説明

減容化して再閉鎖可能なブリスターパック

【課題】 商品を収納するブリスター体と、一枚の平坦な板紙等で構成される台紙とから構成され、開封時には台紙の表面に剥離等を生じず、収納商品の落下や散乱も発生せず、且つ、開封後は減容化して再閉鎖可能なブリスターパックを提供することにある。
【解決手段】 収納物を収容する凹部および凹部の周縁に周縁フランジ部を備えたブリスター体と、折曲線を介して略線対称に連設される一方の面をブリスター体の周縁フランジ部が接着されるブリスター体占有面部とし所定部分に開封用破断線を刻設すると共に他方の面を蓋面部とした台紙と、からなるブリスターパックにおいて、台紙のどちらか一方の面の折曲線に対向する端辺縁を延設して係止部を形成すると共に、他方の面の折曲線に対向する端辺縁に係合部を形成してなり、折曲線で折り曲げられ重合する台紙の係合部が係止部に係止されることを特徴とする減容化して再閉鎖可能なブリスターパック。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブリスターパックに関し、収納された物品の使用後の保管や、断続的に用いられ残余の物品を一定期間保管することが必要な分配物品等を収納する減容化して再閉鎖可能なブリスターパックに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、乾電池や、歯ブラシ等の生活雑貨を収納する包装として、商品の形状に合せた収納凹部を真空成形等により形成してなる透明な熱可塑性プラスチックのブリスター体と、ブリスター体の周縁フランジ部を熱接着等により固着される紙製あるいは樹脂シート等からなる台紙とで構成されるブリスターパック包装体があり、収納物品の保護性と、ブリスター体の可視性による販売性に優れた包装構造として広く用いられている。
【0003】
生活雑貨用のブリスターパックに用いられる台紙は、その印刷適性や加工の容易性等から、ボール紙等の厚紙が使用され、厚紙の表面は商品訴求の為の印刷が施された上に、ヒートシール剤等が塗工され、表面側からブリスター体が熱接着され、このブリスター体を引き剥がして収納物を取り出す開封形式や、厚紙の裏面に商品の取り扱い説明や必要な製品表示部分として印刷が施されるとともに、台紙裏面に予め打ち抜き加工により施されたミシン目やジッパー等の破断部が施されており、この破断部から内容物を取り出すことができる開封形式を持つものが有る。
【0004】
しかしながら、前者のような開封形式を持つブリスターパックは、接着されたブリスター体を台紙表面から引き剥がして開封すると、台紙表面での剥離が発生し易く、印刷面が醜くなって必要な事項が読み取れなくなったり醜い外観を呈したり、剥離操作によってブリスター体と剥離部分に挟まれた収納商品が飛び出し散乱落下するという問題があり、後者においては、印刷部分の剥離により、取り扱い説明や製品表示部分が損なわれ、さらに両者とも、使い残した収納商品を保管する際、再封緘できないという問題があった。この課題を解決するものとして、「プラスチックを成形したブリスター体と、これを保持する紙製の基体とから成るブリスターパックにおいて、前記基体を表板と裏板とが繋がれた構成とし、表板に内背部を、裏板に切裂帯及び裏蓋部をそれぞれ切目を入れて形成し、切裂帯及び裏蓋部をなす切目を、裏板の表裏から入れた二本の半切線がずれて並行するものとし、裏蓋部の先端に係合片を設け、この係合片に対応して表板に係合切込を形成し、内背部を切り開いて形成した窓部にブリスター体を嵌め込み、ブリスター体の内部に商品を収納して、内背部を商品の背側に沿わせ、内背部と裏蓋部で覆うようにして、ブリスター体のフランジを表板と裏板の間に挟み込み、表板と裏板とを裏蓋部及び切裂帯の外側部分で貼り合わせるようにしたブリスターパック。」の提案がなされている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−27657号公報
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のブリスターパックにおいて、ブリスターパックの基体は、従来のブリスターパックの基体が一枚の平坦な板紙等で構成されるのに対し、おおよそ2倍の大きさの板紙が折曲線等を繋ぎ部とし折り返されて構成されるので、材料的にコスト高とならざるを得ず、しかも、ブリスター体の取り付けにおいて、従来のブリスターパックが基体へのブリスター体フランジ部の熱接着や接着により取り付けられる工程に対し、内背部を切り開いて形成した窓部にブリスター体を嵌め込み、ブリスター体の内部に商品を収納して、内背部を商品の背側に沿わせ、内背部と裏蓋部で覆うようにして、ブリスター体のフランジを表板と裏板の間に挟み込み、表板と裏板とを裏蓋部及び切裂帯の外側部分で貼り合わせるという工程を必要とするため、工程数や工程に要する時間的にもコスト高にならざるを得ないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決するため、商品を収納するブリスター体と、一枚の平坦な板紙等で構成される台紙とから構成され、開封時には台紙の表面に剥離等を生じず、収納商品の落下や散乱も発生せず、且つ、開封後は減容化して再閉鎖可能なブリスターパックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、収納物を収容する凹部および該凹部の周縁に周縁フランジ部を備えたブリスター体と、折曲線を介して略線対称に連設される一方の面を前記ブリスター体の周縁フランジ部が接着されるブリスター体占有面部とし所定部分に開封用破断線を刻設すると共に他方の面を蓋面部とした台紙と、からなるブリスターパックにおいて、前記台紙のどちらか一方の面の前記折曲線に対向する端辺縁を延設して係止部を形成すると共に、他方の面の前記折曲線に対向する端辺縁に係合部を形成してなり、前記折曲線で折り曲げられ重合する前記台紙の前記係合部が前記係止部に係止されることを特徴とする減容化して再閉鎖可能なブリスターパックであって、ブリスターパックの台紙を略線対称に二分する折曲線で、二分される一方の面をブリスター体占有面部とし、他方の面を蓋面部とすることにより、開封にあたって台紙の表面に剥離等を生じず、収納物の落下や散乱も発生せず、且つ、開封後は折曲線で折り曲げることにより台紙の略半分のサイズに減容化すると共に、台紙のブリスター体占有面部に開封した開口部を連設した蓋面部により再閉鎖することが可能である。
【0009】
請求項2の発明は、収納物を収容する凹部および該凹部の周縁に周縁フランジ部を備えた二つのブリスター体と、折曲線を介して略線対称に連設される二つの面に前記二つのブリスター体のそれぞれ周縁フランジ部が接着される第1ブリスター体占有面部と第2ブリスター体占有面部としそれぞれ所定部分に開封用破断線を刻設した台紙と、からなるブリスターパックにおいて、前記台紙のどちらか一方の面の前記折曲線に対向する端辺縁を延設して係止部を形成すると共に、他方の面の前記折曲線に対向する端辺縁に係合部を形成してなり、前記折曲線で折り曲げられ重合する前記台紙の前記係合部が前記係止部に係止されることを特徴とする減容化して再閉鎖可能なブリスターパックであって、それぞれの開封にあたって台紙の表面に剥離等を生じず、収納商品の落下や散乱も発生せず、且つ、開封後は折曲線で折り曲げることにより台紙の略半分のサイズに減容化すると共に、それぞれのブリスター体占有面部の台紙面同士が重合して開封部を再閉鎖することが可能である。
【0010】
請求項3の発明は、収納物を収容する二つの凹部が中間フランジ部を介して離間すると共に前記二つの凹部を併せて囲繞する外周フランジ部および前記中間フランジ部で前記外周フランジ部の前記中間フランジ部に対向するそれぞれの端辺縁間を二分するブリスター体折曲線を刻設して一体に形成される複室ブリスター体と、該複室ブリスター体の前記外周フランジ部が接着されると共に前記中間フランジ部の前記ブリスター体折曲線当接位置で二つの面に区設され前記凹部が当接する所定部分にそれぞれ開封用破断線を刻設した台紙と、からなるブリスターパックにおいて、前記区設された台紙のどちらか一方の面の前記ブリスター体折曲線に対向する端辺縁を延設して係止部を形成すると共に、他方の面の前記ブリスター体折曲線に対向する端辺縁に係合部を形成してなり、前記ブリスター体折曲線で折り曲げられ重合する前記台紙の前記係合部が前記係止部に係止されることを特徴とする減容化して再閉鎖可能なブリスターパックであって、一体に且つ離間して形成された複室ブリスター体の凹部間の中間フランジ部に該中間フランジ部を二分する折曲線を刻設し、該折曲線で折り曲げられて台紙同士が重合することにより、台紙の略半分のサイズに減容化すると共に、複室ブリスター体占有面部の台紙面同士が重合してそれぞれの開封部を再閉鎖することが可能である。
【0011】
請求項4の発明は、収納物を収容する二つの凹部が中間フランジ部を介して離間すると共に前記二つの凹部を併せて囲繞し且つ容器の外縁を構成する外周フランジ部および前記中間フランジ部で前記外周フランジ部の前記中間フランジ部に対向するそれぞれの端辺縁間を二分するブリスター体折曲線を刻設して一体に形成される外縁一体複室ブリスター体と、該外縁一体複室ブリスター体と同一の外縁を有し前記外縁一体複室ブリスター体の二つの凹部を除く部分で接着されると共に前記中間フランジ部の前記ブリスター体折曲線当接位置で二つの面に区設され前記二つの凹部が当接する所定部分にそれぞれ開封用破断線を刻設した台紙と、からなるブリスターパックにおいて、前記外縁一体複室ブリスター体が接着されると共に区設された台紙のどちらか一方の面の前記ブリスター体折曲線に対向する端辺縁を延設して係止部を形成すると共に、他方の面の前記ブリスター体折曲線に対向する端辺縁に係合部を形成してなり、前記ブリスター体折曲線で折り曲げられ重合する前記外縁一体複室ブリスター体が接着されると共に区設された台紙の前記係合部が前記係止部に係止されることを特徴とする減容化して再閉鎖可能なブリスターパックであって、台紙と同一の外形を有し一体に且つ離間して形成された外縁一体複室ブリスター体の凹部間の中間フランジ部を二分する折曲部を形成し、該折曲部に刻設された折曲線で折り曲げられて台紙同士が重合することにより、台紙の略半分のサイズに減容化すると共に、複室ブリスター体占有面部の台紙面同士が重合してそれぞれの開口部を再閉鎖することが可能である。
【0012】
請求項5の発明は、前記係止部に前記折曲線もしくは前記ブリスター体折曲線方向に突出する略倒コ字状からなる係止切込を刻設し、前記係合部が前記係止部の前記係止切込に係止されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックであって、係止部に係止切込を設けることにより簡単な操作で係合部を係止できるので、簡便にそれぞれの開口部を再閉鎖することが可能である。
【0013】
請求項6の発明は、前記台紙もしくは前記外縁一体複室ブリスター体が接着された台紙の前記係止切込の前記折曲線に対向する端縁延長上に吊下孔を穿設したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックであって、上記のように構成することにより、販売時点においては、吊り下げ販売を可能とし、且つ使用時点においても、減容化して再閉鎖すると共に吊り下げ収納が可能となる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックは、商品を収納するブリスター体と、一枚の平坦な板紙等で構成される台紙とから構成され、台紙の表面側にブリスター体を接着し、裏面側に開封部を設けた。これにより、ブリスターパックの形成は従来どおりの工程によって行われるので、材料的、工程的にコスト高とならず経済性に優れ、開封時は台紙の表面に剥離等を生じず、ブリスター体と台紙表面の剥離により収納物が引っ掛かることが無いので収納物の落下や散乱も発生せず、且つ、実施例では開封後、簡便な操作により、台紙の表示部分が折り曲げ線の折り曲げによって蓋面構成部分となり、ブリスターパックの一方の端縁部で構成する係合部を係止できるので、当初の平坦な台紙の大きさが略半分に減容化すると共に台紙裏面に施した開封部の再閉鎖が可能となって、よりコンパクトな収納スペースとすることができ、台紙表面の剥がれによる毀損がなく、台紙裏面に施された取扱い説明部分なども毀損或いは紛失することなく収納物が保管でき、利用に支障を来たさず、分配型の収納物が散逸することもない。また、ほぼブリスターパックを構成する材料全部を用いて保管容器とすることができるので廃棄物の発生を抑制でき、別の保管用容器を必要としないので、使用者の手間を省くことができる。
【0015】
また、他の実施形態では、収納物を収容する凹部を形成した二つのブリスター体を離間させて接着して構成したが、それぞれ台紙面同士が折り曲げにより重合するので、開口部を同時に再閉鎖することができる。さらに、他の実施形態では、二つのブリスター体を一体にした複室ブリスター体を形成することにより、販売段階での台紙の平坦性を維持しつつ、使用時には、簡便な操作で折り曲げ減容化して再閉鎖することができる。
【0016】
さらに、係止部の延長上に吊下部を設けることにより、販売時点においては、表示面を大きくできるので顧客に収納物の告知を十分に行うことができ、保管時点においては、コンパクトで、しかも吊下収納も可能であるので、さらに収納スペースの無駄を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】(a)本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第一実施形態に係る正面側平面図。(b)同じく第一実施形態に係る背面側平面図。(c)同じく第一実施形態に係る側面視断面図。
【図2】同じく第一実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す説明用側面視断面図。
【図3】(a)本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第二実施形態に係る正面側平面図。(b)同じく第二実施形態に係る背面側平面図。(c)同じく第二実施形態に係る側面視断面図。
【図4】同じく第二実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す側面視断面図。
【図5】(a)本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第三実施形態に係る正面側平面図。(b)同じく第三実施形態に係る背面側平面図。(c)同じく第三実施形態に係る側面視断面図。
【図6】同じく第三実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す側面視断面図。
【図7】(a)本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第四実施形態に係る正面側平面図。(b)同じく第四実施形態に係る背面側平面図。(c)同じく第四実施形態に係る側面視断面図。
【図8】同じく第四実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す側面視断面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明につき、図面等を用いて以下に詳述する。図1(a)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第一実施形態に係る正面側平面図。(b)は同じく第一実施形態に係る背面側平面図。(c)は同じく第一実施形態に係る側面視断面図。図2は同じく第一実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す説明用側面視断面図。図3(a)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第二実施形態に係る正面側平面図。(b)は同じく第二実施形態に係る背面側平面図。(c)は同じく第二実施形態に係る側面視断面図。図4は同じく第二実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す側面視断面図。図5(a)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第三実施形態に係る正面側平面図。(b)は同じく第三実施形態に係る背面側平面図。(c)は同じく第三実施形態に係る側面視断面図。図6は同じく第三実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す側面視断面図。図7(a)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第四実施形態に係る正面側平面図。(b)は同じく第四実施形態に係る背面側平面図。(c)は同じく第四実施形態に係る側面視断面図。図8は同じく第四実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す側面視断面図である。
【0019】
図1(a)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第一実施形態に係る正面側平面図で、第一実施形態のブリスターパックPは、略矩形状からなる台紙Rの表面の下半部に、平面視略矩形状の凹部1とその周縁に周縁フランジ部2を有するブリスター体Qが収納物S(図示されず)を内包して、周縁フランジ部2で接着されブリスター体占有面部5を形成すると共に、ブリスター体占有面部5の上端辺近傍に折曲線11を介して台紙Rの上半部に、ブリスター体占有面部5と略同形の蓋面部12が形成され、蓋面部12の上方で、折り曲げによりブリスターパックPを構成する台紙Rの下端辺縁20が当接する位置の中央近傍に、前記折曲線11方向に突出する略倒コ字状の係止切込16が刻設される係止部13に続いて、変形三角形状の吊下孔17が穿設される吊下部14が延設されている。尚、上記のブリスター体占有面部5、蓋面部12、係止部13、吊下部14は領域として図外に表記した。本実施形態において、台紙Rに設けた折曲線11は二点鎖線で示す折罫線を用いたが、これに限定されるものではなく、屈曲開閉を行うには、ミシン目線や断続する破断線若しくはハーフカット線(半切線)等を用いることもできる。また、台紙Rの直線状の下端辺縁20を係合部としたが、これに限定されものではなく、下端辺縁が弧状や波状或いは部分的に凸条であってもよい。さらに、係止切込16は、下向きに凸な有幅の略倒コ字状としたが、これに限定されるものではなく、例えば、弧状や波状の切込も用いることができ、係合部が凸条とされた場合には上向きの凹状としても良く、台紙幅が大きい場合は複数の係止切込を設けることにより係止することができる。また、吊下孔17は、丸穴や有幅のトラック状やこれが組み合わされたプロペラ状などの穿設による開孔形式、或いは上端辺からのJ字状切込による吊下部等、既成の吊下形式を用いることができる。後述するが、台紙Rのブリスター体占有面部5のうち、ブリスター体Qの凹部1の外縁近傍位置には所定の開封用破断線が刻設されているが本図には表わさない。
【0020】
図1(b)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第一実施形態に係る背面側平面図で、前述のように、台紙Rには穿設された吊下孔17と刻設された係止切込16がそれぞれ設けられており、さらに正面側に接着されたブリスター体Qの凹部1の外縁近傍位置に、開封の切っ掛けとなる略半円状の指掛部18を含む略コ字状からなる開封用破断線15が刻設され、該開封用破断線15で囲繞される領域の開封片19が形成されている。尚、開封用破断線15は本実施形態に限定されるものではなく、台紙Rの大きさや使用材質、収納物S自体の大きさ、形状、並び方等収納状態によっても、開封の方向、開封の大きさ、開封に用いられる破断線の種類例えば図示のようなミシン目状破断線や図示しない鈎状の断続からなるジッパー破断線等が選択的に設計されるものである。また、指掛部も本実施形態の略半円状に限定されるものではなく、他の平面図形状や破断線部を上端として直交する平行な切断線を施すこともできる。
【0021】
図1(c)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第一実施形態に係る側面視断面図で、収納物Sを凹部1に収納し、台紙Rの表面の下半部に、周縁フランジ部2の接着により取り付けられたブリスター体Qの状態を示している。台紙Rは、台紙自体の剛度による形状保持性が求められることから、台紙R自体のサイズや収納物のサイズや重さにより異なるが、200〜450g/m2のコートボールやカード紙等の板紙が多く用いられ、ブリスター体Qの熱接着のためには、ヒートシール剤が加工される。また、ブリスター体Qは、特に限定はされないが、透明性を有するポリプロピレン等の熱可塑性樹脂シートの真空成型により収納物が収容される凹部が形成された後、トリミング工程により外縁、吊下孔、破断線等が形成される。尚、図面に示す本発明の実施形態において、ブリスター体は平面視横長の矩形および側面視で薄い凹部からなるものとしているが、これに限定されるものではなく、収納物の形状に応じて変形形成することが可能である。また、同じく台紙も実施形態においては縦長の矩形状からなるものとしているが、これに限定されるものではない。
【0022】
第一実施形態の開封にあたっては、図1(b)に示した略半円状の指掛部18の破断線を用いて押し破り、その後指掛部18から横方向に開封用破断線15で開封片19を引き開ける操作により、収納物Sを取り出すことができる。尚、本実施形態において開封片19は、一方の端部に破断線を設けず開封時に残存する形式とし、開封時における廃棄物の発生を無くすと共に必要表示部分を残存させたが、収納物によっては、開封部全体を囲繞する破断線として引き開ける操作により開封部を取り去ることもできる。
【0023】
図2は第一実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す説明用側面視断面図で、本実施形態の開封部分の再閉鎖にあたっては、必要量の収納物を取り出し使用の後、或いは収納物を使用して再収納後、開封片19を元に戻し、折曲線11を用いてブリスター体占有面部5の開封片19側を蓋面部12に向けて折り曲げ台紙面同士を重合し、ブリスターパックPの下端辺縁20の略中央部を係合部として係止切込16に係止することにより、ブリスターパックPが減容化され且つ再閉鎖された状態を示している。尚、本実施形態において、係合部はブリスターパックPの直線状からなる下端辺縁20の略中央部としたが、これに限定されるものではなく、図示は省略するが、例えば、ブリスターパックの一方の端辺縁が曲線状、凹凸状や波状で構成されても、係合部とすることができる。同様に、係合部の形状変化により、係止部の係止切込の形状も変更することが可能である。
【0024】
図3(a)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第二実施形態に係る正面側平面図で、第二実施形態のブリスターパックP’は、略矩形状からなる台紙R’表面のそれぞれ上下半部に、折曲線11を介して、それぞれ略同一で平面視略矩形状の凹部1とその周縁に周縁フランジ部2を有する第1ブリスター体Q’1、第2ブリスター体Q’2が収納物S(図示せず)を内包して、それぞれ周縁フランジ部2で接着され第1ブリスター体占有面部6、第2ブリスター体占有面部7を形成すると共に、前記上半部に形成された第1ブリスター体占有面部6の前記折曲線11に対向する端縁辺の延長上に、折り曲げによってブリスターパックP’の下端辺縁20が当接する位置の中央近傍に、前記折曲線11方向に突出する略倒コ字状の係止切込16が刻設される係止部13に続いて、変形三角形状の吊下孔17が穿設される吊下部14が延設されている。尚、先述の第一実施形態と同様に、上記した第1ブリスター体占有面部6、第2ブリスター体占有面部7、係止部13、吊下部14は領域として図外に表記した。前述したように、本実施形態においても折曲線11、係止切込16、及び吊下孔17はいずれも、図示した形状等に限定されるものではない。
【0025】
図3(b)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第二実施形態に係る背面側平面図で、前述の第一実施形態と同様に、台紙R’には穿設された吊下孔17と刻設された係止切込16及び折曲線11がそれぞれ設けられており、さらに正面側に接着された第1ブリスター体Q’1、第2ブリスター体Q’2それぞれの凹部1の外縁近傍位置に、それぞれ開封の切っ掛けとなる略半円状の指掛部18を含む略コ字状からなる開封用破断線15が刻設され、該開封用破断線15で囲繞される領域の開封片19が形成されている。尚、説明は省略するが、本実施形態における開封用破断線15はいずれも、先述の第一実施形態と同様に、図示した形状等に限定されるものではない。
【0026】
図3(c)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第二実施形態に係る側面視断面図で、それぞれ収納物Sを凹部1、1に収納し、台紙R’の表面の上下半部に、それぞれの周縁フランジ部2の接着により取り付けられた第1ブリスター体Q’1、第2ブリスター体Q’2を示している。尚、図に示す本実施形態において、第1ブリスター体Q’1と第2ブリスター体Q’2とは、平面視横長の矩形および側面視で薄い凹部からなり且つ両者を略同一形状のものとしたが、これに限定されるものではなく、それぞれ別形状のブリスター体とすることができる。
【0027】
図4は第二実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す説明用側面視断面図で、本実施形態の開封部分の再閉鎖にあたっては、それぞれ開封部分から必要量の収納物を取り出し使用の後、或いは収納物を使用して再収納後、それぞれの開封片19を元に戻し、折曲線11を用いて第1ブリスター体占有面部6及び第2ブリスター体占有面部7をそれぞれ開封片19側に折り曲げて台紙面同士を重合し、ブリスターパックP’の下端辺縁20の略中央部を係合部として係止切込16に係止することにより、ブリスターパックP’が減容化され且つ再閉鎖された状態を示している。
【0028】
図5(a)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第三実施形態に係る正面側平面図で、第三実施形態のブリスターパックP”は、略矩形状からなる台紙R”表面に、それぞれ略同一で平面視略矩形状の凹部1、1を所定位置に離間すると共に、二分する位置にブリスター体折曲線9を刻設した中間フランジ部3を介し一体に形成した複室ブリスター体Q”が、それぞれの凹部1、1に収納物S(図示せず)を内包して、複室ブリスター体Q”のそれぞれの凹部1、1を併せて囲繞する外周フランジ部4で接着され複室ブリスター体占有面部8を形成すると共に、該複室ブリスター体占有面部8の前記中間フランジ部3に対向する端縁辺の延長上に、前記ブリスター体折曲線9の折り曲げによってブリスターパックP”の下端辺縁20が当接する位置の中央近傍に、前記ブリスター体折曲線9方向に突出する略倒コ字状の係止切込16が刻設される係止部13に続いて、変形三角形状の吊下孔17が穿設される吊下部14が延設されている。尚、先述の第一実施形態と同様に、上記した複室ブリスター体占有面部8、係止部13、吊下部14は領域として図外に表記した。また、説明は省略するが、本実施形態においても係止切込16、及び吊下孔17はいずれも、先述の第一実施形態と同様に、図示した形状等に限定されるものではない。
また、複室ブリスター体Q”の中間フランジ部3に設けたブリスター体折曲線9は、使用される熱可塑性樹脂シートを折り曲げ易くするため、断続する破断線を刻設するものとしたが、これに限定されるものではなく、断続する細帯状開口を穿設することもできる。さらに、折り曲げ操作をスムーズなものとするために、図示は省略したが、ブリスター体折曲線9が重合する位置の台紙R”に折曲線11を付加的に刻設することもできる。
【0029】
図5(b)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第三実施形態に係る背面側平面図で、前述の第一実施形態と同様に、台紙R”には穿設された吊下孔17と刻設された係止切込16がそれぞれ設けられており、さらに正面側に接着された複室ブリスター体Q”に離間して形成されたそれぞれの凹部1の外縁近傍位置に、それぞれ開封の切っ掛けとなる略半円状の指掛部18を含む略コ字状からなる開封用破断線15が刻設され、該開封用破断線15で囲繞される領域の開封片19が形成されている。尚、説明は省略するが、本実施形態における開封用破断線15はいずれも、先述の第一実施形態と同様に、図示した形状等に限定されるものではない。
【0030】
図5(c)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第三実施形態に係る側面視断面図で、収納物Sをそれぞれ離間して形成された凹部1、1に収納し、台紙R”の表面に、外周フランジ部4の接着により取り付けられた複室ブリスター体Q”を示している。尚、図に示す本実施形態において、複室ブリスター体Q”の二つの凹部は、平面視横長の矩形および側面視で薄い凹部からなり且つ両者を略同一形状のものとしたが、これに限定されるものではなく、それぞれ別形状のブリスター体とすることができる。
【0031】
図6は第三実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す説明用側面視断面図で、本実施形態の開封部分の再閉鎖にあたっては、それぞれ開封部分から必要量の収納物を取り出し使用の後、或いは収納物を使用して再収納後、開封片19を元に戻し、中間フランジ部3のブリスター体折曲線9を用いて複室ブリスター体占有面部8をそれぞれ開封片19側に折り曲げて台紙面同士を重合し、ブリスターパックP”の下端辺縁20の略中央部を係合部として係止切込16に係止することにより、ブリスターパックP”が減容化され且つ再閉鎖された状態を示している。
【0032】
図7(a)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第四実施形態に係る正面側平面図で、第四実施形態のブリスターパックP4は、略矩形状からなる台紙R4表面に、それぞれ略同一で平面視略矩形状の凹部1、1を上下所定位置に離間して中間フランジ部3を介し一体に形成される外縁一体複室ブリスター体QRが、それぞれの凹部1、1に収納物Sを内包し、前記凹部1、1を除いた部分で台紙R4に接着させた後、ブリスターパックのトリミング工程で、凹部1、1間の中間フランジ部3を二分して横断するブリスター体折曲線9が穿設されると共に、上方の凹部1の前記中間フランジ部3に対向する端縁辺の延長上に、前記ブリスター体折曲線9の折り曲げによってブリスターパックP”の下端辺縁20が当接する位置の中央近傍に前記ブリスター体折曲線9方向に突出する略倒コ字状の係止切込16が刻設され、該係止切込16の上方に、変形三角形状の吊下孔17が穿設されている。
【0033】
図7(b)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第三実施形態に係る背面側平面図で、前述の図5(b)と略同様に現われ、台紙R4には穿設された吊下孔17と刻設された係止切込16がそれぞれ設けられており、さらに正面側に接着された外縁一体複室ブリスター体QRに離間して形成されたそれぞれの凹部1の外縁近傍位置に、それぞれ開封の切っ掛けとなる略半円状の指掛部18を含む略コ字状からなる開封用破断線15が刻設され、該開封用破断線15で囲繞される領域の開封片19が形成されている。尚、説明は省略するが、本実施形態における開封用破断線15はいずれも、先述の第一実施形態と同様に、図示した形状等に限定されるものではない。
【0034】
図7(c)は本発明の減容化して再閉鎖可能なブリスターパックの第三実施形態に係る側面視断面図で、それぞれ収納物Sを離間して形成された凹部1に収納し、台紙R4の表面全面に凹部1、1を除く部分の接着により取り付けられた外縁一体複室ブリスター体QRを示しており、前述のように、ブリスターパックのトリミング打ち抜き工程により、ブリスター体折曲線9、係止切込16、吊下孔17は、ブリスター体と台紙とに渉って穿設されている。尚、図に示す本実施形態において、外縁一体複室ブリスター体QRの二つの凹部は、平面視横長の矩形および側面視で薄い凹部からなり且つ両者を略同一形状のものとしたが、これに限定されるものではなく、それぞれ別形状のブリスター体とすることができる。
【0035】
図8は第四実施形態に係る減容化再閉鎖状態を示す説明用側面視断面図で、本実施形態の開封部分の再閉鎖にあたっては、それぞれの開封部分から必要量の収納物を取り出し使用の後、或いは収納物を使用して再収納後、開封片19を元に戻し、中間フランジ部3のブリスター体折曲線9を用いてそれぞれ開封片19側に折り曲げて台紙面同士を重合し、ブリスターパックP4の下端辺縁20の略中央部を係合部として係止切込16で係止することにより、ブリスターパックP4が減容化され且つ再閉鎖された状態を示している。
【符号の説明】
【0036】
P、P’、P”、P4 ブリスターパック
Q ブリスター体
Q’1 第1ブリスター体
Q’2 第2ブリスター体
Q” 複室ブリスター体
QR 外縁一体複室ブリスター体
R、R’、R”、R4 台紙
S 収納物
1 凹部
2 周縁フランジ部
3 中間フランジ部
4 外周フランジ部
5 ブリスター体占有面部
6 第1ブリスター体占有面部
7 第2ブリスター体占有面部
8 複室ブリスター体占有面部
9 ブリスター体折曲線
11 折曲線
12 蓋面部
13 係止部
14 吊下部
15 開封用破断線
16 係止切込
17 吊下孔
18 指掛部
19 開封片
20 下端辺縁(係合部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
収納物を収容する凹部および該凹部の周縁に周縁フランジ部を備えたブリスター体と、折曲線を介して略線対称に連設される一方の面を前記ブリスター体の周縁フランジ部が接着されるブリスター体占有面部とし所定部分に開封用破断線を刻設すると共に他方の面を蓋面部とした台紙と、からなるブリスターパックにおいて、前記台紙のどちらか一方の面の前記折曲線に対向する端辺縁を延設して係止部を形成すると共に、他方の面の前記折曲線に対向する端辺縁に係合部を形成してなり、前記折曲線で折り曲げられ重合する前記台紙の前記係合部が前記係止部に係止されることを特徴とする減容化して再閉鎖可能なブリスターパック。
【請求項2】
収納物を収容する凹部および該凹部の周縁に周縁フランジ部を備えた二つのブリスター体と、折曲線を介して略線対称に連設される二つの面に前記二つのブリスター体のそれぞれ周縁フランジ部が接着される第1ブリスター体占有面部と第2ブリスター体占有面部としそれぞれ所定部分に開封用破断線を刻設した台紙と、からなるブリスターパックにおいて、前記台紙のどちらか一方の面の前記折曲線に対向する端辺縁を延設して係止部を形成すると共に、他方の面の前記折曲線に対向する端辺縁に係合部を形成してなり、前記折曲線で折り曲げられ重合する前記台紙の前記係合部が前記係止部に係止されることを特徴とする減容化して再閉鎖可能なブリスターパック。
【請求項3】
収納物を収容する二つの凹部が中間フランジ部を介して離間すると共に前記二つの凹部を併せて囲繞する外周フランジ部および前記中間フランジ部で前記外周フランジ部の前記中間フランジ部に対向するそれぞれの端辺縁間を二分するブリスター体折曲線を刻設して一体に形成される複室ブリスター体と、該複室ブリスター体の前記外周フランジ部が接着されると共に前記中間フランジ部の前記ブリスター体折曲線当接位置で二つの面に区設され前記凹部が当接する所定部分にそれぞれ開封用破断線を刻設した台紙と、からなるブリスターパックにおいて、前記区設された台紙のどちらか一方の面の前記ブリスター体折曲線に対向する端辺縁を延設して係止部を形成すると共に、他方の面の前記ブリスター体折曲線に対向する端辺縁に係合部を形成してなり、前記ブリスター体折曲線で折り曲げられ重合する前記台紙の前記係合部が前記係止部に係止されることを特徴とする減容化して再閉鎖可能なブリスターパック。
【請求項4】
収納物を収容する二つの凹部が中間フランジ部を介して離間すると共に前記二つの凹部を併せて囲繞し且つ容器の外縁を構成する外周フランジ部および前記中間フランジ部で前記外周フランジ部の前記中間フランジ部に対向するそれぞれの端辺縁間を二分するブリスター体折曲線を刻設して一体に形成される外縁一体複室ブリスター体と、該外縁一体複室ブリスター体と同一の外縁を有し前記外縁一体複室ブリスター体の二つの凹部を除く部分で接着されると共に前記中間フランジ部の前記ブリスター体折曲線当接位置で二つの面に区設され前記二つの凹部が当接する所定部分にそれぞれ開封用破断線を刻設した台紙と、からなるブリスターパックにおいて、前記外縁一体複室ブリスター体が接着されると共に区設された台紙のどちらか一方の面の前記ブリスター体折曲線に対向する端辺縁を延設して係止部を形成すると共に、他方の面の前記ブリスター体折曲線に対向する端辺縁に係合部を形成してなり、前記ブリスター体折曲線で折り曲げられ重合する前記外縁一体複室ブリスター体が接着されると共に区設された台紙の前記係合部が前記係止部に係止されることを特徴とする減容化して再閉鎖可能なブリスターパック。
【請求項5】
前記係止部に前記折曲線もしくは前記ブリスター体折曲線方向に突出する略倒コ字状からなる係止切込を刻設し、前記係合部が前記係止部の前記係止切込に係止されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の減容化して再閉鎖可能なブリスターパック。
【請求項6】
前記台紙もしくは前記外縁一体複室ブリスター体が接着された台紙の前記係止切込の前記折曲線に対向する端縁延長上に吊下孔を穿設したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の減容化して再閉鎖可能なブリスターパック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−73721(P2011−73721A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−226602(P2009−226602)
【出願日】平成21年9月30日(2009.9.30)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】