学繊維、天然樹脂発泡体、合成樹脂発泡体、天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴムからなる繊維等の材質の中から、選定して使用できる。また、前記繊維は極細繊維の形態も設定できる。
【００２４】
図２は、ねじりブラシ５と両端にブラケットＡ７、及びブラケットＢ８を取り付けた清掃具９の正面図である。ブラシ用毛材１の両縁部の仮止め糸３を取り除いて更に、先端部をカットすることでループが開放し、中央部分を２本の金属製の棒部材６で挟み、２本の金属製の棒部材６をねじっていくことによって、ねじりブラシ５が製作される。次に、２本の金属製の棒部材６にブラケットＡ７、及びブラケットＢ８を圧入して清掃具９が作られる。
【００２５】
また、図示しないが、ブラシ用毛材１の両縁部の仮止め糸３を取り除いて先端部をカットすること無く、中央部分を２本の金属製の棒部材６で挟み、２本の金属製の棒部材６をねじっていくことによって、先端部がループ状になったねじりブラシを製作することもできる。
【００２６】
以上のように、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を、複数の棒部材に挟んでねじられて形成されたねじりブラシを有することにより、簡単な方法で、ねじりブラシ、及び清掃具を作ることができる。また、ブラシ用毛材は、幅方向の略中央部を仮止め糸により帯状に連ねたので、複数の棒部材を挟んでねじる際に、容易に挟むことができ、かつ安定した形状のねじりブラシを作ることができる。また、ねじりブラシの先端部をカットした場合は、被清掃面にくい込むことができるため、被清掃面に付着した埃等の塵埃を掻き取るのに効果的である。また、ねじりブラシの先端部がループ状になっている場合は、毛材の抜けが減少し、かつ、被清掃面を擦るように接触するため、被清掃面にこびりついた塵埃の除去に効果的である。
【００２７】
図３は、本実施例における清掃機器１０の上ケース（図示せず）を外した状態の分解斜視図である。ねじりブラシ５の両端に車輪１２を圧入して下ケース１１に回転自在に取り付け、上ケース（図示せず）をかぶせて取り付けて、清掃機器１０を完成させる。以上のように構成された清掃機器の動作、作用は、以下の通りである。被清掃面上に車輪１２接触させながら移動させると、車輪１２が回転するとともに、ねじりブラシ５が回転しながら被清掃面の塵埃を掻き揚げる。掻き揚げられた塵埃は、ケース下１１に取り付けられた塵埃除去用ブラシ１３によって、ねじりブラシ５から除去されながら、塵埃ボックスに収集される。
【実施例２】
【００２８】
本発明の第２の実施例における掃除機用床吸込具１５の動作、作用は、以下の通りである。図４は、本実施例における掃除機用床吸込具１５の上ケース（図示せず）を外した状態の分解斜視図である。清掃具９の両端に軸受１８を取り付けて、掃除機用床吸込具１５に回転自在に装着する。ベルト１７は清掃具９のブラケットＡ７とモータ１６に張架されて、掃除機用床吸込具１５は構成されている。
【００２９】
上記構成による掃除機用床吸込具１５を、図５の、掃除機本体２０の延長管２６に接続して、掃除機本体２０を運転し、ハンドルパイプ２５を操作して、掃除機用床吸込具１５をフローリングやじゅうたん上で操作すると、床吸込具１５に内蔵されたモータより清掃具９が回転し、塵埃が掻き上げられ、電動送風機２２による吸引力で、空気と共に塵埃が、延長管２６、ホース２４を通って集塵室２１に流れ込みそこで塵埃が捕集される。
【実施例３】
【００３０】
本発明の第３の実施例における空気調和機本体２７の動作、作用は、以下の通りである。図６において、空気調和機本体２７を例えば、冷房運転すると、ファン３２の運転により室内の空気が吸込口２９から流入し、エアフィルター３０を通って熱交換器２８に至り、そこで冷却され、冷たい空気が吹き出し口３１から室内に吹き出される。吸込口２９から吸引される室内の空気に含まれる塵埃は、エアフィルター３０で捕獲され、そのエアフィルター３０の表面に次第に堆積していく。エアフィルター３０の表面に塵埃が堆積してくると、空気の通気圧損が増加し、熱交換器２８での熱交換効率が低下してくるので、定期的に或いは、必要に応じて、エアフィルター３０に堆積した塵埃の除去運転が必要となる。
【００３１】
そこで、本実施例では、塵埃の除去運転を開始すると、図６に示すように、エアフィルター３０の下端に位置していた清掃具９が、回転駆動手段（図示せず）により矢印方向（反時計方向）に回転しながら、上下移動手段（図示せず）で、エアフィルター３０の表面に沿って上方に移動する。この間に、清掃具９のねじりブラシ５のループ状の先端部で、エアフィルター３０の上流側表面に付着堆積した塵埃が擦られながら除去される。除去された塵埃は、図示しない塵埃吸引手段で吸引されると共に、屋外に排出されるようになっている。
【００３２】
ねじりブラシ５は、先端部がループ状になっているので、毛材の抜けが減少し、かつ、空気調和機本体２７のエアフィルター３０に付着した油分等の塵埃を擦り取るのに効果的である。
【００３３】
なお、上下移動手段により、清掃具９が、エアフィルター３０の上端まで達すると、自動的に下降し、次回の塵埃の除去運転用に、エアフィルター３０の下端で停止するようになっている。また、清掃具９の回転方向は、矢印方向と反対方向（時計方向）であっても良く、その回転方向は、清掃性能等を考慮しながら適宜決定すればよい。
【００３４】
本発明の清掃具は、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を使用して、複数の棒部材に挟んでねじることにより、簡単な方法でねじりブラシを作ることができる。また、清掃具、清掃機器、掃除機用床吸込具、電気掃除機及び空気調和機は、組み立て性を損なうことなく、確実に被清掃面に付着した塵埃を除去することができる。また、空気調和機のエアフィルターを目詰まりのない状態で使用することができるため、空気調和機の性能も維持され、且つ、エアフィルターを取り外して塵埃の清掃を行う必要もなくなる。
【００３５】
他の実施の形態は、ブラシ用毛材１の両端部をカットして、２本の金属製の棒部材６の間にブラシ用毛材１の中央部分を挟み、２本の金属製の棒部材６をねじっていくことによって、ねじりブラシ１８が製作されるのである。なお、ブラシ用毛材１の両端部はループ状のまま、２本の金属製の棒部材６の間にブラシ用毛材１の中央部分を挟み、２本の金属製の棒部材６をねじった後に、先端部をカット状１１にしてねじりブラシ１８を作ってもよい。ねじりブラシ１８は、先端部がカットされて、開放されてあるので、被清掃面や空気調和機のエアフィルターの表面に付着した埃等の塵埃を掻き取るのに効果的である。
【００３６】
また、金属製の棒部材６は、２本に限らず、３本ないし４本で挟んでねじってもよく、本数が増えれば、ねじりブラシの強度が増し、振れが少なくなることにより、清掃効果も増加する。
【産業上の利用可能性】
【００３７】
本発明は、回転しながら塵埃を除去する清掃具と、それを用いた清掃機器、掃除機用床吸込具、電気掃除機及び空気調和機に関するものである。以上のように、本発明にかかる清掃具とそれを用いた清掃機器、掃除機用床吸込具、及び空気調和機は、被清掃面や空気調和機の清掃装置として優れた性能を有している。
【図面の簡単な説明】
【００３８】
【図１】本発明の実施例１におけるブラシ用毛材の正面図
【図２】本発明の実施例１における清掃具の正面図
【図３】本発明の実施例１における清掃機器の斜視図
【図４】本発明の実施例２における床吸込具の斜視図
【図５】本初明の実施例２における電気掃除機用床吸込具の分解斜視図
【図６】本発明の実施例３における空気調和機の縦断面図
【符号の説明】
【００３９】
１ブラシ用毛材
２帯板状体
３仮止め糸
４仮止め糸
５、５ａねじりブラシ
６棒部材
７ブラケットＡ
８ブラケットＢ
９、９ａ清掃具
１０清掃機器
１１下ケース
１２車輪
１３除塵除去ブラシ
１４除塵ボックス
１５床吸込具
１６モータ
１７ベルト
１８軸受
１９
２０掃除機本体
２１集塵室
２２電動送風機
２３
２４ホース
２５ハンドルパイプ
２６延長管
２７空気調和機
２８熱交換器
２９吸込口
３０エアフィルター
３１吹出口
３２ファン
【特許請求の範囲】
【請求項１】
機器に回転自在に取着されるとともに、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を、複数の棒部材に挟んでねじられて形成されたねじりブラシを有することを特徴とする、清掃具。
【請求項２】
ブラシ用毛材は、幅方向の略中央部を仮止め糸により帯状に連ねたことを特徴とする、請求項１に記載の清掃具。
【請求項３】
ねじりブラシは、先端部がループ状に形成されたことを特徴とする、請求項１、または２に記載の清掃具。
【請求項４】
ねじりブラシは、先端部がカットされて、開放されたことを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載の清掃具。
【請求項５】
請求項１〜４のいずれかに記載の清掃具を有する清掃機器。
【請求項６】
請求項１〜４のいずれかに記載の清掃具を有する掃除機用床吸込具。
【請求項７】
電動送風機と、請求項６に記載の掃除機用床吸込具とを備え、前記電動送風機と前記掃除機用吸込具とを連通させた電気掃除機。
【請求項８】
請求項１〜４のいずれかに記載の清掃具を有する空気調和機。
【請求項１】
機器に回転自在に取着されるとともに、長尺の繊維束を蛇行状に折曲させて、少なくとも１本の仮止め糸を使用して帯状に連ねたブラシ用毛材を、複数の棒部材に挟んでねじられて形成されたねじりブラシを有することを特徴とする、清掃具。
【請求項２】
ブラシ用毛材は、幅方向の略中央部を仮止め糸により帯状に連ねたことを特徴とする、請求項１に記載の清掃具。
【請求項３】
ねじりブラシは、先端部がループ状に形成されたことを特徴とする、請求項１、または２に記載の清掃具。
【請求項４】
ねじりブラシは、先端部がカットされて、開放されたことを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載の清掃具。
【請求項５】
請求項１〜４のいずれかに記載の清掃具を有する清掃機器。
【請求項６】
請求項１〜４のいずれかに記載の清掃具を有する掃除機用床吸込具。
【請求項７】
電動送風機と、請求項６に記載の掃除機用床吸込具とを備え、前記電動送風機と前記掃除機用吸込具とを連通させた電気掃除機。
【請求項８】
請求項１〜４のいずれかに記載の清掃具を有する空気調和機。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２００８−１０９９６３（Ｐ２００８−１０９９６３Ａ）
【公開日】平成２０年５月１５日（２００８．５．１５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−２９３３５８（Ｐ２００６−２９３３５８）
【出願日】平成１８年１０月２７日（２００６．１０．２７）
【出願人】（３９１０４４７９７）株式会社コーワ (283)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年５月１５日（２００８．５．１５）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年１０月２７日（２００６．１０．２７）
【出願人】（３９１０４４７９７）株式会社コーワ (283)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]