説明

温度及び湿度を独立に制御可能な空調システムの熱源及び冷熱源

本発明は、圧縮機(1)と、連続して接続された第1の凝縮器(2)及び第2の凝縮器(3)と、それぞれが第2の凝縮器(3)に接続された第1の膨張弁(4)及び第2の膨張弁(5)と、それぞれが圧縮機(1)に接続された第1の蒸発器(6)及び第2の蒸発器(7)とを備えた、THIC空調システムの熱源及び冷熱源を開示する。第1の蒸発器(6)は第1の膨張弁(4)に接続されて第1の循環支流を形成し、第2の蒸発器(7)は第2の膨張弁(5)に接続されて第2の循環支流を形成し、並列に接続された第1の循環支流と前記第2の循環支流とが、第2の凝縮器(3)と圧縮機(1)とを接続している。本発明のTHIC空調システムの熱源及び冷熱源は、比較的高い冷凍効率を有し、それにより、エネルギー消費を著しく低減し、且つ、大気環境を保護する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、冷凍及び空調設備の技術分野に関するものであり、より詳細には、温度及び湿度を独立して制御可能な(Temperature and Humidity Independent Control:THIC)空調システムの熱源及び冷熱源に関する。
【背景技術】
【0002】
THIC空調システムは、屋内の温度制御のための独立した顕熱処理システム、及び屋内の湿度制御のための独立した潜熱処理システムから成る空調システムを対象としている。THIC空調システムは、空調システムの性能を改善し、エネルギー消費量を低減し、屋内の空気の質を高め、且つ、大気環境を保護するという利点により、近年益々広く用いられている。特許文献1は、ヒートポンプにより駆動される、液体乾燥剤を用いた高効率なフレッシュエア処理ユニットを提示している。
【0003】
このフレッシュエアユニットは、乾燥剤濃縮溶液をヒートポンプの蒸発器(エバポレータ)により冷却して溶液の吸湿能力を高めるとともに、吸湿プロセス中に放出される潜熱を除去する。また、このフレッシュエアユニットは、再生された希薄溶液を同一のヒートポンプの凝縮器により加熱する。この溶液は、全熱回収の排気を用いた全熱交換を実行することにより濃縮され、再生された溶液となる。
【0004】
特許文献1に提示されているヒートポンプ駆動式液体乾燥剤フレッシュエアユニットのエネルギー効率比(EER)は比較的高く、このフレッシュエアユニットの実用性は非常に有望である。以下に記載するTHIC空調システムにおいて、液体乾燥剤フレッシュエアユニットとは、特許文献1に提示されたヒートポンプ駆動式液体乾燥剤フレッシュエアユニットを示す。
【0005】
図1は、先行技術におけるTHIC空調システムの動作原理を示す概略図である。屋内の顕熱が冷凍機1からの高温(約18℃)冷水により除去され、屋内の潜熱が液体乾燥剤フレッシュエアユニットからの乾燥した冷たいフレッシュエアにより除去される。液体乾燥剤フレッシュエアユニットにおいて、液体除湿器により要求される冷却能力、及び、液体再生器により要求される加熱能力が冷凍機2により提供される。冷凍機1及び冷凍機2は、THIC空調システムの熱源及び冷熱源と見なすことができる。
【0006】
先行技術におけるTHIC空調システムの熱源及び冷熱源に関し、冷凍機1は、通常、比較的大きい冷却能力を有するターボ冷凍機又はスクリュー冷凍機であり、冷凍機2は、通常、比較的小さい冷却能力を有する渦流冷凍機である。冷凍機2として、ターボ冷凍機は用いられない。なぜなら、慣用のターボ冷凍機の冷却能力は数千キロワットであり、冷凍機2により要求される冷却能力は、通常のフレッシュエアの必要条件(18000m/時未満)によれば通常200kw未満であるからである。
【0007】
しかし、渦流冷凍機の冷凍効率は、通常、ターボ冷凍機の冷凍効率よりも低い(渦流冷凍機の定格値は通常3〜4であるのに対し、ターボ冷凍機の冷凍効率の定格値は5〜6である)。ターボ冷凍機を、渦流冷凍機の冷却能力レベルを有する程度に十分に小さくすることができるならば、渦流冷凍機をターボ冷凍機に置き替えることが可能である。
【0008】
要約すると、先行技術のTHIC空調システムの熱源及び冷熱源の冷凍効率は比較的低く、エネルギー消費量を低減して大気環境を保護することには不利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】中国特許出願公開第1862123号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明により解決されるべき技術的課題は、上記の欠点に対して、エネルギー消費量を低減し且つ大気環境を保護するために、冷凍効率が高められたTHIC空調システムの熱源及び冷熱源を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の技術的課題を解決するために、本発明は、THIC空調システムの熱源及び冷熱源であって圧縮機1と、連続して接続された第1の凝縮器2及び第2の凝縮器3と、前記第2の凝縮器3に接続された第1の膨張弁4と、前記第2の凝縮器3に接続された前記第2の膨張弁5と、前記圧縮機1に接続された第1の蒸発器6と、前記圧縮機1に接続された第2の蒸発器7とを備えた熱源及び冷熱源を提供する。前記第1の蒸発器6は前記第1の膨張弁4に接続されて第1の循環支流を形成し、前記第2の蒸発器7は第2の膨張弁5に接続されて第2の循環支流を形成し、並列に接続された前記第1の循環支流と前記第2の循環支流とが、前記第2の凝縮器3と前記圧縮機1とを接続している。
【0012】
前記圧縮機1が遠心圧縮機であるのが好ましい。前記第1の膨張弁4が、前記第1の蒸発器6の出口冷水の温度を調節するために用いられるのが好ましい。前記第2の膨張弁5が、前記第2の蒸発器7の出口希釈溶液の温度を調節するために用いられるのが好ましい。
【0013】
本発明は、さらに、THIC空調システムの熱及び冷熱源であって、1以上の冷凍機aと、1以上の冷凍機bを備え、前記冷凍機aが、環を形成するように互いに接続された、第1の圧縮機1aと、第1の凝縮器2aと、第1の膨張弁3aと、第1の蒸発器4aとを含み、前記冷凍機bが、環を形成するように互いに接続された、第2の圧縮機1bと、第2の凝縮器2bと、第2の膨張弁3bと、第2の蒸発器4bとを含む熱源及び冷熱源を提供する。
【0014】
前記第1の圧縮機1a及び前記第2の圧縮機1bが遠心圧縮機であるのが好ましい。
前記1以上の冷凍機aがそれぞれ独立に制御され、前記1以上の冷凍機bがそれぞれ独立に制御されるのが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、屋内の顕熱及び屋内の潜熱を除去するための圧縮機として1つのターボ冷凍機が用いられるTHIC空調システムの熱源及び冷熱源を提供することにより、小規模なTHIC空調システム(全冷却能力が250kW未満)の熱源及び冷熱源に求められる要件を満たすことができる。
【0016】
本発明は、さらに、屋内の顕熱及び屋内の潜熱をそれぞれ独立に除去するために少なくとも2つのターボ冷凍機が圧縮機として用いられる他のTHIC空調システムの熱源及び冷熱源を提供することにより、大規模なTHIC空調システム(全冷却能力が500kWよりも大きい)の熱源及び冷熱源に求められる要件を満たすことができる。
【0017】
従来の渦流冷凍機と比較して、ターボ冷凍機は、冷凍効率に関する明確な利点を有するので、ターボ冷凍機をTHIC空調システムの熱源及び冷熱源として用いることにより、全冷凍効率が高められ得る。従って、エネルギー消費を著しく低減し、且つ大気環境を保護することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】従来技術におけるTHIC空調システムの動作原理を示す概略図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るTHIC空調システムの熱源及び冷熱源を示す構造概略図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るTHIC空調システムの熱源及び冷熱源を示す構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本発明を実施するための特定の実施形態について、図面及び実施形態を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態は、本発明の説明として提示されるものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0020】
<第1の実施形態>
図2は、本発明の第1の実施形態に係るTHIC空調システムの熱源及び冷熱源を示す構造概略図である。図2に示されているように、THIC空調システムの熱源及び冷熱源は、圧縮機1と、連続して接続された第1の凝縮器2及び第2の凝縮器3と、第2の凝縮器3に接続された第1の膨張弁4と、第2の凝縮器3に接続された第2の膨張弁5と、圧縮器1に接続された第1の蒸発器6と、圧縮機1に接続された第2の蒸発器7とを備えている。
【0021】
第1の蒸発器6は第1の膨張弁4に接続されて第1の循環支流を形成し、第2の蒸発器7は第2の膨張弁5に接続されて第2の循環支流を形成している。並列に接続された第1の循環支流と第2の循環支流とが、第2の凝縮器3と圧縮機1とを接続している。
【0022】
最初に、圧縮機1からの高温(45℃よりも高温)の出口冷媒が第1の凝縮器2に流入し、出口冷媒とは逆方向に第1の凝縮器2の他方を流れる濃縮溶液を加熱する。次に、第1の凝縮器2からの出口冷媒が第2の凝縮器3に流入し、出口冷媒とは逆方向に第2の凝縮器3の他方を流れる冷却水により余剰凝縮熱が除去される。
【0023】
第2の凝縮器3の出口冷媒は、第1の膨張弁4及び第2の膨張弁5によりそれぞれ調節される2つの流れに分岐される。これらの流れの一方が、第1の循環支流に入って第1の膨張弁4を通過してから第1の蒸発器6に流入することにより、出口冷媒とは逆方向に第1の蒸発器6の他方を流れる高温(18〜21℃)の冷水を冷却する。
【0024】
他方の流れは、第2の循環支流に入って第2の膨張弁5を通過してから第2の蒸発器7に流入することにより、出口冷媒とは逆方向に第2の蒸発器7の他方を流れる希釈溶液を冷却する。第1の循環支流及び第2の循環支流の(すなわち、第1の蒸発器6及び第2の蒸発器7の)出口冷媒は、混合されて1つの冷媒流となって圧縮機1に戻る。そして、冷媒は、処理された後に次のサイクルに入る。
【0025】
この実施形態において、THIC空調システムの熱源及び冷熱源の圧縮機1は、遠心圧縮機、例えば、175kWの冷却能力を有する遠心圧縮機である(ワン ジアら(Wang Jia et al.)、「マイクロターボ冷凍機の性能分析(Performance analysis on micro centrifugal chillers)」、中国暖通空調HV&AC、空気調和・衛生工学会論文、2009年、第39巻、第5期、104〜108頁)。
【0026】
この実施形態においては、濃縮溶液入口9を通って第1の凝縮器2に入る濃縮溶液が、冷媒により約45℃に加熱され、濃縮溶液出口8を通って再生器に送られる。冷水入口12を通って第1の蒸発器6に入った冷水が、冷媒により約18℃に冷却され、冷水出口13を通って屋内の顕熱部に送られる。希釈溶液入口14を通って第2の蒸発器7に入った希釈溶液が、冷媒により約14℃に冷却され、希釈溶液出口15を通って除湿器に送られる。
【0027】
この実施形態においては、第1の蒸発器6の出口冷水の温度、及び、第2の蒸発器7の出口希釈溶液の温度が、それぞれ、第1の膨張弁4及び第2の膨張弁5により調節され、第1の蒸発器6及び第2の蒸発器7の冷却能力がそれぞれ蒸発器としての必要条件を満たすものとされる。
【0028】
この実施形態においては、圧縮機1の周波数又はガイドベーン(案内羽根)の角度が、第1の蒸発器6及び第2の蒸発器7の出口冷媒の過熱度に応じて全冷媒流を調節するように調節され、冷凍機の全冷却能力が顕熱及び潜熱を除去する必要条件を満たすものとされる。
【0029】
この実施形態においては、凝縮温度が、冷却水入口11を通って第2の凝縮器3に入る冷却水の温度又は流れを調節することにより調節され、第1の凝縮器2の出口濃縮溶液温度が、濃縮溶液の必要条件を満たすものとされる。
【0030】
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態に係るTHIC空調システムの熱源及び冷熱源の構造概略図である。図3に示されているように、THIC空調システムの熱源及び冷熱源は、1以上の冷凍機aと、1以上の冷凍機bを備え、冷凍機aが、第1の圧縮機1a、第1の凝縮器2a、第1の膨張弁3a、及び、第1の蒸発器4aを含み、これらが互いに接続されて環を形成している。また、冷凍機bが、第2の圧縮機1b、第2の凝縮器2b、第2の膨張弁3b、及び、第2の蒸発器4bを含み、これらが互いに接続されて環を形成している。
【0031】
冷凍機aにおいては、最初に、第1の圧縮機1aの出口冷媒が第1の凝縮器2aに流入し、出口冷媒とは逆方向に第1の凝縮器2aの他方を流れる冷却水により冷凍機aにより発生された凝縮熱が除去される。第1の凝縮器2aからの出口冷媒が、第1の膨張弁3aを通って第1の蒸発器4aに流入し、出口冷媒とは逆方向に第1の蒸発器4aの他方を流れる高温冷水が冷却される。第1の蒸発器4aの出口冷媒は、第1の圧縮機1aに流入し、処理された後に次のサイクルに入る。
【0032】
冷凍機bにおいては、最初に、第2の圧縮機1bの出口冷媒が第2の凝縮器2bに流入し、出口冷媒とは逆方向に第2の凝縮器2bの他方を流れる濃縮溶液を冷媒の高温により加熱する。第2の凝縮器2bの出口冷媒が、第2の膨張弁3bを通って第2の蒸発器4bに流入し、出口冷媒とは逆方向に第2の蒸発器4bの他方を流れる希釈溶液が冷却される。第2の蒸発器4bの出口冷媒は、第2の圧縮機1bに流入し、処理された後に次のサイクルに入る。
【0033】
この実施形態において、第1の圧縮機1a及び第2の圧縮機1bは、例えば、175kWの冷却能力を有する遠心圧縮機である(ワン ジアら(Wang Jia et al.)、「マイクロターボ冷凍機の性能分析(Performance analysis on micro centrifugal chiller)」、中国暖通空調HV&AC、空気調和・衛生工学会論文、2009年、第39巻、第5期、104〜108頁)。
【0034】
この実施形態においては、冷水入口7を通って第1の蒸発器4aに入った高温冷水が、冷媒により約18℃に冷却され、冷水出口8を通って屋内の顕熱部に送られる。濃縮溶液入口10を通って第2の凝縮器bに入る濃縮溶液が、冷媒により約45℃に加熱され、濃縮溶液出口9を通って再生器に送られる。希釈溶液入口11を通って第2の蒸発器4bに入った希釈溶液が、冷媒により約14℃に冷却され、希釈溶液出口12を通って除湿器に送られる。
【0035】
この実施形態においては、1以上の冷凍機aがそれぞれ独立に制御される。また1以上の冷凍機bがそれぞれ独立に制御される。
【0036】
要約すると、本発明は、屋内の顕熱及び屋内の潜熱の両方を除去するために1つのターボ冷凍機が圧縮機として用いられるTHIC空調システムの熱源及び冷熱源を提供することにより、小規模なTHIC空調システム(全冷却能力が250kW未満)の熱源及び冷熱源に求められる要件を満たすことができる。本発明は、さらに、屋内の顕熱及び屋内の潜熱をそれぞれ独立に除去するために少なくとも2つのターボ冷凍機が圧縮機として用いられる他のTHIC空調システムの熱源及び冷熱源を提供することにより、大規模なTHIC空調システム(全冷却能力が500kWよりも大きい)の熱源及び冷熱源に求められる要件を満たすことができる。
【0037】
従来の渦流冷凍機と比較して、ターボ冷凍機は、冷凍効率に関する明確な利点を有するので、ターボ冷凍機をTHIC空調システムの熱源及び冷熱源として用いることにより、全冷凍効率が高められ得る。従って、エネルギー消費を著しく低減し、且つ大気環境を保護することが可能である。
【0038】
上記の実施形態は、本発明を説明するためにのみ用いられるが、本発明の保護範囲を限定するものではない。当業者は、本発明の趣旨及び範囲から逸脱せずに様々な変更及び修正を実行し得る。従って、均等な解決手段の全ては、添付の特許請求の範囲により定義される本発明の保護範囲内にあるものとする。
【符号の説明】
【0039】
1 圧縮機
1a 第1の圧縮機
2 第1の凝縮器
2a 第1の凝縮器
2b 第2の凝縮器
3 第2の凝縮器
3a 第1の膨張弁
3b 第1の膨張弁
4 第1の膨張弁
4a 第1の蒸発器
4b 第2の蒸発器
5 第2の膨張弁
6 第1の蒸発器
7 第2の蒸発器
9 濃縮液入口
11 冷却水入口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度及び湿度を独立に制御可能な空調システムの熱源及び冷熱源であって、
圧縮機(1)と、
連続して接続された第1の凝縮器(2)及び第2の凝縮器(3)と、
前記第2の凝縮器(3)に接続された第1の膨張弁(4)と、
前記第2の凝縮器(3)に接続された第2の膨張弁(5)と、
前記圧縮機(1)に接続された第1の蒸発器(6)と、
前記圧縮機(1)に接続された第2の蒸発器(7)とを備え、
前記第1の蒸発器(6)が前記第1の膨張弁(4)に接続されて第1の循環支流を形成し、
前記第2の蒸発器(7)が前記第2の膨張弁(5)に接続されて第2の循環支流を形成し、
並列に接続された前記第1の循環支流と前記第2の循環支流とが、前記第2の凝縮器(3)と前記圧縮機(1)とを接続している熱源及び冷熱源。
【請求項2】
前記圧縮機(1)が遠心圧縮機である請求項1に記載の熱源及び冷熱源。
【請求項3】
前記第1の膨張弁(4)が、前記第1の蒸発器(6)の出口冷水の温度を調節するために用いられる請求項1に記載の熱源及び冷熱源。
【請求項4】
前記第2の膨張弁(5)が、第2の蒸発器(7)の出口希釈溶液の温度を調節するために用いられる請求項1に記載の熱源及び冷熱源。
【請求項5】
温度及び湿度を独立に制御可能な空調システムの熱源及び冷熱源であって、
1以上の冷凍機(a)と、
1以上の冷凍機(b)を備え、
前記冷凍機(a)が、環を形成するように互いに接続された、第1の圧縮機(1a)と、第1の凝縮器(2a)と、第1の膨張弁(3a)と、第1の蒸発器(4a)とを含み、
前記冷凍機(b)が、環を形成するように互いに接続された、第2の圧縮機(1b)と、第2の凝縮器(2b)と、第2の膨張弁(3b)と、第2の蒸発器(4b)を含む熱源及び冷熱源。
【請求項6】
前記第1の圧縮機(1a)及び前記第2の圧縮機(1b)が遠心圧縮機である請求項5に記載の熱源及び冷熱源。
【請求項7】
前記1以上の冷凍機(a)がそれぞれ独立に制御され、
前記1以上の冷凍機(b)がそれぞれ独立に制御される請求項5に記載の熱源及び冷熱源。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−519066(P2013−519066A)
【公表日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−509427(P2013−509427)
【出願日】平成23年4月12日(2011.4.12)
【国際出願番号】PCT/CN2011/000642
【国際公開番号】WO2012/139248
【国際公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【出願人】(598098331)ツィンファ ユニバーシティ (534)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)